へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 惨敗








僕は不完全な人生の悲観者で

僕は完全な人生の敗北者です









2003年02月28日(金)



 ごめんなさい








ぱぱ ごめんなさい

まま ごめんなさい

ぼく きえてなくなりそうです









2003年02月27日(木)



 








水面の月 鏡面の月 空の月

握り締めることが出来ないのなら

端からこんなに執着するんじゃなかったと

今更ながら後悔




笑う月 悲しむ月 不機嫌な月

所詮僕には遠い存在だったのだから

端からこんなに恋するんじゃなかったと

今更ながら後悔




僕の月 キミの月 誰かの月

手の届かない存在だからこそ

明日の分の涙を今日流してしまうほど

切なく恋に焦がれてしまうんだね と

今更ながら納得




僕の部屋 駐車場 秘密のあの丘

どこかで僕は月を眺め

どこかで月のことなんて気に留めず笑っているキミに

捨てきれない思いを抱き涙を流す




…そんな夜が昨日であり今日であり

そして明日も来るのかな…。










2003年02月26日(水)



 振り切る








過去と涙とキミへの想い

新しいものから過去に流れてゆく

もう見なくてもいい 見たくない






…さようなら。








2003年02月25日(火)



 何日たっても…








恥ずかしいことなんですけど

未だに動揺しています

未だに立ち直っていないです

あぁ…ミジメ…









2003年02月24日(月)



 一番愛する人達へ








産んでくれて有難う。

生まれて来てごめんなさい。








2003年02月23日(日)



 汚れ








汚い 汚い 僕は汚い

嫌だ 嫌だ 誰も触るな

汚い僕を 誰の手にも触れさせたくない

誰かが汚れたら また 僕の汚れが濃くなるから

汚い 嫌だ 僕は存在したくない

存在してはいけない

存在するべきでなかった

あの時 あの一歩を踏み出していれば

僕はこんなに苦悩しなくて良かったはず

結局 僕の弱さが さらに僕に弱さを上塗りにする

汚い僕を 誰か 背中を押して

奈落へ突き落としてください






もう疲れたんです 苦悩するには。








2003年02月22日(土)



 夜の浮気








終夜 群雲 月の影

君の残影 追いかけて

見上げた夜空に 弓張り月

見とれて 君を見失う

艶然たる 蒼い月に浮気して

今夜 君を見失う

この街の 深い闇に 逃げられる

空の虫篭 君の餌 手持ち無沙汰の僕

月に皮肉な笑い 投げかけても

群雲に隠れて 陰影の月

消えた彼女に浮気して

あの空の 無色混濁の雲に 浚われる

空の蟲篭 彼女だった人の餌 また手持ち無沙汰の僕






夜の孤独に 泣き寝入り

一人寝の孤独に 泣き寝入り。









2003年02月21日(金)



 宗教








信じるものほど救われない

むしろ

救いがたい。








2003年02月20日(木)



 人間以上子供未満。








泣き叫び

恨みを込めて

消えて逝く

痛みしか知らない

中絶児








2003年02月19日(水)



 ビルの屋上








かみさまがぼくに「しね」っていうんだ

カミサマガボクニ「シネ」ッテイウンダ

神様が僕に「屑は死ね」って言うんだ






だから僕はここに居る。








2003年02月18日(火)



 自慰行為








慰められないから

慰めてほしい気持ちを

自ら慰めて

また 「あぁ…独りなんだ…」なんて

孤独を実感してしまう

そんな 悪循環な生産行為。








2003年02月17日(月)



 セックス








愛情表現であり 

「チカラ」での支配であり 

一種の冷徹なゲームのようなもの。








2003年02月16日(日)



 日々







いつかは来る最後のメールに怯える

切ない片思いの日々をすごす気持ちを

過去の思い出にして逃げようとする

無様で卑怯な僕。








2003年02月15日(土)



 






使い古した言葉で

私のココロに切りつけてください

深い傷を浅い傷で隠してください

浅い傷の痛みで

深く傷つけられた想いを忘れさせてください

痛いんです 辛いんです 

遅延で鈍い痛みには

もう 耐えられないんです








2003年02月14日(金)



 ダメダ








ダメダ ダメダ ダメダ

分かっているけど アナタを忘れたくはないのです

ダメダ ダメダ 本当ニ




…ダメダ。








2003年02月13日(木)



 だめですね。






首吊って

毒飲んで

首切って

飛び降りて

餓えさせて

焼いて

僕は内に篭ってる僕を

何度殺せば気が済むのでしょう?

