2002年05月31日(金) 叶えられた願い


バイトでした。そしてバイト最終日でした。

1年間働いたデニーズもこれで最後と思うと何だか感慨深いものが。
「就職決まったらまた戻っておいでよ」と言ってくれたバイト仲間に感謝。仕事は辛かったけど、バイト仲間たちは本当にいい人でした。
客に怒られて逆ギレしそうになったり、制服のままで違う店舗に借り物のためチャリを走らせたり、素敵さんを好きになったり、ネットアイドルとお友達になれたり、とても色んなことがありました。お客さんに「ご馳走様。おいしかったです」と言われると、私も人に優しくしたいと思いました。お金を稼ぐのは辛くて厳しいけどとても大切なことなんだと言うことも学びました。

勿論いいことばかりではなく失ったものも多いけれど(健康とか体力とか)。

そんなセンチメンタルな気分になりながら、1年間私の血圧を上げっぱなしだった店長に「今までお世話になりました。ありがとうございました!」と言ったら、なんと店長は「え?長谷川辞めるの?俺聞いてないよ!」とか言い出したのです。唖然。
私は素敵さんに4月から、5月いっぱいで辞めると何度も言っていたのに。社員同士のコミュニケーションはどうなっとるんじゃ??

その場で散々店長に引き止められ、揉めに揉めた結果、どうしても人が足りない時にヘルプという形で入るということになる(というか、させられる)。
人間というものは勝手なもので、そうなってみると今までの辛いことばかりが思い出されてくるのよねー。サービス残業とかむかつく客のこととか。

あーーー。私はいつになったらデニーズから逃れられるんだー???


2002年05月29日(水) 素材屋


ゼミの飲み会でした。カクテル1杯で足元がおぼつかなくなる私はやはり相当の下戸なんでしょう。一番盛り上がった話題は無論恋バナ。婉曲表現を止めればシモネタ。
私はこの手の話題が嫌いではありません。むしろ好きです。なんだかその人の裏の顔が見える気がして。やだーとか言いながら舌なめずりをするくらいの勢いで身を乗り出して聞く人とか、本気で引く人とか、いやにさばけて大胆発言をする人とか。
でもやっぱり男女でこういう話題が出ると、微妙に本音が出ないなと思った20歳の夜でした。

お気に入りの真っ白なワンピースに唐揚げを落としてしまい大ショック。


2002年05月28日(火) 自業自得?


前の日記でモテたい!むしろモテモテになりたい!と阿保なことを書いた制裁か(?)、昨日の夜中にバイト仲間の高校生(なんと15歳)からメールで好きだと言われた。困った。

彼氏がいるって知ってるくせになんで好きだなんて言うの、とか、バイト仲間が仕組んだドッキリか?とか色々考えて動揺して返事が返せずにいたらその人から電話がかかってきた。ビビリキングな私はおそろしくて電話に出れず。モテたいモテたいと思うくせに実際にはうまくあしらえない口だけ女の私です。どうにかこうにかメールで断ったけど。

そして今日バイトに行ったらその人がいて、お互いとても気まずくて目も合わせられず。そう言えばちょっと前に好きでもない人に好きと言われた時も散々対処に困ったことを思い出したわ。学習機能がないんかい、自分。

やっぱ好きな人からモテるのが一番嬉しいよね。まあ好きじゃない人でも相手に悪いと思うより嬉しい気持ちのが大きいけどさ(←人非人)。

なんて、ちょっとしたモテ自慢やな、これ。モテない女ほど(数少ない)モテ経験を自慢したがるんですね。本当にモテる人はモテるのが日常やもんなー。わざわざ騒がんて。

最後は自虐で自己防衛。


2002年05月24日(金) モテない女というもの


私は人に好かれるのが大好きです。男女問わず。嘘をつきました。勿論男子のが嬉しいです。

私が好きじゃない人でも、むしろ嫌いな人でも、好かれるのは嬉しい。とても嬉しい。この女くらいだったらいけそうだと思われて好かれているとしても(少し悲しいけれど)嬉しい。チヤホヤされたい!モテたい!と思う浅ましき女子です。

生まれてから一度もチヤホヤされたりモテまくったりしたことがないので、もーたまに好かれると狂喜乱舞。まーたまに好きになって頂いた男はみんなブス専なんですがね。それでも全然構わないというほど私はモテたい願望が強いです。今まで好きになってくれた男から言われた台詞はみんな酷いものですよ。例えば
「今の女の子はみんなそこそこに可愛くてどれも同じに見えるけど、長谷川(本名)はインパクトがあっていいよ」
「俺から見たら可愛いけど世間的にはそうじゃない」
「もっと自分に自信を持てよ!」(自信がないなんて一言も言ってねーよ)

・・・どーよ?

