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しもさんの「気になる一言」
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2012年08月22日(水)
沼津のヌ

無線局運用規則を知っているだろうか、
第14条、別表第五号に和文通話表が掲載されている。
アマチュア無線などをしている人は知っていると思うが、
「朝日のア 」「いろはのイ」「桜のサ」「平和のヘ」など、
相手にわかりやすい定義をすることが目的のようだ。
その中に、驚く地名を発見した。それが「沼津のヌ」。
地名に類するものは「上野のウ」「大阪のオ」「世界のセ」
「東京のト」「名古屋のナ」「日本のニ」「富士山のフ」
「吉野のヨ」「尾張のヲ」「ローマのロ」くらいなものだから、
日本全国で「沼津のヌ」と言えば、誰にでもわかる地名だった。
今「沼津ナンバーの車」に乗っているが、実はこの地名、
静岡県では知られていても、全国では知られてないだろう、
そんな認識だったけれど、大間違いだった。(汗)
たぶん、今でもこの規則が残っている限り、
少なくなったとはいえ電報などでは「沼津のヌ」は使われている(はず)。
もちろん、アマチュア無線でも使われているだろう。
沼津のまちづくり、市民でない私が提案することではないけど、
キャッチコピーは「沼津のヌ」を使って欲しい。
だって、東京・大阪・名古屋に匹敵する存在感なんだから。



2012年08月21日(火)
暑くて、だけど涼しい里山の夏

映画「里山」(菊池哲理監督)から。
単なる自然保護ではなく、里山として自然を残していく。
これは、日本の各地で受け継がれてきた日本人の知恵というべき、
自然との関わり方である。
「人が手を入れてきた雑木林は、太陽の光が行き届き、
多くの生き物たちの住処になっています」
このナレーションの意味は大きな気がしてメモをした。
それをもっと短いフレーズで表現したのが
「暑くて、だけど涼しい里山の夏」ではないかと思う。
NHKスペシャルらしい(笑)、驚くような視点からの
徹底取材された映像に大満足しながらも
「昆虫採取こそ、日本人独自の子どもの遊びの文化」
「木を切るのは先祖から受け継いできた森を守るため」
「必ず株を残して木を切るようにしたのじゃ」
「村人は鳥のためといって、柿を少しだけ残しておく」
「裏庭に現れる昔話の登場人物たち。(狐や狸)
人家のすぐ裏にこれほど多くの野生動物が
ともに暮らしているのは、日本ぐらいではないだろうか」
等、ハッとさせられる里山に暮らす人々の知恵に、
ただただ頷くばかりであった。
「日本独自の四季を、そこに住む人も生き物も味わっている」
この光景、特別な場所ではないはず。
自分の身の回りの自然、もう一度、見つめ直したい。



2012年08月20日(月)
相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ

書籍「ナミヤ雑貨店の奇跡」(東野圭吾著・角川書店刊・385頁)から。
あらゆる悩みの相談に(手紙で)答える、不思議な雑貨店、ナミヤ。
回答者のおじいさんが店主で、名を「浪矢雄治」と言う。
「ナミヤ」を「ナヤミ」と引っ掛けたあたり、
ついつい本屋で手にしてしまう、巧妙な策にハマってしまう。(笑)
さて、悩みはほとんど究極の選択であることが多い。
本の帯(裏)にも、その選択が書かれている。
「夢をとるか、愛をとるか」「現実をとるか、理想をとるか」
「人情をとるか、道理をとるか」「家族をとるか、将来をとるか」
「野望をとるか、幸せをとるか」・・
そして、この「浪矢雄治」さんが息子さんに呟く台詞が面白い。
「長年悩みの相談を読んでいるうちにわかったことがある。
多くの場合、相談者は答えを決めている。
相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ」と。
だから、自分の決めた答えと違うと、再度相談の手紙が届くらしい。
人間の心理を良く理解している、重みのある言葉である。
そんな面倒臭いことやめればいいのに・・と説得する息子に、
「これも人助けだ。面倒臭いからこそ、やり甲斐がある」と言う父。
そして、死んでからも気になるのは、回答後のその行方。
本の帯(表)に「あの時の回答は、あなたを救いましたか?」とある。
へぇ、そういうことか・・気になる方は、是非、読んでみて。(笑)



