白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2006年06月30日(金) 変なスイッチ

人は草臥れ度が過ぎると「変なスイッチ」が入るらしい。

我が家では、私が食事の支度と掃除全般。夫は洗濯とお風呂掃除……って感じで家事分担がされているのだけど、お互いの体調や仕事の具合で微調整をしつつやりくりしている。今週、夫は仕事が大変らしく、睡眠時間がほとんど取れていないようだったので、私が洗濯を引き受けさせてもらって「夜勤用交換ノート」に「今日は洗濯は私がしたので、何もしないで少しでも寝て下さい」と書き残しておいたのだが……夫は、洗濯機は回さないまでも、乾いた洗濯物は取り込んでいつも通りに出勤。後で夫に聞いてみたことろ「変なスイッチが入った」のだとか。

夫は明日の朝まで仕事だが、嬉しい金曜日。そして明日は6月生まれの友人と、毎年恒例の「6月お誕生日隊の誕生日会」をする予定。お昼ごはんを一緒にするつもりなので「午前中にお掃除を済ませておきたいんだけど……それに、夕食の下拵えも…」と頭の中で予定を組み立てていたら、居ても立ってもいられなくなって、夕食後に「本気の掃除」をしてしまった。

念入りにトイレを磨き、ハタキをかけ、箒で掃いて、机から床から吹き掃除。確かに綺麗になったのだけど、金曜日の夜にする事ぢゃない。埃で人は死なないのだし、疲れてるんだし、のんびりビールでも飲んでいれば良かったんだなぁ……と軽く反省。たぶん、私も変なスイッチが入っていたのだと思う。

掃除を終え「さっとシャワーを浴びて洗濯でもするか…」なんて事が脳裏を過ぎったが「いかん…こんな時間に洗濯だなんてご近所迷惑だ」とて、洗濯は明日に回すことに。日記を書いたらシャワーを浴びて、図書館で借りてきた中山可穂の新刊でも読みつつベッドに入ろう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月29日(木) じゃがいもの冷製スープ

今日は出先から直帰出来たので事の他、早い時間に帰宅出来た。

おかげで出勤前の夫とすれ違う事が出来たのだけど、なんだかとっても可愛そうなことになっていた。仕事がバタバタしていて、ほとんど寝ていない……とのこと。ちょこっとだけでも顔を見ることが出来て良かった。

夫の不憫な様子に「あんなに草臥れてちゃいけないよね」とて、なんだか変なスイッチが入ってしまったらしくて「腰痛を労わる方向で今週は余計な家事をしない」と決めていたのに禁を破ってあれこれ張り切って働いてしまった。「せめて好きな物でも食べさせてあげなきゃ」と、じゃがいもの冷製スープを作ってみたり、その他諸々の用事をこなしていたら当然のように腰が痛くなるの巻。

夫は「白蓮さんは俺が弱ってると優しくなるよね」と言うけれど、弱っている時に厳しいとなると、それはちょっと酷す過ぎる……ってものだ。基本的に「子供と動物とお年寄りと病人には優しくしなくちゃ」というのが私のポリシー。根が優しい云々と言うよりも、人としての道徳心の問題だと思う。

それはさておき、自分自身も「弱ってるなぁ」と思う。結婚前の生活と較べたら格段に楽な暮らしをさせてもらっているのに、なんか…こぅ…調子が出ないのだ。暑いのは大好きなんだけどなぁ。気持ちばかりが元気というのは考えものである。

明日は、自分で作った「じゃがいもの冷製スープ」を飲むのが楽しみでならない。レストランの味には遠く及ばないが、家の味としての美味しさも良いよね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月28日(水) 季節の贈り物

友人から北海道のアスパラガスが届いた。

「お誕生日プレゼントに野菜を送るつもりだけど出荷の都合で当日には届かないかも…」と聞いていたのだけれど、何が届くかまでは聞いていなかったので箱を開けて吃驚した。つい先日、お誕生日に夫と行ってお店で、北海道のアスパラガスを食べて「また食べたいね」と話していたところだったので。

早速、アスパラガスを塩茹でにしてみた。

アスパラガスは1度には食べきれないほどドッサリあって、あれこれ料理を楽しめそうなのだけど、新鮮で美味しい野菜はそのままが1番美味しい。サッっと茹でたアスパラガスは筋がぜんぜん無くて美味しかった。そして茹でている時の香りの良いことと言ったら!

ここのところ体調がイマイチで、テンションが下がり気味だったのだけど、すっかり元気になってしまった。アスパラガスを茹でていて、ふと思った。料理って食べ物のエネルギーを貰えるんぢゃないか…と。「食べる」という行為はダイレクトにエネルギーを受取る訳だが、その過程でも迸る生命力のお零れを受取っているような気がしてならない。なので新鮮なものであればあるほど、台所に立っているのが楽しいのかも知れない。

生き物のエネルギーを吸い取る…だなんて魔女みたいだなぁ。だけど台所に立つ機会が多い女性の方が男性より長生きするのは、存外、この辺に秘密があるのかも。

そうこうしていたら、今度は別の友人からサクランボが届いた。これもお誕生日の贈り物。この世の中でいっとう好きな果物はサクランボ……という私にとっては、何よりの贈り物だった。アスパラガスにサクランボ。食生活がものすごい勢いで豊かになった。季節の贈り物をくれた友人達に感謝。

美味しいものをしっかり食べて、明日からまた元気に働きましょうかね……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月27日(火) お義母さんの誕生日。

今日はお義母さんのお誕生日だった。

お祝い自体は前祝ってことで週末に済ませてあったのだけど、お誕生日の当日は今日なので、電話をかけてみた。何がどう…ってものでもないし、電話をしたからって長話をするでもないのだけれど、お祝いの言葉だけでも…と。