あまりにもモテたい願望が強いので、自分がない(から人にそれを埋めてほしい)のかなーとか自信の無さの裏返しなのかなーとか裏を探ってみたりもするのですが、そういうのもめんどくさいのでやめました。

軽薄で誰にでも尻を振る女です私は。それでもモテないなんて、かなしーっ。


2002年05月22日(水) 新掲示板


設置しました。カスタマイズに四苦八苦。


2002年05月21日(火) 無知


最近「知らない」ということに対してすごく焦りを感じる。

私は政治も、科学も、哲学も、文学も、歴史も知らない。専門分野の筈の法律さえ知らない。
知らないということは、おそろしいことである。知識がないと、それに対する自分の考えや意見すら持てない。世の中を知らないで世の中を語れるはずもない。知識だけあってもしょうがないなんていう(私がよく言っていたような)台詞は、知識を身に付けてから言うべきだと思う。まずは知ること、謙虚な気持ちで学ぶことだ。

私は「知らない」ということを必要以上に恥ずかしがって、知ったかぶりをして、化けの皮が剥がれると、そーさ知らんさそれのどこが悪いのと開き直る。悪いに決まっとるじゃないか。間違っとる(>自分)。開き直りは相互理解の放棄だ。そもそも理解を深めるのが本旨のはずの議論で、自分の意見を理解してもらうこと、人の意見を理解することを放棄してどうする。

・・・・話が逸れた。知識知識。でも「知識が大事!」って思ったのって、「読者は踊る」を読んだ&彼氏にいつも議論で負けるからなんだよなー。「読者は踊る」に躍らされるなんて、なんつーか単純で素直な消費者というかなんというか。いやはや。


2002年05月19日(日) パニックルーム


新宿にパニックルームを見に行く。

・・・・ジョディー・フォスターは何故この脚本に惚れ込んだんだろう。頭のいい人が考えることはわからないわ。
なんか予想してた感じとは大分違った。私は部屋(パニックルーム)自体が恐ろしげな怨念のこもった部屋で、サイコサスペンスっぽい映画かと思っていたのですが。監督デビット・フィンチャーだし。

手拭いを買いました。「小粋」ってお店で。夏になるといつもお部屋を和っぽくするぞ計画を立てて挫折するのですが、今回も懲りずに。風鈴とか、湯桶とか、ししおどしとか、そういうものに囲まれて暮らしたいなあ。でもそれには何よりもフローリングの床とアルミの本棚が邪魔だ。嗚呼。

夢野久作の「ドグラ・マグラ」読んでます。


2002年05月18日(土) ルー=ガルー


京極夏彦のルー=ガルー読了。

面白かった!!京極堂シリーズより私は好き。
京極さんて頭いいなあとしみじみ思った。なんか、哲学チックなことがすごくわかりやすく書いてあるのよね。難しいことをわかりやすく説明出来る人は頭がいいなあと思ってしまう。でも分かりやす過ぎて、納得し過ぎて鵜呑みにしてしまいそううだ。やばいやばい。私はあんまり「批判精神」つうものが無く、本を読むとすぐに「へーそうかあ」と納得してしまう(=自分の考えが無い)ので、やばいと思う今日この頃。

最近本を買い過ぎ。私はこういう時は精神状態があまり良くない。自分の中の空虚感を埋める為に本を読んでいるんだ、きっと。


2002年05月17日(金) 弟の誕生日


遥か故郷の三重にいるマイブラザーも17歳になりました。

彼氏が泊まりにきて喋ってたら従軍慰安婦の話になり意見が分かれ喧嘩になる。
喧嘩というか、いつも私が一人で怒って興奮して、彼氏は本とか読みながら私の意見の矛盾点を突くのみ。あんまり自分の意見は言わない。それでも絶対に言い負かされる。すごく口惜しい。
彼氏は頭がいい。しかも努力家。でも友達を大切にしないのはよくないと思うわ。


2002年05月15日(水) 死なないでいる理由


学校帰りにふらりと立ち寄った本屋で、何を探すともなく並べられた本を見ていたら、ふと目に留まった本があった。
鷲田清一「死なないでいる理由」
タイトルよりも、著者名が気になった。私が受験生だったころ、国語の模試で出題されていた長文問題で、すごく気になった文があって、それの著者が確か鷲田という人だったのを思い出したから。「悲鳴をあげる身体」という文章。それから後にまた何かの長文読解で気になる文があって、それの著者を見たらやっぱり彼だった。

