金色の夢を、ずっと見てる

2010年07月28日(水) 夏のドラマあれこれ。

さて、夏のドラマも始まってますので、恒例の番組チェックなど。まずは『見る』編。


『夏の恋は虹色に輝く』
松潤初の月9!…という事で盛り上がってますねぇ。個人的には
「松潤が年上のシングルマザーに恋をするって、世の年上女性にどんだけ希望を与える設定だ!?」
というのが最初の感想(苦笑)

『花より男子』で松潤のファンになった人(花男落ち、というらしい)には、“カッコいい俺様”じゃない松潤は受け入れられないかも…なんて前評判も聞きましたが、私はむしろ花男よりも『君はペット』とか『バンビーノ』が好きだったので(というか『花男』見てない)このドラマの“ややヘタレでちょっとおまぬけなお坊ちゃん”な松潤も、ほほえましくて楽しく見てます。恋愛ドラマというよりコメディな気がしますが。

ただねぇ、タイトルが長いよね(笑)始まる頃に番宣でいろいろ出てた時には、タイトルの略称は『ナツニジ』だと言ってましたが、私はどうしても『ナツコイ』と言いそうになります。まぁだからどうだって話ですけど。



『ジョーカー 許されざる捜査官』
好きなタイプのドラマです。堺雅人さんって、同じ表情でもいい人にも悪い人にも見えるんですよね〜。

裏がある人達が多すぎて、普通ならちょっとウザいぐらい正義感まっしぐらな杏ちゃんのキャラが逆に『一服の清涼剤』みたいな存在になってます(笑)法律で裁けない悪人を闇で始末する!的なお話は大好きなので、毎週楽しみに見たいと思います。



『逃亡弁護士』
おばかキャラの代名詞みたいな上地君が弁護士役とは……キャスティングした人も思い切ったなぁ(笑)冤罪で逃亡しながら、いろんな困った人達を専門知識で助けて行くという展開ですが、最終的には自分の冤罪を晴らして真犯人を見つけるんだよね?なんか怪しい刑事さん(北村一輝さん)とか、どうにも感情移入しにくいヒロイン(石原さとみ)とか、どう決着付くのかな〜と今から楽しみです。久々にドラマ復帰という矢田亜希子さんがほとんど目立ってないのがちょっと気の毒(^^;



『GOLD』
天海祐希さんは大好きなんですが、野島伸司さんの作品がどうにも苦手でなかなか初回を見る気がおきませんでした…。野島さんの作品って、独特の重さとか薄暗い感じがあるじゃないですか。それがどうにも苦手なんですよね…。試しに今までの作品を調べてみたら、どれも話題になったものばかりなんだけど、私が全部見た記憶があるのは『聖者の行進』と『ラブ・シャッフル』だけでした。あの名作と言われる『101回目のプロポーズ』や『ひとつ屋根の下』すらちゃんと見てない。(まぁ大ヒットしたので大まかなストーリーぐらいはどれも知ってますが)

3回分ぐらい録画が溜まってから、ようやく初回を見ました。思ったほど重くない…のかな?これから重くなるのか?いまいちまだ掴めない感じですが、とりあえず見る予定で。でも挫折する予感もしてます……。



『日本人の知らない日本語』
これは原作を持ってるので結構楽しみにしてたんですが、主人公である日本語教師をあのキャラにする必要がはたしてあったのか…。いや、仲里衣紗ちゃんはかわいいんですが、生徒達が充分インパクトあるのに、進行役であるはずの教師まであんな我の強いキャラにする必要があったのかな〜と。

原作はシンプルに『外国人から見たら、こんなにおもしろい勘違いが気付きがあった』っていうネタの積み重ねなんだけど、ドラマだとそれだけじゃ成り立たないんだろうねぇ。生徒達の日常とかも絡めながら物語を作るから、どうしても『日本で頑張って勉強しながら働く外国人の生徒達を、先生が熱く支援する』って流れになっちゃうんだろうな。

個人的な好みとしては少々暑苦しいんですが(苦笑)気軽に見れそうな感じなので一応見る予定で。



『ハンマーセッション!』
速水もこみちがちょっと演技上手くなったような気がします。昔ほど棒読みじゃなくなったよね?

くそ生意気な高校生の話はイライラするんですが、これはくそ生意気な高校生を大人が頭脳で叩き潰す話のようなので、楽しく見れそうです(笑)




んで次は『見ない』編。


『ホタルノヒカリ2』
そもそも1も見てない。綾瀬はるかにあんまり興味がわかないんだよな。

『崖っぷちのエリー』
西原理恵子さんは嫌いじゃないんだけど、山田優ってとこが現実味がない(笑)

『美丘』
吉高由里子ちゃんは好きなんだけど、難病と闘いながら…って設定でなんとなく結末が読めるのでパス。闘病ものって泣かされるからあんまり見たくないんですよ(^^;

『GM 踊れドクター』
病院物は嫌いじゃないんだけど、キャストにあまり惹かれないなぁ。原作あるらしいけど、踊る医者だから東山さんなのか、東山さんだから踊る医者なのか(笑)


そして迷ってるのが『うぬぼれ刑事』。
おもしろそうだな〜とは思ってたんだけど、ちょうど始まった時期に裏の同じ時間帯にジブリ作品が続いてて最初の2〜3回を見損ねたんですよね。でも妹がおもしろいって言ってたので、今からでも見てみようかな〜と考え中。



こんなとこですかね。あと、最初から興味の対象外で書いてないドラマもいくつかありますが、今クールってやたら刑事もの多くないですか?見てないけど、『警視庁継続捜査班』はちょっとおもしろそうな気も。



2010年07月26日(月) トホホな1週間。

この1週間、大変でした……


先週の土日(17・18日)は、次郎君が地元消防団の旅行でいなかったので実家にお泊り。日曜の夕方に自宅に帰り、次郎君のお土産を受け取りに来た義母とちょっとおしゃべりしてたら、そのままユウだけ義実家に遊びに行く事になりました。ご飯もお風呂も義実家で済ませてくれて9時過ぎに迎えに行ったら、なんかまだ遊び足りない感じ。結局、その日はパジャマとか用意してきてないから明日の夜(月曜の夜ね)に改めて泊りに来る?という話になったんです。火曜日は普通に保育園なので、火曜の朝8時までぐらいに連れて来てくれたらいいですよ〜と話して、予定通り月曜の夕方に義母が迎えに来てユウは義実家へ。





そして、問題はここから。





火曜の朝、義母から電話。
「昨日の夜中3時ぐらいにふと目が覚めたら、なんかユウちゃんの体が妙に熱くて。熱を測ってみたら39℃越えてたのよ。小さい保冷剤をタオルにくるんで脇に挟んで冷やしながら寝せたんだけど、今朝もまだ38℃あるの。これじゃ保育園行けないよね?」




なんですとー?





