岸部・・・?

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2004年03月30日(火) てんつくてん

お陰様で、3月23日付けでマインスイーパ131秒の記録を樹立しました。
これはかなり感慨深いものがある。
まさに、三浦ナントカさんが七十何歳でエベレストに登ったり、その父親は九十何歳にして意地でスキーやる境地。しかし、サルがすぐオナニーするみたいにPCつけたら無心にやってしまい、気が付けば4時間とか経ってたりした日にはおれは根本的にバカだと容易に自覚できる。けどこれ、全国レベルがどのくらいのものなのかわからん。131秒やったあとか言ってもプロは100秒切っているのかもしれない。いるとしたらきっと名前は新沼だろう。おれの中のマインスイーパができるキャラ第一位、新沼。ちなみに新沼という苗字の知り合い・友達はおらん。新沼プロ、もしこれを見てたらメールにて一報頂きたい。

ところでこの時期になるとやはり、かなりホルモンバランスが崩れる様子。さっきなんか、一瞬意味もなく泣きが入った。こないだまで生活が楽しくて楽しくていて我が世の春を満喫していたのに、またはそのギャップによるものなのかもしれないが、今日は周りが皆敵に思えてしょうがない。これはもしかしたら毎年恒例の発情期もすごいかもしれないし、すごくないかもしれない。

昼なんか婆ちゃんと口喧嘩してやった!婆ちゃんは二言目には「味噌汁吸え」だ。「食え」じゃなくて「吸え」ってところがポイント。ちょっと前までは「味噌汁吸ったら頭が良くなる」って言ってたのに最近は「味噌汁吸わな頭がおかしくなる」って言う。

春は出会いと別れの季節です。曙と武蔵が戦ったりする。角田振り切って後頭部殴ったりする。昔ももち浜のコンビニで武蔵と角田に会ったことある。皆で武蔵に群がってたら角田は「ムサシ、先行ってるぞ」って言った。

ここでちょっとブレイク。
長寿CM博多名物「博多ぶらぶら」の歌詞(抄)。歌詞は経験による推測。


♪博多ブラブラブラサゲテ
 餡ニチョッピリ包マレタ 
 アアヒトクチ食ベレバ忘ラレヌゥ〜

 (間奏)

 ア ブーラブラ


実にリズミカル。何のリズムかは知らんが、京都の祇園とかでおっさんが目隠しして「手の鳴る方へ」とか言われるゲームの時に芸者の人達がやるやつとかそっち系で、楚々としつつ実は4つ打ちってやつ。

入りの「ハカタ」の「ハ」は、リズムで言うと”裏”から入るという高等テクが必要。全体を通しておどけた風の感と、かなり激しい感情移入が要求される。特に「アア」の部分はもう、「も〜食べればわかるのに〜」って気持ちが前に出すぎてテレビの音が割れるほど。最後の「ア、ブーラブラ」は音楽と歌全てが鳴り止んだところで唐突にばしっと決める。細部に渡って一級の芸人魂と職人芸が必要となるため、素人にはお勧めできない。

そしてこの歌をBGMにして、どういう生き物なのかよくわからんが、タレ目のおばけみたいのを1人ずつ2人くらいでかぶって、水色タイツの足だけ出して実に滑稽に踊り散らす。

解説をしていて気付いたが、これは恐ろしく質の高いCMだ。踊る人なんか、タレ目の中でどんだけ真剣にどんな息遣いで「いかに踊ればおどけた感を出せるか」「いや、細かいことを気にするより自分から楽しむことが一番だ」などと気を配っているかと考えるだけで、今までの自分の認識の甘さに憤りを感じる。

次回は「大原松露饅頭」のCMを解析したい。


2004年03月17日(水) etude  【フランス】名《音》練習曲、エチュード

ここんとこ、スタジオ浸り。それもそのはず、今週の金曜日にライブやるんです。
ライブ終わったらバンドも解散、それもそのはず、ベーシスツのK氏が故郷に帰るんです。

前回も登場のこのK氏、ベース弾く傍ら歌も歌うが、ひどくはずす。ベースの音が変わると声の音程も変わるという、弾き語りができない人がやることを普通にやる。初めて気付いた時はまじで脱退を考えた。しかし、このところまあまあよくなってきた。このK氏はすごく人が良い。一番年上だが一番腰が低い。音痴には何故かお人よしが多い。これは断言しておく。だから、言い出せないことが多い。

