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もくじ過去未来

2009年01月30日(金) 白洲次郎と白洲正子展

大丸ミュージアムKOBE(大丸神戸店9階)で開かれている

『白洲次郎と白洲正子展』に行ってきました。



去年の9月頃に告知があってから、

次郎氏を尊敬する身として、とても楽しみにしてた展覧会でした。


白洲次郎氏を知らない人は居ないと思いますが、

まだ御存じないという方は、過去の拙日記をどうぞ。
2005年09月08日(木) 生涯、紳士であり続けた日本人

展示内容は、

イギリス留学時代からの次郎氏愛用の高級品の数々から、

日曜大工で作った家具や、

カントリー・ジェントルマンとして休日に行っていた農作業の農具まで

また、白洲次郎を語る上では欠かすことの出来ない、

日本の戦後復興の影の立役者としての、

日本国憲法制定の交渉でアメリカ側に宛てた手紙(ジープウェイレター)など、

貴重な資料の数々、

そして、妻で随筆家の正子さんが審美眼で集めた美術品や骨董品の数々、

二人が過ごした旧白洲邸「武相荘(ぶあいそう)」の内部も一部再現され、

使用されていた家具などが展示されており、

展示会の最後を飾るのは、

やはり、次郎氏の「葬式無用、戒名不用」の

たった二行だけの実にシンプルな遺言書でした。

尊敬する人物の愛用品を目の当たりにして、

感動するやら圧倒されるやら興奮するやらで、

とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。


展覧会につき物のグッズコーナーでは、

次郎氏の文字がプリントされたTシャツや、

正子さん愛用の食器(復刻版かな)や、

美術品のポストカードも販売されておりました。

2月9日まで行われておりますので、

近畿地方にお住まいの白洲ファンの方は、

行ってみてはいかがでしょうか。










2009年01月28日(水) 星を食べる

楽しい音楽と和み系映像のご紹介です。

たま の歌をイメージして誰かが作ったアニメーションが、

ニコニコ動画にいくつかアップされていました。

たまの楽曲の完成度の高さは当然のことながら、

アニメもクオリティが高く、

どれも『みんなのうた』で流れても、

おかしくないぐらいの作品です。

ちょっと感動してしまったのでご紹介しました。













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2009年01月27日(火) やたら取材されたがる金正男

金正男氏が現れ、金総書記は「元気だ」と英語で語る

金正日総書記の長男・正男氏とみられる男性が、27日午後に北京国際空港に現れました。
男性は、金総書記について質問されると「元気です」と淡々と答えました。

 金正男氏とみられる男性:「(Q.お父さんの健康状態は)新聞を見ませんでしたか?
(総書記は)元気だと書いてあるでしょう」
「(Q.後継者問題に興味は)その問題には興味はない」
 正男氏とみられる男性は日本時間の午後3時過ぎ、
北京国際空港の第3ターミナルに1人で現れました。
黒の帽子、白のニットのセーターにサングラス姿。
朝鮮語の質問にはほとんど答えませんでしたが、英語の質問には淡々と答えていました。
男性は、待っていた若い女性からパスポートとみられる緑色の書類と
搭乗券を受けとると、女性とともに搭乗口に消えました。
マカオ行きの飛行機に乗ったとみられます。

(ANNニュース 2009/01/27 16:53)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

前々から疑問に感じていましたが、

空港で取材するチャンスは何度となく訪れているのに、

なぜ、日本の記者は誰一人として、金豚の長男に対して、

「横田めぐみさんなど拉致被害者のことを知っているか?」や、

「英語や日本語は拉致被害者から学んだのか?」など、

拉致被害者のことを聞いてみようとしないのでしょうか。

「知らない」と答えられるかもしれませんが、

聞いてみるべきではないかと思います。


あと、後継者問題とか金豚の病状を尋ねて、

それに対しての答えを聞き出しておきながら、

金正男氏“とみられる”男性と伝えるのもヘンだと思います。


のび〜〜。






2009年01月26日(月) 民主党の指す生活第一に、外交・防衛・安全保障は含まれないのか?

民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず (1/2ページ)
民主「海賊対策」視界不良 他の野党に配慮、方針打ち出せず (2/2ページ)

アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として海上自衛隊の護衛艦を派遣する
政府方針への民主党のスタンスが定まらない。
党内の意見集約ができていないことに加え、
政権交代時の連立相手と想定している社民党、
国民新党が自衛艦派遣に強く反対しているためだ。
安全保障論議は、かねてから民主党のアキレス腱(けん)と呼ばれてきたが、
海賊対策で、また一つその危うさが露呈した形だ。

 自民、公明両党が自衛隊法の海上警備行動による自衛艦のソマリア沖派遣を
正式了承したことを受け、麻生太郎首相は近く、浜田靖一防衛相に派遣準備を指示する。
防衛相は月内に海自に準備指示を出し、3月には護衛艦が派遣される見通しとなっている。

 これに対し、野党では共産党に加え、社民、国民新の両党が
「一義的には海上保安庁で対応すべきだ」などと反発している。

 23日には両党の幹事長が、民主党の鳩山由紀夫幹事長に
「反対」で共同歩調をとるよう求めた。鳩山氏は野党共闘を重視し、
「できる限り一致していけるように努力していきたい」と応じた。

だが、鳩山氏の言葉をそのまま実現するのは容易ではない。
民主党は保守系からリベラル派まで幅広い意見を抱えており、
公式見解をまとめようとしても意見調整が難しいからだ。

皮肉なことに、自衛艦派遣問題の発火点となったのは、
民主党議員の国会での質問だった。

 昨年10月17日の衆院テロ防止特別委員会で民主党の長島昭久氏は、
「海上保安庁の巡視艇がソマリア沖の海賊対策に当たるのは困難」との趣旨の
答弁を政府から引き出したうえで、「自衛隊艦艇のエスコート(護衛)は
海賊対策にかなり効果がある」と提案したのだ。

 首相は「こういったご提案をいただけるのは、ものすごくいいことだ」
と両手を挙げて歓迎した。

 ところが民主党内ではその後、海賊対策論議は遅々として進まず、
政府・与党の対応を遠くから眺めているだけの状況だ。

 長島氏のアイデアも党内議論にはならず、鳩山氏は23日の記者会見で
「なぜ海上保安庁じゃだめなのか、なぜ自衛隊なのかというところが、
判然としていない」と長島質問を否定するかのような姿勢もみせた。

 党内の幹部の一部は、海賊問題に関心すらない。

 昨年中のソマリア沖の海賊事件は100件を超え、23人の乗組員が乗った
日本郵船の大型原油タンカー「高山」が小型不審船から発砲を受け被弾した
事件も含め日本関係船舶関連では3件の海賊事件があった。

 ところが、民主党の平田健二参院幹事長は20日の記者会見で
こんな驚くべき発言をしてみせた。

 「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。
ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」

 同党の安全保障政策の不安な一面を、浮き彫りにしているといえそうだ。

(産経新聞 2009.1.25 20:16)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

>「海賊というのは漫画で見たことはあるが、イメージがわかない。
>ソマリア沖で、日本の船舶が海賊から襲撃を受けて被害を受けたということがあったのか」


確かに「海賊」と聞くと、

映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』みたいなのを思い浮かべますが、

あれは昔の海賊の姿であって、

今は、テロリスト同様に兵器で武装した集団ですから、

マンガや映画のイメージとかけ離れています。

まあ、イメージの問題はともかくとして、

ソマリア沖の海賊から船舶を護衛するために海自をと、

民主党の長島議員や麻生首相が主張し議論が活発になったとき、

新聞やニュースでは、海賊に対しての現状を解説していたのですが、

民主党の平田議員は、

新聞を読んだり、ニュースを見たりしてないんでしょうか。

(ただ単に、安全保障に関しての話題には興味がないのかもしれませんが。)

少なくともこのような意見が出てくる民主党は、

「党内の意見集約」よりも先に、

「海賊問題」の勉強会を実施するべきではないでしょうか。

それにしても、民主党は、保守からお花畑左翼まで党内の考え方がバラバラで、

外交・安全保障・防衛の立つ位置がハッキリとしませんが、

国益というのは、経済の他にも、

外交・安全保障・防衛も含まれています。

民主党は次の選挙によって政権をとるのでしょうが、

海賊対策ですら党内の意見がまとまらないのでは、

政権獲得後に、外交・安全保障・防衛をどのように取り組むのか、

一抹の不安を感じます。

これまでの自民党政権でも、

外交・安全保障・防衛に関しては大丈夫なのかと感ずることが多いだけに、

民主党政権下で、それ以下にならないことを願うばかりです。







2009年01月25日(日) 何だかんだで朝青龍が居ないと盛り上がらない

<大相撲初場所>「私は帰ってきた」朝青、崖っぷちから栄冠

初場所が始まる前は、

引退してもらったほうが、

しばらくの間はワイドショーなどが盛り上がりそうなので、

初っ端から連敗して引退するだろうとか、

様々なことを言っていましたが、

そもそも、連敗しようが、怪我をしようが、

最終的に引退を決めるのは本人であって、

周り(特にマスメディアやコメンテーターなど)が決めるものではありません。

それでも引退することを願うような報道が続き、

挙句には、3連勝後も「実は、まだ危ない朝青龍」と、

悪あがきのように伝えていた番組もあり、

朝青龍が好きではない私でも、

さすがに、あれには同情しました。

そして蓋を開けてみれば、

予想を覆す連勝街道をばく進し、

連勝が7、8と増えていくと、

辞めろ、辞めろの大合唱だったのが、

手のひらを返したかのように、

応援するような内容が多くなり、

節操のなさに呆れてしまいました。



背伸びの後は、後ろ足ピーン。






2009年01月24日(土) かもすぞ〜

極少数の方々に好評のトーイくん動画最新作です。

今回から、デジカメで撮影しているので、

ケータイと違って15秒以上アップできました(笑)