お義母さんはいたくお喜びだった。「先日はありがとう。食事、美味しかったね…」などと話をした後で「今日、電話をくれてのは白蓮さんだけだったのよ。まぁ、(兄弟で)それぞれに前もってお祝いはしてくれたから良いのだし、65歳にもなって目出度いも何もないんだけど…」なんて話を聞かされて、吃驚するやら申し訳ないやら。夫は夜勤だけど午前中には帰宅するのだから、その時に電話の1本でもしているだろうと勝手に思い込んでいたのだけれど、こんな事なら前もって夫に釘を刺しておけば良かった。

気の毒なことをしたなぁ……と思う。

お誕生日にお祝いされない…って、どんなに味気なく寂しいことだろう。そりゃぁ、プレゼントを渡したり、食事をしたりというイベントめいた事も大切だけど「お誕生日おめでとう」と言葉で伝えるのが基本だと思う。会えないまでも、メールとか電話とか手紙とか、手段は色々あるのだから。

来年は絶対に、お義母さんのお誕生日の当日に夫の口からお祝いを言ってもらおうと堅く決意した次第。もっとも、こういう感覚って、ご家庭ごと…あるいは個人レベルで感覚は違うと思うので、強制するものではないのだけれど、相手が「さみしい」と思っているなら、やっぱりした方が良いと思う訳で。お義母さん、ごめんなさい。来年に期待してください……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月26日(月) ぐうたら週間。

今週は腰痛のため「ぐうたら主婦」を完遂しようと決意した。

立つのも座るのも「痛ててっ」と苦痛で、しかも週末はイベント続きで草臥れたのか、昨日は夕方から使い物にならない状態だった。夕方から何もせずにゴロゴロ過ごして、午後10時過ぎにはベッドに入ったので、今日は疲労も腰痛も随分とマシな感じ。あのままの状態だったら、仕事に行けないなぁ……と思っていたので回復にホッっとした。やはり休養って大事なのだと他人事のように感心してみたり。

今日は定時で仕事を終えて整骨院へ直行。帰宅したらば夫が夜勤前に作ってくれた夕食が待っていた。何もしなくてご飯を戴く幸せを噛み締めつつ1人で夕食。「ちょっと調子が良くなったし」とて動きたいのを我慢。明日の夕食の仕度だけに留めておいた。ちなみに明日はタイカレー。タイカレーのペーストとココナッツミルクで材料を煮込むだけなので、料理と言うほど手間のかかる代物ではなく。私は日本風の「家カレー」よりも好きなのだけど、夫の口に合うかどうかは謎である。

今日も日記を更新したら寝ようと思っている。やる気と負けん気だけなら、売るほどあるんだけど、ハード面が付いてこないのだから情けない事この上無し。それほど過酷な労働に従事している訳ぢゃないのになぁ。だけど、ジタバタしたってどうになる物ぢゃないのだから、今週はグウタラ道を邁進しよう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月25日(日) 会食。そして会食。

今日は乙女な母と愚弟を招いてスキヤキの宴を開催した。

友人が誕生日の贈り物にスキヤキ用のお肉をドッサリ送ってくれたのだ。今日は整骨院でテーピングを施されてしまうほどに腰痛炸裂だったので、まったり過ごしたい気がしていたのだけど、立派なお肉に敬意を表してスキヤキの準備にいそしんだ次第。夫が気持ち良く動いてくれたので、随分と助かった。

上等なお肉を囲んで和やかな宴……になるはずだったのが、乙女な母と愚弟の関係が上手くいっていないので、なんだか微妙な雰囲気だった。愚弟にも乙女な母にも、それぞれ言い分はあると思うが、今回はいささか乙女な母の方に非があるように思われる。また、乙女な母と2人でいる時にでも釘をさしておこう。

結婚後も実家の近くで暮らしていて、夫も何かと協力的なので良いけれど、私が逃げ出すような形で抜けていたら愚弟と乙女な母との関係は、どうなっていたのだろう……と、ふと思った。それはそれで案外やっていけるのか。それとも破綻しているのか。「もしも」という仮定は非生産的で全く意味の無いことではあるのだけれど。まぁ、私は自分の置かれた立場の中で精一杯対処していくしかない訳なのだが。

本日、日曜日はお義母さんの誕生日(前祝)のお祝いということで、雨の中お出掛け。夫が幼い頃、家族でよく食べに行ったという思い出の洋食屋さんでランチなど。いまは亡きお義父さんの話などしつつ、なごやかな時間を過ごした。お義母さんは夫と2人で選んだ贈り物をいたく気に入ってくださったようで、その喜びように夫婦でニヤニヤ。お誕生日の贈り物以上に、たくさんのお土産を戴いて帰宅。

会食&会食。なんだかんだと予定がギッシリの週末だった。

来週は夫の夜勤週間。私の腰の調子が絶不調で、整骨院の先生から「大人しくしていなさい」と言われたこともあり「食事の支度以外の家事活動はしない」ってことで夫にも協力してもらうことに。明日からは、グウタラ主婦でいこう……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月23日(金) 34歳になりました。

本日、めでたく34歳になりました。

なんちゅ〜か。この年になっても誕生日は嬉しいものです。周囲の人からは「年とるのって嫌だよねぇ…」なんて事を言われますが、そんなこたぁ〜ありません。むしろ、年々、楽しくなってきているような気さえします。あと15年もしたら、大阪のオバチャンらしく、豹柄の洋服だって似合うようになるんぢゃないか……と想像するだけで、白ご飯3杯は、美味しくいただけます。

