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しもさんの「気になる一言」
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2021年10月03日(日)
虫の音を聴く会

10月に入っても、またまだ日差しは強いけれど、
やはり、季節はゆっくりと移り変わっていきながら、
夕方にでもなれば、すっかり「秋の音」というべき、
虫の鳴き声が、どこからともなく聴こえてくる。
コロナ禍だからというわけではないけれど、これからは小さなイベント、
それも季節感を感じられるものが好まれるのではないか、と思う。
そこで最近思いついたイベントは、
「コオロギ、スズムシ、マツムシ、カンタンなどが庭園内に響き渡ります」を
サブタイトルとした(柿田川で)「虫の音を聴く会」の開催。
主催者も何も準備をしない、ただ、秋の虫の音に耳を澄ませるイベント、
それはそれは静かな、そして季節を感じられるイベントとして、
じっくり育てていきたいな、と思う。
実は、この「虫の音を聴く会」。
何を隠そう、数年前から、私はひとりで楽しんでいる。(汗)
虫の鳴き声で、虫の種類が言い当てられるほど詳しくないけれど、
あの夏の真っ盛り、セミの大合唱を聴き続けたからこそ、
「ひぐらし」の「カナカナ」の鳴き声を耳らした頃から、秋を意識し、
だんだん変わっていく、柿田川(音の風景)を楽しんできた。
これからしばらくは、秋の虫の音を楽しみ、
そのあとは、紅葉、アユの遡上・産卵、毛嵐・・へと、
視覚・触覚で季節を感じるようになっていく。
定点観測をしているからこその楽しみって、
こういうことなんだよなぁ。



2021年10月02日(土)
「柿田川ブルーホール」の注意看板移設、SNS映え

「緊急事態宣言」前と後を定点観測の写真で比べると、
確実に季節は変化し、それに伴って音も匂いも変わった。
しかし、私はもっと素敵なことを発見した。
(実態は、緊急事態宣言のちょっと前だったが・・)
それは、第2展望台から眺める形の「柿田川ブルーホール」。
この青い輪を撮影し、SNSに投稿してくれる方が多いが、
今までは「コインを投げ入れないでください」の緑の看板が、
このブルーホールの近くに設置されていて、
水がきれいな分、必ず一緒に必ず映り込んてしまい、
あとで確認すると、ちょっと残念な写真になっていた。
しかし、そんな些細なことを、行政に相談したら、
しばらくして、写真に映り込まない場所へ移設してくれた。
注意看板の移設、撤去は、目的があって設置したので、
「そう言われても・・・」と断られるケースが多いから、
今回の対応は、私を喜ばせてくれた。
大きな予算を使い、リニューアルすることだけが整備ではない。
ほんのちょっとした行動が、多くの観光客を失望させず、
喜ばせることができたと思うと、嬉しさ倍増である。
「住民」と「行政」のコラボ(協働)って、こんなことでいい。



2021年10月01日(金)
The Painted Bird

映画「異端の鳥」(バーツラフ・マルホウル監督)から。
久しぶりに、人間の卑劣な部分を思い知った気がする。
制作は、チェコ・スロバキア・ウクライナ合作だけど、
どこの国にもあり得る、差別、いじめ、リンチなどのシーンが
これでもかってくらい続く、見ていて辛い内容だが、
2時間49分の長編・モノクロにもかかわらず、
あっという間に、観終わった。
モノクロの効果は、肌の色も髪の毛の色もわからない。
ということは、自分たちには関係ない外国の話ではなく、
世界のどの国でもあり得る話として受け止められた。
原題「The Painted Bird」で象徴されるように、
黒い鳥を、わざわざ白くペイントして空に放すシーンがあり、
たぶん以前は仲間として認識していたにもかかわらず、
今度は、和を乱す敵として認識し、多勢で攻撃を仕掛け、
傷つき、疲れ果てて墜落する光景が目に焼き付いている。
最近、よく耳にする「LGBT」をはじめとしたマイノリティも、
最初は、こんな状態だったのだろうか。
この「The Painted Bird」も複数だったら、もっと多かったら、
結果はどうなったのだろうか、
そんなことまで深く考えてしまった作品となった。



2021年09月30日(木)
ここでちゃぶ台ひっくり返して、誰が得をするんだ?

