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2021年07月05日(月) ■ |
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「テレビニュース」の情報発信力 |
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今回の長雨が原因で、熱海市の土石流被害をはじめ、 自宅近くの橋が折れ崩落したり、家が流されたり・・と、 全国ニュースに取り上げられたからか、 北は北海道、南は山口県あたりの友達も含め、 本当に多くの人から「大丈夫?」というメッセージが届いた。 実は最近「テレビ」の情報発信力は「ネット」の力に押され、 だいぶ弱くなってきた、とこの場でも書いた気がする。 しかし、今回頂いたメッセージのほとんどは、 「テレビで『清水町』って言っていたから」と綴られていた。 不思議なことに「ネットで知ったけど・・」という人はなし。 やはり、災害などの情報収集は「テレビ」がベストと理解した。 なぜかな?、とじっくり考えてみたら、 やはり、手慣れたリモコンで、テレビスイッチを入れるだけで、 一方通行であるが、瞬時に被害の情報が手に入る。 それも、多くのチャンネルでほぼ同じ内容の報道だから、 受け側が、情報を選ぶ必要がないからなんだと思う。 今回は特に「テレビニュース」の情報発信力は、絶大だった。 詳細を知るのは、翌日の「新聞」だったし、 メディアの使い分けって、こういうことなんだな、きっと。
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2021年07月04日(日) ■ |
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大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない |
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長雨が続き、数日前から、見たことのない景色が現れ、 話題性だけを目的ならば、スクープ並みの扱いで動画撮影し、 拡散能力の高いSNSなどに、ライブで投稿すればいいのだが、 それは、あまりにも危険すぎる。 その時にしか撮れない景色や、目立ちたい一心の撮影は、 危険な場所に足を踏み入れなければならないことが多い。 だから、私は「ライブではアップしない」と決めている。 自分の投稿がきっかけで、誰かがその場所に出かけ、 撮影に夢中で怪我でもしたら、責任を感じてしまうから。 数日後、記録写真として、実はこんなに凄かったんです、 今は元の景色です・・と紹介するのはいいと思うのだが・・。 今回も、もの凄い勢いで流れる川を、現場レポーター気取りで、 実況する声を入れながら撮影した人の投稿を眺めていると、 自己責任だと思いながらも、やはり心配が先に立つ。 マスコミの人たちの、(災害・台風)現場からの実況中継も、 そろそろ止めて欲しいなぁ、ドキドキしてしまうから。 「大雨が創り出した景色は、ライブでアップしない」 みんなに伝えていかないとなぁ。
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2021年07月03日(土) ■ |
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本流の流れが、支流の流れに大きく影響したかも |
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自宅からほど近い「黄瀬川」が氾濫し、 「黄瀬川大橋」も、一部が折れ、崩落した。 確かに上流部の富士山東南・御殿場方面に大量の雨が降り、 川の勢いが増したことが直接の原因だろう。 しかし私は、駿河湾に注ぐ前に合流する、 「狩野川」の影響が大きかったのではないか、と思う。 「黄瀬川」は「本流・狩野川」の「支流」であり、 実は「柿田川」も「本流・狩野川」の「支流」。 どちらの川も、合流地点での本流の水量が予想以上に多く、 うまく合流できず、そのまま押し戻される形で、 水位が上昇した、そう考えるのが妥当だろう。 狩野川の上流部に当たる、伊豆半島天城地域でも、 負けないくらいの大量の雨が降ったのだから。 結果から推察して、直接の原因を調べることも大切だが、 間接的に影響した原因も考えられる思考を持ちたい。 コロナ感染がなかなか収束しないのも、 国民ののワクチン接種があまり進まないのも、 もしかしたら、大きな間接的な原因があるかもしれない。 「風が吹けば桶屋が儲かる」的発想も大事たがらなぁ、 こういうこう着状態の時は。(汗)
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2021年07月02日(金) ■ |
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「わだち」を徐行する車に人柄を感じる |