そりゃ確かに保育園は無理だ。今日は実家の両親も仕事のはずだし、これは私が会社休むしかないなぁ。うわ〜、金曜に自分が遊びたくて休んだばっかりなのに…ていうか、『自分のために休暇を取ると、その直後にユウが体調崩す』って多くないか?(苦笑)

しかしさすがにだからってどうしようもないので、会社に電話。所長はまだ出て来てなかったので、部長に休暇を申請して所長へ伝言を頼みました。
「休むならわざわざ起こさなくていいよね。自然に目が覚めてからそっちに連れて行くね」
と義母が言ってくれたのでしばらく任せる事にして、洗濯物を畳んだり本を読んだりして待つ事しばし。義母がユウを連れて来てくれたのは10時近くでした。

それから小児科へ。ユウは基本的に病院嫌いじゃないんだけど、最近は注射を嫌がるようになっちゃいました。今回も、診察の順番になって先生の前に座ったとたん
「きょうは、ちゅうしゃしない?」
と先生に確認(笑)診察の結果、扁桃腺が腫れてるのでそこからくる発熱だろうという事になり、抗生剤が出ました。


帰宅後、ユウはちょっとお昼寝。いつもなら家であんまりお昼寝しないのに、やっぱり体がきついんだろうな。昼食も軽くうどんだけでおしまい。ぐったりって程じゃないしテレビとかDVD見てると静かなのはいつもなんだけど、やっぱりいつもよりおとなしいしテンション低い。午後からもちょっとお昼寝して、夕飯もちょっとしか食べないし、いつもなら寝る前に次郎君とひとしきり遊んできゃーきゃー言ってるのに、
「ねんねする。おやすみ」
と自分からベッドに入って5分ぐらいで寝落ち。……やっぱりきつそうだ。



水曜(21日)、朝から検温したらやっぱり38.2℃。さすがに2日連続で休暇は取り辛い…ていうか私、金曜も休んじゃったから実質5連休になっちゃうんだよ。それはさすがに会社に迷惑かける。一応聞くだけ聞いてみよう…と実家に電話してみたら、ありがたい事に両親そろってたまたま休みだと言うじゃないですか!薬と一緒にユウを実家に預けて出社。



木曜(22日)、朝の検温で37.6℃……微妙。今までの経験上、こういう微妙な数値の時に『いけるかな?』と賭けに出て保育園に預けてみても、せいぜい数時間で
「38℃越えちゃいました」
と連絡が来るケースがほとんどなんだよね。あからさまに声も枯れててリアルにドナルドダックみたいな声になってるし、一度出社してまたすぐ保育園から呼び出されて
「すみません、やっぱり早退させてください」
と言うのも気まずい。ここは無理しないで休んだ方がいいだろうな。

こないだは部長に伝言を頼んだけど、さすがに毎回それで済ますわけにもいくまい。というわけで、所長が出勤してるであろう時間を見計らって会社に電話。毎日連続で休暇申請の電話をするのも気が引けるので、思い切って木・金と2日分休みをお願いしました。


……そしてこれも今までの経験上、そうやって大事を取って休んだ日に限って1日中37℃台を行ったり来たりするだけで
「なんだよー38℃越えなかったじゃーん。これなら保育園行けたんじゃないのー?」
となる場合が多いってのも判ってるんですけどね(苦笑)


予想通り、1日中38℃を超えはしなかったんですけど、37.3〜37.6℃あたりを行ったり来たり。相変わらず食欲も控えめで、いつものようなパワーが感じられません。こりゃ休んで正解だったな。




金曜(23日)も、やはり朝から37.4℃。しかし困った事に、この日は夜に保育園の夏祭りがあったのです。休んでたこの数日間、ユウがワガママ言うと
「お熱が下がらないとお祭りに行けないよ?」
と言ってなだめていたんですが、結果的に熱が下がらなくて行けないなんて事になったら……どんだけガッカリするかと。両親にその話をすると
「浴衣を着るのもすごく楽しみにしてたんだし、本人がきつくないならちょっとぐらいいいんじゃない?」
というコメント。欠席の連絡ついでに担任の保育士さんに相談してみたら
「風邪とかと違って扁桃腺から来る熱なら他の子にうつるようなものでもないし、ユウちゃんも本当に楽しみにしてましたしね…ユウちゃん自身がきつくないなら、来て頂いても大丈夫だと思いますよ」
と言ってくれました。

夕方まで様子を見て、辛うじて37℃を切るぐらいまで熱が下がったので、思い切って行く事にしました。その代わり最後まではいられないよ?途中で帰るからね?とユウに言い聞かせる。ユウもまだ完全に治ってない事は自覚してるようで、素直に頷いてました。浴衣を着ると見るからに嬉しそう。実家の両親を迎えに行って、開始よりちょっと遅れて保育園に行きました。


人が多かったので最初は機嫌が悪くなりましたが(それはいつもの事)しばらくすると楽しくなってきたようです。結果的に、用意されたゲームは一通りやって、最後の花火を途中まで見て帰って来ました。保育士さん達に
「ユウちゃん、来れたねぇ。良かったね〜」
と声をかけてもらって嬉しそうでした。

そしてなぜか、帰宅後に熱を測ったら36.4℃……なんでだ。楽しかったから?病は気からって事?(苦笑)次郎君は仕事で帰れなくて行けなかったんですが、ユウが楽しそうに帰ってきたので安心してました。





土曜日(24日)、この日は母がやってきました。ユウの様子を見に来るついでに、我が家の大掃除をするのが目的です。

確かに私は掃除が苦手だし下手です。なのになぜか母は掃除大好きできれい好き……いやむしろ、母がいつもさっさと掃除してて私がやる必要がなかったので身につかなかったのかも……と言ったらすごく怒られた事があります(笑)

私が掃除したつもりでも、そんな母から見たらまだまだやる事が残ってるらしい。時々チェックしに来てはガンガン片付けて
「あんたの所は“片付いたー!”て感じでスッキリするからやり甲斐があるわ」
と言って掃除しまくるのです。ありがたいんだけど、私もう34なんだけどなぁ…(^^;


押し入れの中を片付けまくって満足して、午後からユウを連れて母は帰宅。私は会社の後輩の結婚式の二次会に行くため、ユウを預かってもらいました。

これも行くか行くまいか迷ったんですけどね。幸い昨夜からユウの熱も下がって落ち着いてるし、食欲も戻ってる。先月もユウの発熱で飲み会を1つドタキャンしたのを母も知ってるので
「今日は大丈夫よ。行ってきたら?」
と言ってくれたので、甘える事にしました。



というわけで、ようやく夏着物の出番だ!こないだ買った、白地に淡い紺色や黄色で大小の水玉が飛んでる絽の小紋(もちろんポリ100%)に、白と水色の羅(夏用にざっくり織られた生地)の名古屋帯。生成りと紺色で編まれた帯締めに、本来ならギャル向け(笑)の浴衣用らしいラインストーンきらきらの帯留めをしてみました。足元はレースの足袋で涼しく。

