白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年09月30日(月) 事後報告の女。

大阪は朝から酷い雨です。
仕事行くの憂鬱だなぁ……と言いつつ私は今日が週末だったり。
週明けで雨降りに出くわす働き者のみなさま、ご苦労様です。

先週あたりから、非常に落ち込んでいました。
そりゃあ、もぅ、大荒れで。
何かあっても引き摺ることは滅多にないのですが
まれに引き摺ると、これがけっこうヘビーだったりします。

で…………もう浮上しているのですが。

事態が笑っちゃうほど、あっさりと好転したとか
目から鱗が落ちるほどナイスな解決策が見つかったとか
そ〜ゆ〜訳ではないのですが
ズブズブとヌカルミにハマッっている状態から
とつぜん憑き物が落ちたよ〜に、吹っ切れたと言うか。

たま〜に、そ・ゆ・ことがあるようです。私。

同志Fからは「自己完結の女はツマラン」と言われます。
ど〜ゆ〜意味かと訊ねたら
悩み事とか、迷い事とか、困った事に直面したとして……
同志Fに、なんだかんだと愚痴ったとして……
同志Fは、何某かのアドバイスをしようと思うのだけれど……
たいてい私は自分の中で解決策を見つけていて
結局のところ「事後報告」ってことなので
口を挟むスキが無いからツマラナイのだそうです。

いや。なんとも、なんとも……

たしかに「事後報告」ってなパターンが多いのは事実だけど
それが無ければ、けっこう寂しかったりするし
愚痴でも言わなきゃ、やってられない……とも思うし
でも、そのうち「事前報告」をしようかと思ったりはするけれど

ここ1週間、1人で勝手に落ち込んで陰気に暮らしていましたが
おかげさまで、唐突に浮上しました。
↑やはり「事後報告」が好きらしい。

こんな書き方だと、読んでくださっている方は
「なんの話だか、よく分かんねぇ〜よ」ってな感じかと思いますが
とりあえず事後報告ってことで。
そんな訳で、今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月28日(土) 土曜日の朝。ボソボソと。

土曜日の朝。朝食を終えたばかり。
今朝のメニューはご飯&味噌汁&大根のお漬物でした。
↑誰も聞いちゃいないってば。

昨日は、な〜〜んの予告もなく日記休んでますが
これからは、ちょくちょく予告なして休みます。
……って言うか、今まで親の仇のように毎日更新していたってのが
ど〜かと思う今日この頃。

そろそろ日記も1年になるのでペースを落としていこう
……って思っているのも事実なのですが
それより何より
私が日記を書く時間と勝手に決めている昼休みを
自由に使えないことが多いのです。

仕事してたり……
24歳女子にマークされたり……
脳味噌疲れてて画面の前で茫然自失だったり……

そんな訳なので、転職するまで不定期になりそうな予感。
毎日ネットは繋いでいるし、掲示板もメールもチェックしますし
別に病気してるとか、そ〜ゆ〜訳でもないので
そこんとこ、よろしく。
気が向いたら、また遊びにきてやってくださいまし。

では、ご報告方々、今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月26日(木) ささくれ。

愚弟の手術がまたしても延期になってしまった。

本当なら来週あたりのはずだったんだが……
経過が悪いわけではなくて、むしろその逆。
再生不可能と思われていた箇所が再生しているらしくて
その再生が落ち着くまで様子を見ようとのこと。
で、手術は11月か12月になるのだとか。

喜ばしいことだってのは充分承知しているのだが
どうしても手放しでは喜べなかったりする。
心がささくれ立ってるだろうなぁ……と思う。

けっきょく、私は自分が1番可愛いと思っている訳で。
どこまで頑張らなきゃいけないのかと思うとウンザリしたり。
それも、これも要するに八つ当たりだって事もよく理解していて。
それゆえに、あからさまにガッカリできなかったり。
いっそ、当たり散らしてしまいたいと思いつつ。
その辺は心得ている小器用なところを憎らしく思ったりして。

それでも、頑張れるぞと思ってみたりするし
まぁ、一晩寝れば治るかな……と。
寝酒に梅酒でも飲んでねることにしよう。

とりあえず、めでたい事なのだし。

なんだかジメジメと景気が悪いんだけど
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月25日(水) 地味に過ごした最終日。

3連休の最終日は地味に過ごした。

昨日、一昨日は、たっぷり遊んだのだから休養もしなくては。
……といっても、家に引き篭もっていた訳ではない。
愛車ワゴンRにのって、颯爽と買い物へ出掛けた。
スーパーで食料を色々。蛍光灯を1つ。古書店にて本を6冊ばかり。
最近、読書熱は冷め切ってるのだけれども
何も読まないってのもサミシイし、読みたい時に何もないのは困るので
簡単に読めそうなものをチョイスした。

夕食は野菜天麩羅とサバの竜田揚にモズクの酢の物。
冷酒を軽〜くグラスに一杯。←本当に1杯だけ。
乙女な母はビールを一杯。←こちらは「いっぱい」
私の中で「読書欲」と「飲酒欲」は同じ波長でもって存在するらしく
美味しい冷酒も「なんだか飲みたくなぁ〜い」ってな感じで
たった1杯飲んだだけで、満足してしまった。
……とか言いながら
一昨日、友人と京都へ行った時は気持ち良く飲んでいたのだが。
まぁ、その場の雰囲気ってのもあるかも知れない。
お酒はともかく、秋サバは油が乗っておいしかったし
今日は天ツユが美味しくできたので
野菜天麩羅もブラボーな味だった。

本日、なわとびは、お休み。

3連休前は、彼岸花が見たくてウズウズしていて
京都で彼岸花を見かけた時は、やたら感動してしまったのだが
ぢつは私の家の近所にも咲いているってことを知ってしまった。
自分の身近にあるものは、見落としやすいようだ。
空き地にはススキがそよいでいたりするし
私の地元も、まだまだ田舎なんだなぁ〜と思った。

京都で買った絵葉書に、なにか書いてみたい気分。
PC落としたら、ミルクティーでも入れて葉書を書こう。

そんなこんなで、のんびりした1日だった。
こんな1日も良いなぁ〜〜と思う。
明日からまた、怒涛の1週間がはじまるのだし。
週末の月曜日はお給料日なので、それを励みに頑張ろう。
なにやら「日記的日記」を書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月24日(火) 海を見に。

今日は、朝1番で坊様が、彼岸の経をあげにきた。
2年ちょっと付き合っている坊様は、いつもニコニコ嬉しそう。
お経を読むのは上手ぢゃないが、犬好きのするナイス・オヤヂ。
神妙にお経をきいて、世間話をして、今日も出掛けた。

うろうろと街を歩き、大阪港へ海を見に……

大阪の海は、決して綺麗な海ぢゃない。
暗く、澱んでいて、潮の香もあまりしない。
タンカーだの、貨物船だのが行き交っていて
「簀巻きの死体」とか「コンクリート詰の土管」とか
そういうのが似合いそうな、そんな海。

だけど、私にとっては、この海が故郷の海なのだなぁ……と思う。
綺麗な海ではないけれど、たぶん、いっとう大切な海だ。
高村光太郎の妻、智恵子が、東京には空がないと言い
故郷の空だけが、自分の空だと言った気持ちが、ちょっとだけ分かる。

海を見て、色々なことを考えたりした。
うぅぅむ。草臥れてるなぁ。どうも、いかん。

今日は、めずらしく日記書きモードになれない感じ。
まぁ、こんな日もあるってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月23日(月) キツネの嫁入り。

今日は友人と連れ立って京都へ出掛けた。

「美味しい物を食べて、のんびり過ごそう」がコンセプトだったので
お寺の1つも、庭園の1つも見物せずに
南禅寺の近くにある『コルドン・ブルー』というフランス料理店へ
お店は趣のある日本建築で、フランス料理店なのに京都らしい雰囲気。
懐石っぽい盛り付けも素敵だし、お箸で食べるってのもGood!
正午キッカリに店に入り、ワインを飲みつつ2時間半かけて食事をした。