2012年08月19日(日)
NHKが視聴率を気にする必要があるのか

日曜日になると気になる「視聴率」がある。
そう、NHK大河ドラマ「平清盛」であるが、
マスコミ報道される「視聴率」の仕組みも説明せず、
ただ「大河ドラマ史上最低」などと国民をあおっていることに、
私は心を痛めている。
確かに、内容評価は主観的な意見もあるので難しいだろうが、
「視聴率」が、その作品の評価に繋がるものではない、と断言したい。
一歩譲っても「視聴率は、単なる指標の1つにすぎない」
歴史がねじ曲げられていたり、時代考証が不十分な大河ドラマは、
今までにも多くあった。
視聴率狙いでアイドル起用のファミリードラマ的なキャスティングこそ、
批判されるべきであると思うし、登場する人物の人間関係や
多くの歴史的事実を間違って国民に伝えてしまう脚本は許されるのか、
そんな想いが私にはある。
国民の娯楽や、テレビ番組自体が少なかった頃と比較したり、
最近地デジ対応になり、テレビを買い替えたことにより、
録画して観る人たちが増えたけれど、それは視聴率にカウントされない。
そんなことも考慮せず、ただ「低視聴率」と騒ぎ立てるマスコミの対応、
これこそ、情報操作のなにものでもないと感じている。
そもそもNHKが視聴率を気にする必要があるのだろうか。(汗)



2012年08月18日(土)
4日連続、同じ情報源は珍しいですね

私の「気になる一言」には、マニアックな読者がいるらしく
「4日連続、同じ情報源は珍しいですね」と前置きしながら
「この暑さにビールの飲み過ぎで、倒れていないか、心配しています」
というメールが届いた。(涙)
なるほど・・確かに、読んでいただいている読者のことも考えて、
書籍・講演・コンサート・美術館等から普段の会話まで、
出来るだけ情報源を分散し、幅広く書いてきた「気になる一言」。
4日連続、同じ情報源は、長期の旅行ネタ以外、なかったかも。(笑)
ただただ溜まっていく「映画でメモしたフレーズ」を、
時勢に合わせながら、紹介できたら・・という想いは以前からあった。
終戦記念日(高齢者は「敗戦記念日」というらしい)の前後に合わせて、
戦争映画ネタを紹介しようと決めていたから、
私としては、今回の4日連続は、なにも違和感がなかった。
しかし、心配の仕方が、私の読者らしい、と吹き出してしまった。
飲み過ぎて、いい気分になって、日記を書くのが億劫になり、
「映画からの気になる一言」をアップし続けたのでは?という想像力、
まんざらハズレでもないところが、可笑しかった。
ただ微妙に違うところは、気持ちよく酔ったら、そのまま寝てしまう。
アップは、翌日になることが多いから(汗)。
これからも、世の中の流れに合った「映画ネタ」を探していこうと思う。
なぜこのネタを選んだのかも、ちょっと紹介しながら。



2012年08月17日(金)
「どういう知り合いですか?」「戦友です」

映画「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)から。
戦争を経験した人たちにとっては、たぶん・・
思い出したくないシーンの連続だったかもしれない。
「撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、
自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ」
そんな説明にもあまり実感がなかった私だが、
隣で観ていた老夫婦が、涙を流しながら観ていたので、
これはフィクションではなく、現実に近い描写なんだと、
驚きながら、メモをすることになった。
いくら戦争とはいえ、自分より歳が離れた若造に、
「貴様らは・・」と呼ばれることに、抵抗はなかったのか。
「スルメをかじって、鬼畜米兵をやっつけろ」
そんな滑稽なシーンが、なぜか笑い話にならず、
し〜んと静まる雰囲気に、当時の悲惨さが伝わってきた。
この気になる一言に残そうと思ったフレーズは、
「どういう知り合いですか?」「戦友です」という会話。
もうすぐ、こういう会話が交わされなくなると思うと、
まだ67年しか経っていないこの悲劇を、どんな形でも
この世に残そうとした新藤監督の気持ちが伝わってきた。
「戦友」って、私たちが簡単に使える単語じゃないなぁ。



2012年08月16日(木)
「死ぬ覚悟」と「生きる覚悟」

映画「男たちの大和 YAMATO」(佐藤純彌監督)から。
「戦艦大和」「第二次世界大戦」を題材にした映画は
数あれど、悲しいだけではなく、男気みたいなものを
感じることが出来た作品であった。
「大和」が、最終決戦の場となる沖縄に向かう戦場、
兵士が、上官に尋ねるシーン。
「『武士道』と『士道』の違いは何ですか?」
長島一茂氏演じる上官が、落ち着いた声で
なんと答えるのか、興味津々でメモを片手に待った。
「武士道とは、見返りを期待せずに死ぬ覚悟。
「士道とは、死ぬ覚悟を内に秘めて、
人に恥じない生き方をすることだ」と定義し、
その答えに部下は「死ぬ覚悟」と「生きる覚悟」ですね、と
悟るように言い放った。
今まで、なかなか理解できなかった「武士道と士道の違い」。
難しいことを簡潔に説明する士官は、最後にこう付け加えた。
「覚悟を決めるということは、誰にも生易しいことではない」
辞書によると「覚悟」とは、ある事態を予期して心を決めること。
心を決めるって、生易しいことじゃないよなぁ。



