白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年11月30日(日) 定型文ぢゃ嫌なのに

今日は散髪へ行き、そして年末の仕込みに励んでいた。年末の仕込みと言うよりも「クリスマスの仕込み」と書いた方が正しかったりするのだが。

どちらかというとイベントごとは大好きな性質だが、イベントにつきものの「カード」を書くのは、案外苦手だったりする。お誕生日カード、クリスマスカード、年賀状などなど。手紙を書くのは大好きなのに、あらたまって「さあ書くぞ」となると、何を書いていいやら、さっぱり分からないのだ。

書きたいことがない訳ぢゃあない。

たとえば、お誕生日なら「あなたが生まれてきてくれてとても嬉しい」とか「新しい1年が幸せであるように祈っている」とか「あなたの誕生日は私にとっても特別な日なので、覚えているんですよ」とか、そういうことが書きたいのだ。

たとえばクリスマスなら「今年は○○な1年だったけど、無事にクリスマスが迎えられて良かったね」とか「今年1年、あなたに支えられたことがとても嬉しかったんです」とか「一緒に過ごすことはできないけど、楽しい日であるように祈ってます」とか、そういうことが書きたいので。

なのに、いざペンを持つと型どおりの定型文しか書けなかったりする。今年はできるだけ気持ちを込めて書いたたもりなのだが、それでも読み返してみると思っていることの半分も書ききれていないような……

私の友人には筆達者な人が多いのか「いざ」というときのカードやメールに、泣かせることを書いてくれる人が多い。じっさいホロッときたこともある。だからこそ、自分も……と思うのだけど、これがなかなかムツカシイ。私は「文章を書くのが好き」だと公言して憚らない人間なのだが、伝えたい人に気持ちを伝えられないようぢゃあ、なんのための文章よ? と思ったりする。

いつかきっと、想いのたけをギッシリ詰め込んだ、気の利いたカードの1枚でも書けるようになりたいなぁ……と思いつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月28日(金) 匂いの作用

今朝、会社の最寄駅に着いたらば、珈琲の匂いがした。

近くに何軒か喫茶店があるので、珈琲の匂いがしても不思議ではないのだけれど、いつもは感じないものを感じるというのは、いつもと何が違うのだろう。湿度とか気温とか風向きとか、そういうことだけではないような気がする。今まで、その駅を利用していて「あ。珈琲の匂いがする」と思ったことは1度もなかったし。

私はどちらかというと紅茶党で、出先で振舞われることがない限り珈琲を飲むことはない。濃厚なコース料理を食べた後は、紅茶よりもデミタスカップで出てくる珈琲を選んだりもするけれど、まずもって自ら珈琲を選ぶことは皆無と言ってもいいくらいだ。

なのに今朝はむしょうに珈琲が飲みたい気分になってしまった。缶とか、インスタントとか、スターバックスのようなのではなくて、ちゃんと人間が立ててくれた珈琲を。「その辺の喫茶店で、珈琲飲みながら新聞でも」といきたいところだったが、出勤前なので断念した。ふらふらと珈琲を飲みに行っている場合ではない。

それにしても「匂い」には人を引き寄せる力がよほど強いとみえる。

仕事帰りに駅の構内の立ち食い蕎麦屋の匂いをかいでいて、お腹なんて減ってないのに「ちょっと蕎麦でも食べていきたいなぁ」と思ったりするのも「匂い」にしてやられているのだと思う。現実問題として、家族がいて食事の用意があると分かっていて、立ち食い蕎麦を食べて帰る訳にはいかないのだけれど。

「匂い」ってのは「いま、すすんでいこうとしている現実」から、人を引き離す作用があるような気がする。なんか目の前のことを忘れてしまう作用というか。甘いお菓子の匂いをかいだらお菓子の世界へ。ラーメンの匂いをかいだらラーメンの世界へ……などなど。お香の匂いをかいでも、軽いトリップ感を感じるものなぁ。

自分が歩かねばならない現実世界と、何かのキッカケで飛んでいってしまう感覚だけの世界とを、行ったり来たりしながら、日常が積み重なっていくのだろう。行きっぱなしになってもいけないし、まっとうにしていてばかりでは、やれ切れない。行ったり来たりがいいのかも。行きっぱなしには要注意。

なんだか、今日はやたらと、フワフワした頼りない内容になってしまったけれど、たまにはこういうのもいいかな……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月27日(木) 手帳を買う。

来年の手帳を購入した。手帳といっても、私はシステム手帳愛用者なので、中身を買い換えただけなのだけど。パソコンと携帯電話を使うようになってから、手帳の利用率はガクッと減ってしまったので、かさ張るシステム手帳はやめて、普通の手帳にしようかと思ったのだけれど、長年の相棒を手放していまうのが淋しくて、今年も中身だけを買い換えてしまった。

パソコンと携帯電話を持つまで、私にとって手帳はそれこそ「無くてはならないもの」だった。買い変えたその日に、家族や友人の誕生日を書き込むところからはじまって、予定の書き込み、その日にあったことのミニ日記、フリースペースにも、思いついたことなどをギッシリ書くのが当たり前だった。

今にして思うと、毎日なにを書いていたんだろうと、なかば呆れてしまうのだけれど、手帳に書いていたことが、パソコンに移行しただけで、やっていることはさほど変わっちゃいないのだけど。

日記はWEB日記を愛用しているし、行事予定は携帯の予定表を利用しているので、スケジュールは見開き1ヶ月の薄いものにして、アドレス帳、名刺入れ、インデックス、クリアファイルを新調した。普通の手帳を1冊買うより、ずっと高くついてしまったけれど、なんだか嬉しくてたまらない。

せっかくなので、予定を2、3書き込んでみた。

張り切っているのは最初だけで、いずれ「活用しているのはアドレス帳だけ」なんてことになりそうだけど、それでも向こう1年間の相棒になることだけは間違いない。楽しくやっていけるといいなぁ……と思う。

手帳を買い換えて浮かれるよりも、先にやらなくちゃいけないことがあるんだけどなぁ……ってことは気にしない方向で、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月25日(火) 自虐ネタ。

来春、妊娠のため退職されるOさんに「Oさんが退職したら、Kさん(Oさんの上司というか相棒)は困らはるでしょうね」という話をしたらば、とんでもない方向に走っていって辟易してしまった。

Oさん、てばマシンガンのようにまくし立てるんだもの。吃驚しちまった。「私なんかいなくてもKさんは困らない」「私なんて役立たずだから、あの席に座っている意味はなかった」「私がいなくても会社はちっとも困らない」という内容のウン自虐トークを熱く語るのだもの。「そんな話は聞きたくねぇよ」と、うっかり口走ってしまうのをこらえるのに精一杯だった。

人の自虐話を聞くのは嫌いぢゃない。嫌いじゃないが、それは相手によりけりだ。

友人から、悩み相談とも愚痴ともつかぬ自虐話を聞くのは平気だし、WEB日記なんかで自虐ネタを読むのも平気だ。友人の場合は、どんな話だって「友人である」というベースがあるし、WEB日記の場合は「現実世界と隔絶された場所で」現実では言いづらいことを書いていると想定されるので、そういう場所では心の内を吐露しちゃうのも良いと思う。だが、それほど親しくもなない同僚から、そういう話をされると、困っちゃうではないか。

