白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年08月31日(木) バナナの匂い

台所にいるとバナナの甘い匂いが漂ってくる。この匂いを嗅ぐたびに南の国の果物って自己主張が激しいなぁ……と思わずにはいられない。

この夏は例年になくバナナを食べたように思う。貝印のマルチブレンダーというミキサー(ハンドミキサータイプなのに「混ぜる」だけでなく、ちゃんとしたミキサーとして使える優れもの)を買ったおかげで、手軽にバナナジュースが作れるようになったのが1番の要因。ジュース以外だとヨーグルトがけとか、バナナ・牛乳・ヨーグルトで作る簡単アイスとか。夏は主張の強い食べ物を美味しく感じる身体になっているらしい。

今週は夫が夜勤。いつもなら夫が夜勤の時は自分の趣味やなんかに時間を費やすのに、今週はまるで駄目。やりたい事は山ほどあるのに、毎晩、笑っちゃうほど早く寝ている。自分の不甲斐なさに情けなく思うのだけど、こればかりは仕方が無い。もうちょっと涼しくなって夏の疲れが取れたなら、またブイブイと頑張れるだろうと、諦めて早く寝ることにしている。

プレステのコントローラーに触れもしない私とは対照的に、夫は『ワンダと巨像』の2周目に挑んでいる。彼は根っからのゲーマーなんだなぁ……とニヤニヤ観察中。アクションゲームが苦手な私には、到底2周目をしようとは思えないのだが「やり込みたい」という気持ちはよく分かる。ゲームはやり込んでこそ華。

顔が濡れて力が出ないアンパンマンのように、いまいち元気が出ないといいつつ、本だけは貪り読んでいて、感想がたまっていく一方。きっと書き切れずに流してしまうのだろうと思う。本に限った事では無いけれど、途切れることなく「記録」をつけている人って凄いと思う。私には遠く及ばない世界だ。

明日働いたら、やっと週末。この1週間は長かった。それにしてもバナナの匂いが気になるなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月30日(水) 働くお父さん達

職場で「子供がちっとも懐いてくれない」と嘆いているのを聞いて「そりゃぁ、無理もないねぇ」と、返事を返してしまった。

だって彼は、まともに家へ帰っていないのだもの。連日深夜まで残業。土日も休日出勤。まだ1歳にも満たない子供にとって彼は「知らないおじちゃん」以外の何者でもないのだろうと思う。「そこまで働かなきゃいけないなんて間違ってる」と思うのだが、しかし現実を思えば声を大にする事もままらない。

同僚と「ここの男性陣の家族は家族として生活を維持するの大変だよね…」なんて話をした。ボロ雑巾のようになるまで働いた彼らは、家に帰ったら「ぐうたら父さん」なのだと思う。子供に「寝てばかりのお父さん」という姿しか見せられないのだと思うと不憫でならない。あなたのお父さんは、すごくカッコイイ人なんだよ。会社ではバリバリお仕事してるんだよ」と、本人に変わって説明してあげたいくらいだ。

もっとも、妻や子供達の立場からすると「会社で格好よくなくていいから、もうちょっと家にいて欲しい」と思ってしまうのだろうなぁ。かつての私もそうだった。幼い頃は「お金をいっぱい稼いでくれるお父さん」よりも、むしろ「家にいてくれるお父さん」を望んでいた。社会に出て働くようになった現在では、お父さん達の気持ちが痛いほど分かるのだけど。

忌野清志郎の『パパの歌』(作詞は糸井重里)では無いけれど、昼間のパパ(お父さん)は、ズタボロだけどカッコイイ。

頑張っていても、なかなか伝わらなかったりすることって多過ぎるように思う。なんだか切ないなぁ。時間が掛かっても伝わると良いのになぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月29日(火) 至福の読書

いま、恋をするように本を読んでいる。

毎日、ゆっくりしたペースで『いしいしんじのごはん日記』など。もともと、いしいしんじは好きだったけれど、ここまで自分の感覚に馴染む作家さんだとは思ってもみなかった。今回読んでいる作品はWEBで書いたものをまとめた物で、わざわざ買ってまで読むものではないと思っていたし、買うつもりも無かったのだけれど、通勤途中でたまたま手持ちの本を読み終えてしまって、なんとなく買ってみたのだ。まさか、まさかの嬉しい誤算。

