京のいけず日記

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2003年11月30日(日) いけず日記を書く理由

馬鹿じゃねぇの、おまえ。
お習字の練習ホワイトボードに書く

何だか変だとは思ったが…。
授業が終了し、さて帰る準備。

え!?

え、え…?

なんで消えへんの。なんで…。

犯人はマーカーに混じった
油性マジックだった。…なるほど。

…って、あんた、
感心してるバヤイやあらへんで。
誰や、こないなマジック置いたん!

全然、気ぃつかへんかった。
そうとも知らんと、ようけ書いたわ。

マーカーを上に重ねて、
その上からキコキコ…。

誰にも見つからないうちに。
情けなぁあ〜、キコキコ…。

←二度目の奉公に出される前の
 バラガキの歳三さんでやんす



「京のいけず日記」→「今日のイケテナイ日記」をつけようと思った。
なぜなら、上のようなことが、日常茶飯事的にあって、ネタに事欠かない。

この日、金曜日は朝からうっとおしいお天気だった。
不思議な事に、たいていツイてない日は何となく変だと分かる。

午前中、12月から始まる仕事の打ち合わせで大阪へ行っていた。
JR、地下鉄、京阪を乗り継いでの久々の遠出。
無事に関係者の方と会えたのだけど、
そこで頂いたコーヒーをテキストの上にひっくり返す。

続いて京都に戻って、とあるカルチャーでは、時間を間違えて遅刻。
ただでさえ私は一人場違いなのに、
他の上品な悠悠自適な受講生さん達の顰蹙を買ってしまう。
好きなテーマじゃなけりゃ受けてへんわ。クスン。

夜の授業までの時間を漫画喫茶で時間を潰して、
(久々に、風光るを読んだ♪←これだけが救いの一日)
その後が、このホワイトボード騒動だ。
情けない…。

あーあぁ。
日記もテキストどころかアホな落書きばっかりしてしまうし。
ほんまに精神年齢、何才や、ちゅうねん。

「お母さんは向上心ないんか。もっと、あんじょう、色塗りぃな」
「ええねん。白黒の世界が好きねんから」

中学生の娘と、はりおうてどーすんねんなぁ、もう。


2003年11月29日(土) ゾウさんが好きです

近藤さんの肩に寄りかかる歳三さん亡き近藤の肩に寄りかかる歳三さん

江戸敗走後、どう言葉を飾っても、結果は、敗退につぐ敗退の日々。最期の地、箱舘で、

「たとい身は 蝦夷の島根に朽ちるとも
魂は東の君やまもらむ」と
立派な辞世の句を詠んだ土方歳三よりも、
「わが齢 凍る辺土に 年送る」と
詠んだ歳三さんがもっと好きです。

独りで寂しかったろうな。お休みなさい。


昨日、創作好きとしては嬉しい本を見つけた。
最近、出版ラッシュ。来年まで続くのね。何だか嬉し恥ずかしい。

新選組烈士伝。角川文庫。@743。
津本陽はじめ複数作家の掌編コレクション。

中におさめられている作品は新作ではないが、未読の作品も多い。

その中に池波正太郎の「色」を見つけた。土方歳三が主人公の作品。
以前に読んだことはある。

池波さんらしいセンチリズムのない男っぽい作風、飾りのない土方だけに、刹那、「お房、お房」と女の襟へ顔を埋め、崩れるシーンが余計に切ない。

同じ作品でも感じ方が変わってくるんだなぁ。
前に読んだ時はこうは感じなかった。
こちらの年齢の変化もある。
面白いけれど、少し淋しい。かも。

強烈に、男、土方歳三を感じた頃のように、二度と、
「燃えよ剣」を同じように読めることはもうないのかもしれない。
今でも一番好きな作品だけど…。

漫画もそうなんだろうか…。
昔、夢中になってむさぼり読んだ漫画が山とある。
竹宮とか萩尾、大島、あの年代の頃の本を読んでも
同じように、もうその世界へは戻れないんだろうか…?
私も実家の押入れを整理してみよう、と。


2003年11月27日(木) 借方、貸方、土方ーっ…さんの豊玉発句集

土方歳三の豊玉発句集は…いろんな意味で有名。
ほんま、いろんな意味で…。

恥ずかしいところを見られてしまった歳三さん

餅つきの最中にまじめな顔で滑稽な仕草をしたり、自分宛のラブレターを故郷に送ったり、歳三さんは大いにユーモアのセンスがあったに違いない。作ったあとで、思わず、おやじ駄洒落的一人ウケまくり!あるいは、むっつり笑い!なんて。目に浮かぶんだけど。
もしも、そうじゃなく大まじめに作っているとしたら、それはそれで、本当に可愛い人。うふっ。人知れず一人ウケる、そんな歳三を醒めた目で観察する総司の顔(↓)

