白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2011年08月31日(水) ままならないなぁ…。

台風が近づいているらしい。娘を寝かしつけて階下で用事をしていたら突然の雨。夕方干した洗濯物をあわてて取り込んだ。台風が来るのはまだ先とのことだけど、けっこうな風で外はとても涼しい。台風の後は少し涼しくなるのかなぁ……などと思いながら、乾いた洗濯物を畳んだ。

日記が実生活に追いついていないのだけど、今日は週末に会ったFの話。Fは退院してアルバイトをしながら人工透析を開始している。色々と問題は山積みのようだけど、とりあえずは良好って感じらしい。

もっとも「良好」と言うのは「体調に問題が無い」って意味であって、実際は色々と大変みたいだ。1日おきに4時間拘束されるストレスや、腎臓移植に関する諸問題。今すぐ、生きるの死ぬのって話ではないのだけれど、Fの目の前にぶら下がっている問題は寿命と直結してくるので深刻だ。

Fは私にとって大切な友人だけど、家族ではないのであれこれ口出しは出来ない。聞けば聞くほど臓器移植って大変なんだってことを思い知らされる。Fのご両親は周囲の人間から色々と話を聞かされて、情報が多過ぎるがゆえに迷っておられるとのこと。「情報が多すぎるから迷う」というのは分かる気がする。我が子を愛するがゆえに迷うし、悩んでおられるのだろうとお察しする。

私としては、とにかくFが良いようになればいいのになぁ……と願うばかりだ。腎臓移植は人工透析を開始してから1年以内にするのが最も定着するのだとか。移植したからって、それで終わりではないし、それに伴うリスク(生涯、免疫抑制剤を飲まなければならない…等)があるのは分かっているけれど、それでもやはりFがそれを望むなら、そうなれば良いと思っている。

自分の人生は基本的に自分で切り開いていくものだし、人生の選択肢は自分の意思で選ぶべきだと思う。だけど……本当の意味でそれが出来る人って、どれくらいいるのだろうなぁ……。自分の気持ちを諦めたり、あるいは「希望する道ではないけれど、選択肢の中でマシそうなもの」を選んだりしながら生きている人って、案外多いんじゃないかと思ったりする。

ままならないなぁ……。

ままならない事だらけだけれど、それでも人は生きていかなくちゃいけない。せっかく生きるのなら、ちょっとでも楽しい方がいい。Fが出来るだけ楽しく暮らせる方向に事が進むことを祈りつつ、今日の日記がこれにてオシマイ。


2011年08月30日(火) 1人の時間。徳島の友人。

娘の幼稚園がはじまって1人で過ごす日中が戻ってきた。

……と言っても、娘は午前中で帰ってくる。送迎の時間を考えると自由時間は3時間半ほど。その間に掃除と洗濯、食事の支度を済ませてしまうので、かなりバタバタではあるものの、娘がいないとサクサク家事が進んでいって驚かされる。定番家事の他に、気になる箇所を重点的に掃除したり不用品の整理をしたりしている。我が家はあまり溜め込まない方だと思っているけれど、片付けをはじめると、それなりにゴミが出てくるから不思議だ。夏の間、娘と遊び呆けて滞っていた物が、少しずつ片付いていくのは愉快なことだ。

娘のいない1人の時間、せっせと身体を動かしていると、頭が空っぽになるので、色々なことを考えてしまう。先日、会った徳島の友人と話がしたいなぁ……とか、そう言う事を。

気になるなら電話でもすれば良いのだけれど、いつ電話をしてもなかなかゆっくり話が出来ない。徳島の友人は日中、子ども達の世話に追われていて、電話をしても込み入った話が出来ないし、夜は彼女自身が疲れ果てていて早く寝ているようなので電話をかけるどころではない。

友人一家と交通科学博物館へ行ってみて、徳島の友人がいかに頑張っていて、疲れ果てているかがよく分かった。上の子が小学校1年生。下の子が2歳。本当なら、上の子はもう落ち着きつつある年頃なのだけど、発達障害があるので手が掛るし、下の子は絶賛嫌々期突入中。ご主人が休みの時は良いけれど、平日は孤軍奮闘頑張っているであろう友人の姿に、なんだか胸がいっぱいになってしまった。

だけど友人は本当に良い母親なのだ。それは子ども達の顔を見ればよく分かる。2人とも、とても優しくて甘えん坊の顔をしている。だが友人は優しいだけの母親ではない。上の子が悪い事をした時は、キッチリと叱っていて、上の子としっかり向き合っていた。友人は芯の強い人なので「ちゃんと出来るだろう」ってことは心配していなかったけれど、あんなにちゃんとした母親っぷりを見せられると、別の意味でちょっと心配だ。

しかし「あんまり頑張り過ぎないでね」と言ったところで、どうしようも無いのが分かっているだけに、なんと言葉をかけたら良いのかが分からない。離れていては手助けも出来ないしなぁ……。

若い頃は友人に何かあったら力を貸したりする事が出来たのだけど、年を重ねるごとに、それが難しくなってくる。「力を貸せない」のではなくて、「力になれない」のだ。Fのことと言い、徳島の友人のことと言い、何の力にもなれないのが、とても歯がゆい。

生きるって本当に大変だ。楽しいことも沢山あるが、楽しいだけではいられない。徳島の友人には、ちょっとした物や手紙を送るくらいしか出来ないけれど、また折を見て何かしよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月29日(月) リカちゃん展。夏休み終焉。

娘は今日から夏期保育スタート。始業式は9月1日だったけれど、実質幼稚園がはじまった感じ。先の週末は夏休みに家族揃って過ごせる最後の2日間だった。

土曜日は用事に終始した。夫の実家から持って帰ってきた14インチのブラウン管テレビと、夫のPCの旧式のモニターを、無料で引き取ってくれる業者へ持って行ってきた。(無料と言ってもテレビだと14インチ以下、PCのモニターも制限アリ)テレビを処分するには、正規ルートだと2000円はかかってしまうので、とても助かった。用事を済ませた後は日用品の買い物。夜は実家の母を招いてお好み焼き……と地味な1日。