これからは、ちょいと長めの動画もアップします。


かもすトーイくん


『もやしもん』DVD第一巻初回限定版の
押せば喋るA.オリゼーのぬいぐるみを
トーイくんが、かもしまくります。

関連リンク:
Youtubeトーイくん動画集




背伸びのび〜〜〜〜〜〜〜






2009年01月23日(金) DVD『大決戦!超ウルトラ8兄弟』

昨年の秋に公開された『大決戦!超ウルトラ8兄弟』が、

DVDとなって本日発売となりました。


ということで、初回限定生産版をゲットしました。

これで、いつでも萌え怪獣のキングゲスラたんと会えます(笑)

トーイくんも映画の面白さに釘付けです。

限定版は、メイキング映像・舞台挨拶映像・3D映像が収録された特典ディスク、

絵コンテ集、レプリカ台本、3D映像が楽しめるメガネが付いています。

今回は、円谷作品史上初のブルーレイでも発売されていて、

映像の美しさでブルーレイを選びたかったのですが、

特典もないDVD通常版と同じ仕様だったので、

限定版を買いました。

作品は映画館で観たとき同様に燃えますね。

そして、同じところで目頭が熱くなります。

とくにラストなど賛否両論があった作品ですが、

やっぱり素晴らしいです。

ありがとうウルトラマン!って感じです。

そして、映画以外に感動で身震いしたのがレプリカ台本の巻末に

サプライズで収められていた初期プロットです。

『ウルトラマンメビウス』のテレビ版や前作の映画で出演叶わなかった

東光太郎(タロウ)の篠田三郎さんが主役の作品で、

ウルトラ兄弟や父、母などM78戦士がほぼ登場し、

昭和ウルトラマンの人間体が揃い踏みという、

メビウスでやり残したことを全部盛り込んでみましたというぐらい贅沢な内容です。

残念なことに予算やスケジュールで実現には至りませんでしたが、

逆に、このプロットが作品となって実現しなかったことにより、

昭和ウルトラ4兄弟と平成ウルトラマン4人の共演という

もう一つの夢のような展開の『超ウルトラ8兄弟』が実現したのです。

また、この初期プロットがそのまま封印とはならず、

こうやって収録されたことによって、

ウルトラマン好きな人がそれぞれに空想の世界で、

それこそ好きなように映像化したウルトラマンが楽しめるのではないでしょうか。

いつか、初期プロットのような、

昭和ウルトラマン人間体が揃い踏みする豪華なウルトラマンが、

空想ではなく本物の映画作品として誕生する日を願っています。












2009年01月22日(木) 日本の民主党は成長していない。

民主・石井氏らに批判殺到 首相への「漢字テスト」

20日の参院予算委員会の質問で、民主党の石井一副代表が麻生太郎首相に
「漢字テスト」をした直後から、石井氏や同党本部に苦情が相次いだ。

 関係者によると、21日までに電話や電子メールで寄せられた声は
「経済が大変なときに税金を使って何をやっている」
「何の目的があるのか」といった批判的な内容が大半。
民主党支持者と名乗る人からは「そんなことで政権がとれるか」と
厳しい注文がつけられたという。

 民主党本部はこの件については「答えられない」としているが、
中堅議員は「失敗。党のイメージが悪くなる」と渋い表情だ。

インターネットでも、ニュースブログサイトの「イザ!」では21日現在、
このニュースに129件の意見が寄せられた。
「国会でまともなことを話しなさい」
「国会をバラエティー番組にしたのか」などでの内容で、
「2ちゃんねる」にも同様の書き込みがあった。

 石井氏は20日の参院予算委で、首相が月刊誌に寄せた手記中から
12の漢字・熟語を抜き出し「あなたの漢字力からして、
誰かが書いたと思わざるを得ない」などと指摘した。

(産経新聞 2009.1.21 23:02)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

抗議や批判が来るのは当然だと思います。

民主党の情けない(アホな)ところは、

党内の議員から、

「そんなの予算委員会でやることじゃない」とか、

「この作戦はやめましょう」と止める人が誰一人として存在せず、

パネルまで作って上手く行くと思いこんでいる良識のなさかげんです。

1月始めに自殺した元民主党議員の永田氏の

偽メール問題の頃から、ちっとも成長していません。

想像力がなく短絡的な行動と成長のなさが、

政権をとった後に致命傷になるのではないでしょうか。

だいたい、石井議員は公明党だけ追及していればいいのです。

20日の予算委員会でも漢字テストネタ以外に、

このようなやり取りをしているのですから、

参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php
2009年1月20日予算委員会
石井一
2時間36分〜

> 最後に、公明党におもねるべきではないと指摘し、矢野元公明党委員長、原田創価学会会長、
>池田名誉会長を参考人として招致し、政治と宗教の集中審議を行うよう要求した。


そもそも、民主党は昨年から、

何度も、「解散総選挙しなければ矢野元公明党委員長らの参考人招致をするぞ」

と自民党に迫っていたのですから、

解散なき今、有言実行で、さっさと参考人招致をすればいいのです。

まったく、どこに気兼ねしているのでしょうか。






2009年01月21日(水) オバマ大統領

全米が熱狂と緊迫…首都に200万人「歴史この目で」



国民が選んだ大統領とはいえ、

まだ何も成し遂げてはいないというのに、

このフィーバーぶりは、まるで救世主が現れたかのようであります。

それだけオバマ氏に対する期待が大きいのですが、

この期待に応えるのは容易ではなく、

この期待の大きさが、

返ってオバマ氏に負担となったり、

潰す原因にも繋がり兼ねないので、

難題の多く残された国の舵取りを任されたオバマ氏の今後は、

かなり大変だろうと思います。

神戸新聞 オバマ米大統領の就任演説全文【和訳】

全文を載せると、とてつもなく長くなるので、

興味のある方はリンク先を見てください。

注目されたオバマ氏の大統領就任演説は、

やはり世界からも注目を集めているだけに、

世界に向けた演説という比率が高い感じがしました。

また、厳しい現状認識と自己批判を盛り込むところもさすがです。

それにしても、オバマ氏は演説が上手いですね。

オバマ氏の演説のすべてはニューヨークタイムズによると、

3人のスピーチライターが手がけているそうです。

Jon Favreau氏 (27歳) をチーフとする3人組で、

残りのメンバーがAdam Frankel氏(26歳)とBen Rhodes氏(30歳)です。

全員が20代後半から30代前半という若さです。

だからこそなのでしょうか、オバマ氏の語る演説は、

厳しい現状に対して、それを克服しようとする

若さに満ち溢れた勢いのあるスピーチとなっており、

しかも、分かりやすい言葉で語られているので、

心に響きやすいのではないでしょうか。

まあ、勇ましいことや願望はいくらでも語ることが出来ます。

あとは、今日の演説が有言実行できるかどうかです。

それこそが、オバマ氏が国民の大きな期待に応える全てなのですから。







2009年01月20日(火) 国政の場で漢字クイズ

麻生首相を「漢字」で挑発 民主の石井副代表

麻生太郎首相の漢字の使用、読み方をめぐり、20日の参院予算委員会で、
民主党の石井一副代表が首相にかみつく一幕があった。

・石井氏の出した漢字12問はこちら

1)就中 2)唯々諾々 3)揶揄 4)畢竟 
5)叱咤激励 6)中興の祖  7)窶し 8)朝令暮改 
9)愚弄 10)合従連衡 11)乾坤一擲 12)面目躍如

 石井氏は、月刊誌「文芸春秋」の昨年11月号に掲載された首相の手記で使われた
「就中(なかんずく)」など12個の漢字を並べたボードを用意し、
「相当高度な漢字だ。これを隠して、どれだけ読めるかやってみたかったが、
先に渡してあるから今なら読めるだろう」と首相を挑発した。

 これに対し、首相は「多分、みなさんが読みにくいのは
『窶し(やつし)』ぐらいではないか。
後の漢字は普通、みなさん読める」と答えたが、
さらに石井氏は「もしそうなら、なぜ未曾有を「みぞうゆう」、
踏襲を『ふしゅう』と言うんだ。おかしい。強弁だ」と反論した。

(産経新聞 1月20日14時47分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

質問の時間全てを費やしてクイズをやっていたわけではないのだけれども、

これが  予 算 委 員 会  でやるべきぐらい、

国民の生活に直結するような重要なことなのですか?

昨年の麻生首相にカップラーメンの値段を問うたときもそうでしたが。

メディアにしても、

報道するべきぐらい国民の生活に直結するような重要な内容なんですか?と。


オバマ新大統領を迎え、与野党の垣根を越え、

国家の危機に対応しようとしているアメリカを見ていると、

日本の政治やメディアが幼稚すぎて泣けてきます。

あ、この幼稚さは、わたしも含めた日本人の国民性による結果なのでしょうか…。











2009年01月19日(月) なぜか盛り上がらない西松建設の裏金献金

裏金疑惑の西松建設 関連政治団体/政界に4億2000万円 森・二階・小沢氏ら

(一部抜粋)
準大手ゼネコン「西松建設」(本社・東京都港区)の
関係者が設立した政治団体が十年以上にわたって、
政界に四億円を超すカネをばらまいていたことが二十日、
本紙の調べで明らかになりました。
同社元幹部が海外事業でねん出した多額の裏金の一部を横領したとして
業務上横領罪で九日に起訴されましたが、捜査の行方も注目されます。

これによると、自民党は、二階俊博経済産業相が率いる
「二階グループ」に四百六十六万円、二階氏に二十万円、
藤井孝男元運輸相三百六十万円、森喜朗元首相、
尾身幸次元財務相に各二百万円、林幹雄前国家公安委員長百万円など。

 民主党も、小沢一郎代表一千万円、同党岩手県連三百万円。

 このように幅広く、政界にばらまいた原資は、
年間三千万―八千二百万円におよぶ会費と、
「新世紀政経懇談会」という名目で年三回開催した政治資金集めのパーティーです。

