2020年11月30日(月) |
ホリデースイートカレンダー |
私たち@小林歯科クリニックの受付カウンターの後方の壁面に→ を飾り付けました。
クリスマスまでの日めくりカレンダー=“アドベントカレンダー”というのだそうです。
“アドベント”とは、クリスマスに備える期間にあてる“待降節(または降臨節)”のことで・・・ 12月1日から毎日、その日の日付が付いている窓を1枚ずつめくっていき、全部の窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことを教えてくれる楽しくて(美味しい)仕掛けのカレンダーです。
Sさま、わざわざお持ちいただきましてどうもありがとうございました。 厚くお礼を申し上げます。
予防と審美@小林歯科クリニックが入居しているビルの向かいに、レンタルスペースがあるのですが・・・
今日は(も!?)、電動キックボードの展示が。
今度こそ試乗してみようかとも思ったけど、スタッフの方が『いわゆる鼻出しマスク』だったのでパス!
感染拡大予防に関する認識が皆無なのでしょうかね♪
明日から20日間、23区と多摩地域の市にある酒を提供する飲食店とカラオケ店に対し、営業時間を午後10時までに短縮するよう要請するのだそうです。
応じた事業者には1日2万円、最大で40万円の協力金を支給するということです。
ん〜ん、都の財政って大丈夫なのでしょうかね???
こんなことよりも、GoTоの見直しよりも、費用がかからない方法があるのではと、私は思うのですが。。。
そうです、ちゃんとマスクの着用を国民に求めることです!
マスクをずらして鼻孔を出したり、口元だけのシールドなんて、今どき感染拡大予防に関する認識が欠落しています♪
↑ という言葉があるそうです。 ↓ Photo by 資生堂
で、いくらメイクでバッチリ決めても、マスクを外したら口元が「ゲゲゲっ!」なんてことにならないよう、今のご時世のうちに綺麗にしておきたいものです。
歯科受診は、決して“不要不急”ではありません♪
2020年11月19日(木) |
ボージョレ・ヌーボー 解禁 |
フランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」が午前0時に解禁されました。
共同通信によると・・・
今年は新型コロナウイルスの流行で参加者が直接集うイベント開催は自粛が目立っているのだそう。 各社は「巣ごもり需要」に着目した高級品などをそろえ、事前のインターネット予約が好調とのこと。
生産者団体からなるボジョレーワイン委員会によると、今年は「果実味が濃縮されたワイン」とのことです♪
2020年11月18日(水) |
表参道イルミネーションデート |
今日放映の日本テレビヒルナンデス!の“着てほしいコーデ”というコーナーは、↑ というテーマ。
タレントさん4人で競い、1位になったコーディネートがコレ ↓
残念ながら、今年の表参道イルミネーションは、大幅に規模縮小になってしまいましたが、暖かくしてお過ごしください♪
先週放映の日本テレビヒルナンデス!に、「横顔が映ってたよぉ〜」という情報を頂き、調べてみたら、ほんの数秒ですが
確かに、私@小林が。。。
昨夜NHKブラタモリという番組を何気なくみていたら・・・
“舌状”なる文言が登場。
台地が平地に臨む末端の部分で、舌のような形状で平地側に突き出した形となり、ある特定の方向では本体の台地に連続しているものの、他の三方は崖や斜面などを成して低地に面しているような地形のことだそうで。。。
似て非なる文言で、口腔内では“地図状舌”という状態がありますね♪
予防と審美@小林歯科クリニックが入居しているビルの向かいに、レンタルスペースがあるのですが・・・
今日は、電動キックボードの展示が。
試乗してみようかとも思ったけど、スタッフの方が『殆ど意味を持たないマウスシールド』だったのでパス!
