日記ときどき週記...青木文

 

 

明日

陽だまり - 2005年06月23日(木)

 その場所は、私にとって何故だかとても居心地が良かった。
 ふらふらうろうろとあちこちを動いていて、寝ぼけてたまたまその場所に踏み込んだのだ。
 踏み入れて、いちばん最初に感じたのは白だ。光の白。眩しいと言うわけじゃなかったけど、他の色彩をすべて薄く霞ませてしまう光が、その場所にはあった。

 そこにいると自分はますます薄くなり、ときどき溶けてしまったような錯覚に陥ることがあった。体の表面だけでなく、内部までが光の白に薄められていく。
 その感覚がとても気持ちよかった。溶けると言うのはこういうことかと、喉を震わせながら鳴いた。


-

忘 - 2005年06月17日(金)

 いろんなことを考えて、いろんなことを感じて、でも覚えているのはきっとその一割にも満たない。じゃあ、なんで考えちゃったり、思ったりするのだろうと不思議に思う。
 きっと、あと一年したら私は今日のことを覚えていない。いろんなことを忘れて忘れて、どんどん年をとっていく。書いたからって覚えているかはわからないけど、書きたいと思う。
 絵は忘れる為に描く。言葉は忘れない為に描く。
 絵は本当のことを話す為に。言葉は嘘に変える為に。
 両方から引っ張って私をまっすぐに立たせてくれる。

 ここに、こうして書いていることも全て嘘なのだけど、嘘だからこそ見えることも、書けることもある。嘘はきれい。


-

たまにはちゃんと嘘を付く - 2005年06月15日(水)

 嘘を付くのは難しいことがわかりました。敗北。


-

頭が三つにわれてます。 - 2005年06月04日(土)

 仕事と学校とその他と。それぞれ考えることがあって、頭がいっぱい。それぞれが混ざってるようで混ざってない。一つのことでショックを受けている次の瞬間、も一つのことで安心している。
 バラバラに動いていく感情に混乱して、言葉がどんどん上滑りしていく感じ。言葉と感情の早さがズレている。このままズレはなくならないのかもしれない。これが日常。

 私が傷付いたと言うことでさらに他の人を傷つけるんだろう。傷付いてないと言えたのか自分でも良くわからない。
 傷つけようと思って言った言葉じゃないから、そのことで傷付くのは私だけの問題だ。私以外に責任を負わせるべきじゃない。わかってるけど、実行できてるかがわからない。

 やっぱり速度が噛み合っていない。


-

昨日



 

 

 

 

INDEX
昨日  明日


 けっこう、嘘も多いです。と言うかその場の思いつき、嘘ばっかです。


●小説
○マンガ
◎エッセイ
☆その他
*ネタバレマーク

Mail Home
埃の積もった本棚