本当はゲーっとなるほど嫌気が差していたのだけれど「Oさんは、とても気働きの出来る人だし、そういう人の代わりができる人はなかなかいないと思う。Kさんの気持ちは分からないけれど、少なくとも同じフロアに女性は2人しかいなかったのだから、私はOさんがいなくなると寂しい」と、偽善者めいた返事をしてしまった。まぁ、Oさんの気働きとか、寂しくなるとかは本当のことだし。

妊娠中って気持ちが不安定になるらしいし、Oさんも、そうだったんだろう……ってことで、自虐炸裂トークは、もう忘れることにしよう。

Oさんの自虐話にウンザリして、ふと思った。私も自虐ネタを使う時は、ゆめゆめ気をつけなきゃいけないな……と。ついつい面白がって「もう三十路だし」とか「チビッコだけど、これでけっこう云々」とか自虐めいたことを言ったり書いたりしてしまうのだが、あれも気をつけなくちゃ見苦しく見えているのかも知れない。自虐ネタは程々を心掛けるようにしよう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月24日(月) ババン・バ・バン・バン・バン♪

ここのところ。私個人は、毎日至極愉快に過ごしていたのだが、乙女な母はご機嫌斜め。どっかに連れ出してやらねば、ヤバイことになりそうだったので今日は母親サービスなど。隣の市に安く入れる天然温泉があると聞いたので、雨の中、ちょっくら車で出掛けてきた。

いちおう「天然温泉」なのだけれど、どちらかと言うとノリは「スーパー銭湯」といった感じのところだった。駐車場200台。なのに満車。そこそこ回転が速いので、それほど待たずに入れたが、けっこうな人出に驚いた。

「なんちゃって和風旅館」な雰囲気の建物で、比較的新しいらしく、施設はそこそこ綺麗だった。お目当ての温泉は、塩分が強めで、ちょっとベタベタしている感じ。露天風呂有。サウナ有。老いも若きも幼きも、スッポンポンで嬉しげに出たり入ったりしていた。流石に温泉なだけあって、湯上がりの肌はスベスベで「なんか気持ちいいかも」と満足。満足。

湯上がりに瓶牛乳をグイッと1本。

本当は「生ビール」といきたいところだったのだが、運転手なのでグッと我慢。乙女な母は非常にご満悦だったらしい。わざわざ雨の中、出掛けていった甲斐があるというものだ。

昨日のホットケーキといい、今日の温泉といい「小市民の幸せ」を満喫する週末だったように思う。私としては、いささか物足りない感があるものの、予定していた用事が滞りなく片付けられたので、まぁ良い週末だったかな……と思う。さて週明けも張り切っていきましょうかね。ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月23日(日) ホットケーキの幸せ

今日は朝っぱらから、やる気がなくて憂鬱だった。

「やらなくちゃ」なことは一杯あったのだけれど、ここのところPCをいぢっている時間が長かったのと、昨夜は再インストール作業に付きっ切りだったのとで、どうしてもPCに向かう気分になれなかったのだ。私はPCを使って作業をするのは苦にならない方だが、それはあくまで「ソフトを使って何か作る」のが好きなのであって、PC本体をいぢるのは好きぢゃないらしくて、ここのところはすっかり「消耗している」という感じだった。

憂鬱な気分で朝のお茶を飲んでいたらば、昨夜、再インストールをしている待ち時間に読んだ『尼さんがころんだ』というエッセイの中に「とつぜんホットケーキが食べたくなる時がある」という話があったのを思い出し、私もとつぜんホットケーキが食べたくなった。

とりあえず午前中はPCへ向かわないことにして、買い物へ出かけた。バターと蜂蜜とホットケーキミックスを買いに。秋晴れの空の下、買い物がてらウキウキとお散歩。「今日はこれからホットケーキを焼くんですよ」と誰かに言ってみたいようなウキウキさ加減だった。

買い物をすませ、向いの婆さまに「ホットケーキを焼くから昼食は作らないでね」と声をかけ、ホットプレートを出した。大人4人分のホットケーキを焼くのだもの。ガス台で焼いていたのでは、まどろっこしいので。家でホットケーキを焼くのって、何年ぶりのことだったか。大人ばかりの家というのは「今日はホットケーキを焼くぞ」なんて話にならないものなぁ。

ホットケーキって、お菓子的には「ものすごく美味しい」って訳ではないのに、どうしてあんなに美味しく感じるのだろうなぁ。ホットケーキを食べる幸せというのは、名パティシエの焼いたケーキを食べる幸せとは違う種類の幸せを感じる。陽だまりでまどろむような、やさしくて暖かな幸せ感というのだろうか。

ホットプレートで焼いたホットケーキはとても美味しかった。向いの婆さまからも家族からも大好評だった。なんちゅうか。ささやかな幸せを分け合った……ような気がした。

ホットケーキを食べたせいか、また「頑張ろう」という気力が復活。午後からPC環境の復旧作業に励み、その他いろいろと雑用など。ほぼ予定通りに作業がすんで、やっと一息ついた感じ。明日もお休み。どうするかなぁ……と明日の予定を考えつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月21日(金) タイミング

同じフロア働いているアルバイトのOさんから、年明け早々に退職すると打ち明けられた。赤ちゃができたとのこと。おめでたいなぁ。彼女なら、すっごくいいお母さんになるだろうと口元を綻ばせた。おめでとうOさん♪

だがしかし、喜んでばかりはいられないんだな。これが。

彼女は一応、手書きのトレーサーなのだが、手書きトレースの仕事は少ないので、フロアの雑務を一手に引き受けてくれていたのだ。それなのに、どうやら彼女の後は入らない感じなのだ。とてものんびりとした(悪く言えば暇)な職場なので、そんなにハードな仕事ぢゃないし、彼女のしていた仕事が私にまわってきたとしても、手作業でしていたことをPCでするのだから、十分にこなしていけるだろう自信はある。最近、仕事に慣れてきて余力があり余っているので、仕事的には刺激があって嬉しいくらいだ。

だけど、私も3月末で辞めようと思っているんだな。これが。

年が明けたら、タイミングをみて申し出ようと思っていたのだけれど、なんだか言いにくい状況になってしまったようだ。何しろ小さい会社なので「人が入れ替わる」ってのはけっこう痛いはずなのだ。しかも2人が時間差攻撃でいなくなっちゃうだなんて。流石にちょっと「申し訳ない」と思う。仕事内容と給与に不満があって辞めるのだが、人間関係はいたって良好なだけに。(←大嫌いな上司Jはちょっと別格)

たぶん近いうちに「Oさんが辞めた後、人を入れない方向でいこうと思うんだけど、その分、仕事が増えても大丈夫ですか?」って打診があると思う。やっぱ、その時に言わねばならんかのぅ。雑用してくれる人がいない状態で、私のポストに入る新人さんはちょっと大変かも知れない。CADオペレーターって、転職してすぐはその会社の図面を見慣れるだけでも大変なのに。図面描いて、仕入事務して、HPの更新&管理をして、その上、庶務的な雑用をして……私なら嫌だなぁ。しかもフロアに若い女性は1人きりで、PCに関しては頼れる人間がいないから、自分でなんでもしなくちゃいけないし。

