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2019年02月25日(月) ■ |
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主食は全部薄味、何にでも合うもの |
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先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会メモから。 話の後半、彼は、年を重ねること、についてこう語った。 「豊かさをより受け取っている」と。 もっと面白い表現は「年を重ねるっことは、薄味になること」 言い換えれば「こだわりを捨てる」と言うことらしい。 今までの、俺が、私が・・と言う自己主張をすることもなく、 若い人たちの主張に合わせながら、生活していくと言うこと。 それが、人の生き方なのかもしれないな、と思った。 その時、ハッキリとした定義はしなかったけれど、 「ご飯やパンのような主食のような存在がいい」と表現した。 「主食は全部薄味、何にでも合うもの」 存在感は残しつつ、辛い、甘いなど、個性の強い味てはなく、 どんなおかずにも合わせられる薄味こそが、高齢者の理想の生き方、 そんなことを教えられた気がする。 60歳を過ぎても、自ら個性を発揮しようとするのではなく、 若い人たちの強烈な個性を受け止め、一緒になって体を作っていく そんな役割をしたい、と心から思った。 キャッチコピーは「60歳を過ぎたら、主食になろう」かな。
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2019年02月24日(日) ■ |
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何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも |
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映画「グッバイ・ゴダール!」(ミシェル・アザナビシウス監督)から。 冒頭、ゴダールの賛辞が文字となって飛び込んでくる。 「ジャン=リュック・ゴダール。映画の概念を変えた男だ。 野放しの独創性が放つ魅力。予期せぬおかしさで裏をかく。 物語をずらして政治を語る面白さ。つまり若さと自由だ。」と。 そのゴダールがのめり込んでいった「革命」がテーマとなっている。 日常の生活の中でラジオから流れるのは、革命的な潜水艦の情報は、 「『戦慄号』は穏やかな航行と力強さを兼ね備えます。 静寂の戦いこそが『戦慄号』の特徴と言えるでしょう。 これぞ『戦慄号』の暮らしなり」という意味ありげなフレーズ。 さらに「革命」に対する表現が、所々に散りばめられているのも気になる。 「いいかい、革命は靴と同じ。 左と右があるから・・裸足で歩きたくなる」 「フランスもそうなるさ」「そうかな」「便を出せば、胃も軽くなる」 「学生運動の『運動』こそが重要だ、『学生』ではない」 「何かが壊れ元へ戻れなくなった。これこそ革命なのかも」 そして、最後に「これぞ『戦慄号』の末路なり」のフレーズが現れる。 『戦慄号』(静寂の戦い)イコール「革命」ということなのか。 私には、ちょっと難しいテーマだったかもなぁ。(汗)
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2019年02月23日(土) ■ |
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楽しみにしてるの課長だけだよ |
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職員互助会が企画したくれた「体力テスト」。 まぁ、定年退職間際の思い出に・・と参加したが、 やはり根っからのスポーツ大好き高齢者にとっては、 議会前だからハードな種目は棄権する、と 宣言していたのに、全種目参加してしまった。 参加すると決めたらムキになってしまう性格が よかったのか、悪かったのか・・・(汗)。 特にみんなが嫌がる「持久走」(20mシャトルラン)は 普段から歩いたり、軽いジョギングをしているからか、 棄権と言いながらも、楽しみにしていた種目。(笑) それが周りの人に気付かれ、こう言われてしまった。 「楽しみにしてるの課長だけだよ」 若い人に混じり、彼らの瞬発力やパワーに驚きながらも、 数年前の自分の記録と比較することが何よりの楽しい。 でも体の硬さだけは、なんとかしなくちゃなぁ。
P.S. 職員互助会体力テスト記録 握力 (右)46kg (左)46kg 上体起こし 32回 長座体前屈 38cm 反復横跳び 46回 20mシャトルラン 61回 立ち幅跳び 201cm 総合評価 (A) 体力年齢 35歳〜39歳
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2019年02月22日(金) ■ |
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春のイチゴ狩りと柿田川散策ツアー |
