白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年03月31日(日) 櫻。さくら。桜。

今年は桜が早かったですね。関西では今が盛り……って感じです。
あとは散りゆくばかりなり…ってな風情で
まだ4月にもなっていないのに、ちょっとサミシイような気が。

日本人ってば桜が好きですね。
音楽にも、文学にも、絵画にも桜をテーマにした作品は多いですし。
おかげで「桜」って言葉を聞いただけで色々と連想しちゃったりして。

桜の木の下には死体が埋まっている…とか
死ぬ時は桜の木の下が良いと言った西行さん…とか
『未来日記』で有名になった『桜坂』…とか
横山大観の日本画…とか
ゲーマーだった頃、夢中になってプレイした『サクラ大戦』…とか
休業しちゃった坂本冬美の演歌『夜桜お七』…とか
花より団子の『桜餅』…とか

桜って花は、なんてったって「いやらし系」のイメージが似合うので
桜の木の下を歩いていると、どうしたものかムラムラしちゃったりして
なるほど死体が埋まっていても不思議ぢゃないよね…なんて。

色々と妄想したりして愛でると、楽しさも倍増…ってな桜ですが
やっぱり桜は『入学式の花』というイメージがあります。私。
日本は南北にひょろりと長い国なので
『桜=入学式』という関係は成り立たない場合もあるのですが
ピッカピカの1年生と桜…って取り合わせが、いっとう好きです。
なんちゅ〜か「祝ってるよ。祝われてるよ」って雰囲気が好きなんですなぁ。
ランドセルでも、学生服でも、スーツでも
新入生は可愛くて、それも「期間限定」だったりするから可愛さ倍増。
みんな、そんな道を通ってきたのだろうけれども
通ってる時は、そんなの分からない訳で……

それにしても、新しい門出ってのはメデタクて良いです。

入学式まで残っているといいのになぁ。桜。
↑無理なものは、無理ってモノですが。

もうちょっとだけ頑張って咲いてて欲しいなぁ〜
などと、桜に思ってみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月30日(土) もうすぐ半年。「ありがとう」と戯言と。

なにげに3月。なにげに月末。なにげに年度末。
特別な事が無くたって、なにげに時間は過ぎてゆく訳で……
ボーッとカレンダーを眺めていて気付いたのだけれども
4月に入ったら、私、エンピツ・デビューして半年になるみたいです。

きゃぁ〜。おめでと〜。きゃぁ〜。ありがと〜。
↑少し気が早いけれど自分でお祝いしてみる。

思えば書き始めた頃は「いいんだ…1人でボソボソ書くんだ…」
とか思っていて、こっそり「ポエマーまがいの物」を書いていたのに
根っからお調子者の私が「こっそり」を貫けるはずもなく
読んでくれる人がいるってことに気がついたとたん
なんだか元気出てきちゃって、掲示板まで付けちゃったりして
その上「内緒にしておこう」と堅く誓ったネット知人に知らせちゃったりして
調子に乗ってリアル知人にも知らせちゃったりして
なにやら楽しく半年が過ぎてしまったような気がします。

半年分をザーッと思い返してみると我ながら愚痴が多いのに吃驚。
そう言えば、デビューした時は「日常/生活」ってジャンルだったのに
あまりにも愚痴だの、暗いネタが多かったので
ジャンルを「苦悩/悩み」に引越してきたのでした。
エンピツ・ユーザーの中には「苦悩/悩み」のジャンルは
なんだか嫌いなのねぇ〜って方も多いようですが
私の場合は引っ越ししてきて大正解でした。
書きたい事を、のびのび書けましたから。
なんか…こぅ…許容量が広いって感じが楽チンだったりする訳で。

私が書く日記は、そろそろジャンルの領域から逸脱してるかなぁ〜
……とか思ったりもするのですが、居心地が良いので
なんとなく、居座らせていただいてます。

それにしても半年を振り返っての感想となると
今までやってこれたのは、みなさまのおかげです。ありがとうございます。
……なんて陳腐な言葉しか浮かびません。
どうもボキャブラリーには乏しいようでして。

根性ひん曲がりモードではじめた当初から、お付き合いくださっている方…
小さな足跡をたどって、遊びに来てくださった方…
「ウフフの秘密」を笑って受け入れてくれたネット知人・リアル知人…
うっかり「検索」から迷い込んでこられた方…
「愚痴日記」や「駄目日記」を読んで訪ねてくださった方…
今、これを読んでくださったいる方に感謝の気持ちを捧げます。
で、もって……半年後、1年後にも
これと似たような日記を更新できるとイイなぁ〜なんて。

いや。なに…「半年記念日」は1週間も先なのですけれどね。
1週間後の今、同じテンション、同じ気持ちを持っているかは激しく疑問で
「愚痴炸裂日記」とか「怒り心頭日記」とか「ちょっと笑っちゃった日記」とか
うっかり書いてしまいそうなので、思い立ったが吉日とて
早過ぎるのは承知で「ありがとう」を書かせていただきました。

ではコレを読んでくださる「あなた」に「ありがとう」を捧げて
今日の日記は、これにてオシマイ。

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<番外編>
ある程度の期間、日記を続けて良かったと思う事の番外編。
過去の馬鹿さ加減の記録が遠い向こうに行ってしまったってこと。
よく考えてみると、毎日、馬鹿を塗り重ねて暮らしているような気も(笑)


2002年03月29日(金) 『幼な子われらに生まれ』〜ウザイくても格好イイ男〜

『幼な子われらに生まれ』 重松清 幻冬舎文庫 を読んだ。

重松清の作品は、今までも何度か挑戦したことがあったのだが
どうしても彼の描く人間には好感が持てなくて
私の中では「あまり好きになれない作家&作品」だったのだが
今回のはイケた。グッときたので感想など書いてみようかと思うほどに。

「現代社会で、ありがちな、ある家族」の物語で
主人公はバツイチのお父さんなんである。
お母さんはバツイチで2人の子連れ。
その夫婦に新しい子供ができて、他にも色々と問題があって
……などという、身近なところで聞いたことがあるような
ひょっとすると、ご町内に1軒くらいは、あるかもね…ってなご一家。

お約束通り、地味なながらも次から次へとトラブルが発生する。
そのたぴに、お父さんは悩んぢゃうんである。
正直なところ、彼が悩む姿はウザイ。
現実の辛さから目を背けるために風俗店へ走り
「赤ちゃんプレイ」でストレスを発散しちゃったりするような
そんなに立派ではないお父さんなんである。

いつもならウザイなぁ……と思ってしまう展開なのだげども
この作品は、ウザイお父さんに好感が持ててしまったのだ。
それどころか格好良くさえ見えたのだ。
悩む姿が、一直線で、ちゃんと自分なりの考えひねり出して
「よし。これでいい」という方向を見つけていくという
地味ながらも極めて前向きな人間だったからだと思う。
ままならない生活の中で「よし。これでいい」と思うのは
案外、ムツカシイ事ではないだろうか。
納得するということは、妥協したり、諦めたりするのとは決定的に違う。

納得して生きようとする主人公はウザくても格好イイ。

この作品の中で、私は主人公に好感を持ったのだけれど
主人公の導師的な役割を受け持った風俗嬢には「女惚れ」してしまった。
彼女もまた「納得」して生きる人であり
その上、強く、逞しく、心優しい女性なのだ。
『ハリネズミのジレンマ』を語った彼女の言葉は心に染みた。

バラバラになって凍えて死ぬより、くっついて死んだ方が幸せ。
死にたくないなら、ちょっとだけ寒かったり、痛かったりするのを
我慢していけばいい……だなんて、あなた。
ちょっと格好良すぎ。女っぷり良すぎぢゃないか。

人物の描き方、脇役の配置、伏線の張り方、物語の掘り下げ方
それらの要素が、ちょうど良いバランスで成り立っていて
とても、よく出来た小説だと思った。

久しぶりの「マイ・ヒット小説」について語ってみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月28日(木) ジャムを作る。

昨日と今日。火曜と水曜。休日だというのに駄目駄目だった。

あっちゃ、こっちゃに桜が咲いて……
その足元には雪柳が咲いて……
愚弟の経過もイイ感じで……
顔に出来たブツブツも撤退して
イボ治療も追い込みに入り……

文句の付けどころのない素晴らしい日々を迎えたというのに
どうしたものだか、シャキッとしなくて
読書にも集中できず、ゲームにも熱中できず
ネットを散策しても、よそ様ん家に書き込むこともせず
↑「おや私の家には来てたけど」なんてツッコミは受け付けません。
マイ・ブームであるスーパー・ドルフィーの写真があるHPを
うろうろと渡り歩いて、賛嘆の溜め息をつくばかり……

そんな駄目駄目な時間を過ごしていた。

駄目駄目な時は、何をやっても駄目駄目なのだ。
特に、脳味噌の活動が要求されるような事は、まったく駄目。
こ〜ゆ〜時は単純作業に身を任せるのがイイよね……と
なんとなく思い立って林檎ジャムを作ることにした。

近所の婆様から、愚弟のお見舞いに戴いた林檎が
もう、駄目になりかけていたのだ。
ほうっておいたら、緩慢に腐っていくばかり……という風体の
ちょっと、痛みかけた林檎の皮を3個ばかり剥いて
痛んだ場所を取り除いて、せっせと摩り下ろし
鍋に林檎と砂糖と蜂蜜をブチこんで
ぼんやりと、木ベラでかき混ぜながら林檎を煮詰めていった。

外は雨。けだるく降りしきる雨。
甘ったるい匂いに満ちた台所。
BGMはフォーレのレクイエム。
「鬱陶しく訳の分からんフランス映画」のようなシュチュエーション。

あまりにも出来すぎた感じがしなくもないのだけれど
こんな気分の日に……
外は日本晴れ。雲ひとつ無い素っ頓狂な青空。
イカナゴを煮付ける醤油の匂い。
BGMはサウンド・トラック『ムトゥ・踊るマハラジャ』
「間の抜けたお笑いマンガ道場」のようなシュチュエーション。
……では、イケナイのである。なんとなく。

駄目駄目な時は、駄目駄目な気分に浸るのもイイかも。
……とか、なんとか思いながら煮詰めて、煮詰めて
林檎ジャムはツツガナク完成した。
温かい林檎ジャムをバニラ・アイスに乗っけて食べたら美味かった。

いいかもしんない♪

明日の朝はトーストに林檎ジャムだ〜〜
……ってな感じで今日の日記はこれにてオシマイ。

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隠居の身になっら、ジャム屋になろうかと思う。
小さな店を建て、店先に白い木蓮の木を植えて。
毎日ジャムを煮て、ジャムを売って暮らすのも悪くないかも。
その暁にはジャムおばさんと呼んでください。
ジャム屋の名前は「ジャムおばさんのジャム工房」
建設予定地はジャムおじさんのパン工場の隣りです。
妄想が暴走……ホントこの辺で止めておかねば(笑)゜


2002年03月27日(水) 従姉弟の結婚。応援しちゃうな。私は。

その日、乙女な母はいつになく大興奮していた。
いったい何があったのかとたずねたところ
弟と同い年(24歳)になる従姉弟が結婚を決意したのだとか。
男性の24歳となると、まだ少し若い気もするけれど
早すぎるという訳ではないし、メデタイことだと私は思ったが
従姉弟の結婚はどうや家族から祝福されていないらしく
その事について乙女な母は興奮していたのだった。

乙女な母は「結婚が反対されている理由」を当ててみろと私に言った。
結婚なんて当人同士が良ければ、それでイイんぢゃない?
……と私は思っているのだけれど
とりあえず世間的に「反対されがち」な理由をいくつか考えた。

出来ちゃった結婚とか?
彼女の方が従姉弟より、ひと回り以上年上とか?
彼女ってば子供を3人くらい連れているとか?
外国人で、まったく言葉が通じないとか?

しかし私の予想は、まったくカスリもしなかった。
そして私には、それ以外に「反対する理由」なんて思いもつかず
乙女な母から経緯を聞くことに。

なんでもお相手の娘さんは、従姉弟とは高校時代からのお付き合い。
彼女は母子家庭で苦労して育ってきたそうな。
母上が脳腫瘍で余命いくばくもなく寝たきりで
彼女が付きっきりで介護にあたっているらしい。
彼女と母上の生活は、先に嫁いだ姉と
母上の恋人(独身男性。母上とは別居)の援助で成り立っているらしく
従姉弟と、彼女のデートは、もっぱら従姉弟が彼女の家へ通っていたとか。

どうも従姉弟の家では「母子家庭」「病気の母」「母に恋人がいる」
……というあたりが気に食わないようなのだ。
私にしてみれぱ「なんで?」としか言いようがない。
むしろ私なら彼女の母上がご存命のあいだに
娘の花嫁姿を見せてあげたいと思うのだが……
どうも従姉弟の家では、歓迎されない結婚のようだ。

自分の従姉弟のことをコキ下ろすのは、どうかと思うのだけれど
従姉弟は、ちょっとチャラチャラしたところのある子で
本命の彼女以外にも熱心に「つまみ食い」なんかしちゃう子なので
私はてっきり、適当な年齢まで遊ぶだけ遊んで
遊んだ娘の中から、条件の良い娘と結婚するんだろ〜なぁ〜
……などと勝手に思っていたので、今回の結婚話で
「あんがいイイとこあるなぁ」とて従姉弟を見直してしまった。
まだ遊びたい盛りの今、結婚を決断したのは大したもんだと思う。

それにつけても叔父夫婦の反対理由はイヤな感じだ。
見栄や世間体ってのもあるだろうが
若くして親の介護ができる娘と息子が結婚したならば
自分達だって安心して老後を送れると思うんだが……
立派に成長した息子の男気を誉めてやれんのか。おい??

