突然の拘束に戸惑いつつも甘んじて受けるしかない。
一瞬の躊躇。それでも、次には?
振り返るな、進め。
なんなのだろうこの距離関係は。どうやってここからのバランスをとれと?
そう、それは些細なこと。挨拶一つで塗り替えられることさえ。
想わぬ方向に時は進み、思わず走り出す。
昨日のことなど何もかも流しさってしまえ。今日降り立つ風の中のために。