食事の後は哲学の道を歩いて銀閣寺へ。
和装雑貨の店を覗いたり、写真をとったり、彼岸花に見惚れたり。
道中、良く晴れた空から雨がパラパラ……
「あっ。キツネの嫁入りだ」とて、なんだか嬉しくなってしまった。
そう言えば、子供の頃は、しょっちゅう見かけたのに
大人になってからは、あまり見なくなったね……なんて話をした。
そりゃ、そうだ。大人は真っ昼間に外で遊ばないもの。
「天気雨」なんて呼び方もあるけれど
私は、楽しげな響きのある「キツネの嫁入り」の方が断然好きだ。

それほど長い距離を歩いた訳でもなかったのだが
ちょっとアルコールが入っていたのと
めずらしく真っ昼間に歩いたのとが効いたのか
たいそう草臥れてしまって、帰りの電車では爆睡状態だった。
毎日、通勤で嫌になるほど歩いているけど
まだ日が高くない朝と、日が沈んでしまった夜しか歩かないしなぁ……
それに通勤では、はしゃいで歩いたりしないし。
せいぜい愛人(ラブラドール・レトリバーのハル君)と逢引する程度だし。
今日は、ぐっすり眠れそうな気がする。

友人と、お昼間に連れ立って出掛けるなんて久しぶりだったので
しみじみ嬉しく、楽しかった。
平日に観光地や映画館が空いている時に出掛けるのも良いけれど
やっぱり「誰か」と一緒に遊ぶってのは楽しいなぁ。
仕事の愚痴なんかも、いっぱい聞いてもらっちゃったりして
溜まっていたストレスが、いっきに発散したように思う。
持つべきものは友って言うけれど、まさに然り。

美味しいものを、たらふく食べて、お日様の下で遊んで
すっかり大満足の1日だった。
ゆっくり、お風呂に浸かって寝よう…ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月22日(日) もしかして、お局?

新人CADオペレーター24歳女子と仕事をするようになってから
そろそろ1ヶ月半になろうとしている。
たまに「うざい」と思うことはあるものの
私も「女子」の扱いにも慣れてきたのか
さほどストレスも感じずに付き合うことができていて
同僚付き合いとしては、まずまずの関係を築いていると思われる。

しかしCADオペレーター教育の成果は、あまりかんばしくない。
24歳女子は、筋金入りのおっとり娘であるらしく
殺伐と忙しい時でさえ、10時と3時には、おやつ休憩を取り
ゆっくりとコンビニへ食料を仕入れに行き
職場のネットワークを利用した簡易メールの作成に忙しい。
それでも仕事さえ出来れば文句を言う筋合いではないのだが
肝心の仕事はイマイチだったりするからお手上げである。
CADの教育なら、いくらでも教えることができるけれど
社会人教育となると私の領分ではないような……
しかも、私が注意してみても24歳女子は
その忠告の意味さえ理解できないようなのだ。

白蓮さんって、いっつも仕事頑張ってますよねぇ〜
……とかニコニコ笑って言ってくれるし(涙)

私は所詮、辞めていく身の上なので
彼女がいい仕事をしようが、遊んでいようが知ったこっちゃないのだが
この調子だと、私が辞めて後で仕事が回らなくなるのは間違いない。
おやつ休憩はともかく、簡易メールに熱中するのだけでも
ちょっくら控えてもらわねば……

私は24歳女子のメール相手になっている
若者2人組み設計士に「あまり五月蝿く言うの嫌なんだけどね」とて
現状を伝えて、私の気持ちを言ってみた。
私も息抜きするから、それが悪いとは思わないけれども
24歳女子は「息抜きっぱなし」だったりする。
相手になるのを少し控えないと、彼女のCADは上達しないよ。
私がいる間はいいけど、いなくなったら……と。

なんだか私って……「お局様」みたいぢゃん(泣)
もう、立派にオバチャン道を爆走してる……って感じぢゃん(号泣)

おかげさまで、若者2人組は快く私の提案を受け入れてくれて
24歳女子の「息抜きっぱなし」は「ほどほどの息抜き」になり
のんびりした仕事と、おやつ休憩は相変わらずだけれど
ちょっとは変わってきたかな……って感じである。

年を取るって、こ〜ゆ〜ことなのかなぁ…なんて思ったりした。
あまり堅いこととか、五月蝿いこと言うのは嫌いなんだけど。
24歳女子よ。お願いだから、もうちょっと真摯に仕事してくれ……
昨日に引き続き、今日も愚痴ってスッキリしてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月21日(土) 犠牲になるとか、ならないとか。

女・30歳・秋・退職……

10月に仕事を辞めるということを報告すると
仕事関係の人から、まずもって帰ってくるのが「結婚するの?」である。
年齢的に考えてみても、至極自然なことなので
「そ〜ぢゃないんですが通勤が大変になってきちゃって」なんて言いつつ
エヘラ・エヘラと笑って話を誤魔化している。
仕事も慣れてきて、職場の人間関係もスムーズだというのに
あえて、仕事を辞めるとなると、なにかと勘繰られてしまうらしい。
いや、探っても何も出てきませんってば……
本当に仕事と通勤に疲れたから辞めるんだって。

友人にいたっては「そりゃ、お疲れさんだったよね」ってな感じで
辞めることに対して、とやかく言う人は1人もいない。
友人ってのは、当たり前だか友人であるわけだから
私の色々な事情だの、成り行きだのを知ってくれているだけに
イケイケ・ゴーゴーな雰囲気でもって接してくれるのでありかだたい。

この辺までは、どってことのない話。
厄介なのは、中途半端に事情を知っているお節介な年配者達である。
彼らは、ある意味において善意のカタマリだったりするので
三十路女の行く末を心から心配してくれるらしい。

白蓮ちゃんも、もう30歳なんだから、結婚も考えなきゃね。
お母さんと弟さんが心配なのは分かるけど
2人の犠牲になったりしちゃダメよ。
白蓮ちゃんが幸せにならなきゃ、お母さんだって幸せになれないのだから。

なるほど、もっともな意見だし、それなりに有りがたく思うのだが
あまり五月蝿いと、いい加減、嫌になってしまう。
結婚するのはいいとして……だ。
愚弟はともかく、乙女な母の面倒は誰が見るよ?
……って言うか、いまの我が家から私が抜けたら
とたんに生活が破綻しちゃうんだけど、その辺はどうよ?

実際「家族の犠牲になっている」という見方が
正しいかどうかは、ともかく
それは押し付けられたものではなくて
私自身が選んだ選択なのだから
放っておいて欲しいというのが本音だったりするのだ。
犠牲になるとか、ならないとか、そんなのは大した問題じゃないし。

何もかも放り出して家を出る機会が1度もなかった訳ぢゃないが
少なくとも、今の私がそんな道を歩んだとすると
きっと後悔して幸せになれないような気がしたのだ。

そして、もう1つ現実的なことを考えると
いまだ不安定な乙女な母を捨てて家を出たりなんかすると
その時はいいかも知れないが、後々厄介なことになりそうで
大きな厄介よりも、小さな厄介の方がマシかもな
……なんて言う、レベルの低い計算があったのも事実である。
ようするに私は、今のところ自分の進んでいる道が
間違っているとは思っていないのだ。

それにしても、いらぬお節介ってのは鬱陶しいことこの上ない。
たとえ方向が間違っていたとしても出所が「善意」であるだけに
「ウゼェんだよ」と言う訳にもいかないところが辛いなぁ。
そんな訳で今日は日記に愚痴ってみることにした。
愚痴ってスッキリ・キッパリ・サッパリ♪
……ってな感じで、今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月20日(金) 婆さまの財布。

最近、向いに住む1人暮らしの婆さまから
買い物を頼まれることが、ちょくちょくある。

ちょいと前まではレシートを渡して精算してもらっていたのだが
ここ何回かは、お財布ごと預けてくれるようになった。
婆さまの財布なんて、それほど大金が入っているはずもなく
私も、婆さまの虎の子をちょろまかすほど悪人ではないので
婆さまの財布を持って、買い物へ行くのだが
「婆さまの財布」について気になることがあったりする。

向いの婆さまは、着物地で作った小さな財布を愛用していて
どこへ行くのにも、それを持って出るようなのだが
その財布は、小銭入れほどの大きさしかないので
「お札」はキチンと折り目をつけて、畳んで入れてある。
そう言えば巷を歩いている婆さまの財布に
このスタイルは、よく見掛ける。

