兄弟ボード - 2006年03月01日(水) 再び また旅 こんにちは。こんにちわ? は なのか わ なのか。 毎日がエンドレス。夢があるって素敵。 そんなわけで、兄弟ボード旅行後編。 〜前回までのあらすじ〜 ・兄弟でスノボ ・夜行バスで ・バスに乗る前にコンビニで買ったパンを「温めて下さい」と頼んだくせに 受け取り忘れる(弟) ・チェックインの前にトイレに行きたいと言い出し、全然戻ってこなくて なかなかチェックイン出来ずイライラする(これも原因は弟) ・部屋に入ったものの、あまりのしょぼさに俄然←今ココ ホームシックにかかった我等。 ・軽く寝たあと、滑りにゆくぞ。となった。 ・弟、レンタルウエアを借りてくる そのウエアーときたら、まるでスーパーマリオ。 全身が赤い。膝下のみ紺色。 爆笑。 なんだってー どうして、またもやランクアップとか言い出して追加千円でウエアーもかっこ良いのを貸しますよ的な? ざけんじゃねえー ちまちま金をとろうとする作戦。 そんなで、滑った。 が、事件は起こる。 3人でゴンドラに乗っていると、中にクレープ屋のはり紙がしてあった。 食べたいねーなんて話しつつ。 山を下るとそこには、クレープ屋が。 もう、帰ろう言っていたので、クレープ買って帰ろうと妹と話した。 弟は、非常に疲れたらしく先に帰った。 事件はここからである。我々は信じられない光景を見る。 クレープ屋は意外にも混んでいた。 私たちの前には5人ぐらい並んでいた。 その人たちは、バスでもう帰るらしく私服であった。 その前に並んだ人たちはプリンがのってるクレープを頼んだらしく 「わあああああープリンだーすごーい!!」 だのわーわー騒いでいた。 そのあともやれ「チーズだあ〜わあ〜私チーズだいすきー」だの騒いでいた。 クレープはおっさんが作っていた。 そのおっさんは紀ノ宮と結婚した黒田さんにそっくりだなあと思った。 チーズだって、普通のスライスチーズを黒田さんが入れてるだけじゃないか。 ちょっと、私はイライラしていたのは確かである。 並んでる所は雪が固まってしまい氷でつるつるになっていた。 私の前の人たちはベニアで作られた台の上に乗っていた。 プリンではしゃいだおなごの一人がクレープを持ちその台から降りた。 瞬間私の視界の左隅で人が倒れた。いや、案の定すっころんだ。 私たちが並んでいる場所はつるつるの氷になっていたからである。 私にも足払いが入り痛いっと思ったと同時に「はっ!!プリン!!」と思い側を見たら プ リ ン だ け お ち て い る うわープリンおーちーてーるーよー と思ったあとやっと「大丈夫ですか?」と声をかけた。 にしても、なかなか起き上がらねーなーと思って顔を見たら私は絶句した。 彼女の顔は絶望に溢れかえっていた。 もう、びっくりするぐらい絶望の顔。 むしろ、逆切れしそうな絶望の顔。 たかが、プリンですよ。 それにしても、彼女は全然起き上がろうとしない。 見兼ねた友人?らしき人が立ち上がらせていた。 友人「あープリンだけおちちゃったね・・」 転んだ女「おじさんからまた(プリン)もらうからいーし」←逆切れ 我々は耳を疑った。 あのおやじはどう見てもプリンを無料でくれる人には見えない。 だいたい、おなごがプリンだーとか騒いでるのにも無関心だったし、プリンをくれるなら転んだ時点で「大丈夫?」の一声でもかけるであろう。 そりゃあ、あーた、ディズニーランドでポップコーン買って落としたら、すぐ交換してくれるだろうけど、黒田さんにそんな事をもとめちゃいけないよ。 それよりも、あの凹み方はすごいし、何故逆切れるのか難解である。 やはり、無料ではくれないようであった「お金払いますんで・・」の声が聞こえたのである。 もう、限界じゃね?これ読んでる人も限界を感じませんか? がしかし、実際私たちはまだその場にいた。 この時点で妹は私に「あんた本当にクレープ食べたい?」と質問してきた。 彼女はこの場がもう限界だったのである。 私は、「あーまあね」とか適当な返事をしていた。 そして転んだおんなは多分金を払ってまで追加プリンをした。 また台から降りようとした瞬間、すっころびそうになっていた。 それを見てもう、私も限界だと思った。 つい「何やってんだよー・・」と口走ってしまった始末。 妹に目で合図をし、その場を去った。 そのあとは妹と火を切ったように喋りまくり、大笑いした。 ありえねーありえねー なんで逆切れするのか。なんですぐ立ち上がらないのか。 私もね、もしクレープにプリンなんかのっかちゃったら、少しははしゃいでしまうかもしれない。 でもね、プリンだけ落ちちゃったら、ちょっとはしゃいだ事も後悔しつつすぐ立ち上がるし、恥ずかしくてたえられずに笑ってしまうと思う。 あんな絶望感は出せない。つかしない。 なんだあの、温度差は。 しかもプリンだけ落とすという行為が自転車を乗ってる蕎麦屋が転んだようなセオリー感がある。 この話は実際にあの顔を見ないと笑えないかもしれません。 友人におもしろ話として、伝わるかどうか心配だったが、結構わかってくれた。 この文章で伝わったかどうか今度はそっちが心配。 もう、その事件があってからはこの話を何回も妹とした。30分は話せるね 次の日私たちも、その場は諦めたクレープを転んだ彼女のように、帰りのバス待ちで買った。 プリンクレープを。 ...
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