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しもさんの「気になる一言」
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2017年02月09日(木)
水の清らかさは、日本人の美意識の基本です

小冊子「静岡県総合情報誌 ふじのくに」(vol.27)から。
「県知事鼎談」の特集記事は、
「これからの日本がなすべき 美的な文化の涵養と発信」
(大橋良介氏×東郷和彦氏×川勝平太県知事)
知事がこんなことを述べていた。
「日本における美の根源は、自然であると思います。
水がきれいなので『みずみずしい』とか
『水際立った』などの表現が生まれました。
水の清らかさは、日本人の美意識の基本です。
美意識自体は多様ですが、日本では、
水が物的基準になっているのではないでしょうか」と。
大橋氏もそれに呼応するかのように、
「中国で美しいとされるものは、玉、宝玉です。
それに対して、日本は水。
つまり、宝玉という永劫的なものではなく、
さっと流れる透明な水に日本人は美を感じていました」。
ということは、水のきれいなまちは、日本の美の聖地?と
ひとりで空想が膨らみ、ニヤけてしまった。(笑)



2017年02月08日(水)
判断基準を満たさない企業活動は行わない

内外情勢調査会主催(2月全国懇談会)
講師「小林喜光」氏(経済同友会・代表幹事)
演題「Japan2.0 最適化社会に向けて」から。
講演中、何度も口にした「最適化」。
以前のような「集中・分散」の繰り返しでは、
今の日本の課題解決できず、これからは「最適化」と強調した。
辞書によれば「最適化」とは「実行環境に応じて、
最大の処理性能を発揮できるようにプログラムやデータの形式を
調整すること。(効率的にアクセスできるようにする)
無駄を省いて最高の結果を出せるように調整すること」であり、
代表取締会長を務める「三菱ケミカルホールディングス」は、
「3つの判断基準(criteria)を制定」したことを紹介していた。
・Sustainability(環境・資源)・Health(健康)・Comfort(快適性)
私が注目したのは、この判断基準よりも、
「判断基準を満たさない企業活動は行わない」ということ。
その判断に迷いはなく、徹底した「断捨離」が行われただろう。
新規の事業も、既存の事業も、基準を順守し、ぶれない判断力。
それが、企業イメージを作り、ブランド化されていくに違いない。
「お付き合いで・・」とか「仕方なく・・」ではなく、
戦略として「判断基準を満たさない企業活動は行わない」は、
インパクトがあった。今後の判断基準の参考にしたい。



2017年02月07日(火)
貴族と罪人には共通点がある。

映画「レジェンド 狂気の美学」
(ブライアン・ヘルゲランド監督)から。
1960年代のロンドンが舞台のこの作品でありながら、
今でも、通じるところがあるなぁ、とメモしたのは、
主人公のひとりが「有名人が気に入る店は成功する」とばかり
「ナイトクラブ」を経営するシーン。
「貴族と罪人には共通点がある。彼らはわがままで飽き性で・・
ろくに働きもせず金を欲しがる。
ひいては中産階級の規律や倫理観は無視して・・
己の欲に従い、人生のルーレットを回すのだ」と。
金持ちと犯罪者は、紙一重だとも言えるこの例えは面白かった。
自分の常識が社会の常識とかけ離れていてもお構いなし、
違うところは、お金持ちはルーレットで負けても平常心だが、
罪人は行き場をなくし、犯罪に手を染めるしかなくなること。
この「狂気」とも思える行動こそ、貧富の差が激しい今日、
予想もつかない行動が大きな事件を起こす要因となっている。
ところで、主人公となっている「ギャング」のクレオ兄弟、
実在していたことに驚く。(「ギャング」は死語?)
しかし、もっと驚いたことは、まだ50年ほど前の話であり、
フィクションではなく、ノンフィクションであったこと。
いや、裏の世界、闇の世界は、今でもあるんだろうなぁ。



2017年02月06日(月)
目指すのは「観光地」ではなく「感幸地」

書籍「観光立国の正体」
(藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。
「観光立国」を旗印に、全国で「観光」にスポットが当たる。
さらに「東京オリンピック2020」を追い風にして、
猫も杓子も「観光」「観光」の大合唱であるが、
著者の藻谷氏は、あえてこんなフレーズを残している。
「これからは、ただの『観光地』ではなく、
旅行者と住民にとって幸せを感じられる地域としての
『感幸地』を目指すべきではないでしょうか」と。
観光を生業にしている人がほとんどいない我が町にとって、
この、住んでいて幸せに感じる「感幸地」を目指す、のは、
とても参考になった。
まずは、どんなターゲットが、どんなことに幸せを感じるか、
それを調べるところから始めなくちゃなぁ。
「産業感幸課」としては・・(笑)



