モリハルゆ記

2005年07月25日(月) 縮図

 首都東京で震度5の地震がおきたとき、モリハルまったく気づきませんでした。ちょうど愛車パジェロ・ミニで環八を走っているときだったんだね。J-WAVEのDJが「今、地震でスタジオが揺れてます!」と言っていたが、オーソン・ウェルズの「今、地球は火星人に襲撃されてます!」の日本版かと思っただけで、普通に運転続けてました。周りのドライバーも「火星人はいないぞ!」って顔して運転してた。

 ところがその後環八大渋滞になり、DJが「高速道路は不通、電車も止まってしまいました!」と言っていたので、初めて火星人の存在を信じることになった。ノロノロと家に着いたときは『役員会』開始時刻のちょい前でした。そう我々一家は賃貸物件に住んでいるのにもかかわらず、晴れてこの4月よりマンション管理組合の役員に抜擢されたのだ。
     

 第1回目のときは野球観戦で、第2回目はお仕事だったのでモリハル参加できなかったが、奥さん参加して見事『広報』の役職をゲットし、議事録を書いて配付するなどを早速やってました。つまりモリハル第3回目にしてようやく遅咲きデビューとなったワケ!

 いやいや楽しかったねぇ。夜7時から2時間の予定だったのだが、気づいたら9時まわっていたもんね。議事進行をしている会長のところへは、日々、床マット設置業者とか共益費未納者取立て代行業の営業マンが来られたり、施錠時間前にゴミ置き場閉められたのでゴミをまた家まで持って帰るはめになったとかゴキブリ駆除の殺虫剤でペットが倒れたらどうするんだとかのご意見が寄せられたりする。それを役員会の議事ではかると、「マットでつまづいたらどうするねん!」「代行業じゃなくて訴訟おこせ!」「ゴミ置き場は早く開けて遅くしめるのがコツ!」「ゴキブリ死んでもペットは死なんだろう!」と様々なご意見が飛び交う。世の中の縮図を見ているようだ。

 この事実を早く皆に伝えなくちゃイカンと中1日で議事録まとめて会長のトコ持って行ったら「エラク早いね!」とビックリされちゃいました。だけど早くまとめないと面白いニュアンス忘れちゃうからね。



2005年07月17日(日) 幅員

     

 よく見る看板だ。「コノサキ“幅員”セマシ」“幅員”が“巾員”って書かれていることもあるけど、なんて読むのだろう?「ハバイン?」なんか響き悪いなぁ。意味はなんとなくわかる。「この先進むと“道”が狭いから、すれ違うとき気を付けな!」こんなトコだろう。前から疑問だったが調べたコトなかった。

 と、意識が“幅員”に占領されていたら、飛来したカナブンが「バシッ!」っとオデコに衝突した。「この先幅員狭し」と注意されていたにもかかわらず、モリハルとカナブンはすれ違いざま当たってしまった。せっかくこの看板を立てて注意を喚起していただいた方に申し訳ない。カナブンも反省していることであろう。

 「なんだろう?」と疑問に思うことは解決しなくてはいけない。どうも年齢を重ねると「ま、いいか!」になってしまう。イカンイカン。その瞬間に進歩が止まってしまうし、カナブンと激突するかもしれない。

 家に帰って漢和辞典の埃落として部首から索引した。「フクイン:道路や橋など細長いものの横はばをいう」脳内にインプットしました!“巾員”は当て字だね。
 



2005年07月12日(火) 自然の摂理

 “DEEP BLUE”のDVD手に入れた。ビッグ・カメラで長年かけて溜めたポイントで、ピーター・フォンダ主演の名作“イージー・ライダー”のDVDと交換しようかと思っていたら、するっと奥さんが“DEEP BLUE”のDVDと交換してしまった。・・・ま、人生そんなもんだろう。
     

 青い海原には陸上生物より多くの種類が、逞しく、滑稽に、グロテスクに、死と隣り合わせに生きている。美しくも壮絶な世界だ。人間の世界はどうなんだろう?

 『破壊王』橋本真也氏の訃報に、謹んでお悔やみ申し上げます。武藤敬司選手、蝶野正洋選手とともに『闘魂三銃士』として、1990年代新日本プロレスの屋台骨を支えた橋本真也氏、40歳で他界されてしまったことは、ご自身どう思っているのだろう。もう、誰も問うことはできないけど、悔いが残っているのではなかろうか。

 100人、同じ年に生まれたとする。30年後にはその数が99人になる。さらに10年経過した時点では98人、そう、橋本真也氏の亡くなられた40歳までには2%の人しか他界されない。50歳では96人、60では92人、半分にななる50人は85歳のときだ。(厚生労働省の簡易生命表より)40歳という年齢で志を断念するなんて想像できない。普通に考えてあと45年あるよ人生は!

 自然界ではどおってことない摂理なのかな?モリハルは今46歳だから橋本真也氏の訃報を聞いて「おいおい勘弁してよ!」って思っちゃうのかな・・・ワカラン?人生とは死ぬまでの過程なのか・・・ワカラン?世の中ワカラン?“DEEP BLUE”観ると分かるかもしれん!



2005年07月03日(日) 漬物は?

「漬物くれって!」「あっあ〜・・・す、すみません・・・今すぐ・・・」

 店に入った瞬間、ピリピリした雰囲気を感じた。カウンター席だけの牛丼チェーン店、ほぼ満席状態のそのお店では、お客さんの半数が目線を落として黙々と食べているが、残り半分は顔を上げ店員さんの動きをスルドイ目で追いながら注文の品が出てくるのを待っていた。「早く持って来いヨ!チンタラしてんじゃねえゾ、コラァ!」と目が語っている。券売機で注文品のチケット購入し、空いているカウンター席に着くなり、みなさんが何でイライラしているのかがわかった。従業員がトロイ。

 その手のお店では、座った瞬間に水なりお茶が出され、「いらっしゃいませ、キムチ丼、並盛り一丁!」と威勢よく挨拶され、水なりお茶を一口すすりフライングで割り箸取って「パシッ!」と割った瞬間、「お待ちどうさまでした〜、キムチ丼、並盛りです〜ぅ!」と、注文したものが目の前に置かれ、「やるなぁ、おぬし!」「へいっ、プロですから!」と、目の奥どうしで語り合うのがお客さんと店員さんの正しい間合いではなかろうか。

 今日のお店、店員さんアタフタしてるから新規入店のお客さんに水出てこない。「ありがとうございました〜」と言われなかったお客さんの食べ終わった食器がカウンターに残っている。厨房から出た品がすぐに出されず、しばらくほっておかれる。そして店員さんが水出すとき、注文の品出すときお客さんに視線を合わせない。これじゃ待っているお客さん、カウンター内の店員さんにガン飛ばしちゃうよ。

 そんなときモリハルはどうしているかというと、ハラハラしながら場を観察し、「あのお客さんテンパッタから、あと一口食べる前に店員さんが漬物出さないとロンだな!」って予想してます。ハイ、それはそれで楽しいひとときです。


 < 過去  INDEX  未来 >


モリハル [MAIL]

My追加