白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2010年03月31日(水) 楽しく生きたい。

娘は毎日楽しそうだ。「どうして、そんなに楽しいんだろう?」と疑問に思うことがある。

娘はよく遊び、よく笑う。時に笑い転げる。唐突に「楽しいこと」を思いつくと、1人でハイテンション。唖然とする母を置いてけ掘りにして遊びまくる。最近の口癖は「また、来ようね」。徒歩圏内にお気に入りの場所が沢山ある。こんなの2歳児標準なのかも知れないけれど、凄いなぁ……と、つくづく思う。

毎日楽しく生きるって、大人には相当難しい。

もっとも……大人が子供のように生きてしまったら、それは傍迷惑な人でしかい。「あの人は自由奔放だねぇ」ってのは決して褒め言葉ではないのだ。身近な人間だと、亡父はたぶん、そのテの人だったと思う。羨ましいと言えば羨ましい生き方だったけれど、傍迷惑なことこの上なかった。

しかしながら娘を見ていると「私ももっと楽しく生きたい!」と強く思う。しかし私は大人なので、そうそう遊び暮らしている訳にもいかして、奔放にはなれないのだけれど。せめて出来るだけ「楽しい」を増やしていきたいな……と。

そんな私は昨日の朝から鼻っ柱が痛くてならない。しかも鼻の一部赤く腫れている。事故った覚えはないので、たぶん就寝中に娘から頭突きかキックを喰らったのだろう。理不尽な話だ。そして、気候の加減か疲れが出ているのか娘が寝てから、なんだかグッタリしてしまっている。今日は色々と書きたいことがあったのに、ガッツリと文章を書く気になれず。

楽しく生きるには、まず体調を整えることからはじめた方がいいのかも知れない。これだけ寒暖の差が激しいと、身体がなかなかついてこないななぁ。今日は早めに布団に入ろう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月30日(火) 乾杯したい

不意に誰かとビールを飲みたくなってしまった。今日はそんな気分。

飲もうと思えば1人でも飲めるし、夫が帰ってきてから飲んだっていい。でも、そう言うのじゃなくて親しい友人と飲みたいなぁ……なんて。日々の生活に不満がある訳ではないけれど、たまにそんな衝動に襲われる。

今日、公園で吃驚したこと。現在、娘は2歳5ヶ月。来春は3歳なので3年保育の幼稚園か、もしくは保育園の入園を検討している。保育園は働くこと前提だし、入れるかどうかは分からないけれど、少子化の進んでいる昨今、幼稚園なら楽勝に入れるだろうと思っていた。まぁ、それでも少しずつ情報収集もしておかねば……とて、ご近所の育児先輩に「○○幼稚園って、どんな感じですか?」と聞いてみたら、親切に色々と教えてくれたのだけど「願書を出す当日に並ばないと入れない」とか「紹介枠なら比較的スムーズに入れる」とか、なんだか大変そう。他の幼稚園の状況も教えてくれたのだけど、少子化とは言うものの幼稚園に入るのも大変らしい。

今まで、なんとなくそんな気はしていたのだけど、私は教育面に関してかなりウッカリな母親だったらしい。なんだか、ちょっとショックだ。まぁ…だからって、育児に関するスタンスを変える気は無い……と言うか私の性分に合わない。その日が来るまで娘と遊び暮らそうと思う。

最近、本のアタリに恵まれないのでパール・バックの『大地』を再読している。面白い本は何度読んでも面白い。この感動を誰かと語り合いたいなぁ……あ。もしかしたら誰かとビールを飲みたくなっているのは、それが原因なのかも。読書って趣味はいつでも、どこでも出来るのだけど「語り合う友」を探すのが難しいってのが弱点だ。

明日で3月もオシマイ。専業主婦の生活は年度末とか、そういう事には直接関わらないのだけれど「4月1日」って、それだけで気持ちがあらたまる気がする。3月も明日でオシマイ。ボンヤリとしないで、意識的に過ごそう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月29日(月) 雪だかアラレだか。

昨日はそこそこ暖かかったのに今日は朝から冬に引き戻されたような寒さ。身体の方がついていかなくて、ほとほと参る。

そんな中でも娘は元気全開。午前中も午後も張り切って外遊びに出掛けた。午後からは公園へ行っても、春休み中の小学生男子がチラホラとサッカーをしている以外に誰もいなかった。たぶん、この寒さだと人がいないだろうなぁ…と予測して、少し遠い公園へ歩いて遠征したのは正解だったと自画自賛。だが、しかしその考えはアッっと言う間に後悔へと変わった。

桜が咲いていると言うのに、雪だかアラレだかが豪快に降ってきたのだ。寒い地域に住む人からすれば、なんてことのない出来事かも知れないけれど、雪なんてめったに降らない大阪では「雪が降る」ってだけで大事件。しかも3月末…桜が咲いている時期に降るなんて! 雪だかアラレだかが降る中、てくてく歩いて帰宅した。もっとも、雪が降ってテンションが下がったのは私だけで、娘は「雪が降ってきた! 雪だるま作れる!」と、テンション鰻上り。あげく「ゆきやこんこ あられやこんこ」と歌まで歌いだす始末。

帰宅して飲んだ温かいコーヒーの美味しかったことと言ったらなかった。

とりあえずな感じでいれたインスタントコーヒーでも、ああいうシュチュエーションで飲めば美味しいものだなぁ。コーヒーよりも紅茶が好きなのだけど、寒くてあたたまりたいような時には紅茶よりもコーヒーが飲みたくなるから不思議だ。紅茶はお菓子を食べたり、ゆっくりしたい時に飲みたくなる。

それにしても吃驚するほど寒い1日だった。桜の花もさぞや驚いていることだろう。週の半ばに雨が降って週末は暖かくなる……との予報だけれど「お願いだから暖かくなってくれぇぇ」と祈るばかりだ。明日は今日より暖かくなって欲しいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

公園に咲いていた桜とチューリップ。花はしっかりと季節を追っていると言うのに、今日の寒さは一体……。チューリップは不思議と子供心を捉えるらしく娘の好きな花ナンバーワン。特にピンク色が良いらしい。ちまたに咲いているのだと圧倒的に赤が優勢。