まぁ、そんなこと、私が心配する筋合いではないのだけれど。

せめて引き継ぎの人には「親切丁寧」をモットーにしたいと思う。今から暇を見て、ぼちほぢ引き継ぎマニュアルを作っておこう。図面で使う部品なんかも、できるだけ沢山登録しておこう。来年のことを言うと鬼が笑うと言うけれど「笑わば、笑え」ってなもんだ。「辞める」だなんてのは、まだまだ先のことだと思っていたのだけど、突然、現実味を帯びてしまった。ふうっ。

思い煩うことなかれ。なるようになるでしょう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月20日(木) 繰り人形。

今夜は珍しく「当日日記」

Iさん&Nさんと半額セールをしている焼肉屋さんへ行ってきた。焼肉をたらふく食べて、ビールを3杯飲んで1800円也。もっとも、飲むのは私だけだったので、その辺で「どうよ?」って部分もあったけれど。

焼肉は美味しかったけれど、今日はそれ以上に刺激的なことがあった。

Nさんが仕事の関係で待ち合わせに遅れるとのメールがあったので、Iさん焼肉屋さんの近くにあるゲームセンターで時間つぶし。Iさん、たった1OO円で「生茶パンダ」をゲット。生茶パンダといっても見るからに偽物ティスティなのだったのだけれど、それはそれで味わいのあるヤツだった。Iさん、惜しげもなく「生茶パンダ」を私にくださる。

今夜はずっと「生茶パンダ」を利き手の左につけていた。

生茶パンダのおかげで、酔っ払ってもいないのに饒舌になる私。なんだかハイテンション過ぎである。もともとパペット系……もとい人形が大好きで、そう言えば学生時代に授業で本格的な指人形を作って、萌え萌えだったことを思い出した。パペットを手にしていると、いつもなら出来ないことが出来てしまうから不思議。

たとえば……IさんやNさんに甘えて、ガジガジと差し出された手を噛んでみたり、見知らぬ人に手を振ってみたり。生茶パンダの口を借りて色々と話をしてみたり。自分がこんなにパペット好きだとは知らなかった。なんちゅーか。自分で言うと価値が下がってしまうけど、普段表に出る私は「真面目で控えめな30女」なのだと思う。だけどパペットがいると、ひと皮剥けちゃうんだな。文章で気持ちを吐露するのと同じくらいのレベルで。

そう言えば、仕事で使っているCADも「対話方式」ってのを採用していて、作業がいちいち対話でもって行われる。もしかしたら私がCADを続けていられる利用は、その辺にあるのかも知れない。私は対話が好きなのだ。口でする対話も、そうぢゃない対話も。

語りたいことが山ほどあるのです。とても書ききれやしないけど。

なんだか、また、こっ恥ずかしい方向に走っていきそうな予感が。明日の朝、後悔しないように、この辺で止めておこう……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月19日(水) 迷子

いい年をして迷子になってしまった。

今日は朝っぱらから読書禄を書いていたらば、家を出るのが遅くなってしまい、最近定番になっている朝のウォーキング「2駅コース」を歩くほどの時間取れずに「1駅コース」でもって出勤した。電車で檀一雄の放浪エッセイを読んでいたらば、ものすごく面白くて、身に沿う感じだった。で。あまりピタリとハマってしまったせいか、心地良くて途中から降車駅まで、うたた寝をしてしまったのだ。

なにげに寝呆け頭だったのに、放浪エッセイを読んだせいか「今朝はいつもと違う道で歩いてみよう」と思い立った。いつもは、わざわざ遠回りをしているのだが、某銀行員さん達が使っている近道コースを歩いてみようかと。そんな訳で駅を降りて、某銀行員さん達の集団の後を、ついて行ったのだけれど、ふと気が付くと某銀行員さん達がいないではないか。すっかり人の波からも外れていて、見慣れない景色が広がっていた。

完全に迷子状態。

なんとなく下町ちっくと言うのか「老人憩いの家」があったり、そろばん塾や、書道教室があったり。集団登校する小学生がゾロゾロ歩いていたりして、空間をいっきに駆け抜けた……という風情なのだ。

そして、斜め45度に顔を上げると、いつも横を通っている某銀行が、はるか遠くに見えていた。

大きな通りを歩いている時は気づかなかったけれど、横道はかなり斜めに走っているらしく、区画整理ができていないせいか大阪市内だというのに、畑の中にある農道のように、ざっくばらんな構造になっていたのだった。

焦ったのなんのって。目印になる銀行を目指して、そりゃぁ、もうスタコラ走ったさ。小学生に道を尋ねるのも心もとない感じだったし、もしかしたら近道があるかも知れなかったが、とりあえず目標目指して全力疾走することにした。どうして銀行員さん達が使っている近道から外れてしまったのか、さっぱり訳が分からなかったけれど、考えている余裕などなかった。

会社には遅刻しないで済んだが、いつもより大幅に遅れての到着だった。

それにしても狐につままれたような気分だ。「神隠し」なんてのは、こういう感じで起こるのかなぁ……などと思ってみたりしたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月18日(火) 歯車が回る時

ここのところ、なんだか恥ずかしいくらいに心が浮き立っている。

うっかりすると「むふふ」と口元が緩む。歩けばスキップ。手作業をすれば鼻歌……という勢い。比較的、機嫌よく過ごしていることの多い私だが、ここのところの機嫌の良さといったらない。初恋を知った乙女のトキメキに通じる「ドキドキ感」に支配されているような感じ。

遊びまくり生活に「新しい目標」が加わったのでハイテンションになっているのだと思う。CADの講習もレベルが上がっていって、ややこしい部分に突入したら、泣き言の1つもこぼしているだろうけれど今は気楽に未来予想図を描いている。

回り始めた歯車は、繋がっている無数の歯車を巻き込んで回ると相場が決まっているものだ。

達成率40%までプレイした乙女ゲームも、まだまだやり込みたいし、クリスマスのことも考えなくちゃいけない。お世話になっている友人達に「びっくりなプレゼント」をしようかと思ったりしている。昨年のように「自作ゲーム」を作りたいところなのだけれど、ゲーム作りには膨大な時間がかかるので無理としても、何か「手間をかけたもの」を作る予定。年末の予定も考えなきゃいけないし、年賀状も作らなきゃ。あ。忙しくなる前にクリスマスカードも買っておいた方がいいかしらん。

実際にCADのスクールへ行く前は「申し込んだはいいけど、なんか勉強モードぢゃないんだよなぁ」と思っていたのに、はじまってしまえば、やる気満々。次の授業が待ち遠しい。「やる気が出なければ、どうするつもりだったんだ」という突っ込みは無しの方向で。

たぶん私は頭脳派ぢゃないのだと思う。考えるよりも行動の方が先になりがち。得意技は見切り発車。もちろん見切り発車のおかげで失敗することも多い訳だが。

とにかく、ものすごい勢いなので、空回りしないように気をつけなくっちゃなぁ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月17日(月) スクール初日

月曜日はCADスクールの日だからネット遊びはお休みだなぁ」と思っていたのだけれど、初日の興奮覚めやらず、昼休みに書いた日記を破棄して覚書など。

午後6時45分〜9時45分まで、バッチリ3時間。たかが3時間の講習なんて、どうってこと無いと言えばないのだが、グウタラ生活が身についた身体には、ちょぃとキツイ。今日は初日なので、オリエンテーリングのみ。1クラス5人。女2。男3。男性の方が多いとは以外だった。なんとなくCADオペって女の世界……ってイメージがあったので。

