岸部・・・?

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2005年09月20日(火) 題名などない

今日は昼飯を食う金もなくて、しょうがないから、「使っちゃいかんお金」を使い込んでラーメン食ってやりました。ふくちゃんラーメン。ふくちゃんラーメンのことを、ラーメンの鬼・佐野実が「日本一うまいとんこつ」とか言ってました。最近は初代の親父に代わって、息子が作ってます。

で、この分だと明日からも飯代に困るというむごい状況なので、使っちゃいかんお金を賭けて飯代程度パチンコで稼ごうと思いました。でも取り返そうって思ってやると、だいたい負けるんですよね。

案の定負けて、しばらく最悪の気分に浸る。使っちゃいかんのに、どうしようもなくなった。これは甲斐性なしがよくやるパターンじゃないか。「ええい、こうなったらエロビデオ借りるしかない。」って、何が「借りるしかない」だ。腹いせにも何にもなっとらんし、それこそ甲斐性なしがよくやるパターンやないか。

で、「この中で一番エロいのはど・れ・だ〜?」などと、こうなったら小一時間ほど吟味して最高のやつを見つけ出してやると思いながら物色していたわけです。そこへ、彼女から電話が。こんな時に・・・チッ。心の中では、めんぼくないという気持ちと、悪いかコノヤロウという気持ちが複雑に絡み合っており、「何してんの」と聞かれれば、「エロいビデオを物色してます」と答えようじゃないか、そんなことを思いながら電話に出ると、話の内容は次のようなものだった。

彼女がケイコ(8月1日の日記参照)に会って聞いたところ、僕に「役者になる気はないの?」と声をかけてくれた映画監督は、あの、笑いながら怒る竹中直人をそんな風に役者の道に引っ張った人らしく、「そんな風に声をかけることはめったにないってよ!」だそうです。竹中直人といえば、タイムリーなことに、今CMで27歳の彼が出ていて「役者なんて夢にも思わなかった」などと言っているわけです。その竹中直人を導いた人だったらしいのです。僕は今27歳で役者なんて夢にも思ってないわけです。

「そんなことやけ、役者の勉強始めるなら言え」だと。何だとコノヤロウ、おれは今一番エロいビデオを探しているんだぞ!使っちゃいかん金使ってパチンコで負けた帰り道にだぞ!

こーの野郎オメ、パチンコ負けて腹いせにエロビデオ借りてる時に「役者になる気ない?」って聞いてんじゃねーぞバカ野郎コノ野郎オメ(いつもここから)。

帰ってから気になって監督の過去の作品を探してみたら、なるほど竹中氏の映画デビュー年の作品に監督として名前はあるし、その他の作品もまじですごい役者としかやってなくて、「昭和の名監督」とかいう特集があればきっと名を連ねるだろう感じ。さすが大御所。よくぞ僕の秘められた輝きに気付いてくれました。普段から社会に対して、「もっとおれを大事にしろ!」と思い続けていたので、少し気が晴れました。強く生きようと思います。


2005年09月16日(金) トロッポノスタルギー

例年通り、今年も友人Zと共に久留米動乱蜂に行って来た。

あの祭りはほんとに全ての点において完璧。
「誰にも邪魔されたくない祭りとい・え・ば?」などという質問をしてくる奴がいたら、そいつが喋り終わる前にそっけなく、しかし即座に答えてやる。

あの空間は本当に存在しているのか?帰って来て思い返すとそんな気になる。現実にしては桃源郷すぎる。

今年は動乱蜂をデジカメ動画モードで激撮してきた。これがまたよく撮れとる。パソコンで見たいのに動画の再生の仕方がわからん。


2005年09月15日(木) 一姫二太郎な話

一姫二太郎とは、子を持つなら、一番目は女の子で、二番目は男が良いということ。さっき調べたから間違いない。

「あら?女の子一人、男の子二人って意味やないとかいな?あら?」と思っている人も多いはず。うちの母ちゃんなどは、両方の意味を知ったうえで、「さあ、どっちやろうねえ…」などと言う始末。こういうことわざは困る。