殺せば殺すほど

脱皮して生まれ変わる僕に

愛情が湧きません



僕は僕を愛せません



答えにやっと巡り合った時

ふと自分の周りを見渡せば

足元には身動きが出来ないほどの

僕の屍で埋め尽くされていました

踏みつける感触だけがリアルに残り

感覚が宙を舞い

また「殺したい」なんて

思ったりしちゃうんです




…だめですね。本当に。









2003年02月12日(水)



 ジェラシー








誰かの腕に抱かれ

「シアワセ…」

なんて呟いてる君のことを思うと

僕は無性に死にたくなるんです









2003年02月11日(火)



 嘘つき鳥








他人の幸せを カラダで喜んでココロで憎む 僕がいる





嘘つきな渡り鳥 この冬の道に 帰る温もりの場所もなし






 

2003年02月10日(月)



 リアリティ








全てがゲームに見えるのか

全てをゲームに見てるのか

どっちにしたって そこにはリアリティは存在しないんだね。






 

2003年02月09日(日)



 愛犬家








愛犬に芸をさせて 人に見せて喜んでいる人へ




「自分の子供に芸をさせて 人に笑ってもらって嬉しいですか?」










2003年02月08日(土)



 芸術








ツマラナイモノを甦らせれるから

芸術はすばらしいと思う

僕の一生も甦っている






…不完全な二本足でね。








2003年02月07日(金)



 真理の眼








真理の眼で見たいのは 

この世の悟りではなく

絶対的肯定ではなく

真実の虚偽ではなく

暗黙の明解ではなく

煙草を吸いながらぼんやりと窓の景色を見つめる

君の心中





…誰の面影を探していたんだい?








2003年02月06日(木)



 








君の腐りかけた棘が 僕の柔らかい部分に突き刺さる

流した血の塊が 弱い言葉になって零れ落ちる

「好きだったのにな」






…最悪だ…。








2003年02月05日(水)



 未練








また好きになりそうだから 

僕はしばらく君には会いたくないです

素直な我侭を許してください

ここで「辛くないよ」なんて言ってしまうと

君を本気で好きだったことが

全て嘘になってしまいそうな気がするんです

だから まだしばらくは 君に会いたくないです。









2003年02月04日(火)



 刺さる








いつから僕は尖った愛し方しか出来なくなったのだろう?








2003年02月03日(月)



 パントマイム








叶わぬ片思いなら口を噤んで笑顔でいたい

あなたの不機嫌を目の当たりにしたくないから

私は稚拙な演技に必死になる

あなたはそんな私の演技に微笑みと拍手をくれても

演技の裏の気持ちに目を背け

作り笑いで「君のような人が好き」とはぐらかす

私のような私以外の私をあなたは愛しているの?







あなたの拍手が胸の鼓動を早める

あなたの微笑が胸の鼓動を高める






今日もパントマイムを止められず

あなたに踊らされる私が憎い

憎い 憎い 憎い 。









2003年02月02日(日)



 降伏という名の幸福








僕の存在を否定してください

僕の命を否定してください

悲しみに浸り同情に酔うことだけが

毎日の楽しみになっている僕の顔を…

顔のど真ん中を銃で打ち抜いてください

僕にはプライドがありません

僕には生命がありません

だから

迷わず右手の銃で

僕を殺してください







僕を幸せにしてください。








2003年02月01日(土)
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