【ライブレポート】Perfume、最後の国立で6万人総チョコレイト・ディスコ ── <JAPAN NIGHT> DAY2国立競技場最後の音楽イベント<SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT>。感動の1日目“Yell for Japan”公演に続く29日公演は、「世界の人々に、日本の姿と日本の音楽の力を知ってほしい」という主旨のもと、海外での活動に積極的なSEKAI NO OWARI、Perfume、MAN WITH A MISSION、そしてL'Arc〜en〜Cielという4アーティストが登場する“Japan to the World”公演だ。Prefumeのライブレポートをお届けしよう。日没の時間を迎えた国立競技場。<JAPAN NIGHT>のために入場時に配られたLEDスティックライトをオンにするアナウンスがスクリーンに表示され、客席側では、次に登場するアーティストへの期待と興奮がさらに高まり、転換中に流れていたBGMがかき消されるほどの大きな手拍子と歓声が自然に沸き起こる。観客が次に待ちわびたアーティスト。それはPerfume。スクリーンに映しだされた光が3人のフレームを形作り、そして鼓動とシンクロするスティックライト。大盛り上がりの国立競技場に響く「Welcome to Perfume World」で、彼女たちのライブは幕を開けた。これまでの2組が放っていたバンドサウンドとは空気が変わり、テクノポップが器の形をした国立競技場を満たしていく。1曲目の「edge」から、誰しも自然にリズムを刻みつつ、ステージ上、全面LEDのボックスタイプのセットとともに登場した3人に釘付けとなる。ステージに設置された3面の巨大スクリーンをフルに使った映像とシンクロするPerfumeのパフォーマンス。それはもう、国立競技場自体がPerfumeという作品の一部になったかのようですらあった。6万人を収容した巨大なクラブ空間のためにアレンジされた「Spring of Life」では、3人を模ったCGと本人たちのダンスパフォーマンスのシンクロに加えて、オーディエンスもまた振りコピで応える。そしてあ〜ちゃんの「みなさんこんばんは、Perfumeです。素敵な思い出にしましょう!」の挨拶とともに「Magic of Love」へ。ひとりひとりのスティックライトが作り出した光の洪水が、暗闇を埋め尽くしていった。「みなさん、こんばんは。あらためて自己紹介します。かしゆかです。あ〜ちゃんです。のっちです。3人合わせて、“Perfumeです!”」お決まりの自己紹介を会場全体で行なったのち、今回のイベントに日本を代表するアーティストのひとりとして出演できたことを「嬉しいねぇ〜。」と声を合わせる3人。さらにあ〜ちゃんは「(持ち)時間は30分、そうなの。そんな中、1曲目は7分ありました! ありがとう!」と、オーディエンスから笑いと喝采を浴びた。彼女たちのライブでは恒例のコール・アンド・レスポンスコーナー(「P.T.A.」のコーナー)で会場をたっぷり温めた後、「私たちの曲で盛り上がってくれますか?」と、ライブは「チョコレイト・ディスコ」へ。右を見ても左を見ても、曲に合わせて踊る人、人、人。6万人が声を上げて踊っての総チョコレイト・ディスコ状態は圧巻だ。「ラスト1曲です。みんなの思いは、きっと巡り巡らすと思います。」Perfumeが、最後の国立競技場で響かせたのは「ポリリズム」。海外のプレス関係者も最後まで見入っていたステージングでキュートながらエッジの立ったクールな魅力をふんだんに振りまき、<JAPAN NIGHT>のステージを大トリ・L'Arc〜en〜Cielへとつないだ。「ありがとうございました。私たちにとっては最初で最後の国立ですが、7年後、建て替わったとき、同じように日本の音楽の代表としてまた呼ばれるように活動を頑張ります!」国立競技場での音楽イベントPerfumeも盛り上がったようで嬉しい限りです。しかも1曲目から「edge」を披露したことで、他のアーティスト目当てでPerfumeのファンじゃない人Perfumeはテレビで見たことがあるぐらいの人にとっては、かわいいPerfumeしか知らないわけですから、ライブだけで見せるカッコいいパフォーマンスにかなり衝撃的だったみたいです。「edge」を観ればPerfumeのカッコよさが分かりますもんね。過去、この日記でもそうでしたが、私はいつもPerfumeを紹介したり薦める時には「edge」をまず観てもらいます。テレビでしかPerfume知らない人に「edge」を見せると必ず興味を示してくれるので、国立競技場で「edge」を披露したのは大成功だったのではないでしょうか。Perfumeファン増加?! 国立競技場でPerfumeに魅了された人々 - NAVER まとめファンじゃない人がPerfumeの魅力に気がついて絶賛する声を聞くと我がことのように嬉しい気持ちになりますね。今回のイベントは新規ファン獲得にも繋がったのではないでしょうか。ファンが増えてくれるのは嬉しい反面、Perfumeはライブで観るに限ることに気づく人も増えて、チケットがますます取りにくくなるジレンマもありますが(笑)
この日記は夕方ぐらいにアップしているのですが、昨日の日記をアップした後に急に飛び込んできたニュースが、ずっと停滞していた拉致問題に動きがあったことです。北、拉致全面調査を約束…日本は制裁一部解除へ(読売新聞 5月29日)北朝鮮による拉致問題をめぐり、安倍首相は29日、拉致した可能性がある全ての日本人を対象に北朝鮮が全面調査を行うと約束したことを明らかにした。 首相官邸で記者団に語った。ストックホルムで26〜28日に行われた日朝政府間協議を踏まえ、両政府が正式に合意した。北朝鮮は、これまで「拉致問題は解決済み」としてきた主張を撤回したことになる。 首相は記者団に、「安倍政権にとって拉致問題の全面解決は、最重要課題の一つだ。全面解決へ向けて第一歩となることを期待している」と述べた。 菅官房長官は29日、緊急記者会見を開き、北朝鮮が調査を始めた時点で、日本が北朝鮮に独自に科している〈1〉人的往来の規制〈2〉政府への報告が必要な送金額(300万円超)や、届け出が必要な現金の持ち出し額(10万円超)の規制〈3〉人道目的の北朝鮮籍船舶の入港禁止措置――を解除していくと発表した。商業目的の船舶入港や航空チャーター便の乗り入れ禁止などは解除対象外とするほか、国連安全保障理事会決議に基づく制裁措置は続ける。日朝合意全文(時事通信 5月29日)特定失踪者家族「光見えた」…拉致全面調査(読売新聞 5月30日)日朝合意 拉致解決に「3つの壁」、進展精査・総連売却・全員帰国(産経新聞 5月30日)拉致再調査 4度も「うそ」繰り返す 「楽観視できぬ」と救う会会長(産経新聞 5月30日)ここにきて急に進展したのは、ご高齢な拉致被害者家族のことを考えた安倍総理の自分が総理の間になんとしても解決させたい熱意と、中国から援助を受けられなくなっている北朝鮮の焦りが、うまく重なり合ったことによるものと思われます。これはいつも言っているのですが、拉致した側が拉致被害者を再調査するという奇妙キテレツな話。どれぐらい拉致して何処に住んでいるかは把握しているので、再調査もなにもあったもんじゃないわけですが、この時間稼ぎに応じただけで、3つの制裁解除は少々勇み足すぎませんかという心配はあります。北朝鮮はこれまでにも何度も裏切って、DNA検査したらまったくの別人だった偽の遺骨を提出するなど被害者家族の心情を踏みにじる行為を行ってきただけだけに、今回も「調査したけどやっぱり見つかりませんでしたテヘペロ」みたいに簡単に裏切る可能性も捨てきれません。こういう結果で終わると安倍政権にとって大ダメージにもなるのですが、北朝鮮に解決させたい本気度を感じさせるための制裁解除なのでしょう。北朝鮮が合意内容を履行しなかった場合は再び制裁を科すそうですし。拉致再調査 首相「救出の扉開いた」、菅氏「1年は超えない」(産経新聞 5月30日)菅義偉(よしひで)官房長官は同日の記者会見で、北朝鮮の特別調査委員会による拉致被害者の調査期間について「1年を超えることはないだろう」との見通しを示した。その上で北朝鮮が合意内容を履行しなかった場合は、解除した制裁を再び科す考えを強調した。今回の再調査に関して被害者家族が冷静なのが、これ迄の10年を物語っていると思います。動き出すことは評価しても大いに期待はしない。期待して後に大きく落胆してきたこれまでのことを思えば今は冷静に見守る。そんな感じではないでしょうか。安倍総理には最大にして最後のチャンスという決意で取り組んでいただきたいですし、北朝鮮にも誠意を期待したいものです。また特定失踪者を含め拉致被害者が数人だけの帰国で解決みたいな流れになることにも避けていただきたいです。国民の注目度が高いほど北朝鮮も生半可な対応が出来なくなるので、もう一度、拉致問題に関心を持ってこの再調査を見守ってほしいと思います。
日本代表ユニフォームは"戦犯旗柄"? NYタイムズに韓国教授らが批判広告掲載(ゲキサカ 5月29日)ブラジルW杯で日本代表が着用するユニフォームの柄を批判する内容の広告が28日、米紙ニューヨークタイムズの9面下段に掲載された。朝鮮日報によると、広告を企画したのは「全世界日本戦犯旗撲滅キャンペーン」を展開している韓国広報専門家のソ・ギョンドク誠信女子大学教授で、広告費用はテイクアウト用チキン店のチキン・マルが全額支援したという。 今回の広告には、黒い背景に白字で大きく「offensive」(=「侮辱的」)の文字が書かれており、日本の旭日旗とドイツのナチス旗がイラスト入りで比較されているほか、ブラジルW杯で日本代表が着用するユニフォームと2012年ロンドン五輪で体操日本代表が着用したユニフォームも写真入りで掲載されている。 広告には「日本の戦犯旗柄を簡素なデザインだと勘違いし、使用しているところが世界にはまだある」と書かれ、「驚くべきことに、2012年ロンドン五輪の体操日本代表のユニフォームも戦犯旗柄が使用されていた。加えて、今回のブラジルW杯の日本代表ユニフォームにも同じデザインが使用される予定だ。FIFA(国際サッカー連盟)はこれを黙認するのか?」と批判する文言が並んでいる。 サッカー日本代表のユニフォームを巡っては、FIFAが公式サイト上で本大会出場32か国のユニフォームを発売開始した際も、韓国メディアが「日本のユニフォームは戦犯旗を使用しているのに、FIFAが発売するのか」と批判していた。なお、韓国サイドが指摘しているのは、日本代表のユニフォームの左胸の部分。JFAのエンブレムを中心に11本のラインが広がっているデザインが「戦犯旗」にみえるという。 朝鮮日報によると、ソ教授は最終目標に「広報活動を続けることで国際的な世論を形成し、ブラジルW杯で戦犯旗柄を使用できないようにすること」を掲げているようだ。まだ言うてんのかって感じですが、ただ、この運動もアジアで広がりをみせてないところをみると他の国は韓国のように旭日旗を侵略の象徴や戦犯旗として忌み嫌ってないことが分かりますね。◆さっぱりした…維新「分党」、石原氏が新党へ(読売新聞 5月29日)維新・石原共同代表、分党申し入れを正式表明(読売新聞 5月29日)けんか別れでない…橋下氏も維新「分党」を表明(読売新聞 5月29日)石原氏が出て行ったことで維新は結いの党とくっつくわけですが、結いの党代表の江田氏は「自民党に代わる最大勢力となるための野党を作ろう」なんて言いながら、みんなの党を壊し維新の会を壊しているわけですから、むしろ野党そのものを弱体化させている印象が強いんですけどね。民主党も分裂して政界再編なんて話も出てますが、仮にそんなことがあったとして、バラバラになって保守や左派でスッキリ分かれたとしても今の野党の議員達を見てると、党の名前や所属が変わっても議員の資質は変わらず同じなわけですから、魅力溢れるものの誕生にはならなそうな感じがします。それにしても、ひと時の気の迷いで野党だった民主党を支持して与党にしたら最悪な党運営で大失敗した教訓で今は野党支持も慎重になる有権者が増えている中、野党は軸足のついた慎重な党運営をして、頼りがいのある野党を見せて行くべきところを、分裂だなんだのと有権者のことそっちのけで動いて不甲斐なさを露呈させているのがなんとも情けないかぎりです。
