◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2005年11月05日(土)  花組『落陽のパレルモ』

今日花組公演を見に行った。
前作ですっかりマサちゃんのペテンにかかった私たち姉妹。
「マサちゃんが見れる♪」というノリで劇場へ向かった。

作品…感想を述べよ…と言われて述べれるほど覚えていない。
ただツラツラと。

初日に見た人たちの感想を聞くと
「見ごたえがある芝居。懐かしい風を感じるような。
 ショーも古き良き時代のショー。」だった。

懐かしい風…とはストーリー展開のことだった。
途中で結末への流れが見えてしまう。
ただいい意味でラスト…裏切ってほしかった。
裏切りは…なかった。

マサちゃんとふーちゃんの知り合ってから恋に落ちるまでの時間。
『マラケシュ』の時よりも最短だ。
昨日会ったばかりやのに翌日…あらら。
うん太の役が気の毒な人。

現代と過去をうまく織り交ぜ、またもや“血”だの“家柄”などが絡む。
日本人の私たちにはわかりえないだろう。
そのわかりえないだろう題材は少し重い。
もしそんな当事者たちが見聞きしたら、少し気を悪くするかもしれない。

まあ、ストーリーとしてはあらら…だけど
ハラハラドキドキしたり、しんみりしたり…気がついたら真剣に見入っていた。

まだ見てない人もいるし、私もまだちゃんとわかっていないけど
ラストは「あかんやん。そんなことしたら。仲間はどないなるのよ。」
って宙組公演見たときと同じ気持ちになった。
ま、いっか。

ショーはアジア…というだけあって気持ちがいいほどアジアだった。
前作のシリーズの時よりも見やすいアジアだった。

衣装やセットが美しい。
あまり盛り上がりなどはないけれども中途半端な部分もあまりなく
あっという間に終わってしまった。

星組から来たうん太。
まだまだ違和感は拭えないけれども
まあ歌えるし、踊れるし、お芝居もできるし
これからが楽しみとひたすら思った。

ゆみことみわっちが前作の時に比べてパワーアップしていた。
ゆみこの安定した実力は本当に惚れ惚れする。

みわっちは一時期なんとなく「あれ?」ということがあったけど
なんだか独特のワールドをかもし出していた。

園加ちゃん…どこか調子がよくなさそうだった。
精彩に欠けていたけれどもそれでも園加ワールドだった。

さお太と園加ちゃんは見ていて胸がスカッとする。

それから目が離せない下級生たち。
日向燦ちゃんと祐澄しゅんちゃんと紫峰七海ちゃん。
もう忙しい忙しい。

いやいや、マサちゃんの歌もさすがさすがで…これもほれぼれ。
ふーちゃんもとてもかわいい衣装やきれいな衣装がとても似合っていて
年中笑顔と言われている笑顔もとてもとても魅力的だった。
「あ〜退団してしまうねんなぁ。」ちょっとさびしい。

ラストフィナーレの大階段前の男役のボレロはとても揃っていて
見ていて気持ちがよかった。
久しぶりだ…こんな見ごたえのある群舞。
最近どの組でもあまり見ることができない。

今度の予定はまだまだ先。
ショーがちょっと楽しみ。

今日は某会の会総見だったらしい。
客席のその会の人たちが座っているところがうるさすぎた。
劇場を私物化しすぎではないか?
全く関係のない…ただ舞台を見に来ている人もいることを忘れてないか?
私たちの周辺は最初は笑って見ていたけど
そのうち「やりすぎや。」とか「うるさいなぁ。」とか
チラホラ聞こえ始めた。

本当に度が過ぎていたように思う。

幕間や終演後もまるで我が物顔で通路の人々を押しのけていく人や
通路のど真ん中で再会を喜び合っている人たちがいた。
一応、会服を着ているのだから、その生徒の名前を背負っていることを
忘れずにいてもらいたいものだ。

どんなスターのファンクラブであろうと
スターなのは生徒であってファンはただのファンであり
無所属のファンと変わりのないということを忘れないでもらいたい。
勘違いしているファンは生徒の名前さえも落としてしまう…ということを
わかっているのだろうか…。


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春吉

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