だが、私の死んだ婆さまはテレビショッピングで売っているような
それは、それは大きな財布を持ち歩いていたものだった。
そんなの持って歩いたら肩が凝るんぢゃなかろうかと思うほど
たくさんの小銭と、お札が何枚か。
それにポイントカードだの、診察券の束だのをワサワサと入れ
パンパンに膨らんだお財布だったように思う。
そう言えば巷を歩いている婆さまの財布に
このスタイルも、よく見掛ける。

世の婆さまの財布には2つの派閥があるらしい。
いやいや。「ガマグチ派」の婆さまだって、いるはずだ。
もしかすると、もっと沢山の流派があるのかも知れないなぁ……
婆さまに限ったことではくて
財布には、持ち主の人となりが現れているようで面白い。
向いの婆さまの財布にはいっている
キチンと折りたたまれたお札を見ると、ちょっと胸が熱くなる。
どうして、そんな風に感じるのか理由は分からないけれど。

ちなみに、私が今使っている財布は、友人からのプレゼント。
これもまた、私らしいなぁ……って思ったりする。

巷は、明日から3連休。私も2日遅れて3連休が待っている。
良い連休になるといいなぁ……
明日も頑張って、いきましょうかね…ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月19日(木) オフィスの妖精。

彼らは……

オフィスにある机の引出しに棲んでいると伝えられています。
たいそう恥かしがり屋な一族のようで
人間の前に姿を見せることは滅多にありません。

彼らの仕事は、オフィスで働く人々を見守ることです。
もちろん、黙ってみているだけではありません。
人間に気付かれないように、お手伝いすることだってあるのです。
たとえば、人間がなくした文房具を探し出してあげたり
うっかりミスをしそうになっている人の耳元で叫んでみたり
睡魔と闘う人間の頭を、コツンと叩いて起こしてみたり。

彼らは、誰に誉められることもありませんが
それでも一生懸命に自分達の仕事をしています。
いつか……自分の背中に羽が生えてくるのを夢見て。
彼らは人間の微笑みを見るたびに
その背中に特別な力を蓄えてゆきます。
そして、その特別な力は、いつしか透明な羽になるのだそうです。

彼らの背中に羽が生えた日……
彼らはオフィスの神様から「オフィスの妖精」という名前をもらって
オフィスの机から飛び出してゆくのだそうです。

オフィスの妖精が自分の机の引出しを飛び出す時……
その席にいた人間を一緒に連れ出してくれるそうです。
新しいオフィスに、新しい世界に……
オフィスの妖精は、そうやって人間の側で暮らしています。


………なんて話が、あったらいいなぁ〜〜と妄想してみた木曜日。
今日は仕事が満員御礼・パツン・パツンだった。
週明けからのハード・ワークはキツイなぁ。
よほど、荒んだ顔をしていたのか
出来杉君こと、Tさんが駅まで車で送ってくれた。
終電には充分間に合う時間だったのに、悪かったなぁ……
↑とか言いながら、ちゃっかり送ってもらうあたり。

オフィスの妖精なんてのが、本当にいるのなら
ちょっと頑張って、まだ仕事をしているだろう人達を
励ましてやって欲しいなぁ……と思うのであった。

そろそろ寝なきゃなぁ〜〜ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月18日(水) 女子トイレからオヤヂが?!

3連休、最終日……

午前中は、乙女な母に付き合って買い物の運転手をつとめ
昼食もそこそこに映画を観に大阪市内へ出掛けた。
『竜馬の妻とその夫と愛人』を観る。
三谷幸喜のシナリオってことで期待していたのだがイマイチだった。
それなりに、良い台詞もあったのだが
映画向きの題材ではなかったと思う。
舞台で観れば、感動しただろうになぁ……と思うと残念だった。
唯一、感動のツボをヒットしてくれたのは

死んだ竜馬より自分が勝っているところだってある。
悲しい時は一緒に泣いて
風邪ひいた時はおかゆ作ってあげられて……
……という竜馬の妻のの夫の長い台詞だった。

一緒にいるということは
そういうことの積み重ねなんだなぁ…としみじみ。
私もいつか、誰かに、おかゆを作ってあげたいものだ。

それは、そうと……今日は映画よりも衝撃的なことがあった。
映画の帰りにJ堂書店という大きな本屋のトイレに入ったらば
女子トイレの個室から40過ぎくらいのオヤヂが出てきたのだ!!

……目がテンになってしまった。

もしかしたら間違って男子トイレに入ってしまったのかと思ったが
トイレのタイルはピンク色だったし、間違いなく女子トイレだった。
オヤヂはサラリーマン風ではなく、商売人か自営業者といった雰囲気で
ちょっぴりお洒落なナイス・オヤヂにこそ見えても
とても変わった趣味があるような風には見えなかった。

……どうしよう? ここは人を呼ぶべきか、それとも……

私が呆然と立ち尽くすのを尻目に
オヤヂは恥かしがる風もなく、平然と手を洗ってトイレを後にした。
オヤヂが入っていた個室からはウ○コの残り香はなく
ただオヤヂのトニックの匂いが残っているだけだった。
いったい、あのオヤヂは個室で何をしていたのだろうか???
もしかして、盗撮機でも仕掛けていたのだろうかと思ったりして
調べてみたりなんかしたのだが、それらしい物は見つからなかった。
↑『警察24時』みたいな特別番組でやっていたのを思い出した。

こういう時は警察に通報した方がいいのだろうか?
しかし、オヤヂは行ってしまったし
なによりも、オヤヂが悪事を働いたという証拠はないし……
私は、それを「見なかったこと」にしてしまった。
その判断が正しいとは思えなかったのだが
厄介ごとに係わるのは嫌だという気持ちが強かったのだ。

それにしてもオヤヂは何をしていたのだろうか?
単純に間違って入ってしまったのだろうか?
それとも、変わった趣味のある人だったのだろうか?

世の中には、色々な人がいて、色々なことがあるものだなぁ……

ちょっぴり大人になったような気がした。
……って言うか、あのオヤヂが、なんだったのか気になるところだが
今さら真実を突き止めることなど出来やしないのである。
やはり、通報した方が良かったのだろうか??
だが、それも今さら言ったところで遅いんである。
それにしても「吃驚した」の一言であった。

なんとなく不可解なものを消化しきれないまま
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月17日(火) いい子ぶりっこ

ここのところ……「いい子ぶりっこ」な日記ばかり書いているようだ。

楽しかった話だと、感じたことをストレートに書けているのに
落ち込んでいる話や嫌な話になると、とたんに抽象的な書き方をしている。
自分で読み返してみても「なんぢゃ、こりゃ?」ってな感じ。
まったく、何を見栄張ってるんだか……

7月半ばからやっている仕事の引継ぎだの新人教育が大変だって事や
新人オペレーター24歳女子の仕事っぷりがイマイチで困っている事や
新人さんの穴埋めのために、いつも以上に仕事が大変だって事や
それより何より、次の人が決まらないので退職の日が定まらないって事や
私が今の職場を辞めたら色々な事が上手くいくに違いない……と
勘違い的な思い込みをしている乙女な母の事や
色々なことに草臥れ気味で、ちょっぴり気力が減退しているって事や

その他諸々の「困ったこと」について、ダイレクトに書けば良いのに
何故かしら「愚痴ばっかり書くのは見苦しいかも」なんて思ってしまって
やたらと優等生ちっくなことばかり書いていたようだ。
自分の日記なのだから、もっとストレートに書いていけばいいのだ。
何か遠慮することがあるだろうか? いや、ない。

最近、まいっちゃってるんだぁぁぁぁ。
↑とりあえず絶叫してみたりする。

そう言えば、いつの間にかポエマーな事は書かなくなっているしなぁ。
まぁ、これは日記に自分の「素っぴん」が出てくるにつれ
恥かしくて書けないようになってしまっただけなのだが。
どちらにせよ、せっかくの日記なのだから
もうちょっと気楽に書くようにしよう……そうしよう。そうしよう。