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6月の空梅雨が嘘のように、7月に入り大雨の連続。 さすがの私も、徒歩通勤を諦めマイカー通勤したが、 対向車や前を走る車に、人柄を感じていた。 子どもたちの通学時間と重なり、 歩道も、パラソルの花が咲いているのだが、 自動車がスピードを上げて通過すると、 車道のわだちに溜まった水が元気よく、 水しぶきをあげ、子どもたちに襲いかかる。 時には、小学校前の小さな子どもと母親など、 びしょびしょになってしまい、悲しくなってしまった。 そんな光景を目の前で見たドライバーは、 必ず、ブレーキを踏み徐行、減速しながら、 歩行者の脇をゆっくりと通過していた。 普段の運転よりも、こういう日にこそ、 ドライバーの人柄が表に出るな、と思う。 雨の日こそ、歩行者をいたわる運転を・・と願い、 「『わだち』を徐行する車に人柄を感じる」を 一言として、残しておきたい。
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2021年07月01日(木) ■ |
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降りますランプ |
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NHKラジオ「文芸選評」(短歌)のメモだった。 出題テーマも忘れてしまったけれど、 なぜか記憶に残っている短歌がある。 「終バスに2人は眠る紫の降りますランプにとり囲まれて」 遊びなのか、仕事なのかもわからないけれど、 疲れてしまって、どちらかの肩に頭をのせている、 その周りを、ワンマンバス特有の「ランプ」が点灯している。 それも2人を囲むように「紫色」が際立つ、 そんな情景が浮かび、いい作品だなぁ・・と感じた。 しかし、面白い解説があった。 (すみません、選者も忘れてしまいました。(汗)) 実は私たちが、あっ、あれね・・とイメージしているのは、 「降りますランプ」ではなく「止まりますボタン」。 私にとって、へぇ、そうなんだ・・という発見もあったし、 現実を短歌にするからと、正直に表現したら、 「終バスに2人は眠る紫の止まりますボタンにとり囲まれて」、 これでは、字余りにもなるし余韻がないな、と感じた。 今考えると、押すのは乗客の私たちだから「降ります」がいい、 「止まります」だと、主役が運転手だもの。 まぁ、どっちでもいいんだけど、 単語1つで、こんなにイメージが変わるんだなぁ。
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2021年06月30日(水) ■ |
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選んでもらうためには、何をしたらいいか |
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最近、観光分野で仕事をしていて、気になることが増えた。 と言うのは、多くの観光地が、HPやSNSなど、 多角的な情報発信ツールを使い、魅力を発信し続けていること。 それが、全国画一的で、ちょっと怖い気がする。 コロナ感染が「終息」はしなくても、いつか「収束」はする、 その時、全国一斉で「観光客」を奪い合うこととなるが、 旅行行きたい症候群の国民には、ものすごい量の選択肢が示され、 その中から、行きたい場所を選ぶこととなる。 それは、私たちが考えている観光地同士の戦いではなく、 ディズニーランド、ユニバーサルスタジオなどのテーマパークや、 買い物などを楽しむ、アウトレットなどの商業施設、 歴史ある温泉や、ちょっと豪華なリゾートホテル、 コンサート会場、スポーツ競技場など、数えたらキリがない。 そんな中で、付加価値をつけ、他施設と差別化を図りながら、 最後は、選んでもらわなければ、意味がない。 だから、今、考えておかなければいけないのは、 数多くの提案されたプラン・候補の中から、 「選んでもらうためには、何をしたらいいか」に尽きる。 これって、婚活などのイベントに代表される、 相手に「選んでもらう」ことを意識することと同じ。 どんなに素晴らしい才能があっても、選んでもらわなければ、 何も始まらないのだから。
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2021年06月29日(火) ■ |
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日本とイギリスは、家の間取りが似ているから |
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あれっ、誰のコメントだったかな・・と探していたら、 作家・柳美里さんだった、と思い出した。 確か、イギリスアンティーク家具が好きで、 大切にしているって話の中で、メモした話であった。 「どうして、イギリス家具が好きなんですか?」の問いに、 いくつか好きな理由を挙げたあと、 「日本とイギリスは、家の間取りが似ているから」とまとめ、 「島国で狭くてですよ、寸法的に家具もほとんど一緒なんです」と 付け加えた。 他のヨーロッパ家具と違い、イメージがピッタリなんだと思う。 うまく言えないけれど、家具だけが主張せず、 他の家具どもうまい具合に調和がとれているってこと、 そんな意味に理解した。 そういえば、自動車も右ハンドルだし・・ イギリスとの共通点って、多い気がする。 EUから離脱し、自国の文化を大切に守ろうとしたイギリス。 なんだか他の国より、身近に感じちゃうのは私だけかな。
