Rubaiyat Rouge 2002
（ルバイヤート・ルージュ 2002）
勝沼　丸藤ワイナリー　赤　ミディアムボディ　１５００円

【コメント】
鮮やかなルビー色。
やや若いが果実の香りと心地よい酸味、やわらかいタンニンとのバランスはとても飲みやすい。
メルロー種、マスカットべリーＡ種。



【感想】
大好きな丸藤ワイナリーですが、実は赤は初めてです。
グラスに注ぐと薄目のルビー色。そして一口飲んで最初に感じたことは「すっきりしてしょっぱい」。
渋み酸味が心地良く、若々しく、サラリとした喉ごしです。
飲み易い優等生タイプなので、どんな料理にでも合い、普段飲みには最適です。８８点。
どっしりした赤が好きな人にはちょっと物足りないでしょうが。

WILLIAM FEVRE CHABLIS 2003
　（ウィリアム・フェーブル シャブリ 2003）
フランス　白　辛口　１７１６円（ネット販売）

【コメント】
シャブリ地区は他の産地では見られない貝殻の化石混じりの「キンメリジャン」と呼ばれる土壌が特徴。ウィリアム・フェーブル社はその卓越したノウハウで土壌の個性を引き出し、豊かなミネラル感とフレッシュさ、厚みのある味わいを兼ね揃えたシャブリのお手本ともいうべきワインを生み出しています。


【感想】
おそらく健康な時に飲んでいたのならかなり高得点だったと思うのですが、風邪で鼻が詰まって味が全然しませんでした。よって得点できません。
隊長曰く、優等生タイプの料理の邪魔にならない美味しいワインで、酸は弱めで厚みもさほどなかったそうです。

２００５年モノ再飲
こちらは上記とうってかわって酸味たっぷりの味わいでした。
が、厚みはさほどなかったかと。お値段考慮で８０点。

GREG NORMAN ESTATE Yarra Valley Chardonnay 2001
　（グレッグ・ノーマン・エステイト ヤラ・ヴァレー・シャルドネ 2001）
オーストラリア　白　辛口　２３９４円（ネット販売）

【コメント】
冷涼な気候と恵まれた土壌によって生み出された酸とフレッシュな香味の豊かな、繊細でエレガントなワイン。
日米限定発売のファーストヴィンテージ品です。




【感想】
グラスに注いだとたん、とても濃い山吹色がさぞかし熟した葡萄の香りをさせることだろうと思いきや、意外にも果実の香りはさほどなく漂うのは樽の良い香り。
味も同様で甘味はほとんどなく、酸味、苦味、香ばしい樽の味が冴え渡り、フィニッシュもやはり樽の味わい。ボディはわりと軽めなので、さほど料理を選ぶタイプではなく、樽系にしては飲み易い部類だと思います。
甲州種の樽熟成のような感じでスッキリしていてワタシ好きです。９３点。
普段飲みにするのはちょーっともったいないかなぁー。

Rubaiyat Sauvignon Blanc 2004
（ルバイヤート ソーヴィニヨン・ブラン 2004 旧屋敷・試験園収穫）
勝沼　丸藤ワイナリー　白　辛口　２３００円

【コメント】
勝沼の地で世界の銘醸地と肩を並べられるワインを造りたいとの思いから１９９３年、ソーヴィニヨン・ブラン種の栽培を始めました。
なかなか思うようなワインが出来ませんでしたが２００４年房廻りの葉を一切取り除かず、ＶＬ-３酵母を使用しなるべく空気に触れさせないように醗酵を行いました。


１０年を費やし少し納得の行くワインに仕上がりました。
いわゆる梗臭と言われるチオール系の香りが感じられます。空気に触れないように早めに瓶詰めしたため酒石が大量に出ておりますが無害です。安心してお召し上がり下さい。

勝沼町産ソーヴィニヨンブラン種１００％使用。
３０８本限定醸造。

【感想】
「ようやく少し納得の行くワインに仕上がりました。」
そんなメールを頂いてワクワクしながらコルクを開けたこのワイン。
とても若々しく、ワタシが今まで飲んだ甲州種のワインとは全く別の味わいでした。
まず、シュールリーのような独特のえぐみがありません。
マスカットのような甘味と酸味が品良くあり、若いわりにはまろやかにまとまっています。
そして熟成されたワインとは違い、ボディが軽やか。
料理の邪魔にならない味なので、ゴクゴクすいすい飲んでしまいます。
が、まだまだこの価格で納得のいく味わいにまでは達していないと思います。８０点。
これから年数を重ねるごとに、更に熟成され、ボディ感が増し、価格負けしないような美味しいワインになってくれることを期待しております。

ANAKENA MERLOT RESERVADO 2003
（アナケナ・メルロー・レゼルバ 2003）
チリ産　輸入元：中部貿易株式会社
赤　辛口　フルボディ　ネット販売８５０円

【コメント】
ブラックチェリーやスパイス、チョコレートなどの豊かな香り。
余韻が長く、滑らかなワインです。




【感想】
美味い！！体調の良い時に飲むこの手のワインはなんて美味いんでしょう。
以前アナケナ・メルロー2003を飲んだ時、くどくてきつかったあの感覚が、今回は１８０度変化しました。
チリらしい太陽を燦々と浴びて育った葡萄の独特の甘味、そしてフィニッシュの長いタンニン。
初めはそれらの特徴が主張しあっているのですが、飲んでいくうちに上手い具合に調和して、ドスンとくるボディ感に良いスパイスを与えています。
優等生の味ではないけれど、ワタシ好みのどすこい系のワインです。９０点。