日曜日は娘が楽しみにしていた『リカちゃん展』へ行ってきた。子どもがリカちゃんと「お店屋さんごっこ」を出来るコーナーがあったり、1億円相当のダイアモンドを散りばめたドレスを着たリカちゃんが展示してあったりと盛りだくさんの内容で、娘だけでなく大人も充分楽しめた。娘はずっと憧れていた「シンデレラ姫リカちゃん」を買ってもらって、満足したようだった。帰宅後、私が夕食の支度をしている横で、夫を相手にリカちゃん人形でずっと遊んでいた。

そして夕食後。娘は「夏休みが終わっちゃう……」とシクシク泣きだしてしまった。「幼稚園も楽しいよ」と、どんなになだめても駄目で、結局寝るまでずっと泣いていた。実際、この夏休みは娘にとって楽しいものだったと思う。至らない母ではあるけれど、この夏休みの過ごし方に悔いも無ければ、心残りも無い。泣きぬれる娘を見ていると、私まで切なくなってしまった。と同時に「やってやりましたわ!」的な達成感があったのも事実だ。

そして今日から幼稚園スタート。泣きわめく娘を引きずって連れて行く覚悟でいたのだけれど、朝になったら「プールに入るの楽しみだねぇ」と、ご機嫌な娘に拍子抜け。久しぶりの幼稚園は楽しかったらしく、気分良く帰宅して、午後からはリカちゃん人形で遊んで過ごした。

それにしても、この夏休みは楽しかった。家族3人、病気もせずに夏を乗り切れたのが何よりも素晴らしい。娘と夫。そして色々と助けてくれて人々に心から感謝を。夏休みモードが抜けるまで、しばらくは調子が狂ってしまうかも知れないけれど、少しずつ元の生活パターンに戻していこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

1億円相当のダイアモンドを散りばめたドレスを着たリカちゃん。これ以外にも懐かしいリカちゃんが沢山展示されていて、娘そっちのけで楽しませてもらいました。










2011年08月26日(金) 濃厚な1日。

今日は非常に濃厚な1日だった。その濃さたるや、この夏のベスト5に入ると思う。

午前中はあわてて家事を済ませ、娘を連れて交通科学博物館へ。帰省中の徳島の友人一家と、社会復帰したFとで会って来た。「仕事に行っているとは言うものの、病み上がりのFも来るのに交通科学博物館って、どうなの?」って話だけれど、それには深い理由があった。徳島の友人には男の子が2人いるのだけれど、長男さんに発達障害があるので、そういう場所の方が都合が良いのだった。

お昼はみんなで食堂車レストランへ。我が家は交通科学博物館へは何度も行っているけれど、いつもお弁当持参だったので、娘は初めての食堂車に大興奮だった。食事の内容は「まぁ。こんなもの」レベル。食堂車で食べるってことに意義があったのだ。

昼食後も少し遊んで早めに解散。友人一家とは現地で別れたけれど、Fとは人工透析の話とか、移植の話とか、色々と話すことがあったので少しお茶をした。

色々と考えさせられることばかりの半日を過ごした。「色々」については、また後日書きたいと思うのだけど、今日はその後もまだまだ大変だったのだ。

帰宅後、入浴と夕食を済ませてから、娘を連れて近所の病院で開催されていた夏祭りに出かけた。正直なところ、もうクタクタで出掛けたくなかったので以前から約束していたことなので止むを得ず。

ヨーヨー釣り等の出店で遊んだり、綿菓子を食べたり、娘は夏祭りを満喫していた。その病院は認知症のお年寄りが長期療養する病院で、渋い催しも多くて南京玉簾と津軽三味線の演奏があったのだけど、どうしたものか娘が「観る!」と言うので「3歳児には難しいだろう」と思いつつ、席に座らせたら、娘はどちらも吃驚するほど楽しんでいた。こう言ってはなんだけど、ちょっと微妙な芸人さんの芸だったのだけど、娘は南京玉簾では何が面白かったのか大ウケしていたし、津軽三味線では手拍子を取って乗ノリノリだった。そしてラストの花火までたっぷり楽しんで帰宅した。午後5時半から8時半まで。タフ過ぎる3時間だった。

そんなこんなで今日は朝から晩まで濃厚な時間を過ごした。徳島の友人のこと、Fのこと。書きたいことが一杯あるのだけれどエネルギー切れ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月25日(木) 粗雑な1日。

夏バテが来ているのか、ここ数日ずっと駄目駄目モード。今日はそれが極まっていた。

やるべき事はちゃんとこなしていたと思う。定番家事をしたり、町内会の雑用もこなしたし、娘の玩具や椅子をリサイクルショップに持って行ったり。午前中はちょっと涼しかったので娘を公園で遊ばせたりもした。だけど、やる事なす事すべてが粗雑な感じ。

娘に大きな声を出したりする事はなかったけれど、それでも「お母さん、見て見て〜」と言われた時の対応がおざなりだったり、ちょっとした事が待てなくて「早くしなさい」を連発したり。娘には申し訳ないなぁ……とは思うものの、母もしんどいのだ。「いいお母さんでいたい」という気持ちはあるのだけれど、身体がついていかないのだ。

でも、自分が粗雑に扱われていると感じるのは哀しいことだ。

今日は娘がいつもより多めに「お母さん大好き」と言っていたような気がする。何か察するところがあったのかも知れない。反省しきり。明日はもうちょっと、ちゃんと向き合ってあげなくてはなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月24日(水) 夏の終わりのかき氷

今日は午後からご近所の御宅でかき氷大会を開催した。

ご近所さん4軒が持ち寄ってのかき氷。我が家からは寒天ゼリーをひと口大に切ったものと、白玉と小豆缶を持って行った。その他にもシロップが数種類、練乳、缶詰数種類……と豪華なトッピング材料が集まって、午後1時半にかき氷大会スタート。