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柿田川公園に訪れる観光客が、どんなバスツアーでくるのか、 とても気になっていた。 少し前までは、伊豆・富士・箱根の観光地に寄った「ついで」に、 時間調整とトイレ休憩も兼ねて、寄ることが多かった気がするが、 最近では、しっかりツアーの目的地として、組み入れられていた。 バスの正面ガラスを掲示されているツアー名をメモしていたら、 この季節は「春のイチゴ狩りと柿田川散策ツアー」。 実際には「柿田川散策ではなく、柿田川公園散策」なのであるが、 それでも、それを目的にツアーが組まれ、参加してくれた方に、 期待はずれだった、と言われないようにするのも、私達の役目。 どんな景色を、どんなおもてなしを求めているのか、 それさえも分からず、ただ案内するのは、やはり違う気がする。 「散策」という文字が与えるイメージは、のんびりなのか、 絶景なのか、はたまた季節感なのか・・ そういうことを観光客に一度訊いてみないと、いけないかもなぁ。
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2019年02月21日(木) ■ |
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半チャーハンの大盛り |
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私がランチでよく利用する中華料理店は、 我が職場に近いせいか、夜の宴も頻繁に開催する。 「〇〇の反省会」「〇〇の打ち上げ」「〇〇のお祝い」等 何か理由をつけては、足を運ぶのだが、 先日、面白いオーダーをも耳にした。(笑) それが「半チャーハンの大盛り」 正式には「ラーメンと半炒飯(半チャーハン)」のセットだけれど、 同席した女性が、私も少しだけチャーハンを食べたい・・と言ったので、 そんな注文になったようだ。 「半炒飯の大盛り」って「普通盛りのこと?」と疑問を持ちながら、 最終的にどんな注文をしたかは、テープルが離れていたので、 分からずじまいだけれど、すぐさまメモをした。 「ラーメン」と「チャーハン」を一つずつ頼むより安いのか、 それ以前に「半チャーハンの大盛り」ってメニューがあるのか、 いろんなことが頭に浮かんで楽しかった。 逆のパターンで「チャーハンと半ラーメン」というのもある。 もし「チャーハンと半ラーメンの大盛り」って注文があったら、 どうするのかな?なんて、くだらない妄想まで・・。 今度、お店の人に訊いてみようかな、半チャーハンの大盛りの値段。(笑)
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2019年02月20日(水) ■ |
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元気は足し算ではなく引き算、休む事で元気が出る |
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先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会メモから。 たった1時間半の講演なのに、生きるヒントはたくさんいただいた。 メモは前後するが、思いついたまま紹介したい。 「あの世は、平和だからこそ、霊はこの世に求めるものは・・」という視点。 「悩みたい、迷いたい、苦しみたい、それがやりたくて、人間界にやってくる」 そう考えると「困難を乗り越えるからこその達成感」が、理解できる。 また、祖父でもあり、落語家で初めての人間国宝となった 「柳家小さん」師匠から教えてもらったもの、という中で、 「万事素直」(人を疑わない)ということを紹介してくれた。 さらには、全国各地からお招きをうけ、楽しみにしてくれている人がいるのに、 体調を崩すわけにはいかない・・という心構えとして、 「元気は足し算ではなく引き算、休む事で元気が出る」というフレーズをいただいた。 最後に「感謝」は大事だが、私は感謝をどう教えたらよいか悩んでいる、と言い、 感謝は教えられることなのか?、と自分の胸の内を明かしてくれた。 結局は「感謝の意味を伝えるには、どう表現するかではなく、 どうあるべきか、と自分がどれだけ実践して見せられるか」と纏めた。 翌日の独演会では「長短」「芝浜」の二席を演目とし、会場内の大喝采を浴びた。 会うたびに、彼の魅力に惹かれていくのには訳がありそうだな。
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2019年02月19日(火) ■ |
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お酒は前にいる人によって味が違うんだ |
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先日、3月で定年を迎える、沼津市役所の同級生と一緒に飲んだ。 38年働いているのに、3人同時に杯を交わすのは初めてかも・・と メンバー同士で大笑いだった。 私のお勧めの居酒屋でお腹を満腹にして、さて二次会・・となり、 これまた私のお勧めのバーに招待した。 ここには一度来てみたかったんだ・・と、同級生の1人が喜び、 ほろ酔い気分で、カウンター越しの女性バーテンダーと会話している。 物珍しいお酒を注文しては、写真に撮って大はしゃぎ。 それを見ている私も、自然と笑みがこぼれたのは、同級生だからか。 そんな彼が、突然、面白いことを言い出した。 「お酒は前にいる人によって味が違うんだ、横にいる人よりもな」 もちろん居酒屋てはなくバーの話だけど、なるほど、とメモをした。 私にはその発想がなかったから、とても新鮮だったし、 こんな台詞を口にし、カウンター越しの女性との会話を楽しんでいる こいつは、楽しいお酒を飲むはずだ・・と羨ましくもあった。
