白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2012年11月30日(金) 一杯のお茶。カーヴィー効果。明日から師走。

11月最終日。今日も朝から室温10度を切る寒さ。

娘は年内最終の遠足。交通科学博物館。娘の幼稚園は遠足が多くて羨しい限り。私が子どもの頃通っていた幼稚園は季節に1度だった記憶があるのだけれど。娘は寒さもものともせず元気に登園していった。

今夜夫は会社の飲み会。有志で焼肉会なのだとか。仕事のうち……とは言うものの、なんだかちょっと羨ましくて、今日は私もパーッっと贅沢することにした。定番家事をした後、買い物や郵便局の用事を終え、地元の美味しい和菓子屋さんに和菓子を買いに。村雨(小豆と米粉を蒸して作るお菓子)を2つ買った。だんじりで有名な岸和田の銘菓なのだけど、大阪の和菓子屋さんで作っているところは意外と多い。

その和菓子屋さんではお菓子を包んでいる間に、新商品の試食と、ほんのひと口分のお茶を出してくれる。今日は生姜焙じ茶を出してくれた。外が寒かったせいか、温かいお茶がたまらなく美味しかった。と同時に自分が物凄く疲れている事に気がついた。サメは止まったら死ぬ…と言われるけれど、人間も動きを止めた瞬間に駄目になってしまうらしい。

午後からは少しゆっくり過ごそうと心に決めた。そんな訳で今日は娘が帰宅するまでの1時間ちょっとの時間、お茶を飲みつつ炬燵で過ごすことにした。これを書いたら本を読むつもり。

なんだか唐突に話が変わるけれど、カーヴィーダンスを始めて約4ヶ月が経った。夫と一緒に取り組んでいるせいか、意外にもちゃんと続いている。そして目に見えて効果が出てきた! 身体が引き締まってきたのもだけど、毎年寒くなると出てくる腰痛が今のところ出ていないのだ。たまに「あっ。ちょっとヤバイ」と思う日もあるけれど、夏以降は整骨院に行っていない。娘を産んでからこれほど長く腰痛が出ていないのは初めて。これはもうカーヴィーダンスの効果と言っても良いかと思う。寒さの本番はこれからだし、腰痛に関しては油断禁物だけど、カーヴィーダンスはこれからも続けていこうと思う。

今日は娘が帰宅したら2人で午前中に買った村雨を食べるつもりでいる。なんだかんだで家で作ったお菓子を食べる事が多いのだけど、プロが作ったお菓子を食べるの格別だと思う。いくら安上がりで美味しくても、家で作ったお菓子には華やぎが感じられないのだ。もっとも家で作るお菓子も贅を凝らして作れば、それなりの物が出来るのだろうけれど焼き芋だの節約オヤツだのではねぇ……。もちろん、それはそれで美味しいって事くらいちゃんと分かっているのだけれど。

なんだかんだで今週も無事終了。明日から師走に突入。明日は娘をインフルエンザの予防接種(2回目)に連れて行く予定でいる。ノロウイルスも流行っているようだし、ますます体調には気をつけなくてはなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。豆ご飯おにぎり、魚肉ソーセージ、唐揚げ、卵焼き、薩摩バター、ほうれん草とコーンの炒め物、黒豆、葡萄(別容器)。遠足弁当。豆ご飯は軽くお醤油風味。卵焼きの微妙な仕上がりがなんとも。ハートを作るつもりがそれらしく無かったので、急遽ネコに変更したのだけど、さらに微妙になってしまった。







2012年11月29日(木) 年賀状。クリームシチュー。クリスマスカード。

今日も朝から寒いこと寒いこと。めずらしく、これと言った予定が無かったので定番家事を片付けた後はシチューの番をしながら年賀状の印刷をする事にした。

我が家の年賀状は裏も表もPC印刷。悪名高い写真入りだ。子どもの写真の入った年賀状って賛否両論色々あるようで「親戚用」と「友人用」を分けて出すのがベストなのは分かっているけれど公私混同の年賀状を1種類のみ印刷している。子どもの写真だけではなく家族写真も入れるようにはしているけれど、写真入りの年賀状が嫌いな人にとっては「チッ」と思われているのかも知れないけれど……ごめん。分けるとか無理。年賀状とリストを2種類用意するだけの情熱も余裕を持ち合わしてはいないりだ。

シチューは鶏肉と野菜のクリームシチュー。Fの家に遊びに行った時に戴いた小蕪だの、お豆だの人参だの、その他冷蔵庫の野菜を入れてじっくり煮込んだ。(と言っても数回火を入れるだけの保温調理だけど)寒くなってくると、こういう温かい料理はありがたい。そう言えば、娘の幼稚園の給食だとクリームシチューはダントツの不人気メニューなのだとか。クリームシチューって家庭によって形態が違う。中に入れるタンパク質も色々だし、サラッと派もいれば、まったり派もいる。定番の家庭料理ではあるけれどカレーラスより多様性がある分だけ「うちのと違う」って事で拒否反応を起こす子が多いそうな。そう言えば娘も幼稚園のクリームシチューは「あんまり美味しくない」と言っていた。

朝は寒かったけれど、お昼間は比較的暖かくて助かった。シチューの様子を見たり、オヤツのおから餅を作ったりしながらプリンターの監督など。別の事をしながらなので、思ったよりもスムーズにはいかず刷り上がったのは娘を迎えに行く時間ギリギリだった。お茶を飲む間も無いくらいバタバタだったけれど、娘の短縮保育がはじまるまでに出来て良かった。手書きのコメントは娘が寝てから少しずつ書いていこうと思う。

年賀状の印刷も終わったので、心置きなくクリスマスカード書きにも取り掛かる事が出来る。年賀状は印刷だけどクリスマスカードは毎年手書き。こちらは友人だけにしか出さないので枚数もほんの少しだけ。年賀状と違って「頑張らなきゃ」って感じはなくて、むしろ年末のお楽しみになっている。

夕食時に食べたクリームシチューはとても美味しかった。11月も明日でオシマイ。これからは今日のように「なんだか分からないけれど慌ただしい日」が少しずつ増えてくるのだろう。年の瀬モードに切り替わってきたなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月28日(水) 認めてもらいたい生き物。厳しい寒さ。

昨日、娘が「大きくなったら、お母さんみたいなお母さんになりたいんだけどなぁ」と言った。

私はこの言葉ほど強烈な賛辞を受けたことがない。嬉しくて可愛くて泣きそうになってしまった。一生レベルの胸キュンと言ってもいい。夫や、かつて恋人と呼んだ人達もここまで私を有頂天にさせてはくれなかった。

どうして、こんなに嬉しく思うのかを考えてみた。たぶん人間は自分を誰かに認めてもらいたい生き物だからだと思う。誰かに愛されたり、必要だと思われたり、「頑張ってるね」と褒められたり。昨日の娘の言葉にはそれら全てが含まれていた。子どもって凄い。たったひと言で親を幸せにすることが出来るのだから。娘を育てる事をメインとした専業主婦生活は幸せだけど楽ではない。だけど、これからも娘の事に関してだけは手を抜かずに頑張っていこう……と強く思った。

……と。この話はここまで。

ここ数日の寒さには心底参る。冬は寒いのが当たり前とは言うものの、まだ12月にも入っていないのに、こんなに寒いだなんて。年明けはどれくらい寒いのかと思うと気が遠くなりそうだ。夫と娘を送り出した後、身体を動かしている時は平気なのだけど、昼食等で「じっとする」と、とたんに寒さが身に染みる。一人でエアコンをつけるのは勿体ないので、ホットカーペットを半面だけつけて、炬燵に入ってダウンコートを着て寒さを凌いでいるけれど、この作戦でいつまで頑張れるのやら。少なくとも娘が冬休みに入って家にいるようになったら、そうもしてはいられない。節電の努力はしているけれど、この冬は電気代が恐ろしい。

そして寒いと言えば、娘の体育教室の付き添いも厳しいったらない。体育教室のあるスポーツクラブの建物は古くて、体育館に空調は入っていないのだ。子どもたちは運動をするので、それでも汗をかいているけれど、ギャラリーでじっとしていると深々と身体が冷えてくる。もっと寒くなったらストーブを入れてくれるそうだけど「無いよりマシ程度」とのこと。今もたっぷりと着込んで、暖かい飲み物を持って対策しているけれど、次回は湯たんぽを持っていこうかと検討中。

