夢三昧
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2005年10月29日(土) ウソツキー/異国の丘

猫のホテル『ウソツキー』 ザ・スズナリ 14:00開演 A列

【キャスト】
高尾剛/池田鉄洋 三井光/岩本靖輝 大前新一/村上航
家永直也/久ヶ沢徹 堀功二/市川しんぺー
吉田鮎子ほか/佐藤真弓 吉田怜二ほか/いけだしん
横田勝之/森田ガンツ
吉井美代治ほか/中村まこと 吉井明人/菅原永二
小枝/千葉雅子

今回は、池鉄さんが主役。
最初は、なんだか中途半端な髪型が気になって、もうちょっとどうにかすれば絶対もっとカッコイイのにぃーーーと思っていたのです。
でも、お話が進んでいくにつれ、このへんな髪型にさえもゾッコン…(爆)
いつになくみょーに切なく、久ヶ沢さんのコントに付き合っているときでさえ終始神妙な面持ちでどっぷり高尾剛さんになりきっている池鉄さんが、イトオシクテイトオシクテたまらないのでした…。
余談ですが、今回も、穴があくほどお顔を見つめてみて、この人のことがどうしてこんなにも好きなのか?と自分に問いかけてみました。
でも、答えは「好き」という事実だけ・・・・・(爆)
ふと、すっとした手のひらに目が行ったので、手かなぁ・・・・・などと、自分で自分をはぐらかしてみたり☆
ウソツキー!?(笑)

しかし面白かったです。
今回も、時代が、一瞬にして80年代にポーーーンッとふっ飛びました。
けど、そうかぁ・・・、80年代でもう既にこんなにレトロな感じになるのね・・・と思うとちょっと複雑(苦笑)
この20年、わたしは一体何やってたのかなぁ・・・なんて。。。
そういうこと振り返るお芝居じゃないんですけど、あくまでも、個人的に、ただなんとなく、そう思うのでした・・・(苦笑)

役者さんたちは、全員最高に面白く、もう、甲乙付けがたかった!(笑)
ただ、久ヶ沢さんだけは、やっぱりちょっと浮いた感じにはなっていたかな♪
悪口じゃありませんから。
あれが、彼だと思います!
なんだかんだいって、ご縁があり、嬉しいです(多分・笑)

猫ホテメンバーとしては、遅まきながら最近やっと、池鉄さんと中村まことさんとしんぺーさん以外のみなさんの区別がついてきました。
だから余計に楽しくなって来たのかな〜♪
猫のホテル、やめられません。
中年パワー。80年代パワー(苦笑)が、わたしには必要なのかもしれません・・・☆
理由はよくわからないけど、肌に合ってるのだと思います。

そうそう!
携帯電話等の電源うんぬんの注意事項は、開演直前に千葉さんご自身が直接舞台に立たれてお願いされたのですが、これが傑作(笑)
もし、上演中に客席の携帯が1回も鳴らなかったら、上演後なんらかのご褒美を下さるかもしれないと言うのです☆
このご褒美、実際にいただいたのですが(笑)、ものすごーーーーくツボでした!
ヒント:モノではありません♪

最後に、今回はしんぺーさんが、なぜかカッコヨクテたまらなかったなぁ。
別に、いつもとそれほど変わった役ではなかった気がするのに、なぜかなぁ。
またしても、好みのタイプが一皮剥けたのかなぁ・・・(爆)

次回本公演は来年8月、本多劇場だそうです!?
広くなりますね・・・・・。
待つの、長いですね・・・・・・・・・。



『異国の丘』 四季劇場[秋] 18:00開演 1階6列

【キャスト】
九重秀隆/下村尊則 宋愛玲/木村花代 吉田/中嶋徹 神田/深水彰彦 西沢/深見正博
大森/江上健二 杉浦/香川大輔 平井/維田修二 宋美齢/中野今日子(劇団俳優座)
李花蓮/坂本里咲 劉玄/青山祐士 宋子明/山口嘉三 蒋賢忠/中村啓士
九重菊麿/高林幸兵 アグネス・フォーゲル夫人/大橋伸予 クリストファー・ワトソン/志村要(劇団俳優座)
メイ総領事/高梨征郎(劇団民藝) ナターシャ/西田有希(劇団俳優座)

