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| 2013年03月20日(水) ■ |
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| まるでアザラシのようなナオミ |
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映画「痴人の愛(1967)」(増村保造監督)から。 谷崎潤一郎の同名小説ってこんな作品だったかなぁ、と 読んだ記憶はあるが、なかなか思い出せない。 単なるママゴトとしか思えない物語の展開に、 時代のズレを感じたが、1924年(約89年前)に書かれ、 1949年(約64年前)・1960年(約53年前)・1967年(約46年前)、 3回も映画化されたところを考えると、 その度に社会に対して、訴えるものがあったに違いない。 「ナオミ」という若い女性を自分の手で磨きあげ最後に結婚する、 日本版「プリティ・ウーマン」と言いたいところだが、 ほど遠い結末に、何か空しいものを感じて、苛立ちさえ覚えた。 しかし、じっくりメモしながら眺めると、意図して表現したのか、 制作者の遊びの部分なのか、思わず笑えるシーンがあった。 彼女の成長記録とでも言えそうな「ナオミ日記」は、 主人公のナレーションと、写真撮影当時のメモで表現するのだが、 水着姿のナオミの映像に被せたナレーションは 「ナオミ、ひと夏で泳ぎを覚えてしまう、実に美しくてたくましい。 まるでイルカのようだ」 しかし、映像に残された記録板に書かれたメモには、 「まるでアザラシのようなナオミ」と書かれていたからだ。 このギャップが何を意味するのか、私にはサッパリわからないけれど、 こんな発見は「メモ魔」としては、妙に嬉しいものとなった。 原作に書かれているわけないよなぁ、こんなシーン。
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| 2013年03月19日(火) ■ |
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| ダブルスチールを行ってもいいというサイン |
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WBC(2013)も、あっけなく幕をとじたが、 ちょうど昼休みに、準決勝のプエルトルコ戦をテレビで観戦。 試合終盤のあのシーンを、ライブで観てしまった。(汗) 私なりのコメントは、翌日の新聞を読んでから・・と決めていたが、 ネットでは、やはり負けた真犯人探しをしている。 私が今回の重盗失敗の場面から学んだことは、 大事な場面の指示は曖昧にしてはいけない、ということであった。 山本監督、8回の走塁の指示は 「ダブルスチールを行ってもいいというサイン」だった、という。 「必ず重盗をしろ、しかしタイミングは任せる」という話もある。 その「サインの曖昧さ」を知って、やっばりなぁ・・と感じた。 トップは「待て」又は「実行」しか、指示を出してはいけない。 「行ってもいい」とか「行けそうなら行け」は、サインではない。 選手(部下)が求めているのは「YES」か「NO」かだけだから。 自分の判断で・・は、カッコいいけれど、失敗した時、 責任の所在が曖昧になることは、プロ野球の選手だけじゃない。 山本監督「サインを曖昧にした私の責任です」ってコメント、 私は期待しています。(汗)
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| 2013年03月18日(月) ■ |
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| たしか、主人公は「八重」だよなぁ(汗) |
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最近のNHK大河ドラマ「八重の桜」を観ての感想。 確かに、時代が激しく動いている時であるが、 それにしても「八重」の出番が少なすぎるのでは?、と思う。 もう既に11回を数え、吉田松陰、佐久間象山が死んだ。 彼らが死んでなければ、日本の歴史はどうなってただろう、 そんなことを想像しながら、幕末の歴史を復習している。(汗) 「江」の時は、あまりにファミリードラマ風で途中で挫折した。 今回は、あまりに登場しなさ過ぎで、そろそろ飽きてきた。 正月早々、画面のキレイさに驚き、今年は必ず続けて観るよ、と 豪語した私の周りの女性陣は、興味が薄れてきたようだ。 仕方ないよなぁ、八重が出てこないもの。 そこで、気になる一言は、久しぶりに私の呟き。 「たしか、主人公は『八重』だよなぁ(汗)」 他の時代ならともかく、幕末の時代を題材に、女性を主人公として 1年間の大河ドラマを繋げていくには、難しいことがわかる。 これからが「八重」の出番だけど、その前に疲れてしまった。 土日にイベントが続く平成25年度(4月から) 大河ドラマの私の優先順位は、残念ながら低い。 今年は、大河ドラマから選んだ気になる一言、少ないかも・・。
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| 2013年03月17日(日) ■ |
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| 「主と朝寝がしてみたい」by石原裕次郎 |