自分だけ寒いんじゃない。日本中、どこに行っても寒いのだ。大阪なんてまだまだ寒くないはず。もっともっと寒い場所で頑張っている人もいるのだ……と自分を叱咤する今日この頃。寒さに挫けず頑張らなくちゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月27日(火) 雨の日のお呼ばれ。

昨日は作品展の代休で休みだった娘を連れてFの家に遊びに行ってきた。

大阪は朝から酷い雨。Fのお母さんが「落花生を収穫するからYちゃん連れて遊びにおいで」と誘ってくださっていたのだけど、雨では収穫は無理そうだし、そもそも土砂降りの雨の中、娘を連れて行くのは面倒だしなぁ……などと横着な事を思いつつ「雨降りだけどどうしよう?」とFにメールしたら「楽しみにしているので是非来てください」との返事。3日連続お出掛け続きだったこともあって、私としては正直なところ娘と家でクッキーなど焼いてのんびり過ごしたいような気分だったのだけど、約束は約束。せっかくお呼ばれしたのだからと娘に対風雨の完全装備を施して家を出た。

娘は赤ちゃんの頃からFの家にお邪魔しているので、すっかり「親戚の子」状態で、Fのお母さんとお父さんから可愛がってもらっている。昨日も娘はたっぷり遊んでもらって、美味しいお昼ご飯を戴いてご機嫌だった。その上、雨の合間を見計らって、落花生だの大根だのを収穫させてもらった。娘が喜んだのは勿論だけど、Fのお母さんも嬉しそうで、朝出掛ける時に「雨だし面倒くさいなぁ」と思ったのを申し訳なく思った。

Fは変わりなく暮らしているようだった。Fは病持ちの身なので「変わりなく」って言うのが何よりだと思う。Fと会うのは久しぶりだったので何かと話が弾んだ。

沢山野菜を戴いて、娘は折り紙等のお土産を戴いて帰宅。帰宅してからは野菜の仕分け。落花生を茹でたり、大根葉でフリカケを作ったり。刻んで干す物、茹でて冷凍する物、新聞紙にくるんで冷蔵庫に仕舞うもの……なんだかんだで野菜の仕分けは1日半に渡った。

早速、夕食時に大根葉のフリカケと落花生の塩茹でを食卓に並べた。どちらも素晴らしく美味しかった。大阪では生の落花生をスーパーや八百屋で見る事はない。生協で注文した事はある程度。塩茹でした落花生って本当に美味しい。市販のピーナッツと生の落花生を塩茹でしたのとでは、乾燥大豆と新鮮な枝豆を塩茹でしたのと同じくらい味に開きがある。本質的には同じ食べ物だけど「別物」としか思えない美味しさ。娘も大喜びで食べていた。そして「明日のお弁当は大根の葉っぱフリカケおにぎりにしてね」と娘。久しぶりの大根葉フリカケはそれくらい美味しかったらしい。

Fの家で野菜を戴くたびに、スーパーや八百屋で売っている野菜って凄いなぁ……と思う。泥だらけの野菜に物凄い手間をかけて、あの綺麗な状態にして売っているのだから。機械化だって進んでいるとは思うけれど、農業が大変な仕事であることに変わりはないだろう。お店で買う時は「高いなぁ…」と思ってしまうけれど、その手間と労力を思えば野菜って、むしろ安いのかも知れない……なんて事を思った。

Fの家に招かれたおかげで、しばらくは野菜に不自由しない毎日が遅れそうだ。今日はホウレン草を白和えにして、小蕪をお味噌汁にした。明日は大根で大根餅を作って、その翌日は色々な野菜を入れてシチューを作ろうかなぁ。作るのも食べるのも楽しみだ。しっかり食べて寒い季節を乗り切っていかなくちゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


本日のお弁当。大根葉おにぎり、ミートボール、魚肉ソーセージ、南瓜と人参の塩バター蒸し、スナップエンドウとコーンの炒め物、茹で落花生、林檎&バナナ(別容器)。娘の好きな物尽しのお弁当。娘がウキウキと登園したのは言うまでもない。







2012年11月26日(月) 紅葉狩。

昨日は家族で紅葉狩に行ってきた。

行き先は箕面の滝。大阪では有数の紅葉の名所。独身時代に何度か足を運んだ事があるのだけれど、結婚してからは1度も行っていなかった。毎年、見頃の時期は大混雑になるので朝早く家を出た。自宅を7時過ぎに出発して、9時前に箕面駅着。朝、9時の時点で既に観光客はいたけれど「芋洗いの人混み」なんて事もなくて、のんびりとハイキングを楽しむ事ができた。

片道2.8キロの道程を紅葉を眺めながらのんびり歩いた。娘は道中の出店で見つけたプリキュアのお面が気になって仕方がなかったようだけど「帰り道なら何か1つだけお土産を買ってもいいよ」と約束して滝を目指した。箕面の滝は野生の猿が有名だけど、餌付けを規制してからは姿を見せる事はないらしく、その代わりと言ってはなんだけど、野生の鹿が崖を登っているところに遭遇した。娘、大喜び。大人も大喜び。

そして目的地の滝は絶景だった。圧倒的に素晴らしい景色は言葉で表現するのが難しい。「綺麗」では物足りないし「癒される」では陳腐だし。とにかく「早起きして来て良かった」と思える景色だった事には間違いない。しばらく滝を眺めてから山を降りた。帰り道、娘と約束したお土産を買った。初心貫徹、プリキュアのお面だった。ちなみに娘は途中が文句を言う事もなく、サクッと往復5.6キロの道を踏破した。

昼食は梅田に戻ってから食べた。おうどん屋さんで定食など。昼食後はヨドバシカメラに寄って、娘は玩具屋でクリスマスプレゼントの下調べ。大人の娯楽は無かったけれど、私は久しぶりに見る梅田の景気が新鮮で面白かった。街はクリスマスムード一色で、どの店も可愛らしくて、つい欲しくなってしまうような物で溢れていた。「独身時代だったら散財しただろうなぁ」などと思いつつ財布の紐が緩む事はなかった。今は独身時代のような贅沢は出来ないけれど、独身時代よりもずっと楽しいと思えるから不思議だ。

早々に帰宅した後はいつも通りの流れ。オヤツを食べて、お風呂に入って、夕食を食べて。夕食は前日に仕込んでおいたミートソースを使ったスパゲティとサラダ。たっぷりと歩かせた成果か、流石の娘もあっさりと眠りに落ちた。もっとも……娘を寝かせるより先に私の方が寝てしまっていたのだけれど。

そんなこんなで昨日は家族で秋を堪能してきた。今日もまた楽しい事があったのだけど、それはまた明日以降に……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

箕面の紅葉。行ってみる価値のある紅葉でした。私達は早く出たので人混みに当たりませんでしたが、帰る頃にはけっこうな人が滝を目指して歩いていました。












2012年11月24日(土) 作品展。回転寿司。瞬足。

昨日は娘の幼稚園の作品展だった。

午前中、車で実家の母を拾って幼稚園へ。実家の母が突然、「Aおばちゃんも呼んであげたら喜ぶんだけど…」と言い出した。Aおばちゃんは母の姉。(以降A叔母と書きます)夫を亡くして一人暮らしをしている。娘の幼稚園の近くに住んでいて、連絡をしたら「是非、行きたい」とのこと。A叔母の孫たちは既に成人していて、年に1〜2度程度しか合わないけれど娘を孫のように可愛がってくれている。

そんな訳で作品展には娘、夫、私、そして実家の母とA叔母の5人で観に行った。娘は果物の包み紙を利用して作っった「打ち上げ花火」の造形1点と、苺を描いた絵を展示していた。教室に入るなり担任の先生から「お母さん、派手に汚してすいません。下着まで真っ赤になった日もあって…」と謝られてしまった。「子どもが汚すのは気にしていませんし、娘が一生懸命取り組んでくれているのが分かって嬉しいです」と言うように答えた。確かに、作品作りの期間中、娘は「火曜サスペンス劇場の撮影だったの?」と言いたくなるような格好で帰ってきていた。まぁ、洗うのは面倒だし「嬉しい」って言うのは言い過ぎだけど、こんなに自由に出来るのは、今のうちだけだろうから娘には気兼ねなく楽しんで欲しいと思っている。

