へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 疑問






どうして僕には何もできないの?







2003年10月31日(金)



 自殺未遂の未遂の未遂






首筋に当てた刃が中々食い込んでいかないんです

切れ味の悪いのは

今手にしている包丁か?

それとも

包丁を手にしてうずくまる

僕の未成熟な決心か?








2003年10月30日(木)



 苦しい





昨日見た夢も

今日見る夢も

明日見る夢も

きっとどこかで僕は殺されて

周りに「可哀想だね」と同情されて通りすがられる

その内 僕の死んでいた場所には誰かが住み着き

僕の死体は焼かれて灰となって原型を留めず

いつか同情してくれたあの人も

今は別の人と幸せな生活を営む

僕の死んだことは誰の礎にもならず

僕の死んだことは誰の悲しみにもならず

焼かれて灰となった僕の体と同様

徐々に徐々に細かく小さく分類されて無くなってしまう

こんなに悲しいことなのに

笑って笑って笑いが止まらない

だって僕が忘れられる

僕が忘れられるんですもの





泣いたって誰も助けてくれないのはわかってる

だから僕は思いっきり笑って

影でコッソリ泣きます

誰にも見つからない

日の当たらない場所で

静かに泣きます。










2003年10月29日(水)



 残悪連罪受罰苦悩






埋められない距離に僕が泣き

近づこうとする僕に君が泣く

すれ違いに交わりを必死で求めていた

僕の悪足掻きで全てが狂った

君の狂った歯車を

不器用な右手で修理する僕は

いつの間にか…泣いていた。







 



2003年10月28日(火)



 もがく






全部無くなってしまえばいい

全部亡くなってしまえ

そして誰か僕を殺せ

檻の外で僕を殺して野晒しにしてしまえ



頼む

誰か殺して








2003年10月27日(月)



 謝罪






温度の無い会話

溜息の重み

自己嫌悪

君にもうしわけない

君にもうしわけない

君にもうしわけない

僕の亡骸で君に謝罪

去り行く君に本気の謝罪。











2003年10月26日(日)



 






箪笥の何処にしまったかは忘れた

ただ

思い出さなくていいことなのかもしれない







2003年10月25日(土)



 今日






今の僕に行く当てはない

望まれていない

邪魔

邪魔

邪魔

邪魔








2003年10月24日(金)



 






生きているのは辛いです

死ぬのはもっと辛いです

せめて笑って生きていたいです

せめて笑われて生きていたいです

楽しければそれでいいじゃないですか








2003年10月23日(木)



 阿呆な獣






内なる獣は暴力を

外なる獣は惰弱を

望む阿呆に見る阿呆

同じ阿呆なら信じまえ

同じ阿呆なら死んじまえ








2003年10月22日(水)



 石水






肺の汚水を抜いて

羊蹄の石水で満たしたい

石水は清いですよ

石水は清いですよ







2003年10月21日(火)



 弔辞






もう少し

キミが生きているときに話がしたかった

僕らに足りなかったのは

ほんの少しの時間と

ほんの少しの強さだろうね

せめてそっちでは

いつも笑顔でいてくださいね







2003年10月20日(月)



 亡恋






キミがくれた花瓶の枯れた花を今日捨てました

やっとそんな決心が出来たんです。







2003年10月19日(日)



 






嫌われたくないから親切にならざる得ない自分。








2003年10月18日(土)



 






全ての人に優しくありたいと思う馬鹿な自分。






2003年10月17日(金)



 すすきの






誰もが他人の目を気にしているのに

誰も他人が見えていない

そんな寂しい世界だからこそ

僕は自由に歩ける気がする





この街は僕にとても心地よいです。







2003年10月16日(木)



 保身。






誰も愛したくない。







2003年10月14日(火)



 言い訳。






だって僕には才能がない。






2003年10月13日(月)



 田舎もの。






昨日死のう

今日死のう

明日死のう

中途半端に死ねなくて

中途半端に生きている

僕は中途半端な田舎もの。




誰かがきっと僕を笑ってる。

田舎ものだって笑ってる。

だから僕は街を歩きたくない。

「都会」と言う差別がある街なんで大ッ嫌いだ。





















… 昨夜遅く … の死体 … 通行人が見 …

… 死亡したの … 市内に住む21歳 …

… 殺を仄めか … 遺書は見つかって …

… を知る人は … 警察の調 … 両面 …

… のニュースです …










2003年10月12日(日)



 堕ちるお前ヘ。






お前の裏切りを許すのは俺で

お前の裏切りに怒るのが友で

お前の裏切りを哀しむのが親

それだけ解ってくれればもう止めない

もう二度と止めないよ。








2003年10月11日(土)



 悩むキミへ。






代わりになれない無力な僕を許してください。

願いがかなった暁には

そっとキミの前から消えます。

だから今だけ

僕の懐で泣いてください。

僕の懐で泣くキミを慰めながら

僕は1つずつ

キミの中から姿を消していきます。

だから安心して泣いてください。






ダッテ ボクナンテ チッポケデショ?








2003年10月10日(金)



 戦う貴女へ。






笑って立ち向かえる困難の方が

楽しくて楽しくてしょうがないんですよ

もっと笑いましょ

笑って 笑って

嬉し涙を流しましょう。

哀し涙を流しましょう。

いつだってそこで顔を覗き込んで居るのが僕なんです。

きっとそんな僕で居たいんですよ。







2003年10月09日(木)



 








生きて



枯れないで



いつだって僕は

花を見ていたい。






2003年10月08日(水)



 僕ら。








誰のためでもなく

僕のために笑ってください

僕らは苦しむためだけに生まれてきたんじゃない

僕らは死ぬためだけに生まれてきたんじゃない

精一杯その意味を考えて

笑って朝日を拝みませんか?








2003年10月07日(火)



 無知無恥






無知であっても無恥ではいけない。

大事なのはプライド。

そしてちょっとの常識。

それだけを守れる人間が僕は好きなんです。








2003年10月06日(月)



 兎の戦い






たまには僕だって本気になりますとも。

臆病な兎でも必要に駆られれば牙を剥き爪を立てます。

僕と言う人が温厚で無力な兎の様な人間と思われていても

必死な時は獰猛な必死さを全身で現すのです。

例え兎の白無垢の毛が血で汚れようとも

僕には構わない痛みなのです。








2003年10月05日(日)



 hanging






螺旋の縄に

螺旋の苦痛に

螺旋階段の人生





僕が後悔したいのは

苦労と苦痛と不幸の螺旋





軋む台座に軋む骨

耳障りな静寂

暗い納屋





縄の向こうに見えたのは

学校のない夢想世界ではなく

学校のある現実世界





迷わない

もう僕は

迷わない




ただ

ちょっと

土に還るだけ







2003年10月04日(土)



 swallowimg







116錠の白個体

116箇所の升目

116回分の安眠

1回分の永眠








2003年10月03日(金)



 diving





初めて独りで屋上に来た

高かった




昨日は曇りだった

憂鬱だった

昨日は殴られたから天気のことまで頭が回らなかった

いっぱい殴られた

痛かった

今日はあいつもいないあいつもいない誰もいない




手すりは最後の引き返し地点

でも今日は引き返すのを止めた

臆病じゃない証拠に勢いをつけて飛んだ

次に眼を覚ますときは空の高いところがいいと思う







言い忘れたけど

今日はとってもいい天気だった











2003年10月02日(木)



 cutting





初めて刃物を握った

いっぱい切った

なくなった

腕を切った

痛かった

でも

気持ちよかった









2003年10月01日(水)
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