2017年02月05日(日)
今度、狙われたら地球はどうなるか・・

映画「インデペンデンス・デイ リサージェンス」
(ローランド・エメリッヒ監督)から。
1996年公開「インデペンデンス・デイ」(ローランド・エメリッヒ監督)
の衝撃が強くて「インデペンデンス・デイ」と名が付く作品が気になり、
その度に、何度、騙されたことか。(汗)
映画「インデペンデンス・デイ2014」( W・D・ホーガン監督)
映画「インディペンデンスディ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督)
どちらも続編ではなく、評価に値しないチープな内容だった。
特に「2016」の場合、本作が公開され話題になっていたので、
完全に「続編」と勘違いして、自分の選択に怒りをぶつけていた。
やっと「20年ぶりの続編」を鑑賞し、感想は「えっ、これが続編?」。
時間と制作費は掛けたのかもしれないが、期待を大きく裏切ってくれた。
無理やり「恋愛」「親子愛」「友情」みたいなものが入り込み、
さらに「宇宙船の直径は4800キロです」と、大きすぎてリアル感なし。
監督は、私たちに何を伝えたかったのか、それさえ分からない。
キーワードとして(人間でもエイリアンでも、敵に対して)
「背後から仕留める」闘い方がベスト、が残ったくらい。(笑)
最後に、こんな台詞がある。
「今度、狙われたら地球はどうなるか・・」
おいおい、また「続編」を作る気でいるのか?と呆れてしまった。
たぶん・・私はもう観ないだろうなぁ、「独立記念日」関連は。



2017年02月04日(土)
日本には「世間」がある

隣町の「男女共同参画啓発講演会・つどい長泉」
講師「吉永みち子」さん。(ノンフィクション作家)
演題「自分らしく生きる」から。
「なんとか、自分らしく生きているつもりでも、
『本当に自分らしく生きてる?』と2度、3度訊かれると、
なんだか不安になる」という投げかけがスタートだった。
それくらい「自分らしく生きる」ということを、
私たちは、難しく考えているのかもしれない、と思った。
多くのメモの中から、私がピックアッブしたのは、
「日本には『世間』がある」というフレーズ。
性別に関係なく、いくら自分らしく生きようとしても、
日本には「世間」という壁があることを指摘していた。
「世間が許さない」「世間がダメだと言っている」という表現で、
「自分らしく生きること」を阻害しているということだろうか。
(「世間」に様を付けて「世間様が許さない」とまで・・(汗))
若い頃、彼女は「競馬新聞の記者」になることを
「世間体」を理由に反対した母親に対して
「説得するから、世間様の窓口を教えてくれ」と迫ったとか(笑)。
その後「世間」の正体が「気配」とか「匿名」だと気付いたようだ。
だからこそ「男女平等」「男女共同参画」を実現させるためにも、
その「世間」という壁(枠)を破ろう、と語ってくれた気がする。
しかし私たちは「ネットの中にも『世間』を作ってしまう」とも。
ちょっと常識外の発言や行動をすると「世間」に叩かれ、炎上するから、
「世間」を意識した書き込みが増え「いいね」ばかりを意識する。
「自分らしい生き方」とは「自分らしい発言」から・・と私は思う。
(小文字)の「i」ではなく、(大文字)の「I」でありたい。



2017年02月03日(金)
よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である

講師「山田泰久」(NPO法人CANPANセンター代表理事)
演題「認定・仮認定NPO法人向け 広報力強化講座」より。
今まで、数多くの団体とお付き合いをさせていただきながら、
私がずっと感じていたことは、
せっかく素晴らしい活動をしているのに、
どうして、スポットが当たらないのかな?ということだった。
そのヒントが「よい団体」の定義であった。
「よい団体とは、よい活動とよい情報発信をしている団体である」
以前は、物珍しかったNPO団体も、今や、約51,000団体。
全国のコンビニ店55,000店に匹敵するくらい増えている。
少なかった頃は、「何をやってもまわりが気付いてくれた」し、
新聞にも取り上げられ、活動の情報発信ができていたけれど、
今は、なかなか難しい。
だから「よい活動とよい情報発信をしている団体」が目立つ。
逆に言うと「情報発信が下手だと、活動が知られない」となる。
もっと言うと「活動」と同じくらい「情報発信」に力を入れる、
それこそが、その団体を支えていくことになると思う。
「よい活動をしていれば、きっと誰かが気付いてくれる」
そんな時代は、終わったってことなのかな?



