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しもさんの「気になる一言」
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2003年06月11日(水)
フニャフニャしているから、砕けないわよ

昨晩、ビール片手に観ていたテレビ番組。
たぶん「火曜サスペンスドラマ」だったと思う。
主演の市原悦子さんが、何回となく使うフレーズだった。
シーンは、リストラされた彼女に周りの人が気を使って声を掛ける。
「あたって砕けろ、で頑張ってよ」の激励に、
この機転の利いた台詞と、いつもの市原スマイルが印象的だった。
何でもかんでも正攻法で問題にぶつかり、当たって砕けるより、
そんな相反するパワーまで吸収してしまう「フニャフニャ」感覚。
なるほどなぁ・・という想いでメモをした。
若い頃は「当たって砕けろ」精神が好きだった。
駄目でもともと(ダメもと)と腹をくくり、
周りから見て、無謀と思える事へも、若さだけで挑戦してきた。
そして、その結果は予想通り、見事に撃沈され続けてきた。
しかし最近は、相手の攻撃をやわらかい動きでかわすことを覚え、
(時には、まだ子どものようにふてくされるが・・)
少しは、人間的に成長したかもしれない、と自分でも思う。
「必勝」より「不敗」。「勝たなくてもいい、負けなければ・・」
そんな考え方が、出来るようになった気がする。
ビールに合う、私の大好きな豆腐のような生き方。
やっぱり、宮沢賢治の「雨にも負けず」に憧れるのかな。



2003年06月10日(火)
心を癒す手段、それが「チョコレート」

やっと見ることが出来た映画「チョコレート」。
原題「モンスターボール」(処刑前夜のパーティのこと)が
どうして、このタイトルに変わったのか・・
私の興味は、そこにあった。
話題になった人種差別や、セックスシーンは、
あまり私のアンテナには引っ掛からなかった。
映画の中では、チョコレートが出てくるシーンが二つ。
ひとつは主人公の二人が
「チョコレート・アイスクリーム」を注文し、
「プラスチックのスプーンでね」と会話をするシーン。
そしてもうひとつは、黒人の子どもが
肥満になることも気にせず「チョコレート」を食べ続けるシーン。
和訳を考えた人が、タイトルを変えて私たちに伝えたかったこと。
それは、後者ではなかったのかと思う。
死刑になるほどの事件を起こした父親を持った、彼のストレスは、
私には想像が出来ないくらい大きなものだろう。
そんな彼のストレス解消法が「チョコレート」などの甘いものを
食べることだったのかもしれない。
そして彼は、食べることにより、心を癒していたのだろう。
誰でも抱えている、ストレスとの付き合い方と解消法。
それは、食べることであったり、セックスすることであったり、
人によって違う。
私たちは他人の奇怪な行為に対して
「どうしてやめられないの?」と責めてしまいがちだが、
「もしかしたら、この人なりのストレス解消法かもしれない」と
考える余裕を持って接してみたい。



2003年06月09日(月)
恋の夢 集めて咲きし 紫陽花か

柄にもなく・・という声が聞こえてきそうですが・・
梅雨入り前、いろいろな種類の紫陽花が咲き乱れている。
そして、写真好きのネット人は、自分で撮った紫陽花の画像で
私たちの心を癒してくれている。
この台詞は、先日出かけた飲み屋さんのトイレで見つけた俳句。
こんなところにも、季節感が・・と喜びメモをした。
いやぁ、お恥ずかしい・・とママは言うけれど、なかなかの作品。
(実は、何にもわからないのですが・・感覚で)
あれは花なのか、葉っぱなのか、それすらわからない。
ただ、小さなものが集まって、ひとつの大きな輝きとなる。
その魅力は、大きな花一輪より、私を惹きつける。
所詮人間は一人では生きられない。多くの人との交わりが
そのひとの人生を豊かにし、輝きに深みを増すらしい。
たとえ一つひとつの経験は、たいした事でなくても、
それが多く集まれば、真紅のバラ一輪にも負けないであろう。
かえって、多くの人たちに愛される花になれる気さえする。
トイレに行くたびにこの俳句を眺めたが、
私には紫陽花から「恋の夢」なんて表現が思いつかなかった。
素敵な歳を重ね、多くの方と接してきた女性だからこそ言える
ちょっぴり艶っぽい言葉なのかもしれない、と思い直した。
さて(恋の夢を探しに)鎌倉に紫陽花でも見に出かけようかな・・