その歳三と目と目があってしまいヒク総司
子どもの友達の
お兄ちゃんをモデルに

普通の青年?に
描いてみた沖田総司





「土方さんって
可愛いなって…」



講習会3連チャン 無事 終了!よかったぁ。

今回は意外と楽にいけた。時間配分も終わってみれば帳尻OK。

最終日の今日は、残り1時間のところで、税理士先生とタッチ交代。

何だかすごく懐かしい世界。確定前の嵐のような日々を思い出した。

「ケツは拭いたる」
乱暴だけど、あたたかい?事務所の先輩の言葉。

「(能なしを雇っとく)福祉事務所じゃない」
辛らつだけど、ずっと見守ってくれた先生の言葉。

あの頃もぶざまで必死だった。

今もかわんない。
挫折挫折の連続で、でも、何とか息してます。
年をとって、ちょっぴり人との付き合いが楽になったぐらいかなぁ。

相変わらずアホは直りませんが。
ゆえに日常退避、逃げワールドも健在です。


2003年11月25日(火) みんなの迷惑

京都地方、連休最終日の今日は雨。今も雨が降ってます。

原田左之助ってどんな人?
何となく原田左之助ってどんな人?
と思って、描きはじめたけど、イメージがつながらない。

結構、美男子。得手は槍。中間くずれで、お腹に腹きりのあと。彰義隊で死んだ。いや、チンギスハンか?まさかなぁ。

あんまり詳しくないけれど、
何となく、歳三さんが、この人の明るさ、
豪胆さ、単純さ、その性格、人柄に、案外、
救われてたんじゃないかなぁ、と勝手に…。

だから好きだよ、左之!


久々に駅前でビラ配りをした。
行き交う人の視線が、これまた冷たい。

分かるよな。私だって怪しげなビラなどもらいたくない。
何か怪しげで、勧誘されそうで、迷惑で。
眉をひそめ足早に去ってしまう。

ぺしゃんとなってる暇はないから、がんばるわ。
てなことで、昨日は仕事の合間、2時間ほど駅前に立っていた。

これからは、もうらうだけは、もらってあげようとか、
断る時は、せいぜいニコヤカに断ろう、とか、その時は思うのだ。

昔、銀行員だった頃、全員外交(今もあるのかな)で
一軒、一軒、ローラー作戦、家を回ってお願いにいった。
いわゆるボーナスはぜひ当銀行に…ってヤツ。

インターホーンを通しての断りなら上等。
まず出てくれない。出てくれたと思ったら、
チェーンを掛けたドアの隙間からこちらを睨んでいる。
用件も聞かずに分厚いドアが鼻先で音を立てて閉まる。
うら若い乙女…だった筈だから…悲しかった。

今はその気持ちがよく分かる。
まず、うるさい。うっとおし。胡散臭い。怖い。押し売りはごめんだ。
(とりわけ弱い年寄りを狙う悪徳セールス、詐欺は絶対許せない)

忙しい時に限って、
よく掛かってくる多種多様のセールス電話。
一瞬、知っている人かと思う馴れ馴れしい声。

「○○ちゃんの"おかあさま"でいらっしゃいますか?」

バカ丁寧さに余計に腹が立つ。
厚化粧のオバサンの声に、お愛想みえみえの脆弱青年。
マニュアル通りはロボット声のお姉さん。
ムカムカムカ…っ。

ブチ切れる前にふと思う。
電話の向うに、時給800円のパートのオバチャンがいる。
ノルマに追われたバイト学生がいる。
ノル気はないが、せめて穏やかに断ろうと思う。
(穏やかなうちに終わらせてくれないが)

最近、常に、そんなふうに思ってしまう自分が何だか重たい。

多くはないが様々な仕事をしてきた。
いろいろな人と知り合って関わってきた。
それなりに人の気持ちも、
親の気持ちも分かるようになってきた。

相手を思いやる。それはとっても大切なことだ。

そうして、分別がつき、丸くなる。
何も表現しなければ突き刺さるものはなく、
互いに傷つけない、波風立たず、万事、大人におさまる。

あっちにも、こっちにも気を使い、身動きできない。
自分のキモチはどこに置き去りにされていくんだろうか。

人に迷惑をかけない生き方ってあるんだろうか…。
時には確信犯を決め込む。

いや、やっぱり良くないか。

うーん。何がいいたいのん。ワケワカラン。寝よ。お休みなさい。


2003年11月23日(日) 新選組なら話せるよ

疲れたぁ〜!もーくたくた。
連休中、日曜だけはお休み。だから、ヘヘッ。やっと落書きして遊べるぞ。

煙草を持つ手
ちょっと一服…って煙草は吸わない。
実家は煙草屋家業。家中がヘビースモーカー。
だけど煙草は大嫌い。

ごはん食べてる人の横で平気で煙を吐く人の気がしれない。
子どもの頃、慢性気管支炎だったのも、たぶん、このせい。
今から思うと、よってたかって、なんちゅう、親じゃ。

