「『ファウンテン 永遠につづく愛』の未来メールを
　　うさちゃんが一年前に発信してくれたの覚えている？
　 　昨日、そのメールをもらいました。ありがとう。」


　あの夜からちょうど１年経った事を思い出した。

　あの晩、彼と２週間ぶりに逢った。
　彼とは数え切れないほどの夜と朝を一緒に過ごした。
　その膨大な時間を一瞬のうちに私の中から奪った
　彼のあの言葉を聞いた夜、一睡も出来ずにあるサイトに
　たどり着いた私は・・・
　そこから１年後の彼へ未来メールを送った。

　どんな内容を書いたのかは忘れてしまったけれど
　たぶん未練たっぷりな愛憎交じりの
　愛のメッセージをつらつら書き綴ったんだと思う。

　あの夜から私は夢遊病者のような毎日を送り
　どこかで出会った何人かの男と関わりを持った。

　本来そのような種類の女ではないはずの私が
　そこまで自暴自棄に陥ってしまったという訳である。

　とても幸運だったのは出会った人たちはすべて
　私の心を癒してくれる存在であった。
　傷ついた心を暖かく包んでくれるような存在であった。
　もしかしたら誰かを私は同じように傷つけたかもしれない。
　でも、今思えることは・・・

　私は何も失ってはいなかったし、誰も傷つけてはいなかったという事。
　誰も何も失ってはいなかったし、私を傷つけてはいなかったという事。



　すべての愛する男たちに感謝しようと思う。

　「あの未来メールを受け取ってしまったのですね。（笑）
　　どんな内容を書いたのかは覚えていませんが送った事は思い出しました。
　　この世で永遠に続く真の愛はたぶん・・・
　　「家族愛」だと今なら思える自分がいます。」

　つい先ほど、彼へのメールを送信した。

　１年後の男に１年前の私から送った１通のメール。
　１年後の男に１年後の私から送ったもう１通のメール。

　その間の出来事を彼は何も知らない。

もう随分ここを更新していなかった理由はtacに恋人ができて夫の母親が亡くなってそれがキッカケで夫とは完全によりが戻ってその後昔の知人の元旦那でハーフの体操教師から連絡があり彼のビジネスをサポートしていたら私の仕事も相乗効果でうまくいきだして毎日毎日が物凄い勢いで過ぎていっただけ。何だか忙しい上半期だったけどでも何もかもが上手く回り始めているのかもしれない。思い起こせば去年のちょうど今頃あなたとの辛い別離があって世界の何もかもが私の前から消えてしまったようになってからの半年間は私は死んだように毎日をすごしていた。10月のある日tacと出逢ってそれから私は彼の部屋でまるで保育器の中の未熟児のように保護されて生まれ変わって彼の元を去ってそれから夫の元に戻った。木曜の晩、ハーフの体操教師のスタジオから帰ると夫が出張から戻っていた。「おかえり」と抱きついてそれから一晩中眠りが浅くなると夫が私の体に入っていた。睡眠とセックスを一晩中繰り返していたような気がする。何十年ぶりだろう。あなたとはそんな夜を数え切れないほど過ごしたしtacとも何度かそんな夜があったけど夫との時間はどんなに激しい行為でも心の平安がある。あなたとのそれは夜が明ければ私から去ってしまうという不安感からの激情だったしtacとは自暴自棄な感情からの激情だったけど今のそれは永遠に続く日常の世界。でもこれでいいのだと自分自身に言い聞かせたぶん私の美しき日々は永遠に続くであろうと思う。


















お元気ですか？あなたは今本当に幸せですか？

夢うさぎ ｜MAIL

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