娘の作品は昨年に較べると格段と成長が感じられて、とても嬉しかった。娘の幼稚園では絵画や工作は自由にさせる方針らしく、どの作品も子どもらしい発想が溢れていて、見ていてとても楽しかった。実家の母もA叔母もたいそう喜んでいた。

作品展の後は皆で回転寿司屋でお昼を食べた。雨降りの休日と言うことで、回転寿司屋は大混雑。予約をして行ったのですんなり入れたものの、通常レーンにお寿司が流れてこなくて、ほとんど注文して食べていた。5人で食べる賑やかな昼食はとても楽しくて美味しかった。

昼食後、A叔母を家まで送って、私達は実家の母の買い物の付き合い。そして何故か娘は「少し早いけれどクリスマスプレゼント」と言うことで、実家の母から靴を買ってもらった。娘が選んだのは女の子向けの瞬足レモンパイ。キラキラのリボンがついていて、娘はすっかり気に入ったらしい。瞬足はこれで2足目。やはり娘は体育会系なのだなぁ……とシミジミ思った。

夕食は実家の母を招いて久しぶりにお好み焼き。娘は自慢の作品をお婆ちゃん達に褒められて、大好物のお寿司を食べて、瞬足を買ってもらって……と1日中ニコニコだった。特に何をしたって訳ではなかったけれど、私と夫は草臥れる1日だった。まぁ、しかし笑顔の多い1日と言うのは良いものだ。実家の母もA叔母もご機嫌だったし、娘はニコニコだったし。それが何より嬉しい事だなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月22日(木) 昭和育児と平成育児。

先日「母親がコンビニへ行くのに5歳児と1歳児を留守番させていた。けしからん」と言う記事を読んだ。どうやら母親は「コンビニは近くだし僅かな時間だから大丈夫かな」と言う観点で留守番させたのだと思うけれど、私も「それは駄目でしょ」と思った。実際、兄弟だけで留守番をしていての事故は決して少なくないのだ。僅かな時間でも幼い5歳児の子に1歳児の面倒を見させるなんて考えられない。

……と。ここで、ふと思い出した事が。私は子どもの頃、0歳の弟と2人で留守番をした事がある。弟とは5歳違いだから5歳児の私が0歳児の弟を見ていた訳で「5歳児と1歳児」どころの話ではない。それも留守番は1度きりではなくて「母が市場に買い物に行く時」に何度もおこなっていて、実家の母は「白蓮がベビーベッドから赤ん坊だった弟を降ろして、オムツを替えていたのを見た時は冷や汗かいたわ。小さな身体でよく落とさなかったねぇ」なんて笑い話をするのだけれど、よくよく考えてみたら「冷や汗かいたじゃないでしょ!5歳児に0歳児を任せるのが間違ってるって」って話だ。

私は実家の母がネグレクトをしていたとか、そう言う事を言いたい訳ではない。時代によって育児の常識は変わっていく……って事を言いたいのだ。

近所の公立幼稚園では、親が幼稚園まで送り迎えをすることになっているけれど、ずっと地元に住む同世代の人は「そう言えば幼稚園は最初の日だけ送ってもらったけど、それからはずっと1人で通ってたわ」と言う。35年前の話だ。そう言えば、私も幼稚園の頃には既に1人で外をウロウロしていたし、習い事なども近所の子ども達と連れ立って子どもだけで通っていた。保護者が送り迎えをしていた子どもなんて1人もいなかった。

地域性もあると思うので、なんとも言えないけれど、私の住んでいる地域では幼稚園の間は1人で子どもを遊ばせるなんて、とんでもないというのが常識になっている。勿論、我が家も娘が外に出る時は私か夫がついていく。公園であっても、たとえ家の前であっても。習い事だって送り迎え付きだし、習い事の送り迎えは場所や時間によっては小学校に上がってからも続く。

私の母世代の女性の中には「今のお母さんは恵まれている。便利な道具がいっぱいあるし、子育てだって楽なはず。お洒落して可愛いお母さんも多いし楽でいいわね」的な事を言う人がいる。確かに一部合っているところもあるけれど、今の育児が昔に較べて「楽でいい」とは思えない。私の母世代の人達は今ほど子どもの世話をしていなかったのだ。今よりも子どもの数が多くて、家事が大変だったかも知れないけれど、私達世代ほど子どもに時間を割いてはいない。

女性の社会進出の話をする時「女性の敵は女性」と言われたものだけど、それは育児に関しても変わらない。現役子育て世代の足を引っ張っているのは、子育てを終えた世代である事が多い。もちろん、全員がそうだとは言わない。「今のお母さんは、子どもにかかりっきりで大変だねぇ。私の頃は放ったらかしだったからね」と分かってくれる人もいる。

現役子育て世代を理解して欲しいとは言わない。せめて背中から撃つような真似をしないで欲しいと切に願う。ちなみに……私の身近なところで言うと、背中から撃ってくるのは実家の母。意外と理解してくれているのは義母。子育て終了世代も色々だ。

今日はグチグチと面白くもない話を書き連ねてしまったけれど、何がどうあったとしても親は子どもを育てていかねばならない。明日は幼稚園の作品展で、今日は午前保育で娘が帰宅する。私もPCの前でノタクタしていないで、そろそろ迎えに行く準備をしなくてはなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ


2012年11月21日(水) その人に会いたい。

娘を産んで専業主婦になってからと言うもの、本はもっぱら図書館で借りることにしている。借りてみてどうしても欲しくなった作品は購入するし、大ファンの作家さんの作品は借りずに購入する事もあるけれど、基本的には「読んでみて気に入ったら購入」と言う流れ。もっとも、読んでみて手元に置きたいくらい気に入る本なんて滅多にお目にかかれないのだけど。

先日、ここ数年大好きな作家さんの本を図書館にリクエストを出したら、既に購入されていたしく面食らってしまった。と言うのも、その本はしばらく絶版になっていて「読んでみたいけれど図書館に所蔵してないみたいだしなぁ…」と諦めていたのだ。(絶版本で図書館に所蔵していない場合は他所の図書館から借りてくれるのだけど)しかし、密かに再販されていた事を知ったので、リクエストしてみたところ、その本はすでに図書館で所蔵されていた。

早速、読んでいるのだけれど、その本には栞替わりにしたであろう「返却日のお知らせ」の紙が挟まっていた。私より先に読んだ人がいる…ってことだ。どちらかと言うとマイナーな作家さんの、マイナーな出版社から出ている本なので「たまたま目についたから借りた」のではなくて「どうしても読みたかったから図書館にリクエストを出して買ってもらった上で借りて読んだ」のではないかと推察される。

どこの誰が借りたものだか私に分かる術は無いけれど、先に読んだ人に会ってみたいなぁ……なんて事を思った。読書は図書館へ行く事さえ出来れば、たとえ外に出歩く自由時間が少ない人でも、金銭的に苦しい人でも、思いっきり楽しむ事が出来る手軽な楽しみだと思う。しかしその反面「同好の友」を探すのはとても難しい。ミステリー系やベストセラー作品だと読者人口も多そうなので、実生活の周囲でも読んだ人を探す事は出来そうだけど、ちょっと趣味方面に走った作品になると、まずもって不可能だ。

WEB上には本の感想をブログもあるし、私自身もHPを持っている。しかし、だからってブログを書いている人達と交流がある訳ではない。WEB上の「掲示板」が流行っていた頃は、他の人との交流もあったけれど、掲示板が廃れてしまった今では誰かと本の感想を語り合う事は滅多にない。たまにメールやツイッターでやり取りする事もあるけれど「ガッツリ語り合う」までには至らない。

