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オトナの恋愛考
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2017年02月25日(土) 日帰り温泉の旅 後記

今週末、予定通りひろが逢いに来てくれた。

しかしせっかくの温泉デートだというのに
私は不覚にも腰を痛めてしまいどうしたものかと迷ったが
予定通り、彼との温泉デートにでかけた。

調子が悪いと何かと楽しめないのは確かだが
ここはひとつある賭けをした。

腰を痛めているということは無理はできない。
温泉で温められるのは嬉しいが
それだけでは済まない。年配者の湯治ではないのだから。
もし
ひろが私を労ってくれず無理矢理なことをしたり
優しくしてくれなかったり
満足できなかったりすれば
もう潮時だと解釈して少しづつ距離を置いていっても良いと思った。

駅に迎えに行った時に「大丈夫なの?」と心配はしてくれた。
目的地に行く時も「俺が運転するよ」と言ってくれた。
なんども「痛くない?」「大丈夫?」と労ってくれた。
まあここまでなら常識の範疇だと思った。

ひろには申し訳ないが
なるべく色気のある雰囲気を作らないようにした。

でも運転中に助手席の私の手を握ってくるのはお約束通りだったが
いつもは部屋へ入るなり押し倒してくる彼が紳士的に振舞っていたのは
気を使っている証拠だと思った。
いつもと違ったのはチェックインして必ず一度は抱き合うのが通常だが
今回はおとなしく先に部屋付きの温泉に自分だけ先に入っていき
「うさちゃんもおいでよ」とガラス張り(ここは部屋の中にガラス張りの温泉付き)の
向こう側からニコニコと誘ってきた。
私もニコニコと後から入ったけれど足や腰をマッサージしてくれたりして
ついつい私も気持ち良くなって、彼に抱きついてキスしたのは予定外だった。

温泉につかりながら、ベッドで抱き合いながら(もちろん肝心な触れ合いはしたが)
今まで話さなかったような仕事や好きなことやいろんな話を無口なひろの口から聞いた。
今までなかなか言えなかったことが不思議と私も言ってしまえた。
年齢のこと、自分たちの関係のこと、子供のこと、自分たちの将来のこと。
はっきりと伝えて引かれても良いと思った。格好をつける年齢じゃない。
そろそろ本音で付き合わなければいけない現実的な年代なのだ。
「私たちそろそろいい年なのにこんなことしてていいのかしら」と冗談めかして言ってみた」
その時は困ったような表情で言葉に詰まっていた彼をついついフォローしてしまう。

「年下の男はとことん甘えてくるよね」「うん」
「ひろも私に甘えきっているよね」「うん」
「ぜんぜん緊張していないよね」「うん」
「少しは緊張しなさい!」「あははは」

冗談めかして言ってやったから彼は嬉しそうに受け答えていた。
私もなんだか楽しかったから穏やかな会話だったけれど
本音も少しあったことは彼に通じているのかどうか。

でも時々まどろみながら癒しの優しい時間はあっと言う間に流れた。
心配していたことに関しては、いつもよりずっと優しく丁寧に扱ってくれたので
気持ち良く心地よくイケることができて嬉しかった。

この先続けることがもうしばらくできるかな。

「今日はありがとね、楽しかったね、また来るよ」と
東京へ向かう新幹線が発車したはずの時刻に
まだコンビニの駐車場にいた私にメッセージが着信した。

「また来るよ」

この言葉通りにひろがまた逢いに来てくれるのを楽しみに頑張ろう。

時々だからこんな癒しの時間を過ごすのを
神様は許してくれるだろうか。


2017年02月19日(日) 伊豆日帰り温泉旅行


今月もひろが逢いにきてくれるという。

バレンタインも終わってしまったけれど
来月の初旬に彼のお誕生日もあるので
遅いバレンタイン&バースディギフトとして
ささやかな私からのプレゼントとして
ちょっとハイクラスな温泉宿のディユースを予約した。

もちろん部屋付き露天風呂で源泉掛け流しの湯だから
ゆっくり二人で温まることができる。

温泉で温まるだけじゃなく
お互いの体温で温まることの方が重要だけど
最近はただひろの体温を感じるだけで十分になってしまった。

年齢のせいにするには悔しいが
エロスよりも最近は癒しの方が私は嬉しい。

どうしたものか。スムーズに滞りなく全うするには
何か工夫が必要な今日この頃だ。


2017年02月07日(火) 7年目の春

何が7年目かと言うと
もちろんひろと出逢ってからだ。

この日記もそろそろクライマックスでお終いにしようかなと思った。
でもまた最近ひろは出逢った頃のようなメッセージを送ってくるようになった。
嬉しくないと言えば嘘になる。昨年は年間で3回しか逢わなかった。
もうこのまま終わるのかもと思っていたけれど、
一度距離をおいた事でまたあの頃に少し戻ったのかもしれない。

彼は何も変わっていない。変わったのは私の方だ。
変わらずにいたいけれど、7年は長い。あの頃生まれた赤子だって
今年の春には小学生になる。妙な例えだが仕方がない。

それだけ年を重ねたと言う事だ。
逢わなくても寂しさを感じなくなり
逢わなくても淡々と日常をおくることができるようになり
メッセージがきても忙しい時は読むのが後回しになったり
愛あるエロチックなメッセージの返事を面倒に思うようになったり
それも年齢を重ねたと言うことなのだ。

ひろは私にとって特別な存在というよりも
空気のように当たり前な存在になっているって言うことだろう。

このまま続くのか
いつかまた突然終わってしまうのか
それは今はまだ自分たちにもわからない。


夢うさぎ |MAIL

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