今日は夫と外に食事へ行ってきました。地味な家庭料理が基本の我が家にしては、めずらしく贅沢な夜でした。スペインのお酒と、イベリコハムが美味しかったです。帰宅したらば、郵便受けには宅配便の不在表が。PCにはお祝いのメッセージが届いていました。

無事に生きおおせた……ってことの、ありがたさを感じずにはいられません。

私の身近には、私を含めて5人ばかり、同じ誕生日の人がいます。まぁ、人間それなりに生きていれば、誕生日が同じ人と巡りあう事もあるだろう……とは思うものの、5人…しかも、全員「大好きな人」とくれば稀有なことかと思います。ちなみに、その5人の中の筆頭者は愚弟です。毎年、愚弟と私を同じ誕生日に産んでくれたことを母に感謝せずにはいられません。今後、生きて行くなかで、耐え難いほど孤独な境遇に陥ることがあったとしても、とりあえず誕生日まで生きることが出来れば「愚弟も(同じ誕生日の仲良しも)今日、生まれたんだなぁ」と思うことが出来るでしょうから。

昨年の誕生日には、夫と恋人同志でさえなく、まさか自分が結婚しているとも思っていなかっただけに、今年の誕生日は例年より不思議な感じがします。

子供の頃は「お誕生日はプレゼントをもらえる行事」ではかありませんでしたが、今は「気にかけてくれる人にありがとう」な日だと思っています。「お誕生日おめでとう」と祝ってくれる人がいることを感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月22日(木) わらび餅

先日、この夏初めて、わらび餅を食べた。

夕食後のデザートに出そうとて張り切って自作。わらび餅というと、軽トラックで売りにくる「わらび餅屋さん」を真っ先に思い浮かべるのだけど、自宅でも簡単に作れてしまうお手軽オヤツ。子供の頃、母に作ってもらった思い出があって……って訳ではないのだけど、自分で作ると量だの、甘さだのを好みで調整出来るので、買ってくることを思えば手間が掛かるけど、案外良いものだと思う。

ちょっと贅沢をして、葛餅風に「きな粉&黒蜜」で攻めてみた。

甘い物が好きな女性なら誰でも1度は「お菓子作り」を経験していると言われるけれど、私はクッキーを焼いたこともなけれど、ケーキを焼いたこともない。性格が大雑把に出来ているので「きっちり分量を量って作る」って事が出来ないのだ。その点、和風のオヤツは大雑把にしても作れるから好きだ。わらび餅にしても、ぜんざいにしても目分量でどうにでもなるもの。

甘いおやつを食べると、ふうっ…って息が抜けるような気がする。シーズン初のわらび餅は非常に美味しかった。わらび粉は、まだ残っているので、夏のうちに何度か作りたいなぁ……と思う。

なんて事を書いていたらば、にわかに甘い物が食べたくなってきてしまった。今からわらび餅を作る気力はないので、100円ショップで買った杏仁豆腐でも開けるかなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月20日(火) 風の音。海の音。

今日の日記の題名は三文小説の題名みたい。まぁ、しかしこれ以上しっくりくる題名が見当たらなかったので、いたし方なく。

週末にリサイクルショップで扇風機を買ったので、寝入りばなは扇風機を付けるようになった。寒がりの私は、今のところ扇風機の必要性を感じていないのだけど、暑がりの夫にとっては一大事らしく。1200円の扇風機だけど、けっこう新しい型のようで、風のモードも強弱だけじゃなくて「リズム」とか「ゆらぎ」みたいなのがついている。

夜、うつらうつらしていたら聞き覚えのない音が耳についたので「これ、なんの音? 外で何かやっているの?」と夫に聞いたらば、扇風機の風の音だと言う。その音は海辺で聞く波の音に似ていて、やけに懐かしいような気がした。私は生まれも育ちも大阪で、海辺で育った訳ではないのだけれど、子供の頃に両親に連れて行ってもらった海水浴の想い出の中に、その音は刻まれている。

海辺の民宿で、薄っぺらい布団に横たわって聞いた、あの音。

海水浴なんて10年以上行っていないし、いまの私が海水浴に行ったところで、子供の頃のように遊べないとは思うのだけど、ちょっと行ってみたいような気がした。お洒落なリゾート地ではなく、ちょっぴり田舎びた感じの海水浴場へ。

……とは言うものの、たぶん今年も海へは行かないんじゃないかと思う。扇風機の音を聞きながら夏が過ぎていくのだろうなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月19日(月) 昭和の女

昨夜は「私もサッカー観戦するぞ」と奮起してみた。

夫は海外、日本を問わず大のサッカー好き。私はサッカー観戦の趣味はないけれど「1つ屋根の下で暮らしているのだから歩み寄らねば」と、にわかに思い立った。だが、ちゃんと観ている自信が無かったので古いタオルを2本用意して、雑巾を縫いつつテレビの前に座った。夢中でテレビに噛り付く夫の横で、ちくちく、お裁縫。針仕事は大の苦手だけど、雑巾くらいは辛うじて縫えるのだ。

だが、しかし。雑巾は前半戦が終わらないうちに縫い終わってしまった。仕方が無いので手持ち無沙汰でサッカーを観ていた……が、睡魔に襲われ意識があやしくなるの巻。後半戦が始まるより早く夫から印籠を渡される。「もう、いいから、先におやすみ」と。夫の言葉に甘えて先に寝室へ。オヤスミ3秒で眠りについた。

そんな話を職場でしたら非難轟々。「ご主人がサッカー好きなんだから、もうちょっと付き合わないと」と。私も一応「歩み寄ろう」と努力はしてみたのだけど、やはり努力が足りなかったか。まぁ、次に期待する……ってことで。