どこのどなたかも分からないけれど、お会いしてみたいなぁ……。

……って、そんなの無理だって事くらい分かっているのだけれど。毎日毎日、ご飯の事と娘の事ばかり考えて暮らしているけれど、だからって「自分の趣味なんてどうでもいい」と思っている訳じゃない。無性に語りたい時だってあるのだ。もっとも、本気でそう思うなら自分から積極的に動く必要があるのだと思う。現実的に考えて、今はまだその余裕が無いのだけれど、いつかそう言う事にもチャレンジしてみたいなぁ……なんて事を思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月20日(火) 柿の種リターンズ。

昨日、朝食のデザートに柿を食べていたら、めずらしく種が出てきた。

昨年、娘は最寄りの公園に柿の種を植えた。しかし柿は育つどころか芽も出なかった。娘はたいそうがっかりして「また植える!」と息巻いていたのだけれど、柿の種って意外と手に入らないもので、その話はすっかり立ち消えになっていたにも関わらず、柿の種をゲットしてしまったのだ。当然ながら「柿を育てる!」と言う話になった。

「私が幼稚園に行っている間、お母さんが柿のお世話してね」と娘。「お母さんはお家の用事があるから、柿のお世話は出来ないよ」と言うと、夫が「それじゃあ、公園から土をもらってきて何か空いている容器に入れて、お家で育てたらどうかな」と提案してくれた。そして娘は幼稚園から帰るなりヨーグルトのカップを持って公園に行き、柿の種を植えた。

「お母さんは柿を育てるコツを知ってる?」と娘。「お母さんは柿を育てた事がないからねぇ」と私。すると娘は「じゃあ、お婆ちゃんに電話して聞いてみるね」と言い出した。義母は柿農家の娘で、結婚して専業主婦になったけれど夫の実家には柿の木が2本もある。義母は孫娘の電話に感激して、丁寧に「柿の育て方」を指南してくれた。

流石に義母も種から柿を育てた事は無いらしいのだけど、果物の種は食べてすぐ植えるよりも、少し乾燥させて半年くらい暗い場所に寝かせておいて、春になってから撒いたら良いのではないか……とのこと。その時の世話の仕方も義母は丁寧に教えてくれた。娘はすっかりその気になって、電話の後で自分の自由帳に「おいしいかきをそだてるこつ たねをかわかす」なんて事を書いて、その横に柿の絵まで描いていた。

娘が楽しんでくれているのは嬉しいけれど……もし本当に芽がて出て育っちゃったらどうしよう? 昨年、最寄りの公園に種を植えたのは「芽が出ない」のが前提だった。公園は公共の施設なので勝手に何か植えるのは御法度。義母は「大きくなってきたら植木鉢ではなくて広いところに植え替えなさいね」と娘に話していたけれど、我が家には庭どころか園芸をする土のスペースさえ無い。ゴムの木程度の大きさくらいなら家で育てることが出来るだろうけれど、もしもちゃんと育ってしまったら大変なことになる。子どもの頃に「大好きな果物の種を植えて果物の木を育てる!」と言うのは誰もが通る道だし、それはたいてい達成しないのだけど、今回は専門家の指南付きなので「まさか!」なんて事があるかも知れない。

娘の失敗を願う訳ではないけれど「もし育ってしまったら」と思うと複雑な心境だ。万が一の時は夫の実家の庭に移住させてもらうしかないかなぁ……。もちろん、まだ育つと決まった訳ではないのだし、柿がそこまで成長するには随分と時間がかかるのだけど。

8年後、この日記が続いていて、娘の柿が実を結ぶことがあったとしたら、報告させていただきます。

そんなこんなで昨日は朝から晩まで我が家は柿の話題で持ちきりだった。桃栗三年柿八年。娘の柿が実を結ぶ頃、娘は中学生になっている。果たして柿の行く末やいかに……って事て今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。フリカケおにぎり、カニ&イカソーセージ、魚フライ、長芋のごま醤油炒め、ほうれん草とコーンと人参のバター炒め、黒豆、蜜柑(別容器)。久しぶりに飾り切りをしたら大量の失敗作が出来てしまった。失敗作はスタッフが美味しく戴きました。







2012年11月19日(月) プリキュア映画。公園行脚。

土曜日は娘と2人でプリキュアのアニメ映画を観に行ってきた。

まずは朝イチで家族揃ってインフルエンザの予防接種。夫とは病院の前でお別れ。夫は幼児向けの映画だと間違いなく寝てしまうので、ここのところ映画は娘と2人で観に行っている。土曜日は雨が降っていたので実家の車を借りてショッピングセンター内の映画館へ。映画を観て、フードコートでお昼を食べて、玩具屋や書店を冷やかして帰宅。夕食は前日仕込んでおいたおでんを食べた。おでんをつつきながら飲む日本酒は最高に美味しかった。

そして日曜日。この日は『関西文化の日』ということで美術館や博物館が無料で入館出来るので、その類の施設に行く予定だったのだけど、予定を変更して娘を外遊びに連れ出す事にした。前日、娘は遊び足りなかったらしく体力が余りすぎて寝かせるのに大苦戦。朝もドタバタとエネルギーを持て余していたので、インドアな遊びは無理だと判断したのだ。

……と言っても、前日はかなりの雨だったので郊外の公園はびしょ濡れの予感。夫と相談した結果、難波周辺の公園を攻めることにした。目標は浪速公園と山田デンキの中にある有料のキッズスペース『遊キッズアイランド』。朝早くに家を出て、まずは浪速公園へ……と思いきや、娘は最寄駅へ行く途中の公園で雲梯をして軽く身体を慣らし、難波に到着してからも目的地の公園へ行くまでにも目に付いた児童公園で遊ぶことに。ようやく乾いてきた遊具で遊んだり、持参したサッカーボールでサッカーをしたり。

昼食後も別の公園で遊んで、最終目的地の山田デンキ内に遊キッズアイランドで1時間遊ばせた。その頃、私と夫はすっかりくたびれていて、保護者用に用意されていた椅子に座っと娘がキャッキャと遊ぶのを、ぼんやりと眺めた。

結局、日曜日は公園4つと室内遊技場で娘を遊ばせた。わざわざ都会に出て、何が哀しくて普通の児童公園で遊ばねばならないのか思うけれど、家族で穏やかな夜を迎えるためには必要な措置だったのだ。毎年のことだけど、暑さ寒さが厳しい時は娘を遊ばせるのに苦労する。娘は家で落ち着いて遊ぶこともできるし、室内遊びも大好きだ。しかし、室内に閉じ込めておくと体力が余って寝られなくなるらしい。

娘の友達のお母さん方からは「Yちゃんは運動得意でいいわねぇ」とか「体力があって羨しいわ」と言われるけれど、娘を安らかに寝かせるために私と夫がどれだけの労力を費やしているかと思えば良いことばかりとは言い難い。今のところ、週一回の体育教室と週末、外に連れ出すことでどうにかなっているけれど、小学校に入ったら本格的なスポーツの習い事も考えたいところだ。そうでなくては、私と夫の体力が持ちそうにないので。

まぁ、それはそれとして良い週末だったと思う。インフルエンザの予防接種も済ませる事が出来たし、娘は始終ニコニコだったし。娘の遊びに付き合うのは大変だけど、これも期間限定の事だろうから頑張ろう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月16日(金) 決定打。初おでん。身近な幸せ。

我が家の生活を脅かすオイニーに宣戦布告してはや2週間。オイニー対策本部はついにオイニーへの決定的な対抗策を発見した。

オイニーへの決定打となったのはトイレの消臭スプレー。トイレで用を足した後「シューッ」とするアレである。そもそも我が家の床下をトイレとした動物と人間のアレの成分はほぼ同じなのだ。どうして今まで、その事に気づかなかったのだろう。まぁ…我が家のトイレでは使っていないのでその発想が無かったのだけど。消臭スプレーは劇的に効いた。その威力は感動的でさえある。消臭スプレーでオイニーの脅威を和らげているうちに、いつしかオイニーの元は自然へ還っていくだろう。オイニーとの戦いが終わった訳ではないけれど、明るい未来が見えてきた気がする。

