漠然と、ものを見ている時って 脳をあまり働かせていない。
描写力に優れた小説家の本を読んでいる時は あまり疲れないなと思うのはそのためだと思う。
昨日、ある方からメールをいただいた。
以前、オークションである品物を売った相手。
その方がまた別のものを探しているのだが 持っていないか、という問い合わせ。
どんなことであれ 人から頼りにされるのは ちょっと気分がいい。
昔、ある会社の社長に連れられて 新宿のとある寿司屋に行った。
その社長も初めて入るところだといっていた。
席に座ると、注文をとらずに 板前が料理を出し始めた。
刺身、煮物、焼き物、寿司等々 日本料理のフルコースといったところ。
飲み物も注文をとらずに 勝手に日本酒が何種類か出てきた。
味は良かった。 おいしかった。
会計は3人で12万円を超えていた。 社長も驚いていた。
会社という組織は、 結局のところ、 生態系ピラミッドのトップか ニッチで生きる一匹狼以外は みんな下請けっていうこと。
じっと手をみる。 つらいね。
鉛筆をはじめて作ったのは ドイツのファーバーカステル社だが、 この初期の鉛筆は今の鉛筆よりも 2センチほど長かった。
当時鉛筆を使っていた人がふと思った。 一番上まで芯が入っているけど どうせ最後まで使えないのだから、 芯だけ短くすれば材料費が安くなる、と。
芯が木の部分よりも短い 上の部分に穴の開いた鉛筆が発売された。
しばらくするとまた別の人がふと思った。 この芯が入っていない部分、 木の無駄だよな、 芯が入っているところまで 短くすれば材料費が安くなる、と。
そういうわけで 初めての鉛筆よりも2センチほど短くなった 鉛筆が現在出回っているものです。
ごめん、うそです。
樋口健夫氏の 思いつきをビジネスに変える 「ノート術」 という本を買った。
とにかく思いついたことをノートに書きとめていく ただそれだけ。
これならできそうだ。
彼女は厳格でさまざまな規則に縛られた世界に 嫁に来た。
跡取りとしての男の子の出生を強く求められた。
結婚後なかなか身ごもらなかったが、 ついに赤ちゃんを産んだ。
女の子だった。
でも彼女は内心ほっとしていた。 女の子でよかった。 これで一生自分の子供としてともに生きていける、と。
ところが周りのものが言い出した。 女でも跡取りとして問題ないだろうと。
彼女が気の病に臥したのは わかる気がする。
東横線の祐天寺に カーナピーナというカレー屋さんがあった。
今でもあるのかどうかは私は知らない。 学生時代(20年近く前・・・もうそんなになるのか) よく通った。
ちっちゃい店で、 店内ではいつもユーミンがかかっていた。
とろみの少ない本格的なカレーで、 辛さは、 マイルド、 セミホット、 ホット、 ベリーホット、 スペシャルホット、 の5種類があったと思う。
私がいつも頼んでいたのは マトンのセミホット中盛だった。
下から2番目の辛さであるにもかかわらず 私にとっては十分な辛さであったし、 量も十二分にあった。
たまにスペシャルホットを頼む客がいて、 無愛想な主人は 「多分食べられないですよ、 もったいないからベリーホットでも十分辛いですよ」 とそっけなく断っていた。
スペシャルホットを食べるには、 まず主人に顔を覚えてもらわなければならなかった。
生きるということは 考えるということ。
考えるということは 選択するということ。
選択することとは 決定するということ。
生きるということは 洗濯すること。
昨日の日記を読んだ読者から メールを頂いた。
男女雇用機会均等法の施行により、 エレベーターガールという呼び名は 無くなったとのこと。
代わりに登場したのが 「昇降機案内士」 だそう。
ちなみに国家資格があって、 年一回、国家試験があるらしい。 心理学、社会学、物理学、 救急救命等の科目があり、 合格率は20%前後と なかなかの難関資格とのこと。
合格しても 実務経験を3年経るまでは 昇降機案内士補として 扱われ、正昇降機案内士の 推薦により案内士補から正案内士になれる。
ごめんうそです。
会社のエレベーターは 「上にまいります。」 とか 「ドアが閉まります。」 とか、なんかしゃべる。
普段は気にも留めないんだけど、 考えてみると不自然だよね。 「まいる」って謙譲語だよ。 へりくだっているわけ。 感情がないはずの機械が 人間に向かって。
まぁ、エレベーターガールが そこに乗っているものとして しゃべらせているから こういう言葉遣いなんだろうけど・・・。
どうせだったら 機械がしゃべる言葉は 全世界共通の あるきまったメロディなりリズムなりにして 耳にした瞬間、 誰でもぱっとわかるようにすればいいんだよね。
これぞユニバーサルデザイン。
ネットを見ていたら、 (パソコンでインターネットの 画面を見ていたら、ということね。) 「風呂る」という言葉を使っている人がいた。 もしや、と思ってGoogleで調べてみると、 出るわ出るわ、 どうやら近頃の日本人は、 風呂に入ることを風呂るというのが、 まったく普通らしい。
ちょっと自分に自信がなくなって 辞書まで引いちゃったじゃないか。 載ってなかったよ、「風呂る」
ということは、 「風呂に入ろう」は、 「風呂ろう」ということか? Googleで見てみると いたよ、やっぱり。
ということは、 電車に乗るは、「電車る」 映画を見るは、「映画る」 パソコンを操作するは、「ぱそこる」 エレベーターに乗るは、「べたる」 というの?
新八先生が許しても私は許せない。
テレビとかWebを見ていると、 あっ、この人とあの人、 似てるなっ、て思う瞬間がある。
例えば、 Nifty、デイリーポータルの林 雄司氏、 歌手の佐野元春氏、 俳優の市村正親氏、
あらためて並べて見直してみると やっぱりよく似てる。
遺伝子のどこかが重なっているに ちまいない。
大島健二郎引退で マロンマロンが解散したらしい。
がんばれ! 中井昌文!
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