従姉弟には頑張ってもらいたいななぁ〜と思う。
少なくとも、私と、乙女な母と、愚弟は従姉弟の応援団だ。
愚弟が退院したら、若者だけで飲みにでも行きたいと思う。
その時は散々、冷やかしてやりたい。

頑張れ。男だぜ。格好イイぜ。ヒュー・ヒューだぜ!!

従姉弟へ熱いエールを送ってみたところで
今日の日記はこれにてオシマイ。


2002年03月26日(火) 「スーパー・ドルフィー」〜趣味人への賛歌〜

今日はテンション高めです。イイもん見つけて興奮気味なのです。
私、フィギュア人形だの、ビスク・ドールだのリアル系の造形物が好きで
先日、ちらりと、そんな話を日記に書いてみたらば
掲示板に遊びにきてくださる方から
「スーパー・ドルフィー」なるものの存在を教えていただき
なんとなく「ツボ直撃レーダー」が反応したので調べてみました。
スーパー・ドルフィーは「関節球体人形」といって
リカちゃんや、ジェニーちゃんをバージョン・アップさせた上に
関節が自由に動かせて、ポーズが作れるという人形でした。

スゴイです。美しいです。感動です。

言葉では伝えられないので、ぜひココへお立ち寄りくださいませ。
↑ちょっと「重い」かも知れないです。画像が多目なので(^^ゞ
「気持ち悪い」って思ってしまう方もおられるかとは思いますが。
ご紹介したお人形はスッポンポンなので、
服を着た姿をご覧になるとイメージが変わっちゃうかも。
着飾ったらこんなに素敵になっちゃいます。着飾ったイメージは
ココを観ていただけるとイメージがお伝えできるかも♪

あまりにも私のツボだったものですから
昨夜はスーパー・ドルフィー関連のHPを、彷徨い歩いておりました。
素人目に映るソレは奥が深く、興味深く、底の深い世界のようです。
人形の衣装といってもロリータ系、SM系、和服にカジュアルと様々で
それら全てが「手作り」だったりして
メイクや髪型まで、いぢれちゃったりなんかして
スーパー・ドルフィーの作家さんもいらしたりして
人形も、少女だけではなくて、少年もあったりなんかして
ハマってしまう人の気持ち、よ〜く分かりました。

このテの世界って、ちょっぴり倒錯気味な部分はありますが好きなのです。
ただ私の場合は「手芸が苦手」だったりするので
「見てるだけ」の領域から踏み出すことはなさそうだけれど。

趣味と実益が直結している趣味ってのも良いですが
なんの実益もなくて、誰かに賞賛されるのが目的という訳でもなくて
ただ「好き」という気持ちが結晶化したタイプの趣味を持つ人には
心から賞賛の拍手と「趣味人」の称号をお贈りしたいです。
↑私が贈る賞賛や称号なんて「いらねぇ」って感じか知れないですが。
趣味に限らず「極める」まで突撃していく人ってスゴイと思うのてす。

スーパー・ドルフィーを購入して、パーツを集めて
洋服を作って、写真を勉強して、カメラを買って……
次々とステップを踏んで、あの世界を作っていかれたのですねぇ。
ちょっとマニアックな世界かも知れないけれど
でも、そこへ追求していく魂の熱さに惚れてしまいました。
↑私自身、人形好きなので、贔屓目は多いに入っていますが。
はぁ〜……思わず、溜め息が出てしまいました。

熱いハートってのは、人の気持ちを揺さ振ります。

私の趣味は「読書」ですが「趣味人」に徹するほど読めているかと言うと
ぜんぜん、そうでもなかったりして
「映画」や「芝居鑑賞」にしても胸を張れるものではないの
その道を極めた「趣味」だの、身を投げ打って打ち込む「趣味」だの
そういった類の「趣味」を持っておられる方には敬意を感じてしまうのです。

目に見えて役に立つモノは、素晴らしくて同然なのだけれども
役に立たないように見えるモノゆえにたらす感動があったりして
じつは「こっそり」人生の役に立っているなぁ〜ってトコがツボなのです。
私の場合は「ビジュアル系に弱い」ので
今回ご紹介した「スーパー・ドルフィー」に過剰反応したのですが
どんな趣味だって、ある程度まで極めれば「スゴイ」と思ったりして。

やっぱ生きてて良かった…って思います。
ネットって、素晴らしい〜〜…って思います。
知らないこと、出会わないことが、世界には、まだまだあるのですね♪

今日の日記はハイ・テンションを保ちつつ。これにてオシマイ!


2002年03月25日(月) そうだったのか……

人間には恋愛感情とは別の次元で
「なんとなく好き」とか「なんとなく苦手」とかいう感情があって
自分が好きだと思っている人からは、自分も好かれている場合が多いし
逆の場合だって同じだったりする訳で。
友人関係だと私の場合
「嫌いな人とは付き合わない」ので関係ないのだけれど
職場での人間関係だと、如実に「好き」「苦手」があったりする訳で。

まわりくどい前置きは、この辺にして本題に突入。

私の生業である建築CADオペレーターって、お仕事は
大変な事もありますが、何かと「ちやほや」してもらえるポジションです。
特別な技能を持っているから…ってな訳ではなくて
そこそこソフトが使えて、まずまず仕事が出来る人間であるならば
「仕事慣れした人間の方が使い勝手が良い」というだけに過ぎなくて
「長く勤めてね」「辞めないでね」なんて言葉は
日常的挨拶なんですよねぇ…ってな認識を持って
それでもお給料を戴いてる手前「使えるCADオペレーター」を目指して
コツコツ勤めている毎日だったりします。

そんなこんなで「ちやほや」されるのには慣れている訳なのですが
ちょびっと普通以上の「ちやほや」してくれる上司がいるのですよ。
これがまた管理職クラスの人だったりするのに
何くれとなく愚弟のことまで気に掛けてくれたり……
残業で終電近くなったら車で駅まで送ってくれたり……
↑これに関しては他の設計士さんにもお世話になっているのですが。
「私ががココにいるまでは辞めんといてなぁ」なんてセリフが口癖で
そりゃぁ、もう痒いところに手が届く「ちやほや」っぷり。

管理職ともなると末端の人間にまで気を遣って大変ですなぁ
たかがCADオペレーターったって、仕事慣れした人間探すの大変だしなぁ。
人材管理ってのは、やっぱ気配りが肝心なのねぇ。

……とか、なんとか思いながらも「素敵なオジサマ系上司」から
ちょびっとだけ特別な扱いを受けるのは、ちょっとイイ気分だったりして
私も、それなりに「なんてイイ人だろう」とか思っちゃったりなんかして
仕事人として必要とされている実感を噛み締めたりしながら
昨日も残業の後、車で駅まで送ってもらったりなんかしたのですが……
私が上司に対して感じている「好き」と
上司が私に感じていた「好き」は大きく違いがあったことが判明。
↑もっと早くに気付けよ私。って感じですが。

そうですか……そ〜ゆ〜事情だったのですか。
私はちっとも存じ上げておりませんでした。
いやはや。まったく。かたじけのうございます。

実害のあることをされた訳ではなく、上司はあくまで紳士的でしたから
大騒ぎするような問題ではありませんし
私自身、ピュアフル・ハートを持った新入社員って訳ぢゃないので
特別、驚くことでもありませんし
「仕事のできる素敵オジサマ系上司」から好意を持たれているってのは
ある意味において、悪い気はしないのだけれど

そうか……そうだったのか……

「使えるCADオペレーター」として珍重にされていると思っていたのに
そうでない意味で珍重されていたって事実には脱力してしまいました。
仕事人としては、ガッカリな事を知らされてしまった…ってな感じ。
擬声語で表現するなら「ワハハ」とか「トホホ」ではなくて
「ナハハ」ってあたりが、しっくりくるような。
どうやら、私、仕事面では相当な「鼻天狗女」だったようです。
転職した当初は「お給料を戴いて勉強させてもらってます♪」
なんて謙虚な心があったのになぁ。

使えるCADオペレーターへの道は遠いようで。

ちと気合い入れて勉強せにゃならんかのぅ……などと思いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月24日(日) 悪意のある「笑い」や「好奇心」は人を貶めると。

書こうかな…どうしようかな…と思ったりしたけど
やっぱり書いちゃお〜っと。今日も何やらウザいネタ。
……って言うか、やっぱり書かずにはいられなかった…って感じ。

関西人だから……って訳ぢゃないと思うのですが
私は「お笑い」が好きです。
青空のように毒の無い「笑い」も好きですが
キツイ系と言うか、毒のある「笑い」も、これまた好きだったります。
イイ趣味だとは思いませんが「人を貶める系のネタ」で笑ってしまうのは
人間の本能と言うか、業と言うか、そんな感じのモノだと思うのです。
ビートたけしにしても、ダウンタンウにしても
「貶め系のネタ」って多いですしね。

身体はって笑いを取ったり、自分を貶めて笑いを取るのは
「いいこと」とか「悪いこと」とかは抜きにして「笑い」の基本型だと思います。
だからこそ、芸人と呼ばれる人を尊敬するし、憧れたりする。
広い意味で言うならば
自分の失敗を披露したりするのも「笑い」を取る手段ですし。
↑私自身は「芸人志望」なので、よく使う手段だったりすます(笑)

ですが……

「人を貶める系の笑い」が笑いとして成立するのは
その人がプロの芸人さんだったり(それでも痛いなぁ…って時はありますが)
その人が自ら望んでいる場合だけだと思うのです。
そうでない場合において「人を貶める系の笑い」を使うってのは
キッパリ、ハッキリ嫌いですし、憎悪さえ覚えます。

「悪い意味での笑い」や「悪い意味での好奇心」は認めます。
……って言うか、私自身、そっち系の好奇心は旺盛です。
正直なところ、多いにある……って言っても良いくらいです。

だからって、それを公にしたり、サラシモノにして良いかというと
それは、また別の問題だと思うのですよ。
まだ発展途上の若い人が、そ〜ゆ〜行動に出るのは
ある種の通過儀礼的な物として受け止められるのですが
ある程度、痛い思いや辛い思いを体験した大人が
偉そうに説教したり、悩んだフリをしたりしている大人が
平気で、かつ無神経に、楽しげに
「人を貶める系の笑い」に興じているのを目にするとキレちまうんです。

人間ですから、感情や思考の行き違い…ってのがあるのは理解できます。
ですが意識的に「人を貶める行為」をするのは別問題だと思うのです。
自分には受け入れられない思考や、感覚があったり
追求しちゃ駄目だって分かっているのに好奇心が押えられなかったり
……そんな気持ちって分からなくはないのですが……

それって、人間として、どうよ?

たとえるなら……「いじめ」があった後の学級会で使われがちな
「私達に悪気はなかったんですが
 そんな風に思われたって事は結果的には悪かったのかも知れません」
のような言い逃れにしか思えないんです。私には。
人の個性や主張を認める器量のない人間は
自分の個性や主張をも汚しているんぢゃないかと思ったりします。

「悪い意味での笑い」や「悪い意味での好奇心」ってのも
決して醜いものだとは思っていないのですが
それを曝け出したり、他者への攻撃へ向るのは最低だと思います。
ましてや、それを笑いのネタ、話のネタにするなんて
人間として、下の下だと思います。
……って言うか、感情とか、感覚とか、思考とか、あるのかさえ疑問です。

「悪意はないんです」
なんて言い訳は立派な悪意だと思うのです。

今日は屁理屈言いまくりですが、でも言いたかったのですよ。
楽しく生きる手段なら、基本的には、何をやってもOKだと思ってますが
あくまでも、それは基本的には……って、お話な訳で。
基本が分かってない人って多いような気がします。

あんた、いったい、なに様なのさ?