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2019年02月18日(月) ■ |
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僕は自分を使って実験するのが好き |
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先日行われた「柳家花緑師匠」の講演会でメモした、大事なこと3つ。 話の後半になった頃、紹介してくれた。 (1)掃除 (2)笑い (3)感謝 共通している事はお金がかからない、あなたのやる気だけ。 あれっこんな話なら、いろいろなところで耳にしている、と感じたが、 (たぶん、この3つが大事なことは、皆さんも知っているでしょう) そう前置きしたかのように感じたのは、こう続けたからだ。 「知っている知ってないじゃない、実践しているかどうか。 知っただけでは知らないと同じ。実践して初めて知ることになる」 そして「僕は自分を使って実験するのが好き」と纏めた。 あっ・・それだ!!、と私は大きく太く、そのフレーズをメモした。 そして、いつも大切にしている手帳に、同じことを書き込んだのは、 毎日、何回も開く手帳の1ページ目に書き込めば、 その度に、このフレーズを目にし、確認できる、と考えたから。 今やってたいることすべてが、私と言う人間を使って、 実験していると考えられれば、どんな結果になっても驚かない。 知ったことを実践(実験)で試してみることで、初めて自分の身になる。 一生に一度の人生、何でもやってみればいい・・そう言うことなんだな。
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2019年02月17日(日) ■ |
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学習障害、ひっくり返すと、生涯学習 |
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わが町自慢の「第218回泉のまちカレッジ」 講師はなんと翌日に「落語独演会」を開く「柳家花緑」師匠。 演題は「独演会では喋れない話。お値段以上のカロク」 (講演会の参加料は200円なので、講師が花緑さんでも200円(汗)) いつもとは違ったスーツ姿で登場した彼は、ほとんど立ったまま 落語とは違った雰囲気と話術で、私たちを楽しませてくれた。 自らの「発達障害」をカミングアウトし「先端をいく落語家」と 笑いを取りながらも、寄りかかれるところが出来たので とても楽になった、とさりげなく胸の内を明かしてくれた。 彼の発するフレーズは、シャレがあったり、オチがあったり、 私のアンテナに引っかかるメモは溢れたが、今回はこれ。 「学習障害、ひっくり返すと、障害学習」 文字にすると面白くないが、音として聞くと、 「学習障害、ひっくり返すと、生涯学習」となり、1人で苦笑いした。 まさか、我が課が「生涯学習課」と知っての話ではないと思うが、 私のツボにはまってしまった。 冷静になり、文字にして読み返すと、意味もよくわからない(笑)、 けれど「学習障害」も引っくるめて「生涯学習」なのかもなぁ、と、 定年退職間際で「生涯学習」の求めるところが見えてきた気がする。 「生涯学習、ひっくり返すと、学習障害」という意味にもとれるし、 生涯学習って、本当に奥が深いなぁ。
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2019年02月16日(土) ■ |
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柿田川(公園)を案内する人を、丁寧に案内する |
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柿田川公園内を、朝夕の通勤路にしていると、 時々、観光客ではない人たちのグループと出くわす。 先日は、就職したばかりだろうか、新米バスガイドさんらが 先輩バスガイドに連れられ、まだ朝早い時間帯に、 柿田川(公園)の案内方法、案内ルートなどを教わっていた。 それが私の通勤ルートとダブり、彼女らと一緒になって 先輩バスガイドの説明を聴くことになってしまった。(笑) 気分は、新米バスガイド・・というつもりで聞いていたが、 ついつい、先輩バスガイドをはじめ、初々しい彼女らに、 地元ならではの情報を伝えたくなってしまった。 例えば「神秘なブルーの湧き間」を見て歓声を上げていたが、 「実は、第2展望台の湧いている様子は、午後になると、 太陽光の反射で見えないんですよ」など。 「えっ、そうなんですか?」と、一番反応したのは、 先輩バスガイドだった。 「これからは、柿田川公園は午前中に寄りますね、 そういった情報はありがたいです、ありがとうございました」 そんなことを言われ、ふっと気がついたこと。 柿田川(公園)を案内する人を、丁寧に案内するのも、 ひとつの広報戦略だな。
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