だからといって、目の仇、排斥するやり方は嫌いだ。
煙草を吸う人、好きでたまらない人もいるだろう。
なんちゅうか、歩み寄れないのか、おおらかに生きたい。

歳三さんは煙草吸ったのかなぁ…?
当時なら煙管やんな。渋い。

木曜完徹の後、講習当日は思いのほか定員に達し、
そんなに来ないだろうというアテが外れる。

予想していたより広い会議室、背広姿の役員さん達も同席という中、
久しぶりに緊張しまくり。かみまくり(これはいつも…)

開始前に偉い人のご挨拶、前フリがある講習も久しぶりなら、
プロジェクタを使うのも久しぶり(それも間際に故障に見舞われる)

視線が痛く突き刺さる。
人前で話す事がすごく苦手だ。ほんとに恥ずかしい。
元々、こんな風にオタクに自分の世界で遊ぶのが好き。

ええい、ままよ。気がつくと、BSやPLの話どころじゃない。
儲かりまっか?ぼちぼちでんねん。肝心な説明が底抜けた。

子どもの懇談会の自己紹介すらまともに話せない私。
いつから、こんな横着なことが出来るようになったのか?

あと2日。お願い、こっちを見ないでください。
手元のパソコンだけ見てください。

最終日、税金の専門家までやってくる。
あぁ、この緊張とストレスに耐えられるだろうか…。
胃が痛い。

だけど、そう、歳三さんの話とか、漫画の話なら、
年齢差があっても、性別が違っても、知らない人と延々と話せる気がする。
どこかにいないかなぁ。幼稚さを許してくれる、おおらかな人。

今日のお気に入り(↓)----------------------------------------------

●流月抄1〜3 池上遼一 講談社 @819

幕末の京都が舞台で、エロティック&ちょっと猟奇じみてるけれど、
新選組が登場する。池上遼一の絵がすてき。

どこだったか、ネットで漫画読めるサイトで、
そこに池上遼一の作品(左近の)もあって、お試しで少し読めた。
一コマ、一コマ、追いかけるように見せてくれる。

が、!

なんか気に入らない。

コマ割も絵の一部。漫画はアニメじゃない(アニメも好きだけど)
紙には紙の、独特の空間があるやんな。


2003年11月20日(木) 悪いクセ

すべきことがある時に限って、何かくだらないことがしたくなる。
普段はやりもしないことが、とてつもなく大事な事に思えて事を始める。
頭の中でガンガン警鐘が鳴っているのに、
読みもせず、今まで放っておいた本を、試験前に読み出すようなものだ。

ということで、
明日は初めて扱うソフトの講習初日だというのに
やっと準備、シュミレーションを始めた。
自分が出来るという事と、教える事はまったく違う。
ぶっつけ本番。3日間。時間配分も不安がある。
はてさて、どんな質問が飛び出すか。その対応策も必要だ。
普段の講習とは違う。公的な環境。失敗はできない。

なのに、ここ数日、ただ、忙しさや、ストレスから、目をそむけて、
逃げている、昔からの悪い癖、意志薄弱。壁があれば避けて通る。

逃げることも、目をそむけることも、卑怯じゃない。
弱くていいやん。自分を守る大切な手段だと知っている。

だけど、好きなことまで言い訳にしてはいけない。
逃げの道具にしてはいけない。安全の柵にしてはいけない。

この、あかんたれ。
何年、自分とつきあってんねん。

箱舘の土方さん。今から写真を撮るところです土方さーん
そんなところに突っ立ていないで、
早く向うへ行ってください。

なぁーに。パシャっと一瞬ですから。
命までとりやしませんって。

…ンなことは分かっている?
はい、はい。そうでしょうとも。

刀…?どうぞ、どうぞ。もちろんですよ。
武士の魂ですからね。一緒に写しましょ。

あー、君、君。
土方さんに上着を。それからおぐしを整えてあげて。

…え?なに?聞こえませんよ。
俺は…別に怖くねぇぞ…?

はい、はい。分かってますよ、そんなこと。
だから、怖い顔はやめて、ほら、美男子が台無し。
笑って、ねぇ、土方さん。ピース!

やれ、やれ。やっと行った。
もぅ…。ほンとにかわいい人なんだから!