 しかし、会費を払った会員数が、千四百十人という年(九六年)もあれば、
十三人しかいない年(〇六年)があるなど、不自然さも。
毎年六百万円前後の収入があったとしている
パーティー券も誰が購入したかは、いっさい不明です。

 西松建設の裏金が問題になっているだけに、
この政治団体の不明朗な資金の流れも解明が求められています。

(しんぶん赤旗 2008年12月21日日)


東京新聞 12月30日 西松建設 社員の寄付装い献金? 亀井静氏後援会へ

読売新聞 西松建設の資金に複数ルート、タイ受注工作や献金か

西松建設:裏金を違法献金の疑い 東京地検が幹部ら聴取

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が海外から無届けで持ち込んだ裏金の一部を、
OBが代表を務める政治団体を通じて複数の国会議員に献金していたことが、
同社関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、政治団体を隠れみのに、
政治資金規正法で禁止されている企業献金をしていたとみており、
同法違反と外為法違反の両容疑で、幹部ら関係者の一斉聴取を始めた。
不透明な資金の解明を進める方針。

 同社関係者によると、営業担当幹部が95年、
退職して政治団体「新政治問題研究会」を設立。解散する06年末までに、
毎年総額1300万〜7500万円を、自民党の二階俊博経済産業相や
民主党の小沢一郎代表など与野党幹部の資金管理団体などに献金した。

 裏金は同社が東南アジアで建設工事を受注した際に経費を実際より
高く見せかける経理処理などで捻出(ねんしゅつ)。
幹部の指示で、海外事業部副部長だった
高原和彦被告(63)=業務上横領罪で起訴=らが
税関に無届けのまま国内に持ち込んだとされる。
海外での裏金作りは少なくとも十数年前に始まり、
総額は10億円以上になるといい、
一部は政治献金の原資になったとみられる。

(毎日新聞 2009年1月14日 2時30分)


違法献金、現社長が発案・指示…西松建設幹部が供述

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、
OBを代表にした二つの政治団体を使い、国会議員らへの企業献金を続けていた問題で、
複数の同社幹部が東京地検特捜部の事情聴取に対し、
こうした献金システムを発案し、政治団体の設立の検討を指示したのは、
同社の国沢幹雄社長(70)だったと供述していることが、
同社関係者などの話でわかった。

 両団体の会費は実質的に同社が負担しており、
他人名義での献金や政党以外への企業献金を原則禁止した
政治資金規正法に違反する疑いがある。
こうした工作に同社のトップが関与していた疑いが強まった。


両団体名義で行われた国会議員などへの献金や
パーティー券購入などの総額は計約4億7800万円。
2004年〜06年には、民主党の小沢代表の資金管理団体に1400万円、
自民党の森喜朗元首相の資金管理団体に300万円をそれぞれ献金していた。

(読売新聞 2009年1月16日03時07分)


西松建設子会社が政界工作の窓口? 資金提供、裏金流出も (1/2ページ)
西松建設子会社が政界工作の窓口? 資金提供、裏金流出も (2/2ページ)

準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の外為法違反事件で、
東京地検特捜部に元社長の宇都宮敬容疑者(67)が逮捕された
子会社「松栄不動産」(同)が、西松の政界への資金提供の窓口だった
疑いのあることが16日、分かった。
松栄は民主党の小沢一郎代表が党首を務めた旧自由党の政治資金団体などに献金。
西松が小沢氏ら国会議員8人の資金管理団体に事実上の企業献金を
行った際のダミーだった政治団体の代表は、松栄の監査役を兼務していた。
特捜部は松栄を通じて裏金も政界に流れていた可能性があるとみている。

一方、西松はOBに2つの政治団体をつくらせ、与野党の国会議員側などに
約4億8000万円の脱法的な政治献金をしていた。
16〜18年の間、最も献金額が多かったのは小沢氏だった。
松栄の監査役を務めていたのは、このうちの一つ「新政治問題研究会」の代表者で、
代表者は西松の土木営業本部営業管理部長などを歴任、
退職して7年に同団体設立と同時に代表者となっていた。
特捜部は同団体と松栄は一体で、松栄が政界工作の窓口だったとみており、
「表」の献金以外に、裏金が政界に流れていなかったか注目している。

 また、宇都宮容疑者は、特捜部が西松本社を捜索した昨年6月、
松栄を退社しており、特捜部はその経緯にも関心を寄せている。

(産経新聞 2009.1.16 23:22)


「西松」幹部にパー券購入依頼、政治家「隠れみの」認識か

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が二つの政治団体を使って
企業献金をしていた問題で、政治家側から政治資金パーティー券を購入する際、
本社や支店の幹部らが窓口になっていたことが分かった。

 政治家側はパーティー券に番号をつけて管理しているケースが多く、
後で政治団体から購入代金が振り込まれても、
同社への販売分だと分かる仕組みになっていたという。
政治家側も西松建設が政治団体を隠れみのにしていたことを認識していた可能性が出てきた。
(以下省略)



(読売新聞 1月18日4時0分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------



去年末に、しんぶん赤旗が報じた西松建設の裏金が、

自民や民主などの大物政治家に献金されているのではという疑惑。

新聞では、赤旗に続けとばかりに、

続報として新たな疑惑などが次々に報道されています。

しかし、一番注目しそうなテレビのニュースでは、

まったくと言ってもいいほどに報道されません。

企業から政治家への献金は違法ではありませんが、

西松建設は、なぜ法を侵してまで献金しなければならないのか。

ただの献金であるわけがないと思うのが普通の感覚ではないでしょうか。

そんなことで、

とくにTBSやテレビ朝日は自民党が大嫌いなのですから、

ニュースやワイドショーなどで、

森喜朗元首相や、

今の麻生内閣の閣僚である二階俊博経済産業相が絡んでいる

裏金献金疑惑を徹底的に追及すれば、

鴻池氏の女性スキャンダルなんかよりも、

麻生政権潰しに利用できて、

念願の民主党政権の誕生に近づけるかもしれないというのに、

ところが、ほとんどダンマリを決め込んでいます。

やはり、この話題に触れれば、

一番、献金を貰っている額の多い

民主党の小沢代表についても報じなきゃいけなくなるからでしょうか(笑)

そういや、こんなに大事件ならば民主党は

必ず「証人喚問」の大合唱になりますが、

それすらないのも滑稽ですね。







2009年01月18日(日) 新作動画です。


2階まで運ぶトーイくん


今回は、前回と違って成功です。


前回。









2009年01月17日(土) 震災は、形を変え被災者を苦しめようとしている。

6434人が犠牲となられた阪神淡路大震災の発生から、

14年目を迎えました。

毎年のように、この日は午前5時ごろに目が覚めて、

それから、あの時のことがフラッシュバックしたりしながら5時46分を迎えます。

あの瞬間、被災した人全てに人生の物語があって、

その物語が途絶えてしまった人と、

物語が継続している人とに分かれました。

1月17日は、いつも気が重いまま朝を迎えるわけですが、

被災者の心にいろいろなものを残しながらも、

神戸の街は目まぐるしい早さで復興し、

他府県から引っ越してきた地震を体験していない人々が増え、

震災を知らない世代が生まれ、

震災など無かったかのように目まぐるしく変わってしまいましたが、

震災により、肉親を亡くした方々の心の傷が癒えることはありません。

そして、10年以上が経過した今、

肉親を亡くした人々以外にも、

新たに被災者を苦しめるであろうことがジワジワと忍び寄ってきています。

それは、アスベスト被害です。

震災からの復興のために、

まず多くの半壊、全壊した建物が解体されました。

その時に、空気中に大量に飛散した粉塵のアスベストが、

神戸在住の被災者や、

人手不足のために全国から応援に駆けつけた

解体業者などの復興の手助けに手を差し伸べた人々の

肺を痛めつけようとしています。

吹き付けアスベストは、原則的に1975年に禁止されていますが、

他の建材の吹き付けに混ぜたりして使われ続けていました。

日本は青石綿と茶石綿の使用禁止が95年に、

04年10月に白石綿も含めた原則禁止なりました。

全面禁止は、それから4年後の08年、昨年のことです。

震災の起きた95年以前は、

アスベストの使用が禁止されていませんでしたので、

多くの建物にアスベストを使った素材が利用されてました。

アスベストが体に与える影響が頻繁に報道されたのは、

わずか4年前だったので、

震災当時は、アスベストのことなど、

多くの人は気にすることもなく生活していました。

そんな中で、とくに、解体作業にあたられた作業員の皆さんは、

アスベストを吸った量がもっとも多く、

今後、悪性中皮腫などの発病被害が深刻化するだろうと予測されています。

しかし、そういった作業員のみならず、

やはり、神戸で生活している被災者への

健康被害も深刻化するのではないでしょうか。

当時、多くの人はマスクを着けて、

解体作業が進む場所の近くを歩き、

会社や学校へ通ったり、日常生活を送っていましたが、

アスベストは軽く尚且つ腐敗もせず、服や何かに付着するか、

吸い込まれるまでは空気中を永遠にただようそうですから、

風に乗って遠くから運ばれたアスベストを、

まったく別の場所で知らずに吸ってる可能性はあります。

アスベストは、ミクロの時限爆弾と言われるほど、

体に害を及ぼす影響を与えるのは約10年〜20年後と遅いこともあり、

まさに、これから先、

震災によるアスベスト被害が、

被災者にも多く発症するのではないかと懸念されています。

震災から、14年が経過して、

神戸は復興しましたが、

これから先も、

違った形で被災者を苦しめることになることを、

とても危惧しています。


参考ソース:すべて産経新聞より
「危険性知って」震災アスベスト被害のパンフ販売
【新たな危機】忍び寄る震災アスベスト禍(上)「中皮腫、なぜ私が」 (1/2ページ)
【新たな危機】忍び寄る震災アスベスト禍(上)「中皮腫、なぜ私が」 (2/2ページ)
【新たな危機】(中)忍び寄る震災アスベスト あまりに無防備 (1/2ページ)
【新たな危機】(中)忍び寄る震災アスベスト あまりに無防備 (2/2ページ)
【新たな危機】忍び寄る震災アスベスト禍(下)明日の被害なくすため (1/2ページ)
【新たな危機】忍び寄る震災アスベスト禍(下)明日の被害なくすため (2/2ページ)







2009年01月16日(金) 韓国国会、日本に対馬返還要求

韓国領土決議案 国会小委に付託

韓国国会の外交通商統一委員会が、
対馬を韓国領とするための「対馬の大韓民国領土確認及び返還要求決議案」
を同委小委員会に付託していたことが14日、分かった。
外務省が「日本の領土を守るため行動する議員連盟」総会で明らかにした。

 同決議案は昨年7月、韓国国会の与野党議員50人が提出、
翌8月に同委員会に付託されていた。
同省によると、決議案が小委員会に付託されたのは昨年12月10日で、
韓国の外交通商相は「対馬に対する領有権主張は適切でない」と明言しているが、
審議はまだ、始まっていないという。

(産経新聞 1月15日8時0分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

韓国政府見解では、

対馬は日本領と認めていたはずなので、

この決議案は、さすがに通らないと思いますが、

いつも予想の斜め上をいく国だから、

今後、どう変わるかは分かりませんね…。


アニメ「ヘタリア」に怒っている韓国ネチズンがいる?