もう一人のT氏(ギター)は一番年下だが一番シャカリキで、スタジオ中もほとんど彼が仕切る。彼がK氏にひどく強硬姿勢なのが、いまだにわからん。K氏が曲を作ってきても、時間がたてばなかったことになるし、K氏が考えたコードはことごとく否定しやがって、全く持ってわからん。だから、コード進行決定権はおのずと彼の手中に収まることになる。しかしまあ、話せばわかる輩ではあるので悪人リストには入れない。

曲はたった5曲。おれが好きな曲は3曲。一番好きな曲はインストのやつ。この曲、モグワイのドラムを軽くパクッているのだが、他のメンバーは気付いていないと思う。ドゥタッて。しかし、そもそもドラムって何かしらパクってないとできんやん。踏襲とでも抜かしておく。もう1曲、スマパンをパクってる曲もある。これはドラムだけじゃなく、バンド全体としてパクっている。なかなかいい曲。

今日はライブ3日前というのにドラムの見せ場っぽいところがうまくいかなかったところ、他2人はおれに強く言えないという微妙な関係なのでおれのニヤケがとても浮いた感じで終えた。まあ、あさってまでには何とかする自信はある。

おとといは50時間ほど寝てない状態で臨んだところ、いい感じにトリップ状態に陥り、当然段取りは随所でめちゃくちゃになり、当然シキリのT氏はキレ気味。しかし、おれは楽しくてしょうがない。超1級のカマウモンカ状態。その反射的効果なのか、TはKに対してやたらと厳しい鞭撻を奮っている様子だった。K氏ごめん。

さて、何事にも頑張ろうっと。


2004年03月16日(火) 右手で左クリック

マウスを買った(マインスイーパ用)。
これでおれもようやく気軽にクリックすることができるわけだが、これも全て2千円の金券で3千円の光学式マウスを提供してくれた電気店勤務兼うちのバンドのメンバーK氏のおかげ。

現在記録は147秒。
なかなか縮まらなくなってきた。
これはもうプロの域じゃないかと。
ANMA(全日本マインスイーパ協会)があるならばすぐさま登録してプロとして普及活動、クリック指導、解説等に励む傍ら、スポンサー、パトロン等から献金という名の生活費を頂き、免税を計り、株には手を出さず、「マインスイーパ日本」なる刊行誌を発行。
さらにその中で連載した「左クリックの日々」を単行本化し印税もホソボソと貯蓄。

マインスイーパを開発したセルゲイ・ニェビッチ氏(怪力)と談笑に及んだり、世界のマインスイーパ愛好家らとカンボジアに赴き、夜な夜な本格的地雷除去をギャグで敢行。
うち不運な奴はまじで腕を失い、昼になればその腕を見せ付けての街中練り歩き地雷撲滅行進を行い、夜は夜で「右クリック連打するけど・・・いい?」(さむい)などと言って辱めていたところ、ふとしたある日突然に神の啓示を受け、賢治安菩薩となって治療行為に精を出すが、”目指すところが違う”という理由でANMA解散。
しかし何故か一部マスコミからポストC・W・ニコルなどと謳われていたおれは、あえてマスコミを嫌い、影ながらニコル活動を踏襲、そして平穏なハッピーライフを取り戻すに至る。
しかし、その後、家族らと山の散策中(きのこ狩)に木の間で倒れ、家族に惜しまれつつも命を引き取った。享年62歳。

「年金をもらうまでは死んでも死にきれない」が口癖だっただけに、それを前にした死を悔やむのであった。


2004年03月06日(土) 謎の思い出の謎

「小説家を見つけたら」ってビデオ観た。ビデオ屋でオススメって書いてあったからです。普段ならそんなもの目にもくれないけど、そこのオススメマークはなかなか信頼できるかもしれなかったんですよ、わかる?ねえ。
そう思って、マーク入りのまだ見たことがないビデオを探してみたらこれ見つけたんですよ。

ハリウッド。ショーンコネリーがね、禿げてる映画です。
途中までは面白かったけど、結末のドタバタが実にハリウッド的で閉口した。
「ハリウッド的」これ最近のおれのテーマ。

作品内で描かれている主演の2人が実在する人物だとしたら、この映画は当人達に誠に失礼だと思う。謝れ。とにかくストーリー的には終わり15分のためにあるのだけど、正にそこが最悪。また最後にね、レインメーカーで主演やったマットデイモンが弁護士役で出てくるんですけど、あれはアメリカンジョークなんですか?

