モスクワ留学日記
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モスクワ 14〜27℃ 夏が通り過ぎていく〜
げそげそな暑さは過ぎ去ってしまった感があるモスクワ。 日が落ちるのも早くなってきて、今日見た真っ赤な夕日は21時でした。
◇◇◇ 果物バンザイ ◇◇◇
夏は何がステキって、野菜や果物の種類が豊富になること♪ しかも、かーなりお安い!
時期的には今は「桃」が旬ですねぇ。 1キロ(5〜6個)で200円くらい。 見た目「白桃」で、実においしそうで、甘い桃の香りもただよって…
おっしゃ買ったぁーっ! と立候補よろしく挙手しちゃいそうですが、お味のほうは…
ガリッ。
え。
カタイよ、あんたら。。
も、もしかしてまだ若いのかな。 も、もうちょっと置こうかな…
…って腐ってるよ。オイ。
とまぁ、ちょっと油断するとすぐ味が落ちるくせに、 決して柔らかくはならないという、頑固モモです。
激ウマな甘〜いモモにも当たることもありますが、 日本のそれと比べると、、、、比較になりませんな。 (モモ狩りが懐かしい…)
◇◇◇
そうそう、書き忘れてました。 ロシア人のモモの食し方なんですが、
ズバリ丸かじり。
モモ全体を覆ううぶ毛など気にすることなく、かぶりつき。もちろん洗わず。 がぶりがぶりとキレイに食べて、種だけポイっと捨てる。
なんか梅干のタネのでっかいのが落ちてるなぁと思ったら、 それはモモの種。完食モモ。
ロ、ロシア人ってワイルド(^^?
ちなみに皮を剥かないシリーズとしては他にも、 リンゴはもちろんのこと、洋ナシ、ぶどうなんかも。
モモはどうやら、ネクタリンやプラムなどと同様に扱われているようでして、 んでもって、皮まんま食べる…みたい。
モスクワ 17〜27℃ 心地よい気温です(^^v
先日、仕事から帰ってきて自分の部屋のカギを開けたら、 すっ…と消えてゆく黒い影が…
部屋にはカギがかかっていて、 ワタシはアパートの3階に住んでいます。 ちょろっと開いていた窓から何者かが侵入した模様…
だ、誰デスカ…ソコニイルノハ…
ちょっと心臓が高鳴ります。 そこに、見知らぬ誰かが潜んでいるのです。。
ハタハタハタハタ…!
…はっ!コウモリ…!? (その時はまだ明るい時間帯でした。 そんな明るい時間にコウモリは飛びません。)
ピヤッ(泣き声)
はっ。鳥ですか。 あっ。あなたは… その黄色いお姿は…
シジュウカラですね!
(コヤツは昔の日記でネタになった、 うちの網戸をひっぱがしにきていたシジュウカラです。)
…ここで会ったが100年目。 飼いならしてペットにしてしまおうか…
…いや待て、奴も思わず迷い込んだ身、 ここはひとつシジュウカラの恩返しを期待して助けるか…
などと妄想していたワタシを知ってか知らずか、 動揺したシジュウカラは右に左に飛び回っています。
よくよく見れば、奴は口を開けています。 暑い部屋から長いこと出られないでいたのでしょう。 喉も渇いてるはず。
窓を全開にして、出て行くのを見守るワタシ。
が、出口になかなか気づきません。 あともう5センチ下にあるぢゃないかー 出口ー! ひたすら部屋を飛び回って、ぴやぴや鳴きながら、 やっとのことで出て行きました。
ふぅー。
逃がしてやって安心したのも束の間、 部屋のあちこちには奴からの置き土産が…
そう、、、フンの数々、、、
見つけた限りでは6ヵ所にもわたって、 フンしまくりやがったようで。。
ワ、ワナワナ…(震)
教訓:外出時の窓閉めは、雨よけのためばかりではない。