 箱舘の写真場にて アシさんのひとりごと でした。


2003年11月19日(水) 書は体をあらわす?

いなり寿司…じゃなくて、実物の沖田ってどんな青年だったんだろう?

もしかして沖田総司
きもわる・生ちろいシリーズ
歳三さんに続いて 沖田総司

まげ、変。頭デカイ…。
生ちろいシリーズで
隊士一覧描いてみようかなぁ。

沖田とおぼしき写真!?が展示してあるサイト 

幕末写真館
さま

…確かにひらめ顔というか、甘い「おしるこ顔」だぁ(意味不明)

いや、いやん。


書道は小学生の頃に投げ出した私だけど、
常々、字は、結構、正直だと、その人の人柄が出ると思っている。

沖田の書体は、意外に力強く、勢いがあり、荒削りで男性的だ。
そこには年齢相応の青年が立っている(ような気がする)

近藤の大書は王道だ。堂々と立派。武骨、朴訥一辺倒ではなく、
学の人であり、意外と洗練さもある(ような気がする)

我らが歳三さんの書体はいかがであろうか。
今まで、繊細で、女性的な優しい書体だと思っていた。

なんの、なんの。実は見方が少し変わった。
先日の国立博物館「新選組展」久々に見た本物の書。
ガラスの向うをじっと見つめる。

なんちゅうか、かんちゅうか、癖ちゅうか、
自分へのこだわりが頑固に現れている(ような気がした)

あの右上がりの土方歳三の名のように、
なんちゅうか、どや、俺は俺って感じやん?

よく見れば、一つ一つの文字に癖のある意固地さがうかがえる。
(ほんまかいな?)

どうしようもないナルシストかも?器が小さいぞ、歳三。

正直、少しがっかりもしたが、そやけど、
ただのエエカッコだけの人やない。それがまた嬉しいねん。

 さぁ。仕事ウィーク。早く寝よう。お休みなさい。


2003年11月18日(火) キョウキする活字

狂気…兇器…狂喜…さて、どっちだろう?
TV番組表を見ていて、ピタッと五感のアンテナが反応する。
何だ?…見返しても分からない。
おかしいなぁ…。視線を走らす。またもドキッ!
…え?え??

歳三と総司の痴話げんか

いなり寿司

土曜フォーラム
「65歳現役社会は実現するか」


そんなアホな。視線を何度も往復する。
苦笑いを通り越して、自分のまじばかに呆然。
潜伏性、慢性感染症から、急性、いや、劇的感染症に進行中かも…。
あぁ。末期状態はどうなるんだろう?

金曜日夜、お初の会計ソフトの講習会。
何人来るのか…。まじやばい。資料の準備が出来ていない……。


2003年11月16日(日) え?カマキリのたまご?

カマキリのたまご?長女が英検の2次試験を受けるというので、下の子を連れて電車に乗って会場へ。左の写真は外で待っていた時に見つけたもの。小学校の宿題、日記に書くと言うので、ケータイでパシャリ。写りが悪いけれど、中央の白いところ。葉っぱの裏側。たぶん、カマキリのたまごのような…。でも、この時期だったけ?まてよ。あれ?もしかしてクモの巣だったりして…。ハハッ

近所の中学生の男の子
久々に見かけた近所の男の子。長女と同じ中学生で、幼稚園の頃から一緒。いわゆる幼なじみってヤツ。小学校に行っても、背の高い娘に比べて、チビスケで、結構、やんちゃ坊主。どこか、いつまでも、あどけなさが抜けない彼だった。

それが、まぁ!

ちょっと見ないうちに、ヒョロヒョロと背は伸びてるは、声は太いは…。あー、びっくりした。

お嬢が二人の我が家。男の子って不思議な存在。
ぺーと呼び捨てにしていた甥っ子が、喉仏ボコッのオッサンになっちまったのも突然だった。
ある日、ある時、スイッチ ON!
  ヘンシーンなんて。…ンな、アホな。

幼少のままに気安く呼ぶ近所のオバサンを、彼は無視することも出来ず、さりとて挨拶するでもなく、目の端でとらえて、照れくさそうに少し首を傾げた。

来年は15歳。昔でいうと元服だ。おーい、適当にガンバレっ中学生!
「大きくなったねぇ」
「オバチャンも、…ね……」(涙)


