|
|
2019年03月07日(木) ■ |
|
定年退職前に顔見にきました |
|
最近、私の周りで面白いことが起きている。 なぜか、近隣市町の職員の方たちが、突然、 私の現在の職場、地域交流センターに訪れてくれる。 それも、ほとんどが「定年退職前に顔見にきました」とか 「公務員、最後の勇姿を見にきました」なんて、 ふざけたことを言う輩があとを絶たないから、嬉しい。 いつからか、近隣市町の行政職員とも仲が良くなり、 またひと味もふた味も違う、情報交換が続いていたことを、 今更ながらに、嬉しく思う。 そしてまた「清水町の職員でなくなったら、 ○○市(○○町)のまちづくりに力貸してくださいよ」と言われ、 そうか、そういうこともできるのか・・とメモをした。(笑) そう言えば、以前から近隣市町のまちづくりには興味があったし、 近隣市町の職員にも大変お世話になったから、 微力ながらも、情報発信くらいのお手伝いはしちゃおうかな、 そんなことを思っている。 いくら個々の自治体が頑張ろうとも、 この静岡県東部地域全体で発展しなければ、意味がないのだから。 「行政職員だから出来ること、行政職員だから出来ないこと」を見極め、 「出来ないこと」だけでなく「やりにくいこと」も含めて、 少しでも行政経験のある民間人としてお手伝いできれば・・と思う。 わざわざ、私の顔を見に来てくれた彼らにも、恩返ししなくちゃなぁ。
|
2019年03月06日(水) ■ |
|
楽しむのではなくて、面白がることよ |
|
書籍「一切なりゆき」(樹木希林著・文春新書刊・215頁)から。 久しぶりに、半身浴をしながら、一気に読み終えた一冊。 第1章「生きること」にこんなフレーズが紹介されていた。 「楽しむのではなくて、面白がることよ。 楽しむというのは、客観的でしょう。中に入って面白がるの。 面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中。」 (「全身ガン 俳優・樹木希林の死生観」(2017年5月)) この表現を読むまで、私の判断基準としている「ものごとのランク」は、 「詳しい」より「好き」、「好き」より「楽しい」。 「だから、どんなに詳しい人でも、楽しんでいる人には勝てない」 そんなことを「論語」を紹介しながら書いてきた。 しかし、もっと上のレベルがあった。それが「面白がる」。 「面白がる」は、一緒になって行動することで生まれる感覚だから、 バカバカしいことでも「面白がる」、真面目なことでも「面白がる」、 「どうやったら、面白くなるか」を真剣に考えるから「面白い」。 「詳しいより好き。好きより楽しい。そして、楽しいより面白い」 この発想は、さすがに孔子の書いた「論語」にも出てこないな。 やっぱり「樹木希林さん」は、孔子より凄いのかもなぁ。
P.S. (出典「論語」) これを知るはこれを好む者に如かず。 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。 (知っているというのは好むのには及ばない。 好むというのは楽しむのには及ばない)
|
2019年03月05日(火) ■ |
|
もう、カワセミはどこにも普通にいるよね |
|
いつもの柿田川公園散策の途中に耳にしたフレーズ。 大学生らしき人たちの集まりが、写真を撮りながら、 こんな会話をしていた。 「運が良ければ、カワセミが見られます、だって」 「カワセミって、そんなに珍しい?」 「もう、カワセミはどこにも普通にいるよね」 以前、清流のシンボルだった「カワセミ」は、 「翡翠」とも書き、宝石の「ヒスイ」のように持ち上げられた。 しかし、日本全国で自然環境が改善されてくると、 カワセミは、そんなに珍しい鳥ではなくなってきたようだ。 (「ヤマセミ」はまだ珍しいが・・) だから「運がよければ、カワセミが見られます」では、 もう観光客は来ないよ、そういう意味でもある。 しかし「何時にどこへ行けば、必ずカワセミが見られます」 そんな情報ならば、まだまだ貴重かもしれない。 カワセミは、みんなに見られるために訪れるのではなく、 食事のため(餌を取るため)にやってくるのだから・・。 「カワセミ」の扱い方、1つのヒントをいただいた気がするな。
|
2019年03月04日(月) ■ |
|
子供みたいだけど、雨の日は「長靴」 |
|