夫と話していたのだけれど、オイニーの主はたぶんイタチだと思う。我が家の外壁にあった「獣の穴」は猫が入るにはちょっと狭い気がした。雨の日になるとオイニーがキツくなる事を考えると、雨の日は我が家で長時間休憩していたのではないかと思われる。彼らにも事情があるのはよく分かっている。だけどオイニーはいただけないし、そもそも不衛生極まりないので今後はご遠慮願いたい。オイニー憎んで獣憎まず。我が家の床下を休憩場所としていた子には悪いけれど、このままオイニーとの戦いが集結することを願わずにはいられない。

オイニーとの戦いの話はここまで。

今日は歯科検診に行ったり、買い物にしたり、実家の母に頼まれた物を配達したりとバタバタして過ごした。もちろん定番家事と、それに加えて明日の夕食の下拵え。明日は朝イチでインフルエンザの予防接種を受けてから、娘を連れてプリキュアの映画を観に行く予定。帰宅してから夕食を作るのは億劫なので明日の夕食はおでん。我が家のおでんは土鍋で作る。土鍋を新聞紙とバスタオルで包んで保温調理。途中、何度か火を入れたら明日の夜には良い感じに。辛口の日本酒を買ってきたので明日の晩は炬燵に足を突っ込んで、おでんで晩酌。楽しみったらない。

そう言えば昨年もボジョレー解禁の頃におでんで晩酌をしていた気がする。昨日は郵便局でクリスマスカード用のグリーティング切手を購入したのだけれど、日記によると昨年も同じ日にグリーティング切手を購入している。毎年、同じようなサイクルで暮らしているのだ。実に小市民的。でも、それが幸せなんだと思う。身近な幸せに感謝しつつ暮らしていきたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。ミッフィーおにぎり、タコウィンナー、唐揚げ、スナップエンドウとコーンの炒め物、蓮根と人参のキンピラ、黒豆、葡萄&バナナ。ミッフィーの「これじゃない感」が半端ない。







2012年11月15日(木) 消臭剤。テーブルクロス。タケヤ味噌。

寒い朝。朝の気温は一桁代とのこと。どうりで寒いはずだ……なんて事を思いつつ居間と廊下を繋ぐ引き戸を開けたらむせ返るオイニー。オイニーとの戦いはいまだ結末を迎えてはいない。

今日はホームセンターに行って室内用の消臭剤を買ってきた。先週末に中和剤を撒いたのだけど、隣家(以前、エアコンの室外機で揉めたご町内きってのクレーマー)から「変な匂いがする」と苦情が入ったので、中和剤が撒けなくなってしまった。中和剤は定期的に巻かないと効果が無いの残念なことだ。そのかわりに室内用の消臭剤を撒くことにした。あくまで室内用なので効果は知れているだろうけれど、何もしないよりはマシかな……と。

ツブツブのジェルの消臭剤を買ってきて、夫が金網で塞いでくれた「獣の穴」にドッサリと入れてきた。オイニーの元凶はもっと奥まった場所だと思うのだけど、ちょっとでもマシになってくれる事を祈るばかり。ついでに室内の洗濯機横と廊下にも消臭剤のポットを置いた。これも「無いよりマシ」程度の事かも知れないけれど、オイニー対策本部としては諦めず戦っていきたいと思う。倒れる時は前のめりで。これが戦士の生き様と言うものだ。


それはそれとして。

ホームセンターでは炬燵布団にかけるビニールのテーブルクロスを購入した。切り売りでメーター480円。帰宅して、炬燵布団のカーブに沿ってテーブルクロスを切り、天板で隠れる部分を炬燵布団に縫い付けた。初めての試みなので上手く運用できるかどうかは分からないけれど、とりあえず不測の事態が起こっても泣かないだけの準備は出来た。

森光子さんが亡くなったとのこと。私は代表作と言われる『放浪記』も観たことが無いし、主演のドラマも観たことが無くて、森光子さんと言えば「タケヤ味噌の人」の印象が強い。実家は何故かタケヤ味噌の塩控えめを愛していて、その流れで我が家もタケヤ味噌の塩控えめを使っている。週に5杯は飲んでいるお味噌汁。お味噌汁は私にとって家庭の象徴。ダサくて美味しい家庭料理の象徴。そしてスーパーでお味噌を買う時には、ふと森光子さんの顔が頭を過ぎる。お年を考えたら仕方が無い事なのだけど、また少し昭和が遠くなっちゃったかと思うと感慨深いものがある。心よりご冥福をお祈りします。

森光子さんは41歳の時に初めて舞台の主役に抜擢され、そこからスターになっていったとのこと。私は今40歳。自分から諦めちゃっている事もあったりするのだけれど、これじゃあ駄目だ。もったいないお化けが出てきてしまう。色々あるけど前向きに、懸命に頑張っていかなきゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月14日(水) 風吹けば。悪魔の巣穴。

大阪は朝から大荒れのお天気。突然、雨が降ったり、強風が吹き荒れたり。強い風が吹くと床下から「ぶわっ」っとオイニーが吹き上がってくる。いい加減、オイニー話は止めたいのだけど、オイニーの事を考えずにはいられない今日この頃。

オイニーはともかく。我が家は隙間が多いらしく今日は窓に貼り付けたエアパッキンがバタバタと揺れている。「どんだけ隙間が空いてるんだよ?」と我ながら吃驚すると同時にエアパッキンの仕事っぷりに感心する。

そして、あまりの寒さに炬燵を出した。炬燵を出すのは4年ぷり。

我が家の居間には丸い卓袱台があるのだけれど、実はその卓袱台は炬燵だったのだ。結婚祝いに友人から貰ったもので、結婚してから娘が寝んねの赤ん坊の頃まで使っていたのだけれど、娘が動くようになってからはホットカーペットに切り替えて、炬燵は封印。ただの卓袱台として使ってきた。

しかし娘も5歳になった。食事をする際、食べこぼす事はあるけれど、それまでの事を思えば随分と上手に食事出来るようになった。食べこぼし対策として、娘の定位置あたりには透明のゴミ袋を広げた物をカバーにした。流石にゴミ袋をかけているのはどうかと思うので、明日以降、ちゃんとしたビニール製のテーブルクロスを買ってくるつもりでいる。

数年ぶりの炬燵。素晴らしい。日本の冬はやっぱり炬燵が必要だ。

幼稚園から帰宅した娘も大喜び。炬燵に足を入れて食べたおやつは最高だった。だが、しかし。炬燵はやはりいけません。あれは悪魔の巣穴だと思う。入ったが最後、出るのが辛い…辛過ぎる。

今夜は炬燵で暖まりながら日記を書いている。外はビュービュー強い風。寒いのは大嫌いだけど、寒い日に暖かい部屋でぬくぬくするのは冬の醍醐味。それにしても炬燵って良いものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

我が家の炬燵。ホットカーペットの上に置いているので電気は入れていません。でも、炬燵布団を掛けただけでも中はポカポカ。拘束力のある悪魔の巣穴です。







2012年11月13日(火) 思えば出世したものだ。

昨日の日記に書いたオイニー。対策本部では引き続き監視活動を行っているけれど、いまだ解決には至っていない。床下に蓄積された「ブツ」が完全に揮発してしてくれるのを待つしかないのだけれど、オイニーは少しずつ薄れているような気がしている。

オイニーはさておき。ここのところ我が家では少しずつだけど自分達で住環境の改善に乗り出している。たとえば……滑りの悪い引き戸にクレ556を吹き付けてみたり、先住者が居間の柱に貼り付けていた謎の細長い鏡を取り外したり。しかし、それらは冷静に考えてみると「そんな事は入居時にするべきでは?」と言うような問題がほとんどだったりする。

オイニー対策本部を設置した際、夫がしみじみ「どうして家買った時にしておかなかったんだろうなぁ」と首をかしげた。「俺はともかく。そもそも、白蓮さんって家のこと好きでしょ? 色々と不備に気づかなかったの?」と私に問うた。

夫の疑問はもっともだけど、これには深い理由がある。

すっかり過去の話になってしまうけれど、この日記を書き始めた頃、私はハウスメーカーで図面を描いていた。転職を経て最終的には設備系の図面を描くようになったけれど、基本的に建物や住宅関係の事は大好きだ。なので結婚当初、自分の住まいに対する夢や希望を持っていなかった訳ではない。しかし結婚する直前、私はとても不遇な環境下で生活としていたので、夫と購入を決めた築35年の家に入った瞬間「なんて素敵」とばかりにすっかり満足してしまったのだ。言っちゃあなんだが、我が家は決して今流行りのお洒落なリノベーション物件ではない。昭和の香り漂うただの古屋にも関わらず。