2010年03月28日(日) 桜、ほころぶ

大阪もやっと桜ほころぶ季節となった。今年は開花だけなら早かったようだけど、先週はずっと寒い雨続きで、開いた桜は冷蔵庫に放り込まれた状態。週末になって、やっとチラホラ咲き始めた。

……とは言うものの、お花見をするにはまだまだ気が早い感じ。この週末は地元小学校の催しに参加したり、自転車で芝生の広がる河川敷へ出掛けてピクニックをしたりと、地元でのんびり過ごした。ピクニックをするにはまだ肌寒い感じだったけれど、これからどんどん暖かくなってくるのだと思うと心が弾む。しばらくは毎週、土日のどちらかはお弁当を作ることになるだろう。

暖かい週末って、それだけで幸せな気分になれるから得した気分。

娘はまだ幼いので子供が喜ぶようなテーマパークに連れて行かなくても、思いっきり走れる広場と、ほんの少しの玩具(ボールとか縄跳びとか)と、お弁当があればそれなりに満足してくれる。いかにも小市民的な週末の過ごし方ではあるけれど、私はそんな週末が大好きだ。

そして突然話を変えてしまうけれど、新しいテレビについて。地デジ対応のテレビの映像の美しさに、つくづく感激してしまう今日この頃。特に『世界遺産』とか『美の壺』とか『美の巨人たち』のような番組を見ると、それまでのテレビでの映像の違いがよく分かる。遠近感とか、光の感じがよく分かってとてもリアルに感じられるのだ。唐突に「あぁ…ヨーロッパへ美術館巡りに行きたいなぁ…」と思ってしまった。娘が生まれるまで…夫婦2人で働いている時ならいざ知らず、今では海外旅行なんてとても行ける状況ではないけれど、いつかまた自分の足で歩いてみたいなぁ……と思う。

……とまぁ、テレビを見て「いつか海外旅行に」なんて思うあたりが実に小市民的な感じではあるけれど、この週末も小市民的幸せを満喫した。特別なイベントは素晴らしいし、たまにはそういう事も必要だとは思うけれど、家族で味わえる小さな楽しみを大切にして過ごしていきたいなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

ちらほら咲き始めた桜。大阪は次の週末が見頃とのこと。お花見弁当はいつもより張り切って作ろうかなぁ…なとど今から楽しみにしています。








2010年03月26日(金) プチ遠足

今日は娘と2人でプチ遠足に出掛けた。

大阪は連休明けから昨日までずっと雨。毎日傘をさして出掛けていたものの、それでも遊び盛りの娘はエネルギーを持て余してしまったらしく、昨夜は久しぶりに夜泣きをした。泣き転がりながら「まだ帰らない〜」と寝言を言う娘は不憫過ぎだった。たぶん、どこか楽しいところへ遊びに行って連れて帰られる夢を見ていたのだろう。娘は健康で体力のある子で、親の贔屓目抜きにしても、一般的な2歳児よりも運動しないとストレスが溜まってしまうらしい。

なので雨が上がった今日は早速、近くの公園へ張り切って出掛けたのだけど、雨続きだった公園はベタベタに濡れていて満足に遊べる状態ではなかった。自宅から自転車で行ける範囲の公園は水はけの悪いところが多くて、ガッツリ雨が降ると翌日は使い物にならない事が多い。それなりに楽しんでくれたものの、娘はイマイチ発散しきれなかったようで、冴えない表情だった。

いつも通りに昼食を終えた後、私はエネルギー過多の娘をどうにかしてやるべく、娘を連れてプチ遠足に出掛けることにした。

行き先は電車で2駅先にある公園。電車好きな娘は「お父さんがいないのに電車に乗れる!」ってだけでテンションアップ。大人の足で10分ほどかかる最寄駅まで、半分以上走って行った。電車に揺られて2駅先へ。バスの停留所でバスを見学した後、目的地の公園へ行った。その公園は比較的新しくて水はけが良くて、雨にさらされた地面も綺麗に乾いていた。娘は久しぶりの公園(しかも馴染みのない公園)に大はしゃぎ。強風が吹きすさぶ中、もりもり遊んだ。

公園でたっぷり遊んだ後はテクテク歩いてひと駅戻った。初めて散歩する道は発見が多くて、とても楽しい。ひと駅分歩く…と言っても、都会のひと駅ではないので、そこそこ距離があるのだけれど、娘は抱っこを要求することなくご機嫌で歩いてくれた。駅前でドーナツを買い、ひと駅分だけ電車に乗って自宅最寄り駅へ。帰宅してからオヤツにドーナツを食べた。ドーナツ1個を娘と半分こ。娘は牛乳で。私は熱いカフェオレで。甘いドーナツとカフェオレがやたらと美味しかった。

2時間半ほどのプチ遠足だったけれど、娘はいたく満足したらしく、夕方もグズグズすることなく、夕食をしっかり食べてすんなり寝付いてくれた。思いっきり遊ばせたから、たぶん今夜は泣かないだろう。

娘が楽しんでくれたのが1番だったけれど、私にとっても楽しい1日だった。私はあと何回、娘とこんな時間が過ごせるのだろう? 専業主婦になっての育児生活は楽しいことばかりとは言えないけれど、その選択に悔いはない。むしろ「この生活は今しか味わえないんだ」と思うと、ありがたいような勿体ないような気がしてならないのだ。

今日はここ3日間の鬱屈を一気に発散することが出来て本当に良かった。毎日、こんな風にはいかないけれど、たまには娘と2人でプチ遠足も悪くないなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月25日(木) 大人のレインコート

娘は自分用の長靴と傘とレインコートを手に入れて以来、雨の日でも散歩を要求するようになった。むしろ、それらを着用するのを楽しみにしてさえいる。雨の中、やや大きめのレインコートを着てガサゴソと移動する娘の姿は可愛らしくてたまらないが、付き合うのは結構大変だ。

今週は3連休の休み明けからずっと雨。だが、私達親子は毎日挫けずお出掛けしている。行き先は図書館だったり、スーパーだったり色々だけど、なんだかんだで2時間ばかりの道行。