そうい言えば雑巾を縫っている途中、東京のFから電話があった。「サッカー観てるの?」と聞かれたので「雑巾縫ってる」と答えたら「雑巾を買うこの時代に……昭和の匂いのする女やなぁ」と言われた。今年は平成18年。ふと思えば昭和も遠くなったものだ。そんなこんなで次のブラジル戦こそ、ちゃんと観ようと決意しつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月18日(日) 扇風機を買う。

夫と2人で過ごす休日。扇風機を買いに行った。

リサイクルショップで1200円×2台也。良い買い物だったと思う。寒がりの私は扇風機の必要性を感じていないのだけれど、暑がりで汗っかきの夫は今の気候でも暑いらしくて、お風呂上りから就寝での時間は汗をダラダラ流していたので、扇風機はきっと役立つだろうと思われる。扇風機を購入後は、安いスーパーで食料品の買出しなど。帰宅後は生鮮食料品をバサバサ捌いて冷凍に。手先が魚臭くなるのはご愛嬌。

夕食は乙女な母を自宅に招いた。愚弟が出掛けていて1人きりで夕食を食べると言うので。今日のメニューは今シーズン初のカツオのタタキ(ワカメ・白髪葱・ニンニクを乗せて)、キュウリのピリ辛小鉢、モヤシと木耳の炒め物、豆腐と長ネギの煮物(昨日のスペフリブ煮込みのお出汁で)。お豆腐がたまらなく美味しかった。

乙女な母を心良くもてなしてくれる夫には感謝せずにはいられない。たまの休日は、のんびり過ごしたい…と思っても不思議はない。妻の母を呼べば、それ相応に気を遣うだろうと思うのだけど、そんな風を見せないあたりが、ありがたい。

愚弟が失業中ってこともあってか、乙女な母は憂鬱なご様子。今回ばかりは無理もない……と思う。無責任なようだが、私は家を出てしまった身なので、どんなに大変だったとしても愚弟と乙女な母とで頑張ってもらうし仕方が無いのだ。及ばずながら援護射撃はするけれども。

夫はワールドカップに日本戦に向けて入浴中。万全の状況で望むようだ。私も一緒に観ようと思っているのだけれど、今日も目一杯頑張ったので、たぶん途中で寝てしまうと思う。明日からまた一週間。頑張らなくちゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月17日(土) 雨の休息。

夫の土曜日。今週は体調不良で調子が出なかったので週末が待ち遠しかったせいか、いつもより早い時間に目が覚めてしまった。怠け者の節句働きとは、正に然り。

夫を送り出して掃除に勤しむ。築35年の我が家も、やっと綺麗になってきた。前の住人は綺麗好きぢゃなかったらしく、引越しした当初はどこもかしこも汚くてウンザリしたものだったが、掃除をするたびに薄皮をはぐように綺麗になっているように思う。念入りに掃除をして、整骨院と図書館へ。昼食後は鶏肉だの、挽肉だのをドッサリと買い込んでこようと意気込んでいたが、にわかに雨が降ってきた。

用事を片付けようと思っている時の雨ってのは辛い。

雨の中、傘を差して出掛けようかとも思ったのだけど「これはきっと神様が休憩しろ…って言ってるに違いない」と都合の良い解釈をして午後からはキッパリと休むことに。冷凍室から豚のスペアリブを出してきて、長ネギと牛蒡と一緒に鍋にかけながら、ネットをしたり、オカリナを吹いてみたりしてダラダラ過ごした。家事は放擲しちゃったけれど、たまにはこんな風にダラダラするのも良いように思う。ある意味において恵の雨だったのかも知れない。

私は根っこから強欲な人間なので、どんな事でも「もっと・もっと」と突撃してしまいがちだけれど立ち止まることも大切な訳で。台所で1人、雨の音を聞きながらボンヤリと時間をやり過ごすのも良いもものだ。明日は夫と2人の休日。何をして過ごそうかな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月16日(金) 動物的な…

昨日は「食事作るのうんざり」などと思っていたが、夕食後に夫が謝ってくれたので、今日からまた通常モード。自分に非があると思った時は素直に謝ってくれるのは夫の美点だと思う。私の美点は……と言うと、怒りをあまり引きずらずに、気持ちよく忘れられることだろうか。

1つ屋根の下で暮らしているのだもの。仲良く暮らせるように努力しなくちゃ。

今日はお昼ごはんを食べている時、同僚達と「動物的な人間」についての話題で盛り上がった。たとえば、手のひらの指と指の間についている「水かき」が長いとか、小鼻や耳が自由に動かせる……とか、そんな話。ちなみに私。水かきについては、かなり長め。指の付け根の間接の半分くらいまで水かきが伸びているし、小鼻も耳も自由に動かすことが出来る。こんな、くだらない判定で「動物的な人間」の烙印を押されるなんて、いささか不本意ではあるけれど「動物的な人間」って、生命力が強そうで格好いいかも。

私は動物的な女…生命力の強い女…なとど、呟いてみるものの、今週は疲れが腰にきたのか絶不調。週末で、立て直していきたいなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月15日(木) 家庭料理の限界。

駅前の中華料理屋で買ってきた料理を食卓にズラリと並べてみた。こんなの結婚して初めての事だ。

先月は突発的な出費が多く、月末は地味な料理ばかりだったので「御給料が入ったら何食べたい? なんでも作るよ」と夫に聞いたところ、夫の希望は「天丼」とか「海老シュウマイ」とか「天津飯」とか、他にも何品かあったけれど、おおよそ外食向けのメニューばかりだった。「お店の味を期待してもらっても、無理だよ。そういうのが食べたいなら、外に食べに行こうか?」と提案してみるが「何でも作るっていったのに…」とご不満の様子。