韓国メディアの報道などによると、
1月25日からCSで放送されるアニメ「ヘタリア Axis Powers」について、
「韓国が侮辱されている」などと韓国の「ネチズン」(ネットユーザー)の一部が怒り、
ブログなどで日本でのアニメ放映中止を訴えているという。

 ヘタリアは、イタリアやドイツ、日本、韓国など各国の擬人化キャラが
登場する4コマ漫画が原作で、それぞれの国民性や歴史を反映した
キャラ設定になっているのが特徴。
作者の日丸屋秀和さんがWebサイトで公開し、
25日からCSの「キッズステーション」でアニメ放送される。

 韓国は「明るく元気でゴーイングマイウェイ、
米国に弱く中国を兄と慕い、日本が嫌い。
ことあるごとに韓国起源説を主張する」という設定だ。
報道によると、韓国のネチズンはこういった設定が
韓国を侮辱しているととらえているほか、
ほかの国の描写についても「戦犯国を美化している」などと主張し、
放送中止を求めてWeb上で署名活動などを行っているようだ。

(ITmediaニュース 1月13日16時59分)



「侮辱だ」韓国ネット、アニメ「ヘタリア」放映中止求める

キッズステーションによると、アニメは1回5分間で、週1回の放送を予定。
同社は「韓国での批判は知らなかった。
ただ、アニメ版には韓国キャラクターは登場しない」としている。

(読売新聞 2009年1月13日15時01分)


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>韓国は「明るく元気でゴーイングマイウェイ、
>米国に弱く中国を兄と慕い、日本が嫌い。
>ことあるごとに韓国起源説を主張する」という設定だ。

>韓国のネチズンはこういった設定が韓国を侮辱している

このマンガは読んだことはありませんが、

きっと、多くの韓国ウォッチャーからしても、

この設定は、なんら間違ってないと思うけどなぁ。

で、抗議を受けたキッズステーションの対応は…

<ヘタリア>テレビアニメ放送中止へ キッズステーション

国家レベルでのネチネチした圧力(笑)で来られれば、

(韓国メディアの報道によると、韓国の国会でも問題視しているとか。)

小さなローカル局では抵抗のしようがないから、

放送中止せざるを得なかったんでしょうね。

ところで、このアニメ版には、韓国は登場しないというのに、

韓国人の抗議によって放送が中止になったというのは、

海外のアニメオタクもビックリではないでしょうか。










2009年01月15日(木) 韓国政府の在韓米軍への慰安婦提供問題

「韓国」は在韓米軍に「慰安婦」を提供していた!<週刊新潮 1/22号 記事> 

これまで韓国は、旧日本軍が慰安婦を強制的に連行していたと決めつけ、
日本に謝罪を要求し続けてきた。
しかも、平成5年8月、時の官房長官、河野洋平氏が
それを公式に認めるという誤った「河野談話」を発表したため、
日本政府が今もその呪縛から逃れられずにいることもご存じの通りだ。

「談話に繋がる根拠とされ、朝日新聞が大々的に持ち上げたのが、
吉田清治の著書『私の戦争犯罪――朝鮮人強制連行』でした。
しかし、あの本は小説。私が現地調査をした上で、
吉田に “あれは嘘だろう”と詰め寄ったら、本人も認めていましたから。
結局、朝日新聞を始め、あの本を政治的に利用した人たちがいたわけです」
(現代史家の泰郁彦氏)

ちなみに、その朝日新聞は『ニューヨーク・タイムズ』紙と提携しており、
同紙の記事を独占的に紹介することも多い。
が、何故か今回の“スクープ記事”は一行も紹介することなく、
完全に黙殺している。
(記事本文より抜粋。全文は誌面をご覧下さい)


韓国人元慰安婦、韓国政府と米軍を告発 NYタイムズ紙

米ニューヨークタイムズ(電子版)は8日、韓国の元慰安婦のグループが、
1960年代から80年代にわたって米兵との性的行為を強制されたとして、
当時の政府指導者に謝罪と賠償を求めて告発したと報じた。
このグループは組織的な慰安施設の設置に直接的に関与したとして、
米軍と韓国政府をあわせて告発した。

 同紙によると、元慰安婦のグループは朝鮮戦争後、
韓国に駐留していた米軍の基地近くにあった慰安施設で
米兵を相手にした売春を強要されたと証言。
一帯では、米軍の憲兵隊と韓国当局者が施設を見回り、
番号札を使って性病に感染したとみられる慰安婦を排除しており、
性病が疑われた女性は警察当局が、窓に鉄格子がはまった
「モンキーハウス」と呼ばれる施設に収容し、
快復するまで治療が施された、と証言している。

 同紙は、韓国の専門家が、当時の韓国政府は米軍の撤退を恐れており、
それを防ぐために手段を選ばなかったと指摘しているとし
「慰安施設には韓国政府と米軍の積極的な関与があった」
とする別の専門家の談話を伝えた。

(産経新聞 1月8日15時57分)


NYタイムズ記事
写真

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もし、このことを朝日に問いただしても、

「どれを報道するかはこちらの自由です。」と、

報道の“自由”を振りかざすかもしれませんね(笑)








2009年01月14日(水) 麻生内閣は霞ヶ関守旧派の代弁者

「麻生内閣は霞ヶ関守旧派の代弁者」 渡辺元行革担当相・離党声明の全文 (1/3ページ)
「麻生内閣は霞ヶ関守旧派の代弁者」 渡辺元行革担当相・離党声明の全文 (2/3ページ)
「麻生内閣は霞ヶ関守旧派の代弁者」 渡辺元行革担当相・離党声明の全文 (3/3ページ)

>「麻生内閣は霞ヶ関守旧派の代弁者」

どちらかと言えば、

麻生内閣と言うよりも、

自民党というのは官僚が癒着して成長してきたような政党で、

本来の自民党というのは「霞ヶ関守旧派の代弁者」みたいなものでした。

それが、ようやく安倍政権時代に

公務員改革(官僚の呪縛からの打破)を行おうとしたのだけど、

さまざまな抵抗にあって安倍政権は潰れてしまって、

元の自民党に戻ってしまっただけのこと。

まあ、民主党が本当に公務員改革が出来るかどうかは未知数ですが、

少なくとも麻生内閣や今の自民党では、

公務員改革はできないのは証明されただけでも、

渡辺氏の行動は評価に値するかも。






2009年01月12日(月) ボロボロの麻生内閣

内閣不支持7割超、給付金に反対78%…読売世論調査

読売新聞社が9〜11日に実施した全国世論調査(電話方式)によると、
麻生内閣の支持率は昨年12月の前回調査から0・5ポイント減の
20・4%、不支持率は5・6ポイント増の72・3%となった。

 麻生首相と民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかとの質問でも、
小沢氏が39%と前回の36%から増やしたのに対し、
麻生首相は27%で29%から減らした。

 首相に向けられる有権者の視線は厳しさを増しており、
麻生内閣はさらに困難な政権運営を強いられることになりそうだ。

 今回、麻生内閣の支持率は2割台になんとか踏みとどまったものの、
内閣の不支持率が7割を超す高水準に突入したのは、森内閣以来だ。

 「麻生離れ」の大きな要因は、
経済危機への対応を始めとする内閣の政策に有権者が不満を募らせているためと見られる。
内閣を支持する理由では「政策に期待できる」が20%(前回24%)に減り、
支持しない理由で「政策に期待できない」が36%(同32%)に
増えたことにそれが読み取れる。

 麻生内閣が08年度第2次補正予算案の目玉としている総額2兆円の
定額給付金についても、「支給を取りやめて、雇用や社会保障など、
ほかの目的に使うべきだ」との意見に賛成と答えた人は78%に達し、
支給撤回に反対する意見は17%に過ぎなかった。

 次の衆院比例選でどの政党に投票するかでは、民主39%(前回40%)、
自民24%(同24%)などとなり、民主党が自民党を圧倒している。
ただ、政党支持率は自民29・3%(同27・2%)、
民主26・2%(同28・2%)だった。

 選挙後の望ましい政権は、「政界再編による新しい枠組み」が38%(同33%)
と全体の4割近くに増え、「自民と民主による大連立」24%(同25%)が続いた。
「民主中心」は22%、「自民中心」は12%だった。

(読売新聞 1月11日21時59分)


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読売新聞以外にも、どこのメディアの世論調査でも、

麻生内閣の不支持は7割〜8割に達しています。

あの森内閣でさえ、不支持率が7割を超えるまで8か月を要したのに、

麻生内閣は発足4か月足らずで到達しているのですから、

これまでに類を見ない異例の速さでの下落ぶりです。


「定額給付金」に関しては、

2兆円もの支給を取りやめて、

雇用や社会保障の目的に使ったほうが、

めぐり巡って自分のためになると感じている人が多い証拠なのではないでしょうか。

ただ、支給を取りやめたとしても、

同じ額がキチンと雇用や社会保障のために利用されるかどうかは、

あまり期待できそうにもありませんが。

このまま定額給付金を支給しても非難されますが、

思い切って国民の声を聴いて支給を取りやめるという

選択肢もあるのではないでしょうか。

国民の反対の声を聞き入れ、

支給を取りやめても、

それはそれでメディアや野党から非難されるんでしょうね。

どちらにせよ非難されるとは思いますが。






2009年01月11日(日) 原寸大!