小雨の時は良いのだけれど、ちょっと雨が強くなってくると完全防備をしている娘は大丈夫でも、私の方がずぶ濡れに。私も長靴をはいて、傘をさしているのだけれどレインコートを持っていないので、娘と手を繋いだり暴走する娘を制止したりしていると、傘がお留守になって、特に腕のあたりが濡れてしまう。今はコートを着ているからそれで何とかなっているけれど、これから先のことを考えるとレインコートの購入を考えなくてはならない。

レインコートと言っても、自転車用のポンチョでは使い勝手が悪そうだし、かと言って100均で売っているようなペラッっとしたビニールの物は買う気がしない。良い物になると、かなり高価になってしまうので、どの辺で妥協するかが思案のしどころ。現在、手ごろでそこそこ使えそうなレインコートを物色中。

そう言えば普通に歩いている大人でレインコートを着ている人って滅多に見ない。

自転車を乗っている人だとよく見かけるけれど、普通に街を歩いている人でレインコートを着ているのはご年配のご婦人くらいな気がする。私も小学校時代を除くと娘を産むまではレインコートなんて着たことは無かった。まさかこの年になって自転車に乗る以外にレインコートを着る羽目になろうとは。人生って思いがけない事の連続だなぁ。

「思いがけないこと」って言うのは、レインコートのような些細なこともあれば、もっともっと重要でそれこそ人生そのものをひっくり返すようなこともある訳で。まぁ、レインコートなんて、どうってことの無い話だ。

早急に使い勝手の良いレインコートを手に入れて、雨の日を少しでも快適に過ごしたいと思う。それより何より明日は傘を持たずに移動したいなぁ……などと思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月24日(水) 姪への贈り物

今年は姪のお誕生日プレゼントにビビアンウエストウッドのペンダントを贈った。

夫と結婚してから姪の誕生日には毎年、何某かのプレゼントを贈っている。今までは予算3000円程度で花や少し背伸びした感じの文房具を贈っていたのだけど、今年は姪も高校を卒業して春から大学生……と言うことで、私達にしてはかなり頑張ってプレゼントを贈ることにした。

実は姪が高校を卒業する年の誕生日にはアクセサリーを贈ろうとずっと思っていた。大学生になればお洒落だって楽しくなるし、今まで以上に背伸びがしたくなるものだ。そういう時にちょっと身につけられる物があったら嬉しいかなぁ…と。

しかし私は37歳。姪は18歳。20歳も年が離れている。センスは違うし、特に娘を産んでからお洒落スポットや買い物には縁が無いので、今時の流行りもよく知らない。結局のところネットでリサーチして選ぶことにした。女子高生の好みと言ってもタイプによって色々あるようなので、外すと痛いのは承知していたけれど、姪ならたぶんビビアンウエストウッドが好きなんじゃないかアタリを付けて、調べてみることに。

ビビアンウエストウッドって、漫画の『NANA』に登場してから流行するようになったと記憶していて「むしろ古いセンスなのか?」と心配していたのだけれど、今でもそこそこ人気のブランドなのだなぁ。ちっとも知らなかった。いくつかあるネックレスの中から「まぁ…可愛いかな」と思える物を決めたのだけど、どこも軒並み品切れ。夫は「別に他のでもいいんじゃない?」とシンプルなシルバーだけの物を押してきたのだけど「いやいやり。売り切れるには理由があるはずだから、なおのことコレにしよう」と、結局イギリスから直接買って手に入れた。

そして肝心の姪の反応だが……こちらが面食らってしまうほどハイテンションでお礼の電話をかけてきてくれた。ビビアンウエストウッドは大好きらしく、色もデザインも気に入ったらしい。「一生大事にします!」とのこと。

姪の喜びぶりにニンマリしながら「いやいや。こういう流行物はせいぜい5年も続けばいいと思うよ」と心の中で思ったのは内緒だ。言っちゃあなんだが、わざわざイギリスから取り寄せたそのネックレスは、デザインこそ洒落ていたけれど、大人の目から見ると吃驚するほどちゃちな品物だった。ほとんどデザイン代とブランド代なのだろうし、今はそれが流行っているのだろうけれど、姪がもう少し大人になったらアクセサリーを選ぶ基準も変わってくるだろう。しかし流行り物に憧れたり夢中になったりするは、若い人の特権だなぁ……とも思う。

それにしても姪が喜んでくれて良かった。好みをはずして微妙な感じになっちゃったら嫌だなぁ……と心配していたので。(実はなんだかんだ言って私も小心者だったりする)

姪に贈ったプレゼントが、姪の大学生活に彩りを添えてくれたら嬉しい。姪のプレゼントを選ぶのは私にとっても楽しい時間だった。いつか娘もそういう年頃を迎えるのだろうなぁ……なんて、随分と先のことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月23日(火) LOVE!おすもうさん!

この3連休は夫の実家のお墓参りに行ったり、夫の携帯電話が壊れて買いに行ったり、家の片付けをして不用品をリサイクルショップへ持って行ったり……と、豪華イベントは無かったものの地味に盛り沢山な感じだった。

なんだかんだと楽しく過ごしたのだけど特に印象的だったのは夫の携帯電話を買いに行った日のこと。

携帯電話は難波へ買いに行った。あえて難波という場所を選んだ理由は、府立体育館で大相撲の春場所が開催されているから。2歳にしてガッツリ体育会系の娘はスポーツをこよなく愛していて、サッカーも野球も大好き。相撲にも興味があるらしく、スポーツニュースで大相撲の映像が映ると「どすこい始まった…」と熱心に見入るし、テレビで「おすもうさん」が登場するとご機嫌になる。なので、娘に「本物のおすもうさん」を身近に見せてあげたかったのだ。

連休2日目。1番の目的である携帯電話の購入はサッっと済ませて、府立体育館の近くにある中華料理店で昼食をとることにした。最近は娘を連れての外食も随分と楽になった。娘はと私は天津飯とスープ。夫は炒飯とスープ。楽しく食事をしていたら、私達のテーブルの後ろに「おすもうさん」御一行が。娘が喜んだのは言うまでもない。「騒がれるとマズイなぁ…」と心配していたのだけど、娘は案外大人しくてくれていて、店を出てから「おすもうさん、ご飯食べてたね」と、しきりに話していた。