実際問題として、私も餃子だって麻婆豆腐だって作っているが、やはりお店の味には届かない。「家庭料理なりに美味しい」というレベル。メニューの選択肢としても、一般家庭で天丼のためだけに天麩羅を揚げる…なんて、なかしないと思う。「天麩羅を揚げた翌日、残った天麩羅で天丼」ってシュチュエーションなら考えられるけれど。夫は「不可能ではないでしょ?」と言うけれど、お店の料理と家庭料理の領域をゴチャ混ぜにしてもらっては困るのだ。手間・時間・コストの問題のいずれか1つでもクリア出来ればアリかも知れないけれど。

お店の料理にはお店の料理の、家庭料理には家庭料理の良さがあるので「料理」といっても、ひとくくりには出来ないと思う。

そんな経緯があったので今日は夕食を作る気になれなかった。しかしながら中華料理屋さんでのお持ち帰りって、たいしたメニューじゃなくてもけっこう高いなぁ。我が家の食費からすると1食で数日分のお値段。「これだけの予算があれば、豪華な食卓になったのになぁ」と思うと、ガッカリ感もひとしお。もっとも、外食だのお持ち帰りだのは「料理人さんの技術料」が入っているので、原価だけで考えちゃいけないのだけれど。

しかしながら、私達は夫婦で働いていて子供もいないのだから、もっと食事に手を抜く…ってのもアリかとは思う。スーパーとかお店で買ってきた物+お味噌汁…なんて組み合わせだと、コストはかかるし、健康に良いとは言い難いけれど、楽ちんと言えば楽ちんな訳だし。それで夫が喜ぶのなら、せっせと手間をかけて食事を作なんて馬鹿らしい話である。

そんなこんなで今日は夫が帰ってくるまでの時間が、やたらとのんびりしている。まぁ、こういうのも良いかもね……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月14日(水) ハマり物。

最近、干し梅にハマっている。

私はオヤツを食べる習慣はないのだけれど、職場で隣の席のTさんから「カリカリ梅」だの「干しワカメ」だの、おおよそ酒のツマミのようなオヤツを戴くことが多くて、「私もたまにはTさんにお裾分けしたいなぁ」とてコンビニで買ってみたのがキッカケ。Tさんと2人してムラオカ食品の『タネとっちゃいました! ほし梅』にハマりまくりの日々である。

塩分は高そうだし、食品添加物もガッツリ入っていて、おおよそ健康には良くなさそうな代物なのだけど、どうにも嗜好のツボにハマってしまったらしい。「あまり食べ過ぎちゃいけないよね…」とTさんと牽制しあいながら、仕事の合間のお楽しみになってしまっている。

もともと梅が好き…ってこともあるけれど、暑くなってきて身体が塩分を求めているのかなぁ…とも思う。ここのところイマイチ体調が良くなくて、日本中の人達がテレビの前で貼り付いていたであろう月曜日など、サッカー好きの夫を1人居間に残して午後10時過ぎから寝てしまう始末。

しかしながら、ふと疑問に思うのは、ワールドカップで盛り上がってる人達って、普段はいったい何をしているのだろう……ってこと。根っからサッカーだのスポーツだのを観戦するのが好きな人が、そんなに沢山いるとは思えないのだけど。「祭りには参加することに意義がある」のは分かるし、何でも参加したもの勝ち、楽しんだ者勝ちだと思うけれど「にわかファン」的な人々の日常って、どんな風なのかなぁ……と思ったりする。

そんな私はきっと今回のワールドカップもロクに観戦しないままで過ごしてしまいそうな気がする。サッカー好きの夫に少しは付き合った方がいいのかな……と思いつつ、横でネットをしたり本を読んだりするのだろうなぁ。ハマり物があったり、盛り上がっていてもハマらなかったり……ってな感じで今日の日記


2006年06月12日(月) 数珠を買う。

この週末は土曜・日曜・月曜と夫婦揃って三連休だった。夫は夜勤明けのシフトで。私は派遣先企業カレンダーにて。地元密着型ではあったが外に出掛けることの多い終末だった。

今日は夫と「数珠」を買いに出かけた。先週、実家の向かいに住んでいる仲良しの婆様が亡くなって「ちゃんとした数珠を用意しておかねば」と思った次第。私は仏教系女子高だったので、卒業祝いに学校から貰った安物の数珠は持っていたのだけど「ちゃんとした物」は持っていなかった。結婚する時に乙女な母から「結婚したら、お義母さんに聞いて(仏教でも宗派によって決め事がある場合があるから…との意未で)ちゃんとした数珠を用意しないさね」と言われていたのだけれど、今まですっかり忘れていたのだ。そんなこんなで、お義母さんに、あれこれ聞いて仏具屋さんに出掛けた。

仏具屋さんに行ってみて数珠の値段の高さに驚いた。が、買わないわけにもいかないので、仏具屋の奥さんにあれこれ聞きつつ、自分達相応の数珠を購入。地元の仏具屋の奥さんは「まぁ。若いのに数珠を揃えるなんて偉いわ」とて、私には可愛らしい色の数珠を勧めてくれたのだけど、こういう類のものは買い換える気もないので、ずっと使えそうなものを選んだ。

そんなこんなで夫婦で数珠を購入した訳だが、私も夫も宗教活動には熱心ではない。だが「持っていないと恥をかく」と言う以前に「相手に対して失礼のない程度のことをする」って意味において、そういうグッズは必要ぢゃないかと。自分自身に信仰がなくても、人の信仰は尊重せねば。たとえば、イスラム教だのキリスト教だのの宗教施設では、肌を露出した服装とか、くだけ過ぎた服装はNG…って程度のお約束を守らねば…って程度には礼を尽くしたいとは思うのだ。

