◆◇ お気楽観劇日記◇◆
公演やビデオなどを・・・見たまま、聞いたままを
つらつらと書き綴ったまたまた気楽なコーナーです。

2003年01月25日(土) BRYANT PARK MOVEMENT

ぶんちゃん退団後、初の舞台。
これだけでも魅力的だった。
なのに、メンバーを知ってビックリ!!!
音ちゃん、レア・・・・・・そしてまゆぶー。
なんと豪華な・・・なんとスペシャルな・・・。
私が見ないワケがない・・・何が何でも見たいっ!!!
そう思ってチケットを予約した。

他のメンバーは『ダルレークの恋』で振付のダレン・リーと
Bugs Under Groove・・・男性ダンスユニット。

音ちゃんの舞台は見たことがあった。
レア・・・はなかったけど、ウワサは聞いていた。
まゆぶーなんて全くなかった。
25日丸々1日・・・。
お昼の部が前から5列目の上手側、夜の部が13列目の上手側。
十分すぎるほどの席だった。

1部はぶんちゃんは妖精って書いてあったかなぁ。
音ちゃんやレアやまゆぶー扮するそれぞれの女性を見守る役。
男性とも女性ともいえない中性的な感じで登場する。

他の3人にはそれぞれの役があり、レアはダレンと夫婦役。
アニバーサリーの日に帰りの遅い夫を待つ妻の役。

音ちゃんは売れっ子モデル。ドラッグにおぼれていくが最終的に自分を必要とする男性の元へ戻る。

まゆぶーは画家。
公園でスケッチを描いていて自分の描いたスケッチの男性が登場するというストーリー。

それぞれを見守るぶんちゃん。

レアはとてもキレイでかわいらしい奥さん。
記念日の日、いつものように出かけて行ってしまった夫をひたすら待つという
とーっても切なくもかわいらしく演じていた。

音ちゃんは相変わらず、どこか自堕落的なダンサー(>_<)
いつも近くにいるカメラマンの存在には気がつかず、ドラッグにおぼれていく。
葛藤ののち、いつもそばにいたカメラマンの存在に気づき、ドラックから足を洗う。
ちなみにこのモデルのスタイリストがレア。
こりゃまた超美しかった。

そして少しラフなスタイルのまゆぶー。
どこか現実逃避したような女性のような・・・。
自分で描いたスケッチと同じ男性が登場するけど、誰も理想ではなく、落胆する。
あきらめて帰ろうとしたところへ同じくスケッチブックを持った男性が登場。
その男性こそが理想の人でようやく出会えた喜びに溢れる・・・というストーリー。

その他は常にクラブの設定で、スタイリッシュなダンスを披露してくれた。

2部はレビューショー。
ブロードウェイのナンバーをそれぞれが歌い、踊るという設定。
どれもこれも耳慣れたナンバーで十分楽しめた。

Bugsのメンバーやダレンに見入るヒマもなく、
ただただひたすら、4人を・・・特にまゆぶーを追い続けていた。
全員がきっちり、踊れるという気持ちよさ、
そしてエンターティメントの楽しさ・・・大満足だった。

男役から女優・・・というか、男役だった人は退団したあと、
どうしてもギャップがあったりする。
本人もそうだろうけど、見ている側にもなんだか「?」というのがいつもある。
でも音ちゃんは女性というよりもダンサーとして見入ることができるし、
レアは元々女の子らしくてかわいかったし、
まゆぶーも驚くほど、キュートだったり、カッコよかったり・・・。
全くギャップなんてなかった。
そしてぶんちゃんも・・・。
メイクがどこかしら男役メイクに近かったし、元々コテコテの男役じゃなかったから
とてもすんなり・・・見ることができた。

夜の部のカーテンコールでダレンが胴上げされた。
そのあと、ぶんちゃんも胴上げされた。
そしてぶんちゃんはダレンのほっぺたにキスをしようとした。
するとダレンがぶんちゃんのほうを向いた・・・・・・おっと、半分、口にキスしてしまった。
どよめく客席。
ダレンの口にはぶんちゃんの赤いキスマークがっ!!!