言いたいことを「ちょっとだけ」書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。

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今日の日記は『エンピツ日記』で親しくなったり
その他、私が親しく関わる方を揶揄するものではありません。
ちょっと、そんな場面を目の当たりにして(ネットかリアルかは内緒)
個人的に怒り、そして日記に書いてみただけに過ぎません。
あくまでも私個人の覚え書って事で悪しからず。


2002年03月23日(土) 彼岸の人と、こっちの人。小猿はいやん。

今さら……って感じですが21日は「春分の日」だったんですね。
仏教徒的に表現するなら「お彼岸」ってヤツですなぁ。
自慢じゃありませんが、仏教系、キリスト教系の学校出身のだっりするのに
宗教活動には熱心ではないもので、頭のスミにもありませんでした。

ちなみに我が家は「お彼岸期間」には愚弟が入院中だったりするので
ちょっと早めに、お坊さんに来てもらったようです。
↑私は仕事だったので、ちっとも知りませんでした。
お向いの婆様から「お供え」を戴いてハッとした次第であります。

一般的には「おはぎ」食べる日だったりするんでしょうかねぇ。
↑これは、これで不謹慎発言?

「お彼岸」にしろ「お盆」にしろ「○回忌」にしろ
どうも真剣に取り組む気にはなれません。
それなりに義理とか人情はあるつもりなので
親戚やなんかで、そのテの行事があれば、できるだけ参加はします。
でも、それって「主催者が喜ぶから」参加しているだけであって
厳粛な顔をして手を合わせても、お線香を立てたりしても
夢うつつと言うか、心ここにあらずだったりします。
せいぜい私が考えている事と言ったら……
あっ。このお坊さんの頭の形って素敵♪ しかも男前だし♪
……ってなレベルなのです。脳味噌の構成に問題アリかも知れません。

彼岸の人より、こっちの岸に並んで立ってる人の方が大切ですから。

こっちが、よろしくやっていれば
あっちの人だって、それなりに思ってくれるんぢゃないかなぁ
……なんて思っています。
こ〜ゆ〜のって、日本人的無宗教…ってところなんでしょう。きっと。
とりたてて宗教活動はしなくても
「故人を思い出す」って事が大切なのかも知れないですね。
まぁ、行事に引っかけなくても
思い出の品…とか場所…とか季節…でも良いとは思うのですけれど。
……とまぁ、とりとめのない「お彼岸話」はこの辺にして。

愚弟の手術はメデタク成功したようです。
これでオシマイではなくて、まだ先へと続いていく訳ですが
まずは、ひと安心。乙女な母はお疲れさま。
心配してくださった方、ありがとうござます。

では、今日の日記は、これにてオシマイ。

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日記とは関係ない話なのだけれども、ちょっとだけ付け足し。
なんだか髪をバッサリやっちまいたい気分(失恋したとがぢゃないです)

「ザクッといってください。イメージは小猿…って事でお願いします」

……とか注文して。
猿もイイ。言葉通じないのはどうかと思うけど。日記も書けないし。
だけど同じ言語を持つ人間同士だって、ちゃんと言葉が通じてるのかどうか?
……エェ年した大人なのに、なに、こっぱずかしい事を書いてるんだか。
これ以上、墓穴を深くしないうちに退散。退散。


2002年03月22日(金) 買っちゃった♪

それなりに幸せだった3連休もオシマイ。明日は愚弟の手術日。
嫌だろ〜が、なんだろ〜が、泣こ〜が、喚こ〜が
明日から、また「仕事&病院色の日々」なのです。
自宅と仕事と病院が生活の全てだなんて、寂しすぎです。
ほとんど尼僧のようです。禁欲的過ぎです。地味過ぎます。
でも、それが現実なんです。

あぁぁぁ。私ってば、私ってば、なんて可哀想。

……って事で、前倒しで自分にご褒美を買っちゃうことにしました♪
↑自分を甘やかすのって大好き。

ず〜〜っと欲しくてたまらなくて、恋焦がれていたのに
「ちょっと贅沢かなぁ」とか思っちゃったりなんかして
ず〜〜っと我慢していたモノを買っちゃうことにしました。
私が買っちゃったのは
こんなの。←ここをクリック。
ココで買った訳ぢゃないですが適当な画像が見当たらなかったので。

うへへへへっ。ちなみに私が買ったのはLLサイズ♪
大きいです。「むぎゅっ」としてもあまりあるほど大きいです。
29年も生きてきて自分のために「ぬいぐるみ」を買ったのは初めて!

私、もともと「ぬいぐるみ」よりもリアルな人形とが好きだったりします。
↑人から戴いた「ぬいぐるみ」は大切にしていますが。
リカちゃん、ジェニーちゃん、という遍歴を経て
いつか遠い日に実現させたい野望はアンティーク・ドールの購入。
↑「恋月姫」の人形(今は手が出せないけど)を猛烈に愛していて
同じ造形物でも身体に毛が生えたヤツラより
人間ちっくなヤツラの方が好きなのです。私。
そんなこんなで「ぬいぐるみ」には興味が無かったのですが
バムセだけは特別だったのです。

バムセったら、ブタだし、おケツが激ラブだし♪
肌触りが最高で「むぎゅっ」とすると、たまらなく幸せ〜〜なのです。
本当は「特大」が欲しかったのですが
店頭には無かったのでLLサイズを買いました。
↑「特大」だと本気で置くスペースが無いという説もアリ。

ちなみに、私が買っちゃったバムセは
大好きなアニメ『未来少年コナン』に登場したブタの名前を頂戴して
「うまそう」と命名しました。食欲をそそるブタではありませんが
やわやわで気持ち良くて、プリティ・ファイヤーなブタであります。

さてと。明日から1週間だ。頑張るぞったら、頑張るぞ。
そんな、こんなで、今日の日記は、これにてオシマイ。

*******************************

愚弟が入院している間……
私は密かにプレステ2で『シーマン』を育成しようと企んでいたのに
愚弟はプレステ2を病院へ持って行ってしまいました。
酷い……プレステ2の所有権の半分は私のものなのに(泣)
「ぢゃぁ、コレ、かしたるからPCで遊んだら?」
愚弟が貸してくれたのは『プリズムハート』っていう
ライト・エロ系のギャルゲーでありました。
「なんか違う……」と思いつつ、今日から少しづつプレイ開始。
↑それでも元・ゲーマーなのでプレイしはじめると真剣だったりします。
1年以上ぶりにプレイするゲームがギャルゲーかぁ……
ちょっぴり世の無常を感じてしまった休日でありました。


2002年03月21日(木) ネタバレであり、私信であり、愚痴でもあり。

今日はネタバレとも私信とも……あるいは愚痴でもある、お話をば。
正直なところ、すげ〜〜〜つまんない話です。
………って言うか、私も書いてて、すげ〜つまんないし。

大丈夫デスとか。
頑張ってマスとか。
ぼちぼちやってマスとか。

お得意の言葉がイマイチしっくり出てこない……

そんな日もある訳で。今日は手抜きって事です。えぇ。
いや。なに。落ち込んでるとか、そ〜ゆ〜訳でもないんですけどね。
まぁ、たまには手抜きとか……そんな感じで。

「忙しいって言ってるのに、日記なんて書けますね」
……など、いくつかの質問をメールで戴きました。
それについては、メールでお返事するのが筋ってものなのですが
お返事したメールが戻ってきてしまうのでココで……
ゆえに、今日のは日記はネタバレ&私信なのです。

えっとですねぇ。日記を書いている時間についてですが
基本的にウィークディの日記は「昼休み」にザカザカ書いて
帰宅して少しだけ加筆して更新してます(何も触らず更新する事もアリ)
ですから日記に費やしている時間は15分〜20分くらい。
だからこそ帰宅して速攻で日記更新できる訳でございますな。

もちろん、昼休みに書いて「あとは更新だけ」になっても
日記を書いた後や、帰宅してネット繋いだ後で
「熱く」何かを思うことがあったりすると
昼休みに書いたヤツを「ボツ」にして
書き直しちゃったりする事だって多々あります。
↑そんなボツ日記はPC内でドカドカと死蔵されゆくのです。

それと、もう1つ。
日記のテーマは「私のその日の気分次第」なので
真面目な話もあれば、ど〜でもイイような話だって書く訳です。

生きること。死ぬこと。
病院とか、介護とか、家族にまつわる困り事とか。
読んだ本の感想とか。
仕事の仲間の馬鹿話とか。親指にイボができた話とか。
そんな事も、あんな事も
「生」で生活している私にとっては
それって、ぜ〜〜んぶ同じ次元で存在しているんです。
真面目に考える事もあれば、スケベな事とか、アホな事とか
ぜ〜〜〜んぶ1つの脳味噌から発生した事柄なんです。

日記のネタが、あっちこっちに分散しているので
テーマ別に分ける方がスマートだと思ったりしますし
読んでくださる方にも親切かなぁ…なんと思ったりもするのですが

なにしろ素人の書く日記です。
エッセイぢゃありませんし、プロの仕事ぢゃありません。
お金をいただいて物を書くなら、いくらでもサービスいたしますが
そ〜ぢゃないので、私の好きなよ〜にしか書きません。
誰に、ど〜言われたってスタイルは変わりませんし、変えません。

そんな訳なので私の中で特別な心境の変化でも起こらない限りは
「なんとなく・そんな感じ」で書いていくと思います。
まぁ、そんな訳ですが、今後ともヨロシクお願いします。

では、今日の日記はこれにてオシマイ。

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最期に1つだけ……1つだけ書かせてくださいまし。
こんな言い訳に貴重な時間とかスペース使うのって
すご〜〜〜く嫌なんだよぉぉぉ。がお〜〜〜〜っ!!!
↑叫んでみて、ちょっとスッキリした模様。


2002年03月20日(水) それでも、なんだか駄目なんです。

駄目なんです。とにかく駄目なんです。

♪だって なんだか だって だって なんだも〜ん

愛の戦士キューティー・ハニーぢゃありませんが
だって、なんだか駄目なのです。

大好きな白い木蓮の花を見ても
春の日差しを満喫しても
それでも、なんだか駄目なんです。

だって……

季節の変わり目で、顔にブツブツが出来ちゃってるんです。
えぇ。だからって酷いアレルギーとか、そんなんぢゃないんです。
昨年も、一昨年も、今の時期は肌のトラブルに遭遇するのです。
昨年など、思い余って皮膚科へ相談に行きましたが
「心配しなくても大丈夫です」と太鼓判を押されてしまいました。
実際、大丈夫だったんです。
昨年は、時期がきたら、笑っちゃうくらいキレイに治りました。

治るって分かってるけど、でも駄目なんです。

だって……

顔のブツブツだけなら、まだしも
左手の親指に「イボ」まで出来てしまってるんです。
毎日「イボ取りバンソウコウ」をイボの大きさにカットして
せっせと張り替えたりなんかしてるんです。
いっそ、ひと思いに切ってもらう……って治療もあるのですが
↑過去に切ってもらった経験アリ。
そこまで大したイボでもないので
毎日、せっせとバンソウコウを張り替えているんです。

「ブツブツ&イボ」のダブル・アタック!!

本当に大した悩みぢゃないんですが
……って言うか、ど〜でも、いいような、つまんない悩みなんですが
顔のデキモノとか、目につく場所のデキモノというのは
ど〜にも、こ〜にも、気になっちゃいます。

はぁぁぁっ。早く治ってくれんかのぅ。

一昨日の晩に、乙女な母から
「どうしたん? その顔? 酷いブツブツ出来てる」
「あっ。ところで、そのバンソウコウは何?」
……って言われたのには脱力しました。
そう言えば、乙女な母とは、明るいところで
ゆっくり顔を合わしてなかったっけ???

まぁ。いいんです。ブツブツはマシになりましたし。
イボも最盛期の半分くらいまで小さくなりましたし。
たいした事はないんです。えぇ。
「移るイボぢゃないから、良かったねぇ」なんて言われましたが
思えば贅沢な悩みと言えばそうなのですが

でも、やっぱり……
ブツブツは許せるけど、イボは嫌だぁぁぁ。

桜の咲く頃までにイボが消失していることを願ってやみません。

とりとめもなくボヤいてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ!