冷静に読み解くにつけ、それほど面白い作品だとは思わない。文章でご飯を食べている人が書く「読まれることを意識した日記」で、完全な創作でもなければ、本当の意味での日記でもない。なのに、なんだか好きなのだ。読み終えてしまうのが勿体無いと思うほどに。

日記に出てくる「いしいしんじの好きなもの」を見つけるたびにドキドキしてしまう。美味しい魚、絵本(『おおきなおおきなおいも』)、シャガールの絵。酔っ払って1人で踊っている作者の姿を想像して、微笑んでみたり、ものすごく意地の悪いダークな一面を発見して、ニヤニヤしたり。片思いしている時と、ちょっと似ている。

不思議なのはだからって、作者に恋している訳ではない…って事だ。作品に惹かれているのか、その空気に惹かれているのかは分からないけれど、1冊の本を読んで「好きで、好きでたまらない」という感覚は読書の醍醐味だと思う。自分の身体の一部のように寄り添ってくれる本ってのは、滅多にめぐり合えないから、なおのこと嬉しい。

そんなこんなで今週は、草臥れ気味ながらも、かなり幸せ。いっそ、いしいしんじの作品を大人買いしたいと思ったりする。(今まで読んだ作品は図書館で借りた物も多いのだ)この調子だと、読了後はそのままの勢いで再読するのだろうなぁ。本を読む幸せを満喫しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月27日(日) 夏の終わりのアジ祭り

日曜日。今日は夫と家でノンビリ過ごしている。

昨日は『ワンダと巨像』をクリアしたり、夫婦それぞれに友人と飲みに出掛けたりして、ちょっぴり活動的だったけれど今日は夏バテ風味。近くのスーパーに出掛けた以外は自宅でゴロゴロ。なんとなく夕食の献立も思いつかないなぁ……なんて思っていたら、ご近所さんから小アジをドッサリ戴いた。朝から釣りに出掛けたとのこと。

今日は手間の掛からない簡単なオカズにしようと思っていたのだけれど、新鮮な小アジを前にすると、そうも言ってはいられない。鱗を取り、頭とはらわたを取り、せっせとアジを3枚おろしに。茗荷・大葉・生姜を混ぜ込んでタタキを1品。同じタネを念入りに叩いて山芋・小麦粉・卵を加えて山芋入りのツミレを1品。味噌仕立てのツミレ汁にするつもり。

地蔵盆も終わってしまったし、今日は今年最後の盆踊り大会。まだまだ暑い日は続くだろうけれど、果物屋さんにはスイカに代わって梨が並ぶようになっているし、せっせと取り組んでいた『ワンダと巨像』も終わってしまったしで、なんとなく夏の終わりを実感している。

ちょっと夏バテモードではあるけれども、今年の夏は良い夏だった。取り立てて何もなかったけれど「何もなかった」というのが何より素晴らしい。こんな感じで淡々と秋を迎えられると良いなぁ。

明日から夫は夜勤週間。ゲームもクリアしてしまったし、1人の夜を何して過ごそうかなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月25日(金) 尊厳死

作家、吉村昭氏は尊厳死だった……てなニュースを読んで「むむむ」と思った。

吉村昭氏は私にとって「生きている男性作家さんの中では、いっとう好き」な人だったので亡くなられた時は軽く凹んだものだが、今回は改めて吃驚させられた。とても彼らしい最後だと思う。

私は尊厳死に対してどちらかと言うと賛成寄りの考えを持っている。もちろん状況にもよるので何とも言えないけれど、過剰な医療を拒否する権利は誰だって持ち合わせているんじゃないかと。亡父の時も彼の意思を尊重して過剰な医療しなかった。亡父に関しては「良かった」と心から思えるのだけれど、こういう問題は個々によって捉え方が違うので正しい答えを導き出すのは不可能のように思う。