今日は1日中雨。家でボンヤリと過ごした。
花粉症シーズンに突入したらしく鼻がズビ・ズバ。
天気も悪いし、頭はボンヤリしているしで鬱陶しくてたまらなかったので
気分転換にHPを模様替えしてみた。
……ちょっといいかも♪
成り行きと勢いだけで作ってしまったHPだったけれども
最近、ちょこっとだけ愛着が湧いてきたようだ。
作ってみたものの模様替えする思い入れさえなかったので
進歩したよなぁ……と思う。

明日は晴れると良いのになぁ。
とにかく外に出掛けたい。映画とか、本屋とか、耳鼻科とか。
今夜は肌寒いので寝る前にホット梅酒でも飲もう。
まだ半袖を着ているのに、気分だけは秋モードである。

だらだらと、行きつ戻りつ、とりとめなく書き散らしてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月16日(月) アニメイトと友と〜友遠方より来る〜

今日は、かれこれ5年以上ぶりにアニメイトへ足を運んだ。
↑アニメイトはオタク御用達のアニメグッズ専門店のことである。
私はバリパリに堅い系の読書が好きだが、それと同じくらいアニメが好きで
自分自身で「オタク」だと思っているし、それを誇りに思っている。
もっとも最近はオタク活動は停滞気味なのだが
なにかの折にはオタク魂が燃え上がるし、オタクの匂いは今でも好きだ。

今日は、エンピツ日記で知り合ったしえちゃん
私の地元である大阪で、ムフフな秘密デートをする約束があり
しえちゃんに愛のプレゼントしようとタクグッズを買いに出掛けたのだった。
久しぶりのアニメイトは、昔と変わらずアニメ的空間だった。
さっそく、しえちゃんが好きそうな物を探索。
……………固まってしまった。
私がアニメグッズに燃えた時代は終わったのだなぁ〜と思った。
↑この場合は「時代」を「きせつ」と読んでいただきたい。

アニメグッズってのは、やたらと文房具が多いのだ。
付箋や、クリアファイルはまだしも
エンピツキャップや下敷きや単語帳なんて
三十路女に、どう使えと言うのだろう……(涙)
迷いに迷ったあげく、メモ帳とラミネートカードを購入。
ラミネートカードなんて使い道がないのは承知の上だったが
それは、気にしないという方向で。
しえちゃんが持っているものと重ならないように
「1番好きそうなもの」は外してチョイスした。

そして……ドキドキのご対面。

待ち合わせは新大阪の駅。
前日「私がしえちゃんを探し出すので安心してください」とて
携帯メールしたのにも係わらず、待ち合わせに手間取ってしまい
けっきょく、しえちゃんに探し出してもらう私であった……
地元民の面目もなにも、あったもんぢゃない、うっかりぶりである。
挨拶もそこそこにして、とりあえず喫茶店へ。

しえちゃんは……私より1歳ばかり年上の女性なのだが
めちゃめちゃ若くて、可愛い人だった♪♪♪
文章の感じから、チャキチャキ系をイメージしていたのだが
チャキチャキと言うりは、むしろパステル系の愛らしい感じで
HPの趣味のイメージとかぶるような可愛らしい人で
管理人さんと、HPは似るものなのかなぁ〜と思ったりした。
人間の価値は見た目ぢゃないとはいうものの
感じの良い人と出逢えるって〜のは、単純に嬉しい。

ネットを通じて話をしていたせいか、初対面だというのに話が弾んだ。
主に……ゲームの話や、オタク的な話だったのだが(笑)
関西旅行のことや、それ以外のことも、ちょこっとだけ話をした。
いくら話しても話足りず、時間の過ぎるのが早かった。
新幹線の時間が迫っていたので、話足りないまま別れの時を迎え
私は、しえちゃんにアニメイトで購入したブツを渡した。
ちなみに……しえちゃんは私があえて外したグッズは
ほとんど持っていなかったらしい……
しまった……しえちゃんは、この道に入って日が浅かったんだった。
やはりプレゼントってのは王道を狙った方が良いようである。

「また逢いたいねぇ」と言葉を交わしつつ、しえちゃんと別れた。
帰りの切符を買いながら『エンピツ』で日記を書いて良かったと思った。
ネットをやっていて本当に良かった……
今までネットで知り合った人と何人かリアルでお逢いしたが
みな素晴らしい方ばかりだった。
実際に逢ってみてからの方が、グッと親しくなったような
そんな良い出会いばかりだったのだ。

1人、感傷に浸っていると、別れたばかりのしえちゃんが
小走りに私を追いかけてくるではないか。
「レンレン、携帯忘れてたよ……」
うっかりにも程がある……穴があったら入りたかった。
しかし、しえちゃんは優しく微笑んで
私に携帯を手渡して、東京へと帰っていったのだった。

ありがとう、しえちゃん。
しえちゃんは、キュートで温かくて、素敵な女性だった。
そして私は……私は……いつにも増して、うっかり者だった。

ネットって、本当に素晴らしい。
もちろん、ネットには闇の部分もあるのだけれども
私の場合は得た物の方が、ずっとずっと多いようだ。
ネットで……この場所で出逢った人達と
いつく現実で逢えるといいなぁ……と思う。
そして、ネットを越えて現実で逢った人とも再会したいなぁ…と思う。
1人で過ごす時間も良いが、誰かと過ごす時間はもって素敵だ。

今日は本当に楽しい1日だった。
ネットに出逢い、人と出逢った幸せを噛み締めつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月15日(日) 距離感を縮めてゆきたいと。

自分と人や、自分と物事との距離の取り方について
戸惑ってしまうことがある。
踏み込んでも良い領域は、どこからどこまでなのか……と。
当たり障りなく「それなりの・これ」で付き合ってゆけば
摩擦もなく平穏無事に過ごしてゆけるのだろうと分かっていても
それだけでは物足りないのが人の情ってな訳で。

投函するのを迷っちゃう手紙とか……
送信するのを迷っちゃうメールとか……
かけるのを迷っちゃう電話とか……
のめめり込むのを迷っちゃうようなこととか……

迷ってしまうくらいなら、やっちまった方がいいのだろうと思う。
迷うってのは思い入れがあるからで
これっぽっちも思い入れがない時に迷ったりはしないのだから。
たたずんで遠くを見ているよりも、飛び込んでいった方が
よほど楽しいだろうと思うのだ。
そりゃあ、失敗することだってあるかも知れないけれど。

自分の領域から飛び出す瞬間ってのは、かなりドキドキする。
それが、どんなに些細なことであっても……だ。
ネット生活的に言うならば、未知の人にメールを出すとか
「はじめまして」と他所のHPの掲示板に書き込みをするとか
これもまた、1つの勇気であり、小さな冒険なのだと思う。
こそっと見ているだけの存在だった自分から
ある事柄と、係わっていく自分へ脱皮する瞬間のようなものなのだと。

ここのところ、色々な意味において「出不精」になってきているので
ちょっと改めたいなぁ〜と思っている。
多忙を理由にして、自分の成長を押さえ込んでしまうだなんて
なんとも馬鹿げたことではないかと思ったりして。
懐の狭い人間にはなりたくない。
人との距離感も、何か1つの事柄との距離感も
縮めていくのが今の理想。

とりあえず、この3連休は、そういうことに力を入れようと思う。
自分自身への言い訳も、そろそろ飽きてきたような……
うむ。そうしよう。そうしよう。
1人で、うむうむと納得してみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月14日(土) 出来過ぎにご用心

夜はよく眠れなかったので、超・寝不足で出勤してしまった。
しかも週明けから仕事が立て込んでいたので、くたびれ気味だったので
お昼休みに入ったと同時に、机に突っ伏してしまった。
空腹よりも睡眠欲の方が高まっていたんである。
食べるよりも、寝たい……って感じだったのだ。

しばらく突っ伏していたらば即行爆睡体制。
「オヤスミ3秒」の世界である。
もう、そのまま1時まで寝ていよう…ってなノリだったのだが
24歳の建築士Tさんに、椅子をユサユサ揺さぶられて起こされる。
「白蓮さん、ごはん食べてから寝てくださいって」
ネムネムの目をこすり、お弁当を食べた。そして再び爆睡。
短い時間に夢を見た………
再び24歳の建築士Tさんに、椅子をユサユサ揺さぶられて起こされる。
「白蓮さん、1時ですよ。起きてください」