みんなものすごく「出来ます」って感じに見えるなぁ……なんて暢気なことを言っている場合ではない。私は3月の終了と同時に転職を目論んでいるのだから。最初に「スキルチェック」と称して、CADのレベルを探られたのだが、この程度なら、ちゃんとついていけそうとのこと。ちょっとホッとした。何しろ今の職場は私しかCADが使えないので、自分のレベルが分からないでいたので。来週は休日でスクールもオヤスミなので、本格始動は来月から。ぶるっと身体が震えるのは、武者震いなんだか、びびって震えているんだか。前者であることを期待しよう。うむうむ。

乙女な母は私が3次元CADを習いに行くことにあたって複雑な心境のようである。「白蓮は結婚するかどうか分からないけど、結婚しても働くんだったら技術を身に付けていても邪魔にはならないだろうし」などとグダグダ。最近、私の方が吹っ切れた部分があって、乙女な母のグダグダ(定番限定)を聞いても、どうも思わなくなってきた。極道娘かも知れないが、貴女の死に水はとってあげるから心配すんな、てやんでぇ……ってな心持ちである。

ちょっと刺激を受けるだけでも気持ちは活性化するらしくて「やるぞー」って気分になってきたから不思議である。重い腰が少し軽くなったようだ。来週から頑張るぞ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月16日(日) 重い腰を上げる

毎日ゲームしたり、ウォーキングしたりして、愉快に暮らしていた訳だが、思い切って方向転換をすることにした。思い切って……と言うよりも、むしろ「重い腰を上げた」と言った方が適切かも知れないが。

明日から3次元CADのスクールへ通うことにしたのだ。

所謂、1つの「スキルアップ」ってヤツである。昨年、前職場を辞めて就職する時にも習おうかどうしようか随分悩んで結局辞めてしまったのだけれど今回、1年越しのチャレンジと相成った。ぶっちゃけた話。慎ましい私の生活からすると、かなり思い切った自己投資である。「そのお金を持って、年末の旅行代金高騰シーズンに憧れのインドへ行けば?」とか「たいがい嫁き遅れてるんだし、結婚相談所へ登録した方がいいんぢゃないの?」てな考えもあろうが、決めちゃったんだから仕方がない。

自分のために良かれと思って決めたことだ。

私はまだ31歳。定年まで働こうと思えば29年もある。今まで働いてきた仕事人生よりも遥かに長い時間を費やさねばならないのだ。そして憧れの隠居生活。残念ながら今のは私が有閑マダムになることはあるえないし、宝くじがを当てて優雅な生活……なんてこともありえない。憧れの隠居生活をエンジョイしようとするだに、今の職場はとっても不適切である。定時で終わるのはありがたいが、お給料も安いし、仕事への夢もない。職場は自分に合わせちゃくれないのだから、自分が変わっていくのが素敵・隠居生活への近道と言うものだ。

……とか、なんとか書いてみたけど、けっきょくは学んでみたかっただけなのかも知れないけど>3次元CAD

独学で学ぶには複雑過ぎて、とても頭がついていかないので、こりゃぁスクールに通って学ぶしかないかな……と。そしてスクールに通うと言っても週に1回のことだから、生活がガラッと変わる訳ではないし。もちろん課題が詰まってきたら週1回なんて言ってられないだろうけど。

とりあえず明日からの授業に備えてノートを買った。ちょっと前に勉強用に買ったノートはゲーム攻略ノートになってしまったので。通勤鞄にノートと筆記用具、さんすけ(三角スケール)を装備して、今はなにげにウキウキ気分。

ちょっと生活パターンが変わっちゃうだろうけど、頑張っていくぜ。私ならやれるぜ……と自己暗示をかけつつ、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月14日(金) ごちゃら、ごちゃら。

「携帯メールのアドレス変更しました」って通知を出したら「お久しぶり」な人からも、返事が来て妙に嬉しかった。

メールが来たら返事を出すのは当然と言っちゃぁ当然のことかも知れないけれど「最近連絡とってないしなぁ。出すの辞めようかなぁ」なんてウジウジ迷っていた人から楽しげなメールが来たりなんかしたら、やっぱ嬉しいさ。「好きな人には連絡する。嫌いな人にはしない」という判断で良かったのかも。迷った時は本能に従って行動すべし……かな。おおむね。外す場合だってあるだろうから断言は出来ないけれど。

どんな形でも「自分を想っていてくれてる」って実感が持てるのは、叫びだしたいほどの幸福感がある。恋愛ぢゃなくてもさ。友情だったり、同志へ寄せるような気持ちだったり、見守るような気持ちだったり。私もあなたのことを想っています。そして、そんな気持ちは出来るだけ伝えていきたい。「あなたが好きです」とか「どうしても気になってしまうのです」とか「ひそかに応援しています」とかさ。言葉でもいいし、行動でもいい。篭っていたんぢゃ伝わらないよなぁ。

照れ臭いので閑話休題。

以前「白蓮さんはクリスチャンですか?」との質問を繰り出した上司Jは、相も変らず元気一杯である。気に病むことはないのだが鬱陶しいのは事実だ。選挙が終わった翌日など「白蓮さんは創価学会員ですか?」ときたもんだ。「違います」と答えると「政党はどこが好きですか?」と突っ込んでくる。「政治に興味が無いではありませんが、とりたてて応援している政党はありません」と無難に答えた。贔屓の政党がないのは本当だが、あったとしても答える必要はないように思う。

どう考えても上司Jは非常識人だと思う。政治と宗教の話って、職場のタブーぢゃなかったろうか。政治や宗教について人と語り合うは、いいことだと思う。しかし職場で、上司と語りたい人がいるだろうか? 今度宗教について聞かれたら「ゾロアスター教徒です」とでも答えてやろうかと思ったりする。(←ゾロアスター教を出したのに特別な理由はない。ちよっと変った路線で書きたかっただけである)

不愉快な話はとっとと忘れることにして、待望の週末である。この週末は洗濯機を買いに行かねばならない。15年愛用していた洗濯機が昇天したのだ。修理は不可能とのこと。あの洗濯機は松下製で「愛妻号」という名前がついていたのだが、我が家の場合、妻よりも娘の方がよく使っているよなぁ……と亡き父は「愛嬢号」と呼んでいたっけか。決戦は土曜日。安く買うのが大阪人の心意気。張り切って行こう。

ごちゃら、ごちゃらと色々書いてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月13日(木) 悪いものがイイ! のだ。

「インドへ行きたいし、年も年だし、身体づくりを頑張るぞ」と誓いを立てて、毎日元気一杯歩き回っている。1日14000歩〜18000歩ばかり。よく歩く日など20000歩も歩いているという精進っぷり。ケロッグオールブラン&ヨーグルトの朝食も続けているし、そのおかげで快便だし、食欲旺盛で「いまだかつて、こんなに元気一杯な時期があったろうか?」というくらい元気一杯だ。

自分の中では、これ以上考えられないほど健康的な生活だが、実はちょっぴり飽きてきた。

どんなことでも一生懸命取り組めば、そこそこ面白さだって出てくる訳で、ウォーキングなど「ついムキになってしまう」中毒性さえ感じるのだが、しかし「なんか違う」と感じてしまう今日この頃。似合わない服を着て過ごす時間の違和感と言ったらいいのだろうか。