[抑留兵士/学生/パーティー客/軍人/憲兵/看守]
遠藤敏彦 阿川建一郎 井上隆司 中島淳治 笠嶋俊秀 金田暢彦 小島良太
小林匡人 嶋崎孔明 中村巌 村澤智弘 趙浩然レックス 鄒靖宇 井上雄介

岡山梨津子 戸田真美 方波見友紀 クリスティン・ゼンダー 坂本奈緒 松田英子

【オーケストラ指揮】今西正和

まったくどういうハシゴをしているんだか・・・(苦笑)
昼に猫ホテで夜この舞台を観る人は、そうそういないでしょうね・・・・・。
でも、どうしても観たかったのですよ、花代さん。
もちろん、下村さんも観たかった!
けど、まさかこんなことになろうとは・・・・・(苦爆)

そう、わたしは、下村さんのボチさんを観て、正直、固まってしまいました。
ふっくら・・・・・・・・・。
そして、なぜか、宝塚!?!?!?かと・・・。
何度か書いていると思いますが、石丸さんに特別な感情を抱いたことのない自分としては、ハムレットも下村さん派でしたし、違うやろぉ?と予想しつつも、ちょっとは期待していたのですよね、普通の下村さんを。
けど、今回ばっかりは、違う、これは違う…とはっきり思ってしまいました。
多分、立派に演じておられたと思います。
目を閉じれば、時にはメッセージも伝わってきました。
でも、やはり、素晴らしい俳優さんだからといって、何でもアリ!ではないのだ・・・ということが、今回もよくわかりました。
それでもわたしは下村さんは素敵なかただと思っています。
だからこそ、ちょっとお気の毒な気さえし、残念でもありました。
ご本人は、「こうなったら、今後も有り得ないような役が巡って来るかもしれないことを楽しんでやろうじゃないか!!??」
みたいな気持ちも芽生えたようですが、いいのかな、それで・・・。
わたしたちの気持ちはどうすればいいの。
はっきり言って、わたしはかなり動揺してしまいました。
違うの、違うのよ、下村さんってこういうキャラの俳優さんじゃないの、誤解しないで!違うんだってばぁ・・・と、誰にともなく心が叫ぶ・・・(苦笑)
多分、休憩中のロビーで、「テレビの人が良かったな・・・○っさんじゃん!」という声を聞いてしまったからかもしれません。
辛かった・・・・・。

結局、上演中わたしがずっと考えていたのは、ならば他に誰が?ってことで(汗爆)
柳瀬さんとか。荒川さんでもまだお若く見えますからやってみましょうよ、とか。
道口さんは!?福井さんなんかどう?いっそ思い切って鈴木涼太さんとか、武藤さんなんてどうよ?とか。
とりあえず、自分の好みはさて置きでざっとそんな顔ぶれが浮かんだのでありました(苦笑)
でも、ただ一人、ホントはピッタリだと思っているかたがいます。
四季のかたではないので言ってもしかたないのですが、そのかたは、アレックスもラウルもピッタリだと思います。
それは、井上芳雄さん(爆)
四季にいらっしゃらなくて良かったですわ、ホントに(爆爆)

あ〜あ、すっかり脱線してしまいました。
けど、レールを戻すつもりも、、あまり、、、ないのですが(苦笑)

木村花代さんは、想像通りの愛玲でした。
可愛かったし、歌声も美しかったです。
チャイナドレス姿を拝見して、李香蘭もよろしいのではないかしらと思いました。
けど、花代さんの良さは、明るい役のほうが光るような気がします☆
一番観たいのは、やっぱりポリーですね〜。

好きだったのは、賢忠さん役の中村啓士さん。
お顔ははっきりわかりませんでしたが、雰囲気が優しくて、とても誠実そうで、賢忠さんのイメージそのままの素敵なかただなと思いました。

途中、脳裏に、徹夜でビザを発行している反町さんが浮かび・・・(汗爆)

そうなのです、こんなわたしですが、ちゃんとみなさんの台詞もしっかり噛みしめていました。

これでまた、しばらくはこの舞台を観る機会も無いと思います。
心に残る1回となりました・・・・・・・。


2005年10月01日(土) GODSPELL

東京芸術劇場 中ホール 13:00開演 1階Q列

【キャスト】
ジーザス/新納慎也  ユダ/大沢樹生
仲代奈緒 真矢武 真織由季 林田和久 堀内敬子 宮川浩
秋山エリサ 野島直人 satsuki 飯野めぐみ 岡田亮輔 綾野はる 中塚皓平 川原一馬 海老沢健次