弟よりも年下の若者の世話になってしまった……
Tさんってば、若さに似合わぬ気配りの人だなぁ。
これからTさんを「出来過ぎ君」と呼ぼう。
よく「若いヤツは気がきかない」なんてことを言う人がいるが
年寄りだって、気のきいない人は多いと思う。
私など、あまり気配りは得意な方ぢゃないし
……って言うか、6つも年下の若人に気配りしてもらっているくらいだし。
もちろん、そんなことは自慢にもなりゃしないのだが。

それにしてもTさんの出来過ぎ君っぷりには、ちょっと心配。
Tさんは、どこでストレスを解消しているのだろう?
Tさんの気配りっぷりは、私だけでなく隅々まで完璧だったりするのだ
心優しく、気配りができるのは感心なのだが
もうちょっと年相応に甘えてみてはどうだろうか?
……などと思ったりする。
Tさん、出来過ぎるのは良いことだけど
あまり「過ぎない」ように用心した方がいいんぢゃないのか?
ストレスが顔に出てるよ……

日本中の「出来過ぎ君」「出来過ぎさん」気配りもほどほどに。
気配りの出来ない人ってのは
気配りの人には甘えまくってしまう傾向にあるので
擦り切れないように、してくだされ……
ある日、とつぜんプチンと切れてしまわないようにね。

全世界の「出来過ぎ君」と「出来過ぎさん」に感謝の気持ちを捧げて
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月13日(金) 適材適所と言うけれど。

適材適所という言葉があるけれども
現実は違うなぁ…と思う一昨日、昨日、今日のこ頃。

新人CADオペレーター24歳女子への引き継ぎ&教育について
もっと厳しくあたって欲しいと上司からお達しを受ける。
悪い娘さんぢゃないのだが、のんびり屋と言うか……
プロ意識、職人意識のない娘さんなので
4コマ漫画などに登場する「のほほん系OL」のような仕事っぷりなのだ。
だが、けっして仕事の出来ない娘さんではない。
もうちょっと、ゆっくりした環境だったら
彼女の真価も発揮できると思うのだが……

今のところは私が彼女の補填をしているから仕事はまわっているけれども
これから、どうなるのかなぁ〜と心配してみたりする。
新しく入ってくる人が、バリバリの職人系であることを祈るばかりだ。

私が今、働いている職場は、建築系のCADオペレーターにとっては
憧れの業界であり、しかも、いかにもそれらしい仕事内容で
仕事をするのが好きな人にとっては、オイシイところだと思うだけに
新人さんのようなタイプの人が、こういう職場にいて
仕事がしたくても、まわってこない人がいるってのは複雑な心境である。
就職とかって、実力が1番ものをいう世界だけれども
運とか、縁とか、タイミングとか、そういうものも大きく作用するので
実力のある人が、かならずしも仕事にありつけるという訳ではないのだなぁ。
まぁ、運も実力のうちと言ってしまえば、それまでなのだが。

なんて偉そうにウンチクをたれている私自身も、本当は働くの大嫌い人間。
働かないと食べていけないし
お給料を戴く限りは、それ相応の仕事をしなきゃいけないので
それなりにやっているってだけで
仕事に対する姿勢は、かなりレベルの低いところにある。
「仕事人」としての誇りや、気負いのようなものはあるけれども。

今日は上司の意向を汲んで、彼女に、ちょっと大変な図面を任せて
残業も、それ相応にしてもらったのだが……
「もう。嫌になちっちゃいましたぁ。できそうにないです」などと
すでに泣きが入っていて、先行きが少々心配である。
せっかくCADの操作に慣れてきたのだから
もう少し頑張って欲しいと思うし
私より先に辞めるだなんて言わないでね……ってのが本音だったりする。
大人ってズルイ。ごめんよ。猫かぶりな先輩で。

でも、どんな仕事だって慣れてしまえば、こっちのもんだしさ。
しばらく大変だけど頑張ってみてはくれまいか?
……ってなことを思ったりする。

休日にリフレッシュして「週明けは頑張れそう」なんて書いたのに
すでに愚痴っぽいことを書いているだなんて不甲斐ない限り。
今週は1日早く休日がやってくるのだし
それを励みに頑張ろう……ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月12日(木) 言わない優しさ。言えない強さ。

誰かと話をしている時に思うことがある。
「この人の言ってることって、どこまで本心なんだろう?」と。
騙されてるんぢゃなかろうか……ってな類の疑問ではなくて
元気でなさそ〜な人に「元気ですか?」って聞いたりして
「元気に頑張ってますよ」とか
「心配してくれてありがとう。でも大丈夫」とか
そ〜ゆ〜類の言葉が返ってきた時なんかに思ってしまうのだ。

私自身も、そ〜ゆ〜場合、平気で嘘をつくことがあるだけに
嘘と書いてしまうと嫌な感じだけれど
虚勢を張ってしまうとゆ〜か
大丈夫と宣言してみることで、自分を励ましているとゆ〜か。

「元気ですか? 大丈夫ですか?」なんて言葉を
かけずにはいられない人に限って
「ダメみたい」なんて言葉はまずまず出てこなくて、
大丈夫でなさそ〜な雰囲気が感じられる事が多かったりする。
だけど「うんにゃぁ。見るからに大丈夫ぢゃなさそうだわ」
なんてことを言えるはずもなく「そっか。あんまり無理しないよ〜に」
なんてことを言って、曖昧なままに、その話題を終わらせたりする。

そ〜ゆ〜のって……
優しさなんだろうなぁ……って思う。
もちろん、自分の中の意地とかプライドなんかもあるだろうけど
なんちゅ〜か、なんちゅ〜か
言えない人の、言わない人のシャイな優しさを感じたりする。
もちろん、言えなかったり、言わなかったりするのが
最上の方法だとは思わないけれど
そ〜ゆ〜のもアリだよなぁ……みたいな。

言わない優しさとか、言えない強さとか。
そ〜ゆ〜のもアリだよなぁ……みたいな。

なんとなく、そんなことを思った。
なにやら曖昧模糊とした文章になってしまったけれども
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月11日(水) 海の神戸。山の神戸。

昨日は『ゴッホ展』を観に神戸へ足を伸ばしたのだが
張り切って朝から出掛けたので、目的を達成したのは正午前だった。
せっかく神戸へ出てきたのだから、そのまま帰るのは勿体ないので
とりあえず三宮方面へ出てみることにした。
兵庫県立美術館があるのは、三宮の1つ手前の駅。
どうしたものだか、私は「駅1つ分なら歩けるに違いない」とて
海岸沿いを三宮方面へ歩くことにした。

しかし昨日は暑かった。暑いのに日傘も差さず、帽子もかぶらず。
そして「たった一駅」の道程は以外と長かった。
しかも、わざわざ遠回りをして海沿いを歩く暴挙に出たことを
後悔したのは言うまでもない。久しぶりに汗をダラダラ流して歩いた。
いい運動にはなったけれど……

歩き続けること40分……三宮に到着したのは1時を過ぎていた。
とりあえずお昼ご飯を食べなければ……ってことで
異人館のある北野のインド料理店で、カレーを食べることに。
高校を卒業する年に、友人3人と連れ立って入った想い出のお店で
かれこれ12年ぶりに訪れたのだが
12年前と変わらない状態で店は続いていた。
当時はナンの食べ方も分からなくて、店の人に聞きながら
ワイワイと食べたよなぁ〜などと、ノスタルジー気分に浸りつつ
ナンとカレーを食べ、チャイを飲んだ。
お店が空いていて、長いをする人が多かったので
私もチャイを飲みながら「ゴッホ展」で購入したポストカードで
友人達に葉書を書いた。ペンを取ったのは久しぶりだったので
誤字脱字の嵐に辟易したが、一筆そえて出してしまうことに。

12年ぶりのインド料理は、あの頃と変わらず美味だった。

腹ごしらえをしたらば、北野で雑貨めぐり。
9月生まれの友人への誕生日プレゼントを購入。
ぶらぶらと雑貨を見たり、異人館をみたり、せっせと坂を登ったり下りたり。
たまには太陽の下を1人でウロウロ歩くってのも楽しくて良い。