2003年11月15日(土) 寄らば斬るゾ

歳三さん顔アニメ
 ちょっとアニメGIFで遊んでみました→バカヤロォ

有名な上半身像と全身像の写真。トレンディ俳優のような修正版は論外だけど、今まで、慈愛の含みのある、おっさん顔の上半身像がこの上なく好きだった。

軍服姿の全身像の方は背中にゾクっとくるものがあって、実は怖かった。でも今は、この写真が気に入っている。漫画や、軽薄な想像ではオモチャに出来ない歳三。時代を生き、多くの人をも手にかけた真摯な歳三に会ってみたい。
そして、本当に好きなのか。惹かれる理由を確かめてみたい。


実家に行けば単行本であるものも、文庫で目についたら買いまくり。この間、危うく、司馬遼やら、子母沢寛に手が伸びて、うー我慢、ガマン。

出費もさることながら、狭い我が家のどこにおくねん。子供の本も増えてくるし…。みんな、どんな風に整理してんのかなぁ…?ダンナは読んだら処分しろというが、だって、ねぇ。ほかせへん。

そういえば、中場利一のバラガキ、大枚@1600円も出して買ったのに、もう文庫されてて唖然。我慢すれば良かったぁ。

最近、通勤電車の中で読んだ本。

●日本剣鬼列伝((株)大陸書房 文庫 @540円)
複数作家によるオムニバス。作家の好き嫌いもあるが、皮肉にも、新選組以外の登場人物が興味深い。剣鬼というには、近藤勇や、あの沖田総司でさえ、小さいよなぁ、と思う。なのに、なんで、歳三ごときに…。未だ解せない。くそっ、と思いつつ、…好き。ぐやしいっ。

●新選組実録 相川司/菊地明(ちくま新書 @660円)
創作ではないが、読みやすい。とりわけ、旧幕脱走軍以降の項が面白い。歳三の行動など引用を引きながら検証されていて、頭の中でミーハー的ごった煮状態のものが整理されていく感じです、はい。

そうそう活字ではないが、週刊ポストで子連れ狼の連載が始まった。
テレビはあまり興味がないので見ていないけれど、(故)小島剛夕さんの作品好きでした。首切り朝とか。もち新選組ものも。
 
白土三平のカムイはどうなっちゃうんだろうか…。


2003年11月14日(金) 煮詰まってきた〜!

11月中旬。嵐山界隈はすごい人、人、人っ〜!
紅葉狩りの観光客でごった返している。

朝の通勤時、ママチャリで渡月橋を渡る、人も少なく気分爽快。
だけど、午後からの出勤の時は、もー…いや!
歩行者天国じゃないのに車道まで人であふれてる。
人からも車からも睨まれて自転車はどこを走ればいいのかしらん。


仕事しろー!
へへん。明日は仕事、夕方からだよーん。
子どもを送りだしたら、洗濯もんだけして、へへっ、昼まで寝るのだー。

来月は師走。12月早々、来春までフルタイム仕事がうまる。
何だか今月に入ってやることがいっぱい。
まるでジェットコースターのように
坂道をガタンガタンと少しずつ登っているような気がするぞ。
ちょっと気合い入れんと…。おっしゃ!がんばんべ。

ああ、でも、どっか行きたいよー。
会津に行って、温泉、いいなぁ、向うはもう寒いのかなぁ。

秋の京都はまだまだこれから見頃です。


2003年11月11日(火) 誰かのために死ねるということ

選挙前、どこかのテレビで若者のセッションをやっていた。

「国のために戦争にいくとか、犠牲とかまっぴらです。自分が一番ですよね」
よく耳にする。確かにまっぴらだし、戦争は嫌だ。私ももちろん戦後生まれ、戦争は知らない。その上、若い時から自分至上主義。結果、言いたいことは同じだ。

だけど聞いていて、どこか、お上品で、ファッションで、言葉遊びのような気がするのは何故だろう?私もそうかもしれないが。

争いには理由がある、土壌がある。そういった理由や土壌さえも自分とは関係ない、と考えもしない。…それでいいのかなぁ。

自分のために、と、言いきれる。私は、未だにその「自分」がつかまらない。最近になって、やっと、自分だけにこだわり、生きていくには長すぎる、辛すぎる、もったいない、そんな気がほんの少ししてきた。もちろん、明日どうなるかは分からない。お気楽な想像の上だ。

二十七歳の歳三

カッコ悪くても生きててほしかった。でも、戦争屋にならなくて良かったなとも思ったり…。

歳三さん、がんばって線で影を入れてみました。パソコンだとやり直しがきくので楽だけど、カリカリといった、あの音も懐かしいなぁ。

エヘ。けっこう、この歳三さん、気にいってマス♪


自分のためではなく、誰かのために死ねること。好きな男のために、惚れた女のために、手塩にかけた子どものために、親のために死ねること。あるいは自分が信じるもののために…。

誤解があるなら、死ぬという言葉を生きるに変えてみればいい。誰かのために生きること。そういう風に生きて、何かを信じて、死んでいける人生って、他人が何と言おうと、真底、羨ましい。

ダサくても熱く生きたい。

 そう単純ではないけれど…。


2003年11月10日(月) 子どもを信頼?…いえいえ、それは

寝込んでしまった総司(9,10歳ぐらい?)を抱きあげる歳三兄ぃ
寝込んでしまった総司(9歳ぐらい?)を抱きあげる歳三兄ぃの図。手がめちゃ変!