たとえば、ある家庭に遊びに行ったところ、そこの子供の一人目が女の子で二人目が男の子だったとする。

そこでおれが意気揚揚と一言、「ほ〜う、一姫二太郎かね」と言ってみたところ、周囲が「ざわ・・・」。そこへ友人A「あれ?岸辺くん知らないの?一姫二太郎って、女一人男二人の兄弟のことよ=3。」。その一言で、怪訝そうにしていた一同はどっと晴れやかな表情。

これはまじでイカンともし難い状況。
想像するだけでガビーンってなる。

ちっ違うのにぃ・・・。かといって、わざわざ皆に「それ違うとって!違うとって!ほんとの意味は一番目が女で・・・」などと説明するのもされるのもうざい。

相手が気心知れた奴なら、もしくは一人とか二人なら、「はあ?違うったいばーか」で一蹴できる状況ではあるけど、問題は、間違った理解をしている「友人A」がその場の有力者であったり、「賢い奴」で通っている奴だったり、周囲の人数が多人数の場合など。その場合、こっちが否定しようとすればするほどムゴイ感じになる。

最終的に、「はいはいわかったわかった、物知りやね。」となり、
知ってる方が損することになる。


ケース2

友達の子供が女一人、男二人なのを見て、友人Aが一言。

「ほ〜う、一姫二太郎?(ニカッ)」。

などと出鼻からすごいパンチを繰り出してくるケース。さらに、周囲も賛同している様子。やっぱり想像するだけでガビーンてなる。こんなときも、わざわざしゃしゃり出て説明したくない。かといって、この無知集団に身を置いておくのも居心地悪い。こんなときは、もう片っ端から全員をぶん殴ろう。

実際、なんかの時に、「日本では昔から「一姫二太郎」と言って、子供は女の子一人、男の子二人の合計三人が丁度良いのです。」などと宣った偉い人がいるらしく、そのときおれがその人の秘書だったら、上記の通りやっぱり殴り倒すしかないけど、単なる傍聴者としては、偉い人にそんなこと言われたら「へえ〜やっぱり偉い人は物知りやねえ」って思うしかない。

まあ、上のケースはどうでもいいとして、問題は、こういう紛らわしいことわざ。ちょっと前に流行ったやつだと、「情けは人のためならず」の正しい意味とか。

そんな感じで、ある言葉に対して、大多数が共通して間違った認識をしている場合、もう間違った方に移っちゃうしかないんじゃないかとも思うんですよねえ〜。少数しか正しい意味を知らない言葉なんてツールとして価値がないんじゃないかと。まあ、だからこそ正しい意味が大事なんだとも言えるけど。んもっ・・・知るかっ!

間違った方に移っちゃった方がいいんじゃないかというのは「ら抜き言葉」にも同じことが言えて、最近じゃむしろ「ら」を入れた正しい言葉の方が不自然だったりする。

言葉とかって平安時代と今とでは全然違って江戸時代とも微妙に違って、それは音便化されたり、時の経緯で洗練されたりなわけで、本来流動するものなんです。その点、言語学者などは言葉の流動性をわかっているから、案外はやり言葉とかファミレス用語とかに寛容で、逆に、ら抜き言葉に厳しいのは、どうでもいい小知恵のあるおっさんおばさん連中が多かったりする。

いや、やっぱら抜き言葉とことわざは違うか。

口は災いのもとってことよ!(強引に終了)


2005年09月03日(土) しょーもな!

今日はいつもの無職の友人Zとともに、2年前くらいからずっと気になっていたけど行ったことがなかったかつ煮屋さんで昼飯を食べ、いたく満足し、すぐにヒマになった。

キャッチボールしたいね、グローブ欲しいね、金出したくないね、ってことで考えた結果、市役所とか区役所とかなら職員のための福利厚生品とかいって持ってそうってことで、近くにあった区役所に勤める公務員の友達イグリ(仮名)に電話して借りようぜって、完全に無職の悪ノリに。

「おれは恥ずかしくてそんなことできん」などと言うZに対し、「キャッチボールしたいやろ?」と自分らのやけくそさに失笑するのを抑えつつ、電話をかけた。

かけた瞬間思い出した。イグリは選挙管理委員。今まさに衆議院選挙の準備真っ最中。多忙を極めているはず。しかもこないだ、イグリから誘われた選挙のバイトを「9月は忙しい」という理由で断ったところ。

そんな時に、「もしもし〜?アハアハ あのさ〜そこにグローブとかな〜い?貸してくれ〜ん? アハアハ」って、そんな奴やばい。恥ずかしすぎる。完全に、口開けて鼻の穴いじりながら電話かけてきとると思われる。しかも、話が違う。さすがのおれも、そこまではできん。

一刻も早く電話を切るんだ、おれ!そう思った瞬間、普段からあまり電話に出ることはなく、しかもこの時期のこの時間に出るなどということは、まず考えられないイグリが、


「もしもし」


って何故か出た!