モスクワ 20〜32℃ また嵐かもって。いやん。
例によって朝はバタバタと。 あと5分早く家を出たら、余裕で職場に着けるのになぁと思いつつ、 なかなかどうして。朝は秒で刻む世界。F1にも通じるものが。 …てなわけで今朝もダッシュで家を出ました。
◇◇◇ 乗り合いワゴン ◇◇◇
モスクワでは「マルシュルートカ」と呼ばれる 乗り合いワゴン車が走ってます。 バスが走るルートをカバーしていて、 タクシー並にブーンと飛ばしてくれるので、 急いでいる時に非常にありがたい乗り物です。 12,3人乗りで、1回の乗車は6ルーブル(約24円)
バス券は1回4ルーブル(約16円)ですから、少し割高です。
(バス・トロリーバス・路面電車・地下鉄 それからこのマルシュルートカも含め、 距離に関わらず1回の乗車に対しての料金制なので、 どこまで乗っても料金同じ。とってもお安い♪)
車内は狭く、デカイロシア人の乗り降りは時に困難を極めますが、 それはまぁいいとして、問題はお金を払うとき。
お金を払うのは走行中で、一人一人がちゃんとお金を払ったかどうか、運転手さんはあまりチェックしていないようです。
だって、見ちゃいましたもの。タダ乗りしてる人。 その人はお金を出すそぶりも見せないまま、 しばらく乗って、すーっと降りていきました。
強い人もいるもんだなぁ…と感心したものですが、
やっちまいました…ワタシも…
バタバタと家を出たワタシを救うかのようにやってきた ワゴンに飛び乗ったわけですが、
お金を出そうとカバンを開けたら、財布がナイ…
…え?(冷や汗)
カバンの中を探しまくったけれど、ナイ。
…うぉぉぉぉぉぉ…財布忘れた〜〜〜〜!
というわけで、危機的状況を把握したワタシでしたが、 ない袖は振れぬ。いや、確信犯でなくて。アクシデントです(泣)
周りからの刺すような視線に耐えつつ、 降りるバス停が近づいて…
さらっと降りちゃいました。 誰にも、何にも咎められることなく。
ごめんなさい、ごめんなさい(心の声)
◇◇◇
ちなみに、ロシア語で無賃乗車する人のことを 「ザーイツ」(ウサギの意味)と言います。
みほばにを地で行く形に…あぁ、、
2001年07月25日(水) |
★★★モスクワ留学日記を語る |
モスクワ 17〜31℃ ハレのち雷
ここ数日35度近い暑さが続いていましたが、 今日は久々の雨。夕方は肌寒いくらいに。
◇◇◇ モスクワ留学日記を語る ◇◇◇
「ロシアに留学しようと思いますが、なかなか踏ん切りがつきません。行くべきか否か…何かアドバイスを…」
というメールをよくいただきます。
正直、ワタシは他人様の将来について、無責任に 「さぁ行け!」 「やめとけ。」 などと意見することはできません。
モチロン、基本的には応援しますが、決めるのは本人です。
◇◇◇ こう解釈してもらえるとうれしい ◇◇◇
「モスクワ留学日記」では、留学生のありのままの生活風景を 軽い表現で綴っています。
ただ、面白おかしい話ばかりで、モスクワって良さげじゃーん♪ というイメージだけが先行しないように、 「ジケンと処方箋」「モスクワ生活のオキテ」のページで 留学生が絡みやすいジケンについて注意を促しています。
「みほさんのサイトでさんざん脅かされたけど、来てみたら全然平和〜♪」 という感想をもらうことも多いですが、いくら危険度が高いとウワサのモスクワでも、毎日毎日ジケンに遭っていたら、4年も住めませんて。 今頃死んでます。
◇◇◇
ロシアという国は…全てにおいて予測不可能です。。 計画どおりに事を運びたい人にはツライかもしれません。