バイキング1・8% 最低視聴率更新(日刊スポーツ 5月28日)フジテレビ系「バイキング」(月〜金曜午前11時55分)の27日の視聴率が28日、1・8%と発表された(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 同局の正午帯の視聴率として、82年10月以降最低視聴率だった4月25日と今月14日の2・1%を0・3ポイント下回り、最低を記録した。 前日26日の3・0%からは1・2ポイント、同じTAKAHIRO(29)司会の前々週13日の3・2%からは1・4ポイント、下回った。1回も観たことがないままそのまま終わりそうなんですが、フジの編成部は視聴率低迷で打ち切った『笑っていいとも!』のほうがまだ視聴率が高かったので、そのまま続けていればよかったと頭抱えているんじゃないでしょうか。◆維新 石原氏「橋下氏と分党で一致」(NHKニュース 5月28日)日本維新の会の石原、橋下両共同代表は28日、名古屋市で会談し、会談後、石原氏はNHKの取材に対し、「結いの党との合流は認められないとして、党を二つに分ける分党をするよう求め、橋下氏もこれを受け入れ、日本維新の会を分党することで一致した」と述べました。石原氏は29日記者会見して、みずからの考えを明らかにすることにしています。日本維新の会は、結いの党との合流に向けた基本政策を巡り、石原共同代表の主張に沿って、「憲法改正手続きを踏まえた自主憲法制定による統治機構改革」などとする文言を盛り込みたいとしていましたが、結いの党は、「『自主憲法制定』は今の憲法を破棄する意味に取られかねない」などとして、受け入れられないという考えを重ねて示しています。こうしたなか石原、橋下共同代表は28日午後4時から、名古屋市のホテルで先週に続いておよそ20分間会談し、今後の対応を協議しました。会談終了後、石原氏は記者団に対し「わたしの言うことを了承していただいた」と述べました。石原氏は、このあとNHKの取材に対し、「自主憲法の制定は、みずからの政治信条だ。自説は曲げたくない」としたうえで、「結いの党とは憲法観が大きく異なっており、合流は認められないので党を二つに分ける分党をするよう求めた。橋下氏もこれを受け入れ、日本維新の会を分党することで一致した。残念だがしかたがない」と述べました。石原氏は29日の記者会見でみずからの考えを明らかにすることにしています。維新が分裂するであろうことなんて予想できていたことなので驚きもないのですが、しかし野党のグダグダぶりが続きますね。維新が結いの党とくっついて、石原組がみんなの党とくっつくのでしょうか。我が強い者同士がくっつくと揉めるので、それもまた分裂する…そんな感じかもしれませんね。
典子女王殿下、ご婚約内定 お相手は出雲大社禰宜の千家国麿氏 高円宮妃久子殿下の次女(産経新聞 5月27日)宮内庁は27日午前、高円宮妃久子殿下の次女、典子女王殿下のご婚約が内定したと発表した。典子さまは25歳になられる。お相手は、出雲大社禰宜(ねぎ)・祭務部長を務める千家(せんげ)国麿(くにまろ)さん(40)=島根県出雲市=で、千家家は代々出雲大社の宮司を務めている。今秋に出雲大社で挙式をされる予定。皇室典範12条にのっとり、ご結婚により典子さまは皇籍を離れられる。久子さまと典子さまが同日午前、天皇、皇后両陛下にご婚約内定を報告され、宮内庁が記者会見して発表した。 皇族女子が結婚で皇籍を離れるのは、天皇、皇后両陛下の長女、黒田清子さん(平成17年11月)以来、9年ぶりとなる。久子さまは、「二人で温かく幸せな家庭を築いてくれることを祈っております」とのご感想を発表された。 宮内庁によると、典子さまは平成19年4月、久子さまとともに出雲大社を参拝した際、千家さんと初めて出会い、その後交際を深められてきた。 典子さまは昭和63年7月22日、平成14年に薨去(こうきょ)された高円宮憲仁親王殿下と久子さまの次女としてご誕生。23年3月に学習院大文学部心理学科を卒業された。 千家さんは、出雲大社宮司の千家尊祐(たかまさ)さんと礼子(あやこ)さんの長男で、昭和48年9月2日に誕生。平成8年3月に国学院大文学部神道学科を卒業し、17年3月から出雲大社に奉職。 一般の結納にあたる「納采(のうさい)の儀」で正式に婚約が決まる。典子さまは千家さんとともに27日午後、皇居内の宮内庁庁舎で記者会見に臨まれる。野鳥観察、結んだ縁…典子さま婚約内定(読売新聞 5月27日)高円宮妃久子さまの次女、典子(のりこ)さま(25)と、出雲大社神職、千家国麿(せんげくにまろ)さん(40)の婚約が27日、内定した。 高円宮ご夫妻と千家さんの両親は元々親しい間柄で、お二人は両家共通の趣味、バードウォッチングを通じて親しくなり、家族ぐるみでゆっくりと愛を育まれた。 ◆家族で交流 この日午前10時前、皇居に入った久子さまと典子さまは、天皇、皇后両陛下のお住まいの御所で、両陛下に婚約内定を報告された。 「ご結婚の話が急速に進んだのは今年に入ってから」。関係者はそう口をそろえる。二人の出会いは、典子さまが18歳、学習院大に入学されたばかりの2007年4月、久子さまと島根県出雲市の出雲大社を参拝された時だった。それから7年、交流が続いた。 「縁結び」で知られる出雲大社は皇室と関係が深い。 もともと、高円宮ご夫妻と、千家さんの両親で出雲大社宮司の尊祐(たかまさ)さん(71)、礼子(あやこ)さん(64)夫妻は旧知の間柄で、両家を結んだのが久子さまと尊祐さんの共通の趣味、バードウォッチングだった。尊祐さんは、久子さまが島根県を訪問されるたび、大社の境内や宍道湖周辺など野鳥が観察できる場所に案内した。典子さまが同行されることもあり、カメラを手にした千家さんもよく加わった。 今月19日から21日にかけても、久子さまと典子さま、千家さんと、尊祐さん夫妻らが、野鳥の撮影のため沖縄を訪問されている。こうした両家の「野鳥観察ツアー」は泊まりがけのこともあり、同じ宿泊先で一緒に食事を楽しむことも多かったという。 典子さまは、尊祐さん夫妻を「おじさま、おばさま」と呼んで慕い、結婚後は、尊祐さん夫妻とも同居したいと周囲に漏らされたこともあるという。久々の明るくおめでたいニュースです。創世のころは直系で神話の時代に別れてから2千年の時を経て結ばれるというのは、壮大なスケールのロマン溢れるお話ですよね。末永くお幸せにお過ごされますように。
AKB切られた!悪夢のこぎり男襲撃 血染めの握手会(スポニチ 5月26日)25日午後4時55分ごろ、岩手県滝沢市で行われたAKB48握手会で川栄李奈(19)、入山杏奈(18)ら3人が男に、のこぎりで切られた。3人の命に別条はない。岩手県警は殺人未遂の疑いで青森県十和田市の無職梅田悟容疑者(24)を現行犯逮捕。「私がやりました」と容疑を認めているという。05年12月にスタートしたAKBで最悪の事件となった。 メンバーとファンの温かい交流の場のはずの握手会が冷たい血に染まった。 この日午後5時ごろ、岩手県滝沢市の岩手産業文化センター「アピオ」で「刃物を持った男が暴れている」と110番があった。岩手県警などによると、川栄、入山、男性スタッフの3人が病院に搬送され、高度救命救急センターに運ばれた。 病院に駆け付けたAKBの運営会社関係者は記者団に、川栄は右手親指の骨折と裂傷、入山は右手小指の骨折と裂傷、頭部の裂傷で、それぞれ手術を受けたと説明した。 一方、県警は、川栄と入山は頭と右手、男性スタッフは左手に切り傷を負ったと説明している。 梅田容疑者は調べに対し、殺人未遂容疑について「その通りです。間違いありません」と容疑を認めている。凶器ののこぎりは長さ約50センチ。「ワイヤーソウ」との情報もある。関係者によると、川栄、入山は梅田容疑者について面識がないと話している。 梅田容疑者は握手会のチケットを持って列に並び、持っていたのこぎりで川栄、入山らに襲いかかった。現場は騒然となり、スタッフが梅田容疑者を取り押さえた。そのまま握手会は中止に。別の握手レーンに並んでいたファンは「こちらまで悲鳴が聞こえて来た」と証言した。 この日の握手会は午後1時からスタート。渡辺麻友(20)や柏木由紀(22)、小嶋陽菜(26)、高橋みなみ(23)ら主要メンバーをはじめ、計47人が参加。第6レーンに、入り口から川栄、入山、大島涼花(15)、倉持明日香(24)、高城亜樹(22)の順で並んでいた。握手会前、スタッフはファンが手に何か持っていないかどうかをチェックしていたが、手荷物の中までは調べていなかったという。梅田容疑者は手荷物を所持していなかったという情報もある。 川栄は「おバカ」キャラでブレークした人気メンバー。昨年、テレビのバラエティー番組の学力テスト企画で最下位となった際に発した「うそだろうが」は、グループ内やファンの間で“流行語”になった。入山は同じ学力テスト企画で最上位になった秀才。ルックスもグループ屈指で、テレビ番組や雑誌のグラビアなどで活躍している。 これまでも握手会でファン同士のトラブルなどはあったが、メンバーが傷害を受けた刑事事件は初めて。AKBの魅力の一つである握手会の運営だけでなく、今後のグループの活動に大きな影響が出そうだ。「誰でもいい」「殺そうと思った」=AKB負傷、逮捕の男―岩手県警(時事通信 5月26日)岩手県滝沢市で開かれたアイドルグループAKB48の握手会で、メンバーら3人が切り付けられて負傷した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された無職梅田悟容疑者(24)=青森県十和田市=が岩手県警の調べに対し、「人を殺そうと思った」「誰でもよかった」などと供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。 梅田容疑者はメンバーがいたテントに入ってすぐに切り付けており、県警盛岡西署はのこぎりとみられる刃物を用意した上で、襲撃目的で握手会に参加したとみて調べている。 同容疑者は25日午後5時ごろ、滝沢市の岩手産業文化センターで、握手会に出ていたAKB48メンバーの川栄李奈さん(19)と入山杏奈さん(18)、男性スタッフをのこぎりのような刃物で切り付けて負傷させたとして逮捕された。昨日に起きた事件にネットも騒然となりましたが、古くは美空ひばりさんやこまどり姉妹に松田聖子さんなども狂信的なファンに襲われたことがありますし、AKBは応援している子に対してお金をつぎ込めるシステムなので、「これだけ愛(金)を注いでいるのに僕に注目してくれないのはなんでだ!」みたいな感情も含めての狂信的ファンの犯行だと思ったのですが、容疑者の母親の話によると容疑者はAKBのファンでもなく、供述も「人が集まる場所で人を殺してみたかった誰でもよかった」だったので、狂信的なファンでもなくただの狂った人の犯行だったようです。最近はAKBに限らずファンとイベントで直接接することのできるアイドルが増えているし、アイドルって疑似恋愛の要素も含まれているので、いつかこういう物騒な話が起きるんじゃないかという予感はありました。(AKBは他のアイドルと違って好みの子に大金をつぎ込めるシステムなので、 こういうことが起きやすいリスクを抱えているアイドルでもありますし。)だからこそ運営サイドは金属探知機も使った手荷物検査を徹底的にやる必要性があるのですが、それを怠ったわけで、この事件が起きてしまったと言えます。アイドルである前に一人の女性を守るという意識が希薄していたのではないでしょうか。襲われて怪我をさせられた方のショックもそうですが、他のメンバーにも精神的動揺が広がりますし、他のアイドルグループにも影響を及ぼすでしょう。CDが売れない今、会えるイベントの付加価値をつけて売上枚数を確保している知名度の低いアイドルにとってはとくにイベントの自粛や中止は死活問題にもなります。事務所が所属するアイドルの安全を確保するためにどこまでリスク回避のための人件費などを使えるかです。AKBのようなCDがバカ売れするアイドルならまだしも、各地を回るイベント事態、採算が余り取れないという話なので、安全面を重視して人材を増やすのは中堅のアイドルなどは難しい問題になるのではないでしょうか。海外の銀行にあるような防弾ガラス越しに手だけ入れてもらて握手して会話するとか見た目的に不自然な対策が一番簡単そうですが、そういうわけにもいかず、この事件の余波はしばらく続きそうですね。
憲法9条にノーベル平和賞を=与野党有志が要請(時事通信 5月22日)民主党の小西洋之、共産党の吉良佳子両参院議員らは22日、参院議員会館で記者会見し、日本の憲法9条にノーベル平和賞を授与するよう求める文書を駐日ノルウェー大使館を通じてノーベル賞委員会に対して提出したと発表した。文書には、自民党の2人を含む与野党7党と無所属議員の計60人が賛同者に名を連ねた。 文書の提出は、9条へのノーベル平和賞授与を求め推薦運動を進めている神奈川県の主婦らの運動を後押しするのが目的。小西氏らによると、ノーベル賞委員会は既に、9条を平和賞候補として受理。会見で同氏は、「(受賞が決まる)10月まで、今後もさまざまな活動をしていきたい」と述べた。小西ひろゆき(小西洋之) 民主党 千葉県参議院選挙区第5総支部長のブログノーベル委員会への憲法9条の平和賞授与の陳情について自民党議員2名が誰なのか気になるところですが、民主党の小西洋之議員と言えば、先月オバマ大統領が来日する時、「安倍首相の集団的自衛権容認を止めさせてください」と与野党の議員19名で親書を送ったのですが、オバマ大統領は安倍首相の集団的自衛権容認を評価したので、目論みも失敗に終わったというオチがありましたが、また、分かりやすい行動に出ていますね。菅直人同様にこの人が出てくると悪い方向に進む法則が発動したら面白いのですが。ところで、憲法9条をノーベル平和賞に推薦したら受理された話ですが、本年度のノーベル平和賞への推薦はプーチン大統領も候補として申請したのが受理されたそうなので、推薦したら必ず受理されるんじゃないでしょうか。中国ではこのパフォーマンスを歓迎する声が出ているそうですが、「日本人はかつての狂気じみた民族ではなくなった」=9条のノーベル賞受賞活動に肯定的な声も―中国ネット(Record China 5月23日)中国がノーベル平和賞をマネして作った孔子賞なら、すぐ貰えるんじゃないでしょうかね(笑)雁屋哲さんがブログ更新「冷静な議論する状況にない」「休載は圧力ではない」(産経新聞 5月22日)東京電力福島第1原発事故と鼻血をめぐる描写が議論を呼んだ漫画「美味しんぼ」の原作者、雁屋哲さんが22日、自身のブログを更新し、同作が「福島の真実篇」完結後に休載となったことについて「去年から決まっていたこと」と説明、作品への批判が理由ではないと強調する一方で、「現在のところ、まだ冷静な議論をする状況にない」として当面は取材を受けない考えを明らかにした。 