今迄。そしてこれから。



 後は僕はこっそりいなくなるから



恐怖を感じるときはいつだって君のことを考えているときなんだよ。
愛しくて恋しくて。
どんな時でも電話一本。
僕の携帯を鳴らしてくれればそこへ飛んでいけるくらいに
きっと僕の愛情は深い。

深くて深くて。
それは僕の心をえぐってしまって。

愛情が愛憎に変わるときを僕らは迎えてしまったんだけれど。
心理的な距離を置く前に、思いもよらず物理的に引き裂かれてしまって
この感情をどうしてよいか、僕には手におえないんだよ。

ねえ帰ってきてよ。
僕が迎えにいこうか?

そしたら君は笑ってくれるかな。
それとも怒るだろうか。

なんでこんなところまで追って来たのかって。


だって君のためだから。


そう答えよう。
愛しくて憎い君のためだから。







でも少しだけ、僕だって死ぬのはこわいよ





*

そういえば最近また御手洗熱が上昇中。。。
うーん、御手洗みたいな人はいないよって友人に言われた。
そんな……御手洗に恋してるみたいじゃないか!
いや、してるけどさ……。
島田さんの日本語はきれいで好きです。

バナーをかえてみた。(使いまわし)
てかジオが新しくなってから画像トラブルがたえない……
というわけで、↓






2005年04月30日(土)



 perhaps



気だるげに四肢を投げ出して
君はぼんやりと僕を見つめてる

これが僕らの最善の選択だったかどうか
それは定かではなくて

ただとても疲れていたことは確かだった。

薄いガラスの膜。
ビードロみたいに透き通った色合いの。

脆いものをぐしゃりと握りつぶしてしまいたいような衝動。

それらに酷く似ていた、僕らの関係は
きらきらとこなごなに飛び散って。


砕けた破片で僕らはお互いを傷つけたけど。
それが解決策だったかどうかは、

どうかは。わからなくて、

最期にさびしいなんて感情だけ、わだかまってたんだよ。



2005年04月21日(木)



 愛情あいじょうあいぞう愛憎




「あおいつきはとてもキレイだ」
うん。
僕も青い月はスキだよ。
「もうすぐ、満月がくるな」
うん。
でも満月は、まだコワイ。
「そばに、いてやるから」
うん。
もう僕らは二人も失ってしまったんだね。
「そんな目をするなって。大丈夫だよ」
うん。
ありがとうシリウス。




2005年04月17日(日)



 白昼夢



自分の首絞めて何が楽しいのさ。
と君がいうと。
僕はそんなおろかなことはしないんだよ。
と僕が言う。
でも君の首にはしっかりと君の手が巻きついてるよ。
と君がいうと。
それは僕のじゃなくて君の手だよ。
と僕が言う。
なんだって僕は君の事を絞めなきゃならないんだい。
と君がいうと。
それはきみが僕を愛してるからさ。
と僕が言う。
そんなら君の手に握られたナイフを放してくれないか。
と君がいうと。
そんなのは駄目だよ。
と僕が言う。
どうしてだよ。刃先がぐいぐい食い込んで痛いんだ。
と君がいうと。
だって僕が君を愛してるからさ。
と僕が言う。

そんでもって、奈落のそこへ君と一緒に落ちるんだ。


2005年04月16日(土)



 星の数





弱いなぁと。
なんでこんなにも弱い心しか持てないんだろうかと。
とてもとても今痛感しています。

人に怒られることが嫌いです。
人に嫌われることが嫌いです。
「嫌い」という表現は的確ではないかもしれなくて、
むしろ、「怖い」というほうが的を得ているかもしれません。

そんなん誰だってそうだよ。
本当、そうだと思います。
受け入れられなければただでさえ一人で生きなくちゃならない人間は
すぐさま拒絶されることで崩れてしまうだろうし。
精神的な完璧な孤独は、未体験だけど、体験したくありません。


とても弱いことだと思います。
わかっているんですが。

私にとって先生とか、目上の、自分の上に立場がある人から
怒られることが本当に一番、怖いことかもしれません。
まるで絵に描いたような、典型的なご機嫌取りなような
はたまたよくある打たれ弱い優等生像のようですが。

十の褒め言葉と、一の痛い言葉。
私の中での比率は圧倒的に後者が勝って、いつまでも
いつまでも胃を痛めるのです。

とってもとっても顔にへばりつく蜘蛛の巣のように
振り払っても振り払っても、
私の脳裏にはその言葉が焼きついています。

全てを放り出したくなるほどのその効果は、
また一つ。
掟を破って二の腕に傷を残しました。

何のために受験するのか。
何のために勉強をしているのか。
何のために生きているのかさえ。

わからなくてさびしくていたくて。


人の言葉で勝手に傷を負うのは、今日が初めてではないのですけれど。
最初に追い込まれたのが、きっと小学五年生。
あれから、少しずつ、私の他人のなかに見える恐怖というものが
ゆっくりと根をはりはじめて、ずぶずぶと侵食していったと、
信じ込んでいます。

信じ込んでいたほうが、まだ、楽なんです。




*


英作文を塾で駄目出しされて勝手にショックをうけて
勝手にぼろぼろ泣きながら書いてます。
わたしは、なんてちっぽけな人間なんだろう。

ないたら、 あしたにはすっきりしてるかな。




2005年04月11日(月)



 坊や!



