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オトナの恋愛考
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2013年03月31日(日) 逢いたい

逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい
逢いたい

今の気持ちはこれだけ。
ページを埋め尽くそうかと思ったけどやめた。。。

「うさちゃん、おはよ。今日は寒いね。
 日常に戻るまで、まだ道半ばだけど、
 少しずつ前進してるよ。」

一週間前にきた彼からのメールで
事の重大さが理解できるから
私には何も力になれないから。

こんなに逢いたいと思っても次に逢える約束のない
逢いたい、はとてもせつない。


2013年03月22日(金) 鞄の行方

桜が各地で満開になってきた。
本当ならばこの時期一緒にお花見をしようと
ひろが一番苦しい時期に励ましたことを思い出した。

ここ数ヶ月毎月逢っていたけれど
今月はたぶん逢えないだろう。
忙しい時期なのは毎年のことなんだけど
今週の月曜の朝のメールはちょっと心配。

先週の金曜の晩いつものようなメールがなかった。
ずっと朝晩必ずきていたのだけれど
まあそんなことも過去あったので
それほど気にしてはいなかった。

そして月曜の朝のメール。
「先週の金曜の夜、鞄を盗まれてしまいさんざんだったよ。」

それで連絡がなかったのだと合点がいったけど
それに対してどう返信していいか困った。
「大変だったね。どうなったの?」と短く送った。

実際大変なことだと思う。
ひろは睡眠不足の上、飲むと電車で寝てしまい
駅を乗り過ごすことが珍しくない。
自分で言ってるのだからそうなんだろう。
私はよく言ったものだ。
「駅を乗り過ごすだけじゃまだ良いけど
 鞄を盗まれたり事件に巻き込まれたりすると大変。
 気をつけてね。」

そして今回の盗難事件。
どんな状況で盗まれたのはわからないけど
たぶん電車で居眠りしている時だったんだろう。

いつも出張だと言って家を出てくるときは分厚い会社の鞄を持ってくる。
中身は書類やノートPCなどだ。私に連絡をしてきたのだから
iPhoneは無事だったにしてもカード類は鞄の中だったのだろう。
会社や銀行への手続きで忙しいと返信があったので
私へのメールはいいからがんばって対処してね。と最後に送って
それから今日まで何も連絡がない。
心配だからどうなったか労いたいけれど私から連絡をすることは出来ない。

こういう時は連絡がくるまで待つことが得策だろうけど
まったく困ったもんだ、と心配するしか他に方法がない。

移動になった新しい職場で、しかもこの時期重要な決算書類とか
機密文書とか入ってなければ良いのだけれど。

ひろの落ち込み度合いが想像できて私まで途方に暮れて
毎日なんだか落ち着かない。困ったものだ。

彼のあの鞄はどこへいったのだろう。


2013年03月16日(土) 桜咲く頃想うこと。

ふと気がつくともう1ヶ月も日記を更新していなかった。
理由は特にない。ただ淡々と日常が過ぎて行っただけ。

2月の第4週の週末にひろと最後に会った。
久しぶりにただ彼に会いに行く為だけに東京へ向かった。
新しい職場に移ったひろは忙しいのだろうか。
移動になるまでの数ヶ月間、月一でわざわざ有給をとって
私の住む町に来てくれた。有給を消化するためだというのも事実だったのだろう。
年度末になってきたので休暇をとって丸々2日間一緒にいるのも
お互いの仕事に差し支えるので、
金曜の夕方から逢ってホテルに泊まり次の昼過ぎまで一緒というのも
私も店を仕舞ってからで良いので都合は良かった。

ただ金曜は彼が送別会があると言うので
私の方が先にチェックインを済ませ
彼が来るまでホテルでのんびりと過ごすというのも悪くはなかった。

駅のパウダールームであわてて化粧直しをしたり
気持ちを落ち着かせる為にカフェで慌ただしく一服したりする必要もなく
夕飯は別々なので私はゆっくり汐留のショッピングモールでぶらぶらして
ソニープラザでいい匂いのするバスソルトやスキンケアや髪留めを購入してから
コンビニで簡単な夕食をテイクアウトしてホテルに向かった。