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映画「幕末太陽傳」(川島雄三監督)から。 落語好きには、もうたまらない作品である。 というよりも、この作品の脚本を書いた人たちが、 根っからの「(古典)落語」大好き人間に違いない。 フランキー堺さん扮する「居残り佐平次」をはじめ、 「品川心中」「三枚起請」「文七元結」「お見立て」・・ 落語初心者の私でもわかる「名作」がずらりと挿入されている。 他にも「あれっ、これはあの作品かな?」と思うようなシーン満載、 大満足で観終えた。 気になる一言は「三枚起請」という落語で出てくる「都々逸」、 「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」の一部。 (これを説明すると長くなるので、書かないが・・(笑)) この作者は、幕末に活躍した「高杉晋作」と言われている。 その「高杉晋作」を演じていたのが、若かりし「石原裕次郎」さん。 やはり、若い頃からオーラを放っていたのがわかる。 作品の中でも「それは俺が作ったもんだ、目の前でやられちゃ、 さすがに照れる」っていうお風呂のシーンが印象的だ。 だから「『主と朝寝がしてみたい』by石原裕次郎」 もうきっと忘れることがない都々逸となった。 今回ばかりは「落語の名作」を聴いてから、観ることをお薦めしたい。
P.S. 今日は沼津市出身の落語家、三遊亭橘也(二つ目)さんの独演会。 聴くたびに上手になっているな、と感じたのは私だけではなさそうだ。 「真打ち」(有名)になってから応援するのではなく、 「前座」「二つ目」など無名の時代から応援するのが、人づくりだもの。
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| 2013年03月16日(土) ■ |
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| 人生の一大事は「邂逅」(かいこう) |
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講師「地元中学校の山中敏弘校長」演題「学校の夢」から。 生徒・保護者は、校長先生の話を聴く機会が何度かあるが、 地域の人々は、子どもや孫が学校に通っていない限り、 ほとんど、先生の話を聴くことなんてない。 世の中は「学社連携・学社融合」から「学校支援」へと移り、 地域の人たちが、地域の子どもたちを、見守り育てるといった 「地域の子育て力」が必要となっているというのに、 その学校の校長が何を考えているのかも知らずに、 ただ闇雲に「子どものため」を理由に、 学校へ入り込むのはいかがなものだろうか?、そんな疑問を胸に、 「生涯学習講座」としてお願いしたら、快く引き受けてくれた。 「久しぶりに、授業ができるって感じ」と前置きしながら、 社会科の先生らしく「意外な暗記が身につく」と言い切る。 「本能寺の変はイチゴパンツ」(1582)と覚えさせた」なんて、 サラッと笑わせてくれたセンスが光っていた。 その中で、私が気に入ったメモは 「人生の一大事は「邂逅」(かいこう)」というフレーズ。 「邂逅」とは、人生の大事な出会い・偶然の思いがけないめぐり逢い。 「ヘレンケラー・サリバン先生」「坂本龍馬・勝海舟・西郷隆盛」 「ゴッホ・ベートヴェン・ロッシーニ」など、多くの例に納得した。 聴講者が少なく、企画側としては申し訳なかったけれど、 少なくとも私たちが、現役校長先生の授業を受けたという事実、 そして、さらにこうして出会ったことを「邂逅」と位置づけたい。 「割り箸で、風呂桶の水、かき混ぜませんか?」との投げかけ、 よ〜し、一緒にかき混ぜてみるか、そんな気になった話であった。
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| 2013年03月15日(金) ■ |
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| サイクル・ホームランですね |
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結局、夢中になってしまった「ワールド・ベースボール・クラシック」。 注目のWBC・第2ラウンド・オランダ戦は、チームで6本のホームラン。 その本塁打も「ソロHR・2点本塁打・3点本塁打・満塁本塁打」あり。 7回表、坂本選手の満塁ホームランが飛び出したところで、 侍ジャパン公認サポーターのSMAP中居くんが、興奮しながら叫んだ。 初回から毎回数字が並ぶスコアボードを眺めながら、 「1・5・1・3・1・1・4」「毎回得点ですね」と言うのかと思ったら、 「サイクル・ホームランですね」 ははは、そういう見方もあるな、と思わず、メモをしてしまった。 長年、野球観戦してきたが、なかなか耳にしたことがない単語。 1人の打者が1試合で「ヒット・2塁打・3塁打・本塁打」を打てば、 「サイクル・ヒット」という単語で高く評価される。 チーム(複数選手)で「サイクル・ホームラン」ってのはあるだろうけれど、 WBCでは、あまり記憶がない。 私としては、ついでに「ランニング・ホームラン」も観たかったなぁ。 その時、中居くんがどんなコメントするか、知りたかったもの。(笑) WBCもあと2試合、えっ、平日の午前中? どうすんだよ、仕事じゃん。(汗)
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| 2013年03月14日(木) ■ |
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| ホワイトデーには「クッキー」より「パイ」を |
