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しもさんの「気になる一言」
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2021年06月05日(土)
県知事候補の公約、横文字・英単語が多すぎる

四年に一度の静岡県知事選挙が近づいてきた。
今までの実績だけではなく、これからの公約を比較して、
これからなってほしい静岡県の未来像をイメージし、
自分の考えと合っている候補者に投票したいと考え、
選挙広報、新聞、インターネット等で情報を収集しているが、
横文字の単語が溢れて、意味不明の公約が羅列されている。
ほんの数年前まで、地方公務員であった私がこう思うのだがら、
私の親世代にとっては、カタカナ表記の単語が並んでいるに過ぎず、
結局は、優しそう、明るそうなどのイメージ、人柄が先行してしまう。
もちろん、選挙権の幅が広がった若者たちにも、難しいと感じる。
老若男女が有する選挙だからこそ、通訳が必要になる横文字・英単語は
極力避けて欲しいと思うのは、私だけではないだろう。
言葉の意味がわからないということは、公約を比較することもできない。
それは、静岡県民の老若男女に対して優しい、とは言い難い。
長年政治の世界に身を置く自分たちだけがわかる公約こそ、
住民の目線に立っていないことを、早く気づいて欲しいと願う。
あっ、久しぶりに、新聞投稿調になってしまったなぁ。



2021年06月04日(金)
63歳のテーマは「誰かのために」

元旦に考える「新しい一年の行動宣言」とは別に、
なぜか、誕生日に「○○歳のテーマ」を決めている。
今考えると、言葉遊びかもしれないが、
本当に「テーマ」とか「狙い」とか考えるのが好き、
自分でも呆れるくらいだが、そんな自分も好き。(笑)
長年書き続けている日記を検索したら、
各年齢らしい「テーマ」で、苦笑いするしかなかった。
54歳のテーマは「全国の地方新聞紙、投稿掲載に挑戦」
55歳のテーマは「55歳の1年を人生のピークに」
56歳のテーマは「あとは、ぼちぼち・・」
57歳のテーマは「おかげさまで『57歳』になりました」
58歳のテーマは「もうひと踏ん張り」
59歳のテーマは「柿田川大楽」楽長就任。(笑)
60歳のテーマは「お裾分け」
61歳のテーマは「収穫」
62歳のテーマは「リセット」
さて、63歳のテーマは・・・とずっと考えていたが、
珍しいことに、あれやりたい、これやりたい・・が
ぱっと頭に浮かんでこない。(認知症ではありません)
「無欲」というテーマも考えたが、なんだか違う。
こんなこと悩みながらも、楽しみ、面白がっている私の
63歳のテーマは「誰かのために」。
元旦に決めた2021年の行動宣言は「スローライフ」。
だから、丁寧に生きる(スローライフ)ことを念頭に、
「自分のために」ではなく「誰かのために」過ごしてみたい。
そんな1年間があってもいい気がしてきて・・。



2021年06月03日(木)
語尾に「よ」を付ければ、世界が変わるよ

久しぶりに、マッサージ機にかかりながら、
テレビを眺めていたら、ダウンタウンの松本さんが、
こうコメントしていた。
「語尾に『よ』を付ければ、世界が変わる」と。
確かに、紋切り型の言いっぱなしではなく、
たった一文字「よ」を語尾につけるだけで、
柔らかいフレーズに変わる、ということだろう。
「ね」だと、優しくなりすぎちゃうのかな。(汗)
みんなが語尾の「よ」を意識することで、
殺伐とした会話が、少しだけど、ほんわかムードになり、
コミュニケーションがスムーズになる、ということ。
最初は慣れないから「早く起きなさい」「勉強しなさい」に、
遅れてもいいから「「早く起きなさい・・・よ」
「勉強しなさい・・・よ」と付けるだけでもいい。
確かに、世界が変わる、そんな気になってきた。
さすがに、松本さん、目の付け所が違う。
私も、早速、実践してみようっと。
皆さんも、是非、実践してみて・・・・・よ。(笑)



