彼は私がこっちに来た途端仕事が 超忙しくなりやがったらしく いつも疲れておりました。 私はこのときまだぷーの身分でして 疲れた彼を癒してあげねばと必死こいて 今まで滅多にやらなかった家事に励んだ。 やはり好きな人といっても所詮別の人間。 一緒に生活していくというのはそれなりに気を使うわけだ。 この一ヶ月は彼は寝不足になるし 私は胃痛に悩まされるしで 2人のペースに慣れる期間 だったのであろう。 私の胃痛の原因は彼に対して 彼は仕事でこんなに頑張ってるのに私は仕事もせず申し訳ない という気持ちがずっとあったからなのだが。 彼にばかり負担(特に金銭面)をかけているという気持ちが もしかしたらダメになるのではないか という不安を抱え込んでしまっていて この当時の私はとても涙もろかった。 彼がちょっとふざけて「寮に帰ってやる〜」と言っただけで おもくそ泣けてきやがる。 そのたび彼をあたふたさせていたようです。 私もただの恋愛馬鹿女になっちまった。 そんなこの頃なのでした。
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