そして府立体育館へ。娘は「おすもうさん」の姿を確認するや否や「おすもうさぁ〜ん」と猛ダッシュ。大好きなおすもうさんを間近で見ただけではなく、握手までしてもらって、ご満悦だった。ちなみに娘にはまだご贔屓の人はおらず、府立体育館から出てきたピンク色の着物を着ていた関取さんがとても気に入ったらしく、後を追いかけてタクシーで去っていくのを手を振って見送った。関取さんが窓を開けて手を振ってくれたので「おすもうさん…いっちゃった。バイバイしてくれた…」と、恋する乙女のような表情を浮かべてウットリとしていた。

娘の喜ぶ顔を見ることが出来て、私も嬉しかった訳だが「おすもうさん」の人気っぷりを目の当たりにして「朝青龍じゃなくても、相撲取りの人が天狗になっちゃうのは無理もないなぁ……」なんて事を思った。私は今まで知らなかったけれど、相撲取りの人って、そこにいるだけでチヤホヤされるものなのだなぁ。名前を知らないレベルの人でも「一緒に写真撮ってください」とか「子供を抱っこしてやってください」と言われるのだ。20歳やそこらで子供からお年寄りまで多彩な人からチヤホヤされちゃったら「自分って偉いかも」と勘違いしちゃうのも無理はない。

もっとも、それだけに相撲の世界には厳しいルールがあるのだろうし、天狗になることなく頑張れる人は人格的にも素晴らしく成長していくのだろう。娘のおかげで、今まで興味の無かった世界をチラリとでも垣間見ることが出来て良かったと思う。知らない世界を知ることは、よく知っている世界をより深く追求するのと匹敵するくらい面白い。

娘の相撲熱がいつまで続くかは分からないけれど、もしも娘が程度じっと座って相撲観戦出来る年頃まで、熱が冷めていなかったら1度生で相撲観戦させてあげたいなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。



2010年03月19日(金) 雪柳

大阪では白木蓮がほとんど散ってしまった。

最近では白い雪柳がやたら目につく。私は雪柳を見ると三浦綾子『塩狩峠』のラストシーンを連想してしまう。『塩狩峠』は多感な少女時代に読んだ作品で、もう何度となく読み返してきた。大人になって読むと「これは、どうだろう?」と賛同しかねる部分があるのも事実だが、それでもいまだ大好きな作品。初めて読んだ時は悲恋に涙したものだが、今は恋人と別れ別れになるタイプの悲恋よりも、むしろ長い年数をかけて貫いていく愛の形に魅かれる。どんな些細なことでも長く続けていくのは大変だ。まして相手のあることであればなおのこと。

私は自分の日記タイトルにするくらい白い木蓮の花が好きなのだけど、白い木蓮に限らず、白い花は全般的に好きだ。「白」と言う色は純潔とか「あなたの色に染まります」とか、とかく清純なイメージがあるけれど、私の中で一点の染みも無い純白って色は高貴を通り越して軽く傲慢なイメージがある。まぁ……だから、どうって話ではないのだけれど。

雪柳って花の1つ1つは小さいし、風にゆれる姿は可憐だけれど、存在感抜群の花だよなぁ……と毎年思う。

それでも雪柳が目につきはじめると「桜ももうすぐ咲くなぁ」とワクワクしてくる。お花見的には桜よりも梅の方が風情があるとは思うものの、桜の時期独特の浮足立つ感じも、それはそれで良いものだ。せっかくなら、思いっきり浮かれちゃった方がいい。暑さ寒さも彼岸までと言うけれど「やっと来た」って思いが強い。

私は白い木蓮、白い雪柳と、とかく白い花を愛しているのだけれど、2歳の娘は「ピンク色チューリップが好き」なのだとか。娘に花を愛でる気持ちが芽生えているのは嬉しいことだ。これから、しばらくはあちこちで花が一斉に咲き始めるだろうから散歩もいっそう楽しいだろう。

明日からはじまる3連休初日は夫の実家のお墓参りに行く予定。残り2日は何の予定も入っていなのだけど、良い季節なのだし出来れば外の空気を満喫したいなぁ。何をして過ごしたものかなぁ……なんて考えつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月17日(水) ビール>>>越えられない壁>>>発泡酒&第3のビール

私は娘を産んでからワイン派からビール派へ宗旨替えした。

何だかんだ言って私はアルコールが大好きだ。20代の頃は、そこそこお酒も強かったので「一晩でワインのフルボトル1本開けちゃった」なんて事もあったのに、年齢を重ねる毎にアルコールが弱くなり、出産を機に吃驚するほど飲めなくなってしまった。年齢のせいか、出産で体質が変わったためか、それとも2年弱の禁酒生活が効いたのか理由のほどは分からない。

今ではビールだと350缶1本で満足してしまっている。せいぜい飲んでも2本止まり。もっとも、本気になって飲めば飲めなくはないのだろうけれど、娘がいると「常にベストな状態でいたい」と思うため、本気モードで酔っ払う気になれない……ってのも、飲めなくなった理由の一因かも知れない。

そんなこんなでアルコールが弱くなってからは、ワインよりもビールの方が好きだったりする。ワインだと少量で酔っ払ってしまうので飲んだ気がしないのに対し、ビールだと「お疲れ様! 自分!」などと言いながらゴクゴク飲めるのが気に入っている。

……とは言うものの、専業主婦になった今は毎晩晩酌することもなく、週末や特別な日(お給料日とか御馳走を作った日とか)以外は、アルコールは飲まない。それに、ちょっとでも節約したいってこともあり、たいていはビールではなく発泡酒や第3のビールを愛飲している。ちなみに……我が家では発泡酒や第3のビールのことを総じて「ビールのような物」と呼ばれている。

ビール>>>越えられない壁>>>発泡酒&第3のビール

ビールを愛するがゆえに、私にとってビール以外の飲み物は代用品でしかなくて「この値段だから、まぁ…こんなものか」と妥協して飲んでいる。なので銘柄にこだわる事もなく、プライベートブランドの安物にも果敢にチャレンジしている。「美味しい!」とは言えないまでも、それこそ飲めなくもない。