沖田総司は9歳の時に試衛館に入門。歳三と総司の出会いはどこでだったんだろう?試衛館ではなく、日野の佐藤家の道場で、出稽古に来ていた神童、総司に、歳三がコテンパンにやられたのが出会いだったりして。こんな微笑ましいショットなんてなかったんだろうな。はい。

今日は小学校の個人懇談会でした。ところが、前から時間を空けていたのに、前日に急な仕事の依頼があり、約束の時間に行けないことに。

朝、先生あてに、かなり遅くなってもいいのか、他の日に変更するのか、子どもに返事してやって下さいと手紙を書いた。そうすれば仕事先から電話をかけ、子どもに確かめる事が出来るから。

仕事先から、講座が始まる直前に家に電話をしたが子どもは出ない。やれやれ遊びに行ったな。学校に電話するか、と思っていたら、肝心なことは私のケータイに吹き込んでおいてくれていた。

仕事が終わって、駅からタクシーで学校へ向かう。外はもう真っ暗。待っていて下さった先生は、開口一番、意外なことを口にされた。

「お母さんはお子さんのことをすごく信頼されているのですね」

「へ?」

先生は、今日のことなので、子どもに返事をしても、それが親にちゃんと伝わるのかと心配されていたらしい。子どもは私に返事して下さいと小生意気に言ったようだ。

何だか恥ずかしかった。…信頼?とんでもない。そんなモノじゃない。最近の私は、特に仕事を始めたここ数年は、子どもを甘えさせてあげるどころか、私が子どもに甘えている。

初めての子どもで、手取り足取りだった上の子の時と比べると、よく分かる。淋しいんだろうなぁ。そういうことも口にしないで、お姉ちゃん同様に大人びたことを言う。私はそれも分かっていながらの確信犯だ。

だいたいが、動物的な子育て感しかなく、自分でひもじいとまわりに要求し、助けを求めることが出来たら、あとは何とか、人を頼ってでも、自分で生きていけるだろう…と、かなり勝手。(なんちゅう親だぁ、斬!)

同じ年代の子どもを持つ担任の先生は、子どもが親と付き合ってくれる間はほんのわずか、だから、こう、
 ギュッ!と抱きしめてあげてください、とおっしゃられた。

愛しなぁ…。ごめんなぁ。思春期、荒れてくれるなよ。



2003年11月09日(日) 古本市場にて


29歳の歳三さん
生ちろくて、ちょっと気持ち悪い?

うっふっふっ。欲しかった漫画を手に入れた!

漫画も活字も本ならOKという私似の長女と、漫画しか読まない下の子と、ダンナと初めて古本市場なるところへ行った。目的は長女の本探し。

あぁ、それなのに、入ってすぐ見つけてしまった。欲しかった本!

池上遼一の 赤い鳩 アピル
 園田光慶の真説新選組の2冊をGet!

誰の本を探しにきたのよ、と嫌味のダンナ。だって、昔の漫画ってフツーの本屋に置いてないんだもの。よだれタラタラ。半日は過ごせるな。活字本が少ないのが、ちょっとかな?

池上遼一を買うなんてスパイダーマン以来じゃないかしらん。とにかく画力抜群!線が本当にきれい!ただ、美形が多すぎて困ちゃいますが…。

「赤い鳩」の中で、土方歳三と沖田総司が真剣で斬り合いします。土方と沖田の関係もなぁなぁじゃなくて、なんせ小池一夫さん原作だもんね。男っぽい!近藤さんは例の写真にそっくり。実際、こんな感じだったのかな?

ここでの沖田はひと味もふた味も違う。でも、序章幕末の方舟(11)のラストの一枚、女を抱く絵は、ありゃ総司じゃなくて、バラガキ時代の歳三さんのイメージ、まんまですよ。

漫画で一番好きな新選組は、そりゃもう望月三起也!(最前線とか、秘密探偵JAとか、ほんま良かった)男としてめちゃくちゃ可愛い歳三さんが出てきます。あと小島剛夕も好きだなぁ!意外なところで水木しげるも…。PEACEMAKERが好きな娘に天まであがれを見せたら、こういう、お星さまキラキラは嫌いと言われてしまったが、喰わず嫌い、すごくいいのにねぇ。

それはそうと、なんでこの漫画、今まで持ってなかったのかなぁ…?