大人4人。子ども7人。子どもの最年長は小学校6年生。娘は最年少の3歳でしかも紅一点。ご近所は吃驚するほど同世代の女の子がいなくて、何かで集まると娘は紅一点になる確率が非常に高い。それでも、生まれた時からそんな環境で育っているせいか、娘はお兄ちゃん達に交じって楽しそうに遊んでいた。

甘味処のかき氷のように豪華なかき氷を食べた後、子ども達はワイワイと遊び、大人達はお喋りなど。賑やかな時間を過ごした。今年の夏も何度となくかき氷を作ったけれど、たぶん今日がこの夏最後のかき氷になると思う。贅沢なかき氷を食べながら、今年も良い夏を過ごさせてもらったなぁ……と、しみじみ思った。

娘は1人っ子で兄弟がいない。残念ながらこの調子だと、ずっと1人っ子だと思う。なので、今日のように色々な年齢の子ども達の中で遊ばせてもらう機会はとてもありがたい。

それにしても、かき氷って素朴だけど美味しいなぁ。

贅沢を言うなら、来年は家で食べるかき氷ではなくて、甘味処なんかで出てくるかき氷が食べたいものだ。家のかき氷も美味しいけれど、ちゃんとしたお店で出てくる「ふわふわのかき氷」は作れないので。家で作るかき氷だと、かき氷器や氷自体が「家庭用」に過ぎないので「そこそこ」の物しか出来ない。そりやぁ、一般家庭でもその気になれば、美味しいかき氷を作れるとは思うけれど、かき氷にそこまでコストをかけていられないし。かき氷って、シンプルな食べ物だからこそ、味の違いがよくわかる。来年は是非、ふわふわのかき氷に、宇治金時白玉添えを食べたいと思う。

それにしても楽しいひと時だった。気が付けば夏休みもあと少し。今のうちに、やり残した事をしておかなくては。少しずつ夏が遠のいていくのを感じつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月23日(火) 28年前のお人形。

今日、娘は生まれて初めて「リカちゃん人形」で遊んだ。

ご近所に住む小学生のお姉さん宅に招かれて、娘は初めて「リカちゃん人形」で遊ばせてもらった。娘はまだリカちゃんを持ってはいないけれど、テレビCMや幼児雑誌でその存在は知っている。憧れのお姉さんに教えてもらいながら、初めての着せ替え人形……娘が夢中になったのは言うまでもない。

そんな娘に私は密かに温存していたお人形を譲り渡すことにした。28年前、タカラバービー(後にジェニーに改名)から発売された初代のフローラ人形と、小物&お洋服数点。子どもの頃、使っていたお人形の中で特に気に入っていたので、今まで大切にしまっておいたのだ。

私の実家は訳ありの家で、引っ越しのたびに荷物を大量処分してきた。卒業アルバムさえ惜しげなく捨てたのに、着せ替え人形は綺麗なまま残しておいただなんて、なんかこう……清々しい。28年前の着せ替え人形は、けっこう使っていたと思うのだけど、大切にしていたからか状態も良く、小物や洋服も充分に使える。

フローラを渡した時の娘の喜びようと言ったら! 子どもの頃使っていたお人形のほとんどは、親戚の子に貰ってもらったのだけど、特に気に入っていたフローラだけは他人の手でボロボロにされるのがいたたまれなくて、ずっと持っていたのだけれど、娘が使ってボロボロにするなら、それはそれで本望だ。

そんな訳で娘は28年前の着せ替え人形に夢中になっている。改めてお人形や洋服を見ると、すべて「日本製」だってことに驚いた。日本人の仕事って素晴らしいなぁ。28年前の人形の服も、ほつれたり破れたりすることなく、いまだ現役で使えるのだから。

この週末は以前から「リカちゃん展」に娘を連れて行く約束をしている。娘は実家の母(おばあちゃん)から「リカちゃんを買いなさい」とおこずかいを貰っているので、新しいお人形が来たら、私が譲り渡したフローラはヒロインから脇役にランクダウンするだろうけれど、それでも「ごっこ遊び要員」にはなると思う。そうなったら、私自身がフローラを使って娘と遊ぶのも悪くないなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月22日(月) 水笛。

この週末は家族揃って夏バテ気味だった。

毎朝5時〜6時の間に起きていた娘が7時半まで熟睡。私も熟睡。大阪は雨が降ったりして、前日までの暑さを思えば随分涼しくなっていたのに、なんとなく調子が出ないまま週末が終わってしまった気がする。

土曜日は地域の子育て支援行事に参加。年配の方々用意してくださった室内で手作りの屋台(輪投げ、空き缶釣りetc)で遊んだり、カレーライスを食べたり。こういう行事は本当にありがたい。

日曜日は朝から室内遊具がある子どものための施設で娘を遊ばせた。夏休みと言うことで入場無料の恐竜展を開催していたので、ちらりと覗いてみたら、無料とは言うものの立派な展示が多く、子どもが乗れる等身大の恐竜などもあったりして、とても楽しかった。

こちょこちょと地味に過ごした週末だった。それなりに楽しく過ごしたのだけど、1番印象的だったのは娘が子育て支援行事の御土産で貰ってきた水笛。100均レベルの玩具だけど、とても良い音がする。娘も気に入ったらしく毎日お風呂で拭いている。子どもって、最新の玩具に目がないけれど、案外こういう素朴な玩具でよく遊ぶ。これは今も昔も変わらない。娘の吹く水笛の音を聞きながら私も子どもの頃、水笛が好きだったって事を思い出した。