だが先日、そんな私の考えを覆す「ビールのような物」に出会った。

某プライベートブランドの第3のビールなのだけど、それは安売りなのか、もともとそういう値段設定だったのか88円で売っていた。「これだけ安ければ不味くても悔いはない…」と覚悟を決めて買ったのだけど、美味しい不味い以前に、吃驚するほど味が薄くて水みたいだった。あまりの物足りなさに買い慣れている105円の第3のビール(これはメーカー物)をもう1本開けてしまったほどだ。

「88円のピールと105円のビールを1本ずつ飲むくらいなら、本物のビールを1本飲めば良かった」と後悔したのは言うまでもない。

私も今時の主婦らしく節約好きなのだけど、たまに頑張り過ぎて失敗することがある。これからは「ビールのような物」を買うにしても98円未満では買わないようにしよう。何事も限度があるよなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月16日(火) 春のパン祭り♪

今日は斜め向かいに住む娘の友達(3歳男児)親子を招いてパン祭りを開催した。昨夜は酷い雨で、午前中は外で遊べないだろう…ってことで、突然の開催だった。

家族以外の人間を招いてパン祭りを開催するのは2度目。小さい子供とのパン作りって、面倒事も多いけれど、かなり楽しい。パンの出来よりも「作って楽しい」をメインにするので、作るのはシンプルな白パンをベースにした惣菜パン。午前10時に来てもらって、パンを焼いて、作ったパンを皆で食べて解散……と言う流れ。

今回、用意した具材は魚肉ソーセージ、竹輪、チーズ、下拵えしたジャガイモ、それに餡子。味付けはケチャップとマヨネーズ。発酵させた生地に各自好きな具材を乗せたり、包んだり。子供達に任せると「餡子を塗った上にチーズを乗せて、その上に魚肉ソーセージが乗っかっている」なんて、とんでもパンが出来たりするけれど、あえて彼らの好きなようなさせている。食べ物を粗末にする意味での遊びなら許さないけれど「自分の好きな物を全部乗せてみよう」なんて発想は大事にしてあげたいと思うのだ。完成した変てこりんなパンはスタッフ(親)が責任を持って食べれば良いだけの話。

チーズの好きな娘は生地の上からこぼれるほど大量にチーズを乗せたパンを作り、娘の友達はつまみ食いに余念が無く、予定していたよりも沢山のソーセージが必要になった。大人もけっこう本気になって楽しめるもので、私自身もパン作りは回数を重ねるごとに上達している気がする。

もちろん、今日の昼食は紅茶と惣菜パン。みんなで作ったパンは文句なしに美味しくて、娘も娘の友達もパクパクと食べていた。子供と一緒に何か作って食べるのは単純に楽しい。準備等の手間を考えると、そうしょっちゅう出来るものでは無いけれど、これからも出来るだけこういう機会を作りたいと思っている。

それにしても毎回残念に思うのはパン作りをはじめると、作るのと子供達の要求(もっとチーズを出してくれ…とか、餡子取って…とか)に応えるに必死で、ビデオや写真を撮れない…ってこと。毎回「あっ。しまった…カメラ用意してたのに…」と思うのに、1度も実現した試しが無い。出来あがったの撮れたら良い方で、今回は完成品の写真を撮ることさえ忘れていた。本当に大切な思い出は心の中に……とは思うものの、もう少し段取り良く事を進めて、1度くらい「パン作り中」の写真やビデオを撮っておきたいと思う。

そんなこんなで今日は楽しい1日を過ごした。夕方からやたら冷え込んでいるけれど明日はまたまた寒いとのこと。今日はインドアだったので明日は寒くても外遊びに付き合ってやらねばなぁ……なんて事を考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月15日(月) 大阪城公園の梅

週末は大阪城公園へ梅見に行って来た。もちろんお弁当持参で。

娘はここ最近、週末が近付いてくると「お父さんお休みになったらお弁当持ってピクニック行こうね」と楽しみにしていたのだけど、ここのところ週末は雨だったり寒かったりとピクニックどころでは無かった。外でお弁当を広げるには少し肌寒いかも知れないなぁ……と思いつつ、朝から張り切ってお弁当作りなど。娘も年齢を重ねるごとに、食べられる物が増えているのでお弁当作りも益々楽しい。

我が家が大阪城公園へ行くと「こども天守閣」のある児童公園スペースで遊ぶのが恒例になっているのだけれど、かつて無いほどの人出で驚いた。「暖かくなって御天気になったら外へ遊びに行きたい」と言う欲求は誰だって同じなのだなぁ。人間も虫と変わらない。暖かくなれば外に出て、お日様の光を浴びたくなるものらしい。

公園で娘を遊ばせてから梅園へ移動。お目当ての梅は満開を既に過ぎていたけれど、それでもギリギリ楽しむことが出来た。予想よりも暖かくて、シートを広げてお弁当を食べていると眠たくなってしまうほど。興醒めだったのは進入禁止すスペースにシートを広げてお弁当を食べている人や、写真を撮っている人が多かったってこと。特に素人カメラマンのマナーの悪さには辟易させられる。梅の根を傷めないように進入禁止にしていると言うのに、ズカズカと踏みつけるなんて。彼らは自然の美しさを愛しているのではなくて、カメラを愛しているのだろう。

お弁当の後は大阪城公園内を周回している観光用の汽車に乗った。娘は汽車を降りる際「まだ降りない〜。もっと乗る〜」と大泣き。最近、自己主張が激しくて頼もしいやら困ったやら。なんとかなだめて、散策したものの、撤収の際はまたまた大泣き。「パン屋さんでパンを買って帰ろう」と促して、なんとかスムーズに撤収することが出来た。

帰宅後、娘は何度となく「また行こうね」と話していた。そんなに喜んでもらえたのなら、父と母も頑張って連れて行った甲斐があると言うものだ。実に楽しい1日だった。余談だが、私達が大阪城公園へ行った日、大阪城公園では地面が陥没していたらしい。今朝の朝刊で見て驚いた。

そう言えば私達は娘が生まれてから毎年欠かさず梅見に行っている。0歳児の時のことを思えばお出掛けもずっと楽になったなぁ。来年もまた家族そろって梅見に行きたいなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