受験生だった私は、大学に入ったらこの人の本をいっぱい読もうと思いながら勉強をしていた。そして晴れて大学に入ったら案の定そんなことはとっくに忘れてしまっていた。
本を開いてみると、見覚えのある文章があった。私が気になってしょうがなかった文章。村上龍のラブ&ポップの引用から始まる文章。

本は基本的に一期一会だと思っているので即購入。ハードカバーは買わないようにしてるんだけど(高いし重いし)、しょうがない。ついでに小谷野敦「バカのための読書術」も購入。
しかし数日前に古本屋で買った「ルー・ガルー」もルソーの「孤独な散歩者の夢想」も読みかけなのにどーするんだか。

私は本棚に並んだ本を見て私ってインテリ!って悦に入りたいだけなのかもしれないわ。


2002年05月12日(日) 母の日タルト


新宿で「あさま山荘事件」を見ました。
本当は「千と千尋の神隠し」を見たかったのですが、立ち見と言われたので急遽変更。

普通に面白かったです。地方と中央の確執とか、警察の縄張り意識って本当にすごいんだなあと当たり前の感想を抱きました。
あと、何気に出演者が豪華でびっくり。ワンシーンしか出ない篠原涼子とか、武田真治とか椎名桔平とか(こんな字か?)。

私は昔起こった大きな事件というのに興味があり、グリコ・森永事件とか、三億円事件とか、全共闘とか、そういうのに関する本を読んだりするのが好きなのです。なんというか、高度経済成長って感じが良いのよね。戦後からバブル前までの街並みとか、家電製品とかもすごく好き。

デニーズで買わされた母の日タルトを受け取って帰宅。


2002年05月11日(土) ゲーム


「桃太郎電鉄」をやりました。徹夜で。
すごい久しぶり。おうちにゲームがないもんなあ。

桃鉄って性格が出るなあと思いました。私はすごい慎重派で、勝負になんて絶対出られなくて、コツコツ物件を買いオレンジカードを買い目的地を目指す派ですが、一緒にやった人はリスキー派で、一発勝負ばっかりしてました。ワープとか。

結果、一位はわたくし。オホホ。

ゲームはやってるうちに結構熱くなって喧嘩に発展することが多いですよね。私もすごい真剣になってしまう人です。勝たなきゃ絶対に嫌です。勝負は勝つから面白いんだ。そうだそうだ(自己肯定)。


2002年05月08日(水) ジュテーム?


水曜はゼミがある日。

ゼミとか、発表のある授業とかに出る度に痛感するのは、自分の常識の無さ。他の人たちが当然のように知っていて、知っていることを前提に授業が進められることが私には何のことやらさっぱりわからない。
自分のあまりの阿保っぷりに焦り「イミダス」を買って帰る。彼氏から電話があったので法律についての基礎知識を教えてもらう。情けない。

皮相上滑りな自分を改めて自覚するのは辛い。普段は直視するのが怖くて目をそむけているから余計に。

・・・・・・・・・・

どうでもいい写メール第三弾。これ。本邦初公開。わたくしでございます。失礼致しました。


2002年05月07日(火) 頭のいいひと


世の中には頭がよくて、色んなことが見えている人がいるんだなあとしみじみ実感した今日。

そして頭がいいひとは謙虚で、他人を馬鹿にしたりしないんだなあ。

福永武彦の「愛の試み」を読んでいます。


2002年05月05日(日) 東京


東京に帰ってきました。

東京に住んでもう2年以上経つけど、初めて東京に「帰ってきた」と思った。三重の実家はノスタルジーをかきたてるけど、もう私の家ではないのだわ。


2002年05月04日(土) 幸せな記憶


中高6年間通い続けた塾に遊びに行きました。
全国展開の大手の塾だけれど、流石に田舎なので個人塾のような雰囲気を漂わせるのんびりとした塾。私はここで6年間勉強しました。

特に高3の長期休暇は、朝の9時から夜の9時まで自習室にこもって(主に数学の)参考書と格闘してました。塾の隣にはファミリーマートがあって、よくお友達と息抜きと称しておやつやご飯を買いに行って休憩所で食べていました。
休憩所といっても受付の一角に1つの机と4つの椅子があるだけで、そこの席取り合戦はなかなか壮絶でした。ご飯やおやつを食べ終わっても勉強する気になれない時は、お友達と一緒に受付の事務員の方と喋ったり、恋の話で延々と盛り上がったり、1つしかないパソコンでお絵かきをしたり(当時はインターネットなんていうハイテクなものは知らなかった)、講師の方と人生について語っていたり(受験という現実的に差し迫ったものがある時は、そういう壮大なことで悩んだりしがち)しました。
とても楽しかった。

