*未完成のお城*

2005年02月22日(火)  此処がベストポジションかもしれない。

だから君には敵わない。
いつもそうなんだ。

あたしが勝手に先走って
自分勝手な被害妄想に落ち込んでいても

まるで魔法のようにすくい上げてくれる。

君にはなんでもないことかもしれないけれど
あたしにとっては心臓が壊れそうなくらい嬉しいことで

この温度差も
この距離感も

たぶん今が一番いいんだろう。

嫉妬はするよ
悲しくもなるよ

でも君にあたしと同じ感情は求めない。
あたしと同じだけの想いは求めない。

春風が通り過ぎていくくらいの距離

それがたぶん、今のあたしたちのベストポジション。



2005年02月14日(月)  まるでささくれのようだ。

気にしなければいいのに気になってしまう。
止せばいいのにピリリと皮を剥いてしまう。

滴り落ちる 血。

傷ついた指先はジンジンと不愉快な痛みを持つ。
時折思い出したように沁みては痛み出す。

まるで、そんなささくれのような不愉快さ。

大したことじゃない。
気にすることじゃない。

分かってる。
分かってるけど、そのささくれは確かに存在する。



2005年02月08日(火)  押せないボタン。

押せば繋がると分かっているのに
押せないボタン。

どうでもいい誰かに傷つけられて
自分でも思ってもみないほど凹んで

だから
君の声が聴きたいのだけれど

押せないボタン。
弱さを見せたくない意地っ張りが邪魔をする。


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hinase