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2001年11月26日(月) 就職アドバイス2

「なんのために働くか?」
 これは、GEの元会長のジャック・ウェルチ(世界最強の経営者と言われている)が語った言葉だ。
 ステータスを得るため、家族を養うため、趣味を仕事にしました、そして金のため。 うーん、俺は金のために働こうとは思わないし、別にコンサルになる事にステータスを求めたりはしないね。 社長やとある友人には
「プロになるんだから金には拘りましょう。」
と言われるけどさ、でもプロになるからこそ、それ以外のところに拘りたいのさ。

 俺の場合なんで働くかと考えると、「自分でいたいという事」と「同じように自分の観点がある感性の強い人と一緒に仕事をしたい。」と言ったところだ。
それがシステムだったり組織改革だっり、まー色々さ。

 基本的に俺は「人それぞれ違って当たり前。」という観点であり、多くの人の「皆同じ。」という考えとは根本が違う。「皆同じ」と思っている人にとって俺は謎だろうが、俺から見てもなんで皆同じなのか謎なのさ。例えば、誰と誰が付き合ったとかは俺は本人達の事だと思っているので、それで盛り上がるのは謎だ。本当に解らないんだよね。要するに「合わない。」別にそれでいいと思っている。多様性という奴です。

 多くの人達の正解は「皆と同じ事をやっている事」、俺の正解は「世の中に答えなんてありません、だから思考錯誤してベストの方法を考えましょう。」 これなんだよね。これをやりたいから、色んな観点の人と組みたいのさ。まさにこれの為に働こうかなと思った次第です。

 でも、このジャック・ウェルチが言った言葉は何気に人生の転機で重要な気がするよ。 確かに俺の業界、金はいいなりに残業時間が半端ではない。 ライバル会社のPWで月残業170時間くらいあるらしい。 まー金目的にするんだったら、それを使う時間を考慮しなければいけないので金目的では採算が合わないだろう。
 
 ま、そんなこんなで、俺がどの様にして就職活動に望んだかの一例です。 これを読んで「あ、自分とは違うな、私ならこうやって生きたい。」と思って自分の事を考えていただければ幸いです。



2001年11月24日(土) 就職アドバイス。

 就職に関して色々聞かれる。 俺の自己PRは教えないけど俺がどう考えて就職に望んだかを書いておきましょう。

 憶えて欲しい事。
 経営学の基礎中の基礎と現在の常識。

 1企業が永続に発展するためには新入社員を継続的に採用し企業の若返りを図らなければならない。
 2今の日本の状況。

 これを憶えておけば良い。
 多くの人は、「今不景気で企業が採用数を減らしている、だから就職できない。」で止まる。確かに事実だね。でも基礎を知っていれば、不景気だからこそ新入社員の採用をしなければいけないという可能性に辿りりつく。松下やソニーがリストラしまくっている世の中でもちゃんとソニーさんは新入社員を入れるのはそのためだ。で、なんで採用人数を減らしたのかを考えるなら
「企業の求める人材の層が変ったから。」だから採用人数を減らしているはずだ。 この傾向は今後も続くだろう。 今の日本の企業のテーマとしては、GPモルガンなどの投資銀行にダマされていた時代を反省しつつ、コアコンピタンス(自社の強み)をもう一度確かめそれ以外はアウトソーシングサプライチェーン(外注)で回しましょうという考え方が主流になってきているはずだ。

 因みに、定性分析的に言えば今までは、コストリーダーシップ戦略から差別化戦略に変ってきているって事さ。それに伴い求める人材層が変った。 だから今までと同じようにしていては駄目なんだよね。 こっちもそれ相当に攻めないとさ。 一応戦略家になろうという人間が自分の人生の戦略も立てられなかったらマズイだろ? 戦略の1歩は情報収集さ。
 
 で、今ジェネラルの日本を想像してみる。 うまく行ってないでしょ。っていうか虫の息。俺はもう99年の時点で諦めまているので、あえて日本について考えなかったが、要するに人材不足。アメリカでは99年に民間企業出身のルービンさんが財務長官をやっているのに、なんでご老体が財務長官に戻るかが疑問だった。 まーどうせ面子とかの問題だろうけどさ。 金融工学の天才 対 教科書。 勝てるわけ無いんだよね。 しかも予想通り、教科書通りに行かない世界に教科書どおりの政策。 よって半年後、宮沢財務長官が言った言葉「日本はもう手がありません。」その瞬間に俺は日本を見限ったからね。 駄目だこりゃ。 俺はもう自分の力で生きていく。そっちの方が確実だ。 

 そんなこんな日本で問題点を考えるなら何か?
 学校の教授とかは「学生が勉強しなくなったから。」と言うけどね、そうは思わないね。学校の教師達が勉強する人達が偉いと、学生に教えこんでいる事の方が問題があると思う。 だから同じような人しか出来ないのさ。
 
 つまり、信号は何色だ。と聞くと「赤、青、黄色」と言える人しか作って来なかった事に問題がある。 そして、「赤、緑、オレンジ」と言える人を、変だと言ってよってたかって潰すのが日本という国だ。 
 そんな国で国債を返済するには税率はもう上げれないので、新しい産業を造ってそこから税収を上げましょうなんていうのは夢のまた夢だね。 できる人を潰してきたんだからね。 自業自得だね。 ほっとくしかないね。