『原寸大漫画館 水木しげる』を買いました。

何が原寸大かというと、マンガ原稿サイズと同じというだけなんですが。




収録作品は『墓場の鬼太郎』から「妖怪大戦争」「水虎」

『ゲゲゲの鬼太郎』から「朝鮮魔法」

『悪魔くん』から「まぼろしの館」

『河童の三平』から「屁道」が掲載され、

巻末に水木先生のインタビューも掲載されています。



モノクロの原稿をカラー印刷したみたいにして、

原稿用紙に予め印刷されている薄い水色の枠線と水木プロのロゴや、

ベタ塗りやホワイト(修正)後や写植の貼り付けなどが分かるぐらいに、

本物の原稿を忠実に再現した印刷になっているのかと思っていただけに、

いざ、買って、

ワクワクしながら中を見たら、

原稿サイズと同じということだけで、

ちょっと拍子抜けしました。

でも、印刷は綺麗ですし、

水木マンガ独特のモノクロなのに迫力ある絵が、

原寸大なので、よりリアルに視覚に伝わってきます。

まあ、コレクターズアイテムでしょうか。








2009年01月10日(土) みんな教育テレビを見て大きくなった。

NHK教育テレビは、教養番組なら、

民放と違って、うるさい演出など無く、

ゆったりとした気持ちで見ていられるのと、

『ピタゴラスイッチ』や『クインテット』などの子供向けの番組は、

子供向けながらも斬新で大人の鑑賞に堪える内容のものが多く、

今でも、見る機会の多いチャンネルです。

さて、今日、1月10日は、

NHK教育テレビが誕生した日なのだそうです。

で、今年で50周年。

そこで、今年は50周年記念番組がいくつも放送されるということで、

今週も、連日、午後8時から『できるかな』や

『たんけん ぼくのまち』など懐かしの教育番組や、

ドキュメンタリーなど教養番組を振りかえる番組が放送されたりと、

懐かしく興味深く拝見しています。

記念すべき教育テレビ誕生日の今日は、午後の3時から、

『あつまれ!キッズソング50 〜スプー・ワンワン 宇宙の旅〜』という番組がありました。

歴代のうたのお兄さんお姉さんや、ノッポさん、

ゴン太、じゃじゃ丸、ピッコロ、ポロリ、はに丸、タップ

スプー、ワンワン、どーも君などの着ぐるみも勢ぞろい。

な、な、なんと、サプライズゲストで、

フジテレビの児童向け番組で長年に渡り活躍している

ガチャピンとムックが出演しました。

そういえば、今年の3月下旬から、

NHKとフジテレビは提携して共同で番組を作るそうなので、

それにより、ガチャピンとムックが登場して、

NHK教育の歴代キャラと共演できたのかもしれませんね。

番組の内容は、教育テレビ50年の歴史のなかで、

『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』で生まれたり、

紹介された童謡などキッズソングをドラマ仕立てで紹介する番組でした。

懐かしの映像や、子供の頃に慣れ親しんだ歌を

見聞きしている内に胸が熱くなりました。

教育番組にしろ、ヒーロー番組にしろ、

子供達に夢や楽しい気持ちを与え、

大人になっても、

子供心を思い起こして感動させることが出来る

素敵な番組を真剣に作ってきた、

すべての製作者たちに、

改めて尊敬の念と感謝の気持ちを抱きました。

ところで、今、NHKでは、

もう一度みたい教育テレビの番組を受け付けています。

ETV50 リクエストもう一度みたい教育テレビ

人形劇の『ヒゲよさらば』や『ピコピコポン』が見たいなぁ。












2009年01月09日(金) 小沢一郎の不祥事は報道されない不思議

陸山会売却のマンション、取得の建設会社が安く売却 小沢氏不動産問題

自民党の葉梨康弘衆院議員は8日午前の衆院予算委員会で、
民主党の小沢一郎代表の不動産問題について、小沢氏の資金管理団体である
「陸山会」が東京・赤坂のマンションの一室を平成19年秋ごろ、
建設会社に1300万円で売却し、
その建設会社が1180万円で売り出していたことを明らかにした。

 葉梨氏によると、この会社は17、18両年、
小沢氏が支部長を務める民主党岩手4区支部に100万円ずつ献金しているが、
19年には献金していないという。

 葉梨氏は建設会社がマンションを売却した際の差損分について
「プロの業者なら安く買って高く売るのが普通だ。
献金という意識があったかどうか分からないが、
この経緯を自ら明らかにされたい」と述べた。
政治資金規正法で禁止している、資金管理団体に対する
企業献金に実質的に当たる可能性もある−との考えを示した発言だ。

 また、葉梨氏は、陸山会がこのマンションの一室をコンサルタント会社に、
14年1月から5年9カ月間貸し出し、月額7万円、計483万円の家賃を受け取り、
その後、同額を会社側に返還したことを改めて指摘。
「贈与に当たる可能性がある」として、この件について小沢氏自ら説明するよう求めた。

 これに関連し、鳩山邦夫総務相は「資金管理団体が企業に便宜供与や
贈与することは政治資金規正法で想定していないが、言語道断だ」と語った。

(産経新聞 1月8日13時45分)


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小沢一郎氏の不動産錬金術は、

次から次へと悪どいやり口を考えつくもんだと感心するように、

この手の話題に事欠きません。

西松建設OB2団体 脱法的献金 4億8000万円

ただ、表に出てきたとしても、

新聞ではベタ記事扱いで、

テレビとなると、まったく報道されないだけで、

その代わりに、小沢氏の話題で報道されるのは、

政権交代へ髪から「チェンジ」=闘志の表れ?−小沢民主代表

このような、しょうもない話題ばかりですが。


もしかすると、民主党政権になったとたんに、

ほとんど沈黙を決めているメディアが、手のひらを返して、

裁判にも負けている30億円の不動産の件や、

小沢氏不動産「マンションは陸山会のものとは断定できない」東京高裁

「陸山会」購入の不動産売却進む 小沢氏、身辺整理か? (1/3ページ)
「陸山会」購入の不動産売却進む 小沢氏、身辺整理か? (2/3ページ)
「陸山会」購入の不動産売却進む 小沢氏、身辺整理か? (3/3ページ)

旧自由党の政党助成金の13億円持ち出し疑惑など、

いろいろと報道するようになるかもしれません。

民主党政権になったときに、

「もっとも政治生命の危ないのが小沢一郎氏だ」という話題を、

関西ローカルの『ムーブ』で放送していたように。

解散総選挙になり、

民主党政権になった場合、

自分が首相(総理大臣)になれば、

これらの不祥事が、次々に明るみになり、

政治生命が危うくなるので、

首相の座は、ほかの議員に譲る

可能性が高いのではないでしょうか。






2009年01月08日(木) 見ているだけでも楽しいもの。

雑誌『一個人』2月号と『カフェ&レストラン』1月号を購入。


『一個人』は昨年の7月号に続き、

世界一おいしいコーヒーの特集第2弾で、

世界のスペシャルティコーヒー名産地図鑑や、

昨年の「ジャパンバリスタチャンピオンシップ'08-'09」で優勝した

岡田章宏バリスタによる、デザインカプチーノの作り方も載っています。



『カフェ&レストラン』はラテ&カプチーノの特集だったので購入。

日本のトップバリスタ4名による基本の知識と技術、

ラテアート&デザインカプチーノの技法が紹介されてます。

4名のバリスタが作ったリーフのラテアート。

リーフといえど、それぞれの個性が表れています。

昨年の「ラテアートチャンピオンシップ シアトル大会」で優勝した

澤田洋史バリスタの手がけた「トリプルロゼッタ(リーフ)」


さすが、チャンピオンの技です。

作り方も載っていますが、

読んだだけで、すんなり作れるようなモノではなく、

生半可な技術だけでは太刀打ちできません。


そんなわけで、意味も無く、

一昨年より趣味で始めたカプチーノ作り。

私が手がけたデザインカプチーノ(ラテアート)をご紹介します。

定番のリーフ まだまだの完成度です。


ハートをアレンジして、キスする2人。


ウシ


クマ


パンダ


イヌ


スワン(白鳥)


◆キャラクター編◆


リサとガスパール


オバケのQ太郎とO次郎


孫悟空


鬼太郎と目玉親父


一反もめん


『ハルヒの憂鬱』 涼宮ハルヒ


『らき☆すた』 泉こなた


楳図かずお風


基本は、フォームドミルクを注ぐ動き(手の振り)だけで絵を描きますが、

動物やキャラクターは、楊枝やカクテルピックに

注いだミルクの周囲に残った茶の部分(エスプレッソ)や

チョコレートシロップを着けて描きます。

修正が出来ないので一発勝負「一杯入魂&一筆入魂」です。

すでに知っている人も多いですが、

一昨年の9月に家庭用エスプレッソマシンを購入してから、

三日坊主にならないためにも、

ヘタクソなところから、

ちょっとずつ成長していく、

その過程を綴っていくのも面白いと思い、

カプチーノ作りをブログに綴っています。

1年が経過して、ようやくコツみたいなものを掴んできました。

上部にバナーを貼っていますように、

『なつcafe』

というブログで作ったものを紹介していますので、

興味のある方は、見に来てください。








2009年01月07日(水) 派遣村の失業者だけ優遇されすぎの不平等

生活危機:「面接に行く交通費ない」 派遣村から移動の失業者、厚労省に支援要請

東京・日比谷公園にあった「年越し派遣村」から
都内4カ所の施設に移った労働者らは6日、厚生労働省に対し、
就職や住居を探すための活動費の支援を申し入れた。
施設での相談活動が始まったが、
面接に向かう交通費がないことなどから自立への活動が進まないため。
厚労省は何らかの形で必要な資金を提供することを約束した。