そう言えば、ここ数日恒例の夕方のお散歩がパタリと無くなった。娘も軽く夏バテ気味なのか「お散歩に行きたい」と言わなくなった。子どもって、親が口うるさく言わなくても自分の身体からのサインに忠実なのかも知れない。疲れている時は、いつもよりよく眠るし、遊びだって自然と抑制されている。大人は日々の習慣や「しなければならない」という義務感で動いているので、自分の身体からのサインに気付き難い。同じ人間には違いないけれど、大人と子どもは別の生き物だなぁ……と思わずにはいられない。

今週は御天気が不安定で涼しい1週間とのこと。温度差が激しい時は体調を崩しやすいので気をつけなくてはなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月19日(金) ポケモンの夏。

この夏、我が家は「ポケモン」に占拠されていた。娘にとって、この夏はポケモンにハマった夏だった。

娘がポケモンにハマったキッカケは毎月、実家の母が買ってくれる幼児雑誌の付録についていたDVD。それまでテレビでポケモンを見たことも無かったのに「ポケモンと100まで数えよう」のコーナーがすっかり気に入って、それ以降坂道を転がり落ちるようにポケモンにハマっていった。

ポケモンは息の長いキャラクターだけど、私も夫もポケモン世代ではないので、ボケモンには馴染みが薄い。まぁ、しかし「娘がそんなに好きならば……」と、この夏は娘のポケモン行脚に随行した。JR西日本で夏休みに開催されているスタンプラリーに参加したり、セブンイレブンのスタンプラリーに参加したり。

最初は「スタンプを1つ2つ押したら娘も納得するだろう」と思っていたのだけれど、娘はスタンプラリーがよほど気に入ったのか、それとも3歳児なりに収集欲があったのか、セブンイレブンのスタンプラリーに至っては、コンプリートしてご褒美も全てゲットした。流石にJR西日本のスタンプラリーはコンプリート出来なかったけれど、それでも「ピカチューと一緒に写真を撮ろう」なんてイベントに参加したりと、けっこう熱く頑張った。

娘にとってのポケモンの世界は、本来のそれとは少し違っていて、可愛いポケモン達が楽しく遊んだり、幼稚園に行ったりしていて、ぬいぐるみや食玩達は毎日ごっこ遊び要員になっている。それでも、娘もいっぱしにキャラクター物にハマるようになったのかと思うと感慨深い物がある。トイレの扉にスタンプラリーで貰ったポスターを貼ったりして、家の中がどんどん幼稚になっていくが、自分の趣味とはかけ離れたポスターを見るたびに、ちょっと幸せな気分になる。

炎天下、娘を自転車の後ろに乗せてセブンイレブン行脚したのは、今になってみれば良い思い出だ。(その時は辛くてたまらなかったけれど)今はポケモンだけど、娘がある程度成長するまで、これから何年も娘の趣味に振り回されるのだろうなぁ……。娘が今後、何を好きになるのか楽しみなような…怖いような。

そして今週も、なんだかんだ言いながら無事終了。8月の最終章から夏期保育で登園が始まるので、夏休みは実質あと1週間。悔いのないように過ごしたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

ポケモンセンターで購入した「おにぎり型」で作ったピカチューおにぎり。細工おにぎりも型を使うと簡単なんですね。最近、夏の疲れが出ているのか娘の食欲が落ちているので、夕食のご飯は細工おにぎりにしています。







2011年08月18日(木) 発掘の夏。

8月も半ばを過ぎ、夏休みも夏そのものも、もうすぐオシマイ。この夏は元気過ぎる娘を楽しませることに終始していて、好きな読書も腹6分目。日中は目いっぱい活動して、夜になると浜に打ち上げられた魚のように醜く寝転がるばかりだった。

……とは言うものの。この夏は自分の中で眠っていた物を発掘することの多い夏だった。

たとえば、ものすごくフェミニンな服を着ること。
たとえば、陰気な映画を見ること。
たとえば、お芝居(DVD)を観ること。

娘を産んでから、自分の中にある色々な物を閉じ込めて暮らしてきた。「子どもや家族のために犠牲になっていた」という意識はない。それらは自分がやるべき事に優先順位をつけたとき、意外と下位に属していたので捨て置くしかなかっただけなのだ。で……あまり長いこと放置していたので、自分の中にそう言うものがあったことさえ忘れかけていた。

発掘のキッカケをくれたのは夫だ。洋服やお芝居のDVDを購入する時に背中を押してくれたり、お盆休みに休日をくれたり(だから陰気な映画を観に行けた)。夫には心から感謝している。

人間は好きなことばかりして生きてはいけない。常に「やるべきこと」と「やりたいこと」を天秤にかけている。「やるべきこと」の比重が重くなればなるほど「やりたいこと」は捨て置かれてしまうのだけど、たまには取り上げてやらなくちゃなぁ……と思う。この夏、色々としんどい事も多かったけれど、捨て置いていた事を発掘したことで、毎日の張りが出たような気がしている。きっと、傍目から見たら何も変わっていないのだろうけれど、私自身の内側では、ものすごく大きな変化があった。

この夏は、そういう意味で良い夏だったと思う。私もいつか「やりたいこと」を重視した暮らしが出来る日が来るとは思うけれど、今はまだ「やるべきこと」が多過ぎる。しかし「やるべきこと」が多いという現実は幸せだってことを胆にめいじておきたいと思う。明日も頑張ろう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月17日(水) お盆休み最終日。

昨日、お盆休み最終日。休暇を貰った。

娘を夫に託して朝9時に家を出た。夫と娘は2人でデート。私は電車で難波へ。『シベールの日曜日』と言うリバイバル上映の映画を観に行った。本当は何か新しい映画を観たかったのだけど、ハリーポッターの最終章は前篇を見ていないし、それ以外だとピンとくる映画が無かったのだ。『シベールの日曜日』は暗くて後味の悪い映画だったけれど、かなり良かった。子役のパトリシア・ゴッジの素晴らしかった。子どもの可愛らしさと少女の危うさのバランスが絶妙。その筋の人に人気……と言うのも頷けた。1962年製作の白黒映画なのに、芸術性が高いせいか古臭さは感じなかった。