吉村昭氏の妻で、作家の津村節子さんは夫の死について「自分の死を自分で決めたことは、彼にとってはよかった。ただ、そんな死に方を見せられた私にとっては、ひどい人だと思います。私は目の前で彼が自決するのを見てしまったのですから」と語られたそうだが、それを聞いて「尊厳死って、家族にとっては酷い仕打ちのも成り得るんだなぁ」とて、あれこれ考えさせられてしまった。

人の生命はその人自身のものだけど、残された人のことを思うと、ちょっと複雑だよなぁ……と。

「自分はどう生きたいか、どう死にたいか」という事を真剣に考えておく必要はあるのかも知れない。もちろん人の生き死になんて、ままならない物だから希望通りになるとは限らない訳だけど。

今日は考えがまとまっていないまま書き散らしてしまったけれど、また何かの機会に書いてみたい問題である。考えたところで答えは出ないだろうけれど、それでも考えることが大事なんじゃないかなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月24日(木) 夏の疲れ

「暑い。暑い」と言いながら、ここ数日は随分と涼しくなってきた気がする。通勤も楽になったはず……なのに、ちょっと草臥れモード。夏の疲れがじんわり出ているのと、仕事が忙しいのが原因かと思われる。

昨日はバタバタが最高潮で帰宅もちょっぴり遅かった。それなのに夫は、かつて無いくらいに早い帰宅ときたもんだ。夫は夕食を待たされたからと言って機嫌が悪くなるような人でもないし、むしろ何かと手伝ってくれるような人なのだけど、私1人で勝手に焦ってしまって、高野豆腐の煮物も、イワシの照り焼きも、ことごとくイマイチな仕上がり。得意料理が美味しく作れない…って、かなり凹む。

時間が無い時は、それに見合った料理を作れば良いのだけれど、昨日は出勤前に干し椎茸を戻していたり、冷凍庫のイワシをチルドルームに移動させていたので、メニューの変更が出来なかったのである。だいたいからして残業が予想される日に「高野豆腐を炊こう」という発想をしてしまったところからして間違っていたのだろう。

草臥れ果てていたのと調子が出なかったので、昨日はイマイチなまま1日が終わってしまった。

今日は昨日の教訓を生かして、それなりの時間に帰宅出来たにも係わらず、家事全般の手を抜くことにした。お魚をオリーブオイルで焼いて、ホールトマトの缶詰とジャガイモ・マッシュルーム・玉葱・香草類を入れて煮込むだけの簡単おかず&サラダ。週末でもないのにワインを買ってみたりして。普段なら夫が帰宅するまでの余暇は、食事の用意以外も、ちょこっと掃除をしてみたりするのだけど「何もしない」と心に誓う。

これから夫が帰宅するまでダラダラと過ごす予定。なんとも言えない気だるさは夏の終わりの象徴なのかも知れないなぁ……なんてことを思いつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月22日(火) 驟雨

大阪はお昼過ぎから酷い雨……と言っても、ほんの短い時間だったけれど。おかげで一足飛びに涼しくなったような気がする。まだまだ暑さは続きそうだけれど、こんな風にして、ゆっくりと秋になっていくのだろう。

最近は何気に日記をサボりがち。気鬱に陥っている…とか、夏バテでダウンしている…のではなくて、自宅にいる時の余暇は『ワンダと巨像』というゲームに熱中していてPCで遊ぶ時間が極端に少なくなっているからに過ぎない。

アクションゲームは滅法苦手なのに、どうしたものかハマってしまった。しかも苦手の3D画面。3D酔いと闘いつつ、毎晩巨像に向かっている。夫もちょいちょい手伝ってくれるのだけど(3D酔いしたら交代してもらったりする)悔しいけれどアクションゲームは夫の方が断然上手い。「白蓮さんは凄いなぁ。よくぞ、この状態で諦めずに頑張るんだから」と毎日煽られながら、夫婦仲良くゲームをしている。夫と共通の趣味があるというのは、とても嬉しいことだ。