2012年08月15日(水)
死ぬのは友のため、共に戦った男たちのためだ

映画「父親たちの星条旗」(クリント・イーストウッド監督)から。
「太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを
日米双方の視点から描く映画史上初の2部作」である。
監督の意図からすれば、第1部、第2部の順に鑑賞すべきなのだろうが、
日本人側の視点で描かれた作品「硫黄島からの手紙」を、
先行して観てしまったため、同じ場所、同じ時間で戦っているのに、
こんなに違うのか、と驚くほかなかった。
しかし、最前線で戦う男たちにとっては、どこから相手の攻撃を受け、
いつ死ぬかわからない恐怖が常に充満していて、
個人レベルでは、日本兵も米兵も変わらないことは作品は教えてくれた。
作品のラストで、こんな台詞が流れる。
「英雄とは、人間が必要にかられてつくるものだ。
そうでもしないと、命を犠牲にする行為は理解し難いからだ。
だが、父と戦友たちが危険を冒し、傷を負ったのは仲間のためだ。
国のための戦いでも、死ぬのは友のため、共に戦った男たちのためだ」
日米の戦争映画の違いが、この2部作で理解できた気がする。
自国の戦争を正当化し、美化しがちな「ハリウッド映画」の体質に、
横穴を開けたような作品の仕上がりに、敬意を表したい。
誰も幸せにならないのに、どうして世界の国々は戦争をするのだろうか、
そんな疑問が、また私の脳裏を横切ってしまった。



2012年08月14日(火)
家族のために死ぬと決めたのに・・

映画「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)から。
「太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを
日米双方の視点から描く映画史上初の2部作」との紹介に、
期待を込めて2作品を観始めた。
(「父親たちの星条旗」が第1部、本作が第2部だったらしい)
観終わった感想は、間違って第2部の作品から観てしまったが、
日本人の私にとっては、この順番が正しい気がする。(笑)
さて「気になる一言」も、出来れば「対」として選びたいと思い、
メモをとった。その結果選んだのは「戦う男たちの死生観」である。
日本人側の視点で描かれた、戦争に対する戦い方(死に方)は、
「国のため、天皇のため」と言いつつ、本音は「家族のため」。
「家族のために死ぬと決めたのに、家族のために死ぬのをためらう」
この台詞が、私の心に突き刺さった。
「靖国で会おう」「来世で会おう」の台詞を残して死んでいく兵士、
手榴弾で自爆していく光景は、涙が止まらなくなった。
日本の男たちが、戦争に突き進んでいく理由は「家族愛」
そして、アメリカの男たちが、死を掛けて戦うのは「男同士の友情」。
死に対する意識の違いをもった人種が戦っていたんだな。



2012年08月13日(月)
「撮影ボランティア」から「想い出サポーター」へ

週末に限らず、柿田川公園に行くと、多くの観光客が
デジカメ、携帯電話、スマホを駆使して、記念写真を撮影している。
そんな時「よければ撮りましょうか?」と声を掛けると、
ほとんどの人たちが嬉しそうに「はい、お願いします」となる。
私たちがその気になれば、簡単にできるボランティアとして、
以前「撮影ボランティア」という言い方をしながら、
観光地に広めようと思ったことがあったが、
「ボランティア」という単語には「積極的に」という意味があり、
誰彼となく声を掛けてしまいそうで、迷っていた。
旅行に行って、お互い撮影し合うのも楽しみの1つだし、
全く知らない人に撮影してもらうことで緊張し、
いつもの素敵な笑顔が出来なかったら、本末転倒となるからだ。
そこで、名称を「想い出サポーター」にしたらどうか、と思う。
することは同じ「写真撮影」を手伝って上げること。
しかし、意識の中で「積極的に」ではなく「必要ならば」という
受け身の体制にすることで、接し方が違ってくる。
最近の人たちは、協力して欲しければ遠慮せずに、声を掛けてくる。
「すみませ〜ん、シャッター押してもらえませんか?」
その一言を待ってから「あっ、私で良ければ・・・」となる。
コツは、お願いされやすい位置で、お願いされるような服装、
さらには、お願いされやすいように、ニコニコしながら眺めること。
これって、自分も嬉しくなるんだよ、不思議と。