でも、なぜかロシアに惹かれるという方は、 キケン予測を踏まえた上で、ロシアに来てみることを薦めます。
留学中、時に笑い、時にへこみ、色々な体験を通して、人生の経験値がUPします。留学で大事なことは、語学もさることながら、この「経験値」ではないかと思うんです。
大切なのは、自分の意志。 何かを見つけたくて飛ぶ、というのもアリだと思います。
ワタシは実は、明確な目的をもたないままに留学してしまったタイプです。 目標があったほうが、努力のしがいもあるってもんですが、ワタシはマイペースに将来の方向性を探っているところです。
だって、先に何があるかなんて、誰にもわからないんだから。
モスクワ 昼33度 夜25度(←って割には暑い)
昼間は太陽に照らされて滝汗。 夜も寝苦しく、朝起きると汗がじっとりと。 水分ほきゅーほきゅー。
◇◇◇ 市場の怪 ◇◇◇
さて、好評の「怪」シリーズ。2回目の今回は「市場」がターゲット。
買い物と言えばお店ですが、安価が売りの「市場」(ルイナック)は、 ロシア人の強い見方。
スーパーなどに比べ、市場で売られているモノは全体的に2〜3割安く、 回転も早いので、新鮮な食料品を買うことができます。
…とまぁ、このへんが市場の最大の魅力なのですが、んが。。。 じりじり太陽照りつける暑い夏であるからして、、、
腐ってるぞヲイ
という、悲しくもすっぱい現実にぶちあたることがあります。
特に乳製品 特に肉類
牛乳・ヨーグルト・マヨネーズ…かーなり危険です。 肉もいい感じに糸を引い…(引くなよだからさー)
き、気をつけましょう。食中毒にかからないためにも。
ち、ちなみに「市場」冬バージョンになりますと、
凍ってるぞヲイ ということに。や、冗談じゃなくて。
モスクワ 25〜35℃ 汗が流れますー
プィ〜〜〜〜〜ン… 電気を消したとたん、耳元で鳴るいやーな羽音。 窓を開けていたら蚊の襲撃にあい、 わずか数分で足ばかり7ヶ所も刺されてしまった(ひでぇ…)
大げさに腫れあがるアレルギー体質なもんで、 見事に足がボコボコ。 わずか1匹の蚊がこんなに刺しまるとはけしからんです。
電気をつけて、枕で蚊をぶったたきました。 真っ赤に染まった枕…あぁ、ワタシの血なのね、、、
ちなみに、ロシアでもベープマットが売られています。 でも、すっごく強い!蚊が死ぬ前に、人間がやられてしまいそうです。。 (翌朝強烈にノドが痛くなったり)
◇◇◇
毎日暑いもんで、食べ物をそのへんにおいとくと、ショウジョウバエが大量発生という事態に陥ります。うちの台所(主に大家さんのテリトリー)は、すごいことになってます。ここは人の家ですか?それともハエの家ですか?
ハエだけではありません。 ゴッキーも夏場は大活躍。 昼間はあまり出てきませんが、夜中に台所の電気をつけると、それはそれは大量のゴッキーが一目散に物陰に隠れようとダッシュします。
◇◇◇
うーむ。。いいのでしょーか?こんなに虫をはびこらせて。 台所にいるということは、すぐ隣のワタシの部屋にだって遠征してくるわけですよ。 食べ物はほとんど置いていないのに、夜中に走り回るゴッキーを、何度か目撃しています。
これだけ虫虫しているというとこはですね、皿や調理器具の上も平気で歩いているわけです。彼らは。
それを洗いもしないで使う大家さんたちはですね、、、、 しかもそうやって作ったものをワタシに食べさせたりするということはですね、、、
免疫力の向上に期待(きっぱり)。
いやーーーん!こんなポジティブ思考ってーーーー!! ただ不潔なだけじゃないかーーー!!