大阪城公園の梅。桜ほどの華やかさは無いかも知れないけれど、梅見は酔っ払いが少ないので、桜よりも風情を楽しむことが出来るような気がします。








2010年03月12日(金) 人との繋がり

最近、友人や知人、あるいは未知の人とちっとした交流があって嬉しい。お手紙だったり、メールだったり、あるいは電話だったり。「長時間一緒にいてお喋り」した訳ではないので、日頃思っていたことや伝えたいことの、ごく一部しか伝えられなかったけれど、それでも何も無いよりも何かある方が嬉しいものだ。

実際。相手と長く一緒にいたからって、思っていることの全てを伝えるなんて不可能なのだし。

人は年齢を重ねるにつれ、自分を取り巻く環境が変わっていく。仕事だったり、家庭のことだったり。あるいは自分の健康状態だったり。一時期親しくしていた人と疎遠になったりすることは、よくある話。でも、パチンと切れてしまうのではなくて、ちょっとした繋がりから「元気にしている」と近況報告を貰ったり、あるいは「順風満帆とはいかないけど頑張っている」と知らされるとホッっとすると同時に「私も頑張ろう」とも思う。

……とは言うものの、親しくなった人とずっと関係を続けていくのって案外難しい。それだけに「思えば付き合いも長くなってきたなぁ」と思える人との交流は大切にしたいと思う。

私は日々の生活に手一杯で、なかなか自分の手の届く範囲でしか頭が回らないことが多くて、手紙にしろ、メールにしろ「書こう」と思いながら、ついつい時間が経ってしまったりする。だからって手の届かない範囲のことを「どうでもいい」と思っている訳じゃない。むしろ、年齢を重ねてもなお付き合っていける人達は大切にしたいと思っている。

要するに私は「さびしん坊」なのだと思う。

そうそう手広くやっていける訳ではないけれど、出来るだけ繋がりが途切れてしまわないよう努力したい。特に今週は色々とあって、そんなことを強く思った。気持ちの良い季節が訪れることだし、葉書の1枚でも書いてみようかなぁ……なんて事を思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月10日(水) 娘よ、貴女もそうですか。

最近、私は娘を見ていて確信してしまった。娘も妄想の一族だってことを。

世の中の人間は大ざっぱに2種類に分けられる。「妄想する人」と「妄想しない人」だ。妄想の一族とは「もう、そうするしかない一族」の略称。有名どころで言えば『赤毛のアン』のアン・シャーリーが筆頭だろうか。

娘は私に似ず超体育会系。体力もあるし、運動神経も発達しているようだ。たぶん運動会で活躍するタイプだと思う。私は子供の頃から文科系人間で「運動会なんて無くなっちゃえばいいのに」と、いつも思っていた。だから娘は「私と違うタイプに成長するのだろうなぁ」と思っていたし、それはそれで楽しみでもあった。

だが……最近の娘を見ていると、どう考えても娘は「妄想の一族」としか言いようのない遊びを好む。外遊びに命がけなのはずっと変わらないけれど、家にいると「ごっこ遊び」ばかりしている。それも、登場人物を駆使してちょっとしたストーリー付。積み木や折り紙なども、最初は「作業」がメインなのに、いつしか登場人物が増えてきてドラマを作っている。積み木で汽車を作って動物達が遊びに行ったり、折り紙で作った「やっこさん」が風邪をひいて、病院へ行ったり……と言った具合。娘は1人で何役もこなしていて、ちょっとした1人芝居のようだ。

1人っ子や長男長女は、どうしても1人遊びが上手になりがちだと言うけれど、誰もがみな「妄想の一族」になる訳ではない。ちなみに夫は「妄想しない人」だ。子供の頃の話をしていても、互いの違いっぷりに驚く事が多い。夫は子供の頃から「ごっこ遊び」はしないタイプの子供だったようだ。

娘もいつか「このお父さんとお母さんは大好きだけど、本当のお父さんとお母さんじゃないんだわ。きっと赤ちゃんの頃に病院で入れ違っていて、私の本当のお父さんとお母さんは、他にいるような気がする…」なんて妄想をするのだろうなぁ。どうしようも無いほど親に似た顔をしていると言うのに。

ちなみに「私の本当のお父さんとお母さんは他にいる」という妄想は、妄想の一族の女なら、誰もが通った道だと思う。私もかつてはそうだった。

娘が私と同じく「妄想の一族」だったことは、嬉しいと言えば嬉しいし、微妙と言えば微妙だ。まぁ…しかし、妄想の一族は「もう、そうするしかない一族」なのであって、その妄想は誰にも止められないので仕方が無い。娘は娘の世界を築いていくことだろう。娘の世界がどんな風に広がっていくのか、これからも見守っていくとしよう……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月09日(火) 雨の日のクッキー作り

今日は朝から冷たい雨。1日中、引き籠っていようと心に決めた。

ここのところ娘は雨の日でもお出掛けするのが当たり前になっている。「傘・長靴・レインコート」の3点セットは娘にとって魔法のアイテム。しかし、今日は唐突に寒くて、長時間外でウロウロして風邪でもひいたら馬鹿らしい……ってことで、珍しく家から一歩も外に出なかった。

そんな訳で午後からお菓子作りなど。

雨の日の退屈を撃退するのにお菓子作りはもってこい。私はクッキーがそれほど好きでも無いので、お菓子を作る時はケーキか冷菓になりがちなのだけど、娘は小麦粘土にハマっているので型抜きクッキーを作るのは楽しいだろうと、クッキーを作ることに。

予想通り、娘は熱心にクッキー作りに挑んだ。作ると言っても娘はまだ2歳児なので、そうそう上手に出来るはずもなく、時間はかかるし散らかし放題だしで、人様にお見せ出来るような光景ではなかったけれど楽しい時間を過ごした。今回はシンプルなバタークッキーなど。ちょっと前にブームだった「塩スイーツ」を意識して、少し塩を効かせてみたら思いのほか美味しいクッキーが出来た。

クッキーを作っている間と食べている間はご機嫌だった娘だが、1日のトータルとしてはグズグズしたり、ひっくり返って泣いたりすることの方が多くて、母の立場としては「頑張ったのに実入りが少ない」結果となった。まぁ…こんな天気だし、娘の体調も気分も最悪だったのだろう。