「今回色々な方が編集部にご意見を述べられていますが、そのようなことに編集部が考慮して、『美味しんぼ』の休載を決めた訳ではありません」と雁屋さん。熱心な愛読者から「圧力に負けないで」と多数の激励を受けたことを明かした上で、鼻血描写が議論を呼んだ段階で「原稿は書き上げてあり、作画もできあがっていたので、圧力に負けようにも負けようがなかったのです」と経緯を説明した。 このほか、「休載は過去にも何度かあり、6ヶ月以上休載したこともあります。連載も長期化すると、原作者も、作画家も時に休みを取る必要があるのです」「様々な事情があって、早くても7月の末まで、日本に戻れません」などとつづっている。ブログ:雁屋哲の今日もまた色々と24話が掲載されたら巻き起こっている批判に反論を行うとブログで宣言していましたが、さすがに書いたデマが全てバレてしまったので、沈静化するまで雲隠れするつもりなんでしょうかね。福島を描いたマンガを読みたいのであれば『美味しんぼ』よりも『いちえふ』や『そばもん』や『はじまりのはる』を読んでほしいです。福島をどう描くか:第2回 漫画「そばもん」 山本おさむさん(毎日新聞 5月23日)(一部抜粋)反原発だから放射能と健康の問題について危険寄りの見方をしたり、原発推進だから安全寄りの見方をしたりするといったことには賛同できないのです。原発の賛否と人間の健康の問題、福島県産食材の問題は切り分けて考える必要があると思っています。福島産を放射能の恐怖のスケープゴートにしてはいけないのではないでしょうか。反原発と反福島産はまったく別で語るべきです。 ◇「なぜ福島県産だけを避けるのか」「イメージで放射能を避けられたらこんな楽なことはない」(「そばもん」第134話より)事実をデータと一緒に示さないといけないと考えました。取材を基に話を描く以上、データやきちんとした学説で裏付けられないことを印象だけで描かない、ということは心がけています。◇「事実やデータを無視して主張先行で話を展開すれば、批判を受けるのは当然です」多様な事実を積み上げていくことで主張が出てくると僕は思っています。主張が事実より上なわけがないですよ。主張にあわせて取材してもしょうがないのです。事実から入ることが大事です。事実やデータを無視して主張先行で話を展開すれば、批判を受けるのは当然のことです。福島をどう描くか:第1回 漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」 竜田一人さん(毎日新聞 5月22日)
Perfumeシングル「Cling Cling」に対バンツアー映像も(ナタリー5月21日)Perfumeが通算20枚目のシングル「Cling Cling」を7月16日にリリースすることが決定した。表題曲「Cling Cling」は、エーザイ「チョコラBB」ブランドの2014年度CMソング。CMは7月中旬からオンエアされ、Perfume自身もCMに出演する。カップリングにはNHK総合で放送中のドラマ「サイレント・プア」の主題歌「Hold Your Hand」と、新曲「DISPLAY」「いじわるなハロー」、そしてこれら4曲のインストバージョンを収録。計8トラック入りという、Perfume史上最大のボリュームを持ったシングルとなっている。初回限定盤のDVDには「Cling Cling」のビデオクリップとティザー映像、「DISPLAY」ビデオクリップのショートバージョン、そして今年3月から4月にかけて行われた対バンツアー「Perfume FES!! 2014」のダイジェスト映像を収録。あ〜ちゃんの実妹・ちゃあぽんこと西脇彩華が在籍する9nineとの姉妹初共演が実現した広島公演をはじめ、東京スカパラダイスオーケストラ、RIP SLYME、9mm Parabellum Bullet、RHYMESTER、秦基博、高橋優といった、各公演で共演したアーティストの映像が収められる。また今作は初回限定盤のほかに、「おっきいハコの中仕様」と称した完全生産限定盤も用意。こちらは3Dフォトジャケット、ボックス仕様、フォトブックレット付きという豪華なパッケージになっており、完全生産限定盤のみの特典映像「西脇家メモリアル『スパイス』『SHINING☆STAR』」がDVDに追加収録される。なおCDのみの通常盤は、初回限定盤が完売したのちに面替出荷となる予定。これについての詳細は後日発表となる。iTunes Storeやレコチョクなどの配信サイトでは本日5月21日より、カップリング曲「Hold Your Hand」のフルサイズ音源の先行配信を実施中。PerfumeのYouTube公式チャンネルでは、同曲のリリックビデオのショートバージョンも公開されている。このリリックビデオはPerfumeと手を取って歩んでいるスタッフや関係者の“手”を借りて制作され話題となっているが、今後さらにファンの手を借りてフルバージョンが制作されるとのこと。これについてもファンは続報を楽しみにしておこう。Perfume「Cling Cling」収録曲CD01. Cling Cling02. Hold Your Hand03. DISPLAY04. いじわるなハロー05. Cling Cling - Original Instrumental -06. Hold Your Hand - Original Instrumental -07. DISPLAY - Original Instrumental -08. いじわるなハロー - Original Instrumental -初回限定盤 / 完全生産限定盤DVD・Cling Cling -Video Clip-・Cling Cling -Teaser-・DISPLAY (Short Ver.) -Video Clip-・「Perfume FES!! 2014」3/15〜4/11ダイジェスト・西脇家メモリアル「スパイス」「SHINING☆STAR」(※完全生産限定盤のDVDのみ収録) Perfumeの今年最初のシングルの詳細が発表になりました。新しいアーティスト写真もカッコいいですね。「次のシングルはいつもと違う感じです。」と予告していたように特典の内容も盛りだくさんでインスト含めて全8曲ですよ!Perfumeはインスト曲もすごく楽しめるので実質ミニアルバムみたいなもんですよ!しかも生放送では「どんどんCDを発売すると買うほうも大変じゃから『今年はこの1枚に懸けます!!』」とも宣言していたので、かなり気合が入っているのではないでしょうか。ドラマの主題歌となり今日からフルバージョンも配信開始された「Hold Your Hand」が切ない感じの曲になっているので、残りの3曲がどんな仕上がりになっているのか楽しみですね。このシングルを持って全国ツアーが始まるわけで気分も盛り上がっています。もう、最近はPerfumeのツアーとハリウッド版ゴジラのことで頭がいっぱいです(笑)特典ディスクにはPVの他にもファンの人が一番観たい「Perfume FES!! 2014」のダイジェスト映像が収録されるので嬉しいですね。(欲を言えば、もう、これだけでライブDVDにしてほしいぐらいなんですけど。)完全生産限定盤のDVDのみには、あ〜ちゃんの妹ちゃあぽんこと西脇彩華さんが所属する9nineとの広島でのコラボ映像が収録されるので、どうせ買うなら完全生産限定盤でしょう!そして、広島での対バンフェスの映像が、6月に発売される9nineのアルバム(初回限定版Aバージョン)にも収録されます。こちらの映像にはPerfumeとコラボした3曲の内、Perfumeの特典映像には収録されていない「Puppy love(1Chorus)」が収録されますので、ぜひこちらも抑えておきたいところですね。9nine、アルバム特典映像に<Perfume FES!!>での西脇姉妹凱旋ステージを収録(BARKS 5月21日)6月18日に発売される9nineのニューアルバム『MAGI9 PLAYLAND』の詳細が発表され、その中で初回生産限定盤Aに9nineがゲスト出演した<Perfume FES!! 2014>でのコラボステージの模様が特典映像として収録されることが明らかになった。Perfumeあ〜ちゃんこと西脇綾香と9nineちゃあぽんこと西脇彩華の、姉妹初共演にして故郷広島凱旋公演となった<Perfume FES!! 2014>。特典映像には、共にそれぞれ長い道のりを越え姉妹号泣のコラボステージとなった全3曲(「スパイス」「 SHINING☆STAR」「Puppy love(1Chorus)」)が収録される。◆Perfume、スタッフの“手”借りて完成した初リリックビデオ(ナタリー 5月19日)PerfumeのYouTube公式チャンネルにて、新曲「Hold Your Hand」のリリックビデオショートバージョンが公開された。Perfumeがリリックビデオを発表するのは今回が初。映像は「Hold Your Hand」という曲名にちなんで、さまざまな人の手のひらに歌詞の一部が書かれ、そのいくつもの写真をつなげだものとなっている。これらは、Perfumeと手を取って歩んでいるスタッフや関係者の手を借りて制作された。映像中にはPerfumeの3人も登場するのでお観逃しなく。なお「Hold Your Hand」はNHK総合で放送中のドラマ「サイレント・プア」の主題歌。5月21日よりiTunes Store、レコチョク、アミュモバ☆DXなどにて配信される。曲にピッタリの心温まるPVですね。ロングバージョンではファンも参加する企画が進行中なので発表が待たれます。
美味しんぼで県内反応(NHKニュース福島 5月19日)東京電力福島第一原発の事故による健康影響の描写が議論を呼んだ漫画「美味しんぼ」を連載する雑誌の最新号が、19日発売されました。最新号では、「福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしい」、「福島の未来は日本の未来だ。これからの日本を考えるのに、まず福島が前提になる」などと登場人物が語る場面が描かれ、自主避難者への支援の大切さを訴えています。「美味しんぼ」は、小学館の雑誌、「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載されている人気漫画です。先月28日の連載で主人公が福島第一原発を取材したあとで鼻血を出す場面などが描かれ、福島県などが「風評被害を助長する」などと批判していました。最新号では、登場人物が会話の中で「福島の人たちに、危ないところから逃げる勇気を持ってほしい」、「福島の未来は日本の未来だ。これからの日本を考えるのに、まず福島が前提になる」などと語る場面が描かれ、自主避難者への支援の大切さを訴えています。また、漫画のあとに自治体からの批判や、有識者13人の賛否両論を載せた特集記事が10ページにわたって組まれ、最後に「編集部の見解」が掲載されています。この中で編集部は「一連の内容に多くのご批判とご抗議を頂戴しました。多くの方々が不快な思いをされたことについて、編集長として責任を痛感しております」と述べた上で、「残留放射性物質や低線量被ばくの影響について改めて問題提起したいという思いもあった」とし「批判を真摯に受け止め表現のあり方について今一度見直す」としています。そのうえで「様々なご意見が、私たちの未来を見定めるための穏当な議論へつながる一助となることを切に願います」と締めくくっています。漫画「美味しんぼ」について福島県内では、「県民の心が傷つけられた」などと批判的な意見がある一方で、「放射能の影響が事実なら心配だ」といった不安の声も多く聞かれました。福島市に住む46歳の会社員の男性は「自分の周りで鼻血がでたという話は聞いたことが無いし、根も葉もないことではないかと思う」と話していました。中島村の64歳の女性は「今回の記事で県民の心は傷つけられたと思います。放射線量が下がってきて食品もいろんな検査を通して落ち着いて生活できるようになってきたのに、3年目にして不安に追い打ちをかけられた気持ちです」と、不満の声をあげていました。郡山市に住む25歳の会社員の女性は「取材もふまえて福島県にゆかりのある人の意見も載せられているので、地元の意見も反映させてくれたのかなと思います」と一定の理解を示しながらも、「なぜ、今なのかと思うし、毎日福島で私たちが過ごしていることを否定された気持ちです」と、複雑な感情をのぞかせていました。相馬市に住む59歳の会社員の男性は「鼻血の問題など放射能の影響が事実なら心配だ。ただ事実かどうかわからないし、福島のことを知らない人が見たら福島は危険なのだと思われてしまうだろう。デリケートな問題なので伝え方に配慮してほしかった」と話していました。また、いわき市の仮設住宅で避難生活を続ける双葉町の50代の女性は「漫画が出たあと、知人から鼻血が出てないかと笑いながら言われたのがショックでした。漫画で見たぞと言われて、良い気持ちではないです。双葉町に帰れない中で、良い迷惑です。