モスクワ 昼33℃ 夜22℃ 夜は過ごしやすくなるのがイイネー
モスクワ的にはがっつり真夏。 街往くおねーちゃんの過激スタイルについては もう何度も書いているので、今さら説明は無用でしょう。
◇◇◇
今日は雑誌の紹介です。 モスクワ版「ぴあ」である「ダスーク」 毎週日曜日発売のこの雑誌。 モスクワのありとあらゆるエンターテイメント情報満載です。 昔は「夜のモスクワ」情報は少なかったんですが、 いつからかすごいことになってます(^^;
ストリップ・ゲイバー・サウナからマッサージまで、 なまめかしい写真つきでガンガン載ってます。 それから、「広告」として増えているのが 「ダーリン、電話してねン♪」的な交際を求める広告。 発信は個人名で書かれていますが、まぁ組織でしょうなぁ。
旅行カテゴリーでも、「常夏のビーチで!」 なんてうたい文句の広告にはこれまたおねーちゃん。 なぜにあなたは全裸なのですか…(^^;
とにかく、そっち系の情報が増えて、ページをめくるたびに おねーちゃんの裸体が目に飛び込んでくる始末。
◇◇◇
それから、同じく情報系雑誌「アフィーシャ」の最新号。 ジョニー・デップが表紙でクールな表情を決めているやつですが、 中を開くと、とある写真家の特集とかでフルヌードの数々… (しかも丸っこいおばはん多し) さらに旅行系カテゴリーでも、全裸のおねーちゃんが 気持ちよさそうに太陽の光を浴びている広告があちこちに。 アンタいつからエ●雑誌に?という感じ。
◇◇◇
そのへんのキオスクでふつーに売られている雑誌や新聞でも、 デカデカとおねーちゃんの裸体が拝めることになっていて、 教育上よくないのでは…なんて思ったりしますが、 逆にあれだけドカーンと見せられると、いやらしさは半減されますな。
まぁ、それもこれも、夏のなせるワザでしょうか。 雑誌もテンション上げているのかもしれません(^^;
2001年07月09日(月) |
サマランチ会長に1票 |
モスクワ 20〜24度 蒸し暑いなぁと思ったら、雨か…
ついにモスクワでスタートした、 国際オリンピック委員会(IOC)総会。
2008年オリンピック開催地の選考会で、 最終段階で残った候補地は 北京、パリ、トロント、大阪、イスタンブールの5ヶ国。
この中から2008年の夏のオリンピック開催地が選ばれる。
◎実業家新聞のニキータ・キシリョフ氏は 「チベットが北京から自由にならないうちは、北京開催はないだろう」と伝えている。
◎ノーブィ・イズベスチヤのイーゴリ・ベズルカーブニコフ氏は北京が最有力!としながらも、日本から200人あまりの大所帯でモスクワ入りした、 大阪オリンピック招致応援団体を意識している様子。
◎また、週刊誌「イトーギ」でも、オリンピック開催地選考会が始まったことを伝えている(スベトラーナ・スホーバ氏)
◇◇◇
どうやら北京とパリが最有力の様相ですが…
大阪もソーラン節パワーで、ガツンとアピールしてほしいですな!
開催地決定は金曜日。
2008年、大阪オリンピックの運命やいかに!?
◇◇◇
後日談:ボロボロでしたな…
モスクワ 24〜33度 夏だ〜〜〜 焦げる〜〜〜
寒い寒いと思われがちなここモスクワですが、 しっかり「夏」してます。今日の最高気温は33度の予報です。
湿度は低めながら、じりじりと照りつける日差しの強さで、 車やバスの中はサウナです。
地下鉄は案外ひんやりしてるんですが、、、
そう!地下鉄と言えば、、、昨日見ちゃいました… すごいものを…
女性の胸毛(きゃぁぁ〜〜)
例によってセクシー系ですわ。胸元アラワなね。おばちゃんですが。 でもって、黒々としたぶつ切りのケが胸元に…
いや、さすがに胸毛はほっとけなかったのでしょう。 剃ったらしく、それが1センチほど生えてきている様子でした。 (剃るならもっとマメに手入れしよーぜ)
◇◇◇
以前も毛深い人の話を書いたことがありますが、 これは人種というよりは「ホルモン」のバランスですよね。
女性でも男性ホルモンが活発な人であれば、 当然毛深くなるわけでして。
それに、術後もしくは女性の体の変化で、 ホルモンバランスが崩れることも意識しなければ。
しかし…いやしかし、あの胸毛は… タクマシ…かった…(驚)
教訓:夏は発見が多い。
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