映画の後は昼食など。独身時代に気に入っていたガレットの店を覗いたのだけど1時間待ちとのことで断念。甘い物が食べたかったので、以前から気になっていた『和っ花』でドーナツなど。お盆だと言うのに店内は閑散としていて「のんびり出来るなぁ」と喜んでいたのだけど、ドーナツを食べてみて、なるほど納得。不味くもないけれど、特別美味しくもなかった。いっそ安ければ文句は無いのだけれど、あの値段であの味ではなぁ……。久しぶりの1人ランチだったのにガッカリ極まりなかった。

昼食の後は買い物。バーゲンで夫の服を購入。私も買いたかったのだけど、目をつけていた物はすべて売り切れていた。無念。家族へのお土産にラッシュでバスボムを購入。書店を覗いて帰路に着いた。

午前9時出発。午後3時帰宅。アッっと言う間の6時間だった。1人で持て余すかと思っていたけれど、それどころか時間が足りなかったくらい。家のことを忘れて気ままに過ごさせてもらった。お盆休み最終日に素敵なプレゼントを企画してくれた夫に感謝。リフレッシュさせてもらったおかげで、また頑張れる。

娘と夫も楽しくデートをしてきたらしい。夜は実家の家族と外食をして、ラッシュで買ったバスボムを入れたお風呂に入って、我が家のお盆休みはつつがなく終了。

そして今日から通常モード。午前中は近所の子ども達を招いて自宅前でビニールプールなど。昼食後「何をしようか?」と娘と相談していたのだけど、何やら娘がグズグズ。どうしたのかなぁ……と思っていたら、娘はコロリと転がって寝てしまった。娘、夏休みに入って初めての昼寝! 超レアな出来事だったので思わず写真を撮って夫にメールをしてしまった。休み疲れなのだろうか? このお盆休みは毎日全力で遊びまくっていたものなぁ。そして今、娘の寝ている隙に日記を書いている。

そんなこんなで我が家のお盆休みはつつがなく終了した。沢山遊んで、沢山食べて、家族そろって元気に過ごすことが出来て本当に嬉しい。お盆休みも終わって夏休みもカウントダウン体制に突入。娘にとって初めての夏休み。心残りのないように過ごさせてやりたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月15日(月) 科学博。花火。銭湯。餃子。

お盆休み3日目。昨日は百貨店で開催していた科学博に行ってきた。

科学博なんて娘にはちょっと早いかと思っていたのだけれど、行ってみると案外楽しんでいた。プラネタリウムのような3Dシアターを観たり、ちょっとした実験をしたり。3歳の娘は「何故?」という探求心よりも、むしろその現象自体を楽しんでいるようだった。お昼はマクドナルドで外食。娘はあまり食べなかった。はじめてマクドナルドへ連れて行った時は、CMで観た憧れと物珍しさで喜んで食べていたのだけれど、その感動も無くなって「ハンバーガーって美味しくなかも…っ」て事実に気が付いてしまたのかも知れない。それでも娘はハッピーセットの玩具を貰って喜んでいた。

夜は家族で花火をした。線香花火のを見ていたら「夏が終わっちゃうなぁ……」と、ちょっと寂しくなってしまった。

そして本日4日目。午前中、夫と娘は体育館へ。私は家事と町内会の用事など。お昼に家でザル蕎麦を食べて、銭湯へ行った。娘は大きなお風呂に入って「旅行に行った時のお風呂みたいだねぇ」とご満悦。夜は餃子パーティ。家の餃子も食卓で焼きながら食べると、とても美味しい。特に遠出はしなかったけれど、こんな休日も嫌いじゃない。

そして明日はついにお盆休み最終日。

夫が私に休日をプレゼントしてくれるとのこと。明日の夜は実家の家族と外食をすることになっているので夕食は作らなくてもいいので1日自由に過ごしても大丈夫。独身時代のように「1人の時間」が過ごせるということで今からワクワクしている。家にいると、つい家事をしてしまいそうなので、とりあえず朝から出掛けようと思っている。夫と娘はデートしてくるとのこと。1人の休日をどうやって過ごしたかは、また明日以降の日記にて。

夫に感謝しつつ、明日の予定を考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月13日(土) お墓参りとプールとお見舞い。

お盆休み初日の昨日は夫の実家へ行ってきた。

お墓参りをして、お昼は外食。ローカルファミレスでハンバーグなど。洋食好きの義母は「こんなに美味しくて、こんなに安いの?」と喜んでいた。ロードサイドにあったので飛び込みで入ったお店だったのだけど、なかなか良かった。義母は私達と外食に行くと「外食なのに安い」といつも驚く。私達の世代の金銭感覚と、団塊の世代のそれとでは、ものすごく差があるなぁ……と毎度思う。

食事の後は夫の部屋の片づけなど。学習机を解体したり、カーペットを畳んだり。片付けた物を車の後ろに詰め込んで、夫の部屋はすっからかんに。義母の足の手術以降、少しずつはじめた部屋の片づけ。年内に終われば良いかと思っていたけれど、予想より早く終わってとても嬉しい。

夜はついに買ってしまった劇団☆新感線の『髑髏城の7人1997』のDVD鑑賞など。テレビで見ると気持ち悪いオッサンでしかない古田新が「誰、これ? 別人?」レベルで男前。ま…それでも私のナンバーワンは粟根まことなのだけど。安い買い物ではなかったけれど、思い切って良かったと思う。

お盆休み2日目の今日は朝から市民プールへ。家族全員で80O円とリーズナブル。ただし滑り台等の遊具は無い。お盆なのにありえないレベルで空いていて、のんびり水遊びをすることが出来た。安くて水も綺麗なのに、どうしていつも空いているのか不思議でならない。