感染拡大予防に関する認識が欠落していますね♪
2020年11月13日(金) |
知らないと怖い!“オーラルフレイル”−5 |
睡眠時の食いしばり・歯ぎしり検査
夜中は無意識のため、自分が食いしばりや歯ぎしりをしているのか分かりません。 そこで、寝ている間の状態を調べる検査が登場しました。 あごを支える筋肉の上につけて眠るだけで、食いしばりや歯ぎしりの回数、強さを計測できます。
ただ、この機器、私も試してみましたが、しばしば故障するようで、現状としては、うまくいかないことも多々あるようです。 今後の改善にきたいしています。
それと、番組では、食いしばり・歯ぎしりには、自宅ですぐにできる改善方法としてマッサージやストレッチの方法も紹介していましたが、ちゃんと指導していただいた方が良さそうに思いました。
2020年11月12日(木) |
知らないと怖い!“オーラルフレイル”−4 |
食いしばり・歯ぎしりの影響
口まわりのトラブルとしてことしに入って増えているのが、食いしばり・歯ぎしり。 K先生によると、食いしばり・歯ぎしりは自分で気づきずらく、あごや頭の痛みを訴えて来院した人の原因を探ると、食いしばり・歯ぎしりをしていることが多いといいます。 その原因は、かつてない状況によるストレスや外出自粛で体を動かさないこと。 放っておくと、さまざまな問題を引き起こすので、要注意。
自分でできる食いしばり・歯ぎしりチェック
自分が食いしばり・歯ぎしりをしているか、簡単にチェックする方法があります。 普通、上下の歯は、唇を閉じた状態で2〜3mm離れています。唇を閉じた状態で歯を離したほうが楽であれば、問題ないですが、歯が触れているほうが楽であれば、接触癖あり。 食いしばり・歯ぎしりをしている可能性があります。
もう1回続きます♪
2020年11月11日(水) |
知らないと怖い!“オーラルフレイル”−3 |
一昨日&昨日の続きです♪
舌の位置が下がる“低位舌”
子どもの頃からの癖や、加齢にともなう筋力の低下によって、舌の位置が通常より下がる「低位舌」。 ベロにギザギザの歯形がある人は低位舌の可能性があるといいます。 低位舌になると、ドライマウスや睡眠時無呼吸症候群など、さまざまな病気につながると指摘されています。 ベロの正しい位置は、つばを飲んだときに、一瞬、ベロが上あごにくっつくその場所。 ふだんからの意識づけや、舌を支える筋肉「舌骨上筋群」を鍛えるトレーニングで改善できるといいます。
“舌骨上筋群”を鍛えるトレーニングとして・・・ あいうべ体操 シャキア・エクササイズ ふだんの食事の姿勢を見直す ・・・といったことを紹介していました。
明日に続きます♪
2020年11月10日(火) |
知らないと怖い!“オーラルフレイル”−2 |
昨日の続きです♪
「口腔機能低下症」は年齢とともに増加
この「オーラルフレイル」は、2年前に「口腔機能低下症」として、保険診療の対象となりました。 7項目の検査のうち、3項目以上に該当すると、「口腔機能低下症」と診断されます。 東京歯科大学が行った調査では、この「口腔機能低下症」にあてはまる人が、50代で約半数、年齢が高くなるにつれて急増することが分かってきました。
明日に続きます♪
2020年11月09日(月) |
知らないと怖い!“オーラルフレイル”−1 |
今朝放映のNHKあさイチから・・・
口まわりの筋力が低下する「オーラルフレイル」。 放置すると、さまざまな病気につながり、死亡や要介護のリスクが2倍以上になることがわかってきました。 国は、2年前に「オーラルフレイル」に「口腔機能低下症」という病名をつけ、保険適用。 番組では、具体的な検査方法や、診断された場合の対策を紹介していました。 さらに、これからの時期、感染症のリスクを上げる原因となるのが、舌の位置が通常より下がってしまう「低位舌」。 ドライマウスや睡眠時無呼吸症候群にもつながる、その実態と、舌の位置を改善するためのトレーニングを伝えていました。 さらに、コロナ禍で増加している「歯ぎしり」や「食いしばり」についてご紹介。 改善のためのストレッチやマッサージ方法について伝えていました。
「オーラルフレイル」、直訳すると「口の虚弱」。 最近、食事のときにむせるようになった、硬い物が食べにくくなった、など、ささいなトラブルをきっかけ、口の筋力低下がすすみ、低栄養や誤えん性肺炎、認知症など、さまざまな全身の病気につながることがわかってきました。 3年前、東京大学は、高齢者約2,000人を対象にした調査で、オーラルフレイルの人は、そうでない人に比べ、4年後の死亡リスクが2.09倍、要介護リスクが2.35倍になると発表しました。