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3月14日は、1ヶ月前の感謝を込めて、恒例のお返し。 いつから「ホワイトデー」が誕生したのか、 お返しの品が「クッキー」になったのか知らないが、 私は「パイ」の方が面白いのにな、と思う。 「どうして?」と訊かれるけれど、3.14だから。 「3.14」は、私たちが覚えている円周率。 円周率は「π」と表記され、読み方は「パイ」。 ホワイトデー=3月14日=3.14=円周率=π=パイ。 こじ付けかもしれないが、理由もわからず、 クッキーを返すより、面白いのでは・・と思う。 だから「ホワイトデーには『クッキー』より『パイ』を」。 ケーキ屋さんとしても、クッキーよりパイの方が、 売上げに貢献するのになぁ、なんて考えてみた。 仕事柄、マンネリ化してきた事業の打破が楽しい。 ちょっと工夫するだけで、リニューアルできる。 以前に紹介した、毎月22日はショートケーキの日。 (カレンダーでは、必ず上に15(苺)がのっている。) この「ひと工夫」「ひとひねり」が、私は大好き。(笑)
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| 2013年03月13日(水) ■ |
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| 離婚ネタは、大統領選より売れるのよ |
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映画「明日の私に着がえたら」(ダイアン・イングリッシュ監督)から。 私の大好きな「メグ・ライアン」主演というミーハー的な関心と、 原題「The Women」と、邦題「明日の私に着がえたら」の違いに 興味があり、観始めたが、やや物足りなかった。 夫の浮気で、生活や人間関係まで一転するストーリーに驚いたが、 浮気や離婚のネタは、アメリカなどでは日常茶飯事で、 社会的には、話題にものぼらないネタだと思っていたら、作品中で、 ゴシップなどの記事も書く、売れっ子エッセイスト役が呟いた。 「離婚ネタは、大統領選より売れるのよ」 ちょっと意外な発言にメモをしたが、日本でも同じことが言える。 Yahoo!のトピックスの見出しは、毎日のように「離婚」ネタが溢れ、 東日本大震災や、原発事故と同じレベルで、 名前も知らないような芸能人やスポーツ選手の「離婚」ネタが 私の目に飛び込んでくる。 本当に「他人の不幸は蜜の味」なのだろうか、日本人を疑いたくなる。 「他人の不幸より、自分の幸せを」・・言い過ぎだろうか?(笑) まぁ、ハッピーエンドだから、良しとしようっと。
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| 2013年03月12日(火) ■ |
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| 自転車に乗るのと同じ |
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書籍「間抜けの構造」(ビートたけし著・新潮新書刊・187頁)から。 「北野武」ではなく「ビートたけし」・・ この名前を見つけただけで、書店で、手を伸ばしてしまった。 今回はちょっと「タイトル」とはかけ離れたフレーズだけれど、 なるほど、と思ったことを選んでみた。 「一度でも『これだ!』というものを掴むことが出来たやつは、 二回、三回と出来るようになってくる。自転車に乗るのと同じで、 一度乗り方を覚えると段々上手になるじゃない。それと一緒」 これって、どんな分野でも、どんなことでも共通している。 自転車なんて、最初からスイスイ乗れた人はいないはず。 失敗しながら、転びながらも、そのコツを掴んでいく。 時には、誰かに後ろを支えてもらっているから、と安心し、 ふと気がつくと1人でバランスをとって乗っている。 そう言えば、自転車って不思議な乗り物で、 その後、ず〜っと何年も乗る機会がなくても乗れてしまう。 それと同じで、最初は自分には無理だと思っていたことでも、 「一度でも『これだ!』というものを掴むことが出来た」時、 人間は、自然と身につくように出来ているのかもしれない。 やっぱり大切な事は、転んでも諦めないことなんだろうな。
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| 2013年03月11日(月) ■ |
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| そっとしておく おもいやり |
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「3.11」この日が近づくにつれ、新聞・テレビをはじめ、 ネットの世界でも「風化してはいけない」と特集が組まれ、 あらゆる角度から、東日本大震災・福島原発事故が報じられる。 でも、ちょっと待って・・被災者はどう思っているんだろうか? 立場を変えた時、私の中で浮かんだのは、そっとしておいて。 辛い気持ち、悲しい想いは、早く風化させたいんじゃないか、 そんな気持ちが浮かんできた。 続いて思い出したのが、相田みつをさんの日めくり標語「24日」。 「親切という名の おせっかい。そっとしておく おもいやり」 国全体が悲しんでいる時に、天の邪鬼と思われるかもしれないが、 私は「早く忘れて欲しい」と願うひとりである。 あの時の津波被害を教訓にして、全国で独自に訓練をするのはいい。 家族で、いざという時のために話し合うのもいい。 しかし、あの当時を振り返る特集番組は、もう観たくない。 (震災当時を思い出すだけで、胸が締め付けられるから・・) 「北海道十勝沖地震」や「阪神淡路大震災」をはじめ、 「中越地震」や「ニュージーランド・クライストチャーチの地震」など 被災者の想いを少しずつ「時が解決している」気がしているから。 今一度、被災者の声に耳を傾けて欲しい。 本当に「風化して欲しくないから、毎年、特集を組んで欲しいのか」 世界から評価される日本の「思いやり」とは、相手の立ち場に立つこと。 「復興支援をしたい」という思いだけは、ずっと持ち続けて欲しい。 風化してはいけないのは「原発事故」ではないだろうか。
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