 要望には、労働者と派遣村実行委員会メンバーの計約100人が参加した。
生活保護を申請してアパートを借りようとした男性は、
判子と住民票があれば借りられるところだったが、
判子購入や住民票取得の費用がなく、申し込みができなかった。
別の男性は職業相談で面接が決まっても、交通費がなく断念した現状を説明、
「一日も早く仕事を決め自立したい」と話した。

 すぐに施設から出られる労働者が少ない中、入居期限が12日に迫っていることから、
中長期的な利用が可能な施設の提供も求めた。
村長を務める湯浅誠さんは「給付、貸し付けにこだわらない。
今の生活を抜け出すために求めている」と説明した。

(毎日新聞 2009年1月7日)


生活保護申請者らに交通費1万円を貸し付け 厚労省

「年越し派遣村」で年末年始を過ごした失業者が都内の4施設で生活している問題で、
厚生労働省は7日、生活保護を申請している人を対象に、
生活保護費が入金されるまでの交通費などとして、
現金1万円を同日中に貸し付けることを決めた。

 一時的に生活維持が困難になった人を対象に支給されている
社会福祉協議会の緊急小口資金貸付を特例適用したもので、
通常必要な身分証明書の提示などは求めない。
東京都社会福祉協議会が同日、4施設に出張し希望者に現金を手渡す。
生活保護費についても、今週中に支給できるよう手続きを進めているという。

 生活保護申請をしていない人も、
同貸付を利用することで5万円を借りることができる。

 厚労省はこれまで、ハローワークなどで就職支援を行っていたが、
面接会場への交通費がない人も多く、6日夜に交通費や通信費の支給を求め、
派遣村の実行委員会らが厚労省に要望を行っていた。

(産経新聞 2009.1.7 11:43)


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4日の日記でも書きましたが、

派遣村に集まった失業者と、

全国の失業者と、

ネットカフェに寝泊りする日雇い派遣業の人々と、

ホームレス生活から抜け出したく、

『ビッグイシュー』を売って生活するホームレスの人々と、

行政による支援の差が開きすぎているのは、

なぜなんでしょうか。

派遣村に集まった失業者の他にも、

突然に派遣を解雇された人は全国に多く存在していて、

真面目に貯めた貯蓄を取崩して、

支援を得ることなく、

必死に次の職を探している人々も居るというのに、

派遣村に辿り着いた人だけは、

スピーディーな支援を受けているという、

このような不平等感に疑問を抱かず、

派遣村で要望のほとんどが通り、

希望通りの支援をしてもらえることになった人々に対して、

派遣村を扱ったブログを見ていても、

もう一方の置き去りにされている人々のことに思いを馳せず、

「支援が受けれて良かったですね。」なんて、

単純な感想しかもてない人が多いことが、

私は不思議でなりません。


ところで、派遣村に関してのニュースでは、

派遣村に集まった元派遣社員だった人たちへの取材から、

判子すらないとか、一円もお金が残っていないとか、交通費が欲しいとか、

ここまで悲惨な状態に陥った人々として伝えたいがために、

極端なものばかり選んで記事しているのか、

そのような、どうしようもない人々しか集まっていないのかは分かりませんが、

そもそも失業者を集めたのは派遣村を作った支援者なのですから、

なんでも行政に出費させようとせず、

交通費ぐらい集めたカンパから出せばいいのにとは思います。

生活危機:「年越し派遣村」撤収 再出発を目指す失業者「今日からが勝負」

実行委員会によると、
5日も早朝から派遣村撤収の手伝いに100人を超えるボランティアが参加した。
現場に寄せられた現金のカンパは5日までに2315万円に上った。

(毎日新聞 2009年1月5日)



ところで、社民党が関連施設の開放を検討しただけで終ったのも、

共産党が動かなかったのも、

施設に居座られて出て行こうとしなかったり、

開放の期限を作って施設から締め出せば、

「弱者に優しくないのか!」と批判されることは明白ですし、

集まった人々からは、

このように次々に要求されることが、

目に見えていたからではないでしょうか。

自分たちはほとんど動かずに、

高みから「政府の責任だ何とかしろ!」と口だけ出しているだけのほうが、

ある意味、利口なのかもしれません。







2009年01月05日(月) 若者のテレビ離れは、ネットのほうが魅力的だから。

「地上波民放」をトヨタが恫喝

「けなしたらスポンサーを降りるぞ!」。低劣な番組に若者と広告主がそっぽを向く。

地上波民間放送が惨憺たる有り様だ。
東京のキー5局、大阪の準キー5局が11月に発表した2008年度中間決算。
「赤字」と「減益」がずらりと並んだ。日本テレビ放送網(NTV)が
半期ベースで37年ぶりの赤字転落。
テレビ東京も中間決算の公表を始めた02年以来、初の赤字。
視聴率トップのフジ・メディア・ホールディングスは、
番組制作費の60億円圧縮、通信販売の伸長で黒字を維持したものの、
前年同期より46%も減益となった。テレビ朝日も利益が半減。
東京放送(TBS)は32%減益と最も「傷」が浅いが、
これは東京・赤坂の本社周辺再開発「赤坂サカス」など放送外収益が
寄与したもので、本業の放送収入は不振だ。

大阪は文字通り総崩れ。
番組と番組の合間に流す「スポットCM」を中心に広告収入が激減し、
テレビ大阪を除く4局が赤字に転落。
テレビ大阪もイベント運営子会社が好調だったにすぎず、
本業の儲けを示す単独決算は2期連続の赤字だ。

地上波民放の経営悪化は広告不況のせいばかりではない。
芸能人に依存する安直な番組が、視聴者とスポンサー双方に愛想を尽かされたのだ。

■「北京五輪」でもNHK圧勝

地上波民放のビジネスモデルは、局が制作したい番組をスポンサー企業に提案し、
これを了承した企業から制作料・電波料をもらって番組を制作・放送し、
消費者たる視聴者に支持される(つまり、より多くの人に視聴される)結果、
スポンサーの商品・サービスが売れたり、企業イメージが高まったりすることで成立する。
ところが、ここに来て地上波民放の存立基盤ともいうべき良質な番組づくりと
視聴者・スポンサー双方の支持が音を立てて崩れている。
まともな視聴者が落胆し、スポンサーが首を傾げるような低劣安直な
番組があまりにも多いためだ。

08年8月の北京オリンピック中継は、その典型だった。
地上波ではNHKが約200時間、民放5局も計170時間の中継を行ったが、
結果はNHKの圧勝に終わった。
平均世帯視聴率(関東、ビデオリサーチ調べ、以下同)の首位は、
NHKの「ソフトボール決勝」(30.6%)。2位には「陸上女子マラソン」(28.1%)で
日テレが食いこんだものの、NHKがベスト10のうち九つを占めた。

NHKは勝因について「競技を過不足なく伝えたまで」(報道局幹部)と語る。
要は「スタジオでのトークよりも世界の一流選手たちの躍動と
日本選手の奮闘ぶりを生々しく伝えるというスポーツ中継の基本に徹したに過ぎない。
裏返すと、地上波民放の心得違いが浮き彫りになる。
SMAPの中居正広(TBS)、水泳金メダリストの岩崎恭子(同)、
元プロテニス選手の松岡修造(テレ朝)、元ヤクルト監督の古田敦也(フジ)、
元フィギュアスケート金メダリストの荒川静香(テレ東)などの
有名人の解説やスタジオでのトークを織り込み、
バラエティー番組風に派手に盛り上げる作戦だったが、視聴者は食いつかなかった。
誰もが芸能人や門外漢のスポーツ選手の怪しげな分析や空虚な激励よりも、
世界のトップ選手たちの生の競技風景を見たかったのだ。

この傾向は北京五輪に限らない。
今年度上期(4〜9月)のゴールデンタイム(午後7〜10時)の平均視聴率でも、
NHK(13.6%)が初めて全地上波民放を上回った。
2位のフジテレビは13.2%。日本放送史に残る「快挙」である。
「ニュース7」が安定した視聴率を稼ぐほか、
大河ドラマ「篤姫」も 20%台半ばと好調だった。
ある在京キー局首脳は「我々民放は視聴者ニーズの変化に鈍感になっている」
と反省するが、視聴者は低劣番組に飽き飽きしており、もう手遅れではないか。

致命的なのは団塊世代だけでなく、若年層の関心もNHKに向かい始めていることだ。
インターネットには若者の感想が飛び交う。
「民放は見るものがない。じゃあとNHKを見てみると、結構面白い」
「タレントの出番を今の半分に減らして、その分のギャラを良質な
番組づくりに使えば視聴率は上がるはず」と辛辣きわまりない。
さらに、NHKと地上波民放の視聴率逆転についても
「NHKの視聴率は横ばい。民放が落ちただけ」と一刀両断だ。

■「無料CM追加」が上陸か

CMを提供するスポンサー企業も地上波民放の体たらくに業を煮やし、実力行使を始めた。
我が国最大のスポンサー、トヨタ自動車の奥田碩相談役は11 月12日、
首相官邸で開かれた「厚生労働行政の在り方に関する懇談会」の席上、
厚労省に関する批判報道について、「あれだけ厚労省が叩かれるのは異常。
私はマスコミに対して報復でもしてやろうかと(思う)。
スポンサー引くとか」と発言した。

