enpitu


twilight shackles
枷夜(かや)



 目の覚めるような青空。

今日は一日青空が続き、布団を干したまま外出しても
大丈夫だ、と朝いちばんの天気予報で言っていた。
確かに、見上げていられないくらい眩しい太陽...
薄雲が青空をゆっくりと風で流れていくのを
ただぼんやりと眺めていたくなる。

そんなとき、いつも思い出す主様の言葉がある。
「何もせずただ隣に座っていてくれるのは枷夜だけだ」
時間を楽しむことが好きな私に、主様から頂く
これほどの誉め言葉はなかった。

しばらく、そんな時間を持っていないように思う。
静かな時間を持つことが出来れば私の中のナニカも
変化するのではないだろうか...ふとそう感じた。

五月が終わる...
来月は主様の愛車が一年点検で、紫陽花ドライブから
一年なんだなーと過去日記を開きながら思い返す。
ほかにも主様は予定が詰まっているらしく多忙な週末を
お過ごしになる予定...。

私は予定の合わない空き時間に折角月額支払ってるんだし
スポーツジムで汗と一緒にいらないものも吐き出して
真っ白にはなれないけどせめてきれいな心になりたい...。

2005年05月31日(火)



 five weeks later...

主様の左側に座り、愛車を運転する主様を見ながら
きっと笑顔でいるに違いない。

休みが決定。
あとはその日までのカウントダウン。
いろいろすることもある。
とりあえずだいえっと目的にスポーツジムは必須だわ。
浴衣をつけるようにと云われているのでそれなりには。
なので色浴衣貸し出しがある宿を探さなきゃね。
たぶん使ってクリーニングよりきっと安い...



2005年05月30日(月)



 温もりの伝わり方。

「絶対に行く」

主様の言葉は宣言どおり。
仕事終わる時間に合わせて車が家の付近に着いていた。
着替えて飛び乗り、車の中での会話は主様からでした。
主様もいろいろあってその後日談のようなものを
ちらちらとさせていただきました。

だいぶ落ち着いてました。
雑記で書いてくださったのですが、
そのピリピリ感がなんとも言えなくて...
足元に自分が居るだけでもいいから...と
何度も私を呼び出してくださいました。

ボーリングでもらえるらしいラジオをゲットしに
行きつけのボーリング場に行きました。
もらいついでにビリヤードを1時間だけプレイ。
急遽決まったため私は久しぶりのハウスキュー。
なかなかにマイキューの主様と競ったバトルを...

そのあとはいつもの寝場所?へ。
話してたらやっぱり使われてしまい、最後は久しぶりに
お口で頂きました。おいちかったです。えへへ。





日曜の朝は、早い時間にバイバイしたけど、
仕事が思いのほか早く終わって
仮眠場所で主様がまだ寝ていらっしゃったので
もう一度おそばに戻りました。

一緒に仮眠して、主様のおすすめのお弁当を
食べさせていただきました。
こういうランチも楽しいですねw
また色んなことを主様とご一緒したいと思った
そんな逢瀬でした。

2005年05月21日(土)



 使われないことが目標。

なーんて、いってみたものの...
絶対上手くいくはずがない。できるわけがない。

...orz

昨晩、「呼んだら来るか?」とメールがきて
仕事上がりに着替えてから向かいました。
「首輪と鎖だけはもってこい」とのご命令に
きちんと従い、カバンに押し込む。
けれど、手入れとご奉仕できませんとか言ってました。

駅のベンチで座って待っていらっしゃった主様。
「お待たせしました。申し訳ありません」
並んで歩くときには拳ひとつ分の隙間。
ちょっとの隙間が嫌でたまらなくて
駅のエスカレーターを勢いよく駆け下りる私。
定期を持つ主様と違い今から向う方面への切符を
買うためでもあったのですが...

電車は端の座席を確保したのですが、私に譲られる。
前回、電車で向った時に隣りのヨッパおじさんに
私が訳のわからないことを言われたからだそう。
...覚えてくださっていたんだ。

駅に着く。主様のご希望によりマクドナルドへ。
軽く購入してイン。お風呂場が微妙に広い。
お風呂の準備は久しぶり?に主様がして下さる。

ご飯を食べながら話をしてお風呂に、となるものの
立ち上がるのが怖く感じてしまう。
「一緒に入ったほうがイイデスカ...?」
「うん。」
即答され入るけどそれぞれが身体を洗って
頭を洗って...と、その間は会話もストップ。
温まりながらお話をするけど、途中で逃げ出して
「先に髪の毛を乾かしますから」
とそそくさとあがってしまった。

部屋に戻り、服を着てしまおうとすると
「必要がないだろう?」といわれてしまう。
カバンから首輪を出しベッドに置くと
私はベッドの空いているところに入り込み
このまま寝てしまおうかとも考えた。

「つけていいか?」

私はゆっくり見上げて、髪をてぐしでまとめると
主様の手で、ゆっくりと首輪につながれた。









途中、けんかになってしまったり。
主様は怒ることが嫌いな方なので怒られませんが
それなりにきつい口調で私に言われます。
理解できなくて泣いてしまったり
叫んでしまったりしたものの、結果としては
しっかり使われてしまったわけです。
本末転倒とはこのことかもしれない。笑。

けど、目標としていただけに、くやしい。

2005年05月17日(火)



 Door to Doorという関係。

私と主様の関係の中で
最近見つけた私の中での法則。

それが、Door to Door...