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なんとなく覚え書など。
愚弟の手術、金曜日に決定。
私は出勤日なので、適当に頑張ってくれ〜〜
……ってな感じ。
愚弟よりも、乙女な母よりも、姉よりも
愚弟の左手を愛しちゃっているドクターOの腕頼みなのだ♪
まだ、ちょいと先だけど、なんとなくドキドキ。


2002年03月19日(火) 「気持ちイイ」を追求する。

『もう消費すら快楽じゃない彼女へ』 田口ランディ の感想の続き。
……と言うか、エッセイを読んで、ふと思ったことなど。

作品の中で作者が重度障害者のボランティアをする体験が書かれていた。
慣れないことに、とまどいながらも、作者は「あること」を発見する。
「介護とは理屈ではなくて気持ちが良ければイイのだ」と。
たとえば、足の指のまたを丁寧に拭いてもらうとか
たとえば、熱いタオルを首筋に乗せてもらうと気持ちがイイとか。

感情や思考とは別のところに存在する「気持ちイイ」という肌感覚。

恥ずかしながら私は福祉関係の仕事に就きたいと思い
学生時代に肢体不自由児施設に、入り浸っていたことがある。
思いおこせば、あの頃は考えも浅かったし、今より更に馬鹿だった。
色々な体験をして、笑って、泣いて、考て、私が出した結果は
私には肉体的にも精神的にも、そのテの仕事は向いていない
……という物だったのだが、得たものは大きかったと思う。

あの場所で私もランディ氏と同じく「気持ちイイ」って素晴らしい…と思った。
そういう場所で仕事をする人は、少し話が違ってくるかも知れないが
ボランティアなんて、立派な言葉をかぶせなくたって
個人的に「気持ちイイ」を追求していけば良いんぢゃないかと。

ボランティア時代の経験を、ここで書くのは憚られるので
亡父の看護をしている時に私がリアルで感じたことを少しばかり。

亡父の最後は、頭も、身体も、まったく駄目になった状態で
俗に言うところの「食事の世話」「下の世話」は大事業だったのだが
食事もとれなくなった時点でも「下の世話」をする時の
亡父の表情は「気持ちイイ」そのものだった。
おチン○チン、キン○マの裏側に付いた汚物を拭う時の亡父の表情は
男の性としての「気持ちイイ」ではなかったけれども
人間として、生物としての「気持ちイイ」を感じていたのだと思う。

なにも「気持ちイイ」は介護だけに限った感覚ではないだろう。

ぶっちゃけて言えばセックスだってそうなのだし
もっと身近なところだと入浴の時「はぁ。極楽」と感じる事もそうだし
凝っていた身体を誰かに揉んでもらうことも当てはまるし
撫でてもらう、手を繋ぐ…といった基本的な動作だって当てはまる。
……もっとも、相手を必要とする行為の場合は
相手に好意を持っているかどうかがポイントになるのだけれども。

身体で感じる「気持ちイイ」は人間にとってポイントが高いと思う。

もちろん、心で感じたり、頭で考えるのだって大切だし
どこを1番に持ってくるか、どれくらいの割合で感じるかは
人それぞれだと思うのだけれど
身体で感じる「気持ちイイ」は他の2つよりも本能的で
しかも、しぶとく染み付いている感覚なんぢゃないかと思う。

今の季節だと「春の日差しが気持ちイイなぁ〜」とか、そんな感じ。

ココロも大事。アタマも大事。だけどカラダも大事だよなぁ。
……なんて事を思いながら
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月18日(月) 『もう消費すら快楽じゃない彼女へ』〜切り捨てない美学〜

『もう消費すら快楽じゃない彼女へ』 田口ランディ 幻冬舎文庫 を読んだ。

一時期、活字好き、かつネット好きな人々を
思いっきり熱狂させた「ランディ・ワールド」は
私も、ご多分に漏れず夢中になっていた時が、あったのだけれど
「ずっと共にしたい」作品と言うよりも
「衝撃的で吃驚しちゃった」作品が多くて
しかも最近は「やや食い飽きた」感があって
久しく手を付けていなかったのだけれど
久しぶりに手に取ってみると、やっぱり面白くて唸ってしまった。

『もう消費すら快楽じゃない彼女へ』は
田口ランディお得意のエッセイ集だった。
文庫化されただけあって、時事ネタ的な物は賞味期限を過ぎているし
なによりも扱っているテーマは社会性の高い物が多いので
ちょっぴり堅い目で、真面目な印象を受けた。

ひとことで表現するなら「とても常識的な人が書いた文章」といった感じ。

彼女の作品は、ちょっぴりアウト・サイダーな人々を扱った物が多くて
うっかりすると「突拍子もない人」的な印象を持ってしまいがちだけれど
じっくり読み込んでみると彼女の意見は常識的で、真面目で、お堅い。
そこそこ年を経た大人の女性の意見であって、新しいところは何もない。

それなのに彼女の作品を評価してしまうのは
彼女はアウト・サイダーになっちゃった人達、事件、事柄に対して
頭から否定したり、嫌ったり、蔑んだりしないからだと思う。

たとえば「児童虐待事件」があったして……
「それは悪い」「酷い親だ」「今の社会は歪んでいるのだ」などと
事件を否定的に捉えるのは簡単なのだが
彼女は、そこで「ちょっと待てよ」と考えてみる。
そして「やっぱり酷いんぢゃないか」と思いつつ
しかし決して頭から、それらの事を否定したりはしないのだ。
曖昧と言えば、その通りなのだが、彼女の意見は、たいてい
………(てん・てん・てん)のような形で締められている事が多い。
私は、この「てん・てん・てん」を彼女の「憂い」なのだと思って読んだ。

どんな事でも否定して、切って捨てるのは簡単なのだ。
嫌だとか、嫌いだとか、理解できないとか、好きになれないとか……

切り捨てないというのは、ある種の美学だと思った。

思えば私の日常生活は「切って捨てる」事が多いような気がする。
場合によっては「切って捨てる」事も大切なのだけれども
考え方や、感じ方だけは切り捨てたるのを慎みたいと思った。

そんな、こんなで本の感想など書いてたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。
↑とか言いながら明日も「ランディ・ネタ」が続くかも。

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今日もまた、1つの日記が終わりを告げられた。
「さようなら」とか「ごくろうさま」よりも
「ありがとう」の方が、しっくりくるなぁ。
今まで読ませていただいてありがとう。
あなたの、行く道に光がいっぱい溢れていますよ〜に。


2002年03月17日(日) 血は一滴も繋がってないけど。

ただ今、乙女な母は「ある人物」に夢中です。
乙女な母と私は、あまり似ていない母娘なのですが
「思い込んだら体質」な所は似ていて
「その人」への入れ込みっぷりは、我が母ながらスゴイです。
一途と言うか、ひた向きと言うか……まぁ、悪い事ぢゃないんですけど。

ちなみに乙女な母の心を鷲掴みにしているのは
向いの長屋に住んでいる一人暮らしの婆様です。
↑娘としては婆様よりも、新しい夫でも捜して欲しいと願っているのに。

私の住んでいる長屋の一帯では
昔ながらの隣組的なご近所付き合いが残っていて
しかも乙女な母は、典型的な「大阪の世話焼きオカン」だったりして
その婆様も、明るくサッパリした気性の人なので
乙女な母と婆様は、日々親睦を深めているようなのです。

最初の頃は、戴き物をお裾分けしたりする程度だったのが
今では夕食のオカズまで我が家から運んでいたりなんかして
↑流石に毎日って訳ぢゃありませんが。
婆様の家は我が家の別荘。または第二邸宅…といったノリなのです。
婆様は82歳というお歳にしてはハイカラな方で
カレーやグラタンといった洋風オカズも喜んで食べてくれるので
作り手としては、まぁ、料理のし甲斐があるってものです。
婆様と我が家の「ご近所付き合い」は進化の道を爆走中で
近頃では、ケーキや、お菓子を買って帰る時は
家族の人数分プラス1個が定着しちゃってたりします。

で……先日、乙女な母が私と愚弟に「ある発表」をしました。
婆様は、もしも緊急事態に陥った時のために
「ボタン1つで電話が掛かるお守りペンダント」を購入したのだそうです。
電話番号は3件登録できるらしく
遠くで暮らす娘さんと、近くにいる親戚の電話番号を登録したのだとか。
私は1人暮らしのお年寄りには心強いアイテムだと思いました。

しかし乙女な母の話は、それで終わった訳ではありませんでした。
「おばあちゃんが倒れたら、1番に電話掛かってくるから、よろしく」
確かに「もしも」の事が起こった時は
すぐに駆け付ける事ができる人間は必要です。
親子でも親戚でも遠くに住んでいたら間に合わない時だってあるでしょう。
どうやら、私達一家は、婆様からSOS電話が掛かってきたら
救急車や、警察や、消防車ほ手配する役目を担ってしまったようです。
でも、それって、ちょっと……なんか違うような気も。

しかし、愚弟も私も、取り立てて反対する理由などありませんでしたから
乙女な母の話は、それだけでアッサリと終わりました。

愚弟 「ところで、姉よ。婆様とは、いつから親類縁者になったんだい?」
姉 「たぶん一昨日くらい……だと思う。まぁ、気にせんときぃ」
愚弟 「うん……ぢゃぁ、気にせんとく」

愚弟の美点は大雑把で、物事にコダワラナイところだと思いました。
乙女な母の美点は、馬鹿みたいにお節介なところだと思いました。
向いの婆様と、私達家族は、一滴たりとも血の繋がりはありませんが
「お守りペンダント」と「電話」で繋がってしまったようです。
乙女な母も、婆様も、いたくご機嫌な様子なので、まっ、いいか♪
それにしても、奇妙な繋がりですねぇ(笑)

そんなこんなを書いてみたところで
今日の日記はこれにてオシマイ。


2002年03月16日(土) 「なんか面白いことない?」って聞かれてもなぁ。

職場に「なんか面白いことない?」ってのが口癖の人がいる。

どんな人物かを、簡単に紹介するとこんな感じ。↓
年齢は32歳くらい。中肉中背の独身男性。職業は集合住宅の設計。
会社の寮で1人暮らし。彼女なし。ご両親は健康。自分以外の扶養者なし。

彼とは直接仕事をするような関係ではないので
たまにしか顔を見ないし、めったに言葉も交わさないのだけれど
彼は「なんか面白いことない?」挨拶だと勘違いしているらしく
顔を合わすと何をおいても「なんか面白いことない?」を口にする。

最初の頃は、持ち前のサービス精神をフルに活用して
「彼が面白いと予想されるようなこと」を熱心に語って聞かせた。
日常的なお笑いネタ。映画、読書の感想。遊びに出掛けた時の話。
……などなど。他にも色々。エトセトラ♪
少なくとも、私にとっては「なんか面白い話」なのだけれども
彼の答えは決まって、こうなのだ。↓

「そんなんじゃなくて、なんか面白いことない?」

どうも私が面白いと思う事と、彼が面白いと思うことには開きがあるらしい。
たとえば宝くじで100万円当たったとか
空からブタが降ってきたとか
そんな事なら、面白いと思ってもらえるのだろうか……疑問である。

人間ウォッチング、及び、動物ウォッチングとか
映画とか、読書とか、芝居とか、お菓子に付いてるフィギュア人形の収集とか
ネットで散策する事とか……日記書くとか(笑)
面白い事なんて、どこにでも転がっていると思うのになぁ。私は。

最近では面倒臭くなってきて「なんか面白いことない?」
……と聞かれても「ありませんね」と答えることにしている。
面白いことは、自分で探してよね……ってなもんだ。

働きアリ的毎日を送っていると刺激が少ないというのは理解できるのだが
同じ条件で働いていても、趣味や勉強に忙しい人は多い。
先日は、多忙を極める設計課の課長が写真教室に通っていることを知り
「いったい課長は、どのスキを見計らって通っているのだろう?」
……などと、目を白黒させて吃驚したばかりなのだ。

私の職場に場限ったことではなくて、世の中には
「面白いことを見つけるのが得意な人」と
「面白いことを見つけるのが苦手な人」の
2種類の人間が存在しているような気がする。

私は面白いことを探索して生きていきたいなぁ。
だけど、最近は「面白いこと」を追いかけてばかりいて
勉強がお留守になっているような気が……
微妙に奇妙ですなぁ。このバランスは。

私は明日も面白いことを探索するのだろうと予想をしつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。

**************************

……って言うか、日記書いてる時間あったら風呂入れってか?
週の半ばから、ブッ飛ばして大丈夫か?
明日は起きられるのか? などと不安を抱えつつ(苦笑)


2002年03月15日(金) 髪は長く。スカートは短く。まっ。春ってことで。

久しぶりにスカートをはいて出勤した。

私は「奈良盆地徒歩20分」という厳しい通勤条件があるので
冬場は、ずっとパンツで過ごしていたのだけれど
↑パンツぢゃないですよ。ズボンのことです。
 まさか冬の間、パンツ1丁で過ごしていた訳ぢゃありません。
すこしづつ暖かくなってきたのでスカート解禁なんである。

女の髪は長いが1番。女のスカートは短いが1番。
……などと、現在はスケベ・オヤジ的発想を理想としているのだが
↑このテの「思い込みは」時と場合によりネコの目のように変わる。
正直なところ、背に腹は変えられない。
寒風、吹きすさぶ中、ミニ・スカートで20分歩き通すなんて荒業は
29歳のオナゴには出来ない芸当ないんです。えぇ。

あぁ。やっぱり、スカートって、エェもんです。

スカートのヨロコビを味わえない殿方のことを思うと
女性はスカートもズボンも着れて、得だよなぁ〜って思います。
特に、春のスカートってのはエェもんです。
スカートの裾がヒラヒラするだけで春めいた気分になっちゃいます。
見てるだけでも楽しいですが、着るともっと楽しいんです。