そのホテルはテレビ局の前を通り過ぎ何度かエスカレーターを昇ったり下ったりして
重厚なドアのエントランスと吹き抜けのロビーが高級感を与えたけれど
今ではすっかりビジネスホテルになってしまっていた。

フロント係が予約した本人じゃなく妻と名乗るオンナが来たので
あれこれ言いにくそうにいくつかの確認事項と
予約したオトコとは姓の違うオンナのクレジットカードの写しが必要だと言った。
私は出来るだけ顔色を変えずにそれに応じて
ご主人は何時頃に来られますか?と訊ねたので
「飲み会なのでいつのことになるのかちょっとわかりません。」と正直に答えた。
ちょっと困った顔したけど「ご主人がいらっしゃったら鍵をお渡ししておきます。」
と言ったので満面の笑顔で「たすかりますわ。」と答えたらにっこり微笑んだ。

私はエレベーターの止まった階の回廊のような廊下をぐるっとまわって
カードキーに書いてある部屋のナンバーを確認して中に入った。

テレビをつけのんびりサラダやらヨーグルトやらサンドイッチを食べて
そろそろシャワーでも浴びてからベッドにもぐって待っていようかと考えていたら
ひろから「もうすぐ着くよ。」とメールが着信した。
どうせ最終電車の時間まで帰ってこないかと思っていたので少し慌てた。

仕方がないのでベッドで寝たふりをしようと横になってから数分後。
ひろが部屋にこっそり入ってきた気配を感じたので息を殺した。

上着を脱ぐ衣擦れの音、息を殺した愛しいオトコの吐息。
そしてそっと抱きしめてきた力強い腕。

「本当に寝てたの?」「うん、びっくりした。思ったより早かったね。」と微笑んでみせた。

もう意識も遠のいてしまうほど長い時間交わり続けた記憶がある。
次の日は渋谷まで出てエスニックレストランでランチを一緒にしてから別れた。

私は彼に逢うとそれからしばらくは満たされてお腹いっぱい。
最近は毎日朝と夜必ず出逢った頃のようにメールをくれるから
もうそれだけで満たされる。もう数ヶ月逢えなくても大丈夫なくらい。

でもそろそろまたひろに逢いたくなってくるけれど
今月は年度末の決算月だからそうワガママも言えないと思う。
私もちょっと自分の生活とか仕事とか人生なんていう厄介なものに
少しは真面目に考えてゆかねばいけないなあ。

もうすぐ桜に季節になって私もまたひとつ歳を重ねなくちゃいけないのに。


でもね、ひろ。やっぱり逢いたいなあ、いい歳したオトナにくせにやっぱり逢いたい。





2010年
  5月 静岡県伊東市 赤沢温泉※
 ☆6月 東京都品川区 パシフィックホテル
 ☆8月 静岡県伊豆高原 ロイヤルハイランド
 ☆9月 神奈川県藤沢市 グランドホテル湘南

2011年
  3月 東京都品川区 インターコンチネンタル
 ☆4月 東京都新宿区 京王プラザホテル
  7月 静岡県下田市 黒船ホテル

2012年
  2月 3日(金)湯河原  温泉旅館
  3月16日(金)三島   自宅
 ☆5月 2日(水)小田原  ラブホテル
  6月23日(土)両国   シティホテル
 ☆8月 3日(金)伊豆高原 曽我
 ☆9月 7日(金)河口湖  フィットリゾート
  11月     箱根   箱根ホテル
 ☆12月     東京スカイツリー ディナークルーズ

2013年
  1月25日(金)伊豆 伊東市川奈 ジェイズ
 ☆2月22日(金)汐留 ヴィラフォンティーヌ汐留


夢うさぎ |MAIL

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