第27代自由民主党総裁になった、岸田総裁の特徴は、
「熟慮して慎重」とか「辛抱強さ、我慢強さ」だという。
その性格を知っている人が、説明する例えに出されだのが、
コロナ対策の「国民全員10万円支給」事件。
事件というのはおかしいが、突然の安倍総理の発表に驚き、
ほとんど「生活弱者に30万円支給」で決まっていた閣内を
東奔西走して調整した岸田議員は、
ちゃぶ台をひっくり返したくなるほど、イラッとしたらしい。
けれど、それをしなかった彼の根底には、
「ここでちゃぶ台ひっくり返して、誰が得をするんだ?」という
冷静沈着な判断力がある、という例え。
岸田総裁を褒め上げる意味ではなく、この発想をメモにした。
実は、もっと早く知りたかった・・というのが本音。
私は、何度ちゃぶ台をひっくり返して失敗したことか。(笑)
自分のその時の感情に任せて行動するのではなく、
自分の行動が、周りにどんな影響を与えるか、
そんなことを考えなければいけないことを、教わった気がする。
「えっ、今頃?」なんて、言わないでね。
もう、そういう立場でも、役職でもないから・・。(汗)



2021年09月29日(水)
仮定の話にお答えできません。コメントするに値しません。

やっと(汗)、自由民主党の総裁選挙が終わり、
私が気になってメモした台詞を眺めながら、簡単に振り返ると、
毎日のように、お互いが主張した政策の説明を聴くことができ、
これから、どういう国を目指していくかがイメージできた。
だから、私が「気になる一言」に選んだのは、
マスコミの質問に対する河野議員のコメントである。
選挙戦始まったばかりで「もし総理になったら・・」を前提に、
番組では「幹事長は誰々、官房長官は誰々、政務会長は誰々」と
名前を挙げて、この人事についてどう思いますか?という質問だった。
何か他社を出し抜く話題になるコメントが欲しいのはわかるが、
あまりに幼稚な、そしてくだらない質問に呆れていたら、
私の気持ちを代弁したかのように、河野議員がピシャリと言い切った。
「仮定の話にお答えできません」「コメントするに値しません」
そういえば、総裁選挙後、二階幹事長に
「すみません、誰に投票しましたか?」と質問したマスコミがいて、
「そんなこと、ここでいう話じゃないだろ」って怒られていた。
そんなこと訊いてどうするんだ、いい加減にしろ、と
言われていることに気づいて欲しいな、マスコミの人たちは。
マスコミ各社のくだらない質問、特集して欲しいな。



2021年09月28日(火)
意外と知らない「他県のコロナ対策」

先日、全国に散らばっている友人・知人たちと、
チャットで、月一回の定例情報交換会をしていたら、
話題の多くは「コロナウィルス」関連。
ワクチン注射の接種状況、2回目の副反応の話、
そして、感染者の公表についてなどなど。
「静岡県では、毎日、市町村ごとの感染状況が
発表されて、その数字にみんな一喜一憂しているよ」と、
打ったところ、青森県に住む女性から、
「(青森県は)市町村ごとの数字は発表されていません。
でも、自分の住んでいるところの感染者が多いと
気をつけようと思うみたいで、
いくらか感染対策にはなると思います」と返ってきた。
青森では、保健所管轄単位で発表されるようで、
多くに市町村が管轄となっている弘前保健所は、
弘前市での感染でなくても、多く発表されるから、
弘前市民は憤っています」と、現状も教えてくれた。
私たちが知らされるのは、各都道府県の感染者数だけ。
自分の住む県の、コロナに対する取り組みが、
全国でも一律に行われているとは限らない。
それに気づいただけでも、楽しい情報交換会だった。
さて、緊急事態宣言解除後の他県の対応、
これも違うんだろうなぁ、たぶん。



2021年09月27日(月)
俺は生きているのか? ・死んでないだけじゃないのか?

コロナ感染拡大が続き、外出自粛が求められ、
それに伴って、人とのコミュニケーションも激減し、
気がつくと、今日、誰とも話していない・・
そんな人が増えていることをラジオで知った。
一日中、これからのことを考えると不安が膨張し、
夜になると、特に「マイナス思考」に拍車がかかり、
こんなことを考えるという。
「俺は生きているのか? ・死んでないだけじゃないのか?」
この状態がどれくらい続くかも未だわからず、
たとえ、コロナ感染が収束したとしても、
以前のように、人間関係もうまくやっていけるか、
そんな不安が頭の中を一杯にしてしまう、と言う。
だから、何かしなくちゃ・・と思うが、
それさえもまったく浮かばない。
テレビのワイドショー漬けで思考も停止したらしい。
人に自慢できる趣味もないし・・と嘆いていたが、
趣味なんて、人に自慢するものでなくてもいいし、
逆に、人様に迷惑をかけなければ、
誰にも教えず、内緒でこっそり・・が一番楽しい。
家にいると変なことばかり考えてしまうから、
まずは、外に出ることから始めてみたらどうだろう?