午後からはFの病院へお見舞い。透析生活は順調とのことで明日退院。色々と不自由はあるだろうけれど、とりあえず良かった。安心した。

夫は夕方から大学時代のクラブ仲間と恒例の飲み会へ。私と娘は自宅に実家の母を招いて夕食など。たまには女3人の夕餉と言うのも悪くない。焼き茄子が美味しかった。実に夏らしい。

明日は娘と2人でお出掛けするつもりでいる。夫はきっと起きられないだろうから。昨日と今日はなんだかんだと詰め込み気味のスケジュールだったので、頑張らない感じでゆっくり出掛けてこよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月11日(木) いつもと違う時間の流れ。

明日から我が家はお盆休み突入。そしてヲタク的には夏祭り(コミケ)開幕。もっとも、今はコミケからは遠ざかっていて、平穏なお盆休みを過ごすのだけど、毎年この時期はコミケに参加する訳でもないのにザワザワして落ち着かない。

今日は娘と2人で交通科学博物館へ行ってきた。「明日からお盆休みに入るのだから、レジャーはそれまでお預けで良いのでは?」ってところなのだけど、明日はお墓参りに行く予定。毎回、娘はお墓参りの時も不平を言うでなくついてくるのだけれど、エネルギーの有り余っている娘にとって、いささかストレスの溜まるイベントなので、今日は子どもの多い場所に連れて行って、思いっきりエネルギーを発散させてこようという寸法。

娘と2人で電車に乗って遠出するのは久しぶりだったのだけど、装備品が軽くなっていて「楽になったなぁ…」とシミジミ。もうちょっと小さい頃は、オムツセットだの着替え一式だの、とにかく荷物が多かった。今日はアウトドアでもないので敷物類はいらないし、お弁当と水筒くらいで大した荷物もなく、身軽でとても助かった。

平日とは言うものの、夏休みだけあった交通科学博物館は小さい子どもで賑わっていた。娘が喜んだのは言うまでもなく、たっぷりと遊んでお弁当を食べて、楽しい時間を過ごすことが出来た。娘と2人で遠出と言うのも良いものだ。今はまだお子様ランチ的な場所にしか行けないけれど、もう少し娘が成長したら一緒に美術館とか行きたいなぁ……なんて1人でニヤついてしまった。

毎度のことではあるけれど、お盆やお正月と言った長い休みの間って、Webの世界が静かになって、とても寂しい。私自身、チェックだけはしてみるものの、コンスタントに日記を書いたりする余裕は無いので、他の人達もそうなのだろう事は分かっているのだけれど「いつもと違う時間の流れ」って、なんだかちょっと落ち着かない。

コミケに参加される皆さまは、東京は暑そうですが、くれぐれもお元気で沢山の戦利品をゲットしてきてくださいませ。そして一般的なお盆休みに入られる皆さまも、お元気で良いお休みを過ごされますように。

私も良いお盆休みが過ごせるよう、あまりあれこれ詰め込み過ぎず、しっかり食べてバテないように気をつけなくては……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月10日(水) ツンツン彼女。

今日は朝からビニールプールで2時間ばかり水遊び。午後は炎天下、プラプラ歩いて図書館へ。往復2時間図書館の旅。夕食後は40分ばかりお散歩。よく頑張った自分を誉めてあげたい気分……と言うか、娘はどれだけ元気が余っているんだ?

元気が余っている……と言えば夏休みの友達として我が家の一員となったカブトムシのカブちゃん(♀)も元気に暮らしている。

たかがカブトムシ。されどカブトムシ。飼っていると愛情が沸いてくるらしく、旅行に行く時も1人(1匹)残して行くのが心配でたまらなかった。我が家は北向きの家で夏も比較的涼しいし、餌や水分(昆虫用の土に水分ゼリーを仕込んでおく)をたっぷり置いていたら1泊くらい平気だったことは分かっていても、一緒に連れて行きたいくらい離れ難かった。

しかし。そんな私の純な想いは完全に一方通行。カブちやんは「ツンデレ」どころか「ツンツン」な女。私が近くに寄ってじっと観ていると突然動かなくなって「ちょっと…見ないでってば!」って顔をするし、触れようものなら抵抗した末に全速力で逃げてしまう。毎朝、昆虫ゼリーを飼育ケースに入れたり、霧吹きで水をかけたりするのは娘の仕事だけれど、それを促して管理しているのは私なのに。もうちょっと、媚びてくれてもいいじゃないか……。

娘が寝た後、遠目にカブちゃんを眺めながら、彼女がガサガサ遊んでいる音を聞くのと、愛おしい気持ちが込み上げてくる。まさか自分がこんなにカブトムシのことを好きになるとは思ってもみなかった。

ご近所のカブトムシ仲間の話を聞くと、既に亡くなってしまったカブトムシも多いらしい。カブちゃんはペアリングさせていないので、もしかしたらちょっと長生きしてくれるかも……と期待しているのだけれど、どうだろうなぁ。人間の都合で狭いケースに入れておくのは可哀想な気もするけれど、そもそもカブちゃんはご近所のカブトムシブリーダーに育てられた子でケース生まれのケース育ち。縁あって我が家に来てくれたのだし、せめて気ままに過ごして長生きして欲しいと思う。

それにしても今週はのっけから暑いなぁ。夏だから当たり前なのだけど、ちょっと堪える。我が家は金曜日からお盆休み週間に入る。あと1日、頑張って過ごそう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月09日(火) 幼児向け着ぐるみコンサート

旅行から帰ってきた翌日の日曜日は家族で幼児向けのコ着ぐるみンサートに行ってきた。

コンサートは地元のホールだったので、炎天下を自転車で移動。幼児向けなので本格的な物ではなくて、ぬいぐるみが登場する短いお芝居と観客参加型の歌のコーナーで構成されていた。娘はちゃんとしたコンサートを観るのは初めてだったので、ちゃんと座っていられるかどうか少し心配だったけれど、お芝居パートでは大人しくしていたし、観客参加型の歌のパートでは大きな声で歌っていた。