当時の私は母と弟と3人で2Kの長屋で暮らしていた。弟は自分の部屋をひと部屋持っていたけれど、私と母は居間を寝室に使っていて、寝るときは端っこに寄せて布団を敷いていて、私のプライベート空間は台所の片隅に置かれたパソコン机だけだった。当時、ガツガツ働いて家にお金を入れていたのに酷いと言えば酷い待遇なのだけど、当時は色々と事情があって、それでもそれなりに暮らしていたのだ。

夫にそんな話をしていたら、当時の事が思い出されて「思えば私も出世したものだなぁ」などと口に出して呟いてしまった。今は自分の城とも言える「自分が自由に出来る台所」があり、狭いながらも寝るためだけの寝室もある。そして何より家族がいる。

結婚前の生活を思えばオイニーごときで不満を言っている場合ではない。今の自分は恵まれた環境にあるんだなぁ……と、改めて実感しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。

左、昨日、娘と2人で早々に出したクリスマスツリー。右、本日のお弁当。海苔おかかご飯、魚肉ソーセージ、鶏胸肉ケチャップ炒め、南瓜グラタン、ピーマンと人参のごま醤油炒め、黒豆、蜜柑(別容器)。南瓜グラタン、もうちょっと盛れば良かったかも。何げに華の無い仕上がり。我ながらセンスの無さにガッカリ。






2012年11月12日(月) オイニーと戦う。

土曜日。我が家はオイニー対策本部を設置した。

我が家は築40年以上の古屋。ここのところ居間と隣接する廊下からお風呂場にかけて、何やら嫌な匂いが漂っていた。先週、廊下に置いている洗濯機か、もしくはお風呂場の排水口から下水の匂いが上がってきているのではないかと当たりを付けて、先週は洗濯機とお風呂と排水口を「これでもか」というほど綺麗に掃除して、パイプユニッシュを流し込んだ。しかし嫌な匂いは一向に改善しない。

よくよく考えてみると、我が家はもともと変な匂いがするほど汚い家ではない。私は今のところ専業主婦なので掃除はマメにできている。それなのに「臭う」となると、原因は洗濯機でもお風呂でも排水口でもないのではないか……と言う考えにいたり、夫に相談してみることにした。夫も「変な匂い」は気になっていたらしく、夫婦で変な匂い(オイニー)に対抗すべく「オイニー対策本部」を設置した。ちなみにオイニーとは変な匂いのこと。「臭い」とか「変な匂い」なんて口にするのも忌々しいので業界っぽく(?)呼び名を付けてみたのだ。

オイニーの正体は下水、排水関係ではなく動物の糞や尿ではないかと仮説を立て、家を調べてみることにした。そして夫は家の裏側(室内の洗濯機が置いてあるあたり)に、猫やイタチなら余裕で入り込めるような穴が空いているのを発見。そして、その周辺には「いかにも」なオイニーが立ち込めていた。

その穴は増築部の床下にあって、たぶん通風孔のつもりで開けていたのだろうけれど、格子も何もはまっていなくて動物入り放題。なので、金網で入口を塞ぎ、動物の忌避剤と匂いの中和剤をまき、入口の手前には猫よけのネット(プラスチックで出来たトゲトゲのようなもの)を敷いた。

結婚してこの家で暮らすようになって6年ちょっと。今まで我がにそんな穴が空いていたなんて、ちっとも知らなかった。

夫は「もし、中に動物がいたら閉じ込めて出られないかも知れない」と言っていたけれど、流石に動物が暮らしいているなんて事はないと思う。動物が暮らしているのなら、物音なり気配なりすると思うのだ。たぶん我が家は定宿ではなく休憩場所として使用されていたのだと思う。で……休憩ついでに用を足している……と。穴を塞いで、家の周囲に忌避剤を巻いたことで、オイニーおさまるといいのだけど。

そんなこんなで土曜日は家の周囲を調べたり、対策のための用具を買いに行ったりとバタバタしていた。前日、胃腸炎で幼稚園を休んでいた娘はすっかり元気になって、何やら嬉しそうにオイニー対策する私達の後ろをついて歩いていた。

オイニー対策から2日。オイニーは少しマシになったような気がするけれど、まだまだ油断禁物。オイニー対策本部ではオイニーの監視・抑制活動を続けたいと思う。早く良い効果が出るといいのだけどなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月09日(金) 充分な休養。

今日、娘は幼稚園を休んだ。

昨日の診断は風邪からの胃腸炎とのことだったけど、親の目から見ると休む必要は無かったと思う。熱も無いし顔色も良くて食欲もある。そして下痢はすっかりおさまっていて元気そうだ。でも娘が「念のため幼稚園はお休みする」と言うので、内心「そうは言うけど、見るからに大丈夫そうですけどね」と突っ込みを入れつつ休ませることにした。

一応「お腹の風邪」ってことなので食事は病人用。おうどん、卵、野菜の煮物、お豆腐、すり林檎、すり林檎ジュース。娘はどれも美味しそうにモリモリ食べていた。特に娘が気に入ったのは「すり林檎」と「すり林檎ジュース」。「赤ちゃんの時はいっつも食べてたんだよねぇ」と、やたら嬉しそうに食べていた。

1日家に籠って室内遊び。シルバニアファミリーだの、リカちゃんだの、塗り絵だの。縫いぐるみでごっこ遊びもした。暇に任せて私のIPhoneに『漫画カメラ』なるアプリを入れて、色々な物を撮影してゲラゲラ笑ったりもした。とにかく今日は1日中、娘にベッタリと付きっ切りで相手をした。娘が3歳くらいの頃は毎日こんな感じだったなぁ……と少し懐かしく思ったり。

娘にとって良い1日だったんじゃないかと思う。

娘を見ていたら、ふと江川晴の『看護婦物語』(後に『救急外来』に改題)を思い出した。主人公の看護師が「病院ではなくて看護院のような物を作りたい。投薬や治療はなくても充分な休養と看護だけで元気になる人は多いのではないだろうか」と考える場面がある。本格的な治療が必要でない程度の体調不良でも誰かに構ってもらって、大切に扱ってもらう中で、しっかり食べて、ゆっくりと休むって良いものだ。しかし大人になると、なかなかそうはしていられない。仕事は簡単には休めないし、仕事をしていない主婦だって「やらなければいけないこと」は山積みだ。なので、今日の娘のように「熱はないけど休んどこうか」なんて訳には到底いかない。

それだけに「子どもの頃の病気の思い出」って特別なのだと思う。娘も大人になった時「すり林檎」のことを懐かしく思い出すのかなぁ……なんて思ったりした。

そんなこんなで今日は娘の相手だけをして1日が過ぎていった。娘は1日家にいて体力が余ってしまったらしく寝るのに苦戦していたけれど、それくらい元気になったって事だ。流石にこの週末はパーッっと遊びに行く訳にはいかないけれど、病院に走る心配はなさそう。取り敢えず娘の風邪は回復しつつあるようなので良かったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

漫画カメラで撮った娘のペンギンと、以前私が作ったペンギン用の洗濯機。漫画カメラを通すと、ちょっとシュールで良い感じです。











2012年11月08日(木) エアコンクリーニング。パウンドケーキ。胃腸炎。

今日はダスキンさんに来てもらってエアコンクリーニングをしてもらった。

夫と娘を送り出した後、大急ぎで部屋の片付け。作業の邪魔にならないようにカーテンを外したり、娘の絵を外したり。作業は9時スタート。流石サービス業。9時キッカリに玄関チャイムが鳴った。

作業してもらっている間、ずっと見ている訳にもいかないし、そうかと言って遊んでいる訳にもいかなし、掃除が出来る訳でもないし。台所で夕食の下拵えをした後、娘がお芋掘りで掘ってきた薩摩芋を使って薩摩芋のパウンドケーキを焼いてみた。娘の薩摩芋はお世辞にも美味しいと言えた代物ではないのだけれど、ケーキにしたら良い感じ。しっとりとしたパウンドケーキが焼きあがった。それでもまだ少し時間が余ってしまったりで、雑巾を1枚縫った。