2021年09月26日(日)
一所懸命やるだけ

大相撲九月場所の千秋楽、新横綱・照ノ富士が5回目の優勝。
口数は少ないが、毎回、彼の優勝インタビューに涙腺が緩む。
何を訊かれても「一所懸命やるだけ」が心に残ったが、
たぶん「一生懸命」(いっしょうけんめい)とは言っていない。
「武士が、生活のすべてをその所領にかけること」の意味の
「一所懸命」(いっしょけんめい)」と発声していた。(と思う)
与えられた一ヶ所の土地を命を懸けて守る、そんな意味だが、
まさしく、与えられた「横綱」という地位を守るためには、
いや、相撲界全体を考えた時、自分に与えられた使命は
「一所懸命やるだけ」と自覚していた気がする。
その後に発せられた「土俵の上で頑張っている姿を見せるのが、
お相撲さんの仕事かなと思ってやってました」のコメントは、
老若男女にもわかりやすい「一所懸命やるだけ」の表現だろう。
今回の優勝も、1人ではできなかった・・と感謝も口にしたから、
今回は「一緒懸命」って四字熟語もいいかもなぁ。



2021年09月25日(土)
「海、山、川、公園」がNOで、通勤電車がOKの理由がわからない

今更、訊けない、私の好奇心が納得していない疑問を一つ。
「東京の通勤電車」(最近は満員ではないようだけど・・)
誰もがなぜ?と感じた時、電車は何度もドアが開け閉めされ、
換気が十分されているから大丈夫なんだ、という説明に、
「密閉、密集、密接」が重ならなければいいんだ、と理解した。
最近の政府が示す「3つの密を避けましょう」の説明も、
「換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に、
集団で集まることを避けてください」とあるのに、
今や、海、山、川、公園なども、可能性があるから外出の自粛、
へそ曲がりの私は、どうしても理解できない。
(もちろん、外出していい、と言っているわけではないけれど)
「海、山、川、公園」がNOで、通勤電車がOKの理由、
どう理解すればいいのか、恥ずかしい話、わからない。
これまた、誰か私にわかるように教えて・・と声を上げたい。
今回の「新型コロナウィルス」の感染が、
「空気感染」ではなく「飛沫感染」「接触感染」だとしたら、
やはり「通勤電車」の方が、感染する可能性は高くはないのか。
少人数の「会議」「研修」もダメだとしたら、テーブルを囲んで、
1日の様子を語り合う、夕食もダメになってしまわないのだろうか。
う〜ん、私の頭では、全く理解不能状態。
読者の皆さん、本当にわかってる? (すみません、疑って・・(汗))



2021年09月24日(金)
ひとりになる時間がなくて、充電できてないの

映画「ANNA アナ」(リュック・ベッソン監督)から。
ヒロインのアクションだけでも、手に汗握るスリルとスピード感、
さらに、緻密な脚本に裏打ちされた、どんでん返しのストーリー、
久しぶりに、頭の中がスッキリした。(汗)
あれっ、KGBの諜報部員?、CIAの諜報部員?と私たちを惑わせて、
次第に、どちらからも、仲間にしたい存在でもあり、
恐れられる存在となったヒロインの活躍が眩しかった。
いろいろな場面で、判断を迫られることになるが、
「『分かれ道』も『選択肢』も聞こえはいいけど、
結局はクソみたいな生活が待っているだけ・・」と投げ捨てる台詞、
かっこよかったなぁ。
24時間、365日、KGB・CIAに行動を監視されている主人公・アナは、
息を抜く暇もない。絶えず、プレッシャーと戦っている。
そんな彼女が、ボソッと漏らしたセリフが、私には引っかかった。
たしか彼女の元気のない様子を心配し「どうしたの?」と問いかけられ、
「 ひとりになる時間がなくて、充電できてないの」と答えた。
明晰な頭脳と抜群の身体能力を持った彼女が、
心身ともに充電する方法は、ひとりになること。
朝から晩まで、人に会っている仕事をする人は、思い当たるだろう。
意識して「ひとりになる時間」を持つことは、
心身の疲れをとり、空きスペースに気力を充電していく大切な作業。
また一つ、映画からいいことを教わったなぁ。