絵画を観て、海の神戸を歩き、山の神戸を歩いた。
海の神戸も、山の神戸も、それぞれに楽しかった。
いい街だと思う。ちょっと日常から離れるには、もってこいかも知れない。
ここのところ、溜まっていたストレスをリセットしたような気がする。
週明けは、気持ち良く働けそうな予感。
しかも来週は3連休だし。しかもウフフな人が遊びにくるし。
そんなこんなで、次の休日を楽しみにして
今日の日記は、これにてオシマイ。

<エンピツ日記的お知らせ>
なんだかエンピツ日記に新しいジャンルができたみたいなので
これを機会に引越しすることにしました。
新しいジャンルは「静かな日常」です。
本当に静かどうかはともかく理想を求めていく方向で。


2002年09月10日(火) ゴッホ展へ行く。

ここのところ、休日の外出というと
夜、友人と食事だの、飲みにだの出掛けるばかりで
昼間に出歩くことが無かったので、今日は1人で遠出をした。
お目当ては兵庫県立美術館で開催されている『ゴッホ展』
絵画展へ行くのは黄金週間以来で
思えば、非文化的な生活をしているなぁ……という感じである。

兵庫県立美術館は海岸沿いに建つ立派な美術館で
デートに最適なロケーションだが、平日なのでカップルは少なくて
定年生活を楽しんでいるような夫婦や、主婦が多かった。
平日なので、土日を思えば「それなりの・これ」って混雑なのだろうが
それでも、けっこうな人だかりで吃驚だった。
ゴッホ好きな人って、多いのだろうか?

ゴッホの画は、今までも何度か観たことはあるけれども
『○○美術館展』というような形でしか観たことがなく
まとまった形で観るのは、今回がはじめてだった。
私は絵画好きといっても、生ぬるく好きな程度なので
なんとなくの好みでしか判断できないのだが
どの絵もスゴイなぁ……と思った。

私の中で、とても印象深かったのは
ゴッホが敬愛していたというミレーの画を模写した習作だった。
ミレーの画のような温かさや、深みや、愛が感じられなくて
なんというか……塗り重ねられた絵の具が痛々しいような画だった。
ミレーとゴッホの画は、あまりにも方向性が違い過ぎて
ゴッホの模写はミレーの画の輪郭をなぞっているだけで
キャンバスに感情が叩きつけられたような激しい画がだった。

ゴッホの画はスゴイと思ったけれど、私はちょっと苦手かも知れない。
とくに黄色とブルーの使い方が不安な気持ちを呼び起こすような
ちょっと恐いような感じで、1枚、2枚観るのは平気なのだが
続けて何枚も観ると、胸一杯、お腹一杯でクラクラしてしまった。
ひとつのことに熱中する狂気が濃厚過ぎて
画を観ていると、その世界に引きずり込まれそうな気がする。
病院で描いたという画などは、とくにその感じが強かった。

久しぶりの絵画展は、濃ゆくて刺激的で、面白かった。
絵画展の後は、神戸の街をブラブラ歩いたのだが
その話は明日の日記で書くってことにして
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月09日(月) 道で寝る人、亡父の面影。

今日は終電帰宅だった。

しかし私にとっては週末の夜ってな訳で……
翌日の休みを思うと、足取りも軽くて幸せな帰り道だった。
奈良盆地を脱出して、大阪地元の最寄駅。
大阪といっても私の暮らしている待ちは静かなベッドタウン
……って言うか田舎びた町なので、午前零時を過ぎると夜は静かである。

いつもの道をポテポテ歩いていたならば……道の真ん中で人が寝ていた。
年の頃なら35歳〜40歳くらいの男性だった。
周りに人はいなくて、私も知らんぷりして通り過ぎようかと思ったのだが
ここは繁華街ではなくて、静かな住宅地んのだ。
道の真ん中で寝ている人をほったらかして帰ったりしたら
翌日の目覚めが悪そうなので、声をかけてみることにした。

私「もしもし。起きてください。ここで寝ちゃダメですってば」
男「もうちょっと、ゆっくりしていこ〜やぁ〜」

……男は完全に酔っ払って、あちらの世界へ行ってしまったようだった。
せめて家族に連絡しようと思ったのだが、ど〜にも話が通じなかった。
押し問答していると、50歳くらいのオヤヂがやってきて
一緒に、酔っ払いの身元調査をしてくれたのだが
なんと、道端で寝ていいた男は、地元ではなく大阪市内に住んでいるという。
もう終電はいってしまったし、タクシーで帰るしかない訳で
タクシーは駅のロータリーに行けば掴まるのだが
男は、そこまで歩けるような状態ではなかった。

「お姉ちゃんは、もう帰り。あとはオッチャンが世話するから」

50歳くらいのオヤヂは、そう言ってニッコリ笑った。
申し訳ないと思いつつ、私はオヤヂに甘えて自分は帰宅することにした。
見ず知らずの酔っ払いの世話をしてくれるだなんて
なんて優しいオヤヂなんだろう。
世の中ってのは、まんざら捨てたもんぢゃない。

道端で寝ている男の姿に、私は亡き父を連想してしまった。
亡父も「人として失格」な人だったし
道で寝るなんて朝飯前だったので、ちょっとだけ懐かしく思ってしまった。
帰宅して、経緯を乙女な母に話てみたらば
「今のご時世に道で寝ている人に係わるなんて、とんでもない」
……とて、叱られてしまったが
まぁ、実害があった訳ぢゃいので、いいんぢゃないかと思った。
亡父も、あんな風にして人に世話かけていたのだろうし……

それにしても、酔っ払って道端で寝るのは、ど〜かと思った。
そろそろ夜風も冷たくなってきたことだし。
酔っ払い男は無事に帰れたのだろうか?
オヤヂは、男を介抱して家に帰ったのだろうか?
ちょっと気になるところだけれども
たぶん大丈夫だろう……ってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月08日(日) 梨とり兄弟

帰宅したらば、乙女な母の親友から梨が1箱届いていた。

乙女な母の親友という人は、彼女達が16歳からの付き合いで
田舎に嫁いで以来、親戚の農家が作っている梨を毎年送ってくれる。
梨は梨でも、大阪の果物屋で買う梨よりも味が濃くて美味しい梨で
我が家では、秋のはじめの楽しみになっている。

私は梨を食べる時に、きまって『梨とり兄弟』という昔話を思い出す。
3人の兄弟が、病気の父親が食べたいという梨を取りにゆく物語で
梨を取りに行く道中で、笹だの瓢箪だのが歌をうたったりなんかして
私の大好きな昔話なのだが、手元に本は持っていない。
たぶんNHK教育テレビの人形劇で見たのだと思う。

♪ 行けっちゃ カサカサ 行けっちゃ カサカサ

なんていう、キダ・タローが好きぢゃなかろうかと思われるような
単純な歌詞とメロディーがお気に入りなのだが
『梨とり兄弟』は、ちょっとマイナーな昔話のようで
『桃太郎』や『浦島太郎』に比べると知名度が低いらしくて
職場で、その話をしても知らない人が多かった。
私の友人の間では、けっこうメジャーな昔話なのだけれども
この辺は世代の差が影響しているのかも知れない。

昔話では、人間以外のものが喋るってのは当たり前の設定だが
現実世界で、人間以外のものが喋るなんてことはありえない。
それなのに、人間は、ありえないことが好きなんだなぁ……と思う。
そうでなければ「擬人化」なんて言葉は出来なかっただろうし
そんな物語は作られなかっただろうと思うし。

動植物が自分と同じように喋れたら、どんなに楽しいだろう?
……そんな発想が、擬人化の出発点だと思うのだけれども
人間ってのは、基本的にお喋り好きなんだと思う。
お喋りというと女の特権のように言われることが多いけれど
男だってお喋りな人は多いように思う。
……って言うか、私など無口な男と親しくしたことがないし。
無口そうに見えたのに、親しくなってみると
吃驚するほどお喋りな人だった…なんてのは日常茶飯事だし。