2003年06月08日(日)
プラモデルの経験、組み立て家具に活かす

毎週、東京ドームだ、取材だ、渓流釣りだ・・と理由を付けては
家にいなかった。
ところが、今日に限って、ぽっかり、時間が空いてしまった。
梅雨入り前の快晴、なぜか掃除がしたくなった。
ところが、簡単に済ます予定の掃除が、
やり始めたら止まらず、本格的な掃除へと変わり、
古くなったテレビ台を新しく購入し、組み立て作業まで・・。
ガラス付きケースのため、組み立てがちょっと複雑だが、
かえって、私は嬉しくなって夢中になった。
小さい頃、プラモデルを作った頃が蘇ったからである。
説明書を読まずに組み立てること。これが楽しかった。
完成の写真を眺めてから、おもむろに部品を確認。
たぶん、あそこに使われるんだなぁ・・
この順番で組み立てないと、あとで困るよなぁ・・なんて考えながら
全てうまく完成すると、もう有頂天だった。
今の男の子って、プラモデルなんてしないのだろうか?
大人になって、ホームセンターの組み立て家具、作るのに
役に立つのになぁ・・と思いながら、
無性に複雑なプロモデルが作りたくなった日曜日である。



2003年06月07日(土)
私の「最近」と、みなさんの「最近」は違いますが。

文化財の発掘現場で、1850年前の弥生時代後期の集落、
1750年前の古墳時代の集落、800年前の鎌倉時代建物跡、
いろいろな物が見つかった。
もちろん、私も文化財担当の前任者として、
そして今の仕事である取材を兼ねて、現場説明会に出掛けた。
多くの文化財ファンが集まる中で、
今回の発掘に関わった人が説明をはじめたが・・その中の一言。
「この遺跡では、最近になって動きがあったんですね・・」等
私を驚かす発言があったのだが、彼の言う最近は「幕末」だった。
長い歴史で考えると「幕末」は、つい最近になるらしい。
だから説明しながら、冒頭の台詞を言って笑いをとった。
同じ単語なのに、こんなに意味が違う解釈ができるなんて、
やっぱり「漢字」は面白い。
ふと、英語や、その他の言語はどうだろう?そんなことを考えた。
地球の歴史、宇宙の歴史から考えれば、弥生時代も「つい最近」。
人によって、時間の尺度が違う。たぶん距離の感覚も・・。
私の「ちょっとそこまで」と、みなさんの「ちょっとそこまで」。
比べてみてください。



2003年06月06日(金)
「惚れる(ほれる)」と「惚ける(ぼける)」

飲み屋のおかあさんとの会話で知った雑学。
「知ってる?漢字が同じなんだよ」と教えてもらった。
そんなばかな・・と思いながら、翌日調べたら、
なんと、本当だった。(およっ)
意味は
(1)ある異性がたまらなく好きになる。…に恋をする。
(2)人柄や技能などのすぐれていることに心をひかれる。心酔する。
(3)(他の動詞の下に付いて)
ある一つのことをよいと感じて夢中になって、他を忘れるほどになる。
心を奪われる。
(4)頭がぼんやりする。また、年をとって頭がぼける。
耄碌(もうろく)する。
一度、自分の目で確かめて欲しい。
いつまでも恋愛していると、惚けないって聞いたけれど・・
「惚れると惚けない」にルビ(ふりがな)をつけなさい、って
問題を出したら、何人の人が正解するかなぁ、と一人で苦笑いした。
こんなくだらない雑学が欲しくて、飲みに行くわけではないが、
私の大切な情報収集場所であることには違いない。
また、記憶がなくなるほど飲んだ時にも、
なぜかメモを忘れない自分が可笑しかった。
(可笑しい・・おかしいって読めるかな?!)



2003年06月05日(木)
日記は、人生の通帳記入

私のホームページに訪れてくれた女性の一言。
彼女の作品集「TOMARIGI」(文芸社刊)から。
その中の「日記」と付けられたメッセージ。
>「なぜ日記をつけているの?」と尋ねられた
>「わたしにとっては
>『人生の通帳記入』をしているそんな感じなのよ」って答えた
(本当は改行、文字間、余白に彼女の想いがあるけれど、
文字の関係で詰めてしまいました、ゴメンね)
私も何度か同じ質問をされたことがあるけれど、
そのたびに的確な答えができなかったから、
このフレーズは、私のシステム手帳にメモされた。
毎日書いた日記が、どんどん溜まっていき、
時どき目次を一覧にすると、その数に自分でも驚きながらも
嬉しくてつい微笑んでしまうことがある。そんな例えにも使える。
また、いいことがあった日は入金、失敗したり嫌な日は出金。
そう考えると、入れたり出したりしながら、
少しずつであるが溜まっていく幸せを、
ほのかな楽しみにしている自分の人生そのものだ、
そんな例えも出来そうだ。
つまらないのは、思い出の入金・出金がないこと。
波乱万丈でなくてもいいから、山あり谷ありの人生のほうが
私は素敵だと思う。