その途端、まゆぶーと音ちゃんとレアがぶんちゃんに駆け寄った。
ぶんちゃんのほっぺたには両方に真っ赤な口紅のあとがーっ!!!

鳴り止まぬ拍手に何度かカーテンコールがあった。
会場のアナウンスのあとでも鳴り止まなかった。

するとぶんちゃんがメンバーの紹介をした。
Bugsのメンバーだけでなく、ピアノとベースとドラムの(外人だったけど)紹介もあった。

大満足・・・200%くらいの満足度の公演だった。
これからももっともっと見ていたい・・・と思った・・・すごく思った。

ぶんちゃんや音ちゃん、レアはこれからも舞台活動するだろうけど
まゆぶーはどうだろう・・・。
そればっかりが気になって仕方がない・・・。



2003年01月23日(木) 渚あきミュージックサロン 『Sincerely』

あっきーのサロンコンサートにかよちゃんの出演が決まった時、
めちゃめちゃうれしかった。余すところなく見ようと思っていた。

場所は宝塚ホテル 『琥珀の間』
なーんでそんなちっこい部屋やねん?そう思った。
まあ、部屋の狭さは私たちには幸いだったけれども。

PROGRAM
・Sincerely
・Another Opnin
・So in love
・雪組メドレー
・It's today〜I Got Rhythm
・ムーンライト・セレナーデ
・Cool
・花組メドレー
・ハゥ・トゥ・サクシード
・Love Changes Everything
・命をあげよう
・ジェンナーロのテーマ
・星組メドレー
・ローラの決意
・Time To Say Goodbye
・Many Rivers To Cross

22日の客席のお客様は城火呂絵さん、タキちゃん、柚美さん、しのぶさん、
千佳ちゃん・・・他・・・1テーブル。
会場の後ろにコウちゃん、美々さん、しびさん・・・他、下級生たち。

23日のお客様は・・・たーちん、ガイチ、ワオさん、花ちゃん、
トウコ・ねったん・・・そしてなんと、タモさん。
そしてその他にもいたと思う・・・。
会場の後ろには星組の下級生たちが・・・。
そしてバウ組が・・・・・・。
ちなみに23日はこのバウ組の真横で私は見ることになった。

まず、あっきーの歌で始まり、順番になるみん、かよちゃん、ちなっちゃんが登場。
一緒に軽快に『Another Opnin』を歌う。
そしてあっきーの『So in love』
そのあと、あっきーの留守電のメッセージということで雪組時代のワオから。
「もしもし、あきこ〜?たかこだよ〜ん。」で始まり、雪組でのエピソードを披露。

「たかこからの電話だったんだ〜。懐かしいなぁ。」と
雪組時代を懐かしんで雪組メドレー。

そして順番にいろいろ歌いついでなるみんの『Cool』

そのあと、また留守電。
「あー、もしもし?あっきー?あたちよ、あたち。が・い・ち。」
これで十分会場大爆笑だった。
新公時代の笑えるエピソードで更に笑わせてくれたあと、
「ピ―――。これ以上録音できません。」で追い討ち。おかしすぎておかしすぎて。

それから花組メドレー。
中でも大爆笑はなるみんフィンチにかよちゃんバド。
かよちゃんは徹底してバドに扮して笑わせてくれた。
そしてあっきースミティが登場。『ハウ・トゥメドレー』
ちなみにこの時の最初の「諸君。君たちが出世したいのなら・・・」は同期のコウちゃんの声だった。
バドに扮したかよちゃん、22日よりも23日は緊張していた。
なんせ本役さんがいてはるのだから。

次々花組メドレーなどを歌い継ぎ、あっきーの『命をあげよう』
そしてかよちゃんの『ジェンナーロのテーマ』
これはファンにはなんともうれしい選曲だった。
すべての想いが込められていた。