今日のエアコンクリーニングだけではなくて、職人さんに家に入ってもらって作業をお願いする時って、なんとなく時間を持て余してしまう。我が家は小さい家なので、私が家事をしている横で作業してもらうようなスタイルになってしまうだけに、どうやって過ごしたものかと。きっと作業している人は慣れていて、何とも思っていないのだろうけれど、どうやって過ごしたものだか、ちょっと困ってしまう。

家事の合間に作業を見させてもらったのだけど、居間のエアコンの内部はカビが酷くて吃驚するほど汚かった。あれでは身体にいいわけない。2階のエアコンは居間のエアコンよりも酷くはなかったけれど、それでも結構な汚れっぷり。エアコンクリーニングは決して安くはないけれど、定期的にお願いしようと心に誓った。どれくらいの頻度が良いか聞いてみたところ、夏も冬も使うエアコンだと2年に1回が理想とのこと。エアコンクリーニングは3時間ほどで終了。思い切ってお願いして本当に良かった。

そして午後からは通常モード。午前中に焼いた薩摩芋のパウンドケーキは劇的に美味しくて娘にも大好評だった。「今日はなかなか充実した1日だなぁ」などと一人悦に入っていたのだけれど、夕食後、娘が唐突に腹痛を訴えた。ちょっとお腹を下し気味かなぁ…と言う程度。熱も無いし元気そうだし大した事は無さそうだったのだけど、どうしたものか娘は「病院に行きたい」とすっかり病人気分。念のため小児科へ連れて行ったら風邪からの胃腸炎とのこと。「熱が無ければ幼稚園に行ってもいいですよ」と言われたのだけど、娘はこれまたどうしたものか「明日はお休みする」と休む気満々。

娘が風邪からの胃腸炎に罹っているのは確かなのだけど、今回は大したことはなさそうで、たぶん幼稚園を休ませるほどではないと思う。しかし幼稚園が大好きな娘が「お休みしたい」と言うのなら、それはそれで理由があると思うので明日は幼稚園を休ませて家で過ごさようと思う。

そんなこんなで今日は朝から晩まで何かとバタバタした1日だった。明日は娘を休ませると決めたけれけど、家の中で何をして過ごしたものかなぁ。まぁ明日の事は明日考えよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月07日(水) 洗濯機との格闘。

今日は洗濯機と洗濯機のお湯取りホースを洗ってみた。

我が家の洗濯機は夫が独身時代に使っていた物で相当古い。そもそも夫は結婚する気が無かった人なので一人暮らしなので大きな洗濯機を持っていた。「布団洗いコース」なんかも付いている優れ物で今も現役で働いている。

洗濯機は定期的に洗濯槽クリーナーで洗っているのだけれど、最近洗濯機だかお風呂だかが臭う気がするので、今日は洗濯槽クリーナーで洗濯機と、洗濯機にお風呂のお湯を汲み取るお湯取りホースを洗ってみた。洗濯槽もお湯取りホースもピカピカになったのだけど、別の場所から臭うような……。

そうだ! 洗濯機の下の排水口が悪いに違いない!

しかし娘が帰宅する時間になったので、洗濯機の事は一旦忘れて娘を迎えに行ったり、娘を体育教室に連れて行ったり。そして娘を寝かしつけた後で、洗濯機を動かして洗濯パンの下の排水口を掃除して、排水口なんかを綺麗にしてくれる錠剤を入れた。一人で洗濯機を動かして掃除をした後の達成感ったらない。

しかし……洗濯機が元の場所に戻らなくなってしまった。

洗濯パンから洗濯機を降ろすのは簡単だったけど、もう一度上に乗せるのは至難の業。洗濯機って、物凄く重いんだなぁ。自分で動かしてみて初めて知った。夫が帰宅してから夫に頼んで乗せてもらえば良いのだけれど、今日に限って夫から「職場のトラブルでもしかしたら今夜は帰れないかも」とのメール。洗濯なんて1日くらいしなくても死なないので、放置しておけば良さそうなものなのだけど、これまたよりによって明日はダスキンの人にエアコンクリーニングをお願いしていて、洗濯機周辺をとっ散らかしている訳にはいかないのだ。

死に物狂いで洗濯機と格闘した。押してみたり引いてみたり、上から攻めてみたり下から攻めてみたり。洗濯機って丈夫で重たいものなんだなぁ。一人洗濯機と格闘しながら泣きたくなってしまった。

小一時間ほどの格闘の末、洗濯機はどうにかこうにか元の場所におさまった。ちょっと不具合があるような気もするけれど、とりあえず水が漏れたり逆流したりする事はなさそうだ。

今日は他に書きたい事があったような気がするけれど、濯機に全部持って行かれてしまった。それにしても、とりあえず何とかおさまってくれて良かった。今度、洗濯機を動かす時は絶対に夫のいる時にしようと心に誓い、今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月06日(火) 1日サッカー教室。

日曜日は1日限りのサッカー教室に行ってきた。

公報を眺めていたら新しい防災公園のオープニングイベントでプロチームの監督やコーチが子どもたちにサッカーの指導をしてくれるという企画があり「そういえばHくん、サッカー習ってるから教えてあげようかな」なんて話を夫にしたところ、サッカー好きの夫は「それならYも行かせよう。ほら、ここ未経験者でも良いって書いてあるし」と、すっかり乗り気に。娘は赤ちゃんの頃から夫に連れられてサッカー場へは行っているけれど、自分がプレイすることには興味はないし、第一我が家にはサッカーボールも無いので、私はイマイチ乗り気では無かったのだけど、とりあえず応募してみたとろこ、見事に当たったのでサッカーボールを購入して参加してきた。

プロが指導してくれると言うだけあって、本気モードのサッカー小僧でいっぱいだった。一応未経験者でも良いことになっていたのだけれど、娘のように全く経験の無い子は少数派。いくら娘が運動好きと言っても、これはお話にならないなぁ……なんて事を思いながら、娘の様子を眺めることに。

しかし……予想外に娘はサッカーに順応していた。

指導が良いのもあると思うのだけど、いっぱしにドリブルも出来ていたし、試合の時にはちゃんとボールを取りに行っていた。お友達との喧嘩などでは前に出るタイプではないのに、試合でラフに扱われるのは平気らしく、本気サッカー小僧から蹴られても乱暴に振り払われても知れっとしていて、ちゃんとボールが来る先を予見して動いていて吃驚させられた。

運動出来る子って、何をさせても出来るものなんだなぁ……まったくもって娘は私とは正反対のタイプらしい。

知り合いの人から「Yちゃんサッカー初めてなんでしょ? うちの子よりもずっと上手いじゃない」などと言われて、なんだか嬉しいよりもちょっと居心地が悪かった。こう言う時ってなんて言い返して良いものやら。取りあえず「女の子だしスポーツよりも、もっと違う方向で頑張って欲しいんだけど」なんて言ってはみたものの、私はそんな事これっぽっちも思ってはいない。得手不得手は持って生まれた物だろうから本人が好きな事を好きなようにさせるしかないだろうし。

まぁ、それはそれとして娘が楽しんでいたのでサッカー教室は結果的に行って良かったと思う。2時間みっちりと動きっぱなしで娘は大満足。どうやらサッカーを習いたいらしい。しかし幼稚園の降園時間との兼ね合いもあって、娘が入れるサッカーチームは無いのが辛いところ。超本気のクラブチームならあるのだけど、幼稚園でそこまで頑張らせるのもなぁ……。

娘にとっては楽しい1日だったのだけど、私の中では色々と考えさせられた1日だった。まぁ、その事については後日余裕があったら書いていこうと思う。楽しかったのには違いないけれど、親としては考えさせられる1日だったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。大根葉おにぎり、ウィンナー、鶏唐揚げ、三度豆とコーンのバター炒め、蓮根と人参の甘酢胡麻和え、黒豆、ウサギ林檎&バナナ(別容器)。葉付き大根を戴いたので久しぶりの大根葉フリカケを作った。娘、大喜び。でも、これって葉付き大根が手に入らないと作れないんだなぁ。