しまったー!
こんなリアルなシチュエーションコントはいらんよ!

「あ、もしもし忙しい?忙しいならいいよ!」って、さも用事はあったが仕方がない、を振る舞いつつも、強引に回避。


ふーっ!!!


その後は、中2の放課後と同じように過ごした。
しょーもな!
妖怪大戦争は観たけどね。
しょーもな!!


2005年09月01日(木) ヘコーッ

今日行ってきたライブのメンツは次の通り。

フォークイナフ
TUCKER
54−71
レイ・ハラカミ
ポリシックス

フォークイナフ、54−71、レイハラカミの名前を見て行こうと思った。ポリシックスは、写真やら音やらをチラリと見聞きしたことがあったけど、たぶん、どうでもいいはず。なんでこのメンツに呼ばれるんだという微かな疑問と期待はあった。TUCKERとかいう人は、知らなかった。

で、フォークイナフ、相変わらずいい人柄、いい音。ジャリジャリした生音が心地良い。次のTUCKERは、フジワラの原西に似た美大生風の1人の男がDJ、エレクトーン、ベース等を好き放題鳴らしたり殴ったりしながら悦に入り、感極まると「フォーッ!」と雄叫ぶステージ。商業的なHGよりも激しいやつ。実際、感極まると、というよりは、客のプレッシャーに負けそうになったときに、それを振り払う意味で、演奏が高潮に達した時に「これでもだめかよ!」的な意味で叫んでいたとおれは読んでいる。おもしろかった。

54−71のステージは、ドラムとベースがきっちりゴリゴリの演奏をし、フロントがほぼ全裸でウロウロしたり演奏に参加してみたり客席にケツを突き出したりと、いつも通りの挙動不審パフォーマンスで申し分ない。ケツがまじで綺麗。欲情しそうになる。

ここまで順当に面白い。次がポリシックスでトリがハラカミかと思いきや、逆。内向的そうなハラカミが出てきてピロピロやりだした。低音が気持ち良かった。

で、最後がポリシックス。銭金リポーターみたいなかっこうしたガキが4人出てきてなんかチョロチョロしとるなあ。音うるせえよ!「イエーイ!ポリシックスどえーす」とか言いよる。「めんたいロック最高だっぜー!」とか言いよる。別にめんたいロックとか知らんけど、お前にめんたいロックを語られたくない。金持ちのガキ達が音の出るオモチャで悪ふざけしとるって感じで、まじで不快。ここまでひどいとは思わんかった。が、客はここで一番盛り上がる。意味がわからん。その中心を占めるのは女。ほんとに低俗だな女ってのは!中には男もいたが、キモヲタデブ。それがニコニコしてピョンピョン跳ねとる。演奏前に客席見渡したら外人がいたので、あいつに日本ではこんなことで盛り上がっているなどとまじで知られたくない。まるでマッカーサーに日本見聞されてる気分。違うんですよ総帥!これが全てではないんです!

終わってから、一緒に行った彼女とポリシックスの不快さを一通り話した後、「ポリシックスに入ってっていわれたらやる?」って聞かれて、そう言われると、なんか…やってもいいなあって気になって、「やるかもしれん」って言ったら、「やろ?」って言われた。「やろ?」って、それはなんかおかしい。「なんで?」ならわかるけど、「やろ?」は、ない。やってもいいかなあって思ったのは、あそこまでひどいと、自虐ネタとして使えるし(例:「おれとか昔ポリシックスやりよったけんねえ ゲラゲラ」等)、自分に嘘つけばドラムやって金が入ってくる等々の理由によるわけで、「やろ?」ってのは、なんかすげえ勘違いしてないかい?


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