私は「着ぐるみコンサートなんて……と」全く期待していなかったのだけど、思った以上に本格的な公演で夢中で観てしまった。娘が産まれるまではコンサートだの、お芝居だのが大好きだったので「昔の自分」を思い出して心が熱くなってしまった。

そしてタイミングが良いのか悪いのか、今は私が贔屓にしていた劇団☆新感線の夏公演中。しかも演目は7年毎に脚本を変えて挑む『髑髏城の七人』。劇評などを読んでいたら「お芝居観たい熱」がムラムラと燃え上ってきて、挙げ句の果てに私が劇団にハマったキッカケになった『髑髏城の七人1997』のDVDが欲しくてたまらなくなってしまった。

ポチろうか。やめようか。それが問題だ。

DVDを買ったところで図書館で借りてきた本も持て余している状態なのに「で。一体、いつ観るのよ?」って話だ。でも……もう少し考えて見て我慢し切れなかったら買っちゃうかも知れない。

まぁ、それはそれとして。幼児向けとは言うものの、娘をコンサートに連れて行けたのは良かったと思う。親の趣味でしかないのだけれど、娘には成人するまでにひと通りの舞台を見せてあげたいと思っている。音楽のコンサートだけでなく、お芝居、歌舞伎、バレエ、ミュージカル、宝塚、文楽、落語etc……。「ひと通り」は難しくても、色々なものを見聞きして自分の糧にして欲しい。芸術家になって欲しいと思っている訳じゃない。世の中には楽しいこと、夢中になれることが沢山あるってことを伝えたいだけ。

勿論、夢中になれることなら舞台関係じゃなくても良いのだけれど。

それにしても、私の人生で今年ほど「夏」を「夏らしく」過ごしている夏はないような気がする。娘が夏休みに入ってから、吃驚するほど本が読めていないのだけど、今はただ「夏」楽しんでおこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月08日(月) 初めての家族旅行。

先週、金曜日から一泊で家族旅行に行ってきた。

行き先は大阪府の南端にある「みさき公園」と和歌山県の加太海水浴場。1日目はみさき公園の遊園地で遊んで、加太で一泊して海水浴をして、和歌山市内で和歌山ラーメンを食べて帰ってきた。

娘は人生初の旅行。私達夫婦にとっても久しぶりの旅行。最後に旅行をしたのは娘がお腹にいる頃だったので、かれこれ4年ぶり。夏休みに家族で旅行だなんて、いかにも過ぎて、むず痒いやら嬉しいやら。

1日目は低気圧の影響で途中、少し雨に降られた時間があったのだけど、その分涼しくて遊園地で遊ぶにはもってこいだった。プールや海水浴だったら寒かったと思う。娘は初めての遊園地に大興奮。みさき公園の遊具は幼児でも乗れる物が多くて、娘はジェットコースターや急流すべりなども嬉々として乗り込んでいた。遊園地の他にもイルカショーがあったり、動物園が併設されていたりと盛りだくさんの内容だったのだけど、平日だったこともあり空いていて、のんびり楽しむことが出来た。

そして加太の国民休暇村へ。景色とお風呂は素晴らしかったけれど、お料理はあまり美味しくなかった。それでも「夕食の準備をしなくてもいい」というだけ、ありがたかった。何よりリーズナブルなのが嬉しい。家族連れを意識して、夜はロビーで夜店をしてくれていて、娘にとっては朝から晩まで楽しい1日となった。

2日目は朝から加太の海水浴場へ。メジャーどころの海水浴場を思えばこじんまりとしているけれど、水も景色も綺麗で素敵な海水浴場だった。ただ、前日の雨の影響で水温が低く長時間入っていることが出来なかったのは残念だった。もっとも…撤収が早かったおかげで、和歌山市内までラーメンを食べに行けたので、ある意味大人にとっては嬉しい結果となったのだけど。

旅行中、色々と興奮することがあったり、楽しいことがあったりと、感情豊かな時間を過ごしてきたのだけれど、そんなこんなを詳細に書く気力が無いのが残念でならない。旅行から戻ったら普通の生活だしねぇ……今日も1日、娘は全力で遊び、私は暑くて草臥れた。また改めて何某か書きたいとは思うのだけど、書けないまま日が過ぎていきそうな予感。

今週は金曜日から夫がお盆休みで、双方の実家のお墓参りだのお寺参りだのと予定が入っているので、体調を崩さないように3日間を乗り切りたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

宿の部屋から見えた海。リフレッシュさせてもらいました。












2011年08月04日(木) 初めての美容院。夕食後の散歩。

今日は午前中、髪を切りに美容院へ行ってきた。娘は髪を伸ばしていて、揃えたりする時は私が髪を切ってたのだけど、どうしたものか今日は娘が「私も美容院へ行って髪を切りたい」と言い出したので一緒に髪を切ってもらった。

娘3歳10ヶ月。初めての美容院。怖がらないかと心配していたけれど、慣れた風で知れっと髪を切ってもらっていた。そしてオカッパ頭の自分の姿を見て「可愛い〜」とご満悦。娘も美容院へ行く年齢になったのかと思うと感慨深い物があった。私は毎日娘の髪を結うのが大好きだったので、ちょっぴり寂しかったりするのだけど、オカッパ頭の娘は昨日までよりも少しお姉ちゃんらしく見えた。

話は変わるが、ここ数日、夕食後の散歩が習慣化している。

我が家の午後は娘の生活に合わせて何もかもが早回し。午後4時には入浴して5時に夕食開始。テレビを観たり、ひと遊びしたりして7時就寝。夕食後は「娘が好きなことをする時間」になっていて、録画したテレビを観る日もあれば、私と何某かして遊ぷ日もある。それが、ここ数日は「散歩」に充てられているのだ。