毎週録画して観ている定番のTV番組も観ないで、食事とお風呂を済ませると、一目散にゲームという生活は正直楽しい。夫もゲーマーなので楽しんでいる風ではあるけれど、断然「付き合ってくれている」部分が多くて、ちょっとばかり申し訳なく思ったりする。今夜は夫の好物のトンカツを揚げるつもりで仕込みを済ませた。せめてもの罪滅ぼし…ってヤツである。

結婚すると「日常生活」に追われて、女性は何かとシンドイ事が多いと、多くの人から聞かされてきたけれど、毎日気ままに過ごしている。先日会った友人からも「もう何年も一緒に暮らしていたような気がするけど、まだ結婚して半年くらいなんだね」と言われたけれど、実際のところ、そう言われても納得が出来るほどに、今の暮らしに馴染んでいる。しかも、かなり楽ちん且つノンビリと。

「こんなに楽して良いのかしら?」と思う反面「まぁ、いいか。大変になったら、その時考えたらいいのだし」と思ったりもしている。とりあえず、今日も全ての用事が終わったらゲームをするぞ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月19日(土) 遠方の友人

東京の友人が大阪に来たので、ちょっくら会いに行ってきた。

お久しぶりのインデックス大阪は相変わらずの大繁盛。ヲタク的イベントの閉会間際を狙って行ったので私は行列とは無縁だったけれども、帰りの行列はすでに始まっていて、人酔いしてしまいそうな勢いだった。取り立てて目的は無かったのだが、ヲタク的な空気を目一杯吸い込むことが出来て1人ニヤニヤしてしまった。

友人と合流して梅田へ。はじめましての人を含む5人でビアホールなど。ビールを飲みつつゲームの話に熱中した。趣味を通じて知り合った人に「ハズレ」の人は1人もいないのが不思議だなぁ……なんてことを思ったりした。仲の良い友人が連れてくる人だから…ってところが大きいのだと思う。

思えば「あえて」付き合いを続けている人ってのは、時間や労力を裂いても「会いたい」と思ったり「友人でいたい」と思うからこそ続いているのだ。一緒の時間を過ごして楽しいと思うのは当然過ぎるほど当然なのに「やっぱり、この人といると楽しいわ」なんてことを毎回思う。

自分が東京に行って向こうの友人達と会ったときにも思うのだけど「離れている」ってのは、もどかしい。近くにいれば、もっと気軽に会えるのに。離れていることを嘆くよりも、離れていても続いている友情があることに感謝しなくちゃいけない…ってことは充分承知しているのだけど。

短い時間だったけれど楽しく過ごせて大満足。解散後、阪急百貨店の食料品売り場に寄ってGOKANで「豆富花」を買って帰った。夫と一緒に食べるのが楽しみでならない。とても嬉しい1日だったなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月16日(水) お盆休み最終日

気が付けば盆休みも最終日。午後7時。軽く憂鬱な気分に浸っている。

夫も私も実家が大阪にある(私など徒歩5分)ので、お盆休みと行っても帰省する必要もなく、そうかと言って海外旅行等にも出掛けなかったので、まったりしたお盆休みだった。

『青春18きっぷ』を利用して倉敷まで日帰り旅行をしたのが、お盆休み最大のイベントだった。私は34歳。夫36歳。2人とも「青春」なんて日々は遠くなってしまった訳だが、まぁ気にしない方向で。倉敷は美しい街ではあるけれど、白壁の古い建物があるのは狭い地域に限られているので、1日ゆっくり…と言うよりも、むしろ半日観光が丁度良い感じだった。はじめて食べた「ままかり」が素晴らしく美味だったのと、大原美術館が素敵だったのが印象的であった。

倉敷旅行以外は互いの実家に盆参り。あとはゲーム三昧。夫婦で『ワンダと巨像』に取り組んでいるのだけれど、なかなか面白い。私はゲーマーではあるけれど、ロールプレイング・アドベンチャー・シュミレーション専門なので、コントローラー捌きは下手くそ過ぎるほど下手くそだったりする。なので『ワンダと巨像』は新鮮で楽しい。