明日は曇りとのことだけど、かなり寒そう。早く本格的な春になって欲しいものだ。周囲の子供たちは風邪でダウンしている子が多い。元気で春を迎えたい
なぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左は娘の作ったクッキー。娘は型抜きではなく手で捏ねました。「アヒル」とのこと。目は私と一緒にポチっとな。








2010年03月08日(月) 趣味や興味の方向

この週末、大阪はずっと小雨が降ったり止んだりでパッっとしないお天気だった。

本当はお雛様を仕舞おうと思っていたのだけれど、お雛様を仕舞うのはお天気が良い日の方が良いと聞いたので、来週に延期。一般的に「お雛様を出しっぱなしにしておくと婚期が遅れる」と言うけれど、私はあまり気にしない派。娘が結婚するのも、しないのも、娘の結婚する時期も娘自身が決めることだ。自分の人生なのだから、自分で切り開いて行ってもらわねば。

お雛様以外だと梅を見に行きたかったのだけど、傘を差してまでいく訳にもいかず、結局この週末は、土曜日に娘を夫にお願いして整骨院へ行ったり、家族で近場のスーパーへ買い物に行ったりと地味な活動に留まった。地味ではあったけれども、娘は「長靴・傘・レインコート」の3点セットを買ってもらってからと言うもの、雨降りのお出掛けが大好き。そんな娘の姿を夫に見せることが出来たのは良かったと思う。

……と、まぁ週末の話はここまで。

ここ最近「インターネット」で遊ぶことへの情熱が激減している。もともとがネット好き人間なので、ネットで調べ物もするし、買い物もする。だけどそれ以外の娯楽部門に関しては、なんだかちっとも気乗りがしない。SNSの育成系のゲームとか、それ以外にも緩い感じで手を出していたものがあったのだけど、緩いどころか放棄してしまいそうな勢い。ずっとお付き合いがある人のHPや日記を覗くのと、自分の日記とHPを死守するのがギリギリのライン。どうして、こんなにやる気が出ないのか自分でも不思議だ。3度の食事の次くらいに好きな遊びだったのに。

じゃあ実生活もダラダラモードかと言うと、それはそうでもなくて、図書館で借りてきた『暮しの手帖』をパラパラめくって家事へのモチベーションを上げてみたり、家の中で、今まで目を瞑っていた場所をチョコチョコ片付けたりしている。もっとも、これは主婦なのだから、当たり前の仕事を当たり前にしているだけ……と言えなくもないのだけれど。

常に同じペースで生きている訳ではないのだから、趣味や興味の方向が変わったり、あるいは波があったりするのも当然のこと。結局のところ自分のやりたい事しか出来ないのだから、流れに任せていきたいと思う。明日はまたまた雨とのこと。体力の有り余っている2歳児をどうやって発散させたものか…などと考えつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2010年03月05日(金) 咲いてくれてありがとう。

今年もようやく白い木蓮の花が咲きはじめた。

白い木蓮は私がこの世で1番好きな花。だからこそ日記とHPのタイトルにした。青空にも、夕焼けにも、夜空にも映える白い花。今年もこの花を見ることが出来て嬉しい。咲いてくれてありがとう。

娘に「綺麗でねぇ。この花はお母さんが1番好きなお花だよ」と話したら、娘の感想は「カッコイイ…」だった。……何故? まぁ、ある意味潔い花ではあるけれど、娘はどうしてそんな感想を抱いたのだろう。2歳4ヶ月の娘は、もう「可愛い」とか「綺麗」とか言う単語を使いこなしていると言うのに。激しく謎だ。

それにしても今日は良いことの多い日だ。

今年に入ってから、趣味の読書ペースが減退している。読まないではないのだけれど、面白い本に当たらなくてHPの読書感想は開店休業状態。面白くない本が続くと、読んでも感想を書こうと言う気が無くなってしまうのだ。今日は娘の絵本を借りに図書館へ行ったのだけど「しばらく私の本は借りなくてもいいかなぁ…」なんて思っていた。ところが好きな作家さんの新刊に遭遇。不貞腐れていたのを忘れてウキウキと借りてきてしまった。

そして帰宅したら遠くに住む友人…しかも凄く忙しい日々を送っている友人から手紙が届いていた。春を思わせるピンク色のレターセットで、ちょっと嬉しい手紙だった。私も親しい友人に手紙を書こうと思っているのだけれど、ずっと書きそびれている。ちょっとした時間を裂くだけなのに「書けない」なんて言うのは言い訳に過ぎない。また、私もお便りしようと自戒込みで思った。

1週間の終わりに良いことが多いとは幸せなことだ。来週は雨の多い1週間になるとのこと。せっかく咲いた白い木蓮が大急ぎで散ってしまわないことを祈りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。

やっと咲き始めた白い木蓮の花。街路樹なので、そこここで見ることが出来ます。お散歩に行く楽しみが増えました。








2010年03月03日(水) 娘2歳の雛祭り

今日は娘2歳の雛祭り。

娘が生まれてから、ずっと雛祭りは「ちらし寿司」を作っていたのだけれど、今年は初めて作らなかった。理由は娘があまり好まないから。私は嫌いな食べ物もドンドン食べさせる主義だけど、お祝いの時くらいは好きな物を食べさせてあげたいなぁ……と言うことで、夕食は鶏の唐揚げだの、南瓜の煮付だの、娘の好きな物を並べることにした。来年は娘に手伝ってもらって、ちらし寿司とか、ちょっとした細工寿司を作りたいものだ。

実家の母から「ケーキでも買ってあげなさい」と、娘におこずかいを貰ったので、午後のおやつはケーキにした。昼食後、娘とケーキ屋さんへ。ケーキ屋に入るまで「栗きんとんのケーキ(モンブランのこと)を買う〜」と張り切っていた娘だったが、ケーキの実物を前にして選んだのはガトーショコラだった。帰宅して「美味しい〜」とご満悦だったけれど、娘は半分以上食べ残していた。ガトーショコラは娘にはクド過ぎる甘さだったようだ。