漫画を書いた人に対しては怒りでいっぱいです」と話していました。漫画は読んでいないという70代の男性は「鼻血が出たことはないので全く関心はない。一部の人がそう言っているだけでここの仮設住宅でも鼻血が出たという話を聞いたことはない。私たちは普通に暮らしている。福島では住むことができないとも書かれていたが、そんなこと思ってもいない」と話していました。また、別の70代の男性は「漫画には関心がないので読んでいないが、県内外の子どもたちが面白おかしく読むことでどう感じるのか不安がある。放射能への影響についてはさまざまな考え方があって慎重な意見が必要だと思う。難しい問題なので漫画で表現できる問題ではないと思う」と話していました。 今週号の『美味しんぼ』読ませていただきました。自主避難者への支援の強化は同意するのですが、美味しんぼが福島編で言いたかった真実とやらは先週も書いてましたが、「福島は人が住むべきところではない」「福島から離れる勇気を」でした。鼻血なんてほんとどうでもいい些細な話で、結論はもっと酷かったというわけです。低線量被曝のリスクはまだ分からないので福島に住むのを止めたほうがいいという理屈なら、地球上には低線量の自然放射線があるのですから日本中いや世界中で住む場所がないんじゃないでしょうか。福島県内では第一原発周辺の立ち入り禁止区域を除いて、除染などによって住んでもいい地域よりも線量が高い国や地域なんていくらでもありますし。(除染したところより温泉街の方が高い場合もありますからね。)このように事実誤認と科学的知見を無視していますし、何よりもそこに残って住むことを選んだ人を傷つける発言でもあり、福島編は酷い内容だったと結論づけるしかありません。雁屋氏は放射能恐怖を煽って政府や東電批判の声が強まる狙いがあってこの3回を書いたのだと感じましたが、余りにもネタが低線量被曝で鼻血や大阪に放射能瓦礫や除染しても住めないなど3年前ならともかく情報やデータが出ている現在に周回遅れのデマを持ち出したために批判が殺到し目論見が外れたのだと思います。だから批判がこんなに巻き起こったことは想定外だったんじゃないでしょうか。その焦りがブログからも感じとれましたし。政府や東電への批判はあってしかるべきものですが、デマなどを持ち出して恐怖を煽る必要性なんてなく全くのお門違いだったと言えます。雁屋氏もスピリッツ編集部も被災者のことを想って寄り添っているわけでもなく都合よく利用しただけでした。だからこそ、福島県民からの怒りの声が大きかったとも言えますが。さて、スピリッツの見解がネット上でも公開されています。スピリッツにお金を使いたくない方はこれを読めばいいでしょう。『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解『美味しんぼ』福島の真実編(全24話)の内容について、皆様から多くのご批判、ご意見を頂戴いたしました。原作者・雁屋哲氏が作品で提起された福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の現状や、低線量被曝による健康への影響などについての問題は、私たちひとりひとりが将来にわたって真剣に考えていかなければならない重要なテーマであると考えます。作品が取り上げたテーマについての様々なお考えを、特集記事としてご紹介することで、これまでにいただいたご抗議やご批判へのお答えに代えさせていただくとともに、今後の誌面作りに活かして参りたいと存じます。(ビッグコミックスピリッツ編集部) 『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見、編集部の見解 [pdfファイル/約2MB]※この記事は、弊誌25号(5月19日発売号)に掲載された記事と同一です。読ませていただきましたが双方の意見を載せてますが、識者の人選が少々偏り過ぎていませんかね。小出裕章、崎山比呂子、野呂美香、肥田舜太郎、矢ヶ崎克馬、山田真、青木理この辺りは信用できない発言が多い聞くに値しない放射能デマを広げている活動家の方やトンデモとオカルトと疑似科学の人ですよ。国連の科学委員会が出した結論に全く触れもせず、デマやオカルト発言を繰り返し2年前から主張が変わっていないこんな人達を選んでくるあたりにスピリッツ編集部の意図が見えてますよ。特に一番驚くのが野呂美加氏ですね。「酵素玄米で釜の中で原子転換」とか「EM菌で放射能を消す」とかぶっ飛んだ発言が多いです。EM菌の話を聞くと我が国の理科や科学授業の敗北を感じさせます。(これは放射能や放射線に関しても言えることですが…)対談:野呂美加さん×中西研二 | NPO法人JOYヒーリングの会ここから一部引用しただけでも、結局、放射能も波動の一つだと思うんです。すべてを奪いつくす強力なエネルギー。だから不安とか恐怖とかちょっとでもマイナス思考のところに放射能は入ってきて吸着する。それを包み込む強力なエネルギーが愛の波動なんです。長岡式酵素玄米のすごいところは、有機ゲルマニウムや酵素源を発生させていることです。釜の中で原子転換させて、あるはずのない物質が生まれているんですよ。これは絶対すごい。娘のアレルギーもそれで良くなったのかと納得し、これはみんなに知ってもらいたいと思いました。波動が高いものだと、放射能の負のエネルギーを原子転換させることができるようなんです。EM菌を発見・普及されている比嘉先生は「放射能のような強いエネルギーの中で増殖する微生物がある」とおっしゃっていました。実際、ベラルーシで比嘉先生のEMXを使いましたが、効果があったんですよ。汚染地でEMX を飲んで、体内の放射能値がゼロになった人もいます。かなり放射能汚染のひどいところにEM菌を撒いて2、3年後に計測したら、蒔いたところだけ放射能反応が感知されませんでした。もうトンデモ系のオカルトですよ。ホント、EM菌で放射能が消せるのなら過度に放射能を怖がらず原発に反対する必要ないと思うんですけどね(笑)ほかにtogetterまとめも紹介しておきます。野呂氏のトンデモワールドをお楽しみください。猪苗代町が(米を炊く)釜の中で原子転換、EM菌吸入などトンデモ健康法の野呂さんの講演会を主催する【かけはし】野呂美加さん「原発からのヨウ素でじゃがいもが紫色に」【代表】 くみんちゅ×野呂美加さん『(4本足の鶏を)遺伝子操作で作ったのです。安くて大量にフライドチキンを作るために。』→発見はライアン君(10)の家ででした。
「美味しんぼ」一時休載へ 「表現のあり方を今一度見直す」と編集部見解(産経新聞 5月16日)東京電力福島第1原発を訪問した主人公らが鼻血や倦怠(けんたい)感を訴える描写や、「今の福島に住んではいけない」などの表現で議論を呼んでいた漫画「美味しんぼ」を連載する小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」最新号(19日発売)に、「ご批判、お怒りは真摯(しんし)に受け止め、表現のあり方について今一度見直していく」などとする編集部の見解が掲載されていることが16日、分かった。自治体や有識者による描写への賛否両論を並べた特集も掲載された。併せて、美味しんぼを次号からしばらく休載することが明らかにされた。編集部によると、休載は以前から決まっていたという。 「『美味しんぼ』福島の真実編に寄せられたご批判とご意見」と題した特集では、有識者13人の意見や福島県庁、同県双葉町、大阪府・大阪市から送られた抗議文が10ページにわたって展開された。 この中で、立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)は、1シーベルト超の被曝(ひばく)をしなければ倦怠感は表れないが、漫画で第1原発を見学した際の被曝線量ははるかに低く、倦怠感が残ったり鼻血が出たりすることは考えにくいと指摘。「率直に申し上げれば、『美味しんぼ』で取り上げられた内容は、的が外れていると思います」「200万人の福島県民の将来への生きる力を削(そ)ぐようなことはしてほしくない」と訴えた。 福島県川内村の遠藤雄幸(ゆうこう)村長も「多くの読者がいる御社の雑誌の一言一言は重い。自主避難者支援は理解できますが、全ての被災者が同じように受け止めることができるかどうかは疑問だと思う」とした。 一方で、岡山大の津田敏秀教授(疫学、環境医学)は「チェルノブイリでも福島でも鼻血の訴えは多いことが知られています」「『低線量放射線と鼻血に因果関係はない』と言って批判をされる方には、『因果関係がない』という証明を出せと求めればいい」と擁護。「こんな穏当な漫画に福島県の放射線のことが描かれたからといって文句を言う人のほうが、むしろ放射線を特別視して不安をあおっているのではないでしょうか」とつづった。 同号には一連の問題描写が載っていた美味しんぼ「福島の真実」編の最終話も掲載。主人公らが福島県飯舘村から北海道に移住し畜産に挑む男性らを訪ねたり、福島の伝統料理を食べたりする内容で「偽善は言えない」「真実を語るしかない」との会話もあった。最近の『美味しんぼ』は不定期連載の短期集中連載で、○○編が一区切りつくと一時休載を繰り返していたそうです。今回の休載も22・23合併号への批判も含めた反響が大きくなった際に雁屋氏がブログで「福島編は残り23話(12日発売分)と24話(19日発売)と続きます。 24話が世に出てから寄せられた批判への反論を開始する」と予告していたように19日発売号で福島編の終わりが決まっていたので、抗議を受けての休載ではないのですが、一連の事態とこのタイミングを受けてのことなので、予想通り上杉隆氏や飯田哲也氏など反原発派の放射能デマ界隈は「政治の圧力で無理やり潰された」「弾圧だ!」とか言いまくっているわけですが、ただ、こう言っている人達も「美味しんぼ」休載が雁屋氏の予告通り以前から決まっていたことを知りながら、政治の圧力とか言っているのですからホント酷いと思いますね。国の圧力というものがあるのなら、「福島は人が住めない」なんて無茶苦茶なことを書いてる今週号から潰されたんじゃないでしょうかね。お左翼様は事あるごとに「民主主義が死んだ」とか「表現の自由が死んだ」とか言いますが、何回死んで何回復活してるんでしょうかね(笑)>一方で、岡山大の津田敏秀教授(疫学、環境医学)は>「『低線量放射線と鼻血に因果関係はない』と言って批判をされる方には、>『因果関係がない』という証明を出せと求めればいい」と擁護。学者が悪魔の証明を求めているけど、それを言うなら「『因果関係がある』という証明を出せ」とこちらが言ってもいいわけで。けっきょく小学館と美味しんぼがやったことって、ようやく落ち着いてきて前を向いて歩きだし立ち直りつつあった福島の被災者を後ろから蹴り倒しただけだったですね。
美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体(朝日新聞 5月16日)週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県が発行元の小学館に抗議したのは、「表現の自由の侵害にあたる」として、県内の市民団体が15日、抗議文を佐藤雄平知事に送った。 県内の子どもたちの「被曝(ひばく)しない権利」の確立を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」など4団体。「風評被害を助長する」という県の批判に対し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。福島県などは出版差し止め請求なども求めていませんし、合併号の鼻血描写で多くの批判を受けながらも今週号は休載にならず作者の書いたままの内容で掲載し出版されているので、(来週号も早売りで手に入れた人の情報では編集部の見解も含めちゃんと掲載されているそうです。)表現の自由はちゃんと守られていると思うんですけどね。「体験に基づく見解」というのも、言っている人達が勝手に放射能の影響と言ってるだけで、科学的根拠があるわけでもないですし。科学的知見の否定意見に対して表現の自由を持ち出すのは違うんじゃないでしょうか。◆美味しんぼ「健康被害」、異例のスピード抗議 大阪府市(朝日新聞 5月16日)記事はログインしないと読めませんが、いよいよ雁屋は釈明しないと表現者として終わる。/ 大阪おかんの会「何の連絡もなく、突然違う内容で掲載された」と困惑。 (朝日新聞2014年5月16日朝刊) pic.twitter.com/bWsvUxXhdH— 炒飯 (@GENTHALf) May 16, 2014マンガで書かれたいた市民団体「大阪おかんの会」はブログ内容の使用許可など何の連絡もなく、ネットで募集し自己申告があったものを集計しただけで、実際にその人達に会って症状が本当に出たのかまでは確認していないのに、確認が取れた信憑性のあるデータのように思わせる内容で雑誌に掲載されたとして困惑しているそうです。
いよいよ雁屋は釈明しないと表現者として終わる。/ 大阪おかんの会「何の連絡もなく、突然違う内容で掲載された」と困惑。 (朝日新聞2014年5月16日朝刊) pic.twitter.com/bWsvUxXhdH— 炒飯 (@GENTHALf) May 16, 2014
いよいよ雁屋は釈明しないと表現者として終わる。/ 大阪おかんの会「何の連絡もなく、突然違う内容で掲載された」と困惑。 (朝日新聞2014年5月16日朝刊) pic.twitter.com/bWsvUxXhdH