長い髪というのも、まったく同じで
見るのも楽しいですが、伸ばしていくのはもっと楽しいんです。
特に「長く伸ばそうとしている途中」ってのが
1番楽しいんぢゃないかと思います。
ここまで伸びたら、こんな髪型にチャレンジしてみよう…とか
ここまで伸びたら、こんな格好にもチャレンジしてみよう…とか。

ついでに書くと「長い髪をバッサリ切る」というのは
これまた、たまらないほどの快感があったりするんです。
髪きったとたんに、綺麗になる女性がいますが
あれは単に髪型が変わったから……ってだけではなくて
髪を切ることで、気分転換して表情が軽くなる……ってことも
おおいに関係していたりするんぢゃないかなぁ〜って思います。

まっ。現実は、そうそうお洒落に入魂できない時もあったりして
休日は「ジーパン&トレーナー」で通していたりするんだけれども
たま〜に、ちゃんとした格好をすると、良い気持ちですなぁ。

春めいてきて、訳もなく浮かれ気味だったりしながら
今日の日記は、これにてオシマイ。

<追記>
ロング・スカートでもスリットが入ってたりすると味わい深いですなぁ。
そして女の髪も、いっそスキンヘッドとなるとセクシー♪
↑普通の社会生活を送るとなるとリスクが大きくて難しいですが
普通の社会生活から引退した暁にはチャレンジしてみたいです。


2002年03月14日(木) 『キリング・ミー・ソフトリー』とか春の準備とか。

昨日、今日の休日は、なんとなく春の支度に追われていた。
季節の変わり目は何かと用事が多くて
楽しいと言えば楽しいが、面倒と言えば面倒だったりする。

クリーニングに出していたコタツ布団を引き取りに行ったり
片付け物したり、掃除したり、手紙書いたり、郵便物を出したり、
愚弟の入院に足りない物を買出ししたり
ついでに私の個人的なお買い物も少々。

ダヤンの携帯ストラップ1個。←前のヤツは千切れてしまったので。
定期入れ1個。←前のヤツは自ら破壊してしまったので。
本を10冊ばかり。←これは定番の行動と言うか、定期的と言うか。
古書店で河野多恵子の古い作品をGETできたのが何よりの収穫。

火曜の夜は愚弟と母と3人で焼肉を食べに出掛けた。
「入院したら焼肉なんて食べられないし」というのが理由らしい。
先週も、そう言って回転寿司を食べにいったような気が……
うむむ。ようするに外食&乾杯が好きなだけぢゃないんだろうか??
ツッコミを入れたかったけれど、私も好きなのでツッコムのはやめ〜。

水曜日も、なにげ〜にバタバタ。

なんとなくバタバタしながらも、ちゃっかり映画だけは観てきた。
『キリング・ミー・ソフトリー』
……評判(?)の「いやらし系」映画である。
大好きな陳凱歌監督作品で、しかも大人向け〜の作りだという事で
期待に胸を膨らませて、時間の合間を見計らって出かけたのだが
エロくもなく、恐くもなく、なんだか印象の薄い作品だった。
サスペンスちっくな割にストーリーが読めてしまったあたりもガックリ。
いっそ、もっと過激に撮っちまえば良かったのに……生温かった。
映像的には、光と影の使い方が上手いなぁ〜と思ったけれど
それは、陳凱歌監督の持ち味であって、今に始まったことではないしなぁ。
「衝撃作」のようなフレコミで宣伝されていたけれども
私の印象では「ちょっとヒネリの入った恋愛映画」ってな感じ。
まさに「膝カックン」な1作だった。期待し過ぎたのが敗因だったかも。

2日ともお天気で、あたたかかったのは、ありがたかった。
空が微妙に春色だったなぁ。光が滲んだ空の色………って感じで。
ちょうど白い木蓮が花盛りで、思わずムフフ♪となってしまう。
私は青空の下の木蓮より、夕暮れか夜の木蓮の方が好きだったりする。
なんだか木蓮の花が白い炎を連想させて、ちょっとドキドキなのだ。
なんか、こう……色っぽく見えちゃうあたりがソソられちゃいます。
だけど、ゆっくり花を愛でるならお昼間がいいかも。
暖かくなったと言っても朝夕は冷えるし。

明日から、また1週間でぃ。
ぬくくなってきたので奈良盆地徒歩20分も楽勝でぃ。
そんなこんなで、休日の覚え書など書いてみたりなんかして
今日の日記は、これにてオシマイ!

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閉鎖されちまった大好き日記がリニューアル復活なさっていて
「こっそり応援団」としては嬉しくてたまらない。
きゃぁ〜・きゃぁ〜・きゃぁ〜〜♪
↑嬉しかったので取り敢えず騒いでみた。


2002年03月13日(水) 幸せ〜ってなんですかぁ?

あなたにとって「幸せ」ってなんですか?

何日も前に、そんな宿題を頂戴して
遅ればせながら一生懸命、ひたむきに考えてみたのでありますが
私が出した答えは、コレでした↓

そうですなぁ〜幸せって、なんでしょうかねぇ?

答えになってませんね。でも分からないんですよ。マジで。

たとえば「あなたは不幸ですか?」って聞かれたら
自信をもってキッパリと「そんなこたぁ〜ない」と答えることができます。
食べるに困ってる訳でもないし……
どうにか、こうにか、仕事もしてるし……
一緒に暮らす家族も、心強い友人もいるし……
これで「不幸だ」って言った日にゃぁ不幸から抗議文が届きそう。

しかし「あなたは幸せですか?」って聞かれたら
ちょっと即答は出来かねるのですね。
不幸ではない=幸せである
これは直結しないような気がするんです。

もちろん、日常生活の「ささやかな幸せ」はシコタマ、感じています。
ちまちまと「ささやかな幸せ」を挙げていくのなら……

美味しいものを食べる瞬間は幸せ。←マンモス苺とか。
良い本に出会うのは幸せ。←語りたくなるし。
綺麗な景色とかに出会うは幸せ。←そろそろ桜も咲くし。
好きな人とワインで乾杯するのは幸せ。←日本酒も好きだけど。
週末に「無事に1週間終わったなぁ」と思うのは幸せ。←ぐうたら好きだし。
好きな人からメールや手紙が届くのは幸せ。←なんか嬉しいし。
日記を書いてネットで誰かと話をするのは幸せ。←しみじみと思う。

でも、だからって「あなたは幸せですか?」って聞かれたら
素直に「うん」とは言えないんです。
強欲な視点でもって「これしきの事でで幸せって言うのは癪に障るなぁ」
……って部分があるのも事実ですが
そもそも「幸せ」って言葉の定義が曖昧だと思うからなんですなぁ。
↑それを言ってしまえば「不幸」だって同じことですが。

その辺のことについて考えだすとラビリンズにハマってしまいます。
「本当の幸い(幸せ)ってなんだろうか?」
ほとんど、我が心の兄、カンパネルラのようです。
↑カンパネルラとは宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』の登場人物です。

人間の数だけ幸せや、不幸の形があると思うので
「これだ」って断定することは出来ないと思うのです。
正解もなければ、不正解もない……みたいな。
いっけん「不幸そう」に見える人が不幸とは限りませんし。
↑不幸そうに見えるのに、生き生きしてる人って多いですし。
反対に「幸せそう」に見える人が幸せだとも限りません。
↑幸せそうに見えるのに、苦しんでいる人も多いですし。

「幸せ」や「不幸」は第三者が判断するものではなく
その人自身の個人的な問題であって
「どこにでも転がっている」と言えば転がっているし
「どこを探しても見つからない」と言えば見つからないし
誰が、何を、どんな風に感じていたとしても
「それは・それ。これは・これ」なのだと思います。

「幸せ」について私が自信を持って確信している事は
私は幸せになりたいと思って毎日生活をしている。
……って事くらいでしょうか。

あなたにとって「幸せ」ってなんですか?
という質問に「私(俺)はこう思う」って方がおられましたら
「エンピツ日記」の日記作家さん「気分転換」andさんの掲示板まで。
↑andさんの質問なので、私ではなくandさんに知らせていただけると
 andさんが喜ばれるかと思われます。
もちろん、私の掲示板で語っていただててもOKです。

宿題を提出したところで今日の日記はこれにてオシマイ。

****************************

すっごく最近、すっごく個人的に感じた「ささやかな幸せ」は
激ラブの俳優さんが『演劇ぶっく』の俳優ランキング3位に入っていたこと♪
↑もしも、これをお読みの方で「粟根まこと」って俳優を知っている方がおられたら
 ……それは、それで驚き嬉しいかも知れないです(笑)


2002年03月12日(火) 悲劇のヒロイン(ヒーロー)と中傷されたあなたへ。

いやぁ……
このネタだけは手ぇ付けたくなかったんですけどねぇ。
すんごいヴサイ語りになっちゃう事が予測されるのでねぇ。
でも、ど〜しても書きたくなっちまったんで、書くことにします。
タイトル見て「ウザイ予感」がした方は、引き返してちょんまげ。

『エンピツ日記』には「Mayエンピツ」ってシステムがあります。
↑ご存知ない方は『エンピツ日記』のトップで説明を読んでみてください。
私は、そのシステムを利用して、毎日、人の日記を読んでいる訳なんですが
私の日記は、よく扱うネタがネタだったりするので
「病気療養中の人」とか「ちょっと大変な事があって、まいっちゃってる人」が
なにげ〜に多めだったりするのですよ。

で。そんな方の日記を読んでいると
「悲劇のヒロイン(ヒーロー)ぶるんじゃねぇよ」
…ってな中傷を受けたって話を、やたらと目にするんですね。
人の日記を読んで、ど〜こ〜感想を書くのは、できるだけ自粛しよう
……って思ってたんですが
「悲劇のヒロイン(ヒーロー)ぶるんじゃねぇよ」って言葉が
やたらと目についちゃったりして、気になっちゃったりして
いいかげん「またかよ」って思うほど数が多かったりなんかして
ちょっとだけ、ほんの、ちょっとだけ書いてみたくなった訳なんですな。

私、思うんですけどね。

悲劇のヒロイン(ヒーロー)ぶる事のどこが悪いって言うんでしょうかね?
……って言うか、それより何より
ヒロイン(ヒーロー)ってのは、なりたいと思ってなれるもんぢゃないんです。
主役を決めるのは、その他大勢の第三者なのであって
自分で、私はヒロイン(ヒーロー)だって主張してみたところで
第三者が認めなければ、それは成立しないんです。

「悲劇のヒロイン(ヒーロー)ぶるんじゃねぇよ」
……なんて中傷する人って
その時点で、自分が脇役だって宣言してるんだと私は思います。
脇役ですよ。脇役。主役は脇役って言ったら、そりゃぁ、もう
月とスッポンほどレベルが違うっちゅ〜感じですよ。えぇ。

いいぢゃありませんか。自慢したって。
ありきたりな生活をしている一般人が自慢できる事って限られてますしね。
自慢できることは、シコタマ自慢してやればエェんです。
人から中傷されるって事は、それだけ注目を浴びてるってことなんです。
どうでもいいような屁のカッパだったら誰も注目しやしませんって。
それだれ魅力があるってことなんですよ。中傷される人間って。

ヒロインや、ヒーローは凛としてりゃぁ良いのです。

脇役は、どこまでいっても脇役なんです。
脇役のタワゴトなんて気にしない。気にしない。
注目されるっちゅ〜ことは、どこか魅力があるんです。
ご自身が気付いているか、どうかってあたりは激しく疑問ですけどね。
脇役的人間ってのは、人の魅力を見抜く本能が強いんですよ。
だから、主役が気になっちまう訳ですな。

もちろん悲劇に甘んじてちゃイカンとは思うんですけどね。
ヒロインや、ヒーロー呼ばわりされるくらいなら大丈夫。
魅力的な人間なんですから、物語は、きっと転がっていきますって。

……って言うか。なにを熱くなってるんですかね。私。
ちょっとカルシウムが足りないのかも知りません。
牛乳飲んで、ダシジャコでも齧って寝ることにします。

なにやら訳わかんないことを喚いてみたりして
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月11日(月) マンモス苺♪

今日は職場で苺をいただいた。

奈良盆地の地主の息子のYさんが
「親戚の家に行ったら山ほど持たされたからさぁ」
……とて、もぎたて苺を箱ごとドサリ。

その苺は私が生きてきた29年の生涯で出会った最高の苺だった。

めちゃめちゃ大袈裟な書きっぷりだけれど、スゴイ苺だったのだ♪
大きさは直径5センチばかり(ちゃんと計ったので正確な数字)
でかいの、なんのって、もうマンモス級。
表面が赤いのは当然ながら、齧ってみたら、中まで、ほんのり桜色。
↑スーパーの苺は表面は赤くても断面は白っぽかったりするし。
そして口当たりが、めちゃめちゃ、柔らかくて驚いた。
↑ケーキに乗っかってる苺は歯ごたえ抜群だったりするし。
熟したトロピカル・フルーツに見られる芳醇な「まったり感」があったりして
私が知っている苺とは一線を画した物だった。

ぢつは私……生の苺は大好物というほどでもなくて
↑しか苺加工食品は大好きだったりする。
苺より蜜柑が好き…ってな感じの柑橘系サイドの人間なのだけれども
あまりの美味しさに苺系サイドへの移行を考えたほどだった。

あぁ。田舎通勤も捨てたもんぢゃない。

奈良盆地通勤をはじめて「嬉しかったことベスト5」に入る出来事だった。
そして、ついでに書いてしまうと
私は苺を持ってきてくれたYさんが、ちょっと苦手な存在だったのに
苺を齧った瞬間、Yさんのことが好きになってしまった。

Yさん、苺のシーズン中に、もう1度、苺を持ってきてください♪

あんなに、でっかい苺、百貨店でも見たことないなぁ……
すんごい高級苺だったりするのかなぁ……
……って言うか、どうやって育てるんだろう? あの苺?