地味ながらも良いお盆休みだった。夫と2人、連日、四六時中一緒にいて三食ご飯を食べる…って生活も良いものだ。いつか遠い日、夫も私もリタイヤしたら、毎日こんな生活なのかなぁ……なんてことを、ふと思った。

明日から普通の生活。休み足りないような気がしてならないけれど、気持ちを切替えて働かねば。お盆休みの余韻に浸りつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月13日(日) 網戸騒動

昨日は夫と2人で日曜大工(土曜日だったら土曜大工?)など。

我が家の玄関は今風の玄関扉ではなく古式ゆかしい引き違い戸。網戸をつけて夏の暑さを凌ごう……とて、ホームセンターへ行き玄関網戸を購入した。ホームセンターで売っているのは、色んなサイズに適合するタイプで、自分で切ったり組み立てたりする作業がとても多かった。お値段4000円也。

夫婦で協力して作業すること1時間半。あとは取り付けて微調整……ってところまで作り上げて、いざレールに網戸をはめようと思ったら、笑っちゃうくらい寸法が足りなかった。どうやら夫の採寸ミスだったらしい。と言っても私も夫に読み上げてもらった寸法を記入した時に「あれっ? 辺だぞ」と思わなかったので同罪である。ありえない寸法だったのに、仕事で図面を書いている時には働く直感が全く働かなかったようだ。

寸足らずの網戸を見て2人で大笑いした。

もはや新しい網戸を買ってきて組み立てる元気がなくて、地元のサッシ屋さんに見積もりを依頼した。60代を軽く過ぎたご主人は我が家の玄関に立つなり「この鍵、ワシが付けてん。新婚さんやろ?」ときたもんだ。家の改装をお願いした時に入っていたサッシ屋さんだったらしい。窓口が工務店さんだったので、ちっとも知らなかった。新しいレールを付けてもらって、網戸をつけてもらっても1万円ほど…とのこと。最初からプロに頼めば良かったなぁ……と思う反面、自分達で失敗したからこそ、プロの仕事に納得できる部分もあるよな…と自らを慰めた。

夕食後は散歩がてらスーパー銭湯へ。何をするでなく、のんびりとした盆休みである。今日はこれから夫の実家へ盆参りへ。明日は日帰り旅行。なんだかんだと楽しく過ごしている。そろそろ出掛ける用意をしなくちゃ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月11日(金) 激安スーパーへ行く

昨夜は徹夜でゲームに興じようと思っていたのに、いつも通りの時間に寝てしまった。なんだかんだ言っても夏場は草臥れやすい。「明日からお盆休みだ」と思うと気が抜けてしまったのかも知れない。それに2本目のビール(…っぽい飲み物)もいけなかった。

そんなこんなで健康的な時間に就寝。いつもと同じ時間に起きた。朝食後、夜勤週間の夫が帰ってくるまでに掃除を済ませておこう……とて活動開始。掃除をしながら洗濯機を回す。枕カバーとか座布団カバーも洗って、座布団も天日干しに。家中のものを洗いたい衝動に駆られるが干す場所がないので断念する。サザエさんちみたいな庭があったら良いのになぁ。

「なんだか、ちょっと主婦っぽいかも」とて、1人専業主婦ごっこ。そうこうしているうちに夫帰宅。夫の食事に付き合って休憩した後、少し離れた激安スーパーへ遠征してみることにした。安い…ってのは知っていたけれど、仕事をして帰ってきてから遠征するには遠すぎる距離なので、今まで敬遠していたのだけど「専業主婦ごっこ」をするにあたって「自転車で買出し遠征」は、盛り上がるイベントぢゃなかろうか……と、帽子をかぶって出陣した。

地元では激安スーパーとして知られているスーパーTは「1円セール」ってのを売りにしていて「食パン1円」「豆腐1円」「牛肉1円」などと言う驚きの価格で食料品を売っている。ワクワクと店内突撃。1円の商品は売り切れてるかも…と心配していたけれど、ちゃんと残っていた。お豆腐を1円にて購入。