昨日の日記でお伝えしたこのニュース。「美味しんぼ」問題 県内温泉旅館などで団体旅行キャンセルも(福島14/05/13)(FNNニュース 5月13日)「美味しんぼ」の描写を、多くの観光客は気にしていない様子だが、飯坂温泉のある旅館では、数百名の団体客がキャンセルするなど、影響が出ているところもある。旅館関係者によると、美味しんぼの表現を気にした保護者の反対で、県外の学校の団体客数百人が、宿泊をキャンセルしたという。ほかにも、漫画の影響とみられるキャンセルが10件ほど確認されていて、温泉街からは、怒りの声が上がっている。つたや旅館(飯坂温泉)の佐藤 ひとみさんは「今まで、一生懸命頑張ってきたことが、台なしになってしまいかねないので、本当にやめてほしいと思います」と話した。どうやら数百人規模のキャンセルがあったという話は誤報だったようです。福島の温泉旅館にキャンセル 美味しんぼ問題、影響か(福島民友新聞 5月15日)小学館の漫画「美味(おい)しんぼ」の鼻血描写問題を受け、福島市の飯坂温泉観光協会は14日から、加盟旅館にキャンセルなどの被害調査を始めた。 同協会によると同日現在、数人で来訪予定だった1件のキャンセルがあったという。同協会は16日まで調査を継続し、実態把握に努める方針。 同協会は取材に「問題が波及し、キャンセルが広がることを懸念している」とした。協会加盟の旅館の多くは「問題があっても、予約もあるしキャンセルもある。いつも通りで変わっていない」としている。また、同市の土湯温泉観光協会によると、土湯温泉の旅館で14日現在、2件のキャンセルがあった。大人数が宿泊する大口のキャンセルはなかったという。 同協会の関係者は「(大口のキャンセルが出るなど)今後はどうなるのか分からない」と不安を口にした。キャンセル自体はあったものの数百人というものはないので安心しましたが、何処からこの数字が出てきたんでしょうかね…。◆ 昨日Perfumeのアルバム『LEVEL3』のアナログ盤が発売されました。一般販売でのアナログ盤は初のことです。10数年ぶりにレコードを買ったわけですが、CDに見慣れているとこのジャケットの大きさが逆にいいな〜と感じますね。レコードを知らない若い世代にとってはこのサイズが驚きだったみたいです。また、レコードはレコードに合った回転数に変えなければちゃんと聞けないのですが、レコードなんて初めて手に取ったし、家にはレコードプレイヤーがあるけどプレイヤーで聞く事さえ初めての若者だと回転数切り替えを知らないた回転数を変えず聞いてしまって、「このレコード音が変だけど不良品?」という反応をしている人もいて、なんか微笑ましかったです。アナログ盤はクリアー・ピンク・イエローの3種で好きなのを買えるのですが、イエローを買いました。レコードプレイヤーを動かすのも久々でしたが、音がやっぱり違いCDより奥行きのある感じがしますね。完全受注限定品で出荷されているものだけで売り切れれば終了なので、コレクターズアイテムとして押さえておきたい1枚です。
主張:美味しんぼ 独善で風評を助長するな(産経新聞社説 5月14日)放射性物質の健康への影響をめぐって「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の連載漫画「美味(おい)しんぼ」の描写が議論を呼んでいる。 東京電力福島第1原発を訪問後に主人公が鼻血を出す場面や、福島県双葉町前町長が実名で「今の福島に住んではいけない」と発言する姿が描かれている。 福島県民の不安をあおり、風評や偏見を助長するものだ。 福島県は国連科学委員会や医療機関などの専門機関と連携して全県民を対象に健康調査を実施している。これまでに放射性物質に起因する直接的な健康被害が確認された例はない。 低線量被曝(ひばく)の影響に関しては未解明な部分もあるが、被曝線量の高い放射線技師や宇宙飛行士でも、短期間で健康への顕著な影響が出るわけではない。 ところが、「美味しんぼ」では震災がれきを受け入れた大阪市の焼却場近くの住民について、実在する専門家が「放射線だけの影響と断定はできないが、目や呼吸器系の症状が出ている」と語る場面がある。放射線と健康被害の因果関係を示唆する内容だ。福島県はホームページで「作中に登場する特定の個人の見解が、あたかも福島の現状そのものであるかのような印象を与えかねない」と指摘した。「県民や県を応援してくれる多くの人を殊更に深く傷つけ、風評を助長する」と強く抗議したのは当然である。 原作者の雁屋哲氏はブログで「福島を2年かけて取材し、しっかりすくい取った真実をありのままに書くことが、どうして批判されなければならないのか」と反論している。 表現の自由は最大限に尊重すべきだ。健康への不安を訴える住民の声や、放射線との因果関係があると疑う専門家の見解を伝えることも否定しない。 しかし、「美味しんぼ」の描写は科学的根拠と客観性、さらに結果への配慮が決定的に欠ける。県民の絶望感を増幅させただけではないだろうか。 一面では「被災者に寄り添う」ようにも見える独善が、実際には福島の人々を苦しめているケースは少なくない。 特に悪質なのは、反原発・脱原発の主張を浸透させるために住民の不安をあおり、絶望感を増幅させる表現や行動である。社説:美味しんぼ批判 行き過ぎはどちらだ(東京新聞 5月14日)被災者の切実な声が届くのか。それとも風評被害を増すのだろうか。漫画「美味しんぼ」が物議を醸している。何事にせよ、問題提起は必要だ。だがその表現には、もちろん思いやりも欠かせない。 「美味しんぼ」は一九八三年から週刊漫画誌上で連載されており、昨今のグルメブームの発信源とされている。東日本大震災後は、被災地を取り巻く食の問題などにほぼ的を絞って、問題提起を続けてきた。 前号で、主人公の新聞記者が東京電力福島第一原発を取材直後に鼻血を流す場面が論議を呼んだ。 そして今週号では、福島第一原発のある双葉町の井戸川克隆前町長や関係する学者らが実名で登場し「大阪が受け入れたがれきの焼却場周辺でも眼(め)や呼吸器系の症状がある」「福島にはもう住むべきではない」などと訴えて、騒ぎはさらに広がった。 福島県の佐藤雄平知事は「風評被害を助長するような印象で極めて残念」と強く批判した。 漫画作品だけに、創作部分も多いだろう。表現の隅々にまで、被災者の心と体に寄り添うような細心の注意が必要なのは、言をまたない。その意味で、配慮に欠けた部分もある。 しかし、時間をかけた取材に基づく関係者の疑問や批判、主張まで「通説とは異なるから」と否定して、封じてしまっていいのだろうか。 東電が1号機の格納容器から大量の放射能を含んだ蒸気を大気中に放出するベント作業をした後も、住民にそれを知らせなかった。「そうとは知らず、われわれはその放射線を浴び続けてたんです」と、前町長は作中で訴える。 SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による放射能の拡散情報が、住民に伝えられなかったのも事実である。 またそれよりずっと以前から、原発は絶対安全だと信じ込まされてきたというさらに強い疑念がある。それらが払拭(ふっしょく)できない限り、被災者の心の底の不安はぬぐえまい。素朴な疑問や不安にも、国として東電として、丁寧に答える姿勢が欠かせない。情報隠しの疑念こそ、風評の温床なのである。 問題提起はそれとして、考える材料の提供である。登場人物が事故と被害をどう見ていくのか。作品を通じ、作者は社会に訴えようと試みる。行き過ぎはないか。もちろん、過剰な反応も。行き過ぎはどちらだと書きながらも雁屋氏を応援しているわけですが、> しかし、時間をかけた取材に基づく関係者の疑問や批判、主張まで>「通説とは異なるから」と否定して、封じてしまっていいのだろうか。この社説書いた人はアホなんでしょうか。「通説と異なる」ではなく放射能に関しては蓄積されたデータがあるにも拘らずそのデータを無視してあり得ないことを書いているすなわち明らかなデマを真実と称して書いているから批判されているわけです。この社説の他にも雁屋氏を応援するメディアや政治家や識者などは「分からない」「疑わしい」なんて言葉をよく使っていますが、この人達は分かろうとしてきたのかさえ疑問です。我が国は唯一の被爆国です。そこから放射能や放射線に関して多くの研究者によって研究されてきたわけです。広島・長崎の原爆やチェルノブイリ事故に福島第一原発事故など放射能に関わる不測の事態が起きる度、人々の不安を少しでも解消しよう、対策をどうすればいいかと、多くの研究者や学者達による努力と長年研究に費やされた時間の積み重ねによってここまでは安全・ここからは危険と分かっているのに、「分からない」「疑わしい」とか通説と異なるデマを否定して封じてしまっていいのかって、これまでの積み重ねて得た事実を足蹴にして本当に酷いとしか言わざるを得ません。本来は正しい情報を多くの人に提供して不安を和らげるために必要な人達が事実を無視して不安を煽っている。しかもネットでデマを含めて通説と異なる発言を繰り返したり、分からないとか言っている人達って、普段から反権力志向だったりと思想が偏った人ばかりなんですよね。反権力のために福島を利用しているとしか思えませんよ。社説:【風評との闘い】応援団はずっといる(福島民報 5月14日)東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被害からの復興を目指す本県への支援が続く。キャロライン・ケネディ駐日米大使は14、15の両日、復興状況視察のため来県する。埼玉県は福島応援キャンペーンを展開する。漫画「美味[おい]しんぼ」による風評被害助長が懸念される中、福島を支える動きは力強さを増している。県民と思いをともにする全国の支援者との一体感を強め、前進していきたい。 ケネディ大使の来県は就任後初となる。福島第一原発を訪れ、楢葉町の沖合に設置されている浮体式洋上風力発電所を見学する。廃炉、再生可能エネルギー産業育成に向けて米国の協力を得る上で、大使の両施設視察は極めて意義がある。国内外で知名度のある大使の本県訪問自体が、福島の安全性発信に大きな力となってくれるはずだ。 埼玉県の応援キャンペーンは、これまでの福島支援の取り組みをさらに拡大する。上田清司知事が音頭を取って福島への旅行を呼び掛け、埼玉県庁職員食堂での福島県産食材メニューの提供、福島産品販売などを行う。「福島県を助けることが埼玉県民の心意気」との上田知事の言葉は、福島県に注がれる温かな視線を実感させてくれる。 一方で、小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載された漫画「美味しんぼ」の問題は残念であり、腹立たしい。4月28日発売号で主人公らが第一原発を訪れた後に鼻血を出す場面が描かれ、元双葉町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と発言している。原発事故と鼻血にあたかも関係があるかのような印象を与える。双葉町は「大勢いる事実はない」と元町長の言葉を否定、小学館に抗議文を送った。 5月12日発売号では元町長が鼻血の原因を「被ばくしたからですよ」とし、福島大准教授は「除染をしても汚染は取れない」と話している。 個人的見解を取り上げたことで、本県の実情が誤って伝わる恐れが生じている。復興への努力を台無しにしかねない。風評という暗黒の海に投げ出され、光の見える海面近くまで懸命に浮き上がってきたところを金づちでたたかれたようなものだ。12日に県が科学的な根拠を示して反証し、偏らない客観的な事実を基にした表現とするよう強く申し入れたのは当然だ。 そもそも作品の意図が分からない。編集部は議論を深めるためと説明する。県民と支援者の心を傷つけ、復興に使うべき貴重な時間と労力を抗議や反論のために浪費させて何が議論か。「美味しんぼ」問題 県内温泉旅館などで団体旅行キャンセルも(福島14/05/13)(FNNニュース 5月13日)漫画「美味(おい)しんぼ」で、福島第1原発を訪問した主人公が鼻血を出す描写。さらに、「今の福島に住んではいけない」などの表現がされたことに、福島県が抗議した問題の影響が広がっている。こうした描写がされてから、県内の温泉旅館で、キャンセルが発生していることがわかった。観光客は「きのうは、蛇の鼻(本宮市の)。その前は会津の...若松」と話した。全国から観光客が訪れる、福島市の飯坂温泉。観光客は、「全然気にしない」、「(美味しんぼについて、どんなふうに思いました?)漫画までしなくても」、「ひどいと思いました。そんなにね、言わなくてもいいじゃんって思いました」などと話した。「美味しんぼ」の描写を、多くの観光客は気にしていない様子だが、飯坂温泉のある旅館では、数百名の団体客がキャンセルするなど、影響が出ているところもある。旅館関係者によると、美味しんぼの表現を気にした保護者の反対で、県外の学校の団体客数百人が、宿泊をキャンセルしたという。ほかにも、漫画の影響とみられるキャンセルが10件ほど確認されていて、温泉街からは、怒りの声が上がっている。つたや旅館(飯坂温泉)の佐藤 ひとみさんは「今まで、一生懸命頑張ってきたことが、台なしになってしまいかねないので、本当にやめてほしいと思います」と話した。福島を代表する「円盤餃子(ギョーザ)」の店では客足が戻っていて、2014年は、2013年より1割ほど売り上げが増えている。餃子照井飯坂店の佐藤吉則さんは「『美味しんぼ』は、食に関することなので、わたしたちも敏感に対応しないと。飯坂温泉は、観光客相手なので、深刻ですよね。風評被害が広まるのは」と話した。客足を戻したい観光業界に、「美味しんぼ」騒動が突然、降って湧いた。福島では『美味しんぼ』による風評被害の実害が出てきているようで居た堪れない気持ちになります。表現の自由を抜きにしても美味しんぼと小学館の罪は重いのではないでしょうか。