 マクロレベルでもマイクロレベルでも求められるのは違う観点だ。 つまりアイディアだ。だから、みんな一緒とか言っているうちは時代遅れだね。 多分苦労する。人間の能力なんて皆同じなんていう事は絶対ないと思う。 人それぞれ持って生まれた特徴というのがあるはずだ。 それを早いうちに見極めてそれを伸ばすように時間を使えば良いのではないのでしょうか。 それがアドバイスです。



2001年11月16日(金) 松山大河とは。

松山大河と仕事がしたくて。
 まさにコンサルになろうと思ったきっかけだ。
松山大河とは元アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)の鬼才だ。 今の俺の歳には彼はサイバーエイジェントをIPOさせ、自分のアイディアを数億で売り、その他も多くの企業家を輩出した人だ。渋谷を起業家の町に仕上げた事を目標にしているわけではなく。 多くの才能を持つ人々に囲まれている事に憧れる。
 
 ぜひ何時か一緒に仕事をしたいものだ。同じフィールドにこれた事だし。
実をいうと元はベンチャー・キャピタリスト志望だった。 現在のキャピタリストは新しいテクノロジーを持った企業をいち早く見つけ、ポートホリオを組むという基本的に投資家サイドからの観点でキャピタリングをしなくてはならない。 でも、俺は基本的にはテクノロジーを追うだけの投資というのは反対で、それよりももっとDemand side の観点でスタートアップにかかわっていたいと思うのである。 確かにりナックス凄いよ。XML凄いよ。SIEBEl、ARIBA凄いよ。このドックイヤーの世界では1年前のテクノロジーなんかあたり前になっていかにそれを早く見つけるかだと思うけどさ。 でも、今のネット系の企業の問題として研究開発費が莫大過ぎて利益がでていない現状を考えるなら、テクノロジーを追うだけのキャピタリングをしていても意味が無いと悟ったのさ。

 数少ない成功企業、プライスラインを例にとるなら財務も一般企業と対して変っていない、それでいま成功しているかを考えるならね、逆オークション特許を取得した事による先行者の利的なところがあると思うんだよね。要するにアイディアさ。 ま、これがなかなか無いからテクノロジーに偏るという事も考えられるけど。

 アイディアを見抜きたいという点で松山氏と同じだ。テクノロジーという確定した要素でサイバーエイジェントに関わったのではなく、アイデアしかない23才の天才経営者をいち早く見ぬきそれと供にその企業をIPOさせる。 いやー凄い凄い。 俺もテクノロジーよりもその人の能力に投資なり、自分の時間を掛けて見たいと思うね。 キット面白いはずだ。 俺は、「自分の時間をいかに面白く使うか」これが全て。 これしか考えていない。 俺の人生こんなもの。



2001年11月09日(金) 某コンサルティングの愉快な仲間達

最近、色んな人から会社に付いて聞かれる。 なんでコンサルになろうと思ったの?内定者はどんな人? とか色々。

 内定者はどんな人かというとキャラが強い。 俺という人間がジェネラルで表せられないように内定者も個性が強い。 松本仁志という人がダウンタウンのまっちゃんしか思いつかないように、合格者は誰でもないその人だけという人の様な気がする。そして見る限りコンサルもかなりの方々のようだ。 

プリンシパル(社長クラス)は、内定者の食事会でいきなり居眠りしだし、ビックアップルのど真ん中の高層ビルに住んでいらっしゃるコンサルタントはいきなり
「俺、英検三級。三年で離婚しちゃった、ははは。生まれ変わったらコンサルはやらないね。」といきなり言い出す。 びっくりだ。 
ボクサーを目指したいた人をボクサーと勘違いして内定出したとか言い出す。 俺はなんの間違いなんだろう? さらに「私、日本人嫌いだった。」
とか言い出す方などなど個性的な面々だ。まー酒の席の事だけどさ。 本気なら本気で面白いので好きだ。 

 別に俺は、トップがどんな人であれ、自分の色を出し自分の仕事にベストを尽くそうと思っているので、社長が居眠りしていても「お疲れなんだな。」としか思わなかったな。 まー社長のカリスマに引かれて入社という事ではない事は確かだね。どこにいたって結局最後は、自分次第。
 
なんでコンサルになろうと思ったのかというのは松山大河に憧れて。
 俺より二才年上のアンダーセン(現アクセンチュア)を代表していたコンサルと同じような事をやりたくて彼と同じフィールドに立ち、憧れるからこそアクセンチュアを受けなかった。 

 俺が尊敬してきた人達は「その人にしかできない事。」がある。 別に俺は普通である事が偉いともなんとも思ってないので,憧れるのはやっぱりそんな非凡な人だ。そういう人を年齢や性別に関係無く尊敬してきたし、これからも尊敬するだろう。でも憧れるからこそ、その人の真似はしてはいけない気がする。カッコイイ人の真似する人なんか腐るほどいるから。 
 
 だから、俺は俺なりの方法を探しつつ違う会社で頑張ろうかなと思った次第でございます。 


 


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天風

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