それから次の留守電はたーちん。
今までのこと、あっきーへの思い、などを語り、星組メドレーへ。

この時の曲に『サザンクロスレビュー』があった。
私はこの曲が花組初演の時から大好きだった。

そんな1曲・・・22日も23日もとてもうれしいことがあった。
まず22日。私はうれしくて一緒になって口ずさんでいた。
そう、目はかよちゃんを追いかけていた。
ふと気がつくとなるみんがやってきた。
なるみんを見た・・・口ずさみながら・・・。
その時、なるみんが“流し目じゅんサマ”に変身した。
・・・春吉はヤラれた。心臓が飛び出してしまった。
「おー、流し目じゅんサマの流し目を頂戴してしもた―――っ!!!」
全く重大事件だった。

それから23日。前述のとおり、私の真横は英真組長率いる星バウ組。
♪踊り明かそう、一度きりの命だモノ〜
と歌う合間合間に見事に「♪Oh〜、サンバっ!!!」と
掛け声ならぬ、コーラスが入った。
ホントに見事だった。
おかげで大いに盛り上がったし、とーっても豪華で楽しめた。

あっきーで『ローラの決意』
そして4人で『Time To Say Goodbye』
それから少しアップテンポの『Many Rivers To Cross』

あーっという間に終わってしまった。
あっきーのコンサートにも関わらず、みんなたくさん、歌う場面があって、
すごい楽しめた・・・中味の濃い・・・見応えのあるコンサートだった。

どちらかというとあっきーもかよちゃんもおとぼけキャラだし、
なるみんとちなっちゃんも・・・ツッコミタイプでもないので、
のほほーんとした・・・ほわわーんとした・・・和やかなコンサートだった。

何度目かのカーテンコールの時、あっきーがソデで何かにひっかかって
出て来れなかったこと・・・あっきーらしくておかしかった。

あー、またヒトツ、イベントが終わってしまった。



2003年01月19日(日) 星組 エンカレッジコンサート CD

何気に星組のエンカレのCDを聴いている。
この中で一番のお気に入り・・・。
実は・・・さとるっちの『Alone Again』
とーってもとーっても好き。
それからおかっちの『I know him so well』
2人ともまーったくクセもなく、気持ちよく聴いていられる。

それからちなっちゃんの歌となるみんの歌『バレンシアの想い出』
ったく、何度聴いても肝をつぶされる・・・というか・・・なんというか。
そしてそして情景が浮かんできそうで好きなのがすずみんの『トレアドール』
すずみんはナニがずば抜けて・・・というワケではないけれども
常々、お芝居にしても歌にしてもとても大切に大切にこなしているのがよくわかる。
セリフひとつ、歌、ヒトツ・・・。
その人柄が伝わってくる歌い方がとても好きなのである。

ちこっちゃんの『命をあげよう』なんて涙が出るね。

並びが好きなのが『川霧の橋』『梅の想い』『木漏れ日の中で』
『花に散り 雪に散り』『花夢幻』すっごい好きだ。

それからやっぱりかよちゃんファンそして『オペラ座』ファンとしては
かよちゃんとコトコトの『All Ask Of You』

いろいろ編集してMDに落として聴いているけど
全員で歌っている中で聞こえるかよちゃんの声も好きだなぁ。
「あー、コレコレ。あ、コレ。」みたいな。

ちなっちゃんやなるみんは別としてクセのある歌い方をする人は少し(かなり?)苦手。
ウマイ=クセではないと思っている。
エンディのあったかい声も好きだなぁ。

私の編集MDを聴くと笑えるくらいわかりやすい。

何度聴いてもちなっちゃんとなるみんはどの曲も舌を巻くなぁ・・・。
「あんた、ホントは誰?」って感じ。

惜しい、ホント、惜しい・・・。



2003年01月10日(金) 宙組バウ 『おーい春風さん』 『春ふたたび』

最初にこの企画を知った時、正直「理事長、血迷うたか・・・。」と思った。
よくも新年早々、自分の作品を連ねて・・・しかも5組ともにさせるわ・・・。
そう思ったのである。

でも観劇暦65年になるおばさまが
「あの頃の植田さんの作品は短編ながら、なかなかいいのよ。
 今の作品とは全然違って、ちゃんと起承転結があってね。
 今の時代にあうかどうかはわからないけれど、悪くはないと思うよ。」と
話してくれた。