「美味しんぼ」 風評助長する非科学的な描写(読売新聞 5月13日)あらぬ不安を煽(あお)る問題の多い内容である。 漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)の連載「美味しんぼ」が、放射性物質による健康被害の描写を巡って、物議を醸している。 12日発売の最新号と前号で、福島県双葉町の井戸川克隆前町長や福島大の荒木田岳准教授ら実在の人物を登場させ、「福島の真実」をテーマに語らせた。 主人公が、東京電力福島第一原子力発電所の現場を視察した後に鼻血を出す場面がある。井戸川氏は、「鼻血が出たり、ひどい疲労で苦しむ人が大勢いる」と述べ、被曝(ひばく)を原因と明言している。 荒木田氏は、「(福島県を)人が住めるようにするなんて、できない」と断じている。 いずれも科学的知見に基づかない独善的な見解である。菅官房長官が「正確な知識をしっかり伝えることが大事だ」と述べたのは、もっともだろう。 福島県では、全県民を対象とした調査により、健康影響を早期に発見する体制が整っている。これまで、放射性物質による直接の健康被害は確認されていない。 国連の専門委員会も、「住民に確定的影響は認められない」との見解を示している。 除染も、順次進んでいる。福島県によると、除染と放射性物質の自然減により、放射線量が60%以上低減した場所もある。 「美味しんぼ」の描写は、専門家が、現場や住民の調査を踏まえて蓄積してきた客観的事実をないがしろにするものと言える。 福島県では約200万人が生活し、復興を目指している。「美味しんぼ」は、これに冷水を浴びせている。県も、「県民を深く傷つけ、風評を助長するもので断固容認できない」と非難した。 「美味しんぼ」の作者、雁屋哲氏は自身のブログで、「取材をして、すくい取った真実を書くことがどうして批判されなければならないのか」と反論している。 だが、一方的な見解を拡散させることで、福島県民の不安を増幅させていいのだろうか。 小学館が雑誌の発売後、健康被害に関する県の見解を求めたことも、裏付けの甘さを物語る。 最新号には、震災がれきの処理を受け入れた大阪の住民に健康異常が出ているとの記述もあり、大阪府などが小学館に抗議した。 表現の自由は最大限尊重されるべきだが、作者や出版社には、内容についての責任が伴うことを忘れてはならない。「美味しんぼ 福島の真実編」抗議相次ぐ 「科学的にありえない」(産経新聞 5月13日)京都医療科学大学の遠藤啓吾学長(68)=放射線医学=の話「低線量被曝が原因で鼻血が出ることは、科学的にはありえない。大量被曝した場合は血小板が減少するため、血が止まりにくく、鼻血が出やすくなるが、血小板が減るのは(がんの死亡リスク上昇が確認されている100ミリシーベルトの10倍にあたる)1千ミリシーベルト以上の被曝をした場合であり、それ以下の被曝では影響がない。住民も福島第1原発で働く作業員も、事故で1千ミリシーベルトを超える被曝をした人はいない。住民の被曝線量は大半が10ミリシーベルト以下。原発作業員の中に、白血球や血小板の数値に異常がある人がいるとは聞いていない。もし低線量被曝の影響で鼻血が出るのだとしたら、一般の人々より被曝線量の高い放射線技師や宇宙飛行士は鼻血が止まらないことになる。福島の人たちは過剰な不安を抱くことなく、安心して生活してほしい」宇宙飛行士は1日1mSv被曝してるので井戸川氏などの言い分が正しいなら、洗面器いっぱいの鼻血どころじゃすまないですよね。このページで「大阪のおかあさんたちの調査」とされているのは、反原発派の「大阪おかんの会のブログ」を基にしているようです。『大阪おかんの会のブログ』2013年03月26日大阪で119番通報が激増!体調変化レポートNo,10(〜3/13)昨日の日記で大阪が受け入れた震災瓦礫は福島のものではなく岩手県のもので、焼却施設のある人工島の舞洲周辺に居住区はないとご紹介しましたが、大阪おかんの会のブログでは、瓦礫焼却で体調に変化のあった人が大勢いたとして、その数字を市ごとに分けて紹介されていますが、なぜか京都や奈良など大阪以外や岡山など関西近隣地域にまで及びます。症状も喉の痛みや頭痛など多岐にわたっておりますが、瓦礫の償却が行われたのは3月のことですし、季節的に風邪やPM2.5の影響なんじゃないでしょうかと思ってしまうのですが。この調査もメールなどで意見を集めただけなので信憑性なんてものもありません。こんなのを「どうですか!」と出してくるほうがどうかしてますよ。
今週号の『美味しんぼ』です。雁屋氏はブログで「鼻血で批判している人は発狂するだろう」と書いてましたが、ホント、よくここまでデタラメが書けるなと感心してしまう『MMR(マガジンミステリーファイル)』も真っ青な、「なんだってーーーー!」な内容になっています。先週、小学館のスピリッツ編集部は公式サイトで、【スピリッツ22・23合併号掲載の「美味しんぼ」に関しまして】(ちなみにこのコメントは現在スピリッツサイトからリンクを外され見られなくなっています。)放射線の影響で鼻血が出ると断定する意図はなく、風評被害を助長するような意図もありませんコメントを出していましたが、今週号で放射線で鼻血と断定していますし、福島に人は住めないほど汚染されていてそれが真実とまで言いきっているので、編集部のコメントまでウソだったということになります。今週号の内容を知っていてこのようなコメントを載せていたのですから、スピリッツ編集部や小学館の罪も大きいのではないでしょうか。そして今日発表されたコメントに関しても「議論をいま一度深める一助となることを願って」なんて書いてますが、使い古された放射脳ネタを出してきて、なにが一番問題なのかが分かっていないようなコメントです。【小学館 スピリッツ24号掲載の「美味しんぼ」に関しまして】しかも編集部側は放射線が鼻血や疲労の原因と断定するものではないとしても、作者は鼻血や疲労は放射線による被曝が原因それが真実と言いきっているのですから、もうチグハグです。マンガの内容に話を戻しますが、雁屋氏の書く、粘膜細胞内の水分子が放射線で切断され過酸化水素に変わって鼻粘膜を損傷させたのが鼻血の原因だとするならば、なぜ目や気管支や肺の粘膜は損傷されないのか謎ですよね。ちなみに過酸化水素水はオキシドールで怪我の治療に使われるものです。こんなので鼻血が出るならレントゲンも危ないですしCTスキャンをしたら即死するんじゃないかと思います。大阪が受け入れた震災瓦礫のセリフも嘘が混じっています。大阪府が受け入れた瓦礫は岩手県宮古地区のものなので福島の瓦礫ではないんですよね。福島の瓦礫は県外処理されていないので、このセリフだけで嘘ですし大阪や岩手にも喧嘩売っています。それに焼却した舞洲工場は人工島の中にあって付近に民家は存在していませんので、周辺住民1000人を調査したというのも嘘です。それなのに福島と関係のない場所の瓦礫を受けれたことでまったく無関係の場所に住んでいる人の体調が悪くなったとすれば、反原発派の思い込みや集団ヒステリーの類でしょう正に病は気からというやつです。この件に関しては大阪府と大阪市からも抗議されました。漫画『美味しんぼ』での本府の災害廃棄物処理に関する記述について作中の記述について「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています。」「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです。」これについては、大阪市が、処理を行った焼却工場の存在する此花区役所、同保健福祉センター、此花区医師会に確認をしましたが、処理中においても、その後においても、そのような状況は認められませんでした。災害廃棄物受け入れの安全性について大阪府、大阪市が行った、災害廃棄物の広域処理は、岩手県からの要請を受け、岩手県宮古地区(宮古市、岩泉町、田野畑村)の災害廃棄物を受け入れました。受け入れに際しては、宮古地区において放射性物質の濃度を測定するなど安全を確認し、運搬、焼却など処理の各過程でも空間放射線量率などを測定し安全を確認しています。その結果各過程の空間放射線量率については全て受け入れの前後で値に変化はなく、安全に処理していることを確認しています。また、今回の記述については、大阪府及び大阪市は事前の取材は一切受けていません。なお、大阪府及び大阪市は、平成26年5月12日、雑誌発行元の小学館に対して抗議を行いました。『岩手県の災害廃棄物の受入れについて(処理は終了しました)』http://www.pref.osaka.lg.jp/shigenjunkan/haikibutukouikishori/index.html『東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理関連情報』http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000163892.html大阪府・大阪市による小学館への抗議についてhttp://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=16432一番驚くべきセリフは元町長の井戸川氏や福島大の荒木田准教授と実在の人物に「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染されたと私は判断しています」「除染してみて初めてわかったんです。除染作業がこんなにも危ないということ。 そして福島はもう住めない、安全には暮らせない…」などと言わせているところです。福島県の広さを知ってて言っていますか?と首をかしげざるを得ません。人が住めない(実際に人は住んでいない)ほど汚染された地区は限られていて、県内の7割以上は他県と線量が変わらない程度に落ち着いています。しかも、これは韓国のソウルよりも低い線量です。事故直後ならこんなデマもまかり通っていたと思うんですよ。しかし、3年も経ってデータなどが揃ってきて、低線量の放射線では鼻血すら出ないってことも分かっているのに、こういうことを書くってことは雁屋氏は最初から結論ありきで放射線や被曝について勉強をしてこなかったということなのでしょう。不安だからこそ学んで不安を解消させていくべきところを不安な気持ちを納得させるためにデマを信じて不安を強化させる反原発派の中の放射脳な方々が陥りやすいことなのですが、なんと愚かなことなのでしょうか。雁屋氏の2年以上掛けた取材も自分の考えに合う特定の個人や市民団体に対して行っただけのものという証拠が積み上がっていますね。先週から続く『美味しんぼ』のむちゃくちゃな内容に対して福島県が発表した抗議と見解です。週刊ビッグコミックスピリッツ「美味しんぼ」に関する本県の対応について福島県から小学館への申し入れ内容http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/63423.pdf作中のセリフやデータに関する見解なので、雁屋氏や小学館が真っ向否定された形となっております。また福島県の抗議文で驚いたのは、雁屋氏が2年間取材したに対して双葉町は取材した形跡がないと否定していましたが、今日発売のスピリッツの『美味しんぼ』で「鼻血は被曝が原因」と断言。それに関しての福島県のコメント「4月30日に小学館から『他に鼻血出した人知りませんか? それは被爆(原文ママ)の影響ですか?』と質問が来てた」こういう失礼な質問をしているのです。緻密な取材を基に発表した作品じゃないということですね。福島県はこの3年間で風評被害や差別などで苦しまされてきました。そのような悪質なデマや間違った情報などを払拭する努力を積み重ねてきて、ようやくそれが浸透してきたばかりだというのに、後ろから足蹴にするような形でグルメブームを生みだしたほどの影響力を持つ有名なマンガがとんでもないことを書いてきたので、もう我慢の限界にきて見解を発表したのでしょう。この悲しみや怒りは如何ばかりかと思います。小学館はスピリッツの来週号でこ件に関しての見解を特集として掲載するそうですが、ここまで事態が大きくなったものを、どう収束させるつもりなんでしょうか。