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2021年06月28日(月) ■ |
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大谷の活躍はバランス |
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今シーズン、メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手。 それに合わせて多くの特集記事、特集番組が組まれているが、 その記録の凄さにスポットを当て、大リーグ史上・・と 後追いのように取り上げている記事が目立つ。 私が知りたいのは、どうして今シーズンは、 大谷選手が活躍できているか・・なのだが。 それをズバッと解説してくれたのは、 やっぱりこの道の解説では欠かせない「落合博満」さん。 簡単には説明できないと思っていたら、 「大谷の活躍はバランス」と言い切った。 ハヤトちりの私は「投打のバランス」と勘違いした。 打つことも投げることも含め、野球大好きな大谷選手は、 疲れることなど考慮せず、試合に出続けることで、 精神的なバランスをとっているから・・と解釈した。 しかし、落合さんの視点は、全然違った。(汗) 一回り大きくなった大谷選手の体格を眺めて、 「上半身・下半身、バランス良く鍛えたから」と語った。 アスリートは、オフシーズンなどを利用して、 よく筋肉トレーニングをするが、どうしても弱い部分の筋肉を 強化しようとして、バランスを崩す。 なるほどなぁ・・そういうことだったのか・・さすが。
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2021年06月27日(日) ■ |
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「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」 |
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映画「女は女である」 (ジャン=リュック・ゴダール監督)から。 フランス映画・・というか、ゴダール監督の作品というべきか、 私には、まったく理解できなかった。 観賞後、作品解説を読んで、少しだけ・・なるほど・・と思ったが、 それでも、やっぱり、私には難しかった。 「登場人物が歌わないミュージカルコメディ」という発想に基づいて 制作されたラブコメディ。(らしい) 私の映画鑑賞の仕方が、作品内で発せられる台詞やフレーズに重きを置き、 そのメモから、作品レビューを書くからすれ違うのだと理解した。 監督らしい視点とか、構成とか、色合いとか・・あまり興味がないからか、 心に刺さるものが少なかった、と推察した。 気になった会話は、2つ。 「これは悲劇かい?」「喜劇かい?」「女が絡むとわからん」 人生でも仕事でも、たぶんなんでも、女が絡むことにより、 見方によっては、悲劇にも喜劇にもなる、というのが面白かった。 「すぐ戻る」「なんで男は中座するとき『すぐ戻る』と?」 「卑怯だからよ」「お互い様だ、女は皆ワルだしな」 あぁ、これは国に関係なく、日本人もそうかもなぁ・・・と笑った。 風刺があったり、コントみたいなシーンがあったり、 意味不明なカットも、この作品には必要だったんだろうけれど、 やっぱり、私には難しすぎた。 絶賛の評価が溢れている中で、レビュー投稿するのは、 う〜ん、気が引けるなぁ。(汗)
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2021年06月26日(土) ■ |
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コロナ禍の生涯学習講座は、大学の先生を講師に |
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社会教育、生涯学習の経験が長かったからか、 (他市町の)公民館等の職員から、こうしたコロナ禍の中で、 どうやって講座を企画したらいいですか?、 という質問を受けることがある。 さすがに私が現役の時は、コロナウィルス感染拡大がなかったから、 こうすればいいよ、と経験談を語ることはできないけれど、 こういう時だからこそ、現代が抱える問題として、 住民に向けて、講座・教室の企画を考えたくなる。 そのヒントは、大学で教鞭をとっていた先生方のコメントにあった。 対面授業よりも、オンライン授業の準備の大変さ、を綴った先生方が とても多かったことが私の記憶に残る。 以前から、高齢者の学習意欲はすごかったけれど、 このコロナ禍で、学びたい・・と思う高齢者が増えているし、 コロナ禍で自宅に引き篭もっている高齢者も多いと聞く。 そんな彼らが、テレビのワイドショーばかり見ているのではなく、 まちの文化や歴史を学ぶ機会を与えたら、どんなに盛り上がるか、 考えただけでも、想像がつく。 若い生徒さんたちに教えている大学の先生方、 この1年間溜め込んだ、オンライン授業のノウハウを、 是非、地元の人たちの生涯学習講座に力を貸していただきたい。 それが、学社連携っていうものなんだよなぁ。
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