宗教云々ってのはナイーブな問題なので、なかなか語り尽くせないところがあるけれど、それはそれとして上手く付き合っていきたいと思う。

週末は外へ出る機会が多くて、陽射しに負けたのか、それとも他に原因があるのか、腕に湿疹がドッサリ。痛くも痒くもないのだけれど酷くなるようなら皮膚科へ行かねばなるまいかなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月10日(土) ワイン風呂

本日はお買い物日。夜勤明けの夫を残して仕入れの旅に出かける。図書館で読む物を。八百屋、果物屋、業務用スーパーで食べる物を。食料品の買出しは「狩り」に似ていると思う。数ある獲物の中から自分が必要とする物を見つけて、巣へ持って帰るのだ。成果は上々。なかなか凄腕のハンターだと自画自賛。

薄曇りではあったものの、気温が高かったので帰宅したらばグッタリ草臥れてしまった。夏に向かっているのだなぁ……と思いつつ、荷物の片付けや食事の支度など。久しぶりに「お惣菜」めいた物をを作る。昨日まで夫が夜勤だったのと、不幸ごとがあったり、私が残業だったりして、手作りの食事ではあったけれど、簡単に作ることの出来るジャンキーなメニューが目白押しだったのだ。

「これぞ日本の食卓」というメニューだったが、ちょっと飲みたい気分だったので、夫が秘蔵していた白ワインを開けた……が、ちょっと時間が経ち過ぎていたらしくて、ワインはアルコールから酢に変わっていた。哀しいことだけど酢と化したワインは合計2本。料理に使うといったところで、2人暮らしで2本のワインビネガーを使うのはキツ過ぎる。ちょうど遊びに来ていた愚弟が「ぢゃあ、お風呂に入れてみたら」と言うので、湯船に惜しげなくワインを注いだ。

素晴らしきかなワイン風呂!

酢と化しているワインでもお風呂に入れると、それ相応に良い香り。こんな事がなければワイン風呂だなんて贅沢なことは出来ないだろうと思う。癖になりそうなくらい素敵なお風呂だった。だが、いくら安物のワインでも、そのまま飲めるものをお風呂に入れる勇気はないので、そう入る機会はないだろう。

どこかにお出掛けする休日も好きだけど、私は自宅近辺でウロウロする程度の地味な休日が大好きだ。つくづく「家にいる」のが好きなのだと思う。まったくもってインドア派である。明日は奮起して出掛ける予定だけれど、自宅から徒歩で行ける山へハイキング。なんだかんだと地元密着型な週末だけど、これが良いんだなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月08日(木) 虫の知らせ

昨夜は良い感じで眠りについた。

午前2時過ぎトイレに立つ。「寝る前に水分を取りすぎたかなぁ」と思いつつ再び就寝。朝までぐっすり……かと思いきや午前3時半前に目が醒めた。取り立てて心配事もないのに、何度も目が醒めるだなんて珍しいなぁ……と思いつつ「なんか変な感じ」と首を捻りつつ就寝。そんなこんなで迎えた朝は、乙女な母の電話からはじまった。実家の向かいに住んでいる仲良しの婆様が亡くなったとの知らせだった。丁度、私が2度目に目醒めた時分に亡くなったとのことだった。

向かいの婆様とは親戚のような付き合いをしていて、血は一滴たりとも繋がっていないが、実の祖母のように思っていた。婆様も実の孫のように私と愚弟を可愛がっていてくれて、もう立派な大人である私達姉弟に「お年玉」と「おこずかい」をくれる人だった。脳出血で倒れて病院へ運ばれてから5日間。予想していた事ではあった。84歳と年齢に不足はないし、何よりも最後まで気ままな1人暮らしをして、長患いすることなくポックリと逝ってしまったので、大往生と言っても差し支えはないだろう。

私は「霊感」とか、そう言うことにはとんとん疎い体質で、そういう類のことを否定はしないが決して信じるタイプではない。だけど、今回はちょっとだけ「虫の知らせってあるのかも」と思ってしまった。たぶん、単なる偶然だとは思うのだけど「おばあちゃんが挨拶に来てくれたのかも」と思っていた方が幸せなので、そう思うことにする。

今夜は通夜に列席してきた。大往生を見送る葬儀というのは、なんと気楽なものだろう。哀しみが無い訳ではないけれど、長く病んで亡くなったり、あるいは若くしてなくなったり、非業の死を遂げたりした人のそれとは全く赴きが違っていた。婆様の人柄を偲んでか、ご近所の人がやたらと多かったのが印象的だった。

実家に遊びに行っても、婆様の顔を見られないなんて淋しくなるなぁ。

だけど穏かで恵まれた死だったのだと思う。婆様の冥福を祈りつつ、一緒に過ごせた事に感謝しつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月07日(水) 夜がもたらすもの

夫は仕事柄、定期的に「夜勤」がある。

基本は昼の勤務なので、夜勤週間前後は、生活のリズムが狂うので「慣れてるから平気」と夫は言うが、なんだかんだと辛そうだ。生活のリズムが変わることの大変さは、傍で見ていても分かるのだけど、私が働いている間に「昼に眠る」ってのも大変なんだろうと思う。

これまでも「昼眠る」ことについて考えてみたことはあったけれど、暑くなってきてから「あぁ。やっぱり大変なのだ」と思うと同時に、夜のもたらす恵みをしみじみと感じたりしている。