着る時だけガンガンにクーラーを効かせた部屋で着付けをして、着てしまえば意外と暑くないのです。胴体部分は3枚(汗取り用の肌着と長襦袢と着物)着てますが、汗をかいてもすぐに肌着で吸収しちゃうのでそんなに暑い気がしないの。ちなみにユニクロのサラファインを着てみたんですが、肌触りがさらっとしてて快適でしたよ。袖の部分は風が通るし下半身はロングスカートみたいなもんだし、よっぽど外を歩き回るのでなければ、着物って多分周囲が思ってるほど暑くないです。


ただ、私は顔に汗をかきやすい体質なので、暑そうに見えちゃうのが残念(苦笑)



今回結婚したのは、まだ入社3年目の若手くん。でも入社当時から
「地元に遠距離恋愛してる彼女がいて、早く結婚したいので貯金を頑張ってる」
という話は聞いてたので、それほど驚きはしませんでした。でもつい本人に
「なんでこんな早く決めちゃったの?」
と聞いちゃいましたけど(笑)あ、別に出来ちゃったわけではないらしいです。


去年社員さんと結婚した元パートのメグミちゃんも来てて、久々に会えて楽しかったです。ていうか、半分はその子に会うために参加したようなもんだし。メグミちゃんの方も
「咲良さんが来るなら行こうかな」
と参加してくれたわけだし。

奥さんになった人は初めて見たんですが、今時っぽいばっちりメイクのキレイな子でした。若手くんが入社して最初の満額ボーナスが出た時に
「何か買ってあげるよ」
と言ったら、いきなり20万ぐらいするヴィトンのバッグを指定してケンカになった…っちゅー彼女だよな(笑)と思ってたら、メグミちゃんが
「奥さんってあの人ですよね、最初のボーナスの時に20万のバッグねだったって人ですよね?続いてたんですね〜」
と小さい声で言ったので笑ってしまいました。やっぱ皆そういうの忘れないよね(苦笑)


でも彼女にしてみたら、彼に会いに何度か熊本にも来てたらしいので全然知らない街ではないけど、家族や友人と離れての新婚生活になるわけだし、旦那以外に知ってる人もあんまりいない…という状況での新生活はやっぱり不安も多いと思います。さすがに年が違いすぎるので仲良くなるのは難しいかもしれないけど(苦笑)応援したいですね。



久しぶりに会ったメグミちゃんともたっぷりおしゃべりして、2軒目はおなじみのスナックに行くというメンバーと別れて帰りました。実は母が誕生日だったので、お祝いとユウを預かってもらってたお礼も兼ねて花を買って実家へ。ユウはじいちゃんとばあちゃんに遊んでもらってご機嫌で待っててくれました。うん、もうすっかり大丈夫そうやね。




日曜日(25日)は、またもや母とおでかけ。だって次郎君日曜だけど仕事なんだもん。近くの大きなゲームセンターでプリキュアショーがあるんだって、ユウ連れて行ってみない?と母が誘ってくれたのです。

そこは、でっかいゲームセンターとカラオケと、同じ敷地内にネットカフェやらファミレスやら居酒屋やらいろんなお店がある巨大アミューズメント施設…という感じの場所。知ってる場所ではあるんだけど、あそこにそんなイベントやるようなステージとかスペースあったっけ?と思いつつ行ってみました。

ゲームセンターの広いエントランスの脇に、テントが張られててちょっとしたステージが作られてます。……え?ここ?この猛暑に、屋外で着ぐるみショーやるの!?それって見る方も辛いけど、着ぐるみの中の人倒れちゃうでしょ!


…と思ったのですが、どうやら本当にそこらしい。うわ〜、マジで?


とりあえず、開演までまだ1時間以上ある。向かいのファミレスでお昼ご飯にしようか。店内からそのイベントスペースが見えるから、あんまり多くなるようだったら急いで出てくればいいし。とファミレスに入ってランチを注文。う〜ん、まだ1時間以上あるので早くも席取りを始めてる人もいます。でもこの暑い中長時間座って待つのもしんどいしな〜。後ろの方で立ち見でいいよね。

先にユウのオレンジジュースが運ばれて来て、料理を待ってる間に、ふと気付くとユウがある方向を見て固まってます。ん?どうした?とそっちを見ると……うわ。プリキュアがいる。


ファンサービスなのかお客さん勧誘なのか(笑)プリキュアの2人がファミレスの中を手を振りながら歩いてきたじゃないですか。近くに座ってた、同じようにショーの前にランチに来てたらしい母子連れ3組のグループが大盛り上がり。つられてこっちもテンション上がっちゃって、無事、プリキュア2人と写真を撮ってもらえました。ユウ、至近距離で着ぐるみ見て驚いたのか固まってましたが(苦笑)でも嬉しそうでしたよ。



昼食後、イベントスペースに行ったらすでに座れる席は満席。前方にビニールシートが広げてあって、後方にはベンチがずらっと並んでたんですが、ユウにシートの後ろの方(ユウだけなら座れそうなぐらいの隙間はあった)に座る?と聞いてもふるふると首を振って拒否。並んだベンチの最前列辺りの横の方に立って見る事にしました。

ところが、私達が立ってた場所の前はシートに座ってる人達(=地面に座ってるので高さが低い)だから、ステージを見るには問題ない…と思ってたのですが、それはあくまでも大人の視界ならの話。ユウの目線からは、前に座る人達が邪魔でステージがほとんど見えなかったみたいなんです。結局、ショーが始まってすぐから終わるまでの小1時間、ほぼず〜っとユウを抱っこしてる羽目になりました。せっかく治ったぎっくり腰がマジで再発するんじゃないかと思いました…(泣)終わった頃には腕が震えてましたよ。



プリキュアって、アニメのエンディングで歌に合わせて主人公達が踊るんですよ。(ちなみに振り付けは前田健)で、ショーの最後にも司会のお姉さんとプリキュアの2人が歌に合わせて踊ったんですね。見てた子供達の中には一緒になって踊る子も大勢いて楽しそうだったんですが、ユウはまったく動かず。家でテレビ見てる時も一緒に踊ったりはしないんだよね〜。抱っこしてるからかな?と思って
「ユウも踊る?降りる?」
と聞いても
「いや。おどらない」
とバッサリ。