あぁ、…そっか、結婚、そして子育て期間だったのだ。ベランダから赤ん坊を落としたらあかんで、と半ば冗談、半ば本気で、親を心配させた私。一つの事しか出来ない、無器用な私だから、仕事も辞め、好きなものに突っ込むこともやめてたんだな、きっと。

母親と子の密度が濃くて、今まで気ままに過ごしてきた私には、楽しいより、無我夢中で、取り残されそうで、ちょっぴりキツかった。懐かしい…。でも、今から思うと、これで良かったんだ、きっと。

今は悲しくなるほど歳を取って、でも、またアホみたいに自分の好きなことに熱中できるようになったもん。こんなダメ親でも、うん、大きくなったよ、子ども達〜♪親に似ず、ちゃんと元気に育ってくれて感謝!


2003年11月08日(土) あれ…?

何かいっぱい書きたくて、吐き出したくて、言葉のかけらが押しくらまんじゅうしていたのに…。落書きして遊んでたら、忘れてしまった。

お光さんお手製のぼたもちを喰う総司と近藤さん総司「姉さんお手製のぼたもちです。どうぞ」

勇「うん、こりゃ、うまい。さすがお光さんだ。
おい、歳、ぼたもち持ってどこ行くんだ」

総司「土方さーん、1個でいいんですかー?
 山南さん達に持っていきますよー」

歳三(むっふふっふ…)

総司「行っちゃいましたねー。イソイソと」

勇「ありゃ、にぎりつぶすぞ、ぼたもち」

総司「どんな顔して喰うんだか…」

お光さんのぼたもちを愛でる歳三さん

いつか、こんな幼稚な落書きじゃなくて、何か絵を習ってみたいな。

線と淡彩で描けるような、そんな絵。仏画とか錦絵みたいな平面の絵。

大好きな歳三さんの美人画?や、如意輪観音はじめ、仏像の、あの、何といえぬ色香、優しさ、迫力を描けるようになりたいな。

堂々と絵が趣味です、なんて言えるになりたいな。描いてる時は何もいらないから。

そうそう、アップルの今やってるCM(原色バックに踊ってるシルエットの奴)いいなー。ドキっとしますね。
ああいうのって、カッコイイと思いません?

京都やと、ぼたもちは「おはぎ」って言うんやけど、同じもんかなぁ?

----------気になったので、さっそく調べた----------

アンコの種類でもなくて、牡丹餅”と”お萩”だそうだ。そっかー、食べる時期で呼び名が違うのかぁ。いつも「おはぎ」って呼んでたから、もしかして地域で違うのかと思ってた。お江戸でもそうだったのかなぁ…。
それにしても便利な世の中。


2003年11月07日(金) いやん、もー恥ずかしい


…って、このアホな落書きのことじゃないんよ。
くそまじめな低空飛行から、ちょっと違うことで落ちこんだ、今日。

異人さんに連れられて行っちゃった
異人さん 「ヘイ、ユーッ!!○▲◇×!」
歳??  「何でぇ、このタコ!×●▽?」

ヤフーの検索からこのページ見てる人がいた。「京のいけず」がキーワード。たぶん、その人は、京都時間や、ぶぶづけや、京都人のひね悪を期待してきたんだろうに(そんなの集めると面白いね。地でいけたりするわけ)

ホームページから飛んでくる人もいた。日記は分身だからしゃーないとして、あっちはマズイよな。何にも登録してないし、友達にもないしょだし、誰にもばれないと思ってた。ID、まじやばいやん。こんなん知れたら恥ずかしいって、もう、みんなに顔あわされへんで。なんせ誠実で、優しい人、良妻賢母で通ってるもんな、ほんま。

新選組のまじめなサイト色々と見てきた。何かもう、めちゃくちゃ恥ずかしい。なんで私はええ年こいて、こんなに幼稚でアホなことしてんの。ちょっとはまともなページにせぇな。なのに、と浮かんだのが、原色歳三図鑑に、歳三着せ替え人形。