それでもなんだか期待3割、不安7割で出かけた。

まず、『おーい春風さん』
清太・・・あいり。
なんだか「あー、こんな子、いそういそう。」と思った。
意地っ張りで子どものくせに見栄っ張り。

角三・・・悠未ひろ。
鼻ったれのぐず。まあ、よくここまで自分を捨てたな・・・という感じ。
客席の笑いをかっさらっていた(笑いである、笑い)

信助・・・珠洲春希。
1番、しっかり者。泣きじゃくっている仲間を勇気付けるために
歌を歌おう・・・と言ったり、すねている清太を気にしたり・・・。
1番、周りを見て、1番、優しい。

喜久・・・かなみちゃん。
かわいい。清太の妹。彼女のセリフが涙を誘ったりしていた。

まさ・・・音乃いづみ。
1番、メソメソしていた。

愛市・・・咲花杏。
かわいかった。

船頭・・・月丘七央/風莉じん。
なんとも人のいい船頭という感じだった。
人情あふれる・・・船頭に見えた。
じんじんの歌がすばらしかった。

親方・・・箙かおる。
「あー、いるなぁ、こういう飲んだくれの親方。」って思った。
でももしかしたら、1番、優しいのかも・・・って思えた。

そしてお地蔵さま・・・一樹千尋。
見事なお地蔵さまだった。
静かに子ども達を見守っているお地蔵さまだった。

見ていて1番、驚いたのは、角兵衛獅子の子ども達がみんな泣いていたこと。
親を思って歌っている時、お地蔵さまになぐさめられている時、
みんな泣いていた・・・。もちろん見ているこちらも泣いていた。
普段あまり芝居をしているところを見ることができない面々だったから
ここまで入り込んで泣いていることに驚いた。

特にしっかり者の信助が歌いながら泣いていた時、
「ホントは信助だって淋しいんだ。泣きたいんだ。」って思った。
そう思ったら、また泣けてきた。

お地蔵さまのおかげで子どもたちと親方が理解し会えた時、
本当にホッとしたくらいだった。

「あー、見て良かった。」って思えた自分にビックリした。

『春ふたたび』
ご領主・藤原道忠・・・はるひ。
登場してきた時、あまりの煌びやかないでたちに驚いた。
あまり感情を表に出せない役だったけれども・・・品があった。

やす・・・出雲綾。
見ていて歯がゆかった。ホントに歯がゆかった。イライラした(マジ)
道忠とやすが親子と名乗れないお互いの事情、わかるけれども
なんだか「ゆーたら、エエやん。ゆーたら。」って何度思ったか。
みんなもわかってるんやから、もうええやん・・・と。

まあ、これだけじらしておいて、ちゃんとハッピーエンドになっているのだから
いいんだけれども・・・やっぱりねぇ。

あ、幕開きの村人の踊りはとてもキレイだった。

ご領主さまに見せる村娘たちの踊りと歌もきれいだった。
かなみちゃんがとーってもかわいかった。

この作品は道忠とやす以外は、ほとんど見せ場もなければ、
どうかすると出番さえない・・・・・・。
ただ、舞台上で正座しているだけ・・・というなんともツライ。

でも、幕開きの踊りと村娘の踊りが見たくて3回も見た・・・と
言っても過言ではないかもしれないかもしれない。

なんやかんや言って3回見た。
『おーい春風さん』はある意味ハマった。
毎回泣けた。

本公演ではなかなか下級生にセリフがない。
でも今回は本当にたくさんセリフがあったし、見せ場があった。
ともえちゃんこと珠洲春希ちゃんがとーってもおいしい役だったこともうれしかった。

みんなをなぐさめたり、励ましたり・・・最後にはお地蔵さまに
お礼だ・・・と言って自分の笠をかぶせてあげる・・・というオイシイ役。
しっかり役をとらえて、演じていたからこそ、時折見せる涙にも
大きな意味があったように思えた。

もちろん、他の子どもたちもこんなにアツク芝居ができる人たちなんや。
・・・って思ったら、もっともっと活躍の場を見たいと思った。

さーて、あと何組を見ようかなぁ・・・。
なーんて思っている・・・あー、植田の策略に乗ってしまったな。


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