見てる間も他の子のように
「プリキュア、がんばれー!」
と応援するでもなく笑うでもなく、ほぼ固まったままでじーっとステージを見てるだけ。前にアンパンマンショーを見た時もそうだったんだよなぁ。もともと着ぐるみをそんなに好きではないので、テレビと違う!とか思ってるのかな?あんまり楽しくないのか?と思って、じゃぁ重いから降ろしてもいいかしら、と一声かけて下に降ろそうとすると
「見えない!抱っこ!!」
と大騒ぎ。楽しいなら楽しそうにしてくれた方が、こっちも辛いなりに抱っこする甲斐があるんですけど…(^^; でも見終わった後に
「キュアマリン、踊ってたね〜」
とか
「デタトリアン(正確にはデザトリアン。悪役です)が怖かった」
とかあれこれ話してたので、それなりに楽しんでたようです。



というわけで、週末で無事に完治してくれて保育園にも行けるようになったんですが、どうやら今回の高熱は扁桃腺が腫れた事が原因だった様子。私の妹が年に1〜2回そうやって扁桃腺からくる高熱で寝込むんですが、最初の2日ぐらい高熱が出てその後数日だらだら微熱が引かない…っていうパターンが一緒。て事は、ユウも今後そうやって時々熱が出るって事?(--; 確かに妹が3〜4歳の頃と今のユウってほぼ同じ顔!ってぐらい似てるんだけど、そんなとこ似なくていいのに(苦笑)



ちょうど金曜に有給取った直後だったんで、休暇の申請がしにくい事しにくい事(^^; なんか『自分が遊ぶために有給取ると、その直後にユウが病気する』って事が多い気がします。同じように、『楽しみな予定がある時ほど子供が熱を出す』のも多い気がする。なんなんだ、なんの法則だ。



2010年07月16日(金) 『告白』見てきました。(ネタばれありかも)

久々に平日にのんびりしたくなって、有給を取る事にしました。ちょうど7〜9月の間に夏季休暇を取らなきゃいけないので、それを1日使おうかな〜と。

ユウを保育園に預けたらちょっと久しぶりに整体に行って、スッキリしたところで映画館へ。公開時から気になってた『告白』を見に行きました。


以下、若干ネタばれするかもしれないので、読みたくない人はここで引き返してくださいね(^^;









言わずと知れた、去年の本屋大賞が映画化された話題作です。原作も読んでて、あれをどう映像化するのかものすごく興味があったんですよね。結果から言うと


「松たか子ってすげぇ」


です。感情的になる場面はほとんどなく、押さえたトーンで淡々と話す事が多い役なのですが、その静かな表情の下で激しくうねる感情が背景に見えるような気がしました。




割と原作に忠実に、語り手を変えながら章立てして進んで行きます。原作と大きく違ったのは、『少年Bの姉から見た章』がなかったぐらいかな?大まかに、主人公である教師(松たか子)とクラス委員の少女の視点が中心になるのかな。ウェルテルが原作通りウザくて暑苦しかったです(笑)イメージカットみたいな、現実なのか登場人物の空想なのかよくわからないシーンが所々に描かれていて、それが語り手の心情をよりリアルに伝えてくれます。こういう時、映像の力ってすごいですね。




あと、生徒達があんまり有名な子役じゃなかったって点も良かったんじゃないかな。見た後に公式サイトも見たんですが、犯人役だった2人の少年も、その片方と絡んで語り手ともなるクラス委員の少女も、全然知らない子だったんです(公式サイトを見てこの女子生徒役の子が熊本出身だと知って驚いたぐらいで)。30人とかいる1クラスの中に2〜3人だけテレビでよく見る子役が紛れてると
「あぁ、この子が重要な役回りなんだな」
ってすぐわかっちゃうじゃないですか。そういう意味で、主演の松たか子に次いで重要な役であるはずの3人がそれほど有名じゃない子ばかりだったってのは、すごく効果的な演出だったなと。


でも、その割に(と言ったら失礼だけど)このメインとなる生徒達を演じた3人の子役が、3人ともすごく上手だったんですよ。少年Aの狡猾さと、その奥に潜む、自分を捨てて行った母親への子供ならではの狂おしいほどの思慕と渇望。少年Bの、自分に対する自信のなさからくる卑屈さと、それ故に湧き起こった被害者少女への残虐性と少年Aへの歪んだ憎しみと優越感。クラス委員の少女の、思春期にありがちな妄想癖と嗜虐性。

特に、精神的に追い詰められて、少しずつおかしくなっていく少年Bの狂気の演技が印象的でした。あとその少年の母親役だった木村佳乃もさすが。息子と2人きりの家で(夫は多忙で家庭を顧みず、娘は進学で家を出ている)息子だけを偏愛し、その息子が幼女を殺したと聞かされても
「この子は優しい子なんです。タチの悪い子に引きずられて利用されただけなんです。なんてかわいそうな子」
と、息子が殺した少女の母親の前で本気で言ってしまう母親。事実を知り、息子と心中しようとして逆に殺されてしまう母親。

なんだろう、木村佳乃ってこういう『思い込みが激しくて偏執的な女』の役がすごくうまい気がする(^^;




最終的に森口(松たか子)は、少年Aのもっとも弱い所を効果的に突いて復讐を果たした……かのように見せかけて
「ここが、あなたの本当の更生の始まりです」
と告げる。それは一見すると『子供を殺された親でありながら、最終的には悪人になりきれずに生徒の更生にかける健気な教育者』のようにも見えるんだけど、最後に付け加えられた
「……なーんてね」
という一言が観客を混乱させる。本当は、そういう『教育者』のフリをして、やっぱり少年Aを完膚なきまでに叩きのめしたかっただけなんじゃないか?子供のために復讐する。だけど自分は手を汚さず、相手が子供である事も一切意に介さず徹底的に追い詰めて弱点を突いて生涯消えないような傷を負わせて、それでも表面的に『結局は悪人になりきれない自分』を装うために
「更生の始まり」
という言葉を口にして見せただけなんじゃないか?





「……なーんてね」
というセリフは、映画版で付け加えられたセリフなんですね。原作にはない。でも私はこのセリフがあった事で、森口の『罪のない我が子をつまらない理由で殺された母親の狂気と、教育者としての葛藤』がより際立ったと思います。見終わった後に思わずニヤリと笑ってしまうというか、それが正しいのか間違ってるのかはともかく『復讐を果たした母親』に対して思わず喝采を叫びたくなるような、不思議な高揚感がありました。いや〜松たか子ってすごい。



帰ってから、原作をもう一度読み返しました。読み終わった後に
「なーんてね」
と心の中で呟いてみました。



2010年07月11日(日) ちゃんと投票も行きましたよ。

今日は、久々にミヅキの家に遊びに行きました。


3日前にミヅキから
『元気?気づけばずいぶん会ってないな〜と思ってメールしたよ。近いうちに時間とって会わない?』
と連絡が来まして。そういえばそうだな〜という事で、すぐ返信して今日の約束を取り付けました。ちょうど次郎君が
「多分日曜も仕事になる」
と言ってたので、休日に家にユウと2人っきり…はヒマを持て余すなぁ、どうしようかな〜と思ってたんだよね。