扉から扉まで、という意味で付けたのですが
ラブホの部屋の扉を開けてから、
精算して退室するまでの時間...
そして、助手席に座ってからその車を降りるまで。

個室で、主様と二人きりになれる時間。
そして誰にも邪魔をされない空間。
それが私が私で居られる時間で
私にとってなくてはならない空間だということ。

主様とは主従以外でも接点があることは
この日記で何度も出ていますが、
他のことを挟むと私は自分になりきれないんです。
それが、言葉遣いなどの注意を受ける原因にもなり
主様に怒られる、お仕置きの原因にもなっていく。
もうすぐ4年ですが、集中はいまだ出来ません。

お昼、主様から夜行くとメールが来ました。

返信した内容に対する返事は、
おそらく行くといったなら向っているだろう時間。
...来ないんだろうと思ったら、それから向われ
日付が変わるか変わらないかの時間に拾われました。

呼び出された理由はともかく、
自分の望んだ時間と空間を手に入れた私は
呼び出された理由はともかく、
その場所に居るというだけで満たされていました。



それがお仕置きとかお叱りであっても
たぶん、私はそこに居ることに喜びを感じていた
今でもそう思います。

主様と別れたのは翌朝の早い時間。
でも、時間にすれば短い時間ですが
その時間と空間を手に入れた私には
十分すぎる時間であったことにかわりはないんです。

2005年05月14日(土)



 侮辱された気分。

みなさん、ニュースはご覧になりましたか?
私はテレビで、主様はヤフーで見ました。
ちなみに犯人を見て思った私の感想は
「詐欺っぽいホスト」

私は...
自分と主様との関係を侮辱されたように思いました。
世間の中でこの人と同レベルで扱われるかもしれない
そう思えば思うほどに、憤りを感じました。

ネットのチャットを使った出会いにせよ
今回の事件にせよ同じです。
すべてがそうでないと判っていても
世間の判断は多数決で決まってしまう。

今回の事件は一方的な「強制」でした。

けれど、私たちは同意の上で契約を結び
首輪と鎖で繋がっています。
その鎖のつながりを誇りにすら思います。
私の主様はこんなやつと一緒になんて出来ない。
されたくない、してほしくない。

最近、ネット犯罪多くてその度に心を痛めます。
主様も同じように心を痛めていると思います。





そんなわけで、今日は主様飲み会です。

予定では、なんとか帰るって言っていたけど
やっぱりというか案の定というかオールのよう。
一度断った呼び出し、断らなかったらと思うと
不安で満たされていく自分を感じ...

抑えきれない思いを主様にメールして夢に落ちた。

2005年05月13日(金)



 したい?されたい??

召喚依頼が来ましたが、
真っ赤な一週間真っ只中のため

ごめんなさいしました。

そんなわけで遅くまで仕事して
電池もレッドゾーンでカバンの奥に
しまいこまれていたわけですが。

帰宅途中でお向かいに住む、結構仲良しの
中学校時代の友人に会いまして意気投合、
一度、私は家に荷物を置き本を返して
先日お茶を購入したあの自販機前で
立ち話をすること1時間強...?
けど、帰って携帯開いたら「めしくう」...orz

連絡なくてもあんまり心配されないみたい。
過度な心配は大丈夫だよといいたいけど...
ちょっとは気にして欲しいとこっそり思う。

メッセン立ち上げたら(私から見れば)私から
逃げるように入れ替わりで落ちて、
「今日は寝るよ...ごめんな」とメール。
そのままメールが数往復。主様のほうが寝落ちで
今に至るわけでした。




さ〜て、日付は金曜日になり、
じぇいそん来ないかな〜とか本気で思ったり
主様は花金ばんざいで飲み会があるようで
今晩は放置プレイ確定のようです。
週末は締め作業が少しあるので涙涙の週末です。

2005年05月12日(木)



 私がココに居る理由。

主様から見た自分の立場が
表向きにはとても宙ぶらりんだと認識。










数年前、私はある人の彼女として、出会いました。
そのときから、親しみやすいというよりは...
「話しやすい」方であったと思いました。
だから、悩みなどを打ち明けやすい方だったので
実際に、友人の悩み相談も受けていたようでした。

それから約一年後、私は話の中で
ある「痛み」を持っていると本人から聞かされ
その数ヵ月後に、自分が...同じ「痛み」を
持つことになろうとは思わなかったけれど
その「話」がおそらくきっかけだったのでしょう。