この数日、柔らかな春雨がしとしとと降り続いている。 朝起きると、なんとなくウキウキするのは、私だけだろうか。 横殴りの雨でもなく、手が凍えるような雨でもなく、 ひと雨ごとに暖かなるのを感じられる雨だからかもしれない。 いや、本当のところは、長靴を履いて出かけられからだ。 小さい頃から、雨が降ると「長靴」を履いて、 ぬかるんだ場所や、歩くのに躊躇するような水たまりを バシャバシャと音を立てて歩くのが好きだった。 しかし、大人になってからは、通勤で長靴を履くことはなく、 雨の日でも皮靴で通勤するのが常だった。 それが、何のきっかけだったか思い出せないが、 今のような季節の頃、しとしと雨の中を長靴で通勤したら、 柿田川公園の中も、水たまりを気にせず歩けたのが嬉しくて、 それ以後、雨の日は「長靴」と決めている。 60歳になると、恥ずかしさがなくなるのか、 子供のように、わざわざ「水たまり」を探して歩く。 周りから「子供みたいですね」「雨の日を喜ぶなんて」と言われても、 この楽しさは、やめられない。 「日日是好日」・・雨の日は雨を楽しむってことなんだけどな。
|
2019年03月03日(日) ■ |
|
違った役割を経験する |
|
四月から走り抜けてきた生涯学習課の最後のイベント、とも言える 「生涯学習フェスティバル2019」が昨日、開催された。 確かに大きなイベントであるが、事前に職員にある提案をしてみた。 イベントにはつきものの「トラブル、ハプニング、アクシデント」 私の経験から判断しても、どれが起きても、なんとかなるだろうと思い、 いつもの決まりきった、職員の役割を変えてみないか、と。 それは、全体統括、来賓者等の接待役をしてきた「課長」の役割も含め、 ガラガラポンしないか、というもの。 狙いは「違った役割を経験することで、いつもと違う景色を見て欲しい」 ただ失敗を恐れ、そうは言っても・・と躊躇されることも想定して、 「最後の思い出に・・」と、自ら「駐車場係をやりたい」と立候補した。 結果、私たち管理職2人は、誘導灯を片手に、来場する町民を出迎えたが、 「これはこれは、課長自ら、駐車場係ですか、申し訳ない」と、 多くの方に声を掛けられ、かえって恐縮されてしまい可笑しかった。 久しぶりに、駐車場内を飛び回り、満車に際しての来場者の不満を聴き、 臨時駐車場の案内をしながらも、楽しく「駐車場係」が出来たことは、 本当の意味で「最後の思い出に」なった、と思う。 そして、スタッフの成長を願う意味での提案だったにも関わらず、 私自身が忘れかけていた「いつもと違う景色」を見せてもらえた気がする。 あと1ヶ月、いろいろな経験をして公務員生活にピリオドを打ちたいな。
|
2019年03月02日(土) ■ |
|
ゆる起業 |
|
へぇ、こんな言葉があるのか・・と感心してメモをした。 何げなく見ていたテレビ番組だったので、 番組名も、放送局も覚えていない。 ただ、私のメモには 「ゆる起業。パン屋さん。ゆる〜く繋がる人の輪」の 3フレーズが残されていただけ。 定年退職を機に起業し、成功した人の特集だった気がする。 実は、定年退職後にどのような生活をしようか、 数年前からいろいろな本を読み漁ったものの、 ほとんどの書籍で「定年退職後の起業は御法度」だった。 残された時間で、一から起業し成功するのは至難の技。 起業なんてものは、体力、気力ともに充実している 30歳代までにすること・・というのが常識のようで、 退職金を元手に・・という発想はやめた方がいい、 そんなメッセージを多くメモしていたので、 今回の放送が、私のアンテナに引っかかったに違いない。 とはいえ、番組内で取り上げた成功例も、 定年前の収入に匹敵するほどの稼ぎではなく、 年金と併せて・・とか、家賃さえ払えれば・・・程度のこと。 さらに、定年後の理想的なライフスタイルとして、 「地域の人とゆる〜く繋がる人の輪」を求めている人には 「ゆる起業」で十分な働き甲斐、生き甲斐が得られるようだ。 一生に一度は「社長」「店長」など、企業のトップ、 言い換えれば「一国一城の主」というのは、 やはり、男の憧れみたいなものだから、 この「ゆる起業」という言葉に触発されて、 なんとなく始める人が増えそうな予感がする。 「吉」と出るか「凶」と出るか、本人の心がけ次第かもなぁ。
|
2019年03月01日(金) ■ |
|
あら、嬉しい!! |
|
たまに、ランチで利用するお店で働いていた人が、 最近、見えないなぁ・・と心配していたら、 久しぶりに、私を見つけて近寄って来てくれた。 「あっ、久しぶり。最近、顔見ないから心配しちゃったよ」と 声を掛けたら、すぐさま「あら、嬉しい!!」の一言。 話を聞けば、他店で働いている人が病気になり、 彼女がヘルプで手伝っていたとのこと。 「そうか・・大変だったね」と言いながらも、 一番最初の「あら、嬉しい!!」のワンフレーズが記憶に残った。 何気ない会話のつもりだったのに・・と照れながらも、 自分の言葉で、そんなに喜んでもらえるなんて・・と こちらが嬉しくなってしまった。 「嬉しい」という気持ち、「寂しい」という気持ちを 口に出すことって、なかなか難しいけれど、 一度、言えるようになると、思っている以上に、 素敵なコミュニケーションが取れるようになる。 「今日も、一緒に飲めて嬉しいよ」 「明日休むのか・・寂しいなぁ」 そんなことでいいから、口に出してみるといい。 (これ実は、ある先輩から教わったことである) きっと、周りの空気が変わることに気付くから。