さらに「大企業はああいう番組のテレビに(CMを)出さない。
ああいう番組のスポンサーはいわゆる地方の中小(企業)」と話した。
他の委員が「けなしたらスポンサーを降りるというのは言いすぎだ」と諌めると、
奥田氏は「現実にそれは起こっている」と述べ、
番組への不満を理由に企業が提供を降りる実力行使に出ている事実を明らかにした。

トヨタは広告の「費用対効果」にもメスを入れ始めた。
米3大ネットワークの一角、NBCと新しいCM契約を結び、
番組が視聴者の関心を引きつけられなかった場合、
局に無料で追加CMを放送させることにした。
スポンサー企業にとって極めて有利な契約だ。
トヨタ幹部は「テレビCMは本当に効果があるのか、見極める必要がある」と言い切る。
これまでテレビCMは効果が十分に実証されないまま制作、提供されてきたが、
今後は我が国でも費用対効果のチェックが厳しくなるだろう。
「CM投下額ナンバーワンのトヨタが動けば雪崩が起きる」(日用品メーカー幹部)。
広告収入が激減するなか、米国流の「無料CM追加」措置が日本に上陸すれば、
地上波民放は大打撃を受ける。


博報堂系シンクタンクがまとめた「2008年メディア定点調査」によると、
1日あたりのメディア接触時間自体が減少している。
このうちテレビの占める割合は今かろうじて5割。早晩5割を切るだろう。
なかでもテレビCMが購買行動に結びつきやすい、
スポンサー企業にとって狙い目の「F1 層」(20〜34歳の女性)のインターネット、
携帯へのシフトが著しい。これが広告収入激減の根底にある。
ターゲット層がろくに見ていない番組にCMを出し続けるほど企業は甘くない。

CMをスキップ(飛ばし)できるHDD内蔵型ビデオの急速な普及も強烈な逆風だ。
視聴者のCMスキップ率は05年時点で64.3%(野村総合研究所調べ)。
現在では70〜80%に達しているようだ。
ソニー幹部は「うちの大学生の子供はどんなに時間があってもテレビは生で見ず、
HDDでCMを飛ばしてから見る」と頭を抱える。
若者にとってCMはもはや「邪魔者」。
CM飛ばしによるスポンサー企業の損害額は、05年時点で年間540億円、
現在では700 億円に達した模様だ。ネット先進国の米国ではNBC、
ABCなど5大ネットワークの視聴者の平均年齢は「50歳」になっている。
日本の地上波民放の明日の姿だ。

気がつけば若者に見放され、カネを使わない「F3層」(50歳以上の女性)、
「M3層」(50歳以上の男性)しか見ない地上波民放。
NHKには視聴料という収入源があるが、民放の命綱であるスポンサーは
F3、M3相手の番組に財布をはたく道理がない。
低劣で安直な番組に胡坐をかき、
若者と広告主に見捨てられた地上波民放はさまようばかりだ。

(月刊『FACTA』2009年1月号)


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テレビ離れと言っても、

今まではテレビがメディアの王様だったけれど、

ネットの台頭によって王様の地位を失っただけで、

見る時間が減っただけではないでしょうか。

ネットは、自分の興味のあるものを選んで見続けることや、

ブログなどを通じて何かしらの情報を発信すれば、

検索などで訪れた何処の誰かが見ていますし、

場合によっては反応がダイレクトに返ってくるので、

垂れ流しのテレビより、

ネットのほうが面白いのは確かです。

ただ、日常の中でも、ネット内でも、

テレビ番組をネタに会話が発生することのほうが、

まだまだ多いですし、

政府の手厚い保護規制と放送免許などの許認可に守られ、

政官および業界の護送船団方式となって利権を独占しているので、

完全にテレビが衰退するということはないと思いますが、

テレビに流れるCMが鬱陶しいというのはよく分かります。

HDDを買ってからは、

じっくりと見たい番組は録画しておいて、

CMは飛ばして見るようになりました。

(まあ、ビデオ時代もCMは飛ばしていましたが。)

そのクセがついているので、

リアルタイムで番組を見ていて、

CMになると早送りできればいいのにと思うことが多くなりました。

なぜ、CMを邪魔に感じる人が増えたかといえば、

CMの入れ方に原因のすべてが集約されているのではないでしょうか。

視聴者が興味を引いたところでCMに入ったり、

CMが終ったと思ったら、また1分ほどしてCMに入ったり。

民放としては、スポンサー料が大切な収入源なので、

CMを見せる方法として理解できるのですが、

不愉快に感じるCMの入れ方を続ければ、

いい加減、CMが邪魔に感じイライラするのも無理はありません。

この状況が続く限りは、

テレビCMの注目度や購買意欲は下がり、

テレビからのスポンサー離れは止められないでしょう。







2009年01月04日(日) 困窮しているのは派遣村に集まった人だけなのか?

5日以降の衣食住を 「年越し派遣村」が厚労省に要望

派遣契約打ち切りなどで仕事や住居を失った人たちに宿泊場所や食事を
提供する“年越し派遣村”(東京・日比谷公園)は3日、
開設から4日目を迎え、これまで約170人が千代田区に生活保護を申し込んだ。
派遣村の実行委員会は、最終的に申請は200人を超えるとみている。

 派遣村には同日午後も失業者らが次々と訪れ、この4日間で400人を突破。
うち約250人が宿泊している東京・霞が関の厚生労働省の講堂は、
仕事始めに当たる5日から使用できなくなるため、
派遣村の実行委員会は厚労省に、
5日以降の衣食住の確保など6項目にわたる要望書を提出した。

 厚労省に対しては民主、共産、社民、国民新の野党4党も3日、
「東京以外でも同様の状況が起きており、本格的な対応を求める」
などと申し入れた。

 実行委によると、要望書提出の際、厚労省社会・援護局の幹部は
「雇用政策の結果による“災害”だという認識か」との問い掛けに
「そういう気持ちです」と答えたという。

(日経新聞 1月4日 00:44)


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定住できる住居も無くネットカフェで寝泊りする

いわゆる「ネットカフェ難民」と呼ばれる

日雇い派遣で働く人たちは多く存在していますが、

ネットカフェ難民たちと、

経済悪化によって、そのあおりを受け

派遣切りに遭い住居を失い

派遣村に集まった人たちと、

違いはどこなのでしょうか。

これまで、住居を持たないネットカフェ難民は、

ほとんど放置されている状況なのに、

経済危機で企業からクビを切られた派遣業の人たちに対して、

派遣村を作った支援団体やメディアの取り上げ方の

この対応の違いを不思議に感じます。

ネットカフェに寝泊りできる余力があれば、

それでいいのでしょうか。

同じような苦難の中にあって、

“報道される人”と“報道されない人”

“救済される人”と“救済されない人”

この差が生まれるのはどうしてなのでしょうか。

支援団体の発想によって「派遣村」が誕生したのも、

選挙を見据えて、そこへ政治家が集まり騒ぐのも、

派遣切りされて大量に解雇になった若者の現状を

マスメディアが取り上げたからこそなのだと思います。

ですが、マスメディアが取り上げない人々に関しては、

ほとんど放置された状況のままです。

実際問題、このような対応の差に開きが生じると、

見過ごされ放置されている状況に近い人々の方が、

弱者の立場に追いやれたままなのではないのでしょうか。

最後に断っておきますが、

派遣村に集まった人を救済するなと言いたいのではなく、

これまでとは違い、

一連の経済危機で失業し住居を失った人だけを

支援する団体や行政が、

素早い対応で特別に救済しようとしていることに、

誰も疑問を感じないのか不思議に思っているだけです。







2009年01月03日(土) 今こそ動け共産党!

「声届いた」「月曜以降は…」=喜びと不安−講堂開放の「派遣村」・厚労省

講堂の開放期限の5日には、

また一騒動がありそうな感じですが・・・。

さて、あんな社民党でさえ、

住居の無い元派遣社員のために

党本部の開放を検討しているそうですが、

朝日新聞:社民党、党本部の開放を検討 「派遣村」パンクで

常日頃、元派遣社員に同情的な立場である

共産党は何をしているのでしょうか。

大晦日に派遣村を視察したという以外に、

動きが見えてきません。

時事通信:「年越し派遣村」を訪問=共産・志位氏

こんな時だからこそ、

巨大で豪華な党本部ビルを開放するぐらいの行動力を

見せるべきではないでしょうか。

共産党といえば、この不景気に入党する若者が増えているそうです。

共産入党 都内で1000人

派遣労働者の解雇問題などで政治に関心を持ち、
共産党(本部・渋谷区千駄ヶ谷)に入党する若者らが増えている。
都内だけでも今年1年間で約1000人が入党し、
対前年比1・5倍の伸びとなった。
党員が減少した自民と社民、横ばいの公明、民主に比べ、
共産の党員増が目立っている。

 共産党によると、新たに入党者数を数え始めた2007年9月以降、
08年12月末までの新規党員数は全国で約1万4000人だった。
月平均約1000人で、その2〜3割を18〜29歳の若者が占めているという。
07年8月までは月平均約500人で、若者は1〜2割だった。

 同党中央委員会常任幹部会の中井作太郎委員は、
「日雇い派遣や期間工の若者らがインターネットで共産党の活動に関心を持ち、
『もっと知りたい』と自ら訪ねてくるケースが増えている」と話す。

 杉並区在住の男性(20)は運送会社に勤務していたが、ある日突然、
運転手から倉庫整理に配置転換となり、給料も手取り20万円から14万円に激減。
08年6月に退職し寮を出たが、次の就職先が決まらず、
サウナやネットカフェに寝泊まりするまで追い詰められた。

 共産党の区議に相談に行った際、
「自分なんて生まれてこなければ良かった」と泣き崩れた。
この後、同党に入党、現在は宣伝カー運転などのアルバイトで生活をしのぎ、
「若者が働きやすい環境整備を」と求めている。