そしたら昨日になって次郎君が
「明日、休みになった」
とか言うので一瞬どうしようかと思ったのですが(笑)家にいても平日はできない作業をあれこれやりたいと言うので、じゃぁ遠慮なく。家で昼食を済ませ、近くのケーキ屋さんで手土産を買ってGO!です。


ミヅキんとこには小学生と幼児で計3人の男の子がいます。末っ子のカズはまだ1歳半なのでいいとして、長男ヒカルと次男ソラは(家にいれば)食べるよな…んでミヅキとユウと私、もしかしたら旦那さんも在宅かも?というわけでケーキを6個。さらに、ミヅキは旦那さんのご両親と二世帯住宅で同居してて、そこには義妹(旦那さんの妹さん)親子もちょいちょい遊びに来てるはずなので、お裾分け用も含めて12個入りの焼き菓子も購入。


ミヅキんちに着くちょっと前に、ユウが寝落ちしちゃいました。うん、昼食後のドライブだから寝るかもとは思ってた(苦笑)着いたらすぐにヒカルが玄関から顔を出しました。寝てるユウを抱っこして、自分の荷物持ってケーキの箱…ちょっと大変。
「ヒカル、ちょっとこのケーキの箱持ってって」
と言ったら
「違うよ!ソラだよ!」





……あ、本当だ。ごめん、素で間違えた(笑)





この兄弟、顔はそれほど似てません。ヒカルは旦那さん寄りの顔だし、逆にソラはミヅキの家系だな〜って顔立ち。でも不思議なもんで、ヒカルだけを見たら絶対間違えないのに、ソラだけを見ると時々間違えるんです(苦笑)多分、ヒカルがもっと小さかった頃のイメージと今のソラがちょうど同じぐらいなんだろうな(^^; 産まれた直後から知ってるせいか、未だに『ちっちゃい子』の感覚なんだよねぇ、2人とももう小学生なんだけど。



ユウは抱っこしたらすぐ起きました。まだちょっと眠かったみたいだけど、部屋に入ってケーキの箱を開けたら目が覚めたようです(笑)ミヅキがケーキを見て
「すご〜い!おいしそう(≧▽≦)!ヒカル、ソラ、じゃんけんして買った人から好きなの選ぶよ!」
と言ったのでユウのいちごショートだけは先に取らせてもらって、じゃんけん大会スタート。
「最初はグー!じゃんけんぽん!」
……ってミヅキも参加するんかい!!(爆)

私は基本的に自分が食べたいものばっかり選んで来てるのでどれでもいいよ〜って事で、一番に勝ったミヅキ(←おい)がバナナ入りのクレープケーキを取り、2番のソラはチョコレートのケーキ、真っ先に負けたヒカルがオレンジのタルトを取りました。私はミルフィーユにして、残ったレアチーズ(旦那さんいなかったので)は冷蔵庫へ。あ、末っ子のカズはお昼寝中。


ユウは最初は物珍しげにきょろきょろしてたんですが、家とは違う男の子のおもちゃにすぐ食いつきました。ヒカルとソラは同じ部屋にはいるんですが、さすがに昔のように親がしゃべってるのに割り込んできたりとかはしなくなりました。一緒にケーキを食べた後は、時々会話に参加しながらDSしたりテレビ見たり。でも個室にこもらずに一緒にリビングにいるあたり、男の子とは言ってもまだまだかわいげがあるなぁ(笑)物心ついた頃から知ってるので、あんまりお客さんって感覚じゃないんだろうね。



リビングから庭に出る所に屋根付きのウッドデッキができてて驚いてたら
「え、これもう多分1年ぐらい前に作ったよ?」
と言われてまたビックリ。え?そんなにここに来るの久しぶりだっけ?ていうか、よく考えたら多分会うのがお正月以来なんだよ。うひょ〜気づいたらもう半年会ってなかったのか!とお互い呆れるやら驚くやら。20年以上も付き合ってると、しばらく会ってないぐらいじゃ何の影響もないですね(^^;


2時間ほどしてカズの様子を見に行ったらちょうど起きたので、リビングに連れてきました。さすがに1歳半の子に半年前に会った人の記憶はなかったようで、私とユウを見て
「…………」
と固まってました。上2人と違って人見知りというか、照れ屋なとこがあるそうで、私が
「カズ、おいで〜」
と手を広げると
『いやいやいやそんな〜』
みたいな顔してちょっとだけニヤリと笑いながら目をそらすんです(笑)しばらくして完全に目が覚めてから、ユウと一緒にちょっと遊んだりしてました。


ソラやカズと一緒に家の中をうろちょろしてたユウが、ミヅキのお義母さんからお菓子をもらって戻ってきたので、お礼方々ちょいとご挨拶に。ミヅキが同居し始めた頃からちょいちょいお邪魔してるので、覚えてくださってます。


夕方までおしゃべりして、5時半ぐらいに失礼してきました。子どもがいると何かと中断されてなかなかゆっくりしゃべれないんだけど、やっぱりたまにこうやって会うとホッとします。


そしてユウはあと10分足らずで家に着く…というタイミングでまた寝落ち。そうだよね〜、ほんの15分ぐらい寝たとこでミヅキんちに着いちゃってそれからずっと遊んでたから、そりゃ寝るよね〜。夕飯が出来てから起こしたんですが全然起きず、帰る直前にお菓子食べてたからお腹も空いてないのかも?という事で、そのままパジャマに着替えさせて寝室へ。夜中に半端に起きないといいな〜。

(追記:ユウは本当にそのまま朝まで寝ました…)



2010年07月07日(水) 4〜6月期のドラマ感想。

4〜6月期のドラマが全部終わりましたので、感想など。


『絶対零度』
未解決事件の再捜査…というテーマ自体も割と好きなタイプで楽しみにしてたんですが、正直、上戸彩が予想以上に良かったです。

この人のドラマって実はあんまり見た事がないんですよ。見たいと思う物がなくて。今までちゃんと見たのが、大泉洋ちゃんと夫婦役で出てたコメディと、新人弁護士役で苦労してたのだったんです。で、個人的な感想としては、この人のイメージ的に『元気で明るくて前向き!』な役が多いんだろうけど、どちらかというと今回みたいな重めで社会派のドラマの方が向いてるんじゃないかと。少なくとも私は、テニスやバレーで悲劇のヒロインになってたりキャビンアテンダントでドタバタしてたりお嬢様だったりする上戸彩よりも、『ホカベン』や今回のような役柄の上戸彩の方がいい演技をしてるように見えて好きです。

長年未解決だった事件が、そううまい事毎回毎回解決するか?と突っ込みたい所もありましたが(笑)他のメンバーもいい味出してたし、見ごたえのあるドラマだったと思います。