パンダは、仲間と接触することを嫌う性質があって
それゆえに繁殖がムツカシイのだそうだが
人間は仲間と接触して、喋ったり、集ったりするのが好きなのだろう。
自分達だけで喋るのでは足りなくて
擬人化って手段を使って仲間を増やしてしまうほどに。
……ってグダグタ書いてみたけれど
本当は、ちょっと喋りたかったってだけだったりする。
日記書いたら、友人に電話をかけよ〜っと。

梨を食べながら、つらつらと、そんなことを考えた。
今年も梨は甘かった。満足。満足。
満足してみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


2002年09月07日(土) ほぼ嘘つき日記

今朝は気持ち良く目が覚めた。

なんだか楽しい夢を見ていた気がするのに
どんな夢だったのか、具体的に思い出せない……残念。
あたたかいミルクティーとトースト、戴き物の梨とで朝食を取り
手早くお弁当を作り、PCを立ち上げる。
お気に入りの日記やHPをチェックして出勤。
土曜日の出勤は電車が空いている分だけ優雅な感じがする。
本を読みつつ、奈良盆地へ。

この職場とも、あと少しでお別れだと思うと淋しくてたまらない。
転職は自分で決めたことだけれども、早まったかも?
……なんて思ったりする。弱気な自分に苦笑い。
今さら引き返すことなんて出来ないのだし
せめて、残りの時間を一生懸命に働きたいと思う。

残業しての帰り際、職場の窓に季節外れの花火が見えた。
近くの高校の文化祭であげる花火なのだとか。
大きな花火ではなかったけれど、同僚達と見惚れてしまった。
残業のご褒美ってところだろうか?
こんな時期に花火が見れたってことが嬉しくてたまらない。
季節はずれのものって、なんだか得した気分になってしまうのは
私だけなのだろうか?

星空の下、奈良盆地を歩く。夜風が心地良くて秋を感じた。
帰宅した私を待っていたのは友人からのエアメールだった。
美しい絵葉書には「明後日帰国します」と書いてあった。
もちろん、友人は元気に帰国しているのだけれども
こういうアナログ的な時間のズレは、楽しくて良い。
最近、メールに便りきりなので週末は手紙を書こうかと思う。

明日は日曜日。比較的仕事の暇な曜日なので
残業せずに帰れるだろうと思う。
今日は、とても穏やかな1日だった。
明日も穏やかに過ごせると良いなぁ……と思う。
そんな、こんなで今日の日記は、これにてオシマイ。




*******************************

本日の日記は題名通り『ほぼ嘘つき日記』となっております。
日記を書き始めてから、はじめて書いた嘘つき日記。
事実は、ほんの少ししか書いちゃいないのですが悪しからず。

昼休みに日記を書いたのだけれども
ど〜しても嘘つき日記を書きたくなってしまったのでした。
なんだか、今日はそんな気分だったので。

                 白蓮


2002年09月06日(金) 薄っぺらな憂鬱。

昨日に引き続き「憂鬱」について考える。

私が現在進行形で直面している憂鬱は
仕事を辞めると申し出ているのに、なかなかOKが出なくて
辞める時期をどうかるかで、モメているのが原因なのだが
よく考えてみると薄っぺらい憂鬱だなぁ……と思ったりもする。

自分1人のことで思い煩っていられるってのは
考えようによっては恵まれているんぢゃなかろうか?
食べるに困る訳ぢゃなし、生命に関わるような重要事項でもなし
家族や、友人を巻き込んでしまう類の問題でもなく
ただ「自分の気持ち的に嫌な感じ」ってことに惑わされるというのは
子供っぽいというか、成熟していない憂鬱のように思う。

しかも「期間限定」で必ず終わりがやってくる事柄について
あれこれと、つまらない事を思い巡らせているだなんて
限りある時間を労費しているような気がする。

既婚者が「独身者って、責任がないぶん考えが甘い」と言うのは
こんなところから来ているんぢゃないかと思ったり。
配偶者だったり、子供だったり、守ってやらねばならんい人間のいる人は
自分のことだけに、思い煩っている暇なんて無いんぢゃなかろうか?
そう思うと、結婚っていいなぁ……って思ったりする。
独身のままでいたら、決して見えてこない世界が覗ける訳だし
自分の世界が広くなったら、自分の器だって大きくなるだろうし。
もちろん、既婚者のすべてが立派だとも思わないし
独身者だって、色々な立場や環境にいる人がいることを思えば
そうそう、ひとくくりにして考える訳にはいかないのだが。
……とか、なんとか語っていたら話が脱線してしまった。

とにかく薄っぺらい憂鬱に振り回されているってのは不本意である。
そんな暇があるのなら、なわとびでもしていた方がマシというものだ。
やりたいこと、やらなければならないことは山ほどあるのだから
そ〜ゆ〜方面に力を注いでゆこうと思う。

とりあえず、寝る前の腹筋は続けていくってことで。
まだ30回しかできないけれど、諦めないってことで。
週末は気分転換に出掛けてみるってことで。

薄っぺらい憂鬱は、薄っぺらいだけに吹き飛ばすのだって簡単。
1週間か、1ヶ月か、ちょっとばっかり長居して
そこから先は気持ち良く送り出してもらうことにしよう。
1ヶ月以上は引き止められても待てないとハッキリ宣言したのだし。
明日からは、また気持ち良く仕事をするってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月05日(木) 神頼みしようだなんて……

今日は、たまらな〜く憂鬱な気分に浸っている。
今月一杯で通い慣れた奈良盆地とオサラバできる予定だったのに
どうも、無理っぽい気配がムンムンしているのだ。
……って言うか、今日の話合いの結果では辞めようにも辞めれない。

1年で、もっとも忙しいシーズンの到来を前にして
私が辞めた後の、後任者が見つからないのだ。
もし見つかったとしても、教育していく時間が足りない。
なにか奇跡的なことが起こって、明日にでも後任者が決まったら
円満退職できるのだが、今の状況だと、まず不可能だったりする。
今日は派遣会社の担当さん直参で、契約延長にむけて
猛プッシュを受けてしまった。

この調子だと、退職を1ヶ月引きの伸ばすことになりそうなのだ。
なんか……それって……お人好し過ぎるというか
いいように使われているようで……って言うか事実そうだし
そんなこんなを思いと、自分が馬鹿みたいに思えてくるのだ。
だからと言って、退職願いのOKがスムーズに取れない状況で
強引に辞めて、気分の悪い思いをするのは、嫌だし
いいように使われるのも、これまた嫌なんである。
どっちを選んでも、気分悪いって、ど〜よ!
などと、1人で腹を立ててみたところで、どうしようもないし。

神様、お願いです。
CADが使えて、平日休みでも良くて、田舎通勤をしてくれる
手練のCADオペレーターを1人ばかり調達してくださいまし。

自分のポリシーに反して、神頼みなんかしてみたりするのだが
「神頼み」が届かないってことは、経験上、明白である。
神頼みをしようだなんて思う心の浅はかさ……ってなもんだ。
もう、本当に嫌になっちゃうなぁ。

何が1番、嫌かって……
辞める時期を伸ばすとか、伸ばさないとか
そんな他愛もないことで、ウジウジしている自分が嫌だったりする。
大変と言えば大変なのだが考えてみると、どうってことない問題なのに
いつの間に、こらえ性が無くなってしまったものだか。
必要とされているってのは悪いことぢゃないんだし。

とりあえずは後任の人が見つかることを切に願いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月04日(水) ドライヤーを買いに。

今日はマイナスイオン効果のあるドライヤーを買いに行った。

大型電気店を何軒かのぞいて、1番安かったところで決めた。
本気になって捜したら、もっと安いところがあるように思ったのだが
私は本質的に面倒臭がりなので、適当なところで妥協することに。

ナショナルが発売している「マイナスイオンが2.5倍よくつく」という
なんだか景気の良いキャッチコピーのついているヤツを
消費税を入れて9000円ちょいでGET。
マイナスイオンが2.5倍よくつく(当社従来品比)とか言われても
従来品を使ったことがないので、違いのほどは謎なのだが。