明日に続きます♪
2020年11月08日(日) |
ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー |
日本歯科医師会が8020運動を“『いい歯で、いい笑顔』を日本中に”というキャッチフレーズとともに推進し、歯科医療の正しい理解の促進とイメージアップを図るために、著名人部門及び一般部門に贈っている“ ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー”。
著名人部門では、その年に“もっとも笑顔が印象に残った著名人”として、上白石萌音さんと溝端淳平さんが選ばれました。 記念の盾を受け取り「こんなに明るい気持ちになれる賞をいただけて、すごく光栄です」と目を輝かせた上白石さんは「ただ『ベストスマイルです!』と紹介されてから写真撮影で笑うのはすごく照れました」。 溝端さんも「今後、プレッシャーだなと思います」と笑ったとのこと。
上白石さんが歯と口の健康維持のために、普段心がけていることは「くいしばらないこと」。 「まだまだ未熟ですし、踏ん張って、食いしばって頑張っていかなければいけない時期ではありますけども、だからこそパッて緩められる時間が、必要だなとすごく思います」と、リラックスの必要性を話したのだとか。
「笑顔って1人では作れないので、人と関わり合って元気をいただいて、明るい気持ちをいただいてやっと口角が上がるなって、今日改めて実感しました」と話したのだそう。
その上で「まだ不安なことがたくさんあると思いますけど、どんな大変な日でも1個は笑える瞬間があるのかなと思うので、それを見つけて、その時に良い笑顔で笑えるように、歯もしっかり磨いていきたいなと思いました」と、言葉を大切に選んで、話したのだそう。
一方、「デビュー当時、笑顔が苦手だった」という溝端さんは「何度もNGを出してしまった。そのときに諦めずに粘って付き合ってくれたスタッフさんに『ありがとう』を言いたいです」と感謝し「叔父が歯科医でして、僕以上に喜んでいた。家族、親戚一同、大変うれしく思っています」と目を細めたとのこと。
今夜放映のNHKチコちゃんに𠮟られる!を視ていたら・・・ 2010年以降、パンケーキ専門店が続々と開店しているそう。
で、この写真 ↑ の左上、何処かで見たことのある電柱が。
よく見ると「小林」の「小」がフレームアウトしていますね。
コレ → → → が正しい構図です♪
今年最も話題となった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が発表されました。
いよいよ年末モードに突入ですね♪
ちなみに、ノミネート語30は以下のとおり(50音順)
1.愛の不時着/第4次韓流ブーム 2.新しい生活様式/ニューノーマル 3.あつ森 4.アベノマスク 5.アマビエ 6.ウーバーイーツ 7.AI超え 8.エッセンシャルワーカー 9.おうち時間/ステイホーム 10.オンライン○○ 11.顔芸/恩返し 12.カゴパク 13.鬼滅の刃 14.クラスター 15.香水 16.GoToキャンペーン 17.3密(三つの密) 18.自粛警察 19.Zoom映え 20.総合的、俯瞰的 21.ソーシャルディスタンス 22.ソロキャンプ 23.テレワーク/ワーケーション 24.時を戻そう(ぺこぱ) 25.Niziu(ニジュー) 26.濃厚接触者 27.BLM(BlackLivesMatter)運動 28.PCR検査 29.フワちゃん 30.まぁねぇ〜(ぼる塾)
ウェザーニュースによると・・・
東京は未明から北西の風が強まり、3時18分に最大風速8.2m/sを観測。 気象庁は東京地方に木枯らし1号が吹いたと発表しました。 昨年、一昨年は木枯らし1号の発表がありませんでしたので、3年ぶりとなります。
東京地方の「木枯らし1号」の発表基準は、以下の4点を目安に気象庁が総合的に判断をして発表を行います。
1:期間は10月半ば〜11月末までの間 2:気圧配置が西高東低の冬型となって季節風が吹くこと 3:東京における風向が西北西から北 4:東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上
綿コートに交じり、ウール系コートや、ダウンも見かけるようになりましたね♪
2020年11月03日(火) |
謎多き歯『親知らず』とは−2 |
昨日の続きです♪
「7番目の歯」守るためのケアを
Q.親知らずがあるものの、そのままでも大丈夫な人の場合、どのような点に注意して歯の手入れをしたらよいですか?