『チーム・バチスタ2』
これは前作を旦那が見てて、時々一緒に見てたら「あれ?最終回見たっけ?」って状態でいつのまにか終わっちゃってたんですが(苦笑)今回も、最初は別にいいやと思ってたのに気付いたら途中から旦那と一緒に見てました。見たらおもしろいんだよねぇ。

最近、お笑い芸人さんが役者として意外といい仕事するなって人が多いと思うんですが(上の『絶対零度』にも宮迫さん出てたね)、このドラマのTKOの鶴瓶さんっぽい人(←こら)も意外な仕事っぷりに驚きました。シゲちゃんも出てたしー。



『Mother』
これに関しては』この日の日記で長々と語ってますのであまり書きませんが…実は、終わってからもふとした時に“奈緒とつぐみちゃんのその後”を考えてしまったりしてます。

2人の別れを丁寧に描くためだろうけど、最終回で、つぐみちゃん(玲南ちゃん)の実の母である仁美のその後がまったく出て来なかったんですよね。警察に任意同行された(ん?逮捕だった?)場面があったんですが、その後どうなったのかなーと。法律に詳しいわけじゃないのでよく判りませんが、前に実子に対する虐待で逮捕された女性に懲役6年の判決というニュースの記憶があります。仁美の場合は虐待に加えて『冬の北海道の夜に薄着の子供をビニール袋に入れて外に放置した』という、“未必の故意(明らかに手を下してはいないけど、死ぬかもしれないと判っててそうなってもいいという気持ちがあった状態)に寄る殺人未遂”がつくはず。だとしたら、多少の実刑にはなるのでは?

児童養護施設は、原則として18歳になったら退所しないといけません。作中で奈緒はつぐみちゃんに「成人したら会おう」と約束してましたが、普通に考えたらその前につぐみちゃんは退所して自活するかなんとかして進学するかって事になり、さらにその前におそらく仁美の刑期が終わって出所してきます。

『子供を虐待してた母親』に『虐待されてた子供』を返すなんて信じられないかもしれないけど、現代の児童福祉においては、親が本当に反省して子供とやり直す事を望めばそれが叶えられちゃうケースが多いらしいんです。(そうやって反省したフリをした親の元に子供を返す事で、さらなる悲劇が起きてしまうケースも多いんだけど。)実刑判決を受けて刑期を終えた親にも同じように対処されるのか判らないんだけど、もし出所してきた仁美が
「玲南と暮らしたい」
と望んだらどうなるんだろう?それとも、『もうママじゃないから』と一度バッサリ切り捨てられた仁美は、今さら娘と暮らすなんて望まないんだろうか?

いやむしろ、実刑判決が出なかったらどうなるんだろう?子供を殺しかけてまで縋りたかった男も同時期に逮捕されてたはずだし、この後仁美はどう生きるんだろう?

最終回で、おそらく障害がある子供をそれでも産んだ芽衣(奈緒の妹)と、子供を受け入れる決意をしたのか芽衣の所に戻ってきた元婚約者はその後どうなったんだろう?

なんか、奈緒とつぐみちゃんのその後だけじゃなく、いろんな登場人物のその後の生き方が気になっちゃって、放送が終わってからもしばらくあれこれ考えてました。虐待というテーマだけでなく、母が子を守るという事、子が母を求めるという事、広い意味での『母子のあり方』を問いかけるドラマだったなぁ…と思います。何年後かでいいから、その後のそれぞれの生き方とか2時間のスペシャルドラマにならないかなぁ。

……あまり書きませんが、と言いつつすっげぇ長くなっちゃった(苦笑)



『同窓会〜ラブアゲイン症候群〜』
昼ドラか韓国ドラマかってぐらい、ドロドロでベタで展開が早いドラマでしたが(笑)途中まではおもしろかったのに、最終回でなんか一気にチープな感じになっちゃって残念でした。

メンバーの1人が不治の病だというネタが出てきた辺りでイヤな予感はしたんだよね。最終回かその直前で死ぬんだろうなとは思ってたけど、その直前に廃校になる母校に集まって皆でパス回し…って、昭和の青春ドラマかと。陽子(斉藤由貴)が、預かってた愛人の子供をその愛人とやり直すという夫達に返す場面も、それなりに心を通わせたその子供が去っていく陽子に向かって『森のくまさん』を歌い出し、感無量の面持ちの愛人も一緒に歌う……見てる方がこっぱずかしくてゾワゾワしました。それでも、大久保(三上博史)が死んだ後に部屋で1人になった陽子が堰を切ったように泣く場面はすごかったけどね。

ラストで、やっぱり今は別れようと決めた朋美(黒木瞳)と杉山(高橋克典)。でも
「ちゃんと家族に納得してもらえるように頑張ろう。納得してもらえたら、1年後の今日、この時間にこの場所で。1年後が無理なら2年後、3年後」
………はい!?1年後の同じ日を目指して、お互い家族を説得しようと?それ、『別れる』って言うの?んで最後に1年後にその場所に朋美が向かうシーンがあったけど、1年かけてあの旦那を説得できたの?あのクソ生意気な娘を説得できたの?


個人的に、朋美の旦那と娘がめっちゃイライラしました(笑)チンケなプライドを振りかざして仕事も本気で探さずにだらだらと無職のまま妻の稼ぎに甘えてるくせに、妻の心変わりには狂ったように嫉妬する、つまらない男。父親以外の男に心を動かした母をヒステリックに責め立てて、
「そんなお母さんいらない、出て行って」
と言ったくせに、実際に母親が出て行くと
「ママがいない!どうしよう!?」
「パパじゃママの代わりにはならないよ」
と大慌てする娘。そのくせ、母親が帰ってくると
「子供が言った事を真に受けて出て行くなんて、そんな親いる?」
と不貞腐れる。

じゃぁ何か?妻は、夫がどんなにクズ野郎でも支えて尽くして立ててやらないといけないのか?母親は、子供にどんな暴言吐かれようと聖母のごとく許して家族のためだけに生きないといけないのか?ああいう父娘が身近にいたら、殴って説教したいぐらいです(笑)

その割に娘は最終回でいきなり
「ママの気持ちも判るような気がする…」
とか言いだすし。はぁ?どこかに、娘がそんな風に考えるきっかけになるような場面ありましたっけ?誰かと何か話すとか、たまたま母親の心情を知ってしまうとか、何かしらのきっかけもなくいきなりそんな判ったような事言われても…と、展開の陳腐さが際立ったシーンでしたね。

なんか最後の最後でとことんチープというか陳腐な展開になってしまって、全然納得いかない終わり方でした。






『素直になれなくて』
まず御大・北川先生に問いたい。





リンダ(玉山鉄二)は死ぬ必要があったのか!?