やっぱり春は苺に限りますなぁ♪

理屈抜きに美味しい食べ物と出会うと
生温いプライドなんて、どこかへ行ってしまうようですなぁ。
苺への煩悩を押さえ切れぬまま、今日の日記はこれにてオシマイ。

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むかし『ドクター・スランプ・アラレちゃん』って漫画の中に登場した
「マンモス苺のショートケーキ」をご存知の方、いらっしゃいますか?
↑作品に思い入れは無いのですが
 「マンモス苺のショートーケーキ」には思い入れアリ。
あのケーキに乗っかっている苺くらい大きい苺だったのに……
画像で「こんな感じでした」とご紹介できないのが残念でたまりません。


2002年03月10日(日) 病院を選ぶこと。医師を選ぶこと。生命を守ること。

今日は、ちょっぴり昔語り。

むかし、むかし…と言っても比較的新しい昔。
愚弟は仕事中の事故で左手に大怪我を負い救急車のお世話になりました。
運ばれた病院は某大学の付属病院で「密着・救急病院24時」のような
テレビ番組にも登場する、なかなか優秀な病院のようでした。

愚弟の指はドクターの巧みな技術でもって5本とも切断をまぬがれましたが
しかし、いつ「ポロリ」といくか分からない状態でした。
で……大量の点滴を投与して
指が「ポロリ」といかないための処置が始まりました。
とても不幸な事故でしたが、良い病院に運ばれてラッキーだと
愚弟も、乙女な母も、姉も思いました。

ところが、どっこい。

愚弟は「指が繋がるかどうか」というより「死んでしまうかも知れない」
……などという危険な状態に陥ってしまったのでした。
どうやら点滴の匙加減にミスがあったようでした。
乙女な母と、姉は、たいそう怒って
「家族の承諾なしに2度と、この治療をしないでください」
という事を病院側に申し出たのでした。
死んでしまったら、指が繋がっていたって意味がありません。

ところが、どっこい。あら、どっこい。

母と姉が帰宅した、その夜……
病院は再び、同じ治療をほどこし、その結果
再び愚弟は生死の境をさ迷う羽目になったのでした。
これには、母も姉も激怒しました。
もう、大人しく、黙っている訳にはいきません。
病院側は「本人に了承を得た」と言い張っていましたが
意識がハッキリしない病人に判断能力があるとは思えません。
その上、愚弟の主治医は「上の指示でやったことで」の一点張り。
どこまで問い詰めても、議論は堂々巡りでした。

母と姉は転院を決意して、その旨を病院に申し出たのですが
「私達の系列病院以外の転院は認めない」だの
「勝手に転院するなら、レントゲン等の資料は渡せない」だの
「出ていくなら勝手にすればいい。なんの協力もできない」だの
病院側は極端な暴論でもって、その場を納めようとしたがりました。

……って言われたからって、あなた。

母と姉は、そんな事で、引き下がったりはしませんでした。
喧嘩には、ちょっと自信がありましたし、それより何より
もし3度目の間違いが起こって愚弟が死んでしまっては話になりません。
ほとんど喧嘩上等! といった状態の中で「紹介状」を勝ち取って
自分達サイドで調べた「腕が良くて信用のできる医師」
が勤務している病院へ駆け込んだのです。
病院からは
そんな事をしてみたところで
簡単に患者を受け入れる訳がないと
散々っぱら悪態をつかれたものでしたが……

いとも簡単に受け入れてもらえました。

紹介状を1枚もっただけで、新しい病院に突撃した、その夜のうちに
現在の愚弟の主治医は愚弟の受け入れを承諾して
翌日に、愚弟は転院することになったのでした。
ちなみに「なんの強力もできない」と暴言を吐いた元・主治医は
両手にレントゲンや、その他の資料を持って
愚弟に付き添って、転院先の病院までやってきたのでした。

結局、愚弟の指は2本ばかり「ポロリ」といったのですが
今の病院で命拾い、3本の指を拾った事は確かなようです。

いまだから、言える話なんですけどね。
状態を見た時は、もう駄目かと思いましたよ。
あの治療は、ちょっとね……(現在の主治医談)

今は昔の物語なので、まずは「めでたし。めでたし」なのですが……
愚弟の治療に先が見えてきたので、ちょっと書き残したくなったのでした。

この日記を読んでくださっている方の中には
自分自身が闘病中だの、家族が闘病中だのという方がおられるようなので
この話は参考にならないとは思いつつ
「こんな事もある」的な知識としてお伝えしたくて。

誤解のないように書き添えておきますが
愚弟が最初に運ばれた病院は、そうとう名の知れた病院で
その病院で、生命を救われたという方もたくさん、いらっしゃいます。

病院を選ぶこと。医師を選ぶこと。生命を守ること。
この3つは、絶対に妥協しない方が良いと思います。
自分や家族の病状、状態は、できる限り把握して
主治医と話し合いが出来る状態で治療をするのがベストかと。
泣き寝入りしちゃ、駄目。駄目。駄目……なのです。
医師を信頼することは大切ですが、疑問は追求した方が良いと思います。

ちなみに、現在の愚弟の主治医は信頼できる良い医師です。

病院とも、医師とも、うまく付き合っていくのが理想ですが
ちょっとトラぶった時「泣き寝入り」だれはオススメしません。
↑経験者なので、ここだけは自信を持って熱く語ります。

やたらと真面目くさく、長い文章を書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。

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病気持ちの方、病気持ちの家族が、いらっしゃる方……
山あり、谷ありだと思いますが、頑張りましょうね。


2002年03月09日(土) M坊と愚弟と私。

愚弟の親友、M坊のご尊父が他界された。

今夜はお通夜だった。
M坊のご尊父は御年、60を過ぎたばかりで
入退院を繰り返すお身体ではあったものの
誰もが予測していなかった「突然の死」だった。

M坊は、24歳の青年なのだし、しっかりした社会人だから
心配することなんて、何ひとつ無いと言えばないのだけれども
小学生の頃から、愚弟と共に成長してきたM坊は
私にとって、2番目の弟のように可愛いヤツなので気になって仕方がない。

M坊は、惚れ惚れするほどの男前くんなのに
馬鹿が付くらい真面目で、不器用過ぎるところがあるヤツで
責任感なんかも人一倍感じたりする頑張り屋さんなので
大丈夫だと思う反面、頑張り屋さん…ってところが、かえって心配なのだ。

M坊のご尊父とはお逢いしたことがないので
ご尊父が亡くなられたことについては、さほど感慨もないのだけれど
後に残された人のことを思うと、もう少し生きていて欲しかったと思う。
生きることも、死ぬことも、人間は自由に決める事ができないのだし
そんな事は繰り言に過ぎないって、充分承知しているのだけれども
せめてM坊が所帯を持つまで生きていて欲しかったなぁ〜と思う。

他所様のご家庭のことを悪く言うは、どうかと思うのだけれど
M坊には、かなり遊び人で、ちょっと人でなしの兄ちゃんがいたりする。
頼りにならないどころか、トラブルメーカーだったりする訳で……
これから先、M坊はお母様を抱えて苦労するのだろうなぁ
……とか余計な事を思ったりすると、どうしても、やり切れない。

もちん、M坊だって、一人前の人間なので大丈夫だと思っている。
思ってるんだけど、信じてるんだけど、お姉ちゃんは心配なのだ。
今は哀しいだろうけど、これからはもっと大変だ。
M坊、頑張れ。大変だろうけど頑張れよ。
↑ここに書いてみたところでM坊は読んでいないんだけれど。

………閑話休題。

今日は愚弟の検査結果が出たのである。
嬉しいことに、予想を上回る好結果だったようだ。
2週間後に神経の自家移植の手術を受けることになった。
しばらくは手術の日々になりそうだ。
何度かに分けての手術になるのだとか。
愚弟と同じような怪我を追ったレーサーは17回ほど手術したのだとか。
それにしても、治っていくと分かっている手術というのは
大変ながらも、ありがたいし、正直言って、嬉しい。

愚弟は手術日まで、一時帰宅。
M坊のご尊父のお通夜に参列できた。
愚弟の顔を見て、M坊、大泣き。
男だって、泣く時は、泣けばいいのだ。うん。

お姉ちゃん、胸一杯の夜だった。
愚弟も、M坊も頑張って欲しいと思う。
良い事とか、そうでない事とか、色々あると思うけど
自分が良いと思う方向に進んでいって欲しいと思う。

今日の日記は、神妙に
M坊のご尊父のご冥福を祈りつつ、おしまい。


2002年03月08日(金) 『西の魔女が死んだ』〜魂は成長したがる〜

『西の魔女が死んだ』梨木香歩 新潮文庫 を読んだ。

『西の魔女が死んだ』は、ちょいと前に、この日記の掲示板で
「生きると死ぬってなんですか?」というテーマで盛り上がっていた時
何人かの方が「お気に入りの1冊」だとおっしゃっておられたので
せっかくの機会にと、読んでみることにした。

ジャンル的には「児童文学」なのだと思う。
主人公は少女。物語の鍵を握るのは少女の祖母(西の魔女)
「おばあちゃん、大好き」 「アイ・ノウ」
この2つの言葉が、何度も何度も繰り返される中で
物語はゆるやかに流れてゆく。

いわゆる「成長小説」なのだと思った。
少女が成長していく過程を、切り取って物語りを編む。
もちろん、成長するには栄養が必要な訳で
その栄養を与えてくれるのが、少女の祖母なのである。
私は物語の筋書きよりも、むしろ「おばあちゃん」の生き方に心惹かれた。
周りからは、やや古臭いと思われることも多いようだけれど
彼女は自分というものを、しっかり持っていて
日々の生活をを淡々と、しかし確かな手ごたえを感じながら暮らしている。
そんな彼女の言葉は、なるほど納得の、ひと言に尽きた。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、
 後ろめたく思う必要はありませんよ。
 サボテンは水の中に生える必要はないし、
 蓮の花は空中では咲かない。
 シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、
 誰がシロクマを責めますか?」

……そりゃ、そうだ。シロクマを責める人なんていないだろう。
もしも責める人がいたとすれば、そりゃぁ、もう人でなしってもんだ。
そうだよね。うん。そうだ。楽な生き方を求めるのは悪いことぢゃない。

「春になったら種から目が出るように
 それが光に向かって伸びていくように
 魂は成長したがっているのです」

……そうなのだ。魂は成長したがっているのだ。
だから、停滞しているのを感じると、なんとなく焦っちゃったりするのだ。
働かないアリになりたいとか、そんなことを考えている場合じゃない。
成長したがっている魂の足を引っ張ったりしちゃダメぢゃないのか?