だいたいからして私は生まれてこの方、運動らしい運動をしたことがなかった。趣味だって読書・漫画・アニメ・ゲーム・観劇・ジャム作りとインドア路線なものばかり。よく言えば、体育会系ぢゃなくて文科系。悪く言えばヲタク系。どんなに斜めから見たって運動の「う」の時からも、健康の「け」の字からも遠く離れた生活環境しか知らなかったのだ。今の暮らしも悪くはない……悪くはないが、なんか違う。なんか違うというか「無理してる」って感じがするのだ。

魂の欲するままに生きるとするなら、こういう生活は絶対しないと思われる。

「インドへ行きたい」とか「健康的な身体になってパワフルに活動したい」とかいう気持ちがあるのも本当だけど、そこへ辿り着くまでの過程が、ぜんぜんガラぢゃないんだなぁ……なんとなく。1日中PCに向かって仕事して、宵っ張りで、朝起きるのが辛くて、朝食なんて食べれなくて、肩凝り&腰痛とお友達で、なんだかお肌も荒れていて……って方が似合っているような気がするのだ。生活パターンを変えてから、何かが足りないような、忘れ物をしたような。

身体が健康に作り変っていくのを実感しているだけに、この生活もまんざら捨てたものぢゃないと思うのだが、あと数ヶ月もしたら「あんな時代もあったよなぁ。あの時は熱病にかかったみたいに健康志向だった」とか言ってそうな予感がする今日この頃。人間、似合わないことはしない方がいいように思ったりして。何も健康的な生活が悪いと言っている訳でものないのだけれど。

身体に良い自然な食べ物よりも、合成着色料バリバリの食べ物の方が美味しく感じる……ってアレだな。うむ。

長々と書いたけれど要約すれば「高い志を立てたはいいが、早くも挫けそう」ってだけの事なんである。「なるように、なるだば」が口癖だった『ミンキーモモ』の王様の顔を思い浮かべつつ今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月12日(水) 距離感に悩む

Jフォンがボーダフォンに移行するおかげで、携帯メールのアドレスを変更しなきゃいけないメールアドレスの変更って、どの辺まで知らせたもんだろうか。

仲良しや、付き合いのある知人には勿論知らせる。そんなにたいした付き合いがある訳ぢゃないけど、仕事関連で知り合った人にも、とりあえず知らせる。だけど「もはやメールすることはないかも知れない人」あたりには、知らせたもんだか、知らせないもんだか。

これを機に「グッバイ・フォーエバーたぜ」と思える人は問題ないのだけれど「知らせたい気もするんだけど、今更メールするのもなぁ」ってあたりの人が悩みどころ。要するに「距離感が計れない人」ってことなのだけれど。

自分の中では「しょっちゅう連絡する訳ぢゃないけど大事に思っている」って人でも、相手にとっては「今更、話すこともないのに、メールもらっても」って感じだったり、むしろ「グッバイ・フォーエバーだと思ってたのに」って感じだったりすることだってあるかも知れない訳で。そうだったりしたら「メールアドレス変更しました」って知らせずに、こそっと繋がりが切れる方がスマートだと思ったりして。

そんなこんなで滅多に使わない脳みそをフル稼働させて悩んでいたのだけれど、けっきょく「好きな人には連絡して、嫌いな人には連絡しない」という単純な結論に行き着いた。そんな自分本位な決め方をするなら最初から悩むなよ…とか、もともと携帯に入っているデータの数なんて知れたものなのだし、なんにも考えずに全部通知しちゃてもいいくらいなんぢゃ…なんてことは考えない方向で。

それにしても全国にはメールアドレスの変更を余儀なくされたJフォンユーザーの中には、私と同じように悩んだ人も多かったうろと推察される。知らない人と知らない間に共有体験をしている……って訳だ。思えばスゴイ。

明日は連絡メールをバラまかねば。面倒だけど、しょうがない……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月11日(火) 灰色。

すっぽりと灰色に包まれた1日。

降りしきる雨は空が落ちてくるんぢゃないかという勢い。足元の冷たさに秋の深まりを感じた。この10日間ほどは、ゲームばかりしていて、それ以外のことに目を向けていなかったけれど、季節は確実に移り変わろうとしているようだ。

基本的に「雨降り」は大嫌いなのに、この2日間の雨は何故だかしら穏やかな気持ちで眺めている。灰色の毛布に包まれているような心持ちなのだ。冷たい雨なのに毛布を連想するって、どうよ? と思わなくもないのだけれど。なんと言うかムラのないベッタリとした一色の空に、たゆとうているような。

10代の頃は灰色って色が嫌いだった。どうにも辛気臭い感じがして。良いにつけ、悪いにつけ黒と白はキッパリした感じがあるのに、灰色ってヤツはどうにもこうにも。最近ぢゃあ、灰色も、わりと好きだったりするのだけれど。いい加減な感じがいいみたい。

そんな訳で、今日の日記は、いい加減にてオシマイ。


2003年11月10日(月) 危うさを飼い慣らす

昨日は徳島から里帰りをしているマダムSと会ってきた。

マダムSは結婚して10ヶ月。「人妻」っぽい雰囲気が板についてきた印象。人妻の輝きって言うのかなぁ。ゆるぎない大地に立っている安定した幸せ感が漂っているというか。泥沼や崖っぷちでジタバタしている人にはない魅力があるように思う。(←ジタバタ進行中の人も、また違った魅力があって味わい深いものだけど)なんとなくだが「人妻萌え」する人の気持ちがちょっぴり分かる気がした。

昨日のマダムSの場合は妊娠5ヶ月……ってことも魅力の1つになっていたのかも知れない。お腹の赤ちゃんは順調とのこと。いいなぁ。ガキンチョ好きの私は「子供を産む」ってことに多大なる憧れがあったりする。赤ちゃんの顔を見るのが楽しみだなぁ。最近、身近なところで「赤ちゃん」を見ていないので、ものすごくドキドキしてしまう。

私は、何故か若いこ頃から「おばちゃん」って呼ばれたいと思っていて、はじめて先輩の子供から「おばちゃん」と呼ばれた時は嬉しくて恍惚としてしまった覚えがある。舌足らずな口調で「おばちゃぁん」と呼ばれたら「可愛いなぁ。オバチャン、、あんたの好きなもん、なんでも買うたるでぇ」って気分になってしまう。愚弟にも「出来ちゃったでも、なんでもいいから早く甥か姪を見せてな。躾に支障がくるくらい甘い叔母になるから」と宣言しているくらいだ。

マダムSは、育ちの良いお嬢様タイプの女性で、結婚して家庭に入り、母になる……というのが、いかにも似合いそうなのだが家に篭っていると腐ってきそうだから、子育てが落ち着いたら外に出たい」というような話が出たのには「へー」って感じがした。そう言えばマダムSは独身の頃から「結婚してもずっと働いていたい」と話していたっけか。

穏やかで、いつも安定している印象のあるマダムSだが「ぢつは、どうしてか分からないけど自分には子供は出来ないように思っていたから、妊娠を知った時はすごく吃驚した」と言う話をしてくれた。マダムSでも獏とした不安とか、妄執があったのだということを知り、今まで以上にマダムSを近くに感じた。私など不安と妄執の塊なので。

まっとうに生きるというのは自分の中にある危うさを飼い慣らしていくことなのかも知れないなぁ……なんてことを思った。

そりゃそうと、昨日は久しぶりにマダムSと愉快な時間を過ごすことが出来て良かった。マダムSの赤ちゃんとのご対面が待ち遠しいなぁ。もちろん徳島まで逢いに行くとも……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月09日(日) 投票率

どうして投票に行かない人が多いんだろう?