ということでー。何がやねん。支離滅裂な今日は、ためてしまった分も、嫌な事も、みんな片付けた。ついでに新規の仕事も入れた。波が変わる。

明日は晴れるかな。


2003年11月05日(水) ドツボの3日目。ため息ばかり。

むっつり歳三さんを笑わせたい総司くんむっつり歳三さんを何とか笑わせたい総司くん。

真底くたびれてしまうと、上等の笑いでも笑えない。笑かす、笑う、笑えるってすごいエネルギー。

「梅の花壱輪咲ても梅はうめ」大まじめな顔して詠んだのかな、土方さん。


テレビで
野球のアテネ最終予選をやっていた。

ふだんスポーツにあまり興味の無いダンナがチャンネルを合わせる。

いつもならチャンネルを合わせるのは私の方なのに。会話を合わせるのも、返事をするのも億劫だ。

原因は思い当たらない…。
長い間、このどうしようもない性格とつきあってきた。

何もしたくない 何も考えたくない 誰とも会いたくない 話したくない
笑うことも 怒ることも 泣くことも 何も感じない ただ、だるいだけ
大人だってこんな時がある。

仕事もなく、家族もいなかったら、生きるリズムもなくて、
一日家にいて、起きたままの格好で、起きているのか、いないのか、
時間の自覚もなく、目覚めないまま底辺に沈んでいるだろう。

中2の娘はよく見ている。
「お母さん、ため息ばっかりようつくな」

部活に、勉強に、トモダチに、ハタから見ても、一生懸命、毎日忙しい娘。
「よう、ほんまにがんばるなぁ」と言うと、
「そんなに、よう、グータラできるなぁ」とかえってきた。

電話で人と話す、切ったとたんに、またため息。
「なんで、そんなに高い声で話すん?」
無意識のうちに無理している人づきあい。
実力以上にがんばろうとしている仕事。
でも、今、全ての無理をやめてしまったら、たぶん、
私なんて、生きている意味を見出せない…。

土方歳三に惹かれる理由、一つだけは明確だ。
起きているのか、いないのか、そんな時間を持つ間もなく、駆け抜けるように、完結し、いってしまった。
歳三自身ではなく、その濃い生き方に、この年になっても憧れる。

これからの時間、どう生きようか…。



2003年11月04日(火) 鬱々と低空飛行中…落書きもウツ

連休明け体がだるい。体以上にココロがだるい…。

こんな時、仕事でもあれば、嫌がおうにもシャンとなるのだけど、あいにく、今日は授業がない。ダンナも子供もいない。生活のリズムは狂いっぱなし。

5時までは専業主婦のパラダイス。総司、もとい掃除、洗濯、…主婦の仕事も、お持ち帰りの仕事もたまっている。あるいは、ええかげん落書きばっかりしてないで、写真を取り込むなり、テキストを入れるなり、まともなHP作りをすればいいのに、それすらやる気が出ない。

じゃ、昼間っから落書きして遊ぼっと思って書き始めると、何だかダークなイメージしか出てこない。

つかまっちゃた歳三さん

死、以外に道も夢のかけらもなかったのか。大好きな歳三さんを貶めて、汚して、めちゃめちゃにしてやりたい。あまりにも格好良すぎた歳三の化けの皮をはがしてやりたい。泣き言を言わせ、あがき、泥にまみれて、なお死ねない哀れな生をつきつけてやりたい。…時おり暴力的なこの感情はどこから涌いてくるのか?壊れてしまいたいのは、たぶん私なんだ。

仕事があれば仕事に逃げる。専業主婦って、ほんま偉いよな。

外は秋晴れ。買物にでも行ってこよう。町内の公示板に近藤勇と坂本竜馬らのイラスト入りで火の用心のポスターが張ってあったけ。デジカメで写してHPにUPしようか。帰ってきたら、ぐちゃぐちゃ思わないで、仕事を片付ける。久しぶりに早めに夕飯の仕度をする。そして、

 時間があれば、とびっきり笑顔のやさしい歳三さんを描くんだ。

 ふぅー。




2003年11月02日(日) 洗剤ボールドのコマーシャルって

「…?」と思うのは私だけかな。何か変。いつも思うんだけど。と、思いつつ、ちょっと濃い?目の二人を描いてみました。

22,3歳の頃の二人ってどんな風だったろう。
どんな暮らしをしてたのだろう。
史料にも取り上げられないような普段の暮らしがあったはず。
袴で大をする時はどんな風に用を足したのだろうか、とか、
近藤の嫁さんと歳三さんは喋ったりしたのだろうか、とか
相変わらず、あほみたいなことだけど…。

ちょっと濃い歳三&勇

ただ今、五稜郭のビデオ見てます。渡哲也の歳三さん、男らしくて、いかにも闘う男、土方歳三って感じです。時代劇としても大味な感じで今イチかも。

どちらかといえば弟の渡瀬恒彦のほうが歳三さんのイメージにあってるな。

試衛館(以前)の歳三さん、新選組の鬼副長、そして、流山で近藤を失い、敗走と負傷で、どんづまりまで落ちたあとの真の土方歳三。ひとつぶで三度美味しい、歳三さん、今夜もお休みなさい。デヘへー。


Sako