そしてお肉のコーナーへ。「本当に1円って書いてる〜」と感嘆の声を上げるが、よくよく値札を見てみると「グラム1円」ってのは「1グラム1円」だった。…って事は100グラム100円ってことだ。一般的にお肉類は100グラム単位で値段を見るので、上手いこと錯覚させられる仕組みになっているらしい。確かに安いものもあったが、そうでない物も多くて「激安」ってほどでもない。そんな訳で大量買いすることなく帰宅。結局のところ遠征するよりも、慣れたスーパーや八百屋で買い物する方が賢いかも知れない……という結論に達した。

たまには行動圏外に出てみるのも良いなぁ…と思った。日々の暮らしはついつい定番化してしまいがちだけど、適度にアクセントを付けてやらねば。明日は何をして過ごしたものかなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月10日(木) お盆休みの予定

明日から待ちに待ったお盆休み。

夫は明後日まで夜勤なので、明日と明後日は1人で過ごすことになる。スタートダッシュは家事とゲームに専念する予定。本日も夜勤に出掛ける夫を見送ってから、ビール…のようなもの(その他雑酒とも言う)を片手に軽く遊んだ。

双方の実家の盆参り以外では『青春18きっぷ』を使った日帰り旅行を計画している。『青春18きっぷ』は2回分(1日×2人)入手済み。夫婦ともに青春なんて語れる年代ではないのだけれど、若者だけに楽しませておくには勿体無い切符である。まだ、どこに出掛けるかは決めていないけれど、きっと楽しい旅になるはず。

「明日からしばらく働かなくていいんだ」と思うと嬉しくてたまらない。

今の仕事は割合気に入っているし、職場にも馴染んで不満はないけど、私の場合は「仕事が大好きなんです」と言うよりも、むしろ「喰うために働いてます」と言う意味合いが強い。だからかも知れけないけれど「賃金労働しなくて良い」というだけで、やたらとマッタリした気分になってしまう。休日、どこかにお出掛けするのも良いけれど「1日中家にいられる」ってだけで嬉しくてたまらないのだ。

1度でいいから「もう飽きた」ってくらい休んでみたいものだ。

そう思えるってのは贅沢な事なのだとも思うし、日頃働いているから休みの喜びもヒトシオ……ってこと承知しているが浅はかにも「やっぱり、働いているよりも、遊んでる方が楽しいよね」と思ってしまう。とりあえず目先の休日を楽しく過ごそう……っと事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月09日(水) スイッチON。その理由。

昨日、赤の他人から「子供云々」のメールを貰って憤慨した件について、あらためて考えてみた。

何故、怒りのスイッチが入ってしまったのか。理由は自分でも分かっている。メールの送り主が女性ではなく、男性だったからだ。もしもお節介なメールが送りつけられてきたとしても女性だったら怒りは覚えなかっただろう。そこに悪意があろうと無かろうと……である。未婚者からだったら「まだ経験ないから分からないんだろうなぁ」と思えるし、出産経験者からだっら「よほど子供を産んで幸せを感じた人なんだろう」と思えるだろう。実際、現実問題として女性から、あれこれ言われる分にはそれほど苦には思わないのだ。

だが、子供を産まない男性(何故か中年男性が多い)が、子供云々の話を持ち出す時は、品のない話に結びつける人が多過ぎる。単純に「早く親御さんに孫の顔を見せてやれよ」とか「子供が出来ると人生感が変わるよ」なんて言う方向でなら良いのだけれど、そのテの話をシツコク持ち出してくる人は「子供」の問題を性的な問題にすり替えてくるからタチが悪い。

そういう部類に属する人達は「ちゃんと頑張ってる?」とか「女は男の子供を産む生き物だ」とか「子供の作り方知らないの? 教えようか?」とか、失礼極まりない事を平気で言ってくる。しかも彼らは決まって妻子持ちなのだ。妻や子の前で口に出来ないような事は、他の女性の前でも言うもんじゃないと思う。

私はそのテの男性を心から軽蔑する。

性の持つ特性の違いだとは思うけれど、相手が不愉快になるような猥談を好むのは女性よりも男性の方が圧倒的な数が多い。ある意味において不自由な人……と認識するしかないのだろうか。まったくもって迷惑な話だ。