ナカジ(瑛太)への想いとか編集長との事とか、いろいろ思い悩んだ挙句衝動的に死のうとしてしまった…ってのは判る。でも、病気とか事故や災害での大けがならともかく、自殺しようと首を切って一命を取り留めた人が急変して亡くなるって、死因は何さ?本気で
「院内感染か!?」
と思いましたよ、あたしゃ(苦笑)

あと、ストーリーの展開上ツイッターが重要なのは判るんだけど、ハル(上野樹里)が教え子のドラッグ取引の現場に乗り込んで危険な目に遭ったあのシーン。いくらなんでもその状況でツイッターに『タスケテ』はないでしょう。普通は110番か、じゃないにしても誰かに電話しようよ。

桐子さん(井川遥)も、ハルにあんなに感情的に『圭介(ナカジ)はあたしの物なのよー!!きー!!』と主張してた割に旦那にばれたらあっさりナカジと別れちゃうし、実はドラッグから抜け出せてなくてハルの教え子達ともつるんでておいおい大丈夫か?と思われたハルの弟だって、最終回で
「今度こそ更生するから」
とかさらっと片づけられてるし、最初から最後まで意味ありげだったハルのお母さん(風吹ジュン)とナカジのお父さん(吉川晃司)も微妙に拍子抜けする別れ方だったし……なんか、あれこれと伏線を張りすぎて、結局どれも地味な終わり方になっちゃったって感じ。


まぁ青春ドラマらしく、ラストは主人公2人(ハルとナカジ)のこれからを予感させる終わり方で良かったんじゃないでしょうか。



『警視庁失踪人捜査課』
これ、最初は見てなかったんですが、途中で何気なく見たら面白かったのでそこから見ました。1話完結なので見やすくて良かったです。

時々ニュースなんかで聞くけど、失踪する人ってすごく多いらしいです。番組HPによると、1日に200人以上の失踪者が出てる計算になるんだとか。その中には自分の意志で姿を消した人もいるだろうし、何かの事件や事故に巻き込まれて誰にも見つけてもらえないまま帰らぬ人となってる人もいる…いずれにしても、残された人は堪らないと思います。生きてるのか死んでるのかもわからない、無事ならせめてそれだけでも知らせてほしい、何か困った事に巻き込まれてるのなら助けてあげたい…現実には、失踪届が出される人の数が多すぎて、事件性が強い(と思われる)ケース以外はあんまり探してもらえないんですよね。

自分の大事な人が急にいなくなった時に、こんな風に一生懸命探してくれる刑事さんがいたらいいな〜と思いました。

エロのかけらも見せない沢村さんも、それはそれで悪くないですね(笑)



『怪物くん』
同じように思ってた人多いと思うんだけど、これ、始まる前は絶対コケると思ってました(笑)

でも好奇心というか怖い物見たさみたいな感じで見始めた旦那が
「意外とおもしろいよ。大野君がいい」
と言うので見てみたら………あら?本当だ。原作の怪物くんがどんなんだったかあんまり覚えてないんだけど(アニメがあってた頃はまだ小学校入る前だったので)、短気ですぐやさぐれるキャラが大野君に意外と似合ってる。

あとやっぱり、チェ・ホンマンのキャスティングの絶妙さですね(笑)



『新参者』
最近、東野圭吾作品のドラマ化多いなぁ。でもこれも原作は読んでないのですが楽しみにしてました。

加賀刑事がいろんな事件を解決していく話なのかと思ってたら、容疑者を1人ずつ消去法で減らしながら1つの事件を解決する話だったんですね。しかもその容疑者達が、いちいち怪しいんだけど謎が解けてみたらみんなごく普通のいい人達で…最後の真犯人はあまりにも予想外で、正直
「……へ?」
となりました(苦笑)そ、そんな途中から出て来て特に目立ってもなかった人が犯人でいいの?みたいな(^^;

あとこれは内容とは関係ないんだけど、速水もこみちってちょっと演技上手くなった?



今回は結構たくさん見れましたね。満足度が高かったのは『Mother』『絶対零度』『新参者』かな。で、残念ながら挫折したのが『月の恋人』。キムタクの久々のラブストーリー!と散々宣伝してましたが、初回を見ただけでもうお腹いっぱいになってしまいました。

若くてイケメンのやり手社長に、周囲を取り巻く美女達。工場で働いてた貧しい女の子が見初められていきなりモデルになるシンデレラストーリー。なんかもうバブル期のドラマか!?って感じで、あー多分最後はこのモデルの子か篠原涼子とくっつくんだろうなーみたいな。いろんなとこで言われてるけど、キムタクってどんな役をやっても演技が同じなんだよね。


んでもう1つ挫折したのが『ハガネの女』。吉瀬美智子さん大好きなので楽しみにしてたんですが、子供がわらわら出てくるのも苦手だしイジメの話も苦手だしで、最初は一応録画してたんですが周囲の評判だけで
「これは無理だ」
と削除しちゃいました。ごめんなさい。



夏の新ドラマもぼちぼち始まってますので、初回を見たらまた書きます。



2010年07月04日(日) これってクレーマー?

ど〜〜〜にもモヤモヤするので吐かせてください…。


今日は、日曜だけど次郎君が仕事でした。そしたら両親が
『2人で○○ランドに行こうと思ってるんだけど、ヒマならユウも連れて一緒に行く?』
と誘ってくれまして。

○○ランドというのは、実家の割と近くにあるいわゆる健康ランド的な温泉施設。そこでビンゴ大会があるそうで、ヒマつぶしも兼ねて温泉入りに行こうと計画してたらしいんですね。ビンゴの1等が大型テレビだったので、それ狙いで(笑)


雨も降ってたし、ユウと2人で1日中家にいても確かにヒマなので、一緒に行く事にしました。



ついたらまずは温泉に入って、上がったらビンゴ大会の会場である大食堂へ。席を確保して、母はビンゴカードが1枚オマケでついてくるという限定の定食、私は日替わり定食を、ユウには単品で月見そばを注文しました。父は長風呂なので、ビンゴが始まるギリギリぐらいに来るんじゃない?と。


私達が注文した後、隣の席に年配の女性2人と子供2人という4人連れが座りました。食堂の座敷だったので、1グループごとのテーブルじゃなくて長テーブルに相席です。しばらくしてユウのおそばが運ばれて来て、母は待つ間にビンゴカードを買いに行きました。ユウにそばを取り分けてあげたりしていたら、店員さんが来て
「日替わり定食のお客様は…」
ユウに気を取られてて一瞬気づかなくて
「あ、私か」
と思ったその時、隣のグループのおばさんが
「はい、こっち」
と言っちゃったんです。


え!?……と思ったんですが、ユウは
「ママ、かまぼこ!」(←取り分け用の器に入れてくれ!の意)
と主張してるし、おばさんはおばさんでさっさと食べ始めてしまったので
「それ、多分おばさんじゃなくて私の…」
と言うタイミングを逃してしまい、結局
「まぁいいか、どうせユウの相手でしばらくは食べられないだろうし、お母さんのもまだ来てないし」
と思って、そのままにしちゃったんですね。この後、結果的にとんでもなく待たされたんですが、この時点ではそこまで待つはめになると思ってなかったってのもある。