S先生:「親知らずを抜かなくてよいケースとは『清掃ができる生え方の場合』『虫歯などの大きな異常がない場合』『親知らずが全く生えておらず、清掃する必要がない(他の歯に影響を与えない)場合』です。 親知らずは他の歯と同様、またはそれ以上にしっかり清掃をする必要がありますが、最も奥まった場所に生えるので、歯ブラシが当てにくく、清掃不良になりやすいです。
ポイントブラシやタフトブラシと呼ばれる毛の束が少ない歯ブラシを使用したり、鏡を見て確認したりしながら磨くことがポイントです。 親知らずは他の歯と比べて、形や大きさ、生える向きなどに個人差が大きく現れるので、細かい清掃方法を歯科医院で指導してもらうことをおすすめします」
Q.親知らずを放置していたり、特に気にしていなかったりする人にアドバイスをお願いします。
S先生:「虫歯や炎症などにより、親知らずの治療が必要となった場合には、その治療が煩雑になったり、治療中に口を開けておくことが大変になってしまったりする場合が多いので、できる限り、虫歯や歯周炎を引き起こさないことが大切です。
しかし、それ以上に大切なのは、親知らずのトラブルが原因でその手前の歯(7番目の歯)に虫歯や歯周炎を引き起こさないようにすることです。 正しい向きに生えないことが多い親知らずは人類の進化とともに顎が小さくなった分、退化の方向にあると思います。 しかし、その手前の歯は、かむのに必要な力や機能を大きく発揮する非常に大切な歯です。 そのため、親知らずを抜く必要があると判断する理由には、この『7番目の歯を守ること』が大きく考慮されます。
『もし、親知らずが虫歯や歯周炎になっても抜けばいい』と考えるのではなく、その手前の歯の健康まで考えて、早期の抜歯が望まれる場合が殆どですね♪
2020年11月02日(月) |
謎多き歯『親知らず』とは−1 |
オトナンサーによると・・・
虫歯になりやすい、真っすぐ生えてこないことが多い、歯茎が腫れて痛みが出やすい――。 こうしたネガティブなイメージを持たれやすい「親知らず」。 実際に歯や歯茎のトラブルを引き起こす原因となることも多いため、歯科医院で「抜いた方がいい」と言われた経験がある人も多いと思います。
そのため、ネット上では「どうせ抜かれる運命なのに、何のために生えてくるんだろう」という疑問をはじめ、「どうして生える人と生えない人がいるの?」「他の歯より、抜いた後の痛みが強いのはなぜ?」との声も多くあります。
謎の多い歯である「親知らず」のさまざまな疑問について、歯科医師のS先生に聞きました。
大昔の食生活の名残?
Q.まず、「親知らず」という歯について教えてください。
S先生:「親知らずとは、上下左右に1本ずつ、前歯から数えて8番目の位置に生えてくる大きな歯を指します。 歯科では『8番』と呼び、最大4本あることになります。
親知らずは18歳以降に生えてくる傾向があり、その名の由来は『分別のつく年頃になってから生えるので、親が生え始めを知らないため』『平均寿命が40歳前後だった時代には、子どもの親知らずが生えてくる前に親が亡くなってしまっているため』など諸説あるようです。 『知歯(ちし)』とも呼ばれますが、これは成人して知恵がついてから生える歯であることに由来するそうです」
Q.なぜ、親知らずは真っすぐ生えてこないことが多いのですか?