ある日、娘のエネルギーが発散されていないなぁ…と感じた日に「コンビニにポケモンのスタンプを押してもらいがてら、お散歩しようか」と連れ出したのが発端。それ以降、娘の方からお散歩を要求するようになった。行き先はどこでも良くて「おばあちゃんにお届物」とか「ハガキをポストに出しに行く」とかそんな感じ。毎日暑いとは言うものの、夕方も5時を過ぎると涼しくて、歩くのにもそんなに苦にならない。そして夕陽を浴びながら娘と手を繋いであるくのは、とても楽しい。30〜40分お散歩して、帰宅してからシャワーを浴びて7時就寝。悪くない習慣だなぁ……と思う。

色々と悩み事があったとしても、日々の暮らしは驚くほど淡々と過ぎて行く。それが「生きている」ってことなのかも知れない。娘は最近「生きている」という言葉を覚えたのが嬉しいらしく、しょっちゅう「生きている」という言葉を使いたがる。「Y(娘の名)は生きている。カブちゃん(カブトムシの名)も生きている」などと、色々な物に「生きている」を当てはめるのがブームだ。私も生きている。生きているなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

【追記】明日から一泊で家族旅行に出掛けます。娘にとっては初めての旅行。この夏は彼女にとって「初めて」の多い夏です。私にとっても久しぶりの旅行なので楽しんできます。では、では。


2011年08月03日(水) 人間の本質。

今日は娘を連れて近くのショッピングモールへ行ってきた。買い物の用事は無かったのだけど、今日は朝から暑かったので避暑目的で。

娘を子どもコーナーで遊ばせて、本屋を覗いて、フードコートで昼食。午後からもウィンドウショッピングなどして、オヤツを買って帰ってきた。娘は特設会場にあったジャンプゾーンなるものにチャレンジ。1回1000円とお高めだったけれど、夏休みの良い思い出になるかと思って承諾した。ビヨンビヨンと飛び上がる娘の顔は輝いていた。よく…まぁ、怖がらなかったものだと我が子ながら感心させられる。「怖くなかったよ!」と得意満面の娘を見て、お財布は寂しくなったけれど、チャレンジさせて良かったと思った。

話は変わるけれどFの腎臓移植について。

日本では今のところ血縁者(もしくは血は繋がっていない配偶者等)しか、生体移植は行われていない。なので「じゃあ、私のを1個あげるよ」って訳にはいかないのだ。だが。しかし。もし血縁者以外の人間でも移植可能になったとして、私はFに腎臓を提供出来るのか?

申し訳ないけれど「無理」としか言えない。

独身の頃なら「じゃぁ、あげるよ」と言えたと思う。でも今は娘のことを考えると、腎臓が片方になるリスクをすすんで受け入れようと思えない。結局のところ自分と自分の家族が大事なんだなぁ……と思うと、申し訳ない気持ちで一杯だ。現状では提供出来ないのだけれど「所詮、友情なんてこんなものか……」と。

極限の立場になった時にこそ人間の本質は見えてくる。私の本質は「無理」と言ってしまうところにあるのだと思う。

結局のところ私は自分と自分の家族が可愛いと思っている器の狭い人間だけど、せめて自分の出来る範囲でFの力になりたいと思う。なんだか、色々とモヤモヤしているのだけど、今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月02日(火) Fの見舞い。腎臓移植。

昨日もチラリと書いたけれど、娘は週末からずっと「夏」を満喫している。プール、夜店、ポケモンスタンプラリー、花火。「娘のために」を旗印にして、私も随分楽しんだ。季節行事はありがたい。熱中しているうちに、はたと気付けばその季節が過ぎ去っているのだから。毎日「暑い。しんどい」と愚痴ばかりこぼしているけれど、そうこうしているうちに秋が来るのだろう。

楽しかった出来事を書いておきたいところなのだけど、もっと書きたいことがあるので、今日はそのことについて。昨日、入院しているFの見舞いに行ってきた。

Fはついに透析をはじめることになり、先週末から入院している。「これ以上引っ張ると本当に死にますよ」ってことなので状態は決して良いとは言えないのだけれど、意地を張って頑張っている時と違って、これからはある意味病院の管理下に置かれるので安心だ。Fのことでは、ずっとハラハラしていたので正直なところ、心底ホッっとした。

Fはこれから先の人生、ずっと透析をして生きて行くことなる。どんな風になっていくのかは主治医でさえ「やってみないと分からない」とのこと。同時に腎臓移植の話も進んでいる。

ご両親から生体移植が出来れば良いのだけれど、他人からの移植となると平均で15年待ちとのこと。15年なんて、とても待っていられない。身近な人間が臓器移植を受けなければならない状態になって、はじめて臓器移植について色々調べてみたのだけれど、頭を抱えるような話ばかりだ。たとえば……今の法律ではFのご両親が生体移植に耐えられる状態でなかった場合「私が死んだら娘に腎臓を提供します」と遺言したとしても不可能なのだ。

Fが腎臓移植を受けるとなると、ご両親からの生体移植か、あるいは15年待つしかない。

私自身、思うことは色々あるのだけれど、暗くなったところで何も始まらない。とりあえず今はトラブルなく透析で暮らせるようになることを祈るばかり。Fは透析を受けながらアルバイトを続けることを望んでいるので、そうなってくれたら良いのになぁ……と心から思う。Fの透析生活が軌道に乗ることを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2011年08月01日(月) 盛りだくさん。

土曜日から本日、月曜日までの3日間は盛りだくさん過ぎるほど、盛りだくさんだった。

今日はPLの花火大会を地元スポットへ娘と2人で見に行ってきた。、今年は例年以上に気合が入っていたような気がした。娘の心に何か残ってくれると良いのだけれど。日々、娘接待に全力を注いでいるのだけれど、この熱く濃厚な時間が、娘の将来の糧になるといいなぁ……と思う。娘には今のうちに「楽しい」を貯金しておいて欲しい。

書きたいことは色々あるけれど、それはまた追々と余裕のある時に書いていきたいと思う。ものすごく草臥れたので今日の日記はこれにてオシマイ。


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