2003年06月04日(水)
もしもし・・・あっ、おめでとうございます。

自分の誕生日、何か記念に残る言葉を・・と翌日、
二日酔いの身体を、熱いシャワーでシャキッとさせて書いている。
(単に飲み過ぎて、昨日書けなかっただけであるが・・)
本当に多くの方からの電話やメール、
バースディカードをいただいた。(さすがに花束はなかったなぁ)
45歳の誕生日が、こんなに嬉しいのは私だけかも知れない。
一人ひとりのメッセージが暖かかったから、
何度も何度も読み直して「気になる一言」を選ぶ作業が難しかった。
そこで、まだズキズキする頭をフル回転させて、
一日を振り返ってみたら、この会話が蘇ってきた。
昨日も多くの方に電話する機会があった。
こちらが「もしもし・・」と言うと、
不思議と「あっ、誕生日おめでとうございます」のフレーズが
会話の接頭語のように私の耳に飛び込んできた。
「えっ?私の誕生日、覚えていてくれたんだぁ」という嬉しさで
用件を忘れてしまった事もある、てへっ。
多くの方のメッセージを代表して、この会話を取りあげた。
本当に大勢の方に、祝福されたことを忘れないために。



2003年06月03日(火)
また、地上から星が消えた

東京池袋のサンシャインプラネタリウムが、
25年の歴史に幕を閉じたことをニュースの特集で知った。
そして、番組の最後に流されたフレーズが、
私の脳裏から離れなかったので、気になる一言とした。
星好きの私も、何度か足を運んだ思い出がある施設だから
寂しさはひとしおである。
巷では、中島みゆきさんの「地上の星」が、
連続100週ランクインとかで話題になっていたのに・・と思いながら
久しぶりに歌詞をじっくり眺めてみた。
そこには「すばる」「銀河」「ペガサス」「ヴィーナス」
「ジュピター」「シリウス」等、天体の固有名詞が、
インパクトのある響きを持って配置されていたが、
こんな素敵な単語も忘れられてしまうのだろうかと不安になった。
私は、ストレスが溜まりやすいこんな時代だからこそ
もっともっと宇宙に関心を示して欲しいと願う一人であるし、
大人から子どもまで、自然の大きさを実感できる宇宙を
これからの教育の基礎としたらどうだろうか、と考えていたから
余計に淋しくなった。
「しし座流星群」で、多くの人が空を眺めることを覚え、
NHKの朝の連続番組でも「宇宙飛行士」について取り上げた。
今回は、国や東京都で補助金を出してでも、支援して欲しかった。
(りそな銀行に公的資金を当てるくらいなら・・・)
それくらいプラネタリウムは、必要な施設であると今でも思っている。



2003年06月02日(月)
一所懸命やったから、悔し〜い

何気なく見ていた、TV番組の中から・・(再放送かも)
小さい幼児が、初めてのお買いものに行く企画番組。
いつもあの思いがけない行動に、目を細めながら見ていたが、
今回の女の子は、しっかりしていた。
頼まれたものをしっかり買い、その帰り道、荷物を落としてしまい
玉子がいくつか割れた・・普通は「あ〜あ」で終わるシーン。
4歳の彼女は、せっかくパパに頼まれた買い物を
完璧にできなかったことを嘆き「くやし〜い」と泣いた。
私は、最近泣きたくなるほど「悔しい」と思ったことが浮かばない。
それはたぶん、自分で自分に言い訳をし、こんなものだな・・と
諦めたり、中途半端な結果で満足しているからだろう。
彼女の一所懸命さが、私の胸を強く打った。
今まで「生き方に完璧を求めることは良くない」と自分で理解し
「時には、自動車のハンドルのように『あそび』が必要だ」と
人生をわかったような顔をしていた気がする。
もう一度、何かに「一所懸命」打ち込み、
うまくいかない時「悔し〜い」という気持ちを味わいたいな、と
思った番組であった。