あたしには２本の腕しかなくて
あたしには２つの掌しかなくて

だからもう

君のためには

この手を差し伸べることは

出来ないんだ

あたしはもう、一生手から離さないものを掴んでいる
行き場の無かった手を、繋いでくれた手があるから

願うだけ

あたしに出来ることは

君が幸せになるように、と

願うだけ

それだけ…。

数字にすると、多すぎて目眩がしそう
９０日もきみと離れてなきゃいけない
ゴールデンウイーク以来だから、本当はもっと

こうなったのはあたしのせいだから、我慢
きみが「早く会いたいね。」と言ってくれるから
我慢出来る
がんばれる

「いつか」の話をたくさんくれるから
がんばれるんだよ

早くその日が来るように
あたしはあたしのしなきゃいけないことを
がんばるよ

例えば、年の差。
やっぱりちょっと、気になって。

でもあたしより全然大人なきみだから。

例えば、住んでる場所。
離れている分、恋しくて。

でもきみもこの距離をもどかしく思ってくれているから。

ひとりじゃない。
そう、思える。

大好きで大好きではちきれそうなこの恋を
どうやったらきみに上手く伝えられるのか

今までのあたしは
きみに出会うために眠っていたんだよ

きっと

たぶん

ねぇ

毎日くれる大好きも
たまにくれる愛してるも

もっともっと強く想うから

早くきみを抱き締めて眠りたい
きっと薬なんか要らない

きみがいるから。