 一方、自民党は91年、約347万人の新規党員を獲得、
党員数が約546万人に上ったのをピークに、
98年から年々、党員が減り続け、07年は約110万人。
党員減少の理由について、同党では「参院比例選が
(01年から個人票を獲得するほど名簿順位が上がる)
非拘束名簿方式に変わり、党員集めの必要性が薄まった」(組織本部)としている。

 社民党の党員は97年に6万人以上いたが、支援する労働組合の減少や、
党員の高齢化で、07年には約3万3000人と半減。
公明党は04〜07年、40万人で横ばい。
民主党も04〜08年、3万〜4万人台(サポーター除く)で推移している。

(読売新聞 2008年12月31日)


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貧困の若者の受け皿になっているとしても、

そんな若者全てを共産党が雇ってくれるわけでも、

職を斡旋してくれるわけでもありません。

入党する若者すべてが共産主義にシンパシーを

抱いているのかどうかは分かりませんが、

どんなものも裏を返せば、

けっきょくは「搾取する側」と「される側」に分けられるだけなのに、

そんなことに気付きもせず、

世の中に絶望した若者が、

一つの思想や共同体に興味を引かれ、

そこに淡い希望や救いを抱き求め、

そこに依存しようとするというのは、

過去のオウム真理教の台頭に

よく似た現象に見えてしまうのですが。







2009年01月02日(金) 「押し紙」という新聞社の「暗部」

新聞の20%以上は配達されない 「押し紙」という新聞社の「暗部」
(連載「新聞崩壊」第4回/フリージャーナリスト・黒薮哲哉さんに聞く)


(一部抜粋)

読売1000万部、朝日800万部、毎日400万部……巨大部数を誇る全国紙。
それだけ影響力が大きい「証」でもある。
しかし、その部数に「暗部」を指摘する声もある。
「押し紙」と呼ばれる配達されない新聞だ。
全体の2割以上はある、というのが関係者の見方だ。
ただ、新聞社側はその存在を認めていない。
この問題に詳しいフリージャーナリストの黒薮哲哉さんに話を聞いた。

 悲鳴を上げる販売店が増え始めたのはここ5〜6年

――押し紙問題(*メモ参照)は、最初はどういうきっかけでいつごろ始まったのでしょうか。

黒薮 はっきりしませんが、かなり昔から続いています。
ただ、初期のころは新聞の部数が伸びていたときで、
新聞社がノルマとして多めの新聞を搬入しても景品をつければ読者を
増やすことは難しくなかった。
だから販売店にとってそれほど大きな負担ではなかったようです。

――それが販売店にとって迷惑なものへとその性格が変わったのはいつごろからですか。

黒薮 これもかなり以前からですが、本当にひどくなって悲鳴を上げる
販売店が増え始めたのはここ5〜6年でしょうか。

――そもそも販売店は、なぜ押し紙を断らないのでしょうか。

実際には読者から集めることができない押し紙分の「新聞代」を負担して
新聞社に納めないといけない訳で、損をするのではないですか。

黒薮 まず、新聞に折り込むチラシの収入があります。
チラシの搬入枚数は、販売店が扱う新聞の総部数に準じるので、
押し紙で部数を増やせばチラシの枚数も増える仕組みになっています。
ですから押し紙が多ければ多いほど、チラシの収入も増えます。
さらに新聞社が販売店へ補助金を支給します。
つまりチラシの水増し収入と、押し紙で生じる損害を相殺するカラクリがあるのです。
しかし、最近はチラシ収入が激減しています。
補助金の全体像は正直つかめていませんが、少なくとも増えてはいないようです。
当然、販売店は押し紙の損害を相殺できなくなってきました。
それにもかかわらず新聞社と販売店の力関係は、販売店が圧倒的に弱者です。
押し紙を断れないのです。
それで不満の声を上げる販売店主たちが出始めた、というのが現状です。

――実際にどの程度が押し紙なのでしょうか。

黒薮 全国的なデータはありません。
個別の販売店を取材してきた私の推測では、おおむね3〜4割は押し紙だとにらんでいます。
もっとも地方紙は別です。地方紙の場合、押し紙をしてでも大部数にみせかけ、
広告の媒体価値を競い合う必要性は全国紙に比べて薄いようです。
書類の上では押し紙はないことになっている

――4割というのはちょっと多すぎる気もしますが、具体例はありますか。

黒薮 新聞社も販売店名も分かっています。
例えば九州地区のある全国紙の販売店では、07年秋に総部数2010部となっているところ、
本当に読者に配っていたのは1013部でした。
押し紙が997部、5割弱という計算になります。
大阪では押し紙が7割という店もありました。
首都圏の少ないところでも2割はあるかな、というのが実感です。
必要な予備紙を計算に入れても実態は大して変わりません。

――新聞社側は、押し紙の存在を認めているのでしょうか。

黒薮 認めていません。違法行為なので認めるわけにはいかないのでしょう。
実際、販売店側が作る書類の上では押し紙はないことになっています。
新聞社から、拡販しろというプレッシャーが強く、
新聞拡販のノルマが達成できなければ、「怠け者」と見られてつぶされかねません。
そんな状況で、自ら「実配部数」欄に押し紙を含んだ数を書き入れて、
営業成績をよく見せるケースがあるのです。
しかし、新聞社側からすれば、販売店が勝手にウソの数字を書き込み、
信頼関係を裏切られたと主張することも可能なのです。


<メモ:押し紙問題>
新聞社が、個人経営などの新聞販売店に対し、
実際に読者に配達している部数より多くの新聞を「押しつけている」とされる問題。
配達時に新聞が濡れたときなどに備える必要な「予備紙」
(注文部数の2%まで)数を大きく上回っていると見られている。
新聞社にとっては、部数が多いことは紙面広告を取る際に有利に働くことが
背景にあると指摘されている。独占禁止法で禁じられている行為だ。
例えばこういう仕組みだ。新聞社がある販売店に1000部を搬入する。
しかし、その販売店が本当に配っている新聞は800部だとする。
するとその差の200部の大半が「押し紙」ということになる。
対外的には、「この地区でうちの新聞は1000部も読まれています」と
主張するという訳だ。新聞社側はその存在を認めていない。

(J-CASTニュース 2009/1/ 2)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

新聞の「押し紙」については、

本や雑誌などで読んで知っていることは知っていましたが、

「押し紙」が与える販売店へのダメージも問題ですが、

なによりも、押し紙の率が発行部数全体のうち20%だとすると、

嘘の発行部数を信用して、

折り込みチラシのために広告料を払っている

広告主に対しての詐欺になっているのではないでしょうか。

よく新聞の勧誘で、3か月分購読料がタダで、

全国共通お買い物商品券1万円分と、

お米やらビール券やらを特典として付けるから、

新聞を購読してくれってのがありますが、

(バブルの頃は、もっと特典が豪華なこともありました。)

あれだけサービスしても儲けがあるというのを

不思議に感じたりもしましたが、

「押し紙」よって誤魔化し得た広告料によって、

新聞社が損をしないという、

そのサービスが成り立っているのではないかと考えます。

また、各新聞社は環境保護活動に積極的になったり、

紙面で問題を訴えかけたりしていますが、

印刷しても、読まれもしないで処分される

新聞やチラシのことを考えれば、

森林資源のムダにしかなっておらず、

エゴは存在してもエコロジーにはなっていません。

これでは、俗に言う「エコエコ詐欺」です。

実際問題、ネットの台頭による部数減と広告減で、

各新聞社は赤字経営だそうですが、

「押し紙」というインチキだけではなく、

「再販制度」と「独禁法」の特殊指定に守られていながら、

それでも赤字になるということは、

情報メディアとしての役割が終わりつつ証拠であり、

今の新聞は、政府の保護にすがって、

ろくな競争に晒されること無く、

既得権益が守られ潰れないという護送船団方式企業の怠慢が、

逆に自らの衰退を招いていくという典型的なパターンではないでしょうか。


参考リンク:
毎日新聞140万部“水増し詐欺”の決定的資料
「押し紙」率7割!老舗販売店経営者が直言「毎日新聞は癌末期」










2009年01月01日(木) 謹賀新年



新年、あけましておめでとウィッシュ!

今年もよろしくお願いいたします。

本年も皆様にとってよい1年になりますように。

(上の画像は年賀状に使用したものです。)


昨日の大晦日は、『ダウンタウンのガキの使い年越しSP』を見つつ、

久しぶりに紅白を見ました。

と言っても、紅白はPerfumeが出たところだけですが。

歌の順番が、9:30スタートの第2部の初っ端だということもあり、

そのときだけ、見ればいいだけなので、

他のチャンネルを見ている間に、

うっかり逃してしまったり、

小まめにチャンネルをNHKに変えて、

今、誰が歌っているのかをチェックせずにすんだので、

とても楽でした。

『ガキの使い』はカウントダウンすらないので、

昨年、一昨年と気がついていたら年が変わっていたこともあり、

今年こそはちゃんと新年を迎えようと、

注意していたのですが、

ヘイポーの神がかり的に怖がっている様子に大笑いしていたら、

うっかりと年を越してしまいそうだったので、

生中継の『ジルベスターコンサート』にチャンネルを変え、

0時ぴったりに演奏が終る「ラプソディー・イン・ブルー」で、

めでたく2009年になり、

会場の指揮者と演奏者やお客さんの興奮と感動が伝わり、

自宅に居ながら、その興奮や感動を共有したかのような、

不思議な気分になりました。

余韻に浸っていると、

次に、な、な、なんと!

大好きなソプラノ歌手の森麻季さんが登場され、

ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」を歌われました。

(そういや、今年はヘンデル没後250年ですね。)

HPのスケジュールをチェックしていなかったので、

まさか、登場されるとは想像もしていなく、

思いがけず、新年、最初に聴いた音楽は、

麻季さんの心安らぐ歌声になったので、

素晴らしい幕開けとなりました。








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