2021年06月02日(水)
「大厄」は、男女とも61歳ではないか

厄年といえば、神社の初詣に行きながら確認するもの、
それくらいのことと考えていたけれど、
最近、身近な人が体調を崩したり、他界したり・・と
あまり、いい話を耳にしないので気になっていた。
そんな時「しもちゃ〜ん」と後輩に呼び止められて、
また年齢の近い先輩が体調不良だと教えてもらった。
そこで、何か原因があるのかも・・と調べてみたら、
厄年とは、数え年で男性が、25・42・61歳、
女性が、19・33・37・61歳になる1年間のことを呼び、
その前年を前厄、後年を後厄として、
それぞれ、3年間の注意を促している。
中でも男性42歳、女性33歳は「大厄」と呼び、
特に注意が必要な年齢、としている。
厄年の時には変化や人生の転機が訪れる人が多いと言われ、
予期せぬ災難にあいやすく、
この年齢での進学・就職・転職・昇進・退職・結婚・出産など、
体調や精神的にも落ち着かないことが増える傾向にある。
この説明に、妙に納得はしたが、
「大厄」は、男女とも61歳ではないか、と感じる。
生活スタイルも変わり、女性も定年まで働く人が増え、
40年近く働いた疲れがどっと出たり、精神的にホッとしたり、
心身ともに、大きな変化を感じる年齢が、男女とも61歳。
この前後の3年間、60歳〜62歳の過ごし方は、
本当の意味の「大厄」として意識し、
63歳以後は、毎年「後厄」が続く、と考えながら、
丁寧に生きていくしかないんだよなぁ。



2021年06月01日(火)
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね

映画「解夏」(磯村一路監督)から。
タイトル「解夏」の意味を説明すると、多くの文字を要するし、
単なる解説になってしまうので、ここでは紹介しない。
視力を失う難病に冒され、不安いっぱいの主人公に、
すでに視力を失った先輩(汗)のアドバイスが面白かった。
「こんなこと慰めでもなんでもないんだけど・・」と語り出し、
「私失明して困ったことはたった1つです。一つっきゃなかったですよ」
「それってなんですか?」という問いに、先輩の彼はこう答えた。
「あのね、朝、歯磨こうと思ったら、
歯ブラシに練り歯磨きを上手にのせられないんですよ」と。
そして、こう続けた。「だけどありゃ、なんだね、
ブラシの上にのせようって固定概念が間違ってたんだね。
翌日には解決しましたよ。
なに、先に練り歯磨きを口の中に入れちゃえば済むんですよ。
この程度のものですって言いたいね」と笑う。
だから、不安になることはないよ、そう言ってくれた。
今までと同じ生活ができないというだけで、
何もできなくなるというわけではないんだ、と強く励ました。
目が見えている時の固定概念を、それまでのプライドを捨てて、
どれだけ崩せるかが、これからの生きるコツだ、と伝えた気がする。
早速、目をつぶって歯を磨いてみた・・なるほど、そういうことか。



2021年05月31日(月)
自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ

NHKラジオ番組「FMシアター」から。
毎週週末の夜(土曜日)、耳で味わう珠玉の物語を届けてくれる劇場、
それが最近おきり入りの「FMシアター」
独創性溢れるオリジナルが私の脳を楽しませてくれる。
今回は「新撰組・土方歳三」が、幽霊として現代に復活し、
五稜郭の舞台、函館が大混乱になる。
最後は、多くの幽霊たちと、函館市民が戦うところまで発展する設定。
しかしメモした台詞を後で読み直すと、
まちづくりのヒントになる視点がいっぱい詰まっていた。
「自分の好きなものぐらい自分で守らなくてどうするのよ」
「人は生きてる間しか夢はみられないんです。みてはいけないんです」
「この時代のことはこの時代の人間が守る」
「なんだかよくわかんないけど、せっかく自分の手で守った街なのに、
出て行くのはどうかな?と思って・・。
この街のためになんか頑張りたくなっちゃった」など。
極端な人口減で寂れていく函館を出ていこうとしていた女性が、
この事件をきっかけに、転出を考え直すシーン。
「郷土愛の醸成」など、カッコいい言葉はいらない。
本気で消滅の危機感を感じ、必死に守ろうとしたこと自体が、
彼女に、郷土愛が芽生えた・・そういうことなんだと思う。
全国で、人口減対策として、移住・定住を促進する施策が花盛りだが、
まずは、今住んでいる住民を留まらせる施策の方が大切だ、と
最近、特に思う。
彼ら彼女らが、本気で住んでいるまちに愛着を感じたら、
その魅力を外に向けて発信してくれるはずだから。



2021年05月30日(日)
今更だけど・・無症状感染ってなに?

コロナ禍の中、いろいろ考えることが多くて、
なんだかモヤモヤした気持ちを抱えながら、床に入った。
ワクチン接種のこと、PCR検査のこと、感染拡大のことなど、
この1年半の慌ただしい動きを振り返りながら、
今更だけど、いくつかの疑問が残ったので、吐き出してみたい。
一番の不安は、PCR検査がコロナウィルス感染用の検査でないこと。
毎日、都道府県の感染者数で一喜一憂しているが、
分母が表示されないのは、なぜなんだろうか?って思うこと。
何人検査して、そのうち何人が陽性で、
なおかつ何人が無症状だけど陽性反応があった、という数字が欲しい。
分母が違う感染者数だけを発表されても、統計として使えない気がする。
それは、外国の感染者数でも同じなんだけど・・と。
それよりもわかりにくいのは「無症状感染」って単語。
症状が出ない感染ってどういうものなのか、って未だにイメージできない。
小さい頃から、病気って症状で判断するものだと思っていたから、
どうもピンとこないのかもしれないが、恥を忍んで聞きたい。
「無症状感染ってなに?」
誰かが言っていたけど「PCR検査陽性者数=コロナ感染者」ではない。
そこのところが、62歳の私には、わからないんだよなぁ。(汗)