<「美味しんぼ」問題>前双葉町長が批判 石原環境相発言(毎日新聞 5月10日)東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す漫画「美味しんぼ」の描写で小学館に抗議が寄せられている問題を巡り、作品に実名で登場した前福島県双葉町長の井戸川克隆さん(67)が9日、東京都内で記者会見し、「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」と述べた。石原伸晃環境相が同日作品に不快感を示したことについて「なぜあの大臣が私の体についてうんぬんできるのか」と批判した。 一方、作者の雁屋哲さんは同日、自身のブログで「書いた内容についての責任は全て私にあります」とし、小学館の編集部に抗議しないよう求めた。>「実際、鼻血が出る人の話を多く聞いている。鼻血が出る人がいるのは確かなでしょう。しかし、鼻血が出てくること自体は珍しいことではないですし、それは原発事故以前からあることであって原発や放射線と関連付けられる話ではありません。>私自身、毎日鼻血が出て、特に朝がひどい。発言の撤回はありえない」鼻血が出た後に鼻かんだりしたら塞がりかけた傷が広がってまた出てくるだけなんじゃないでしょうか。もしくは別の病気によるものと思われます。井戸川氏は毎日鼻血が出ているのに、なぜ耳鼻科に行くことや大きな病院に行くという選択肢が思いつかないのでしょうか。普通の感覚であれば毎日鼻血が出るのであれば疑問に思ったり怖くなって一度は病院に行ってみますよね。放射能のせいにして受診さえしないのはおかしいですよ。この人、高濃度の放射“脳”に汚染されてますよ。それに、受診して鼻血は放射能による影響って結果が出たらそれこそ持論の強化に繋がるのに、それが出来ないのが分かっているからこそ、このような主張をするしかないのだと思われます。> 一方、作者の雁屋哲さんは同日、自身のブログで>「書いた内容についての責任は全て私にあります」とし、>小学館の編集部に抗議しないよう求めた。小学館に抗議されては困るのでしょう。自分にとって不利なものを握りつぶせなくなりますし。さて、ネット上には、来週月曜日発売のスピリッツの早売りを読んだ人が、『美味しんぼ』のページをアップしていますが、「鼻血ぐらいで批判していた人は発狂するだろう」という雁屋氏の挑発通りに、酷い内容となっております。来週の月曜日に紹介しますが、よくこんなデタラメなことや風評被害と差別を更に助長する内容が書けるなぁと感心しました。部数が20万部を切って休刊一歩手前と言われるスピリッツは美味しんぼと心中するつもりなのかもしれません。
「美味しんぼ」鼻血描写に環境省が見解発表「多発は考えられません」(オリコンスタイル 5月9日)環境省は8日、先月28日発売の『スピリッツ22・23号』に掲載された『美味しんぼ』(雁屋哲作・花咲アキラ画)で、福島第1原発から戻った主人公らが鼻血や疲労感に襲われたとする描写があったことで、不安の声が寄せられたとして、公式サイトで見解を発表した。 同省の環境保健部は、福島第1原発の事故による被ばくによって「確定的影響の1つとされる疲労感や鼻出血といった症状が多数の住民にあらわれているのではないかとご不安の声をいただきました」と報告。それを受け、「このような不安による、不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、見解をお示しいたします」とした。 原因不明の鼻血が出るといった点については「東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません」といい、「国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した『2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書』(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、『確定的影響は認められない』とされています」と発表した。 『美味しんぼ』では、福島第1原発から戻った主人公らが鼻血や疲労感に襲われたほか、双葉町元町長の井戸川克隆氏が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」などと発言していた。福島県の双葉町が抗議したり環境省がコメントを出したことで、反原発派やお左翼様が「国家による言論弾圧」とか「特定秘密保護法で福島の真実が〜」「抗議するのは真実を書いたほうじゃなく東電こそ抗議されるべき!」などと湧きあがっており、みなさん今日も元気ですね。って気持ちになりました。さんざん風評被害や差別を助長するようなことを言ってきた連中が何をか言わんやですよ。それにしても、反応がどんどん大きくなってしまったことで雁屋氏を擁護していた小学館はどうするんでしょうか。「美味しんぼ」作者、責任は「全て私にある」(オリコンスタイル 5月9日)漫画『美味しんぼ』の作者・雁屋哲氏が9日、自身のブログで、先月28日発売の『スピリッツ22・23号』に掲載された作品内で、福島第1原発から戻った主人公らが鼻血や疲労感に襲われたとする描写が問題となっていることについて、「内容についての責任は全て私にあります」としている。 今回の件について、「取材の申し込みを色々頂戴しています」と明かすも、「前にも書いた通り、『美味しんぼ 福島の真実篇』は、この後、その23、その24まで続きます」といい、「取材などは、それから後にお考えになった方が良いと思います」と最後まで物語を見守るよう促している。 また、質問や意見などがスピリッツ編集部に多く届いていることに触れ、「書いた内容についての責任は全て私にあります」といい、「スピリッツ編集部に電話をかけたり、スピリッツ編集部のホームページなどに、抗議文を送ったりするのはお門違いです」と綴り、同公式サイトに意見を寄せるよう求めている。 雁屋氏はこれで新たな日本批判のネタが出来たと思ってそうですね。
福島県双葉町、「美味しんぼ」めぐり小学館に抗議(ねとらぼ 5月7日)福島県の双葉町は5月7日、4月28日発売の「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された「美味しんぼ」について小学館に抗議したと発表した。 問題の号に掲載された604話には福島第1原発の見学から帰ってきた主人公らが原因不明の鼻血を出すといった描写があり、双葉町元町長の井戸川克隆氏が作中に登場し「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と語っていた。 これに対して双葉町は抗議文で、「現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません」と作中の井戸川氏の発言を否定した。また604話により、県外から町役場に、福島県産の農産物は買えない、福島県には住めない、福島方面への旅行は中止したいなどの電話が寄せられているとし、県全体にとって風評被害を生じさせ、双葉町民と福島県民への差別を助長させることになるとの危惧を示している。 「双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した、今般の小学館の対応について、町として厳重に抗議します」(双葉町) 604話に対しては、発売当初からネットでも風評被害を招くとの批判があった。ビッグコミックスピリッツ編集部は「綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただきました」とコメント。作者の雁屋哲氏は「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と語っている。 ビッグコミックスピリッツはこの件について、特集記事で識者の見解や批判を掲載する予定。5月19日発売の25号と、同誌のWebサイトに掲載する。小学館発行『スピリッツ』の『美味しんぼ』(第604話)に関する抗議について| 双葉町公式ホームページ『美味しんぼ』の内容によって間違った風評被害や差別を助長するとして双葉町が作者の雁屋哲氏ではなく小学館に抗議しました。抗議文に「双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した」とあり、雁屋氏がブログで主張していた2年かけて取材して得た真実という部分が嘘だったことになります。雁屋氏が取材したのは前双葉町長の井戸川克隆氏のような自分の考えに沿った極一部の人だけだったのでしょう。双葉町から雁屋氏が取材した経緯がないと真っ向から否定されたことで小学館は苦しい立場に立ったのではないでしょうか。双葉町が小学館へ抗議したことで、反原発界隈が「表現の自由の侵害」とか批判を展開していますが、双葉町は根拠のない間違った情報によって風評被害や差別による人権侵害が助長されることに抗議しているだけで、スピリッツを廃刊にしたり美味しんぼを終了に追い込みたいという意思はないでしょう。メディアによる情報の拡散力や影響力を考えれば間違ったものに対して抗議の声を上げるのは表現の自由の侵害でもなんでもありません。
韓国の公園に旭日旗かたどった花壇、「撤去しろ」と批判拡大―中国メディア(Record China 5月6日)2014年5月6日、華夏経緯網によると、韓国・忠清北道の歴史記念公園にこのほど、日本軍国主義の象徴と批判される「旭日旗」をかたどった花壇が作られ、市民の間に批判の声が広がっている。現場は忠清北道報恩郡にある東学農民革命記念公園。19世紀末に起きた農民運動「甲午農民戦争(東学党の乱)」を記念して設立された。旭日旗の花壇があると指摘されたのは、園内にある記念塔の後方部分。訪れた市民の1人が「旧日本軍と戦った革命の聖地に、なぜ戦犯の旗があるのか。すぐに撤去すべきだ」と批判している。記念塔と周辺の景観をデザインしたのは韓国の作家。韓国軍関係者の1人は「軍も花壇の作者も旭日旗を使ったつもりはない。しかし、多くの市民が問題だと考えるのであれば、作家と相談して善後策を探りたい」としている。写真を見たら旭日旗にすら見えないんだけど、ノイローゼが酷くなってるみたい。◆滋賀の嘉田知事、3選不出馬 脱原発「草の根から」(朝日新聞 5月7日)滋賀県の嘉田由紀子知事(63)が、次期知事選(6月26日告示、7月13日投開票)に立候補しない方針を決めた。7日午後に表明する。嘉田氏は朝日新聞の取材に対し、「『脱原発』を知事としてではなく外から訴えたい」などと述べた。立候補に意欲を示す民主党県連代表の三日月大造衆院議員(42)と政策で合意しており、三日月氏を支援する考えだ。 現在2期目の嘉田氏は4月26日の集会で、三日月氏との間で候補者を一本化すると発表した。「(知事として)達成感がある」「若い人にバトンを渡したい」などと漏らし、立候補しない考えを支援者に示唆。家族から立候補しないよう強く求められてもいたという。今月5日の取材では最後まで検討する考えを示したが、関係者によると、6日夜、立候補しないことを最終決断したという。 嘉田氏は取材に対し「今後も政治活動を続けるが、草の根から脱原発運動を広げたい」「税金の無駄遣いをなくす取り組みなどを進めた」などと述べた。福島県や福井県の知事選なども念頭に運動を進めるという。嘉田知事は小沢一郎と組んだのが不幸の始まりでしたよね。小沢に担がれて政党を作る以前は関西メディアでもけっこう持て囃されていたんですが、政党を作って惨敗してからは見る影もなくなったというか、ほとんど名前を見聞きすることがなくなりました。小沢と組んでなかったら晩節を汚すことはなく3期務めることも可能だったかもしれません。ほんと、どんな人も小沢一郎と組んだ人はことごとく不幸になってますね。まあ小沢一郎自身ももはや見る影もありませんが。
島本和彦「アオイホノオ」柳楽優弥×福田雄一でドラマ化(コミックナタリー 5月5日)島本和彦「アオイホノオ」の連続TVドラマ化が決定した。7月よりテレビ東京系「ドラマ24」枠にて放送される。「アオイホノオ」はゲッサン(小学館)にて連載中の、島本本人の大学時代をベースとした青春ドラマ。庵野秀明や山賀博之など、実際に島本と学生時代を過ごしたクリエイターたちが登場することでも知られている。ドラマ版で焔モユル役を務めるのは、これが地上波連続ドラマ初主演となる柳楽優弥。「皆さんに楽しんで頂けるように、僕も撮影期間中、笑倒して挑みます!」とコメントし、意欲を見せた。また監督・脚本は「勇者ヨシヒコ」シリーズ、映画「HK/変態仮面」などで知られる福田雄一が担当。島本ともともと親交が厚い福田は、「島本作品を映像化できるのは自分しかいない!」と意気込んでいる。島本和彦コメントすべて神回にすると福田雄一は言った!!奴ならできる!!私はわくわくして祈るのみだ!!あと原作も負けないように魂をたたきつけ続けるのみだ!!!!柳楽優弥コメント今回初めて、熱血的かつユニークな役を演じさせて頂く事になりました。福田雄一さんワールドに入れる事を楽しみにしています。皆さんに楽しんで頂けるように、僕も撮影期間中、笑倒して挑みます!福田雄一コメント僕の創作の師匠である島本先生の原作を初めて演出させて頂くことが何よりの幸せです。さらに、主人公に柳楽くんという最高のキャストも頂きました。これでドラマが失敗したら、すべて僕のせいです!『ゲッサン』で「次号重大発表!」と謳っていたのはコレだったわけですが、島本和彦先生の自伝的とも言える連載中のマンガが実写ドラマ化です。島本先生の作品では2005年に『逆境ナイン』が実写映画化され、原作同様に熱くてハチャメチャな設定と今や人気の女優さんになった堀北真希さんのデビューまもない当時の初々しい演技が見れたりしますけど、テレビでの実写で連続ドラマ化は島本作品初です。『アオイホノオ』は2007年ヤングサンデーで連載開始されてから、(2008年にヤングサンデー廃刊後は2009年5月に創刊した『ゲッサン』にて連載が再開)ずっと読んでいますが、実写化されたら面白いだろうなと思っていた作品だったので、実写化が叶って嬉しいです。島本先生が過ごされた大阪芸大時代の話なので、同じ時期に芸大生だった庵野秀明さんや岡田斗司夫さんなど今や多方面で活躍するクリエイターが実名で登場し、80年代の話なので30代以上でアニメや得策が好きな人なら特に懐かしい気持ちにもなる作品なんですが、作品の中でもっともキーとなる部分が「あいつより俺の方が才能がある」って、後で振り返ってみるとすごく恥ずかしくなるような若いころなら誰しもが陥りやすい痛々しいまでの自意識過剰と嫉妬ぶりもあって、趣味でマンガなど描いてた人なら頭抱えて布団被りたくなる描写もいっぱいあって読むと本当に面白いし嫌な汗も出ます(笑)作中で登場する80年代に週刊少年サンデーや月刊少年サンデーで連載されていたあだち充、高橋留美子両先生の作品使用許可も出ているので、主人公の焔モユルがマンガを読んで徹底的に分析しダメだししまくるそこまで言ってしまって大丈夫なのか!とヒヤヒヤするいろいろ失礼すぎるシーンの数々も大丈夫でしょう(笑)監督も島本先生と親交が厚く島本作品好きの福田監督なので、実写化でもたぶん大丈夫でしょう。島本先生はアニメ『炎の転校生』では声優として、映画『逆境ナイン』では俳優としてちょこっと出演されていますが、『アオイホノオ』でも出演されるのかこちらも楽しみで、全てひっくるめて放送が楽しみです。