特に今時分は日中は暑くても夜になると気温が下がって断然過ごしやすくなる。自宅近辺は大阪とは言うものの田舎びた地域なので、窓を空けてみたところで、遠くで虫の声がするくらいで静かなものだ。窓の外はシンと暗くて、人の気配もひそやかになって、なんとなく「ゆっくり寝て休息しなさいよ〜」という雰囲気が漂ってくる。

が、日中ともなるとそうもいかない。直接的な陽射しは遮光カーテンで防げるし、暑ければエアコンを付ける事も可能だが、人の気配というか「生き物が活動している息遣い」を消すことは出来ないのだ。周囲が活動的な空気を作り上げている中で眠るって作業は、ストレスだろうなぁ……と思う。

いままで「夜」にはマイナスのイメージしか持っていなかった。暗くて、みんな寝ていて「眠くならなきゃずっと起きて活動していたい」とさえ思っていたのだが、夫と暮らすようになってから夜のもたらす恵みを感じるようになった。自然の流れに逆らって、働くだなんて不自然極まりないとは思うけれど、日本の社会ではこれも必要なことなのだから仕方のない話である。

もしかすると私は夫と一緒にならなければ、夜に対してずっとマイナスイメージを持ち続けたまま死んでいったのかも知れない。

「夜に眠る」って当たり前のことだと思っていたけど、とても心地良くて幸せなことなのだなぁ……なんて殊勝なことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月06日(火) 八百屋のツバメ

帰宅して自宅から徒歩2分の八百屋へ梅酒用の青梅を買いに出掛けた。

フードセンターKは一応、生活に必要なものを雑多に扱っているヨロズ屋さんのような店なのだけど、ベースは八百屋。プラスチック製の緑色のザルに果物だの野菜だのを店先に並べていて、ちょっぴり昔っぽい雰囲気の漂う小さな商店である。駅前スーパーに較べると品揃えは悪いけれど、見た目が悪いながらも新鮮で安い野菜があるので、私はもっぱりフードセンターKを贔屓にしている。

先週末は青梅はまだ並んでいなかったのだけど、今日はちゃんと並んであった。スーパーよりも幾分安くて小ぶりながらも香りの良い梅。いそいそと2kgばかり梅を購入。お会計をしていたら、店主が「うおっ」と変な声を上げたので吃驚したらば、私達の頭の上をツバメが横切っていった。ちょっと前から店の軒先にツバメが巣をかけているのは知っていたけど、どうやら、ツバメはちょくちょく店の中まで飛び込んでくるらしい。

厳密なことを言うとツバメが食料品店に飛び込んでくるなんて、誉められた話ぢゃないけれど、ちょっと楽しくて笑ってしまった。

青梅を抱えてツバメの巣を見あげたら、巣の中から子ツバメがムチムチムと身体を乗り出して餌を要求していた。ツバメの子供のムチムチさ加減は、たまらなく可愛らしい。人間でも動物でも、赤ちゃんって生き物は悩殺的なまでに可愛らしい。いい物見ちゃったなぁ……と小市民的な幸せを感じた。

今日は青梅を洗って、オヘソ(ヘタ)を取っただけで梅酒作りの作業終了。青梅をザルに入れて窓辺においたら、ほんのりと良い香り。水分が飛んで綺麗に乾いたら、明日にでも瓶に漬ける予定。こういう作業って、なにげに楽しいなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月05日(月) 梅雨にもなっていないのに

まだ梅雨にも突入していないと言うのに、なんだかグッタリな感じ。「なんかご飯食べる気しないねぇ」と夏バテ風味。そう……毎年のように「私は夏が好きだ」と騒いでいるわりに、決して夏に強い訳でもないのが情けない。しっかり食べて暑さに備えねば。

この程度の暑さなら、なんてことはないのだけれど、夏本番になったら食事作りは拷問だなぁ…と思う。「なんか食欲ない〜」って時はメニューを考えるのも億劫だし、第一、火を使って調理すること自体が暑いし。飲食関係の仕事に従事している人を尊敬してしまう。そこはやっぱりプロ意識で乗り切って行くのだろうか? 私は「食事作るのが大好きなんです」と公言して憚らない人間だが、あくまで家庭料理の枠内での話だなぁ…と思う。

今日から夫は夜勤週間。夜勤が来るたびに夫と過ごした時間が増えていることを再確認する。夫が夜勤の時は生活がすれ違いになってしまうので、晩に翌日の夕食を作るペースになるのだけれど、食べ物が痛みやすい時期をどう乗り切っていくかは大きな課題。加熱調理した料理を冷蔵庫に入れておけば、たいてい大丈夫だと思うのだけど。

いまいち身体がシャンとしないせいか、書こうと思っていることがちっとも組み立てられないでいる。こういう日はジタバタせずに諦めて寝るかな……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月04日(日) 用事をこなす

夫と連れ立って買い物へ出掛けた。

夏用の肌布団とタオルケットなど。結婚したのが2月だったので冬布団しか持っていなかったのだけど、いい加減暑くなってきたので。お客様用の肌布団も購入。お客様に泊まってもらうことなど滅多に無いのだけど「いざ」って時に無いと困る訳で。昼食後は義母の誕生日プレゼントを買いに出掛けた。義母は私と誕生日が4日違いの同じ星座。私の周りには不思議と6月生まれの人間が多い。

久しぶりに人混みにもまれてグッタリ草臥れてしまった。出掛ける前に餃子を作っておいて良かったなぁ……と自画自賛。まだまだエネルギーの余っている夫は「昨日借りたビデオを返しがてら隣町まで散歩してくる」と颯爽と出掛けて行った。体格の違い等があるので、仕方が無いのは分かっているが、夫のパワフルさを羨ましく思いつつ、和室でゴロゴロ寝転がって休憩など。