「もし」の話はきらいです。
もしなんてことが、おこらないのがわかっているのに、
それでもそこに、すがりつくのは。

「だいすき」の言葉はきらいです。
だいすきって言葉が、一生に一度で。
ミツバチの針のように、つかえばそれは有効な手段だけれど、
それは、諸刃のつるぎ。

「しろい」という概念はきらいです。
一番清潔にみせかけて、何にでも色を染めて
あんなにかんたんに、自己をてばなしてしまうのは。





*
明日のテストから逃避するためにまた本にはしった一日(…)
樋口一葉の「にごりえ」を少し読んで今は「朗読者」を読んでます。
展開とか構成とかがなんだか新感覚。
ってか早くテスト勉強せえや……



2005年04月10日(日)



 窒息死




僕の首元を締め上げる君の華奢な手。

細くて白くて、マシュマロみたいにやわらかい
キレイな指は、蝋細工みたいに冷たい。

くっと絞めて。きゅっとそう、力をこめて。

頭の中身が見えたような、視界が鮮血に染まったような
そんな錯覚にとらわれたなら、もう楽園はすぐそこで。


口の端からこぼれた唾液に、君は優しくきすをした。



2005年04月07日(木)



 空想に於いて




置いていかれていくような不安。
君の後姿を捜すのはいつも僕。

同じ空間にいるはずなのに
違う空気を吸ってるみたいだ。

笑ってるのは僕の筈なのに
まるで泣いてるみたいに頬が濡れてた。

君のなかの僕の居場所を探すことに必死で
君自身を見過ごしていたかもしれない。

いつだって哀しいのは僕なんだ。

胸の痛みに堪えるのには、もう慣れたよ。


あいしてる。





2005年04月06日(水)



 キズナ




「つながっているんだなあ」
間抜けな声で、君が言う。
「なにが、だれと、どこで」

僕の言葉は手の中のグラスに吸い込まれていく。
透明の、透明のどこまでも透き通る水。
覗き込めば夜空とそれに引っかかる星達までも
映してしまいそうな液体を飲み干して。

「君と、僕とが、こころのなかで」

真顔でささやかれて。
グラスを投げつけてやろうか?

「風呂に入りすぎて頭沸いたんじゃねぇの」

なんだってそんなことをいいだす?

「どうしてかなぁ。なんでだろうなぁ。」
しきりに隣で首を捻っている相手にどう反応してよいかわからない。
「無二っていうのは、いや、まったく良くできた言葉だよ」
そういって彼は何度も頷いていた。
銀の月と無数の石とが下がっていて、黒い布は少々重たそうだった。
その証拠にほら。
少しずつはがれて、白々とした光が見えている。

「絶対、離れない」

馬鹿だなぁ。

「安心してるんだ、いや、確信か」

言う言葉も見つからないよ。



そんなこと、自明だろう?

「生まれ変わりなんて、嘘っぱちだなぁ。」

僕は人差し指で相手を黙らせた。

「もっかい生まれたって、君と会うことには変わらないのにね。」





2005年04月04日(月)



 



笑えるくらい世界は広くて。
僕はそのたった一握の砂粒にだってなれなくて。
それは酷く悲しいことで。
でも生きているということは
きっと
酷く幸せなことで。

ソラは何色と聞かれたとき。
何故だか直ぐに
「あお」
と答えてしまうのは。
僕の中でのソラが、四角く切り取られた色であったから。
あお。
夜のソラは、見えないんだ。
暗くて暗くて。
そこはとても冷たくて。
きっと深海の水のように、生物の感覚を麻痺させる。

その液体に浸って、腐って、融解していく。

流した涙より。
それはきっと冷たい。




2005年04月03日(日)



 有難う



今の私がここにいることに対して、
何も不満はないんだろうけれど。
これまで関わってきた人たちをふと思い出してみると
おったまげなほどの人たちに自分が支えられていたことに気づいた。

なんて間抜けな人間なんだろう。
自分で歩けるって勘違いしたのはきっとはるか昔
自分の家の住所が分かるくらいになったときからずっとだ。

なんにもできない人間。

携帯に登録してあるアドレス帳の人たちの数倍は、
きっと私を助けてくれた。
そりゃぁ無意識だったかもしれないけれど。
名も知らないヘルパーに、私はなんども手をとってもらってたんだ。
土に汚れた膝を拭いてもらって
傷口に薬を塗ってもらってた。

そうじゃなゃ、今ごろ私の足は傷口が化膿して
じわりじわりと腐食されていって切断されてるに違いない。

それでもきっと気づかず匍匐前進してるんだろうけれど。

私の涙でつづった首飾りを、つけてくれている人がいる。
冷えた肩を包んでくれていた、大きな手も今はまた誰かの
肩を抱いている。
自惚れにふやけていた私を御天等の下にひっぱりだした腕も。
やさしいよって言ってくれた目も。

どれだけの数のありがとうを言えばすむのかなんて、
きっと愚問なんだろう。



みんなの笑ったときの白い歯が、いつだって私には眩しいんだ。



2005年04月02日(土)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加