Diary
沙希



 

目の前を横切る光景に対して、

いかに心を動かさずにいられるか。

っていうのが、
今の毎日の目標で。

感じると負けちゃうから、いかに心を、感情を殺すかってことを日々思い続けている。

つまんない。
なんて言ってる場合じゃないって、言い聞かせながら。

それでいいんだって思うけど、
だんだんとにこりともできなくなってく自分が怖くて、
仕方ないのも確か。

キミと話してる時には、ちゃんと心、動かしたいのに、染み付いた日中のこのプロテクターが
うまくはずせない。

カラダ一つでいいのに。
ホントは。
ココロ一つでいいのに。
ホントは。

守るべきものなんて、そんなにたくさんはない。



2010年04月20日(火)



 

友達からのメール。

無事に子供が生まれました。

とのこと。

去年の9月の結婚式の幸せそうな2人の姿が頭に浮かんだ。

幸せな光景。あったかい想いとか。
今のあたしの日常からは程遠いから、
なんて、返信すればいいのか、一瞬だけ悩む。

無難な言葉。
おめでとう。
頑張ったね。
赤ちゃんはどっち似かなぁ?

なんて、散々振り絞った結果で、返信なんてないことを知っている。

大変なんだよね。
きっと。

ずっと幸せなままでいて。
きっと。



キミの側にいたい。

ってのが、唯一のあたしの願いになんてなってしまったら、

きっとただの重りなんだろうなって、思う。

キミの人生はキミのものだから、何も遠慮なんて
しないで欲しい。

あたしの人生はあたしのものだけど、
もし、それがキミを中心に、
回ってるんだとしたら、
重たい?

もぉいい歳の、いい大人なんだな。
と、最近ふと思う。

似つかわしくないのは、この立ち位置。

現実的な目論見もなく、
側にいたいなんて、
簡単には、言っちゃいけないよぉな気がしている。

でも、実際は、
ただキミの側にいたい。



2010年04月07日(水)
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