思わず1人でうなづいて、納得してしまったりす言葉の数々は
ある意味おいて哲学的な香も漂っていたりなんかして
言葉そのものよりも「考えるキッカケ」となるものだったように思った。

おばあちゃん(西の魔女)は孫娘の少女と読み手に
様々な問いを投げかけて、大きな贈り物を残して去って逝くのだ。
宝箱の中で輝くオハジキのように、新緑に輝く朝露のように
おばあちゃんの言葉は少女の心に輝き続ける……

素敵だなぁ〜と思う言葉や、場面はいくつかあったのだけれど
作品の中を通して、私が1番気に入ったのはコレに尽きる。

「おばあちゃん、大好き」 「アイ・ノウ」

愛情あっての繋がりであり、繋がりあっての成長であり。
生があり、死があり、様々なことが流れていく中で
受け継がれたり、受け継いだり……
気持ちを伝えようとしたり、その気持ちを受け取ろうとしたり……
素直にに「いいなぁ」と思った。
「大好き」って言葉は気持ちがいいなぁ。
「大嫌い」を集めるより「大好き」を集めた方が楽しいってもんだ。

ひょんなきっかけから、いい本と出会えて良かったと思う。
そんなこんなで感想など書いてみて
今日の日記は、これにてオシマイ。

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明日、日記を更新する頃には愚弟の検査結果が出ているはず。
なんだか落ち着かないなぁ。
事故した時は「指さえ繋がっていてくれたら」なんて思っていたのに
「動く可能性がある」となると「動くものなら是が非でも」と思ってしまう。
上へ、上へと望むのは人間の本能みたいです。


2002年03月07日(木) 一緒に走っていけるといいなぁ…なんて。

エンピツ日記を書き始めて、丸5ヶ月。今月から、6ヶ月目に突入。
もうすぐ半年かぁ〜なんて思うと感慨深いですね。ほんとに。
今まで続けてこられたのは、ココや、別の場所で出会った人のおかげ。
途中で「辞めちゃおうかなぁ」と思ったりなんかした時に
背中を押してくれる人がいたから、続けてられたのだと思う。
実際、1週間前も本気で閉鎖を考えていたし(苦笑)

でも、今は、できるだけ長く続けたいと思っています。

日記をはじめてから、色んな人と知り合うキッカケがあったりして
色んな人の日記を読ませていただいたりなんかして
おかげさまで、楽しい日記生活だったりするのだけれど
まだ1年にも満たない日記生活の中で
「お見送り」した人の人数の多いことといったら!!
昨日も1人、お見送りをしたところだし。
↑気持ちの良い形のオシマイで、嬉しかったのですが。

しかしながら「お見送り」は何度経験してもいまだに慣れません。

これは日記生活、ネット生活に限ったことではなくて
現実生活だって、まったく同じことが言えるのだけれど。
ただ、ネット生活の場合は、現実生活とは趣が違っていて
「はい。さよ〜なら」って言ってしまったら
その時点で、本当に「さよ〜なら」だったりなんかして
今まで築いてきたものが一瞬にして消し飛んでしまったりなんかするので
遭遇すると、やたらとビビッてしまっまいますね。

サイト運営って、時間も、手間も、情熱も掛かるので
永遠に続けるのは不可能だってことは、充分に承知していますし
私も、まがりなりとも大人なので、それにりに分かっちゃいるのだけれど
駄目なんですねぇ。お見送りは苦手ですねぇ。
↑「すごく得意」って人も、まぁ、いらっしゃらないとは思うけれど。

と言っても、人間の数だけ考え方がある訳なので
「はい。さよ〜なら」ってことが簡単にできるネットだから
気楽に楽しめて、そこが好き……って方もいらっしゃるかと思います。
……確かに、それも一理あるのだけれど、そういう繋がり方って
相手を大切にしていないような気がするし
自分も大切にされていないような気がする。
「文字だけの繋がり」でも、そ〜ゆ〜繋がりは、かえって寂しい。
それは「年賀状だけの付き合い」と少し似ているような気が……
形だけの繋がりは、上滑りで、心に響くものが少ないように思います。
↑これは、あくまでも私の主観なのですが。

どんなに回数を重ねてみても「お見送り」は慣れそうにないのだけれど
長く続けていく中で、得る物も多いと思うので
「わぁ〜」とか「きゃぁ〜」とか「ひぇっ〜」とか大騒ぎしながらでも
いけるとこまで、走りっていきたいです。

で……良かったら一緒に走っていきましょうや。
↑長々と書いたけれど、今日は、これが言いたかったのです。

なんですかねぇ……
ネット生活、上手に楽しく過ごしている方も多いみたいなのですが
ちょろちょろっと見渡してみるだに
トラブってる方とか、凹んでいる方とか、嫌気さしてる方とか
多かったりするみたいなので、ちょっと書いてみたかったのさ。
私も凹んでましたからねぇ。えぇ。
背中を押したり、押されたりしながら、やっていけると良いですなぁ。

そんなこんなを呟いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月06日(水) 『指輪物語』〜あんがい頑張れたりするんだね〜

今日は母と愚弟を引き連れて
『ロード・オブ・ザ・リング』を観に行った。
朝、1番の上映を狙っていたのだけれど寝坊して挫折。
午後、1番の上映を目指して出かける。
混雑しているだろと思っていたのだけれど
平日の郊外型映画館は、それほど混んでいなくて、ゆっくり座れた。

いやぁ。面白かったです。

あのテの映画に、グダグタ批評するなんて野暮の骨頂。
エンターティメントの要素が高い映画は
観る人間が、どれだけ楽しめるか……ってところが鑑賞のツボだと思う。
三部作ということで、途中で話が終わってしまっていても
原作ファンのイメージとズレがあったりなんかしても
豪華な映像と、ドキドキの物語と、美しい音楽と
美女と男前の顔が拝めたのなら、もう、それ以上は望むまい。

物語はファンタジーの王道だったりして
「旅」だの「仲間」だの「友情」だの「困難」だのが山盛り大サービス。
山あり谷あり、飽きのこない構成になっていた。
登場人物のそれぞれが、完璧でなく、欠点を持っていたりして
疑心暗鬼になったり、思いとは裏腹に仲間の足を引っ張ってしまったり
それに追い討ちをかけるような大変な出来事があったりして
主人公サイドにたって観ていると、落ち着いていられない展開なのだけれど
人間って(作品には人間外の種族が多いのだが)大変なことがあっても
いざって時には、あんがい頑張れたりするんだなぁ〜と感心したりもした。
↑頑張らなければ種族が滅亡しちゃう…というお話なのだ。

セリフ回しもなにげ〜に巧みで
言葉のマジックに、まんまとハマったりもした。
中でも、あまりに酷い状況に主人公が凹んでしまった時
主人公を導く役目を持つ老魔法使いの言葉が印象的だった。

困難が襲ってきた時、後悔したり、迷ったりする事もあるだろう。
だが、迷ってみたところで、すでに遅い。
自分ができること、なすべきことを考え
前に進むことこそが大切なのだ。

そ〜〜だよねぇ〜〜。
理屈では分かっていても、迷っちゃったりするんだよねぇ。
でも、来ちゃったものは仕方ないし、回避する事は出来ないんだよねぇ〜
だったら、とりあえず、進むしかないんだよねぇ。

なんとなく、老魔法使いから直々に説教されたような気分になって
ちょっとだけ背筋が伸びたような気がした。

とにかく面白い作品だったと思う。
たとえ主人公の仲間に弓の名手のエルフの王子がいて
なにげなくオイシイ場面を、かっさらっていったのが事実だとしても
そして、彼の髪が流れるような金髪で男前だったのが事実だったとしても
たとえ私がエルフの王子の美貌に忘我してしまったのが事実だとしても
その点を引いてみたところで「面白かった」と言える作品だった。

夕食は愚弟の「壮行会」ということで愚弟のリクエストにより回転寿司屋へ。
理想は「回っていない寿司」なのだろうが、まぁ、それは勘弁してもらう。
回っている寿司だったが、それでも美味しくて、おなか一杯食べた。
それなりに楽しい1日だったように思う。
この波に乗じて、検査結果が良いといいのになぁ。

乙女な母も、愚弟もご機嫌な様子なので私も嬉しい。
明日は、自分のためだけに休日を使いたいと思う。
映画の感想など書いてみたりしたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月05日(火) 同じ1年でも、重さは違ったりするし。

気が付けば明日で3月に突入ですねぇ。
逃げて行く2月と人は言うけど……逃げられましたね2月。
↑しかも2月末から本日にいたる日記は「馬鹿日記」ときているし(苦笑)
この2月の28日間で私がした事を数え上げてみると
仕事。息抜き。風邪ひいて寝てた。の3つだけだっりして。
3月は、そうそう暢気にもしてられないので
まぁ、こんなのもアリだよねぇ。アリ。アリ。と思ってます。

今月は愚弟が検査再院するのですよ。えぇ。それも今週木曜日に。
↑愚弟は昨年事故にあって指を2本切断。
 現在、残り3本のメンテナンス中。
血流の検査をして、結果が良ければ神経の移植手術。
療養期間が長くなってくると「入院」「手術」も慣れっこになってきて
「まぁ、適当に頑張っといでや」というくらいの感慨しか湧いてきません。

ちなみに、現在、進行中の悩みの種である
愚弟の腰骨を削ってNEW親指を作る手術……については
もし検査の結果がよくて手術可能だったとしても
「断る」ことに決めたのだとか。
「せっかくだから、やっとけば?」と思わなくもないのですが
愚弟の気持ちも分かるのです。
「親指を作る」といっても、自家移植になったりする訳で……
作る部分の大きさだけ、削られて減る部分が出てくる訳で。
しかも痛い思いもしなきゃならない、時間だって費やさなきゃならないし。

何より「時間」っていうのが大きなポイントなんですね。

人生80年の、わずか1年って思えば、たいしたことない!
……ってのも事実なのですが
同じ1年といっても80歳の1年と、24歳の1年では重さが違いますしね。
エネルギッシュ、油ギッシュな男24歳ともなると
「どうでもいいから、とりあえず自由の身になりたい」
……というのが本音みたいです。えぇ。
先々のことを考えると正しい選択かどうかは疑問だったりしますが
私自身も同じことを感じていたりするので
まったくもって、文句の言える筋合ぢゃありません。
どちらにしても「治っていく方向」にしか進まないってのは気楽です。
「やっぱり作りたい」と思えば、作るのはいつだって出来る事ですし。
途中で諦めて、切断しなくて良かったとシミジミ思います。

手首から先を、スッパリ切断するなら早く退院できますが
1本でも多く、指を残す努力をするなら1年掛かりますがどうしますか?
そんな選択を迫れた時、愚弟は、いとも簡単に
「ぢゃぁ、切る」と言って周囲を驚かせたりなんかしましたが
あの時だけは、頭から反対して良かったなぁ
……なんて事は、今でこそ言える台詞なのですねぇ。

なにはともあれ、私や愚弟が「完全解放」される日は、もう、すぐそこ。
↑「そこ」って言ってもまだまだ先なのですが。

今夜は仕事も、そこそこで放り出して
同志Fだの、エンゼルK譲と会って食事をしたので
身の回りに起きている事象についても
ゆとりのある目で見ることができるようです。
明日(日記日付的には今日)は愚弟の検査壮行会……の予定。
お風呂に入って、お休み読書などして、寝ることにします。えぇ。

愚弟の話、同志Fの近況など、語りたいことは山盛りだったりするのですが
明日に備えて、今日の日記は、これにてオシマイ。

******************************

明日は「愚弟を励ます会」を決行する……予定。
……って言うか、早く起きねば(^^ゞ


2002年03月04日(月) 友人ではなく同志なのです。

私は「友達」よりも「友人」って言葉の方が好きです。
「友達」と書いてしまうと友人を「束」にしたような気がして。
本質的には、どんな風に書いたところで変わらないとは思うのですが。

ちなみに私の友人は「いいヤツ」ばかりです。
↑だいたいからして、嫌いなヤツを友人と呼んだりしないんだけれど。
なんか…こう……あたたかくて、力強くて
キーボードで「友人」という言葉を打つだけでも
ちょいとばっかり、力が湧いてくるような気がします。
ホントにありがたいです。友人って。
色々と助けられてます。友人に。

ですが、私には親しいけれど「友人」とは呼びたくないヤツがいたりします。

そいつは、友人という言葉を当てはめるには、しっくりこない存在で
それなのに、どうしたものか、やけに親しかったりする「おなご」で
ど〜しても「友人」と呼ぶには「友人」って言葉に失礼な気がするので
私は彼女のことを「友人」ではなく「同志」と呼んでいます。
ちなみに彼女は私のことを「友達」ではなく「連れ」と呼びます。
↑関西の男性は友達の事を「連れ」と呼ぶ人が多いのですが
 同志は、生物学的にも、法律的にも、見た目も女性です。

同志の名前はFといいます。
同志Fと私は高校時代からの付き合いで
以前、一緒に作っていた同人誌のパートナーでもありました。
同志Fは私の知りうる人間の中で、いっとう「お馬鹿」な人間で
27歳の時に「シナリオライターになりたいから東京行ってくるわ」
……と言って、この不況の時代に地方公務員という安定した職を捨て
浪速を離れて、お江戸へ旅立っていったのでした。

ちなみに現在、同志Fの職業は当初の目標だったシナリオライターではなく
シナリオライター志望の回転寿司屋勤務アルバイターです。

同志Fは、とことん努力を惜しむタイプの人間である上に
しかも「計画性」という物がまったくなくて
ほんとうに、心から「どうしようもない」人間だと思うのですが
昨年、愚弟が事故にあった時は
その2日後、大阪にやってきて様子を見に来てくれて
翌日、また東京へ帰ってくような、どこか熱いところがあったりするので
どうしたものか、うっかり付き合い続けていたりします。