結婚して……と言うよりも、夫と暮らすようになって自分の立ち居地が変わったなぁ…と、つくづく思う。もっとも「自分の立ち居地」ってのは対峙する相手によって変化するのは当然のことなのだけど。きっと夫も私と暮らすことによって変わったことがあるのだろうなぁ。

他人と1つ屋根の下で暮らすって不思議だなぁと思う。愛情とか情熱とか、そういう感情よりも、むしろ「日々の努力の積み重ね」って部分が大半を占めるような気がしてならない。たとえば一緒にご飯を食べるとか、買い物に行くとか、餃子の皮を包むとか。夫は何かにつけ努力してくれていると思う。私もちゃんと応えていかねば。

今週末は、なんだかんだと用事をこなすことに終始してしまった。面倒と言えば面倒だけど、生きて行くためには必要なことばかり。自分達が心地良く暮らすための努力とか、係わっている人と楽しく付き合って行くための努力とか。1つ1つ、こなしていかなくちゃなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月03日(土) 期を逃す

今日は夫と『かにゴールキーパー』と言うB級映画を観に行く予定だったのだけど、生憎と昨日上映が終わっていて、週末だと言うのに凹みモードだった。幸い、映画の封切りと同時にレンタル開始とのことだったので、映画はレンタルで観ることにして雑事に励んだ。

今週末は梅酒を漬けようと意気込んでいたのだけれど、馴染の八百屋に梅は無かった。店主に尋ねたところ「うちは来週に仕入れる予定」とのこと。梅酒を付けるのは1週間延期。とりあえず実家に行って、使っていない梅酒の瓶を貰ってくることにした。

天気も良いしウキウキ実家に出かけたのだが実家でも凹む話を聞く。実家の向かいに1人暮らしをしている、親戚同様の婆様が脳出血で倒れたとのこと。通いのヘルパーさんと、乙女な母が病院へ運んだとの事。どうやら、いけないらしい。付き合いが深かっただけに、乙女な母のダメージが心配だが、婆様は御年84歳。年齢に不足はないし、最後まで気ままに暮らすことが出来たのだから大往生だと思うのだけど、人の気持ちは理屈では割り切れない。

不謹慎な話だが「お祖母ちゃん、死なないで」という気持ちより「まいったなぁ。愚弟の失業と重なっちゃったよ。乙女な母が心配だよ」って心配の方が先にきた。まぁ、だからって、こればかりはどうになる物ではないので「何かあったら連絡してね」と実家を後にした。

帰宅後、床のワックスがけ等、用事を済ませ、地元のレンタルビデオ屋で『かにゴールキーパー』を探したが見当たらず。夫が隣街のビデオ屋まで行って借りてきてくれた。食事を取りながらビデオ鑑賞など。「これぞB級映画」と言うような素晴らしい一作だった。

なんだかんだとあったけれどご機嫌で食事を終えたのだが、ちょっとした事件勃発。まぁ、大したことは無かったのだけど、夫が凹んでちょっと参った。なんと言うか……夫の気持ちは分かるけれど、先に凹まれると困ってしまう。個人的には凹むほどでもない…てな事柄だっただけに。幸い、頑張って立ち直ってくれたので良かった。

実際のところ、今日の凹み大賞は乙女な母でも夫でもなく、私自身だったのだと思う。今更な話だが祖母の死以降、「死人イベント」は滅法苦手。婆様のこともそうだったし、夕食後のトラブルもつい2日ほど前に仕事関係であった「死人イベント」を彷彿とさせる出来事だったし。存分に凹めば良かったのだが、何故だか思う存分凹むチャンスを逃してしまった。

しかしながら、あんなことも、こんなことも、本質的には「凹むに値しない出来事」なのだと思う。本当に凹む時ってのは、こんなもんぢゃないから。明日は愉快な1日になると良いなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


2006年06月01日(木) 瓶詰め浪漫

八百屋の店先に青梅が並び始めた。

実家にいた頃は毎年とは言わないまでも、ちょいちょい梅酒を漬けていた。今年はどうしようかなぁ……と1人でつらつら思っていたら、梅酒好きの夫が「梅酒漬けられるの? だったら漬けてよ」と乗り気のご様子。梅酒の一瓶や二瓶お安い御用だ! とて週末あたりに梅酒を漬けようと思っている。

ぢつは密かに梅干にも着手したいと思っていたのだが、そのことを夫に言うと「梅干はそれほど食べないからなぁ」と却下されてしまった。実際、2人とも梅干は好きだが、一瓶漬けて食べきるほど好きかと言うと、それほどでも無いのだ。夫の意見はもっともだけど、ほんの少しガッカリした。

「食べ物を瓶に漬ける」って、ロマン溢れる行為だと思う。

「瓶詰め」という言葉には、なんとなく淫靡な感じがしなくもない。手間暇をかけて「漬けた」後は、しばらくの間、冷暗所に置きっぱなしにしておく……ってシュチュエーションにもそそられる。実際に瓶詰めにするのは、梅だったりラッキョウだったり、季節の果物だったりする訳だけど、その時の気持ちやなんかも漬け込まれてしまうような、そんな気がする。『智恵子抄』に亡き妻、智恵子が作った梅酒の詩が思い出されたりして。

季節の食べ物ってのは「その時」にしか出回らない。ほぼ同時に日本中のご家庭のそここで、同じ食材が瓶に漬けられていくんだなぁ……なんてことを考えると不思議な気分になってしまう。

週末は良い梅を探しウロウロするかなぁ……なんてことを思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


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