娘が美味しく食べられるのはプリンか苺ショートケーキくらいのものだってことは分かっていたので、私としてはそういうケーキを選んで欲しかったのだけれど「自分で選ぶ」ってのもまた勉強だと思う。たとえ、その選択が間違っていたとしても……だ。娘はこれから先の人生で、もっともっと大切なことを選択して生きていかねばならない。ケーキ選びなんて、ほんの序の口。

めっきりと女の子らしくなった娘と雛祭りの御祝いが出来るのは嬉しいことだ。昨年は雛人形もよく理解していなかった娘も、今年は「お雛様可愛い」と気に入っている様子。お雛様は女の子を災厄から守ってくれる御守りとのこと。娘にはこれからも健やかに成長して欲しいと思う。

子の幸せな成長を願うのは、どの親御さんも同じだと思う。今日は、あちこちで、我が子の幸せを願う親御さんが雛祭りを御祝いしているのだろうなぁ……なんだか胸が熱くなる。娘の健やかな成長を祈りつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。

やっと完成したお人形の枕&布団。手芸は大の苦手なのでベッドを作るよりも面倒に感じたけれど、なんとか完成してひと安心。








2010年03月02日(火) 満開の花よりもむしろ。

娘と一緒に散歩に出掛けたら近所の児童公園の椿が満開だった。

今の家に引っ越してきて4年。娘が生まれてからはお世話になりっぱなしの児童公園なのに、椿の花があっただなんて今までちっとも知らなかった。昨年は今以上に育児に対する余裕が無かったから、椿の花の存在に気付かなかったのだろうか? 椿の花は昨日の雨で潔く花を落としていて、見事な赤い花が「私を見て!」とばかりに堂々と散らばっていた。

はらりはらりと花弁を散らす桜の花も良いけれど、盛りを過ぎたとたん「ぼとん」と潔く花を落とす椿も素敵なものだ。

児童公園は地面も遊具も濡れていて、娘は長靴で水たまりをバチャバチャしながら歩いていたのだけれど、椿の花を見つけて「バラの花と同じ!」と大喜び。「あれはバラに似てるけど椿って名前のお花だよ」と教えると、娘はイマイチ納得のいかない風ではあったけれど、椿の花で遊びはじめた。木製ベンチの上に椿の花を積み上げて赤い山を作ったり、一直線に並べてみたり。果ては椿の花を家族に見立てて、ごっこ遊びをしていた。3人家族の椿で電車に乗って遊びに行く…という物語。娘はまだ純粋に花を愛でるよりも、玩具として楽しむ方が面白いらしい。

満開の花も良いけれど、散り初めの花や散ってしまった花に魅かれてしまうのはどうした物だろう。私には雨に濡れて地面に散らばった椿の花が、木にあって誇らしく咲いている椿の花よりもずっと美しく思われた。これは若い頃には無かった感覚だと思う。20代の頃の私なら同じ光景を見ても「あ〜。雨に濡れて汚いなぁ。触らないでおこう…」なんて思っていただろう。自分自身のこういう変化って、ちょっと面白い。

椿が散って、梅が散って……私の大好きな白い木蓮の花が咲くのもあと少し。その「もう少し」が待ち遠しくてならない。そう言えば白い木蓮も散り際や散ったところが美しい……とは言うものの、咲いてくれないとお話にならない訳で、まずは花が咲くのを楽しみに……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。

左から満開の椿。椿の山。そして一直線に並んだ椿。写真で見るとカーネーションのように見えますなぁ。








2010年03月01日(月) テレビの墓場

週末は古いテレビをリサイクル回収所(正式名称は知らない)へ持って行った。

テレビを買い替える際、古いテレビは家電リサイクル法に乗っ取って電気店が引き取ってくれるのだけれど、手数料が馬鹿にならない。手続き等がかなり面倒なのだけど、自分ですると2800円ほどで済んでしまうので、我が家では自力で処分することにした。

手続きが面倒……と言っても郵便局へ行ってリサイクルにかかる費用を払いこんで、テレビを指定場所に運ぶだけのこと。幸い、我が家の古いテレビは軽自動車の荷物置き充分収まる大きさだった。テレビを「テレビくん」と呼んで愛している娘には古いテレビを運び出す際「古いテレビくんは、壊れて動かなくなったから、テレビくんのお家に連れて行くんだよ。テレビくんのお家にはお友達がいっぱいいるからね」と説明して、古いテレビを指定場所へ持って行った。

そこは、ちょっとした倉庫なのだけど、まさに「テレビの墓場」だった。

何もしらない娘は「テレビくん、お友達いっぱいだね!」と大興奮。しかし私は処分されていく沢山のテレビを目の当たりにして、なんだか胸がいっぱいになってしまった。しかし引き取り作業は一瞬のことで、古いテレビはアッっと言う間に私達の手から離れ、カゴ車に入れられて倉庫の中へと姿を消した。

夕食時、家族で鍋を囲んでいると、娘が「テレビくんもお友達とお鍋を食べているね」と言った。私はなんだか娘にも古いテレビにも申し訳ないような気持ちになってしまった。

……とは言うものの、我が家のテレビは17年ほど使って壊れたので、もう充分に働いたと思う。もしかしたら修理出来なくは無かったのかも知れないけれど、地デジ対応の薄型テレビに買い替えるのに迷いは無かった。が……テレビがもっと高級品だった時代なら、修理していたかも知れないなぁ……なんてことを思ったりもした。

そんな事で感傷的になるのは馬鹿げているとは思うものの、どこかのご家庭の居間で、あるいは1人暮らしのお部屋で愛されていただろうテレビ達。人々の生活を目の当たりにして、その家族と共に暮らしていたテレビ達が不用品として倉庫に積み上げられている光景を目にしたら、誰だって感傷的な気分になってしまうんじゃないかと思う。

私はどちらかと言うと物を大切にする方だとは思っていたけれけど、しょせんは贅沢に慣れきってしまったいる人間なのだと思う。「物を大切にしましょう」と言うのは簡単だけど、実行するのは難しい。テレビの墓場に行ったのは私にとって貴重な経験だった。実行するのは難しいけれど、これからは「物を大切にする」ってことを、実践していきたいなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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