2021年05月29日(土)
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

緊急事態宣言が出されるたびに、延長されるたびに、
菅総理や知事、首長から発せられる、お決まりのフレーズ。
それが「皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます」
あまりに、繰り返されてしまっていて、挨拶の枕詞、
「日頃のご理解とご協力に感謝申し上げます」とペアで、
挨拶の常套句として使われる存在となっている。
今年は、流行語大賞にノミネートするくらい、何度も耳にする。
首長でもない行政職員が、住民の前で挨拶する時は、
このふたつのフレーズは、欠かせない。
逆に、このフレーズの間に、気の利いた話題を挟めば、
とりあえず、挨拶に聴こえてしまうから、不思議だ。
(私も現役の時は、よく多用しました。(汗))
だから本当の意味で「ご理解とご協力をお願いする」のであれば、
もう少しインパクトのあるフレーズを使わないと、
こちらはお願いされた気にならない。
ボキャブラリーが少なくて、うまく表現できないけれど、
(国民)住民に「本当に困っているから、行動の自粛をして」を伝える、
何か違った角度からの表現が欲しいと思う。
それも、行動自粛の意味を理解しない・できない人たちや、
それでも協力をしない、と言い切る人たちに、
その切実なお願いが届く周知方法を選択して欲しい。
なんなら、国民から公募してもいいのでは・・とまで思う。
今こそ「言葉の力」に頼って欲しいなぁ。



2021年05月28日(金)
水が怒るんと違いますかのし

NHKラジオ番組「朗読」から。
この番組は、明治以降の日本文学、西洋古典の翻訳を中心に、
著名俳優やアナウンサーの朗読で名作の息づかいを感じられる。
名作をたった一人で朗読するだけの番組だけれど、楽しい。
今回は「有吉佐和子作『紀ノ川』」の一節、
作品の舞台が、紀州和歌山であり「小さな川の流れを呑みこんで
しだいに大きくなっていく紀ノ川のように、
男のいのちを吸収しながらたくましく生きる女たち」の物語だが、
明治・大正・昭和の時代背景をよく表している。
明治時代「紀の川」は、頻繁に氾濫を繰り返して、
下流域の住民を苦しめたようだ。
夫のけんさくが「どうして、氾濫が多いのかな」と首を傾げると、
妻のはながサラッと、こう答える。
「豊かな紀の川を豊かに使わんので、水が怒るんと違いますかのし」
歩きながら聴いていた私は、立ち止まってメモをした。
「川」とか「水」に関する表現に、敏感に反応してしまう。(汗)
「〜のし」というのは、紀州和歌山の方言なのか、
何度も耳にしている間に、違和感なく聞き流せるようになった。
さて、本題のフレーズ。
「豊かな川の氾濫は、豊かな生活になるよう利用されないから、
怒って氾濫する」という視点が気に入った。
せっかく「日本一の湧水量を誇る、自然豊かな柿田川」も、
「地元に住んでいる人々の生活が豊かになるように使わない」と
怒って氾濫するかもなぁ、と思った。
柿田川は、全て湧水だから氾濫することはないんだけど。(笑)



2021年05月27日(木)
不倫ってさ、恋じゃないでしょ

映画「昼顔」(西谷弘監督)から。
物語の内容はどうであれ、不倫をテーマに描かれた作品。
それは、男女の永遠のテーマなのかもしれないが、
ハッピーエンドの結末だけは、映画とはいえ、認めたくない。
映画をそういう視点で観ることは、おかしいのかもしれないが。
しかし不倫に関するメモは、けっこう多かった。
「純愛ごっこのつもり?」「ばっかみたい、何2人で酔ってんの?」
「男は いくつになっても人のものが欲しい。
で、女は奪われるとすごく愛されていると勘違いする。
だから結婚したって、不倫がやめられない馬鹿が多いんじゃない?」
「なんか、ダッさぁ。だって不倫ってさ、恋じゃないでしょ」
「お前たちが楽しんでいる裏で、全てを失う人間がいるってことだよ。
そういう人間の痛み、考えたことないだろ?
そのくせして、彼がどうしたとか奥さんと別れてくれないとか、
気持ちよくしゃべり倒しちゃだめよ」
「泣けば・・・泣いても罪は許されないけどね」
物語は、意外な方向へ展開するけれど、仕方ないのかな。(汗)
不倫している人たち、この作品、真っ直ぐに観られるのかな。