当時私は、あんなにお友達が頑張っているのを見ていたにも関わらず、自分だけが苦しいと思っていて、自分だけが可哀想と思っていて、自分だけが努力しても報われないんだと思っていました。こんな田舎の土に埋もれて生きていくのは嫌だと思っていました。
「死にたい」とよく言っていました。「私なんて生まれてこなければ良かったんだ」と言っていました。私だけがそうやって苦しんでいるんだと思っていました。
お友達や先生は、そんな私を叱ったり励ましたり共感したりしてくれました。

私はあの頃の自分を思い出すと、限りない羞恥心に襲われます。
他人の気持ちを考えもせず、自分に拘泥して身動きが取れなくなっていた自分。
受験という壁に立ち向かえなくて、逃げたいとばかり思っていた自分。
プライドだけはいっぱしで、反面コンプレックスだらけだった自分。
それでも、私はあの6年間を否定しようとは思いません。私はそこで精一杯生きたのですから。


2002年05月03日(金) すがきや


お友達とすがきや(東海地方だけでチェーン展開しているラーメン屋。安い。うまい)でラーメンとヨーグルトソフトを食べる。
すがきやのラーメンを食べたいが為だけに津に集合した私たち。

帰省すると、あったはずのお店がなくなっていたり、ほかのお店に変わっていたり、見慣れた景色が少しずつ無くなっていて寂しい。
自分は故郷を出て大都会東京に住んでいるのに、故郷にはいつまでも変わってほしくないなんて、身勝手よね。
ふるさとは、遠きにありて思ふもの。

平野啓一郎の「日蝕」をやっと読了しました。私は集中力がないので、一つの本をずっと読み続けることが出来ないのです。
同時進行で読んでいる本がいっぱい。大江健三郎の「飼育」も読んでる途中。やっぱりこの人嫌いだわ。


2002年05月02日(木) perfume of love


香水が好きです。

愛用香水はカルバンクラインのCK-be。中学生の頃買った雑誌に「新製品お試し」として付いていた(というか、紙面に塗り混んであった?)この香水の香りに一嗅ぎ惚れでした。雑誌を開くたびにこの香りがして、とってもハッピーだったことを今でも覚えています。
ずっと欲しかったのだけれど、高くてお小遣いでは買えなくて、大学生になってバイトを始めてお金もでき、初海外旅行で行ったバリの免税店でやっと買いました。ムスク系の、ユニセックスの香り。外出する時よりも、寝る前とか、お風呂上がりに付けることが多いです。落ち着く。付けて1時間くらい経った時の香りが大好き。

CK-be以外の香りは気持ち悪くなることが多いのであまり付けないのですが、ロリータレンピカは甘くてかわいーと思ったので衝動買いしてしまいました。でもやっぱりあんまり付けない。観賞用。男子にはこちらの方が好評ですが(素敵さんに誉められたことがある。ほんとは飲食業なので香水は禁止なのですがね)。

しかし香水ってなんであんなに素敵な名前が多いのかしら?名前買いしてしまいそうになります。「remember me」とか「ENVY」とかさ。「CHERRY BLOSSOM」なんて桜大好きの私のハートを胸キュンピーチです(でもこの香水の匂いは嫌い)。

しかし素敵な人っていうのは殆ど例外なく匂いも素敵。何の香水使ってるんだ?


2002年05月01日(水) 青い空 愛しい人と 春光を


タイトルは、お友達作の俳句を無断借用。

私は天の邪鬼なので、付き合っている人に依存してなるもんかと常々思っているのですが、実家に帰ってきてから彼に会いたくて会いたくてたまらない自分に気付くのです。
もともと熱しやすく冷めにくい性質の上、傷つきたくない症候群(あんまり好きになると別れた時に傷つくからそれが怖い)で、さらにそんなに恋愛にのめりこむのはみっともないというかかっこ悪いという変な意地もありまして、程良い距離感を保つよう努めてはいるのですが。

「恋愛と友情は好きになった方が負け」とよく言いますが、私はいつも負けっ放しです。情けない。「恋愛よりも大事なことがいっぱいある」なんて言ってみたい。自分が空っぽだから愛に依存してしまうのだわ。

実家のおかんの本棚にあった藤堂志津子の「うそ」を読みました。


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