今回の選挙は投票率が低いようだが、あれはいかがなものだろう。景気が悪いとか、ど〜と言う前に、自分がやるべき事はやらなくちゃ。「投票したい人がいない」という気持ちが分からなくもないけれど、何かしなくちゃ、何もはじまりはしないのに。勿論、私は行きましたとも。自慢するようなことぢゃないけれど。

選挙のたびに思うのだ。昔は「選挙に参加できる」ってだけでも、大変なことだったのに……と。税金を○円以上納めていないとダメだとか、女性はダメだとか。「自分達の手で世の中を変えたい」という情熱でもって、参政権を訴えていた人達が今の世の中を見たら、どう思うだろうなぁ。あんがい「いい世の中になったもんだ」としか思わないかも知れないけれど。

当たり前のことに慣らされ過ぎちゃいけないよな……と思ったりする。

今日は徳島から里帰りしているマダムSと食事に行ったことを書こうと思っていたのだけれど、帰宅して選挙速報を見たらば、あまりにも投票率が低くて吃驚してした。お天気も悪かったし、そんなに良くはないだろうと思っていたけれど、こんなに酷いとはなぁ。世の中の人は、けっこう今の状況で満足しているのだろうか。つくづく不思議でたまらない。なるようになる……というのも1つの生き方ではある。そして真面目に考えるだけが能ぢゃない……とも思う。

しかし、やっぱり思うのだ。投票は行った方がいいと。

はぁっ……今日の楽しかった話は気が向いたら、また明日にでも書こう。お腹に赤ちゃんのいるマダムSの幸せそうな様子を書き留めておきたいし。こんなところで投票についてガーガー書いてても仕方が無いので、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月08日(土) 日曜日の朝。ゲーム考。

昨日は日記をサボっているので、昨日の日付で日記更新。いやいや。別に今日の日付で更新してもいいのだけれど、今夜は「書かなくちゃ」なイベントがあるのでまた改めて夜にでも。

ここ1週間は廃人になるほどゲームをしていた。

いい年した大人なので会社は休めないし、ウォーキングなんかは辛うじて続けていたけれど、ゲームで過労死するんぢゃないかと思うくらい、のめり込んでしまっていたのだ。人としてダメ過ぎる……いやいや。遊ぶ時はこれくらい熱中した方がいいかな。

身体がガッチガチになるほどプレイしてEDを見た時の浮遊感は病的に好きだ。悪い薬で遊んだ時の高揚感と似ているんぢゃないかと思うほどに。

それにしても今回のゲームとは相性が悪いらしく費やした時間の割りに得るものが少ない。一応「珠玉のED」は見ているのだが1人ぽっちだし。8O%達成を目指しているスチルデータの攻略は、まだ25%しか集まっていないし。いつもなら1プレイすれば、たいたい「コツ」とか「ゲームの作り」が見えてくるのだけど今回はイマイチ掴みきれずにいるのだ。滅多にゲームをしないので、ゲーマーの感が錆付いているのかも知れない。

どんなことでも、日頃の鍛錬が大切ってことなんだろうか?

さてと。朝食も食べたし、散歩にでも出掛けようかな。ゲームは続けるけど1週間堪能したので廃人になるまで……っていうのは卒業しようと思う。今日の出来事はまた夜に書くってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月07日(金) 健啖家

私の働いている会社は先月に決算があり、一昨日から税理士さんが来ていた。

私は一応、図面描きってことになっているが、HPも作れば、事務の仕事に、カタログ製作と、雑用係のようなことになっていて、仕事の枠の1つに「大事なお客さまの接待」というものがある。どんな基準で「大事なお客様」と「そうでないお客様」が分類されているのかは、謎なのだが「そうでないお客様」については一般事務の女性が引き受けてくれている。で。税理士さんは「大事なお客様」に分類されるらしくて、税理士さんがくる日は、忙しいけど、ちょぴり刺激的で好きだったりする。

税理士さんは年の頃なら70歳はゆうに過ぎておられる御老体で、鶴のように痩せているが、カクシャクとしてお元気そうである。元気そうな御老体っていいなぁ。私も将来はあぁいうご隠居になりたいものだ。(税理士さんは生涯現役で働いておられるのだが)

そりゃそうと。会社には「しきたり」というものがあり、税理士さんへの接待には定められた順序というものがある。税理士さんが10時頃に到着なさったら、蓋付のお茶椀でお茶をお出しする。昼食は地元の老舗の鰻屋さんで鰻重&肝吸い。お漬物もつける。(2日目以降はお寿司1.5人前OR松花堂弁当)食後には珈琲をお出しする。3時には紅茶(ちゃんとポットで入れる)と焼き菓子を数種類(かなりの量が盛り付けられる)5時前に、ふたたび蓋付のお茶碗でお茶をお出しして、お仕事が終わられたらお見送りをする……という流れになっている。

税理士さんの接待をするのは入社して2回目になるのだが、お茶だ、珈琲だ、紅茶だと、飲み物攻撃と、ボリューム満点の食事とお菓子ぢゃ、70過ぎのご老体にはキツイんぢゃないかと思っていた。昔気質の人なので、食べ物を残したりはなさらないが、それは「食べ物を残すのはイケナイこと」という意識でもって、頑張って平らげておられるのだとばかり思っていた。

が。しかしそれは私の勘違いだったらしい。税理士さんは鶴のように痩せた御老体だが、ものすごく大食漢なのだそうな。しかも、この会社でお昼に出てくる鰻重は楽しみにしておられるとのこと。お世辞かとも思ったけれど、そういう訳でもないらしい。(実際、私は食べたことがないが美味しい鰻なのだそうな)

そう言えば、前の職場でもそうだったのだが、バリバリ仕事のできる有能な人って健啖家が多かったように思う。もちろん少食で有能な人がいない……と思ってる訳ぢゃないけど。仕事をするのって気力も体力も消耗するから、食事でエネルギーを補給する必要があるのかも知れない……とは思う。食事って大切だよなぁ。うむ。

それにしても70歳の坂を越えて、あれだけ食事ができるってスゴイ。元気なまま年を取るって憧れちゃうなぁ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月06日(木) インフルエンザの予防接種

昨日は仕事帰りにインフルエンザの予防接種に行ってきた。

確か私が子供の頃はインフルエンザの予防接種で何某かのトラブルがあったか、予想した種類と違う型のインフルエンザが流行ったかして、あまり良いイメージがなかった。実際、学校の予防接種も強制ではなくて任意制で、受けない児童も多かったように記憶している。

しかし最近はインフルエンザの予防接種も進歩しているらしい。医学がこれだけ進歩しているのだから当然と言えば当然だけど。昨年、インフルエンザが猛威をふるっている頃、予防接種を受けた人がピンピンしているのを見て「来年は私も受けよう」と思っていて、実行してみたのである。

地域によってかかる費用は違うのだけど、私が行った病院では3500円だった。これを高いとみるか安いとみるかは、インフルエンザの季節が終わってみないと分からないので、なんとも言い難い。それで回避できたなら断然安いと思うけど保険みたいなものだものなぁ。

朝食をもりもり食べたり(←今まで抜きがちだった)、ウォーキングをしたり、インフルエンザの予防接種を受けてみたりと、私が健康フリークになったのには深い訳がある。夏場に体調を崩して思いっきり活動できなかったジレンマとか、肩凝り&腰痛の悪化とか、慢性的な便秘のとか、そういう症状を改善したいというのが1つ。しかし、それはあくまでも2次的な目的に過ぎない。私が健康フリークになった最大の理由は……

健康に自信をつけてインド旅行に行くこと!

