へる(ぷ)の日記
へる(ぷ)



 ある朝。





憂鬱。朝。夢。楽。融解。孤独。死。泪。孤独。孤独。孤独。






2002年07月10日(水)



 狂ってますか?








流動する呼吸

生ける屍 流れる熱傷気味の血液 血管

欠陥品を抱える内側

荒い呼吸

止む事のない震え 病むは心の奥底

さ迷える意識 混濁

皮膚は泡立ち 飽和して 砕ける

崩れ落ちた顔 仮面は腐らず 張り付いたまま

抜け落ちる髪の毛の断末魔 絶叫 呪詛の死

まるで内側に鼠がいるようで

まるで内側に多足昆虫がいるようで

掻き毟りたくなる 胸ごと 肌ごと 傷つけるように

吐き気がする 頭痛も 眩暈 昏倒 混濁

この部屋は狭すぎて この部屋は暗すぎて この部屋は恐ろしすぎて 

一人一人を二人三人が惨殺 射殺 内戦の公開処刑 嘔吐

過食の胃袋に 胃酸止めの薬 干からびた粘液壁

枯渇したのは 心の水 潤い 麗しき 水鏡

映し出された素顔 恐くて凝視できず 背ける視線

眠くなれば 眠りが 睡眠薬の眠り 悲しみ 絶叫 発狂 えとせとら。





えとせとら えとせとら えとせとら。









ママ ボクハ 狂ッテマスカ?














2002年07月09日(火)



 迷夢






嘘をつきたかないけど

嘘をつかれたくもない

一番 嫌なのは

何も教えてくれない いじらしさ



焦らし焦らされ 迷夢の常夜








2002年07月06日(土)



 禁断の実






我慢はできるけど 覚悟はできない

忘れたくても つい意識してしまう




「あの」甘さは離さない

僕を捕らえて離さない








2002年07月05日(金)



 言い訳。







心から死にたいと思えば息もできないはず

なのに息をしているってことはさ

要は、甘えてるだけだろう?







2002年07月03日(水)



 花。








枯れ逝く花の前で佇む無力な僕の目から溢るる

滂沱の雫達は

頬を伝い首を掻き毟り胸を焦がし

枯れ木の身に焼け付く痕を残す

幼い気持を擽る南風に身を委ね

ただ無邪気なまでに幸せを願う花を

私は私の私のための無力さで枯らしていた

萎れて地面に向って頭を垂れる花に

一滴の水の注ぐのを躊躇し

ただただ見とれる私の瞳に

新生の雫達が水面を作り

枯れかけた花を歪めて映す





…花は鉢植えから外へ出れるでしょうか?

外で枯れないように折れないように

強く天を目指せるでしょうか?

それでも花は私の不安を拭い去らずに

貧弱なまでの強さで外を目指すことでしょう







2002年07月02日(火)



 未遂。










全てから消えてなくなれれば

すごい楽だろうな

ふと

そう悪魔的な思いがよぎって

窓越しに月を眺めてみたりした。













2002年07月01日(月)
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