2012年11月05日(月) ビッグバン。義母の「もしも」

土曜日は義母を交えて大阪府立大型自児童館ビッグバンに行ってきた。

朝から張り切ってお弁当作り。家族だけのお弁当なら、毎週のことなのでそれほど力も入らないのだけど、義母が食べるとなると少し気合が入る。義母は口うるさいタイプではないのだけれど、それでも嫁としての見えも少々。唐揚げだの卵焼きだの義母の好物を詰め込んだ。電車に揺られてビッグバンへ。義母とは現地で待ち合わせ。

ビッグバンは小学校の遠足の定番にもなっていて子ども達の人気スポット。1度だけ行ったことがあるのだけれど、その時は事情があってゆっくり出来なかったので、今回は朝イチで入場してゆっくり中を探索した。子ども達に人気だと聞いていたけれど「そりやぁ、楽しいに決まっているわ」と思えるような遊具や仕掛けが沢ギッシリ。娘は建物の4階から8階までをブチ抜いて作ったジャングルジム『遊具の塔』が気に入ったらしく、何度も往復して楽しんでいた。

お昼は休憩スペースでお弁当。いつもより気合を入れて作ったお弁当はとても美味しかった。お弁当を食べ終えた後、義母がこんな話をしてくれた。

自分はお弁当作りが大嫌いで苦痛で仕方がなかった。だから、出掛ける時は出来るだけ外食で済ませられるような場所に連れて行ってもらっていた。子どもが小さいうちは作っていたけれど、本当はお弁当作りは大嫌いで、だから白蓮さんに作ってもらえのは申し訳ない……

私はお弁当を作るのは苦痛じゃないので気を使わないで欲しいって事を義母に伝えた。夫は、子どもの頃や中高生の頃、当たり前のようにお弁当を作ってもらっていたので、義母がお弁当作りが苦痛だったって事を今まで知らなかったらしい。

義母の名誉のために書いておくけれど、義母は決して怠け者ではない。料理は好きじゃないんだなぁ…と薄々は感じていたけれど、身体を動かすのは好きなタイプで庭の手入れや野菜や果樹を育てるのは大得意だ。

義母は団塊の世代よりも少し上で物凄い田舎で育っている。高校を卒業後、看護学校を卒業しているのに、就職することなく親の勧めでお見合いをしてそのまま結婚している。義母が言うには「そうするものだと思っていた」とのこと。義母を見ていると義母は案外、仕事を持って働く方が向いてるタイプの人だったのかも知れないなぁ……と思う。義母の人生が不幸だったとか、そんな事を思っている訳ではないけれど、生まれる時代が違っていたら、義母はもっと自由に好きな事をする人生があったかのかも知れない。

人間は決して自分の思うように生きられる訳じゃない。たとえ恵まれた時代に生まれたとしても、人間って誰もがそれぞれの事情を抱えて生きている。結局のところ、自分の置かれた立場の中で懸命に生きるしかないのだけれど、ふと「もしも…」なんて事を思ってしまう時がある。義母の話を聞いて、ちょっとそんな事を考えてしまった。

それはそれとして土曜日は楽しい1日だった。義母とは月一ペースで合っているけれど、たまには気合の入ったお出掛けも良いものだ。機会があれば、また行きたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2012年11月02日(金) 食べる事ばかり。扇風機掃除。もっともっと。

今日は1日食べる事ばかり考えていた。

娘と夫を送り出した後は定番家事と夕食、おやつの準備。そして明日のお弁当の仕込みと明日の夕食のカレーの仕込み。台所に立つのは苦にはならないけれど「でも主婦の仕事ってお金入らないんだなぁ」などと、世知辛い事を思ってしまった。主婦の仕事はプライスレス。仕事と言えば仕事だけれど、金銭労働ではないので仕事じゃないと言えなくもない。

明日は義母を誘って大阪府立大型自児童館ビッグバンに遊びに行く。気候の良い季節になると我が家は週末ごとにお弁当持ちで出掛けているのだけれど、義母が来るとなるとお弁当にも気を遣う。義母は口うるさい人ではなくて、むしろ出した物は何でも喜んで食べてくれるタイプなのだけど、それでも「お義母さんは唐揚げと卵焼きが好きだから、これは外せないな」とか「あっさりしたオカズも入れないと食べ辛いかも」とか思うと、たかかが行楽弁当でも大掛かりなことになってしまう。しょっちゅう、一緒に出掛けるのならそこまで頑張らないだろうけれど、義母と一緒にお弁当を食べる機会は滅多にないので、ついつい気合が入り過ぎてしまう。まぁ…それでも、とりえあず明日の準備は整った。

午後からは扇風機の掃除など。もう扇風機の季節ではないのだけれど、我が家での扇風機は雨の日に洗濯物を乾かすのに今でも現役で働いている。拭き掃除をする時に、ちょいちょいと拭いてはいたけれど、ちゃんとパーツを外して洗ってみると結構汚れているものだなぁ。もうちょっと頻繁に掃除してやるべきだったと軽く反省。

昨日から小川洋子のエッセイを読んでいる。なんだかんだ言って好きな作家んさんなのだけどエッセイでは物足りない。エッセイとか短編とかではなくてガッツリした長編が読みたい。『博士の愛した数式』みたいなハートフル方面寄りじゃなくて、ちょっと毒を含んだ感じのを。本が好きな人って自分勝手で強欲だ。自分の好みの作品を書く人を見つけたら最後、常に「もっと、もっと」と望んでしまう。作者が死ぬまで諦め切れないし、作者が死んでもなお「あぁ…もっと、この人の作品を読みたかったなぁ」と溜息をつくのだ。ここ数冊、夢中になれる本に当たっていないせいか「もっと、もっと」な欲望が湧き上がり過ぎて困る。

今週も無事に終了。急に寒くなったけれどなんとか無事に過ごす事が出来た。週末もこの調子で無事に過ごしたいものだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

本日のお弁当。味噌焼きおにぎり、ミートボール、魚肉ソーセージ、スナップエンドウ、薩摩芋のキンピラ、黒豆、蜜柑寒天ゼリー(別容器)。スナップエンドウの旬ではないと思うのだけど何故か安かったので買ってみた。味は悪く無かった。







2012年11月01日(木) 巻き戻し作業。容赦ない寒さ。

今日から11月に突入。昨日は1日中空回りをしていて、今日はその分を巻き戻すような1日だった。

昨日、熱っぽかった娘は今日は元気に登園した。鼻風邪気味なのは相変わらずだが酷くなっている様子は無い。いったい、あれは何だったのか? 私が過保護過ぎなのか、それとも丁度治る時期に入っていたってことだったのか。狐につままれたような心持ちで娘を幼稚園バスのところまで送って行った。

そして午前中は昨日、買い忘れた物や買えなかった物を目指して買い物に。今日は事前にお店へ品物があるかどうかの確認の電話をして、メモを持って家を出た。昨日もそうしておけば良かったのだ。昨日の私はどこか軸がずれていたように思う。

それにしても今日の大阪は本格的な冬の到来を感じさせる寒い1日だった。

気温はそこまで低くなかったのかも知れないけれど、陽が差さないのと風が強いのとで体感温度がやたら寒く感じられた。毛糸の帽子をかぶっていたり、ダウンジャケットを着たりしている人を見掛けたけれど、違和感を感じるどころか「これだけ寒けりゃ、そうするよねぇ」と思ってしまったほどだ。夕方干した洗濯物は3時間ほどでバリバリに乾いていたので、娘を寝かしつけた後、コートを着て洗濯物を取り込んだ。

今夜は帰宅が遅くなる人は道中、相当辛いんじゃないかなぁ。今日は正式に発表されている気温以上に寒さが身に染みる。こうまで容赦なく寒くなると、体調を保つだけでもひと仕事って気がする。

明日で今週も終了。週末はお弁当持参で義母と一緒に遊びに行くので、明日はお弁当の下拵えだの、なんだのでバタバタしそう。寒さに負けず頑張らねばなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。゜


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
$lastyear

白蓮 |MAILHP