目的を達成したあとも店内を散策。
溜め息をつきながらPC売り場を、うろついてみたり
マッサージ機に乗っかってみたりした。
今時のマッサージ機は、とっても性能がよいらしく
上から、下から、痒いところに手が届くサービスっぷり。
揉んだり、叩いたり、押したりと、芸が細かくて驚いた。
ついでに、マッサージ機に酔ってしまったのにも驚いた。
私は車酔いはしないのだが、船は苦手だったりする。
マッサージ機の揺れと、船の揺れは似ているのかも知れない……

そして夜、さっそくドライヤーを使ってみた。
見た目は、ただのドライヤーで使ってみるまで半信半疑だったのだが
髪を乾かした後の仕上がりが全然違うのだ。
髪の毛の多い人や、髪が広がりやすい人はイイかも知れない。
まとまり感が良くて、感動してしまった。
使用前、使用後の違いをお目にかけることが出来なくて残念である。
そして我が家は私以外、ドライヤーを使う人間がいないので
誰とも感動を分かち合えないのも残念だった。
次に犬を洗った時に、仕上がりの違いを見てもらいたいと思う。

髪を伸ばすのを挫折しかけていたのだが
救世主のように出現したドライヤーのおかげで
しばらくは楽しく髪を伸ばしてゆけそうな気がする。

髪がイイ感じに仕上がって、非常に良い気分である。
今日はHPも模様替えしたりして、なんだか良い気分続きである。
ご機嫌な週末だったので、週明けもご機嫌で過ごしたいなぁ。
気持ち良く寝て、明日からまた頑張るってことで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月03日(火) 辞める気満々……なのに。

今月末の退職を控えて、少しづつ気持ちが盛り上がってきている。
そもそも奈良盆地に三年間も居つくつもりはまったくなかった。
田舎方面への通勤で、平日にしか休めないだなんて
若い娘(3年前は27歳だったし)には、耐えられそうにもない……と。
だがCADスクールを出たばかりの、未経験者が仕事にありつくのは難しく
とりあえず「経験値稼ぎ」のつもりで引き受けた仕事だった。

1年頑張ったら辞めて大阪で働こう……そう思っていたのに
父が入院したり、死んぢゃったり、愚弟が事故ったり、入院したり
うっかり辞める機会を逃してしまって現在に至っている。

決して楽しいことばかりの職場ではなかったけれども
辞めると決まったら、すべてのことが愛しくて名残惜しい。
せめて置き土産でも残していこう……と思ったりして
せっせとお役立ちCADデータを制作しつつ辞める気満々だったりする。

それなのに。あぁ。それなのに。
昨日は帰り際に、課長から目がテンになるような話を聞いてしまった。

ぢつは、白蓮さんの引継ぎに予定していた人に逃げられちゃってね。
今、大急ぎで次の人を探しているんだけど、難しくてね。
良かったら、もう少し期間を延長してくれないかなぁ?
新人さん(24歳女子)1人ぢゃ、まだ仕事にならないだろうし。
有給休暇を使い切ってもらってもいいし。
前向きに考えてみてくれないかな?

………そんなの嫌です。あんまりです。酷いです。
とてもぢゃありませんが、前向きになんてなれません。

とりあえず、その場は、そう言ってしまいたいのを我慢して
「大急ぎで次の人を探してもらうという方向でお願いします」と答えた。
建築士さん達にも話が知れ渡っているらしく
そこ、ここで「もうちょっと一緒に頑張ろうよコール」を受ける。
まるで、ダンボール箱に入れられた捨て犬のような顔をして
「残ってくれますよね? ね?」と言うのだ。
嫌だぁぁ。あんた達のことは好きだが、それとこれとは話が別だぁぁ。

たぶん派遣会社が、早急に別の人を捜してくるとは思うのだが
一刻も早くしてくれないと、引継ぎだって間に合わない。
今、引継ぎ特訓中の新人さんだって、あと1ヶ月足らずで
育ちきるかど〜か、微妙なところだというのに……
なるよ〜になると思うのだが、厄介な事この上ない。
最後はスムーズに気持ち良く辞めさせて欲しいのになぁ。

とりあえずは、次の人が早く見つかることを祈ろう。
日頃の行いが良ければ、万事上手くいくだろう。
「上手くいく」にチョコボールを1箱賭けてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月02日(月) ピョンピョンなわとび。

ここのところ、どうしたものか「身体を鍛えよう熱」が高まっていて
コソコソッと腹筋だのストレッチだのに励んでいるのだけれども
腹筋やストレッチでは「運動したぞ」という充実感に乏しいので
もっと運動らしい運動がしたいと思ったのだが
夜に1人でジョギングってのは危険だし
そうかと言って早起きは自信がないので
とりあえず手近なところで「なわとび」をすることにした。

私はスポーツは全般的に苦手なのだけれど
なわとびだけは人並みに出来る自信があるので、これなら大丈夫かと。
なわとびなら、自宅の前の道路でできるので夜遅くでも安心だし
お風呂に入る前なんかに、ちょこっと外に出て跳べば良いのだから
苦もなく続けられるんぢゃないかと……

で……
100円ショップで、小学生が使うようなビニールのなわとびを購入した。
商品名は『ピョンピョンなわとび』という。
子供騙しちっくな、ナイスなネーミングが小粋な感じ。
蛍光オレンジが目に眩しくて、持ち手のところには名前を書く欄があった。
闇夜にも明るくて良いかも知れない……という逸品。
なわとびは私しか使いそうにないので、名前は書かずに早速、跳んでみた。

20回くらいは余裕で跳べるのだが、その後が続かない。
だんだんリズムが狂うようになってきて、引っ掛けてばかり。
二重跳びにいたっては、2回しか跳べなかった。
ムキになって頑張ってみたおかげで
ノーマル跳びは、なんとか100回連続で跳べるようになったが
当たり前に出来ていたことが、出来なくなっていたってのは
なんだか、ちょっぴりショックだった。

いつまで続くか疑問だが、もしも挫折しないで続けることができたなら
年末までには、ちょっとした、なわとびの達人になっているかも知れない。
ちょっと残念なのは、なわとびが上手に跳べるようなったからといって
自慢する場所がないことである。
近所の小学生相手に、なわとび自慢をする訳にもいかないし。
だいたい自慢とか、ど〜とか言う問題ぢゃなくて
なわとびは、体力づくりのためにはじめるのだが。

とりあえずは、長く続けていきたいなぁ〜と決意してみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年09月01日(日) スキンヘッドの姫君

私には「死ぬまでにスキンヘッドを体験する」という野望があるのだが
今日は奈良盆地、某駅のホームでスキンヘッドの女性をお見掛けして
ひじょ〜にトキメイテしまった。

スキンベッドの姫君は、20代後半から30代前半くらいの年齢の人で
洒落たキャップをかぶって、タンクトップにジーンズ姿。
首には携帯電話。腕にはブレスレット。
おおよそ「ごく普通のOL」というタイプではなくて
劇団員か、そうでなければ音楽でもしていそうな雰囲気で
めちゃめちゃ「いい身体」の女性だった。
↑「いやらしい身体」ではなく「いい身体」である。誤解のないように。
肌はいい感じで焼けていて、上腕筋が非常にセクシーで
スキンヘッドが格好良く見えるタイプの素敵な女性だった。

あんなスキンヘッドなら、街中を歩いていてもオカシクないし
オカシイどころか、人目を引くほど素敵だし
私もあ〜ゆ〜スキンヘッドになりたいなぁ……と思った。
もっとも会社勤めをしている間は、できる髪型ぢゃないけれど。
いくら、転職するといっても、結局はどこかの会社で働くのだから
しばらくは、スキンヘッドにできそうもないなぁ。
↑仕方がないので、今はロングヘアーを目指している。

女性らしいとか、美しいっていうのは、おのずと滲み出てくるのだろうか?
スキンヘッドの姫君は、坊主頭でもセクシー&ビューティフルだった。
見習いたいなぁ。あぁいう人を。

それにしても、今日も「いいもの」を目撃できて良かった。
ビジュアルが優れている人は、世の中の宝ですなぁ。
とりあえず「いい身体」を作るべく、腹筋とストレッチに励むことにして
今日の日記は、これにてオシマイ。


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