【ミュージシャン】
Keyboards寺田明生 Piano大隈一菜 Guitar西澤譲 Bass水野晴久 Drums石田淳

【翻訳・訳詞・演出】青井陽治 【音楽監督】樋口康雄

28日(水)のお昼の公演の分もまとめてこちらに簡単に感想…というよりは、メモかな。
ひとりごとに近い内容になると思いますので、読んで下さるかたは、どうかご理解のほどを。

GODSPELLは、わたしにとって特別な演目であるということは、もう、あらためて語ることではないのですが。
前回公演時期と現在の自分の環境が大きく変わっていることもあり、まず、観る前から、無意識に、この大好きな公演と少し距離を置こう・・・と、心に言い聞かせていたようなところがありました。

劇場も変わる、音楽監督も変わる、バンドも変わる。
いい機会かもしれない、わたしのGODSPELLは、前回と前々回で封印。
いっそ、観るのをやめようか・・・・・という思いも、一瞬は過ぎりました。

でも、結局、行ってしまったのですよね・・・・・。
近づいてくれば、それはもう、単に楽しみ以外のナニモノでもなくなって、少ない観劇でいかに集中観劇できるか!?なんてことを考えながら、ずっとソワソワしていました。

結論。
GODSPELLは、やはり、素晴らしい作品でした。大好きです。
正直、どうしても、どうしても、拍手したくなかったり、首を傾げたくなってしまう場面も多々ありました。
がっかりしたこともありました。
でも、それでも、わたしは、キリストとユダとその使徒たちのことを、聖書のことを、こんな風にみせてくれるこの演目に出逢わせてくれた、教えてくれた、日本版を作ってくれた青井さんに感謝するのです。
GODSPELL、最高〜!

主役の二人。素晴らしかったです。
もともと新納さんは、お笑いの部分は大好きですが、顔その他好きなタイプではまったく無く(笑)、大沢さんは、前々回のGODSPELLで恋するまでは名前しか知らず(笑)だったのですが、このジーザスとユダは、なんでしょう。
演技力とか歌唱力なんてちっぽけなこと、わたしはまったく気になりませんでした。
ただただ、ジーザスとユダに必要な、『大切なモノ』が、このお二人には十分あった・・・と感じることができました。
せつなさ、美しさ、存在感、オーラ・・・・・。
確かに大沢さんのアドリブは、度を超えていました。
けれど、わたしにとってそれは、快感でこそあれ、あながち不要なものとも思えず、尊敬さえ、、、してしまう始末・・・でした。

若い人、経験の少ない人たちがキャストに入ることは、それが青井さんの方針ならば、しかたがないことだとは思います。
でも、理想は初めて観た時の人数(13人)です。
役割分担も丁度良かったし、脇が単なる脇(アンサンブル)ではなく、全員をしっかりとキャスト(出演者)として考えることができました。
まあ、それだけ実力も伴なっていたということもありますが・・・。
今回は、残念ながら、新しい人たちは、わたしにはその他大勢としか映りませんでした。
それでも、彼らを全否定することは、出来ませんでした。
やはり、わたしの愛するGODSPELLを、彼らも必死で愛そうと努力してくれている様子は、よくわかりましたので。

宮川さん、堀内さん、真矢さん、真織さんは、最高に素晴らしかったです。
特に堀内さんは、前回より良かったくらいでした。
何かが吹っ切れていた気がします。
あまりの全力投球ぶりに、密かに涙が出るほどでした。
出し惜しみしないのねぇーーーーーと。
しかも、その歌声、表情、ダンスのすべてが、あきらかに周囲から突出して素晴らしく、はたまた可愛いーーーのに貫禄十分なのです。
この人、本当に、演じること、舞台に立つことが大好きで大好きでたまらないのだな・・・と素直に感じることのできる姿を、女優魂を、みせていただきました。

とまあ、ついついダラダラと語りそうになる部分はほとんどカットして、短縮版メモにまとめました。
あっさりしすぎたかしら(笑)
というか、特別ページを作るほど観に行くことが出来ず残念でした。
もう、あれは、一生無理だなぁ・・・・・・・。


夢路 |MAIL