原発イラナイ湯飲み 放射性廃棄物用の容器 表現(東京新聞 5月1日)栃木県益子(ましこ)町の陶芸家、大和(やまと)知子さん(62)が、低レベル放射性廃棄物を収納するドラム缶を模した陶器の湯飲み茶わんを販売している。「原発が、核のごみを生み出すことを忘れないで」と訴えようと一年前に製作したが、これまで売れたのはたった十五個。受け入れ先がない現実の核のごみ問題を象徴するかのようで、大和さんは脱原発への思いを新たにしている。 大和さんは宮城県出身で、四十年以上前に益子町で陶芸を始めた。チェルノブイリ原発事故で原発の危険性に関心を持ち始め、青森県六ケ所村の核燃料サイクル関連施設で座り込みをしたことも。東京電力福島第一原発事故後、宇都宮市での脱原発デモに参加する一方、芸術家として「自分のやり方で表現しないといけない」と感じるようになった。 大和さんが特に不安に思うのは、放射性廃棄物が安全なレベルになるまで、長ければ数万〜十万年もかかること。人が確実に保管していけるのか。 そこで、低レベル放射性廃棄物の収納に使われる黄色いドラム缶に着想を得て、色も形も似せた湯飲み茶わんを作ることに。「日常生活の中でふと手にし、放射性廃棄物に意識を向けさせるものを作りたかった」 低レベル放射性廃棄物は、作業員が着た防護服やマスク、原発で使われた金属やプラスチックなど。使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物とは違うが、「それも含めて忘れないで」と念じながらろくろを回し、昨年春に二百個を作製。黄色の顔料を混ぜた釉薬(ゆうやく)で着色し、放射線のマークは筆で手書きした。 仙台や東京で開いた個展で、普通の皿や茶わんと一緒に並べ、一個二千円で販売。ただ、評判はいまひとつで、「これでお茶は飲みたくないな」とつぶやく客もいた。「原発は必要だ」と意見してくる客もいたが、そういう人はなぜか、買ってくれない。 政府は昨年、高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定について、自治体の応募を待つ方式から、国が候補地を提示する方針に転換した。受け入れ先のない状況が、大和さん宅の倉庫に大量に保管されている湯飲みと奇妙に重なる。 「この湯飲みは安全なんですけどね。でも、嫌なものに嫌と言えず、受け入れてしまうことは絶対におかしいですから」と大和さん。記事に載っている写真を見れば分かりますが、この完成度で1個2千円は高すぎ。500円でも売れるかどうか微妙な物を>これまで売れたのはたった十五個。>受け入れ先がない現実の核のごみ問題を象徴するかのようで、と書いちゃう東京新聞もイタイ。◆美味しんぼ原作者“過激”予告「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」。(ナリナリドットコム 5月4日)人気マンガ「美味しんぼ」の原作者・雁屋哲氏が5月4日、「ビッグコミックスピリッツ」22・23合併号に掲載された「福島の真実篇」が物議を醸していることについて、公式サイトで言及。まだ続く同篇が今後さらに「はっきりとしたことを言っている」と予告した上で、すべて掲載が終わってから本格的な反論をすると“宣言”している。この騒動は、現在発売中の「スピリッツ」22・23合併号に掲載された「福島の真実篇」において、東京電力福島第1原発など福島県を取材のため訪れた主人公・山岡士郎らが鼻血を出す描写があり、これが風評被害を助長するのではないかとの指摘が相次いだもの。作中には前双葉町長の井戸川克隆氏も登場し、「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と発言、ネットを中心に炎上状態となっていた。こうした猛批判を受け、「スピリッツ」編集部は公式サイトで見解を発表。「鼻血や疲労感の表現は、綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただきました」とし、「鼻血や疲労感が放射線の影響によるものと断定する意図は無く、取材先の皆様の実体験や作者の実体験について、作中登場の実在の医師に見解を問う展開となっております」と説明した。また、風評被害を助長するのではないかとの指摘には「そのような意図はなく、すでに掲載済みの『美味しんぼ』作中でも、きちんと検査が行われ、安全だと証明されている食品・食材を無理解のせいで買わないことは、消費者にとっても損失であると述べております」と否定。そして5月19日発売の25号および同誌の公式ホームページに掲載する特集記事で、識者の見解や批判を掲載すると発表している。そうした状況の中で発信された、雁屋氏の言葉は次の通り。※※※ ※※※ ※※※反論は、最後の回まで,お待ち下さい「美味しんぼ 福島の真実篇」、その22で、鼻血について書いたところ、色々なところで取り上げられてスピリッツ編集部に寄れば、「大騒ぎになっている」そうである。私は鼻血について書く時に、当然ある程度の反発は折り込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった。で、ここで、私は批判している人たちに反論するべきなのだが、「美味しんぼ」福島篇は、まだ、その23,その24と続く。その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。今まで私に好意的だった人も、背を向けるかも知れない。私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか。「福島は安全」「福島は大丈夫」「福島の復興は前進している」などと書けばみんな喜んだのかも知れない。今度の「美味しんぼ」の副題は「福島の真実」である。私は真実しか書けない。自己欺瞞は私の一番嫌う物である。きれい事、耳にあたりの良い言葉を読み、聞きたければ、他のメディアでいくらでも流されている。今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。「美味しんぼ」が気にいらなければ、そのような「心地の良い」話を読むことをおすすめする。本格的な反論は、その24が、発行されてからにする。>私は自分が福島を2年かけて取材をして、>しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことが>どうして批判されなければならないのか分からない。自分の考えに沿った人に会って取材すれば、自分の都合の良い真実にたどり着くでしょう。>鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。放射脳な人達によくあるような荒唐無稽な主張が出てくるんでしょうか。どんな内容か楽しみですね。
双葉住民「周囲にはいない」 美味しんぼ“鼻血”に批判(福島民友 4月30日)小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の28日発売号に掲載された人気漫画「美味(おい)しんぼ」の中に、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があり、同誌編集部に「風評被害を助長する内容ではないか」などとする批判が相次いで寄せられていることが29日までに分かった。 双葉町からいわき市の仮設住宅に避難する直売所経営松本正道さん(50)は「原発事故以降、双葉町には何度も入っているが、鼻血や体のだるさを覚えたことはないし、周囲でそのようなことを訴えている人もいない」と指摘。「多くの人が読む有名な漫画だからこそ、原因がはっきりしないことを書いてしまえば、あたかもそれが真実なのだと誤解される恐れがある。一町民として、極めて遺憾に思う」と批判した。 また、福島市の派遣社員羽田利秋さん(64)は「作者は県民の意識をよく理解していない。安易な取材で、このような表現をしてほしくない」と憤った。『美味しんぼ』で描かれた鼻血の話は今もネット上で議論が盛り上がっています。スピリッツ編集部は福島での放射線濃度と鼻血を結びつける意図はないとしていますが、何が一番ダメかというと前福島県双葉町長の井戸川克隆氏をマンガで登場させて「私も出る」「福島では同じ症状の人が大勢いる。言わないだけ」と発言させているところなんですよね。福島県双葉町の前町長が言うのだから「本当なのかもしれない」と読者に思わせてしまう危険性があることを編集部側は理解していないのでしょうか。この井戸川克隆氏ついてはトンデモな発言の多い人物のようで、特に有名な発言が「政府と東京電力は3.11に地震と津波が起きることを3月3日に把握していたが隠していた」です。他にも「福島では子供がどんどん死んでいる」とか妄想による思い込みと陰謀論ありきの方でようで、そりゃこんな人に取材したら「鼻血が出る」と言うに決まってますよ。スピリッツは次号で改めて見解を出すそうですが、放射能と関連付ける悪意がないなら、そもそも元町長の場面は必要ないわけで、実在する人物を使って実態とはかけ離れた印象を与えているのですから、明らかに風評被害を助長する行為ではないでしょうか。この点に関して言い訳のしようなんてないでしょう。
沖縄独立掲げ出馬表明=知事選に会社代表(時事通信 4月30日)11月に想定される沖縄県知事選(12月9日任期満了)で、経営コンサルタント会社代表の大城浩氏(48)は30日、那覇市内で記者会見し、無所属で出馬する意向を表明した。沖縄の独立を掲げており、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設については、反対の立場から「独立すればその話はなくなる」と述べた。 知事選への出馬表明は大城氏が初めて。現職の仲井真弘多知事は態度を明らかにしていない。野党陣営は6月中の候補者決定に向け選考作業を進めている。政治活動家だそうですが、沖縄独立の他に「米軍退却後に中韓台の軍隊を置く」ことを公約に掲げているようです。独立しても他国の軍隊を置けば、それは独立と言えないと思うのですが、この人の思考回路どうなってるんでしょう。沖縄県民の中には米軍に出て行ってほしいと考えている人も多く居ますが、米軍撤退後に中国や韓国の軍隊に来てほしいなんて思っている人はその中で何人いるんでしょうかね。この人に何票入るか興味深いものがありますが、沖縄県知事選挙にはこんな話も出ているそうです。「最低でも県外」男・鳩山由紀夫が沖縄県知事出馬を狙っているだって!(アサ芸プラス 5月1日)2012年末に政界引退を表明した鳩山由紀夫元総理大臣。今年2月には、民主党の海江田万里代表と会談し、離党を示唆。その去就が、注目されてきたが、とんでもないプランが浮上しているのだ。 政界関係者が語る。「実は、今年11月に選挙が行われる沖縄県知事選挙の出馬が取りざたされています。3月には、民主党の喜納昌吉元参議院議員が党の推薦による出馬を打診したが『ありえない』と一蹴した。だが、水面下で市民運動グループを巻き込んで出馬を検討。すでに那覇市内で事務所を物色しています」 政界引退後も相変わらず、中国での講演活動や、今年3月15日には一般財団法人「東アジア共同体研究所」を設立。ここを拠点として、再スタートを図るつもりだという。「鳩山氏の目標は、アメリカ軍基地の沖縄県外への早期移設。さらには、外国人参政権など、政界引退以前と何ら変わりない。総理での失態を沖縄県知事として、捲土重来を喫したいようですが、地元民の反応も薄いですよ」(地元ジャーナリスト)「最低でも県外」は、沖縄県民の本音だろう。この記事が事実かどうかは分かりませんが、沖縄に拠点を移していることは確かですし、すぐに気が変わる鳩山由紀夫のことですから、本当に出馬することも否定できないわけで、もし、出馬したら、沖縄県民を失望させた鳩山由紀夫がどれぐらい票を集められるのか興味深いですね。