不愉快な話はここまでにして、明後日からのお盆休みに向けて気持ちを盛り上げていきたいと思う。昨日、お盆休み用ゲームに『かまいたちの夜2』を購入した。世間では『3』が出回っているが、私は『2』をプレイしていないので。PCを落としたらゲームをするぞ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月08日(火) コウノトリの行方

遅かれ早かれ、いつかは来るだろうなぁ……と思っていたが、ついに来た。覚悟はしていたので怒りはしなかったけれど、PCの前で「はぁ?」と素っ頓狂な声を上げてしまった。

赤の他人から「赤ちゃんはどうするの?」みたいなことを聞かれて、いったい何と答えたら良いものだろうか。だいたいからして、そういう質問をする人の神経が理解出来ない。「まだまだ遊びたいから子供なんて欲しくないんです」とか「じつは不妊症なんです」とか、そういう打ち明け話が聞きたいのだろうか? すごく親しい関係ならともかく、そうでなければ口にするような話題ではないだろう。

たとえば親から「孫の顔が早く見たい」と言われたとしても、それは納得が出来る事だし、親しい友人から「早いところ赤ちゃん生んどかないと子育て大変だよ〜」とアドバイスされたとしても、素直に耳を傾けることが出来る。が、親しくもなんともない人ら不躾な質問をされて、親切に返事を返せるほど、私は、お人良しではないのだ。

それに……だ。古臭い考えかも知れないけれど、子供は授かり物だと思っている。たとえば、欲しくても授からないご夫婦もいれば「避妊してたつもりなのにデキちゃった」なんて話も多々ある。作るとか、作らないとか、そういう言葉で片付けられるようなことではないと思うのは夢見がち過ぎるのだろうか。

それにしても久しぶりの不愉快メールであった。WEB遊びを始めた頃は私自身が慣れていないことも手伝って、多少そういう目にも合ってきたが、とんと忘れていた感覚である。楽しい遊びには多少のリスクが付き物。こんな事もあるさ…って事で今日の日記はこれにてオシマイ。

【私信】
気持ち悪いメールを送り付けてきた御仁へ。私はK氏のことを尊敬していますし友人だと思っていますが、貴方とは親しい訳でもなんでもありません。挨拶もせず、名乗りもせずに送りつけてきた、今回のメール、前回のメールは貴方の年齢に見合った内容とは思えません。悪意が無い事は承知していますが、ハッキリ申し上げて不愉快です。本来ならメールに書くべき話を、この場所に書いたのはフェアで無いのは承知していますが、紳士でない方には、それなりの対応しか出来ないという意思表明と言うことで。


2006年08月07日(月) 葡萄屋開店

今年も葡萄屋が店を開いた。

私の住んでいる隣の市では山の傾斜を利用して種無し葡萄(デラウェア)を栽培している。「隣の市」といっても歩いていけるほどの距離で、毎年あちこちに、葡萄農家が「期間限定」の店を出す。今年は梅雨が長くて葡萄の成育が遅れていたらしく「いつもの葡萄屋は、いつ開店するんだろう」と気にしていたらば、先週やっと店が出ていた。

週末、友人に葡萄を送ろうと店へ行ったら、女主人の婆様が相変わらずの元気さで店を切り盛りしていた。まだ午後1時過ぎだったのに「贈答用は売り切れたので明日の発送になる」とのこと。みな、葡萄屋が店開きをするのを待ち構えていたのだろうか。翌日の朝に発送をお願いして店を出ようとしたら、婆様が小さい房を2つビニール袋に入れて持たせてくれた。贈答用の葡萄を買ったら漏れなくオマケがついてくるのも例年通りだった。

葡萄にしろ、西瓜にしろ、夏の果物は甘みが強くて水分が多い。季節の果物ってヤツは、その時期、身体に必要なものを、ちゃんと含んでいるから不思議だ。季節は上手いこと巡っているのだなぁ。私はもっぱら都会のネズミで、土いじりの1つもしないのだけれど、自然の恵はありがたいなぁ…くらいのことは思ったりする。西瓜、葡萄、桃……これらの果物は冬場に食べたいとは、思わない。今の季節だから美味しいのだろう。

