らぶ・れたー
DiaryINDEXpastwill


2002年01月26日(土) 意地

「ごめんね」と 秘めごとひとつ 明かせしは 吾の心を試しているか

それならば 「あっそう」なんて さり気なく 応えて吾も 君を試さん

   自分が素直になれたなら、周りも素直になれるのに...厄介な「意地」


2002年01月24日(木) 歩道橋

手を振れば 白いマフラーなびかせて 駆け寄る君を待つ歩道橋

欄干に 頬杖ついて見送りし 車の流れ 光線となり


2002年01月23日(水)

真夜中の 間違い電話応えれば 見知らぬ人の声も優しき


2002年01月21日(月) 助手席

はじめての キスを交わした あの時の 夕日に映えし助手席の君

うつむいて サザンの歌を口ずさむ サヨナラのとき 沈黙のとき 


2002年01月15日(火) 勝手

もう少し 君を嫌いになるからね そしたら僕は 落ち着けるはず


2002年01月14日(月) 瞑想

耳もとに 寝息ほのかに吹きかかる いつもの朝に 初めての君


2002年01月13日(日) 約束

ねえ、君が サヨナラ告げるその時に 次の約束 交わしてくれる? 


2002年01月12日(土) 冬の朝

薄氷 つま先で踏む 水溜り 割れる割れない ちっぽけな勇気

畦道を さくさく歩く 霜日和 朝陽に向かい 子らの手を引く


2002年01月06日(日) 予感

解けてゆく ホテルの窓に降る雪を 眺めておれば 別れの予感

予感だけ 先回りして 別れ待つ 君への想い 追いつけなくて


2002年01月05日(土) 年賀状

なつかしき 友から届く年賀状 見慣れた文字と いつもの口調

今年こそ みんなで会おうと 言う友の 寄越せし便り ロンドン発で


ひろ |MAIL