カードを買った母が戻ってきて、しばらくしたら母が注文した定食も来て、でもまだまだ私の分は来ません。隣のグループのお子さん2人の分も運ばれて来て、私と隣のグループのもう1人のおばさんだけがまだの状態。いい加減お腹すいたな〜…と思いながらとっくに食べ終わったユウと遊んでたら、隣のおばさんが近くを通った店員さんを呼び止めました。

「私とこの人(連れのおばさん)同じ物を頼んだのに、私のだけ先に来てこの人のまだ来ないのよ。私もう食べ終わっちゃいそうなんだけど、なんでこんなに遅いの?」

……それは多分、あなたが今食べてるのは本来あなたのじゃないから…と心の中で突っ込みつつ、でもそれはそれとして、私とそのおばさん達が注文した時間差を考慮しても、出てくるのが遅いんじゃない?…とは私も思ってました。それで様子を見てたら、しばらくして隣のおばさんの所には日替わり定食が来たじゃないですか!ちょっと待て、そこだけ!?

慌てて私も持ってきたその人を呼び止めて
「すいません、私もそちらと同じ物を先に(←ささやかに主張)注文してたんですけど、私のはまだですか?」
と尋ねると、5分と待たずに定食が出てきました。


………チキンカツが完全に冷めてたんだよね。考えすぎかもしれないけど、本当はもう出来てて、でも運ぶ人が足りないとかどの席で注文されたのかわからなくなったとかで放置されてたんじゃないでしょうね?



なんかイヤな感じだな〜と思いつつも、でも最初に隣のおばさんが『私の』と言った時点で
「いや、私が先に注文してたんで私のです」
って言えば良かったんだよな…と思いなおし、まぁいいかと食べ始めました。


そしたら。


定食にミニうどんがついてたんです。大根おろしと大葉が載ってて、どうやら冷たいうどんらしい。ただ、見た感じ、出汁とかつゆがかかってる感じがしないんですよ。

器の底に溜まってるのかな?とかき混ぜてみたけど、それらしい色は出てこない。念のためにちょっと食べてみましたが、やっぱり何の味もしない。こりゃ間違いないわ、何もかかってない。


麺つゆとかをかけて混ぜる、いわゆる『ぶっかけ』かな?と思いましたが、定食のトレイの上を見ても“これをかけてね”って感じのつゆはありません。困っていると、ふとテーブルに置いてある醤油が目に留まりました。普通の醤油さしじゃなくて、ちっちゃいボトル入りの出汁醤油。もしかしてこれをかけろって事?でもそれだったら料理を運んできた時に何か一言ないか?

……と思いつつもとりあえず醤油をちょっとかけてみました。いや、でもやっぱりこれはなんか違和感があるよ…とうどんを見ながら固まっていると、隣のおばさんが言いました。
「もしかして、あなたのうどんも出汁がかかってなかったんじゃない?」



……あなたのうどん『も』



「この人(隣のおばさん)のうどんも出汁がかかってなくて、私さっきわざわざもらいに行ったのよ。私のうどんにはちゃんと出汁が入ってたもの。あなたのうどんも出汁を入れ忘れられたんじゃない?」


マジですかー(脱力)


やっぱそうだよねー、本場の讃岐うどんならともかく、こんな所の定食にくっついてるうどんで『生醤油をかけて食え』はないよねー(泣)


なんかもううんざりしたんですが、でもさすがにそのまま食べる気にもなれず、近くを通った店員さんをまた呼び止めて
「すいません、これ、出汁がかかってなかったみたいなんですけど…味がしなかったんで醤油かけちゃったんですけど」
と器を渡しました。


そしたら。(二度目)



その店員(←もう『さん』をつけるのもイヤ)
「あ、そうですか」
だけ言って持って行ったんです。


いやいやいやちょっと待てや。そこ、まずは謝るとこじゃない?『そうですか』だけで終わりってアリ?

しかも持ってきた器を見たら、私が醤油をかけちゃったうどんにそのまま出汁を入れて持ってきてる!!!


さすがに『待てゴルァ!』という気分になり
「さっき言いましたけど、これ、醤油をかけちゃったんです。それにそのまま出汁を入れて持ってこられても!」
とちょっとあからさまに苛立ちを態度に出して言うと
「あ、じゃぁ取り替えましょうか」




だからまずは謝らんかい!!




さすがに母も見ててちょっと呆れたようで、しばらく2人で
「普通はまず謝らない?」
「若いバイトとかならともかく、いい年のおじさんでアレはないでしょ」
とボソボソと言い合ってたんですが、なんかもう気のせいかうどんの出汁が辛いんですよ。あのオッサン、取り替えたんじゃなくて混ぜて醤油かけたのを目立たなくしたうえで新たに大根おろし乗っけてごまかしたんじゃねぇだろうな!?と邪推したくなる味。



早々と食べ終わったユウが退屈して
「またプール行くー」(←温泉の中にプールがあった)
と言うので、遅れてきた父と入れ替わりに母がユウを連れて温泉へ。私が両親の分もビンゴカードを見ながら父の食事に付き合い、どうにも気持ちが治まらなかったので食堂の入口に置いてあったお客様アンケートに事の次第を一通り書いて、出る時に入れてきちゃいました。

いや、わかってるんですよ。最初に料理が運ばれてきた時点で、私が
「すみません、それ多分私のです」
って主張しとけば、出汁抜きのうどんがついた2つの日替わり定食は隣のおばさん達に運ばれて
「ちょっと!2つともうどんに味がないわよ!」
とおばさん達を怒らせて、私には無関係な出来事で済んだはずなんです。最初に持ってきた店員さん(これは上記のオッサン店員とは違う人)が先に『私の』と言っちゃった人に渡しちゃったのは仕方がないし、私が先に同じ物を注文してた事を知らないおばさんが自分のがもう来たと思ってしまったのも仕方ない。そこで私がいや自分のだと言えば良かった話なんですが、それはそれとして、『出汁がかかってない』と申し出た時のオッサン店員の対応は接客業としてお粗末すぎるでしょう。

父が
「住所とか書いておけば、お詫びに入浴券ぐらい送ってくるかもしれんぞ?」
と言いましたが、下手に謝られてもウザいので無記名で。
『ビンゴ大会で混雑してて忙しい時間帯だったのはわかりますが』
と状況を慮る一言を入れたのがせめてもの情けだ、まったくもう。




夜、帰宅した次郎君に今日の出来事を話したら
「お前……なんでそこで直接言わないの。俺ならその場で口うるさく言うぞ?それはその場で怒っていいレベルだと思うぞ?」
と呆れられました。あ、やっぱりもっと怒っても良かったのか?


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咲良 [MAIL]

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