だったりする。本当なら、すぐにでも飛んで行きたいところだが、インド旅行の体験者の話を聞くだに、インドを楽しむには丈夫な身体が必須アイテムとのこと。そりやぁシルバーエイジ向けのパッケージツアーなら、ゆったりとした行程で、楽な旅が出来るかも知れないけれど、そういうのは嫌なのだ。流石に31歳・初インドで1人歩き旅行をしようとは思わないが、できるだけ欲張った旅がしたい。

インドでは、どうしても象に乗りたい。もちろんガンジス川はお約束。そしてカレーを食べまくって下痢の洗礼を受けて帰国するのだ。

そのためにも今のうちにパワーアップしておきたいのだ。人並の体力は確保しておきたいし、インフルエンザに罹って、なし崩しに体調を崩すなんてのも遠慮したいところだ。そんな訳で、生まれてはじめてと言っていいほど唐突に「身体作り」に熱中している。そりゃぁ、なんでも熱中すれば楽しくなってくる訳で、ウォーキングなど、すっかり好きになっているのだが、その根底にあるものは「インドへ行きたい」という情熱である。

私。そう遠くないうちにインドへ行って、象の背中で揺られてきます。

あー。ついに日記で宣言しちゃったなぁ。宣言しちゃったからには実現できるように努力しなくちゃね。ま。努力といったって楽しみに向けての事だからストイックになる必要もないし、楽ちんプーなのだけど。そんなこんなを書いてみたところで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月05日(水) 遺失物を取りに警察へ

通勤電車で上着を置き忘れてしまった。

途中、空いている沿線があり、そこで荷物を自分の脇に置いたのがいけなかった。落し物は大阪南部地方の終着駅へ。荷物がないのにすぐ気づいて駅に連絡すれば、傷は浅かっただろうに、帰宅して上着がないのに気づいた時は「会社に置き忘れたのだろう」と思い込んでいて、届けが翌日になってしまったので、荷物は終着駅から地元警察署へ送られてしまった後だった。

その警察署は、私の家からも、職場からも、泣きたくなるほど遠い場所だった。大阪といったって、案外広いものだ。しかも遺失物係は平日の9時〜5時しか受け付けてくれない。これだからお役所仕事って……なんて言っても仕方がないので仕事を早退して警察署まで上着を取りに行った。

「遠いし、面倒臭いし、嫌だなぁ」と思っていたが、これがけっこう楽しかった。

平日の昼間の電車って、なんか好きだ。通勤ラッシュの時間帯とは、風景も乗車している人もラインナップがまったく違う。しかも「警察署へ行く」というイベント最中ともなれば心躍るのも無理からぬってものである。本を読んだり「警察署へ馬鹿娘を引き取りに行く母親ごっこ」とか「警察署に保護された酔っ払い夫を迎えに行く妻ごっこ」とかいう妄想遊びをしながら電車に揺られた。終着駅から徒歩15分ちょい。なかなか不便な場所だが、ウォーキングの歩数稼ぎには丁度いい感じだった。

前日、電話で場所と受付時間を聞いた時も感じたのだが、サツの旦那は、かなり親切だった。物腰も丁寧で高感度大。気持ちよく遺失物を受け取ることができた。あぁいう親切な警察官よりも、不祥事を起こす警察官の方が前にでてしまいがちだなのが気の毒に思えてしまった。どんな事柄でも、ひとくくりにして判断しちゃダメだよなぁ。うむ。

帰り道、地元の和菓子屋さんで栗蒸し羊羹を購入。行き当たりバッタリのお店だったので、味が心配だったけれどなかなか美味だった。なかなか愉快な1日だった……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月04日(火) 脱ストイック

昨夜は、またまたFから電話。最近電話率が高いような気がする。昨日は、いま熱中しているゲーム『金色のコルダ』の話を主に。それ以外も、ほとんど下らないヲタク話&マイ・ブームについての話。

Fから「最近、頑張ってるの?」と聞かれて「なんだか頑張ろうって気力がない」と答えたら「白蓮はずっと忙しかったから、燃え尽きて何もしたくなくなってるんだよ」と、ちょっと心配そうだったので、最近の暮らしっぷりを説明する。

ここのところはゲームに夢中だけど、それとは別に友人と遊びに行ったり、ドライブしたり、ウォーキングにハマって毎日、意識的に歩いてみたりして、日々の暮らしはかなり愉快。無気力かというとそうではなくて「遊ぶ」ということに対しては意欲的とも言える。ただ勉強しようとか、努力しようという向上心がないだけだ……と。

Fはちょっと考えて言った。「なんだかんだ言って、ちゃんと仕事はしているんだし、趣味が多いのはいいことだし、人様に後指さされるような事はしてないし、、むしろ普通に充実した生活だと思うんだけど……そんなの白蓮じゃない。朝、早く起きて出勤前の30分、コツコツ勉強していた、あんなに働き者で毎日、遅くまで頑張っていた白蓮は、どこへ行ってしまったんだぁぁぁ」と。

思わず「ストイックな白蓮は死んだと思ってくれ」と言いそうになってしまった。

親しい友人・知人からは「遊び暮らすのも、いつか飽きる。あなたは大人しく生きていけるタイプの人間じゃない」と言われていて「そうかも知れない」と思っていたけれど、最近は「このままずっと、グウタラが身についていくかも」と思ったりしている。そして「それはそれで、悪くないかも」とも思っていたりもする。人間って、楽な生活には、すぐに慣れていくと言うか。

Fは切実な調子で言った。「お願いだから、元の白蓮に戻ってくれ。私と同じペースでヘラヘラ遊んでる場合やないで。ストイックに生きて、たまに『これだからFはあかんねん。いい加減にしぃやぁ』と説教してもらわへんと私が困るやん。白蓮がストッパーになってくれへんかったら、誰がストッパーになってくれるん?」

本当の友情ってなんだろう……と思った(笑)

Fは私が頑張っていると「あ。これぢゃ駄目だ。私も頑張らなきゃ」と思うのだとか。なので私が遊び暮らしていると「ま。いいか」と思ってしまって、もともと不努力人間のFは、ますます不努力に磨きがかかりそうで恐いのだという。

大丈夫だよF。私が頑張っていようが、いまいが関係ないよ。だって私が最高潮に頑張ってる時だって、Fはグウタラ者だったぢゃないか……ってなことは流石に言わなかったが、可笑しくて仕方なかった。

しばらくFの良き友に戻れそうにもないが、Fの短所を増長させる友でいる自信ならある。さてと、今夜も張り切ってゲームするぞ……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月03日(月) 初おでん

今シーズンはじめて『おでん』を作った。

昨日大型スーパーへ買出しに行って『ちくわぶ』を見つけて、唐突に『おでん』が食べたくなったのだ。『ちくわぶ』は関東ではメジャーなおでん種だそうだが、関西ではあまり登場しない……どころか、私など今まで食べたことさえなかった。ネットで遊ぶようになってから、はじめて『ちくわぶ』の存在を知り、ずっと食べたいと思っていたのだけれど、地元のローカルスーパーには売っていなかったのだ。なので『ちくわぶ』を発見した時は小躍りするほど嬉しかった。

