ようやっと2冊の本を読み終って、がまんできたのはほんの2日。 さっそく、子持ちの友人に勧めてしまいました。 もしも彼女がもう読んでいたら、本について話がしたいなぁと思って。 2冊の本の題名は
「お風呂の愉しみ」 前田京子 飛鳥新社 「Clean House, Clean Planet」 Karen LOGAN
「お風呂の愉しみ」はシャンプーや化粧品など、バスルームにあるものをキッチンにあるような食材を使って作ってみましょうという内容。「Clean House,...」のほうは家中の掃除を重曹や塩、お酢など、子どもが口に入れても大丈夫なものを使ってしましょうという本。邦題は思わず鳥肌が立ってしまうような失敗作で「天使(エンジェル)は清(すが)しき家に舞い降りる」というもの。集英社からです。
そもそもこの本のことを知ったのは去年の11月、一時帰国のときに友人 M がちらっと話してくれたのです。肌が乾燥しがちな彼女は「お風呂の愉しみ」を見てつくった化粧水を常に持ち歩いているといって、わたしの手の甲にそれを少したらしてみてくれたのでした。
でも本の題名はメモしなかったし、化粧水を自分で作るといってもグリセリンって一体なに? どこで買えるの? エッセンシャル・オイルなんて聞いたこともない! とやりすごしていたのです。 それがフランスに帰ってきても、なぜかどうしても気になって。メールで本について教えてもらい、母に頼んで送ってもらうことにしました。
以前は TRC 株式会社図書館流通センターというところでよく本を買っていました。フランスまで送ってもらうのに、高い宅急便だけでなく、航空便や安い SAL 便などを選べて、消費税もつかず、対応は丁寧でとても便利だったのです。ところが去年の6月に複数の会社の出資で bk1 に移行してからは cookies を使わないとサイトにアクセスすることすらできなくなったのです。セキュリティ上問題があるので、見直してほしいと要望を出したところ、「検討中です」というお返事でしたが、いつまでも変わらないようです。Cookies を強要するサイトでの買物には気をつけてくださいね。
母に頼んだのは 11月の末。フルタイムで働いているので、負担をかけたくないと思い、急がなくていいと言ったところ、送られてきたのは4月の上旬。(笑) べつに船便で送られてきたのではないのですよ、もちろん。
届くまえはお掃除の本のほうに興味があったのに、いざ届いてみるとどうしても「お風呂の愉しみ」を読みたくなって、大急ぎで読んでしまいました。最初の感想は
「だまされた〜」
です。(笑) だって、本の大半は石けん作りについてだったんです。わたしが期待していた化粧水の作り方はほんの2,3ページ。石けん作りの本だって聞いていたら買わなかったのにぃ〜と、そう思いました。石けん作りは、とてもたいへんだと聞いていたし、そんなことをしている時間はないのです。でもでも、前田さんの作った石けんたちの写真は、それはそれはきれいなんですよね〜。
最近なぜか、肘から手先にかけて、ぽつぽつとアレルギーのようなじんましんのようなものができはじめたし、いくらうちのハンドソープが肌に優しいとはいえ、冬になると毎年手は乾燥するので、「肌が潤う石けん」はいいな〜と思いました。もう見るからに優しそうなんです。
でもねぇ、カレンの本のクリーナーのレシピも前田さんの石けんやスキンケアのレシピも日本語でさえ聞いたことがなかったようなものが出てくるんですよ。どちらも日本ではどこで材料が手に入るかは書いてあるのですが....
いったいフランス語では何ていうんだよ〜 (;_;)
フランスではどこで買えるっていうんだよ〜 (ToT)
ということで、日本に住んでいるなら、本の情報をもとに簡単になんとかできるでしょうと思ったのもあって、友人に勧めてみたのでした。
わたし、これ、探すのかなぁ、これから...。
2001年04月11日(水) |
いろいろなものを探して |
さてさて、「お風呂の愉しみ」と「Clean House, Clean Planet」(日本語で読んだくせに日本語のタイトルがどうしても受入れられないので、1人であくまで抵抗中(苦笑))に出ているレシピを作るには、材料を探さねば。
そして材料を探すにはまず、そのフランス語名を知らねば。
ということで、まずは自分よりもフランス語に詳しそうな人たちに訊いてみることに。エッセンシャル・オイルなんておしゃれそうなものは、もしかしたらもう誰かが使ってて、あっさりどこで買えるか、教えてもらえるかもしれないし。
エッセンシャル・オイル 植物性液体石けん(合成洗剤は×) 苛性ソーダ 重曹 酢酸
うわ〜。こんなにあるぅ〜。
お願いだから、だれか知っていますように。 (いろんな人に一遍で訊けるメールって便利だ〜)
<こころの声> 英語版を読めば、とりあえず英語ではなんというのかわかって、そこからフランス語名を探すのは簡単なんじゃないのか?
迷ったあげくに、あまり親しくない人にも訊くことに。 パリ在住の日本人のお医者さん。
以前、友人の1人が「国境なき医師団」に入りたくて大学卒業後に医学部再受験をして、医師団の本部がフランスにあるというので、わたしになにか知らないかと訊いてきたのです。そのときたまたまわたしは病院に行く必要があったので、日本人で日本とフランスとアメリカの医師免許も持っている目の前のお医者さんに話して、メールアドレスを教えてもらったんですね。
フランス語はあまり得意ではないとのことだったけれど、お医者さんならきっと、わたしが LE PETIT LAROUSSE COMPACT という名前のわりに広辞苑並に大きく重い辞書や仏和・和仏辞典、英和・和英辞典を総動員して調べた元素記号や少なくとも英語名くらいは正しいかどうか教えてもらえるのではないかと。
重曹は本によると炭酸水素ナトリウムとなっているのに、英和だと重炭素ナトリウムとなっている。この2つは同じもの? という疑問もある。苛性ソーダはアメリカでは配管の掃除に使われるのに取扱注意の劇物とのことだから、お医者さんなら、誤って苛性ソーダが皮膚についてしまった人の救急処置なんかも知っているはず。訊いたのは
苛性ソーダ(別名:水酸化ナトリウム)の英語名 元素記号は NaOH で良いのかどうか?
重曹(別名:炭酸水素ナトリウム)と重炭素ナトリウムは同じものか? その元素記号は?
酢酸の英語名は? その元素記号は?
どれもインターネット上の辞書でも見つからなかったもの。
<こころの声> ネット上で見つからないのは、わたしの探しかたが悪いのでは?
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