S先生:「親知らずの生える向きは上下のそれぞれに傾向があります。 横向きに倒れるなど正しい方向に生えてこないのは下の親知らずに多くみられます。 一方、上の親知らずは下と比較すると正常に近い向きに生えることが多いです。 4本ともがきれいに生えそろう場合もあれば、横向きに生えたり、歯茎に埋まってしまったりする場合もある他、親知らず自体がもともとない場合もあります。
親知らずが真っすぐ生えないのは本来生えるべき場所にスペースがないためです。 これには、人類の進化において、顎が小さくなっているためという考え方があります。 しかし、実はクロマニョン人においてもこうした親知らずの変化はみられていたそうで、日本では弥生時代にも親知らずが埋まってしまったり、横向きに生えたり、そもそもなかったりすることが珍しくなかったそうです。 現代になってから、親知らずが正しく生えないことが多くなったように思われがちですが実際はそうでないのです。
親知らずが生えるスペースがなくなっているのは、大昔の段階で食事の内容が徐々に変わっていたからだと考えられます。 硬いものをかみちぎる必要があった時代から、少しずつ調理技術が発達して軟らかいものを食べるようになったため、顎がそこまで発達する必要がなくなったという説があります」
Q.親知らずは「抜いた方がいい」と判断されることが多いにもかかわらず、何のために生えてくるのでしょうか?
S先生:「先述の通り、大昔の人は狩りや採集をして、動物の肉や木の実などの硬いものを食べる生活でした。 その頃は丈夫な歯がたくさんあることと発達した大きな顎が必要であり、正しく生えた親知らずも、かむ力を発揮するものとしてとても大切だったと思われます。
やがて軟らかいものも食べる生活となり、多数の歯や発達した顎はさほど必要なくなり、かつて、しっかりと真っすぐ生えていた親知らずが正しい位置・向きに生えなくなったり、出てこなかったりするようになったようです」
Q.親知らずが虫歯になりやすかったり、痛みが出やすかったりするのはなぜですか?
S先生:「親知らずが正しい向きに生えている場合、また、上下の親知らずがしっかりとかみ合っている場合には、他の歯と同じように歯磨きをすることで、きれいに清掃できる場合もあります。 しかし、横向きに生えていたり、一部分のみが歯茎からのぞいていたりする場合、普段使用している口の清掃器具だけでしっかりと清掃することは容易ではありません。
親知らずの虫歯は『生える場所が奥まっていて見えにくい』『歯ブラシを当てにくい』ことが主な原因です。 また、親知らずに痛みを感じる場合、親知らずにできた虫歯がひどくなったことによる場合もありますが、実際は親知らず周辺の歯茎に炎症が起きて痛んでいる場合が多いのです。 歯磨きは“歯”の部分を磨くことで虫歯予防になりますが、“歯と歯茎の間の溝”を磨くことで歯周炎を予防できます。正しく生えていない親知らずの場合、歯と歯茎の間の溝まで正しく磨けず、周りで歯周炎を起こしてしまいやすいのです」
Q.親知らずを抜いた経験のある人からは「抜歯後の腫れがひどかった」「他の歯を抜いたときよりも痛みがつらかった」という声が多く聞かれます。 他の歯よりも、抜歯時の腫れや痛みが強く出やすいのはなぜでしょうか?
S先生:「歯の生える方向はすなわち、『歯が動きやすい向き』です。 親知らず以外の歯はたいていが正しい向きに生えているので、歯を抜く必要がある際も、通常歯が生える方向に引っ張ることで無理のない動きで抜くことができるので、痛みや腫れも少なくて済みます。
これは親知らずが真っすぐに生えている場合にも同じことがいえるのですが、先述の通り、親知らずは正しい向きに生えないことが多く、それを抜くのは簡単ではありません。 例えば、親知らずが1つ手前の歯の方を向いて生えていれば、その歯に向かって引っ張るのが動きやすいのですが、抜くにあたって、その方向に引っ張るのは物理的に不可能です。 そのため、親知らずを頭と根っこに分割し、それを1つずつ取り出すしかありません。
また、埋まってしまっている親知らずの場合は、歯茎や埋まっている顎の骨に抜くための道筋を作らなくてはなりません。 それには歯茎を切開したり、顎の骨の一部に穴を開けたりする必要があります。 こうした手術で動きにくい方向への取り出しなどが加わる分、真っすぐ生えている歯を抜く場合と比べると痛みや腫れが強くなることがあります。
また、親知らずは、その根っこが顎の中を通る大きな血管や神経の管に近い位置に生えることがあります。 この場合、親知らずを抜くときの動きや力が管の方まで伝わり、痛みやすいことがあります」
明日に続きます♪
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