まあ、言っても、うかつにも「スパイダーマン」を借りてみた時よりは全然ましでしたけどね。スパイダーマンは確かあの年の恥ずかしいオブザイヤーに全部門ノミネートどころか独占して受賞しましたよね。チン毛焼いた匂い以下やったなあ。

あ、そうそう、久々に殿堂入りしたビデオもあった。
「子供は何でも知っている」というやつ。古い?原題は「ピッコリ・フオーコ」といって「小さな火」という意味のイタリア語。イタリア映画。イタリア映画って子供テーマの作品が多い気がする。ちょっとエロい子供映画。乳首探しに必死にならずとも乳首出てるし、これまじでおもろい。面白くないって人僕宛てに手紙下さい。読まずに食べますけど。


でね、急に関係ないこと思い出した。
ずっと前のフジロックの時にね、レイジ観るために前の方に行ってモッシュの渦中にいたんですよ。で、あれって全体的に見るとグチャグチャなってわーって感じやけど、一人一人を個々に見るとけっこう地味なことになってるんですよ。まあいいや。

で、モッシュん中いるのに背中が寒くなったんですよ、なんかおかしいなって後ろみたら、なんか人がいないんですよ、何mか向こうまで。どうやら観客のなかにミステリーサークルができてて、なんだこれって。前を見たらものすっごい盛り上がってて、後ろ見たらおれが一番後ろみたいでけっこう興醒め。

なんか変だなーって、ようく見てたら、そのサークルの中で、くそでっかい外人が人投げてるんですよ。バッタバッタ。人捕まえて、腕掴んで、プロレスでロープに投げるときみたいに思いっきり投げて人の壁にぶつけて楽しんでるんですよ。演奏そっちのけで。外人は2人いて、チームプレイで人捕まえては次々投げてんですよ。うわあー!なんだあの外人!もうね、ウガーッって。隣にいたハルクもびっくりしてましたからね。

言ってもね、僕4列目くらいでしたよ。もう、足元は泥で水田ぐらい埋もれるんで、もう泥レス。怖かったねえ。

でね、違うステージで見てた時に、あれは今でもよくわからないんですけど、また混み合った中で見てたんですよ、前の方で。そしたら、すぐ前の右の人が左の人を捕まえて、なんか蛇みたいに長くて先が割れた舌出してペロッって耳辺りを舐めたんですよ。そしたら舐められた人が、これ女だったんですけど、舐めた奴見て「ギャー!」って。逃げようとしたら力強く掴んで離さずまた舐めたんですよ。で、「え?何それ」って。何が起こったかわからなかったんですけど、なんかね、すごく舌長かったんですよ、まじで。先割れやし。

舐めた奴ってのが、また2人なんですよ、さっきと同じく。今度は背が低い日本人なんで、舐めてない方はただ見てニヤついてるだけなんですけどね。そういえば舐め係りの方の左足首に蛇のタトゥーがあったよ。

んで、一部始終を見て何やら不穏な空気を感じましてね、なんか知らんがヤバイって。ソワソワとおれが眉間にシワ寄せてたら、向こうがパッとこっち見てね、手をこっちに伸ばすんですよ。ニュウって。もう、気付いたら猛然と逃げてましたね、おれ。振り返ってなるものかと。あれは完全に蛇男。ほんとに、演奏聞かせろと。


2004年03月05日(金) ホニャラカホイ

ロードオブザリングの話をしてる時に、友達が「ホビットと小人(コビト)ってなんか似てない?怖い!」って言い出したんですよ。だから、それならおれもあるなあと思って「道路のこと英語でロードって言うよね」って言ったら、案の定「怖い!」って言ってました。

昔、過疎の村を通ってるとふいにこんな看板があったんですよ。「守ろう人権なくそう差別」って。なんか、その村とその立て看板のギャップに違和感感じました。必要ないところほど自転車通学にヘルメットかぶらせるような違和感を。そんな感じだったから、「なくそう人権守ろう差別」に変えて言ってみたら同行した2人も笑ってて、僕もなんかすごくサッパリと気が晴れました。


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