2017年02月02日(木)
今だけ、ここだけ、あなただけ

書籍「観光立国の正体」
(藻谷浩介・山田桂一郎共著・新潮新書刊・265頁)から。
目から鱗の気付きは、いろいろあったけれど、
フレーズとして一番気に入っているのは、
「今だけ、ここだけ、あなただけ」という発想。
公務員としての癖が抜けないのか、
「いつでも、どこでも、誰にでも」同じサービス提供が
大前提だと思い込んでいたが、観光に関しては、違うらしい。
「お金よりも「その場でしか体験できないこと」の方に、
価値があるのです」と諭してくれた。
「『今だけ、ここだけ、あなただけ』と言えるモノやコトを
提供できるようになれば、お客様と事業者の双方にとっての
メリットを生むことになるのです。
観光・リゾート地だからこそ、
絶対に『いつでも、どこでも、誰にでも』とならないように
気を付けなくてはいけません」と。
例えば「食」の付加価値は、
「とにかく低価格で、お腹いっぱいに食べてもらうこと」
ではなく「上質な旬の素材を使った最高のメニュー」のこと。
「この季節、この地域でしか味わえない旬の素材を調理し、
この場所へ来店してくれた人だけの特別メニュー」を
食べたという体験こそが、満足感を与えてくれるからだろう。
観光に限らず「あなただけ、特別よ」ってフレーズ、
人間は誰でも好きだからなぁ。



2017年02月01日(水)
勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがないんでしょ?

映画「僕だけがいない街」(平川雄一朗監督)から。
正直、設定があまり理解出来ず、そのまま観終わってしまった。
タイムトラベルでもないし、過去を変えることにより、
今の事件・事故・犯罪等を防ぐ、という視点はわからなくはないが
あまりにプライベート過ぎて・・・。
そんなことが出来る能力があるのならなら、
もっと大きな事件・事故・犯罪を防いだほうが・・と思うが、
そんな設定にはなっていないようだ。(汗)
気になる一言は、先生が生徒に教えた台詞、
「勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがない」を、数年後、
事件の真相が解明された時に、その先生に生徒が訊き直す台詞。
「勇気ある行動の結末は悲劇でいいはずがないんでしょ?」
聖職である先生の一言は、小さい子どもたちにとって影響力が強い。
その言葉を支えに生きていく人たちもいるくらい。
だから、その台詞を覆すようなことを先生が起こすと、
そのショックの大きさは計り知れない。
最後に、主人公が呟く。「先生は、正義じゃなきゃダメだろう」
そのとおりである。



2017年01月31日(火)
時々、感覚を戻すために「参勤交代」

(CCRCキックオフミーティングの基調講演会)
講師「養老孟司」氏、演題「現代の参勤交代のすすめ」から。
「8割が都会に住んでいる」とデータを示し、
「感覚を押し殺した世界が、都会です」と話し始めた。
「感覚と理性のバランスが崩れたから、少子化になった」と
現代の抱える課題の原因を、サラッと言い放った。
その上で、解決策として「時々、感覚を戻す『参勤交代』」を
提言している。
要は、人間が生きていくには、感覚と理性のバランスが大切、
都会に興味を持つのはわかる。ただ、黒山の人だかりに疲れたり、
つまらないとわかったら帰っておいで、ということだろう。
都会で息が詰まったら、地方の自然を味わうのもよい。
江戸時代は「地方から江戸へ」参勤交代をして刺激を受けたが、
現代はその逆で「江戸から地方へ、感覚を取り戻しに向かう」。
江戸時代の取り組みを真似て、国の政策として、
強制的にある一定期間、地方へ住むことを義務付ける。
そんなたとえ話が、私には引っ掛かった。
「教養とは、人の心がわかる心」と定義した彼は、
やはり「感性」を大切にしている学者さんだったなぁ。