今日から夫が夜勤週間。明日の夕食用にカレーを煮込んでいるのだけれど暑くてたまらない。玉葱を炒めている時は気が遠くなったほどだ。明日の夕食はカレーライス。これも夏っぽい食べ物と言えなくもないか……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月06日(日) 週末のあれこれ。

すっかり日記をご無沙汰してしまった。お気に入りの作家さんが亡くなって凹んでいたから……ではなくて、PCに向かってまとまった文章を書く余力が無かったからに過ぎない。暑さに負けっぱなしの今日この頃。

昨日はお弁当を持って淀川の花火大会を観に行ってきた。

昨年もお弁当持参で夫と観に行った思い出の花火大会ではあるのだけれど、当時はまだ夫とは恋人同士でさえなかった。なのにその1年後は1つ屋根の下で暮らしているのだから不思議である。夫「思えば相手のことを良く知らないうちに結婚を決意しちやってたよね」なんてことを夫と語り合ったりした。

夫も私も「激しい恋に落ちた」とか、そういうノリでは無かったと思う。夫は私と初めて会った瞬間に「俺、この人と結婚するかも」とピンときたらしいが、私はサッパリそんな事など思わなかった。もともと恋愛には淡白な性質で、自分から誰かを好きになること自体が皆無に近い。なのに「結婚」だなんて重要事項を、夕食の献立を決めるよりも簡単に決意してしまったのは、いったいどういう了見だったのだろう。

現在までに至る経緯を振り返ってみるだに「どうして結婚したの?」とか聞かれても「サッパリ分かりません」としか言いようがないが、夫と2人で過ごしていける言うことは、幸せなのだとつくづく思う。お出掛けして「ばいばい」しなくて良いというのは特別な事だと。

そんな訳で河川敷でお弁当を食べ、ビールを飲みつつ花火を楽しみ、昨夜はご機嫌だった訳だが、帰宅してベッドに入ってから「どうやら暑さにやられたらしい」って事が判明。冷え性で体温の低い私の手が、暑がりの夫の手よりもずっと暑くて、クーラーが入っているのに「暑い」と感じていた。「軽い熱射病だよ」夫に指摘されて始めて気付いた。水分補給&おでこに冷えぴたシートを貼付けて、岸に打ち上げられたマグロのように惰眠を貪った。

そして本日は実家で法事。父の七回忌。なんとなく、その事が引っ掛かっていたらしくて、明け方に父の夢を見た。父の夢を見るのはこれで2度目。晩年の父ではなく、溌剌と働いていた頃の父が登場。少し感慨深いものがあった。午後から夫と連れ立って実家に行かなくちゃな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年08月01日(火) さようなら吉村昭。

大好きな作家、吉村昭が死んでしまった。

遠藤周作亡き後、吉村昭は私にとって「生きている男性作家さんでは1番好きな人」だった。残念でたまらないが、御年のことを考えれば「仕方が無いよね」としか言いようがない。正直「いつか来ること」として覚悟はしていたものの、吉村昭亡き後は、しばらく「生きている男性作家さん」で大好きと言える人が見当たらない。久世光彦に続いて吉村昭まで死んでしまうとはなぁ。もう新しい作品が読めないかと思うと寂しくてたまらないと思うと同時に、彼らが世に生み出してくれた作品を大切に読んでいこうと思う。

今日はめずらしく長めの残業。だけど、独身時代なら「今日は早く帰れてラッキー」という時間。なのに、やけに草臥れた。

昨日は東京の友人から「頑張っています」との報告あり。友人が一生懸命向かっている姿を見る……ってのは嬉しいことだ。遠くから友人を応援したいと思う……と言っても、取り立てて何か出来る訳ではないのだけれど。現在の私は無力だけれど「いざ」って時に動ける人になっていたいと願う。

ヘロヘロになっているけれど、まだ火曜日。明日からもバリバリ頑張らねばなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


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