その後、ひとりで会うことになりました。
出会った時は遠かったのだけど、偶然にも
近くまで来ていたので話を、と。

話の続きをしたかった、
何よりも、この人に聞いてほしいと思った。

...だから、私は。

お酒の勢いもまぜて、聴いて欲しいことを話した結果
そのままラブホに連行されて私はこうして
主様のおそばに居ることになったのです。

その瞬間には思わなかっただろうことが
今もずっとずっと続いています。
あと3ヶ月で4年目の記念日を迎えるなんて
絶対に、そのときには思っていなかったはず...。

ただ、未体験のことをたくさん一緒にさせて頂け
もちろん、使われる中でもたくさんの発見があって
とても、素敵な日々を主様に与えていただきました。

時々、ふと...はじめて使われた日を思い出し
1周年の時の振り返った文章を読んでみると
懐かしく感じ、この日があったことを嬉しく思うのです。

その気持ちは、離れようと思っても決して消えない
「私が私で居るということ」なんだ、と。



1周年日記+++
記念日は初めての部屋で

詳しくは一年目の時に書いたのだけど、
なんだか、書きたくなってしまったので。
原点回帰、と書いてしまえば、前日の主様の
突然のドライブもまたそういうことなのか...。

この日記にずっと書き残していって、
自分の過去を振り返ることが出来ること。
とても大切な宝物だと感じています。
いつまでも大切にしていきたい場所です。







エンピツ、大好きだ〜♪

2005年05月10日(火)



 止まらないの。

傷をつけられて数日。
胸の奥が熱く熱くなって
手を当てるだけでもズキっと痛む。

触れてみると、はじめに当てた場所だけ
ほんの少し凹んでいるように感じる。

ちょうど気管の上に当る場所。

私は昔患った病気のせいで
呼吸器官が弱い。
その所為なのかも知れないけれど
咳き込むときにも痛みを感じてしまう。

かろうじて、目に見える傷は残っていない。
主様もそれをとてもとても心配されていた。

ただ...痛みだけが私にやってくる。

「疼き?」
...濡らしてないもん
「いじってやる」
きゃーきゃー(じたばた)
「じゃあ、想像してみなさい」
...いたい

そんな会話がメールで繰り広げられる主従...笑。

2005年05月09日(月)



 見えない痕。

メッセンジャーで会話。

「駄目元で聞く」

いきなり話を切り出した主様、
拾いに行って良いかと私に聞く。
...急すぎる。

時間はなんとか、出来そうだった。

「待ってる...」

主様から
「あと5分で着く」
メールが飛んでくる。準備をして出る。
拾われる場所の前にある自販機でお茶をと
思うと目の前にいつもの車が停車する。
急いで購入して助手席に座る。

...避けていただけに、ひとつひとつの行動に
違和感を感じてぎこちない。

シートベルトを締め、車はまた走り出す。
借りたCDを返して、昼寝場に到着する。
最近、昼寝場は別の場所になっているような気がする。

席を後部座席に移動し、眠れるようブランケットの準備。
主様は外でタバコに火をつけ煙と夜空を見上げていた。
車の中から、その姿を見つめる私はまるで...
檻の中から飼い主を見つめる犬のようだったと思う。

はじめは隅っこに居ようとしたのだけれど
引っ張られてそばに置かれてしまう。
はじめは話をし、次には仕事に響くからと
寝るように促されるが、咳が止まらず寝付けなかった。

話すことで緊張感が取れたのか...
しだいに、車内の空気が変わる。

「触れていいか?」

主様が体に触れてきて、私の体温が変化する。
声は簡単に喘ぎ声に代わり、息づかいも荒くなる。

「そのままじっとしていろ」

ふときつい口調で主様が言うと、位置で言えば
ペンダントトップがくるあたりに鈍い痛みを感じた。
主様は指で突いただけだと言うけれど、私には
ナイフの柄を突き立てられたような痛みだった。

「見えない、傷をつける」

突き刺す指に力がこもり、指が下へ移動する間も
声を漏らして感じている自分に更に恥ずかしくなる。

「もしも、奴隷としてあってはならない...」
「思考、言動、行動をしたときには...」

下までなぞった指は、今度は上に方向を変えて
「この傷が、痛みを疼きを枷夜に与える」
最後に更に力が加わり、一気に喉まで
「あっ...」
切られたような痛みに体を強張らせる。

その痛みを身体に残しながら体を使われ
染められていく自分を感じる。

朝...

いつものように、仕事場付近で降ろしてもらい
私が仕事に向かったあとの主様は安全運転のために昼寝。
起きるだろうと言う時間までに帰るメールが来ないので
用事のついでに近くのコンビニで朝食を購入し
主様を起こしに向った。










傷は、心の奥底で、見えないけれど、確実にそこにある。

2005年05月07日(土)
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