シナリオライター志望の同志Fは
自分で立てた志を実現させるキッカケさえも掴めずにいるようですが
根が楽天的な性格らしく、貧乏ながらも楽しい生活を送っているようです。

ちなみに同志Fは私が「60歳になったら出家して放浪生活を送る」
……と語った時に「あんたには絶対無理やで」と言い捨てた人物です。

先日、その同志Fが携帯にメールを送ってきました。
「前の職場の同僚の結婚式で大阪に帰るから遊んでな」
同志Fの誕生日が近いこともあったので
「誕生日祝いで、ごちそうするから、食べたいものあってら言うて」
……と返事をしたらば
「ごちそうしてくれるなら何でもいい」との慎ましい返事。
「何でもいいじゃ、選びにくいから、和食か洋食かだけでも言うてみ?」
私の問いに、同志Fは言いました。

せやなぁ〜。せっかくやしなぁ〜ワイン飲みたいわぁ。
和食でも、えぇけど、創作料理系にしてなぁ〜
ほんま、なんでも食べるけど
食べ物が美味しくて、ワインが美味しかったら文句言わへんから♪

……「何でもいい」と思っている女の言う言葉なのでしょうか?
私は同志Fの言葉に、思わず首をかしげてしまいました。
これだけキッパリ言うなら、遠慮するフリすんなっちゅ〜ねん。
でも、たぶん、私は同志Fの希望にそったお店を探して
ワインで乾杯しちゃったりするのだと思います。
でもって、久しぶりに会うのが、ちょっと楽しみだったりもします。

同志Fは、ちょっと言葉の感覚が「変」なところがあって
私がとった行動に対して、なにかにつけて
「くぅ。白蓮って男前やなぁ」と言います。
どうも同志Fの中で「男前」という言葉は
賛辞として登録されているようですが
今度、会う時にはキッパリ言ってやろうと思っています。

男前って言うなぁ〜〜〜

同志Fが本当にシナリオライターになれるのかどうか……
ほとんど眉唾ものですが、これからも「あったかい目」で
同志Fの行く末を見守っていきたいです。
もしも同志Fがシナリオライターになるキッカケを掴んだら
また、この日記で報告するかも知れません。

つらつらと同志Fのことを語ってみたところで
今日の日記はこれにてオシマイ。


2002年03月03日(日) 大人の遠足♪

今日は新しい住宅展示場のプレ・オープンを見学に行ってきた。

CADオペレーターという仕事は
朝、出勤してPCに向かったら、ずっとPCに向かって作業するので
外に出ることもなければ、お客様や業者の人と話をする機会も無いという
比較的、根の暗〜いポジションなので
「仕事中に出掛ける」ってだけでも「血沸き肉踊る」大イベントだったりする。
建築士さん8名と連れ立って、ほとんど遠足気分でのお出掛けだった。
少し風は冷たかったけれど、奈良盆地は素晴らしいお天気で
遊びに出掛けるには、もってこいの1日といった感じ。

春のシーズンに向けて建てられた新しい展示場は
高級志向で作られた商品で「趣味人の大人」が暮らす家……といったノリ。
茶室、陶芸コーナー、和服が着脱畳スペースのあるクローゼットなど
思わず溜め息が出てしまうようなゴージャス空間が広がっていた。

どのスペースも趣向を凝らした造りになっていたのだけれど
設計課の一同が全員一致で「トキメキ大賞」に選んだのは「書斎」だった。
10畳もある広々としたスペースに大きな机と作り付けの棚。
小さな書庫と、勾配天井へ連なる秘密基地のような収納スペース。
広いインナー・バルコニーに面していたりして
↑外部からの視線をカットしつつ、内側から景色が楽しめるバルコニー。
バルコニーには小さなテーブルとと椅子が2組。

「男心をそそりますねぇ〜」
夢見る建築士のKさん、大喜び。
……って言うか、そんな書斎だったら女心だって、そそっちゃう。
あの書斎の主人になれるのなら悪魔に魂を売ってしまう……かも(?)

建物の中や、外まわりなど、ぞろぞろと歩き回り
イチャモンつけたり、感心したり、大騒ぎだった。
バナナも、お菓子も、ビールも持っていなかったけれど
みんな子供みたいに興奮していた。
しがない図面の清書係である私も、いっちょまえに
「物を作る人間の喜び」をジンワリ噛み締めてみたりして
自分も、少しだけ関わって出来上た家の格好良さに見惚れてしまった。
楽しい大人の遠足は2時間ほどで終わり
子供みたいに興奮していた大人は、みな普通の大人に戻った。

それにしても。

大人は、やっぱり子供とは違うと、つくづく思った。
普段、お日様に照らされるのは「出勤する時だけ」だったりするので
久しぶりにお日様に照らされて、大はしゃぎしたりすると
心地良く草臥れてしまって「おやつどき」には眠くてたまらなかった。
お日様のパワーって素晴らしい!!

そんなこんなで、スキップ気分のまま1日の勤務が終わった。
今日は「書斎」の夢を見るかもし知れないなぁ〜なんて思いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月02日(土) 飛んで 飛んで。 まわって まわって。

昨日、一昨日は、ちょっとしたアクシデントに取り乱してしまって
これが三十路を迎えようかという女性が取る行動だろうか?
などと思ったりして、ちょっと反省した。
しかしながら、反省だけなら猿でもできる。
この失敗をステップにして、さらなる飛躍をはかるべし。
……ってなもんだ♪

私は、さらなる飛躍を求めて行動することにした。
じっとしていては、何も進まないし。

♪飛んで 飛んで 飛んで ……まわって まわって まわって〜……
↑このフレーズを読んで「ムフッ」とされた方はおられるのでしょうか?
いやいや。まわるんぢゃなくて、飛びたいのだ。私は。

最初に私が手をつけたのは
私がネットをはじめた頃からのネット知人にメールを書くこと。
以前『さるさる日記』で途中で挫折した日記も読んでもらっていて
「やめずに続けた方がいいと思う」と応援してくれたのに
その時は頑張りきれずにやめてしまった……という経緯があって
「日記が半年続いたら読んでもらおう」
……などと私の中で思っていた人がいるのだけれど
私の「うっかりミス」から、その人を差し置いて
この日記の所在を大公開(?)してしまったものだから
「こりゃぁ、ちょっと仁義に反するってか?」と思い
予定より1月早いが、お知らせすることにしたのだ。
↑ここのところ「仁義」という言葉がマイ・ブーム。
 これは浅田次郎の小説の影響。

お知らせするにあたって「過去日記」に不愉快なものはないか?
……という部分が気になって、ちょっとだけ読み返してみた。
大丈夫。私は人として恥ずかしいことなんて書いていない(たぶん)

「公開日記」は誰が読んでもいい物だと思っているが
書き手としては「誰」が読んでいるのかは少しばかり気になるところだ。
そんな時、役に立つのが「アクセス解析」という機能である。
この「エンピツ日記」には簡単なアクセス解析機能が付いていて
お客様が「どこ」を経由していらしたのかが分かるようになっている。
エンピツ日記経由で…とか、誰かの掲示板から…とか、検索で…とか。
もっと優秀な「アクセス解析」だと、さらに詳しい事が分かるのだけれど
私の場合は機能に振り回されてしまいそうな気がするので
あえて付けないことにした。

アクセス解析は一応、毎日チェックしているのだけれども
私が楽しみにしているのは「検索」で、どんな言葉が引っかかるか
……という事だったりする。
それ以外だと、見覚えのある「日記仲間」の掲示板からのお客様や
リンクからのお客様がいらっしゃると「嬉しいなぁ」という感じ。

ちなみに「検索」で引っかかるキーワードは
「木蓮」「木蓮の花」がダントツでトップ。←日記タイトルだし。
次は作家名。「嶽本野ばら」や「中山可穂」といった人気作家さんの名前。
ちょっと変わったところだと……
「白馬に乗った王子様」「見切り」「白いパンツ」などがあった。
白いパンツなんて言葉は書いたことがないと思うのだけれど
「白い」だけで引っかかっているだろうか?

検索ワードの中で、こっそり健闘しているのは「悪女聖書」だったりする。
なんと「嶽本野ばら」や「中山可穂」より頑張っているのだから驚きだ。
「悪女聖書」とは美容院などでお馴染みの
女性週刊誌に連載されている、あの漫画作品である。
たいした事は書いていないのにダイレクトに引っかかるということは……
「悪女聖書」のことを書いているHPが少ない割に
「悪女聖書」のことを知りたい人が多いのだろう。
流石は女性誌きっての、ご長寿連載漫画だ。あんがいファンは多いらしい。

どうやら、アクセス解析の結果を検討してみるだに
人間って生き物は、すっごく重要な事よりも
むしろ、すっごくつまらない事の方が
よほど気になるのではないだろうか……と思ったりした。

メールを書いたり、過去日記を読んでみたり
アクセス解析について考えてみたり……
これで本当に「飛躍」できるのかどうかは疑問なのだけれども
私の中では、なんとなく区切りがついたので
それは、それで「よし」って事にした。

なんとなく区切りがついて、めでたし。めでたし。
……って感じで、今日の日記は、これにてオシマイ。


2002年03月01日(金) お騒がせしました <ご報告など>

昨日の日記では、すっかりお騒がせしてしまいました。
心配してくださったみなさま、本当にありがとうございます。

ぢつは私。
問題の掲示板に日記の足跡を残してしまったのは
昨日だけではなかなったようなのです。
なんと。日曜日にも残していたことが判明いたしました。
↑しかも親しい人に教えてもらって、はじめて気が付く始末。

なんとなく「大雑把」に日記を書いているので
エンピツ日記に、もれなく付いてくるアクセス解析は
いちおう目を通していますがザル・チェックだったりするので
「うっかりミス」に、まったく気がつかなかったのです。
……って言うか、昨日のことを気付いた事も奇跡的と言うか。
もぅ、日曜日からとなると、何人に気付かれてしまったかなんて
分かるはずもなく……って感じです。

とりあえず「足跡」を残してきた掲示板へお邪魔することは
しばらく自粛ってことにして
こちらの日記は様子うかがいながら続けていこうかと思っています。
掲示板にもチラッと書いたのですが
こうなってくると「嘘ひとつ書いてない」ってのはイタイですね。

祖母の自殺。散々っぱら迷惑をかけて死んだ父の話。
貧乏話。愚弟の事故。その他諸々。

並べてみれば「お涙頂戴ネタ」が大特価サービスですからねぇ。
まったくもって、その事を恥じている訳ぢゃないのですが
何も事情を知らずに他人が読んだら……ですわなぁ。

もしも「あの掲示板」を経由で、こちらにいらした方で
今も、これを読んでいる方がおられましたら、これも何かの縁ってことで
お嫌でなければ、掲示板にも遊びにいらしてくださいまし。
↑無理に勧誘している訳ではないですが、お気が向いたら。
「あの掲示板」で「ゆらら」と名乗っている者と
この日記の著者、白蓮はは同一人物ですので。
吠えたり、噛み付いたりしませんし、楽しくやっておりますので、ぜひ。

いっそ日記やめよっか…とか
やめないまでも「過去日記」を消すか…とか
何やら悶々と思ってしまったのですけれども
悪事を働いていた訳ぢゃないので堂々としていることにしました。
↑ちょっぴりヤブレカブレ入っていますが。

もし私のしでかした「失敗」で気を悪くする人がいたとしても
いまさら「した事」を取り消すことは出来ない訳ですし
そりゃぁ、ある意味において「ごめんなさい」って思ったりもしますが
「野良犬にでも噛まれたと思って諦めてください」とか
「お嫌なら関わらない方がよろしいかと思います」とか
それくらいの事しか言えないですしね。

ひとまず日記は「これまで通り」で続けていくつもりです。
スタンスも変えずにいこうと思っています。
こそっと誰か顔見知り(ネット見知り)が読んでるかも知れない
なんて事を考えると、ちょっとドッキドキだってりして
いっそアクセス解析でも付けようか……なんて思ったりもしましたが
そ〜ゆ〜のは私の性分に合わないですし
根が小心者なので、そんなのを付けたら
かえって、まいっちゃいそうですし。
これも自分のしでかした事なのでドーンと受け止めるつもりです。

どっからでも、かかってこい!
↑カラ元気です。本当にかかってこられたら困ります(苦笑)

そんな訳で心配しくださったみなさま、お騒がせしました。
お世話を掛けてしまった掲示板の管理人さん、ごめんなさい。
↑お読みになっておられるのかしらん??
今回の事では足向けて寝れないくらい感謝しております。

メールだの、掲示板だので心配してくださったみなさま
どうもお騒がせしました。
こんなヤツですが、末永くお付き合いいただけると嬉しいです。

人間って生き物は、時として
自分の意図せぬところで人に迷惑を掛けることがあるんだなぁ
……などと神妙に反省しつつ
今日の日記は、みなさま方へのご報告にてオシマイ。


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