|
2019年02月28日(木) ■ |
|
ポーカーは「運」じゃない。スキルが必要よ |
|
映画「モリーズ・ゲーム」(アーロン・ソーキン監督)から。 「トップアスリートからポーカールームの経営者へと転身した 実在の女性モリー・ブルームの栄光と転落を描いたドラマ。」とある。 ストーリーはその通りだけど、監督は私達に何を伝えたかったのか、 観賞中にメモした台詞からは、あまり理解できなかった。 彼女の波乱万丈の人生を伝記のように回想したかったのかも。 私の興味関心は、ポーカーが「ギャンブル(賭博)」かどうか。 冒頭、彼女がFBIに逮捕されるシーン。 FBIはこう叫んだ。「容疑は違法賭博の運営だ。分かったか」 違法かどうかは別の問題として、ポーカーは賭博と判断されている。 しかし、こんな会話が登場する。 「連邦法1955条に、ギャンブルは『運のゲームに掛ける』ことと。」 「ポーカーは『運』じゃない。スキルが必要よ」 ルーレットやスロットマシーンのように、単純ではないし、 勝負する相手がいることなので、運のゲームとは言えない。 だから「ポーカーはギャンブルじゃない」という彼女の主張は、 ごもっとも・・とメモをした。 日本の場合は、どう定義されるだろうか・・ちょっぴり気になる。
|
2019年02月27日(水) ■ |
|
「万引きしたら親父に言うぞ(店主)」 |
|
映画「素敵なダイナマイトスキャンダル」(冨永昌敬監督)から。 久しぶりに、文字にできないメモが溢れた。(汗) まだインターネットの写真投稿や動画配信のない時代、 男たちが女性の裸を目にするのは「エロ本」と呼ばれる雑誌、 それを本屋で立ち読みするのにも、ドキドキだった頃の話。 そういえば、エロ本の万引きが多くて困る、という話を、 書店の店主から耳にしたことがある。 そんなことを思い出していたら、なんと冒頭にそのシーン。 書店内に貼られた「万引き防止のメッセージ」3連発。 「万引きしたら親父に言うぞ(店主)」 「万引きしたら警察に突き出すぞ(店主)」 「万引きすると地獄に落ちるぞ(店主)」 いかにも、段々厳しくなるような気がするが、 実は、一番怖いのは「親父に言うぞ」(笑) それにしても、メモしたフレーズを文字にできないなんて。
P.S.(大丈夫そうなのだけ、記録しておきたい) ・革命的デザインはキャバレーにあったのです (蒲田ハワイ) ・「おしんこ祭り」のチラシ作ってよ ・エロ雑誌は、男たちの幻想によりなりたっている ・「芸術」という言葉が女の子を脱がせるための殺し文句 ・エロ雑誌とは、パンツの中の愛についての永久予告編
|
2019年02月26日(火) ■ |
|
質問コーナー中心の講演会 |
|
先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会では、 内容だけでなく、講演の仕方についてヒントをいただいた。 落語と違って「話す内容は決めてない」と言い切り、 「しゃべりたいことがいっぱいあると何もしゃべれない」と続けた。 最近では、プレゼンテーションの画面中心の説明で、 主役のはずの人間にはスポットも当たらない。 さらに、話す前に講演と同じ内容の印刷物を渡され、 これでは、本を読んでも変わらないな、と思うこともしばしば。 それにひきかえ、花緑師匠の講演は、質問コーナー中心の講演会。 通常は、講演会が終わった後に、オマケのように付け足される質疑応答を 講演会の中心に据えて、1つ1つ丁寧に答えていくだけで、 とても印象的な講演会が出来上がることを教えてくれた。 どんな質問が出るかわからないけれど、引き出しがいっぱいある彼には、 このライブ感覚満載の質疑応答形式の方が楽しそうだったし、 その会場に足を運んでくれた人たちを満足させるには、 その人たちの疑問・質問に対して答えていく方が満足してもらえるよ、 そんなアドバイスをいただいた気がする。 どうしても、時間に合わせて講演の内容を組み立ててしまう私には、 衝撃的なことであるが、一度試してみる価値がありそうだ。 その場でしか聴けないからこそ、わざわざ足を運んで聴きたくなる。 そう言うことなんだろうなぁ。
|
|