『おでん』って手抜き料理の代表格にされがちだけど、真面目に作ると案外大変。出汁とって、ジャガイモ茹でて、玉子茹でて、スジ肉茹でて洗ってetc。手を抜くのは簡単だけど、美味しいものを食べようという情熱が私を働かしめるのだ……なんちゃって。朝から下拵えをして1日かけてじっくり煮込んだ。煮込んでいる間は、じっくりゲーム。この週末はゲーム三昧。猿夢中。少々寝不足也。

はじめて食べた『ちくわぶ』は、なかなか美味だった。そのものに味はないのだけれど、大根・ジャガイモ・ハンペンのように「ダシ染み系」と言うか、ダシの味を存分に吸い込むタイプの具材なので、おでんの美味しさを確かめるには良いように思う。むにむにした食感もGood。これからは我が家の『おでん』の定番具材にしようと思う。

今日は「おでんで身体を温める」というほど寒くはなかったけれど、1日中雨だったので、おでんを煮込むにも食べるにも、もってこいだったように思う。明日のお弁当には『2日目のおでん』が入る予定。

昨日のYちゃんの話を書こうと思ったのだけど、なんとなく、まとまらず。だいたいからして私がどうこう思うような問題ぢゃないのだし。せいぜい愚痴を聞くくらいが関の山。しかしながら同じ愚痴でも「高校時代に躓いてから、ずっと躓きっぱなし」とか「○○が嫌だから、△△出来ない」とか後ろ向き過ぎる愚痴というのは、正直なところウンザリした。Yちゃんが自分の足で1人立ちできる日が来るのを願うばかり。

おおむね愉快に過ごした週末だった。よく歩き、よく食べ、よくゲームをした。明日から仕事モードに切り替えなくちゃ……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月02日(日) 恋する婆さま

今日は向いの婆さまが買い物をしたいと言うので、車椅子と婆さまと、乙女な母を車に乗せて大型スーパーに出掛けた。愚弟はまだ寝ていたので、私が運転手になったのだが、婆さまは「今日はYさん(婆さまは愚弟を「さん」付けで呼ぶ)じゃなくて、白蓮ちゃんなの」と、何気にがっかりしたようだった。

向いの婆さまの愚弟信仰は伊達ぢゃない。

愚弟の名前を呼ぶ時、婆さまの見せるとろけるような表情と言ったら。恋する乙女の瞳で愚弟を語る婆さまを見ていると、なんだかドキドキしてしまう。婆さまは2年前に連れ合いだった爺さまを亡くされて、1人暮らしをされているのだが、おすそ分けで何か食べるものを持っていくと、必ず仏壇に供えて、そこに爺さまが生きているような口調で話しかける。「良かったなぁ。おじいさん。こんなご馳走もらったでぇ」とか「お爺さんの好きな大福やで。食べぇやぁ」とか。死んだ爺さまは、かなりのゴクツブシだったようだが、それでも婆さまは爺さまを深く愛していたようだ。

婆さまは、爺さまの姿を愚弟に重ねているらしく、ことあるごとに「うちのおじいさんに、そっくりやわぁ」と言う。

機械(パソコン)が好きなのも、食べ物の好みも、婆さまの目に、愚弟は爺さまの化身のように映るらしい。なので愚弟に接する婆さまは、孫に対するお祖母ちゃんのそれではなくて、恋する乙女そのものなのだ。

怠け者の夫にかわって、女の細腕で鉄工所を支え、夫の愛人の子供を育て、姑を看取った婆さまは、かなりの苦労人なのだけれど、爺さまが亡くなってもなお、爺さまのことが好きでたまらないようだ。

愚弟の名前を呼ぶときの婆さまは、すっごく可愛い。

婆さまを知る人は「ろくでもない亭主に苦労ばかりさせられて」と婆さまに同情するし、実際そうだと思うのだけど、婆さまを見ているとそうとばかりは言えないように思ったりもする。それほどまでに惚れぬいた相手と一緒に暮らせた婆さまの人生は、そんなに不幸ではなかったんぢゃないかと。ま。これは私が勝手に思っているだけなのだが。

午後は幼なじみのYちゃんとお茶。他人事ながら軽く落ち込む。エネルギーを吸い取られたような……と言うべきか。気が向いたら、明日にでもその話を書こうかな……ってところで今日の日記はこれにてオシマイ。


2003年11月01日(土) 幸せアイテムを2つばかり

万歩計を買ってみた。

今はウォーキングが流行っているのか、電気店には色々な種類の万歩計が出ていて迷ってしまった。安いのから高いのまで。歩数・距離・消費カロリーが出るだけでなくSDカードがついていてパソコンでデータ管理ができるものもあれば、腰につけて歩数だけ計るシンプルなものもあった。私は腰につけなくて、服のポケットや鞄のポケットに入れても計測できるタイプのものを購入。2600円也。

万歩計をつけてみて健康のために1日1万歩く」って案外大変だってことに、はじめて気が付いた。今は意識的に1駅〜2駅分、余計に歩いているので1万歩は軽く超えるのだけれで、普通に活動していた程度じゃ、せいぜい7000歩くらいしか歩いていないと思われる。万歩計のおかげで歩くのが楽しくてならない。しばらくは手近な玩具として楽しめそうである。

手近な楽しみと言えば、昨日から光栄の出しているネオロマンスゲーム(女性向・乙女ゲーム)の『金色のコルダ』をプレイしている。音楽科のある私立高校でバイオリンのコンテストでの優勝を目指しつつ、男の子達と恋愛していくというゲームなのだが、女性向ゲームにしては、手ごわい育成シュミレーションで「流石は光栄・天下の光栄」と言った感じである。純粋に乙女ゲームのユーザーさんには、ちょっとムツカシイかも……といった印象。

もともと、ゲームの中では育成シュミレーションがいっとう好きだったりする。『プリンセスメーカー』シリーズとか、馬鹿みたいにやり込んだものなぁ。今は、恋愛より何より「育てる」のが楽しくて、今はムキになって主人公を育成中である。まだ効率良く育てるコツを掴めていないのだが、やり込んでいきたいと思っている。納得できる育成ができたら、CG集めもしたいし……長く楽しめそうな予感満載。

ゲーマーの愚弟もプレイしてみたいらしく、終わったら貸す約束をしている。エロゲーであろうが、乙女ゲームであろうが、面白いゲームってのはゲーマー心を熱くさせるのだ。システムのこなれた良質のゲームに出逢うと「コンプリートしてみぜ」と思ってしまうのがゲーマーの性。丁寧に作り込んでいるゲームってのは、やめられない止まらない、かっぱえびせんのような魔力を持っているのだ。

万歩計とゲームのおかげで、しばらく愉快に暮らせそう。昨日はすでに「寝る間を惜しんで」プレイしてしまっているし。一時期ゲームに飢えていて「吐きそうなくらいゲームがしたい」とまで思っていたので、よけいに食いつきが良いのかも知れない。ウォーキングのおかげで肩凝り&腰痛も大人しくしているから、なにげに体調も良いし、口元がゆるみっぱなし。2つの幸せアイテムについて書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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